JP3589893B2 - 触媒バグフィルタ製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、触媒を付着させたバグフィルタの製造装置(以下、触媒バグフィルタ製造装置という)に関し、特に排ガス中のNOx濃度が急変しやすいごみ焼却炉などの燃焼炉における排ガス中の窒素酸化物、ダイオキシンなどの有害成分を効率よく低減する燃焼炉排ガス処理用触媒バグフィルタの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術に係る触媒バグフィルタの製法は、円筒袋状のバグフィルタをスラリー槽内の触媒スラリ中に浸漬した後、引き上げて乾燥する、いわゆる単純コーティング法が知られており、これによりほぼ一様に触媒が付着した触媒バグフィルタを得ることができる(特開平5−7716)。該触媒バグフィルタは、例えば還元脱硝触媒の場合、その上流にアンモニアをガスまたは水溶液を吹き込むことにより、排ガス中のNOxを還元除去できる他、ガス状ダイオキシン類の分解も可能である。
【0003】
また、図3に示すように、触媒スラリを貯留する容器2、撹拌機3、バグフィルタ5を鉛直方向に上下運動できる駆動装置6を備え、2組の絞りローラ4を該触媒スラリ貯留容器2の触媒スラリ面よりも上の位置に備え、バグフィルタを触媒スラリ中に浸漬、含浸させるための支持ローラ7を、該触媒スラリ貯留容器の触媒スラリ面よりも下の位置に備え、バグフィルタ5を該触媒スラリ貯留容器内で該支持ローラ7を介してU字型に装着して、該駆動装置6によりバグフィルタを鉛直方向に上下運動させ、上記絞りローラ4にバグフィルタを挟み込みながら内部に触媒スラリを含浸させる、いわゆる触媒ロール圧着含浸法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの方式によると、以下の問題点がある。まず、単純コーティング法では、バグフィルタの表面の親水性が低い場合には、触媒スラリがろ布内部に浸透するのに時間がかかるため、生産効率が低下する。また、実機に装着されるバグフィルタのサイズは130〜170mmφ×6〜7mのように大型のものがあり、横置きのバグフィルタを含浸させる装置では、設置面積が大きくなる。
【0005】
また、図3に示すような触媒ロール圧着含浸方式の製造装置の場合、円筒状のバグフィルタに触媒を塗布する場合には、バグフィルタ両端部14に実機装着用の金具が縫合されており、絞りローラにて挟み込めないために、触媒スラリが含浸されないという問題点があり、該両端部14は別個スラリ貯留容器内に浸漬させる必要がある。
【0006】
さらに、図3の製造装置の場合、触媒スラリの濃度が高くなると上記絞りローラ4上に触媒が付着して、触媒層が形成され、一様な触媒の塗布を妨害する傾向が見られ、その触媒層を除去するために調製が中断され、結果として調製に時間がかかってしまう。
また、従来、バグフィルタに触媒を塗布後、長尺のバグフィルタを鉛直方向に吊るして、水切りを行なっていたが、重力により、鉛直下方向に触媒が移動し、バグフィルタ下部分の触媒付着量が多くなる傾向が見られた。
【0007】
本発明の目的は、円筒状のバグフィルタに触媒を一様に塗布でき、調製時間を短縮できる触媒ロール圧着含浸方式の製造装置において、ろ布の上下端部を含め全体に一様に触媒を塗布でき、また触媒スラリを塗布した後の乾燥工程において、触媒の重力による移動がなく、均一な塗布を達成することができる触媒バグフィルタ製造装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記問題点は、本発明における触媒バグフィルタ製造装置を以下のような構成にすることで解決できる。
すなわち、本発明は、
(1)触媒スラリの貯留容器と、前記貯留容器内に設けられた攪拌手段およびバグフィルタの支持ローラと、該支持ローラにU字型にバグフィルタを巻き回して両端を触媒スラリの液面上方に懸架するバグフィルタの懸架手段と、触媒スラリの液面の上に設けられた、バグフィルタの絞りローラと、前記懸架手段に連設され、前記バグフィルタを前記絞りローラを介して鉛直方向に上下運動させる駆動手段とを有する触媒バグフィルタ装置において、前記絞りローラの間隙に触媒スラリを噴霧する噴霧装置と、前記貯留容器中の触媒スラリの一部を抜き出し、前記噴霧装置に供給する循環手段とを有することを特徴とする触媒バグフィルタ製造装置。
(2)前記触媒バグフィルタ製造装置に、さらに触媒バグフィルタ装置の乾燥装置および表面処理装置を付設したことを特徴とする(1)記載の触媒バグフィルタ製造装置。
【0009】
本発明によれば、絞りローラに触媒スラリを噴霧する手段を設けたことにより、バグフィルタの両端部を含む全体に一様に触媒スラリが塗布され、絞りローラにより触媒スラリを圧着含浸することができる。その結果、表面の親水性が低いバグフィルタにおいても、短時間で、一様な濃度の触媒バグフィルタを調製することが可能となる。また長尺(6〜7m)のものを担持させる場合も設置面積をあまり多くとらないですむ。
【0010】
