JP3588450B2 - スクロール圧縮機用の耐軸方向力回転止め軸受け、スクロール圧縮機用の改良型回転止め装置、及び耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機用の耐軸方向力回転止め軸受け、スクロール圧縮機用の改良型回転止め装置、及び耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧縮機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、流体、たとえば冷却用の冷媒または周囲空気などのガスを圧縮して、圧縮空気供給源を提供するために使用されるスクロール圧縮機に関する。特に本発明は、そのような回転スクロール圧縮機において、軸方向圧縮力に耐える軸方向支持体に関する。
【0002】
【関連出願】
本出願は、同日付けで出願した整理番号SAS14616の「スクロール圧縮機用のチップシール組立体、及び該チップシール組立体を備えるスクロール圧縮機」、整理番号SAS14624の「スクロール圧縮機用の回転止め装置、スクロール圧縮機用の改良型回転止め装置、及び該回転止め装置を備えるスクロール圧縮機」、整理番号SAS14625の「スクロール圧縮機用のクランクシャフト組立体、スクロール圧縮機用の改良型クランクシャフト組立体、及び該クランクシャフト組立体を備えるスクロール圧縮機」、整理番号SAS14626の「スクロール圧縮機用の空気入口弁組立体、スクロール圧縮機用の改良型空気入口弁組立体、及び該空気入口弁組立体を備えるスクロール圧縮機」、及び整理番号SAS14627の「スクロール圧縮機の回転止め組立体用の潤滑装置、改良型潤滑装置、及び回転止め装置および該回転止め装置用の改良型潤滑装置を含むスクロール圧縮機」に開示されているものと同様な主題を扱っている。
上記相互参照された同時係属中の出願の各々に開示されている主題は、本明細書に完全に述べられた場合と同じ効果を有して、参照として本明細書に明確に援用される。
【0003】
【従来の技術】
所謂「スクロール」圧縮機は、往復動形圧縮機より優れた多くの利点を有するため、最近では、幅広く、特に冷却および空調の分野で適用されている。これらの利点として、作動音が小さいこと、圧縮弁、ピストン、ピストンリングおよびシリンダなどの「消耗部品」が少ないこと(従って、メンテナンスが削減されること)、往復動形圧縮機構造と対比して効率が向上することがある。
【0004】
スクロール圧縮機の消耗部品の数は、往復動形圧縮機と比較して減少しているであろうが、それでも相互に移動する多数の表面があり、これらの表面間の潤滑を無視することができない。冷媒スクロール圧縮機(たとえば、空調などに使用されるスクロール圧縮機)用の1つの構造は、圧縮機ハウジングの最下部に位置する油溜めと、圧縮機の可動部品を潤滑するためにこの油溜めから油を引き上げる油ポンプとを用いている。そのような構造の潤滑剤として使用される油は、圧縮中の空気と比較的自由に混合することができる。冷媒中に懸濁した潤滑油の大部分は、冷媒の流れ方向の変化と、冷媒が圧縮機内に位置する表面と衝突することによって冷媒から分離される。分離された後、油は、油溜めに排出される。
【0005】
しかし、ガスは潤滑油と比較的自由に混合することができるため、スクロール圧縮機から流出する圧縮ガスは、依然として油の含有量が比較的高い。そのような含有油は、圧縮ガス供給システムに持ち込まれると、動力源として圧縮ガス供給源を使用する空気駆動式機構(たとえば、空気駆動式工具、ブレーキなど)の寿命の短縮などの悪影響を与えるであろう。
【0006】
【発明の目的】
本発明の1つの目的は、圧縮機の様々な可動部品を潤滑するために使用される潤滑剤が、圧縮中のガスと混合しない点で、「オイルレス」である回転スクロール圧縮機の提供である。このため、潤滑剤による圧縮ガスの汚染がまったくなく、圧縮ガスを利用する前に圧縮ガスから潤滑剤を分離するための特別な装備または構造を追加して用いる必要がない。
【0007】
本発明の別の目的は、回転スクロール圧縮機用で、圧縮装置内の圧縮ガスによって加えられる軸方向力に耐えることができ、静止および軌道運動スクロール部材を分離させようとするこれらの軸方向力を補償するために、背圧を用いる必要がない新規の発明的耐軸方向荷重回転止め軸受け装置の提供である。この新規の発明的耐軸方向荷重回転止め軸受け装置は、最も好ましくは、そのような軸方向力を直接的に無力化するためにアンギュラコンタクト軸受け組立体を用いている。
【0008】
本発明のさらなる目的は、製造コストが低く、作動信頼性が高い耐軸方向荷重回転止め軸受けの提供である。
【0009】
本発明の上記目的および利点に加えて、以下の発明の詳細な説明を特に添付図面および請求項と組み合わせて考えた時、当該技術分野の専門家には本発明の様々な他の目的および利点がより容易に明らかになるであろう。
【0010】
【発明の概要】
1つの態様では、本発明は、包括的に、ハウジングと、ハウジングに対してほぼ静止状態でハウジング内に取り付けられ、静止らせん状フランジを突出させた静止スクロール部材と、ハウジング内に配置され、軌道運動らせん状フランジを突出させた軌道運動スクロール部材とを含み、静止および軌道運動らせん状フランジは、互いに嵌め合わされて噛み合うことによって、それらの間にらせん状に移動する圧縮ポケットを形成することができ、静止および軌道運動スクロール部材の各々は、実質的な中心軸線を有しており、さらに、軌道運動スクロール部材の中心軸線を静止スクロール部材の中心軸線周りに軌道半径で軌道運動するように駆動する軌道運動駆動機構を含むスクロール圧縮機用の、半径方向および軸方向力の両方に耐えることができる耐軸方向力回転止め軸受けであって、静止スクロール部材に対してほぼ静止状態に取り付けられた第1軸受け部材と、軌道運動スクロール部材に取り付けられた第2軸受け部材と、第1および第2軸受け部材を相互連結するクランク部材とを含み、クランク部材は、第1軸受け部材に回転可能に係合する第1シャフト部分と、第2軸受け部材に回転可能に係合する第2シャフト部分とを有しており、クランク部材の第1および第2シャフト部分は、互いに対して半径方向オフセットを有しており、第1軸受け部材および第2軸受け部材の少なくとも一方が、静止および軌道運動スクロール部材の中心軸線の方向突出した軸受け表面を含むアンギュラコンタクト軸受け組立体を含み、さらに、軌道運動スクロール部材に取り付けられた第2軸受け部材内に回転可能に取り付けられたブッシュ部材を含み、クランク部材の第2シャフト部分は、ブッシュ部材に連結されている耐軸方向力回転止め軸受けを特徴としている。
【0011】
別の態様では、本発明は、包括的に、上記形式の回転スクロール圧縮機の改良であって、半径方向および軸方向力の両方に耐えることができ、静止スクロール部材に対して固定された圧縮機ハウジングに取り付けられた第1軸受け部材と、軌道運動スクロール部材に取り付けられた第2軸受け部材と、第1および第2軸受け部材を相互連結するクランク部材とを含み、クランク部材は、第1軸受け部材に回転可能に係合する第1シャフト部分と、第2軸受け部材に回転可能に係合する第2シャフト部分とを有しており、第1および第2シャフト部分は、互いに対して半径方向オフセットを有しており、第1および第2軸受け部材の少なくとも一方が、静止および軌道運動スクロール部材の中心軸線の方向突出した軸受け表面を含むアンギュラコンタクト軸受け組立体を含み、さらに、軌道運動スクロール部材に取り付けられた第2軸受け部材内に回転可能に取り付けられたブッシュ部材を含み、クランク部材の第2シャフト部分は、ブッシュ部材に連結されている耐軸方向力回転止め軸受けを設けた改良を特徴としている。
【0012】
さらに別の態様では、本発明は、包括的に、耐軸方向力回転止め装置を含むスクロール圧縮機であって、ハウジングと、ハウジングに対してほぼ静止状態でハウジング内に取り付けられ、静止らせん状フランジを有する静止スクロール部材と、ハウジング内に配置され、軌道運動らせん状フランジを有する軌道運動スクロール部材とを含み、静止および軌道運動らせん状フランジは、互いに嵌め合わされて噛み合うことによって、それらの間にらせん状に移動する圧縮ポケットを形成することができ、静止および軌道運動スクロール部材の各々は、実質的な中心軸線を有しており、さらに、軌道運動スクロール部材の中心軸線を静止スクロール部材の中心軸線周りに軌道半径で軌道運動するように駆動する軌道運動駆動機構を含み、耐軸方向力回転止め装置は、静止スクロール部材の中心軸線周りの軌道運動スクロール部材の中心軸線の軌道運動中、軌道運動スクロール部材を静止スクロール部材に対してほぼ非回転状態に維持するためのものであって、半径方向および軸方向力の両方に耐えることができ、静止スクロール部材に対してほぼ静止状態に取り付けられた第1軸受け部材と、軌道運動スクロール部材に取り付けられた第2軸受け部材と、第1および第2軸受け部材を相互連結するクランク部材とを含み、クランク部材は、第1軸受け部材に回転可能に係合する第1シャフト部分と、第2軸受け部材に回転可能に係合する第2シャフト部分とを有しており、クランク部材の第1および第2シャフト部分は、互いに対して半径方向オフセットを有しており、第1軸受け部材および第2軸受け部材の少なくとも一方が、静止および軌道運動スクロール部材の中心軸線の方向突出した軸受け表面を含むアンギュラコンタクト軸受け組立体を含み、さらに、軌道運動スクロール部材に取り付けられた第2軸受け部材内に回転可能に取り付けられたブッシュ部材を含み、クランク部材の第2シャフト部分は、ブッシュ部材に連結されているようにしたスクロール圧縮機を特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、添付の図面を参照しながら、特に好適な実施形態によって本発明を説明する。
【0014】
本発明をさらに詳細に説明する前に、本発明を明確にすると共に理解し易くするために、幾つかの図面を通じて同一機能を有する同一部材に、同一の参照番号を付していることに注意されたい。
【0015】
まず図1および図2を参照すると、本発明に従って構成されて、包括的に参照番号10で示されたスクロール圧縮機は、一般的に、軸受けキャップ12と、軸受けキャップ12内に配置されたクランクシャフト14と、静止スクロール16とを含む。静止スクロール16は、ボルト18を関連のワッシャ、ロックワッシャなどと共に円形配列することによって、軸受けキャップ12にボルト留めされている。静止スクロール16自体には、それからの熱の消散を改善するために一連の放射状延在フィン20が設けられている。現時点で好適な実施形態では、放射状延在フィン20は、好ましくは別体のボルト留め(bolt−on)ヒートシンクの形で提供されている。しかし、放射状延在フィン20を静止スクロール16と一体状に設けることもできる。フード22が放射状延在フィン20をほぼ覆っており、熱の消散を助けるために、周囲空気を好ましくは静止スクロール16および放射状延在フィン20に向けて強制的に送り込むための強制空気取り入れ口24を備えている。この強制空気は、中央孔26と、フード22の周辺部付近に設けられた開口28および30とを通って逃げる。中央孔26は、また、静止スクロール16の中心に位置する圧縮空気排出ポート32用の隙間を提供している一方、周辺開口30も、静止スクロール16の周辺部分に配置された空気入口弁組立体34用の隙間を提供している。
【0016】
クランクシャフト14は、所望の回転動力源によって軸受けキャップ12内で回転駆動される。たとえば、ディーゼルまたは電気鉄道輸送車両(たとえば、列車または軽便鉄道車両)の空気圧ブレーキシステム用の圧縮空気を供給するためにスクロール圧縮機10を使用しようとする場合、クランクシャフト14は、一般的に、電気モータによって回転駆動されるであろう。クランクシャフト14は、軌道運動スクロール部材36を軸受けキャップ12内で軌道運動するように駆動する。軌道運動スクロール部材36は、好ましくは静止スクロール16と一体成形されて詳細に後述する静止スクロール部材37(図3および図4を参照)と噛み合っている。軌道運動スクロール部材36をそのように軌道運動させる機構について、ここで図3、図6および図7を参照しながらさらに明確に説明する。
【0017】
クランクシャフト14は、クランクシャフト14が所望の動力源によって回転駆動される時の中心となる回転中心軸線40を有する細長いシャフト部分38を含む。軌道運動円筒形軸受け42が、軌道運動スクロール部材36に近接したクランクシャフト14の第1先端部に取り付けられている。好ましくは、軌道運動スクロール部材36に近接したクランクシャフトのこの第1先端部に、凹状カップ部分44が一体成形されており、軌道運動円筒形軸受け42がこの凹状カップ部分44内に収容されている。軌道運動スクロール部材36も中心軸線46を有し、この中心軸線46に沿って軌道運動円筒形軸受け42内へ突出して軌道運動円筒形軸受け42に回転係合するハブ部分48を備えている。軌道運動円筒形軸受け42は、クランクシャフトの回転中心軸線から距離rだけ半径方向にずれるように配置されており、その結果、軌道運動円筒形軸受け42、ハブ部分48および軌道運動スクロール部材36自体のすべてが、クランクシャフト14によって駆動されて、クランクシャフト14の中心軸線40を中心にしてrの軌道半径を有する軌道運動を行う。
【0018】
軌道運動円筒形軸受け42への潤滑油進入路を提供するために、クランクシャフト14の他方の第2先端部から軌道運動円筒形軸受け42に近接した点まで延在する潤滑油チャネル50が設けられている。好ましくは、図示のように、潤滑油チャネル50は、クランクシャフト部材14の中心軸線40に沿って凹状カップ部分44まで延在している。潤滑油チャネル50を設けることによって、メンテナンスの間、容易に接近できる単一の見易い点、すなわち、クランクシャフト14の第2先端部から軌道運動円筒形軸受け42に注油することができる。
【0019】