また、上記製造装置において、さらに、熱風等による乾燥装置、および表面処理装置を付加することにより、バグフィルタに触媒スラリを塗布した後、熱風等により表面乾燥して、一様な濃度の触媒バグフィルタを調製後、バグフィルタの外表面を、表面処理装置で清掃して、該バグフィルタ外表面に付着した触媒を除去することにより、圧力損失を小さくし、取り扱いが容易な触媒バグフィルタを製造することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施例によりさらに詳細に説明する。
図1は、本発明に係る燃焼炉排ガス処理用の触媒バグフィルタの製造装置の説明図である。
【0012】
本装置は、触媒スラリ1を貯留する容器2、撹拌機3、バグフィルタ5をワイヤ19およびフック13により懸架して鉛直方向に上下運動できる駆動装置6を備え、2組の絞りローラ4を該触媒スラリ貯留容器2の触媒スラリの液面よりも上の位置に備え、1組の含浸支持ローラ7を該触媒スラリ貯留容器2の触媒スラリの液面よりも下の位置に備え、バグフィルタ5を該触媒スラリ貯留容器2内でU字型に巻き回して、前記駆動装置6のフック13に係止したものからなり、さらに触媒スラリ1を循環させる循環ポンプ8、配管12および触媒スラリ1を絞りローラ4の間隙に噴霧させるための噴霧ノズル9を備えている。該駆動装置6によりバグフィルタ5を鉛直方向に上下運動させ、バグフィルタ5を含浸支持ローラ7を介して上記絞りローラ4に挟み込みながら内部に触媒スラリを圧着含浸させる。絞りローラ4は、ゴムローラ、金属ローラ、テフロンローラなどさまざまな材質のものが使用できる。この実施例によれば、バグフィルタ5は絞りローラ4に挟み込まれながら内部に触媒スラリ1を圧着含浸されるが、上記絞りローラ4の間隙に上記噴霧ノズル9を設けたことにより、上記絞りローラ4を湿潤させて乾燥を防ぎ、また絞りローラ4上に触媒が付着して安定な製造が阻害されるのを防止するとともに、バグフィルタ5の上下端部を含む全体に一様に触媒スラリ1を塗布することができる。
【0013】
次に図2は、乾燥工程を付加した本発明の他の実施例を示す触媒バグフィルタ製造装置の説明図である。この装置は、図1に示した製造装置に、さらに乾燥装置10、表面処理装置11を付加したものである。バグフィルタ5に触媒スラリ1を塗布した後、バグフィルタの一端をフック13から取り外して水平方向にバグフィルタを移動し、熱風炉、ヒータなどから成る乾燥装置10を通過させ、速やかに表面を乾燥して、一様な濃度の触媒バグフィルタを調製する。その後、バグフィルタの外表面を、上記表面処理装置11で清掃して、該バグフィルタ外表面に付着した触媒を除去する。上記表面処理装置11としては、バグフィルタの表面を傷つけない程度に清掃できるものであればよく、例えば複数の熊手状の金属棒、金属板、金属繊維、化学繊維、フェルトまたは動物体毛などの加工品などが使用可能である。この実施例によれば、乾燥時に重力による濃度むらなどを生じることなく、バグフィルタ5の表面に一層均一な濃度で触媒を付着させることができ、また表面が清掃されることから、触媒バグフィルタの圧力損失を小さくし、また取扱いが容易になるなどの利点がある。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、バグフィルタの両端部を含み、全体に触媒スラリを均一に塗布することができ、また特定の乾燥手段等を付加することにより、より均一で、かつ取扱いの容易な触媒バグフィルタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す触媒バグフィルタ装置の説明図。
【図2】乾燥装置を有する本発明の触媒バグフィルタ製造装置の説明図。
【図3】従来の触媒ロール圧着含浸方式の触媒バグフィルタ製造装置の説明図。
【符号の説明】
1…触媒スラリ、2…容器、3…攪拌機、4…絞りローラ、5…バグフィルタ、6…駆動装置、7…圧着担持ローラ、8…循環ポンプ、9…噴霧ノズル、10…乾燥装置、11…表面処理装置、12…配管、13…バグフィルタ固定具(フック)、14…バグフィルタ両端部、15…ワイヤ。

Claims (2)

  1. 触媒スラリの貯留容器と、前記貯留容器内に設けられた攪拌手段およびバグフィルタの支持ローラと、該支持ローラにU字型にバグフィルタを巻き回して両端を触媒スラリの液面上方に懸架するバグフィルタの懸架手段と、触媒スラリの液面の上に設けられた、バグフィルタの絞りローラと、前記懸架手段に連設され、前記バグフィルタを前記絞りローラを介して鉛直方向に上下運動させる駆動手段とを有する触媒バグフィルタ装置において、前記絞りローラの間隙に触媒スラリを噴霧する噴霧装置と、前記貯留容器中の触媒スラリの一部を抜き出し、前記噴霧装置に供給する循環手段とを有することを特徴とする触媒バグフィルタ製造装置。
  2. 前記触媒バグフィルタ製造装置に、さらに触媒バグフィルタ装置の乾燥装置および表面処理装置を付設したことを特徴とする請求項1記載の触媒バグフィルタ製造装置。
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