潤滑油チャネル50は、また、スクロール圧縮機10の組み立て中に別の機能を果たす。具体的に言うと、組み立て中に、軌道運動スクロール部材36のハブ部分48が軌道運動円筒形軸受け42に入る。この段階で、潤滑油チャネル50は、排気路として機能して、それがなければ捕らえられる空気を排気することができる。
【0020】
好ましくは、クランクシャフト14は、さらに、クランクシャフト14の中心軸線40から軌道運動円筒形軸受け42の半径方向オフセット距離rと反対の方向でシャフト部分38から半径方向に延出した釣り合いおもり部分52を備えている。クランクシャフト14は、主クランクシャフト軸受け54および後部クランクシャフト軸受け56を設けることによって、軸受けキャップ12内に回転可能に取り付けられている。主クランクシャフト軸受け54は、軌道運動円筒形軸受け42付近の第1先端部とクランクシャフト14の第2先端部との間の点でシャフト部分38に回転係合しており、後部クランクシャフト軸受け56は、主クランクシャフト軸受け54とクランクシャフト14の第2先端部との間の点で、シャフト部分38に回転係合している。主および後部クランクシャフト軸受け54および56の両方は、たとえば、かご形ローラー軸受け構造(caged roller bearing design)か、かご形玉軸受け構造(caged ball bearing design)にすることができる。軌道運動円筒形軸受け42は、かご形ローラー軸受け構造だけであろう。
【0021】
主クランクシャフト軸受け54は、好ましくは、半径方向内向きに延出したリップ60を有する主軸受けスリーブ58によって軸受けキャップ12内に位置決めされている。後部軸受けスリーブ62が同様に、後部クランクシャフト軸受け56を軸受けキャップ12内に位置決めすることができる。図6および図7に最も分かり易く示されているように、クランクシャフトロックナット部材63が、クランクシャフトロックワッシャ部材64を後部クランクシャフト軸受け56の後面に押し付けて接触させている。後部軸受けスリーブ62は、内向きに延出した棚部分65を備えている。スナップリング67(図4および図7に最も分かり易く示されている)が、後部クランクシャフト軸受け56の外面を取り囲む溝に嵌まっている。スナップリング67は、上方向へのクランクシャフト14の軸方向移動を制限し(図4参照)、これによってクランクシャフトを軸受けキャップ12内で軸方向にロックする。
【0022】
図3および図7に示されているように、凹状カップ部分44は、凹状カップ部分44の底部から間隔を置いて環状棚部分66を備えている。軌道運動円筒形軸受け42がこの環状棚部分66に載ることによって、軌道運動円筒形軸受け42の下方に潤滑油タンク68が形成され、この潤滑油タンク68は、潤滑油チャネル50に接続している。凹状カップ部分44内で軌道運動円筒形軸受け42に軌道運動シール43が重なっている。
【0023】
軌道運動スクロール部材36は、軌道運動ベース部材70と、それから外向きに突出した軌道運動らせん状フランジ72とを含む。上記の静止スクロール部材37を設けるために、静止スクロール16は、静止スクロール16から外向きに突出してクランクシャフト14と共通の中心軸線40を有する、好ましくは、一体成形された静止らせん状フランジ74を備えている。図3および図5に最も分かり易く示されているように、静止および軌道運動らせん状フランジ74および72は、互いに嵌め合わせて噛み合わされている。スクロール形圧縮機で圧縮を得る方法を熟知していない人には、圧縮機構を想像するのが困難であろう。しかし、スクロール形圧縮機技術の専門家であれば、圧縮機構は、十分に理解される。簡単に説明すると、静止スクロール16に取り付けられるか、それの一体成形部分である静止スクロールフランジ74は、静止状態に維持される。軌道運動スクロールフランジ72は、静止スクロールフランジ74に対して半径rの軌道運動を実行し、そのような軌道運動中、静止スクロールフランジ74に対してほぼ非回転状態に維持される。言い換えると、静止スクロールフランジ74が静止中心軸線z(静止)40を有し、残りの直交座標x(静止)およびy(静止)が静止らせん状フランジ74の平面上に位置すると考えることができる。また、軌道運動らせん状フランジ72が軌道運動中心軸線z(軌道運動)46を有し、残りの直交座標x(軌道運動)およびy(軌道運動)が軌道運動らせん状フランジ72の平面上に位置すると考えることができる。そのような場合、最も分かり易く言えば、静止および軌道らせん状フランジのxおよびy軸が互いに平行な関係にある一方で、圧縮を生じる軌道運動は、z(静止)中心軸線40を中心にしたz(軌道運動)中心軸線46の軌道運動であると説明することができる。言い換えると、軌道運動らせん状フランジ72および静止らせん状フランジ74間にほとんど相対回転運動を生じないで、軌道運動が行われる。
【0024】
そのような運動の間、軌道運動らせん状フランジ72の各回転中に、圧縮ポケットが形成される。そのように形成された圧縮ポケットは、噛み合った静止および軌道運動らせん状フランジ74および72の中央領域に向かってらせん形をなし、各軌道運動中に前進して圧縮段階を実施する。そのように形成された圧縮ポケットが(一般的に静止中心軸線40付近に位置する)圧縮空気出口76に達するために必要な回転数は、静止および軌道運動らせん状フランジ74および72の各々に設けられている旋回数(revolutions)によって決まる。本実施形態では、静止および軌道運動らせん状フランジ74および72の各々は、3回を幾分超える旋回数を備えている。好ましくは、静止および軌道運動らせん状フランジ74および72の各々は、約1350°の弧、すなわち約3回転にわたって延在している。
【0025】
次に主に図5を参照すると、軌道運動らせん状フランジ72は、半径方向外側の終端部分78を有する。各非回転軌道運動中、軌道運動らせん状フランジ72の半径方向外側終端部分78が静止らせん状フランジ74の対応部分から分離しているので、順次広がるギャップが形成され、その内部に低圧空気がほぼ円周上に位置する吸い込み領域80から導入される。軌道運動らせん状フランジがさらに非回転軌道運動すると、終端部分78が静止らせん状フランジ74の対応部分と接触することによって、このギャップが最終的に閉じる。上記動作は、軌道運動らせん状フランジ72の連続軌道運動中に中央に位置する圧縮空気出口76に向かって内向きにらせん状に移動する圧縮ポケットを形成する。図5には、2つの連続した圧縮ポケットが全体的に82および84で示されており、半径方向内側の圧縮ポケット84ほど、半径方向外側の圧縮ポケット82より高レベルに圧縮される。
【0026】
上記軌道運動駆動機構の作用でスクロール部材72が半径rの軌道で軌道運動できるようにしながら、同時に静止および軌道運動らせん状フランジ74および72間の相対回転運動を防止するために、スクロール圧縮機10は、さらに、図3、図8および図9に最も分かり易く示された回転止め装置90を備えており、次にこれについて説明する。
【0027】
軸受けキャップ12は、軸受けキャップ12の内面から半径方向内向きに突出した半環状棚部分として形成された軸受け面部分86(図2、図3、図4および図9を参照)を備えている。軸受け面部分86は、組み立て/分解時にクランクシャフト14の釣り合いおもり部分52用の隙間となるために、切り抜き部分88(図2を参照)を備えている。3つの回転止め組立体90は、静止スクロール部材37およびクランクシャフト14の共通中心軸線40から等距離に、好ましくはそれの周りに等角度間隔に配置されている。このため、3つの回転止め組立体90は、120°の角度間隔で配置されている。現時点で好適な実施形態では、回転止め組立体90の各々は、クランクシャフト14および静止スクロール部材37の共通中心軸線40から半径方向外側に、好ましくは約12.7センチ(5インチ)である距離Rに設けられている。
【0028】
各回転止め組立体90は、好ましくは軸受け面部分86(図3および図9を参照)上に固定的に取り付けられて静止スクロール部材37に対して静止した第1回転軸受け92と、軌道運動スクロール部材36に固定的に取り付けられた第2回転軸受け94とを含む。好ましくは、各第1回転軸受け92は、軸受け面部分86上に設けられた第1キャビティ96内に配置されており、各第2回転軸受け94は、軌道運動スクロール部材36に設けられた対応する第2キャビティ98に嵌まっている。各回転止め組立体90は、さらに、第1回転軸受け92に係合する第1シャフト部分102と、第2回転軸受け94に回転係合するブッシュ部材106内に設けられた同様な円錐形テーパキャビティ110に係合した円錐形テーパ型第2シャフト部分104とを有するオフセットクランク部材100を含む。第1および第2シャフト部分102および104は、実質的に互いに平行に並んで、軌道運動スクロール部材36の中心軸線46と静止スクロール部材37およびクランクシャフト14の共通中心軸線40との間の半径方向オフセット距離rとほぼ同一の半径方向オフセット距離rだけ分離しており、この距離rは、軌道運動スクロール部材36の軌道半径でもある。
【0029】
本発明者は、オフセットクランク部材100の第2シャフト部分104および第2回転軸受け94間を係合させる特に有効な方法は、第2シャフト部分104に非回転係合するが、第2回転軸受け94に回転係合するブッシュ部材106を設けるものであることを発見した。このために、第2シャフト部分104は、ブッシュ部材106に設けられた同様なテーパキャビティ110と摩擦圧入によって非回転連結される円錐形テーパ部分108を備えている。そして、ブッシュ部材106の非テーパ外周が、第2回転軸受け94と組み合わされて回転する。
【0030】
スクロール圧縮機10の作動中、(たとえば、らせん状に移動する圧縮ポケット82および84内で)上昇する圧力が、中心軸線40および46に平行に作用して静止および軌道運動らせん状部材37および36を互いに分離させようとする力である軸方向力を加える。第1シャフト部分102および第1回転軸受け92間の、またブッシュ部材106および第2回転軸受け94間の回転運動用に設けるだけであるという観点からすれば、第1および第2回転軸受け92および94を従来の玉軸受け組立体または従来のローラー軸受け組立体の形で設けることで十分である。その場合、静止および軌道運転らせん状部材37および36を分離させようとする上記軸方向力と釣り合う、すなわちそれを補償するために、たとえば背圧を利用することができるであろう。しかし、本発明者は、第1および第2回転軸受け92および94に対して特殊な形式の軸受けを用いることによって、上記の分離軸方向力を直接的に無力化することができ、そのため背圧を利用する必要がなくなることを発見した。これに関して、回転軸受け部材92および94は好ましくは、それぞれアンギュラコンタクト軸受け組立体112の形で設けられており、その一例が最も具体的に図10に示されている。図10は、アンギュラコンタクト軸受け組立体112として与えられた第2回転軸受け94と、回転軌道の一方の終端での中心軸線40および46に対する第2回転軸受け94の配置とを示している。第1回転軸受け92も同様なアンギュラコンタクト軸受け組立体112の形で設けてもよいことは理解されるであろう。好ましくは、第1および第2回転軸受け部材92および94の両方が、それぞれアンギュラコンタクト軸受け組立体112の形で設けられる。
【0031】
図10に示されているように、好ましくは、第1および第2回転軸受け部材92および94用に用いられるアンギュラコンタクト軸受け組立体112は、静止スクロール部材37の中心軸線40の方向に平行、かつ軌道運動スクロール部材の中心軸線46に平行にある成分(non-zero component)突出した少なくとも1つの軸受け表面114および116の両方またはそのいずれかを含み、中心軸線40および46は互いに平行である。軸受け表面114および116の両方またはそのいずれか一方が中心軸線40および46に平行な方向に突出する成分を有することから、アンギュラコンタクト軸受け組立体112は、圧縮中に発生して静止および軌道運動スクロール部材37および36間に分離力を加えようとする上記軸方向力に抵抗することができる。好ましくは、用いられているアンギュラコンタクト軸受け組立体112は、アンギュラコンタクト玉軸受け組立体であって、単列構造である。そのようなアンギュラコンタクト玉軸受け組立体は市販されており、機械技術分野の専門家には周知である。そのようなアンギュラコンタクト玉軸受け組立体は、一般的に、それに加えられる角力(angular force)に抵抗するように角度をつけた(すなわち、2つの直交する方向に成分を有する)2つのそのような軸受け表面114および116を含む。
【0032】
回転軸受け部材92および94を密封形事前潤滑軸受け組立体の形で設けることが可能であるが、現時点で好適な実施形態では、スクロール圧縮機10は、回転軸受け部材92および94を定期的に潤滑することができるようにする潤滑装置118を含む。潤滑装置118を設けることによって、第1および第2回転軸受け部材92および94の寿命を延ばすことができる。密封形事前潤滑軸受けを使用すれば、定格寿命の終りが近づいた時に軸受けを交換するために高コストの分解処理が必要になるであろう。第1回転軸受け部材92を軸受けキャップ12内に固定的に取り付けると共に、第1および第2回転軸受け部材92および94をそれぞれ相互連結する潤滑油チャネル部分を設けている回転止め組立体90のさらに独特の構造によって、潤滑装置118を設けることができる。
【0033】
特に図3を参照すると、軸受けキャップ12の外表面上で各回転止め組立体90付近に、潤滑油ポート120が配置されている。潤滑油チャネル122が、潤滑油ポート120の各々から対応の回転止め組立体90の第1回転軸受け92付近の少なくとも1点まで延在している。特に図9に示されているように、オフセットクランク部材100を貫通しているチャネル部分124が潤滑油チャネル122に続いているため、それは最終的に第2回転軸受け94付近の別の点まで延在している。潤滑油ポート120から潤滑油チャネル122内に導入された潤滑剤(たとえば、グリース)が、第1回転軸受け92を取り付けた軸受け面部分86に設けられた第1キャビティ96を介して第1回転軸受け92を潤滑する。また、潤滑剤はオフセットクランク部材100内のチャネル部分124を通って、軌道運動スクロール部材36に設けられた第2キャビティ98へ送られて、第2回転軸受け94を潤滑する。
【0034】
前述したように、軌道運動らせん状フランジ72および静止らせん状フランジ74は、互いに嵌め合わされて噛み合うことによって、図5に示されている圧縮ポケット82および84で表されてらせん状に移動する圧縮ポケットを形成する。これらのらせん状に移動する圧縮ポケット(たとえば、82および84)をほぼ気密状に密封するために、本スクロール圧縮機10は、図3に全体的に示されて図11および図12に具体的に示されている独特の「チップシール(tipseal)」組立体126を用いており、次にこれについて説明する。
【0035】
軌道運動スクロール部材36の軌道運動ベース部材70から外向きに突出した軌道運動らせん状フランジ72の終端に、静止スクロール16のすぐ近くに位置してそれと向き合った端面128が設けられている。同様に、静止スクロール16から外向きに突出した静止らせん状フランジ74の終端に、軌道運動ベース部材70のすぐ近くに位置してそれと向き合った端面130が設けられている。端面128および130の各々に、それぞれ内向きに延在する溝132および134が設けられている。好ましくは、溝132および134の各々が、それぞれ対応の端面128および130のほぼ全体にわたって延在している。圧縮性部材136が溝132内に配置され、別の圧縮性部材138が同様に溝134内に配置されている。第1チップシール部材140は、圧縮性部材136の上に重なり、第2チップシール部材142は、圧縮性部材138の上に重なっている。
【0036】
溝132および134の深さ、圧縮性部材136および138の高さ、およびチップシール部材140および142の高さは、総て、これらの部材が組み立て状態にあって圧縮性部材136および138がほぼ未圧縮状態にある時、各チップシール部材140および142が、約0.046〜0.056センチ(0.018〜0.022インチ)の範囲内の測定値だけ、それぞれの端面128および130から延出するように選択される。言い換えると、圧縮性部材136が実質的に未圧縮状態にある時、圧縮性部材136およびチップシール部材140の合計高さが溝132の深さを約0.046〜0.056センチ(0.018〜0.022インチ)だけ上回る。同様に、圧縮性部材138が実質的に未圧縮状態にある時、圧縮性部材138およびチップシール部材142の合計高さが溝134の深さを約0.046〜0.056センチ(0.018〜0.022インチ)だけ上回る。
【0037】
スクロール圧縮機が(たとえば、図3に示されているように)組み立て状態にある時、圧縮性部材136および138が幾分圧縮されるため、それらはそれぞれのチップシール部材140および142に付勢力を加えて、それらを静止スクロール16および軌道運動ベース部材70のそれぞれの対向表面と接触するように押し付けることによって、嵌め合わせて噛み合わされた静止スクロール部材37および軌道運動スクロール部材36間に形成されてらせん状に移動する圧縮ポケット(たとえば、82および84)を実質的に気密状に密封することができる。
【0038】
本発明者は、圧縮性部材136および138をエラストマー材料、最も好ましくはシリコーンゴム材、さらに好ましくは耐高熱性Oリング材料からなる細長いOリングの形で提供することによって、良好な性能を達成した。同様に、非金属物質、好ましくはPTFEベースの製品、最も好ましくはフルオロシント(fluorosint)材料の形でチップシール部材140および142を設けることによって、良好な性能が達成された。
【0039】
図1および図2に関連して簡単に説明した空気入口弁組立体34は、図4および図13〜図15にさらに具体的に示されており、次にこれについて説明する。
【0040】
軌道運動および静止らせん状フランジ72および74の周囲のほぼ円周上に位置する吸い込み領域80(図5および図13に示されている)に周囲空気を導入するために、また、クランクシャフト14を駆動する動力源の停止時の軌道運動スクロール部材36の逆転を防止するために、空気入口弁組立体34が設けられている。このために、空気入口チャネル144は、軸受けキャップ12の外側に位置する周囲環境を軸受けキャップ12内に位置する吸い込み領域80に連結している。図4に示されているように、空気入口チャネル144は、好ましくは静止スクロール16を貫通している。図4の構造では、空気入口チャネル144の一部分は、静止スクロール16内に設けられた空気入口ポート146によって形成されている。空気入口弁組立体34は、空気入口チャネル144内に配置された弁ピストン148を含む。弁ピストン148は、弁ピストン148が空気入口チャネル144を通る流れを実質的に遮断する(図4、図13および図14に示された)第1位置と、弁ピストン148が空気入口チャネル144を通る流れを実質的に遮断しない第2位置との間を移動可能である。
【0041】
弁ピストン148は、付勢部材150によって第1遮断位置の方へ付勢されている。さらに具体的に言うと、空気入口弁組立体34は、さらに、静止スクロール16に対して静止状態に取り付けられた弁座152を含み、付勢部材150が弁ピストン148を弁座152と接触するように押し付けており、これによって弁ピストン148を通過する流れが阻止されて、実質的に空気入口チャネル144が遮断される。弁座152は、弁ピストン148の、吸い込み領域80と反対側に配置されており、従って、付勢部材150によって加えられる力は、実質的に吸い込み領域80から離れる方向である。
【0042】
図2、図4および図13に示されている実施形態では、ボルト156で静止スクロール16に連結される弁ハウジング154が設けられている。弁ピストン148は、弁ハウジング154内に形成された弁室158内に配置されており、弁座152は、弁ハウジング154によって包囲された弁室158内に形成された表面として設けられている。弁棒160が弁ハウジング154に連結されて、それから吸い込み領域80の方向に延出している。弁ピストン148は、弁棒160を包囲しており、その上を摺動式に往復移動することができる。弁ピストン148に第1ストップ表面162が形成されている。第2ストップ表面164が弁棒160に形成されて、弁ピストン148に形成された第1ストップ表面162と吸い込み領域80との間に位置している。付勢部材150は、好ましくは、第1ストップ表面162および第2ストップ表面164間で弁棒160に巻装されたコイルばね166の形で設けられている。弁ピストン148は、弁棒160に沿って吸い込み領域80の方向に摺動することによって、コイルばね166によって加えられる付勢力に逆らって周囲空気を圧縮することができる。吸い込み領域80の方向への弁ピストン148の移動は、弁ピストン148に設けられた第1ストップ表面162が弁棒160に形成された第2ストップ表面164と接触することによって制限される。
【0043】
図2、図4および図14に示されている空気入口弁組立体34の実施形態では、付勢部材150(たとえば、コイルばね166)の存在によって振動特性が導入される可能性がある。そのような場合、本発明者は、機能的に重大な低下を招くことなく、付勢部材150(たとえば、コイルばね166)およびそれの関連支持構造体を装置から取り除くことができることを発見した。
【0044】
図14および図15は、以上に記載したものとほぼ同様に機能するが、空気入口導管170を延出させた幾分異なった構造の空気入口弁胴168を備えた空気入口弁組立体34の変更実施形態を示している。
【0045】
特に好適な実施形態の詳細な説明によって本発明を説明してきたが、添付の請求項に記載されている発明の精神または範囲から逸脱することなく同等物の様々な代用を行うことができることは、当該技術分野の専門家には明らかであろう。それゆえ、本発明は、添付の請求項だけでなく、下記の項目に記載の概念も、その保護の対象とすることができる。
(1) 前記第1軸受け部材および前記第2軸受け部材の少なくとも一方は、アンギュラコンタクト軸受け組立体を含む請求項11記載のスクロール圧縮機用の改良型回転止め装置。
(2) 前記アンギュラコンタクト軸受け組立体は、アンギュラコンタクト玉軸受け組立体である上記(1)項記載のスクロール圧縮機用の改良型回転止め装置。
(3) 前記クランク部材の前記第1および第2シャフト部分の前記半径方向オフセットは、前記静止スクロール部材の前記中心軸線周りの前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線の前記軌道半径にほぼ等しい請求項11記載のスクロール圧縮機用の改良型回転止め装置。
(4) 前記耐軸方向力回転止め軸受けは、さらに、
前記軌道運動スクロール部材に取り付けられた前記第2軸受け部材内に回転可能に取り付けられたブッシュ部材を含み、
前記クランク部材の前記第2シャフト部分は、前記ブッシュ部材に連結されている請求項11記載のスクロール圧縮機用の改良型回転止め装置。
(5) 前記耐軸方向力回転止め軸受けは、さらに、前記第2シャフト部分に設けられた円錐形テーパ部分を含み、前記第2シャフト部分に設けられた該円錐形テーパ部分は、前記ブッシュ部材にほぼ非回転可能に係合する上記(4)項記載のスクロール圧縮機用の改良型回転止め装置。
(6) スクロール圧縮機用の前記回転止め軸受けは、さらに、複数が前記静止スクロール部材の前記中心軸線の周りに互いに角度間隔を置いて設けられている請求項11記載のスクロール圧縮機用の改良型回転止め装置。
(7) スクロール圧縮機用の前記回転止め軸受けは、さらに、少なくとも3つが前記静止スクロール部材の前記中心軸線の周りに約120°の連続的角変位量でほぼ等角度間隔に設けられている請求項11記載のスクロール圧縮機用の改良型回転止め装置。
(8) 前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線は、前記静止スクロール部材の前記中心軸線に対して半径方向オフセット距離だけ半径方向にずれており、前記クランク部材の前記第1および第2シャフト部分は、前記半径方向オフセット距離とほぼ同一距離だけ互いに半径方向にずれている請求項11記載のスクロール圧縮機用の改良型回転止め装置。
(9) 前記クランク部材の前記第1および第2シャフト部分間の前記半径方向オフセット距離と、前記静止スクロール部材の前記中心軸線周りの前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線の前記軌道半径との両方は約1.02センチ(0.4インチ)であり、
前記複数の回転止め軸受けの各々は、前記静止スクロール部材の前記中心軸線から半径方向に約12.7センチ(5インチ)だけ離れている上記(6)項記載のスクロール圧縮機用の改良型回転止め装置。
(10) 前記第1軸受け部材および前記第2軸受け部材の少なくとも一方は、アンギュラコンタクト軸受け組立体を含む請求項12記載の耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧縮機。
(11) 前記アンギュラコンタクト軸受け組立体は、アンギュラコンタクト玉軸受け組立体である上記(10)項記載の耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧縮機。
(12) 前記クランク部材の前記第1および第2シャフト部分の前記半径方向オフセットは、前記静止スクロール部材の前記中心軸線周りの前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線の前記軌道半径にほぼ等しい請求項12記載の耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧縮機。
(13) 前記耐軸方向力回転止め軸受けは、さらに、前記軌道運動スクロール部材に取り付けられた前記第2軸受け部材内に回転可能に取り付けられたブッシュ部材を含み、前記クランク部材の前記第2シャフト部分は、前記ブッシュ部材に連結されている請求項12記載の耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧縮機。
(14) 前記耐軸方向力回転止め軸受けは、さらに、前記第2シャフト部分に設けられた円錐形テーパ部分を含み、前記第2シャフト部分に設けられた該円錐形テーパ部分は、前記ブッシュ部材にほぼ非回転可能に係合する上記(13)項記載の耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧縮機。
(15) スクロール圧縮機用の前記回転止め軸受けは、さらに、複数が前記静止スクロール部材の前記中心軸線の周りに互いに角度間隔を置いて設けられている請求項12記載の耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧縮機。
(16) スクロール圧縮機用の前記回転止め軸受けは、さらに、少なくとも3つが前記静止スクロール部材の前記中心軸線の周りに約120°の連続的角変位量でほぼ等角度間隔に設けられている請求項12記載の耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧縮機。
(17) 前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線は、前記静止スクロール部材の前記中心軸線に対して半径方向オフセット距離だけ半径方向にずれており、前記クランク部材の前記第1および第2シャフト部分は、前記半径方向オフセット距離とほぼ同一距離だけ互いに半径方向にずれている請求項12記載の耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧縮機。
(18) 前記クランク部材の前記第1および第2シャフト部分間の前記半径方向オフセット距離と、前記静止スクロール部材の前記中心軸線周りの前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線の前記軌道半径との両方は約1.02センチ(0.4インチ)であり、
前記複数の回転止め軸受けの各々は、前記静止スクロール部材の前記中心軸線から半径方向に約12.7センチ(5インチ)だけ離れている上記(15)項記載の耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧縮機。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたオイルレス回転スクロール圧縮機の斜視図である。
【図2】本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機の分解斜視図である。
【図3】本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機の横断面図である。
【図4】図3の断面から約90°回転させた、本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機の横断面図である。
【図5】本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機の縦断面図である。
【図6】本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機に使用されているクランクシャフトの分解斜視図である。
【図7】図6のクランクシャフトの横断面図である。
【図8】本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機に用いられている回転止め組立体の分解斜視図である。
【図9】図8の回転止め組立体の断面図である。
【図10】図8および図9の回転止め組立体に使用されることが好ましいアンギュラコンタクト軸受け組立体の横断面図である。
【図11】間をほぼ気密状に密封するための新規なチップシール組立体を示す、本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機の軌道運動らせん状フランジおよび静止らせん状フランジの断面図である。
【図12】図11のチップシール組立体に使用されているチップシール部材の斜視図である。
【図13】特に圧縮すべき周囲空気を本発明のオイルレス回転スクロール圧縮機に供給するために使用される空気入口弁組立体を示す、図4の横断面図の一部の拡大図である。
【図14】空気入口弁組立体の変更実施形態の横断面図である。
【図15】図14の変更形空気入口組立体の分解斜視図である。
【符号の説明】
10…スクロール圧縮機、12…軸受けキャップ、14…クランクシャフト、16…静止スクロール部材、18…ボルト、20…放射状延在フィン、22…フード、24…強制空気取り入れ口、26…中央孔、28,30…開口、32…圧縮空気排出ポート、34…空気入口弁組立体、36…軌道運動スクロール部材、37…静止スクロール部材、38…シャフト部分、40…回転中心軸線、42…軌道運動円筒形軸受け、43…軌道運動シール、44…凹状カップ部分、46…中心軸線、48…ハブ部分、50…潤滑油チャネル、52…釣り合いおもり部分、54…主クランクシャフト軸受け、56…後部クランクシャフト軸受け、58…主軸受けスリーブ、60…リップ、62…後部軸受けスリーブ、63…クランクシャフトロックナット部材、64…クランクシャフトロックワッシャ部材、65…棚部分、66…環状棚部分、67…スナップリング、68…潤滑油タンク、70…軌道運動ベース部材、72…軌道運動らせん状フランジ、74…静止らせん状フランジ、76…圧縮空気出口、78…半径方向外側終端部分、80…吸い込み領域、82,84…圧縮ポケット、86…軸受け面部分、88…切り抜き部分、90…回転止め装置(回転止め組立体)、92…第1回転軸受け、94…第2回転軸受け、96…第1キャビティ、98…第2キャビティ、100…オフセットクランク部材、102…第1シャフト部分、104…第2シャフト部分、106…ブッシュ部材、108…円錐形テーパ部分、110…円錐形テーパキャビティ、112…アンギュラコンタクト軸受け組立体、114,116…軸受け表面、118…潤滑装置、120…潤滑油ポート、122…潤滑油チャネル、124…チャネル部分、126…チップシール組立体、128,130…端面、132,134…溝、136,138…圧縮性部材、140…第1チップシール部材、142…第2チップシール部材、144…空気入口チャネル、146…空気入口ポート、148…弁ピストン、150…付勢部材、152…弁座、154…弁ハウジング、156…ボルト、158…弁室、160…弁棒、162…第1ストップ表面、164…第2ストップ表面、166…コイルばね、168…空気入口弁胴、170…空気入口導管、r…軌道半径、x、y…直交座標、z…静止中心軸線。

Claims (10)

  1. ハウジングと、該ハウジングに対してほぼ静止状態で前記ハウジング内に取り付けられ、静止らせん状フランジを突出させた静止スクロール部材と、前記ハウジング内に配置され、軌道運動らせん状フランジを突出させた軌道運動スクロール部材とを含み、前記静止および軌道運動らせん状フランジは、互いに嵌め合わされて噛み合うことによって、それらの間にらせん状に移動する圧縮ポケットを形成することができ、前記静止および軌道運動スクロール部材の各々は、実質的な中心軸線を有しており、さらに、前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線を前記静止スクロール部材の前記中心軸線周りに軌道半径で軌道運動するように駆動する軌道運動駆動機構を含むスクロール圧縮機用の、半径方向および軸方向力の両方に耐えることができる耐軸方向力回転止め軸受けであって、
    前記静止スクロール部材に対してほぼ静止状態に取り付けられた第1軸受け部材と、
    前記軌道運動スクロール部材に取り付けられた第2軸受け部材と、
    前記第1および第2軸受け部材を相互連結するクランク部材とを含み、該クランク部材は、前記第1軸受け部材に回転可能に係合する第1シャフト部分と、前記第2軸受け部材に回転可能に係合する第2シャフト部分とを有しており、前記クランク部材の前記第1および第2シャフト部分は、互いに対して半径方向オフセットを有しており、
    前記第1軸受け部材および前記第2軸受け部材の少なくとも一方は、前記静止および軌道運動スクロール部材の前記中心軸線の方向突出した軸受け表面を含むアンギュラコンタクト軸受け組立体を含み、
    さらに、前記軌道運動スクロール部材に取り付けられた前記第2軸受け部材内に回転可能に取り付けられたブッシュ部材を含み、
    前記クランク部材の前記第2シャフト部分は、前記ブッシュ部材に連結されているスクロール圧縮機用の耐軸方向力回転止め軸受け。
  2. 前記アンギュラコンタクト軸受け組立体は、アンギュラコンタクト玉軸受け組立体である請求項1記載のスクロール圧縮機用の耐軸方向力回転止め軸受け。
  3. 前記クランク部材の前記第1および第2シャフト部分の前記半径方向オフセットは、前記静止スクロール部材の前記中心軸線周りの前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線の前記軌道半径にほぼ等しい請求項1記載のスクロール圧縮機用の耐軸方向力回転止め軸受け。
  4. さらに、前記第2シャフト部分に設けられた円錐形テーパ部分を含み、前記第2シャフト部分に設けられた該円錐形テーパ部分は、前記ブッシュ部材にほぼ非回転可能に係合する請求項1記載のスクロール圧縮機用の耐軸方向力回転止め軸受け。
  5. 前記静止スクロール部材の前記中心軸線の周りに互いに角度間隔を置いて複数設けられている請求項1記載のスクロール圧縮機用の耐軸方向力回転止め軸受け。
  6. 前記静止スクロール部材の前記中心軸線の周りに約120°の連続的角変位量でほぼ等角度間隔に少なくとも3つが設けられている請求項1記載のスクロール圧縮機用の耐軸方向力回転止め軸受け。
  7. 前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線は、前記静止スクロール部材の前記中心軸線に対して半径方向オフセット距離だけ半径方向にずれており、前記クランク部材の前記第1および第2シャフト部分は、前記半径方向オフセット距離とほぼ同一距離だけ互いに半径方向にずれている請求項1記載のスクロール圧縮機用の耐軸方向力回転止め軸受け。
  8. 前記クランク部材の前記第1および第2シャフト部分間の前記半径方向オフセット距離と、前記静止スクロール部材の前記中心軸線周りの前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線の前記軌道半径との両方が約1.02センチ(0.4インチ)であり、
    前記複数の回転止め軸受けの各々は、前記静止スクロール部材の前記中心軸線から半径方向に約12.7センチ(5インチ)だけ離れている請求項5記載のスクロール圧縮機用の耐軸方向力回転止め軸受け。
  9. ハウジングと、該ハウジングに対してほぼ静止状態で前記ハウジング内に配置され、静止らせん状フランジを有する静止スクロール部材と、前記ハウジング内に配置され、軌道運動らせん状フランジを有する軌道運動スクロール部材とを含み、前記静止および軌道運動らせん状フランジは、互いに嵌め合わされて噛み合うことによって、それらの間にらせん状に移動する圧縮ポケットを形成することができ、前記静止および軌道運動スクロール部材の各々は、実質的な中心軸線を有しており、さらに、前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線を前記静止スクロール部材の前記中心軸線周りに軌道半径で軌道運動するように駆動する軌道運動駆動機構を含むスクロール圧縮機において、前記静止スクロール部材の前記中心軸線周りの前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線の前記軌道運動中、前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線を前記静止スクロール部材の前記中心軸線に対してほぼ非回転状態に維持する改良型回転止め装置であって、少なくとも1つの回転止め軸受けを含み、該少なくとも1つの回転止め軸受けは、
    前記静止スクロール部材に対してほぼ静止状態に取り付けられた第1軸受け部材と、
    前記軌道運動スクロール部材に取り付けられた第2軸受け部材と、
    前記第1および第2軸受け部材を相互連結するクランク部材とを含み、該クランク部材は、前記第1軸受け部材に回転可能に係合する第1シャフト部分と、前記第2軸受け部材に回転可能に係合する第2シャフト部分とを有しており、前記クランク部材の前記第1および第2シャフト部分は、互いに対して半径方向オフセットを有しており、
    前記第1軸受け部材および前記第2軸受け部材の少なくとも一方は、前記静止および軌道運動スクロール部材の前記中心軸線の方向突出した軸受け表面を含むアンギュラコンタクト軸受け組立体を含み、
    さらに、前記軌道運動スクロール部材に取り付けられた前記第2軸受け部材内に回転可能に取り付けられたブッシュ部材を含み、
    前記クランク部材の前記第2シャフト部分は、前記ブッシュ部材に連結されているスクロール圧縮機用の改良型回転止め装置。
  10. 耐軸方向力回転止め装置を備えるスクロール圧縮機であって、
    ハウジングと、
    該ハウジングに対してほぼ静止状態で前記ハウジング内に取り付けられ、静止らせん状フランジを有する静止スクロール部材と、
    前記ハウジング内に配置され、軌道運動らせん状フランジを有する軌道運動スクロール部材とを含み、
    前記静止および軌道運動らせん状フランジは、互いに嵌め合わされて噛み合うことによって、それらの間にらせん状に移動する圧縮ポケットを形成することができ、
    前記静止および軌道運動スクロール部材の各々は、実質的な中心軸線を有しており、さらに、
    前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線を前記静止スクロール部材の前記中心軸線周りに軌道半径で軌道運動するように駆動する軌道運動駆動手段を含み、
    前記耐軸方向力回転止め装置は、前記静止スクロール部材の前記中心軸線周りの前記軌道運動スクロール部材の前記中心軸線の軌道運動中、前記軌道運動スクロール部材を前記静止スクロール部材に対してほぼ非回転状態に維持するためのものであって、半径方向および軸方向力の両方に耐えることができ、
    前記静止スクロール部材に対してほぼ静止状態に取り付けられた第1軸受け部材と、
    前記軌道運動スクロール部材に取り付けられた第2軸受け部材と、
    前記第1および第2軸受け部材を相互連結するクランク部材とを含み、該クランク部材は、前記第1軸受け部材に回転可能に係合する第1シャフト部分と、前記第2軸受け部材に回転可能に係合する第2シャフト部分とを有しており、前記クランク部材の前記第1および第2シャフト部分は、互いに対して半径方向オフセットを有しており、
    前記第1軸受け部材および前記第2軸受け部材の少なくとも一方は、前記静止および軌道運動スクロール部材の前記中心軸線の方向突出した軸受け表面を含むアンギュラコン タクト軸受け組立体を含み、
    さらに、前記軌道運動スクロール部材に取り付けられた前記第2軸受け部材内に回転可能に取り付けられたブッシュ部材を含み、
    前記クランク部材の前記第2シャフト部分は、前記ブッシュ部材に連結されているスクロール圧縮機。
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