JP3581684B2 - ダイボンダ - Google Patents

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    • H01L2224/83192Arrangement of the layer connectors prior to mounting wherein the layer connectors are disposed only on another item or body to be connected to the semiconductor or solid-state body

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はダイボンダに関し、特に常温のピックアップポジションで半導体チップをピックアップし、ボンディングポジションで加熱された基材に半導体チップをボンディングするように、ピックアップポジションとボンディングポジション間を往復動作するコレットを有するダイボンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体チップは、一般に、シリコンウェーハなどに多数個の半導体素子を形成した後、この多数個の半導体素子を形成したウェーハを粘着シートに貼着して、半導体素子間をダイシングによって切断分離して、多数個の半導体チップを製造した後、粘着シートを放射方向に伸展させて半導体チップ間の間隔を広げた状態で、粘着シートの周縁部分を金属リングに固定して、粘着シートから半導体チップを吸着ノズルで吸着することによってピックアップして、リードフレームなどの基材位置に移送して基材にボンディングしている。
【0003】
図7は、上記の切断分離後の多数個の半導体チップ1を粘着シート2に貼着して、粘着シート2を放射方向に伸展させてその周縁部分を金属リング3にゴムリング4で固定した半導体チップユニット5の斜視図を示す。
【0004】
図8は、ピックアップポジションPaにおいて、上記の半導体チップユニット5から半導体チップ1を1個ずつピックアップする動作を説明する概略断面図で、粘着シート2の下方から突き上げ棒6で突き上げて半導体チップ1を上昇させることによって、半導体チップ1と粘着シート2との接着面積を減少させて接着力を低減させ、半導体チップ1の上方からコレット7で半導体チップ1を真空吸着して、ピックアップするようにしている。
【0005】
半導体チップの基材へのボンディングは、信号用や小電力用の半導体チップの場合は、樹脂を用いることもあるが、中・高電力用の半導体チップの場合は、一般的に、半田や金−シリコン共晶などのろう材を用いて行なっている。
【0006】
樹脂を用いる場合は、常温下での作業なので問題はないが、半田や金−シリコン共晶などのろう材を用いる場合は、リードフレームなどの基材を半田や金−シリコン共晶などのろう材が溶融する温度まで加熱する必要があり、一般に、図9に示すように、リードフレームなどの基材8は、ヒータを内蔵するヒータレール(図示せず)上を搬送して基材8を所定温度に加熱し、ろう材供給ポジションPbでろう材9を加熱された基材8上に供給して溶融させ、ボンディングポジションPcでコレット7に吸着した半導体チップ1を供給して、そのコレット7で半導体チップ1を基材8に押さえ付けて溶融したろう材9aを押し広げてボンディングしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の粘着シート2から半導体チップ1をピックアップするピックアップポジションPaは、通常、常温であるのに対して、ボンディングポジションPcの基材8は、半田の場合でその組成により約250〜350℃、金−シリコン共晶の場合は共晶点が370℃であるので約400℃の高温に加熱されているので、ピックアップポジションPaとボンディングポジションPcとでは、約230℃〜380℃の温度差がある。
【0008】
したがって、半導体チップ1を供給するコレット7は、常温のピックアップポジションPaと、高温のボンディングポジションPcとの間を往復することになり、ボンディングポジションPcでは半導体チップ1を高温の基材8に押し付けているために、当然、コレット7の温度も200℃程度まで上昇することになる。
【0009】
したがって、ボンディングポジションPcではコレット7およびコレットホルダが加熱されて膨張により伸張し、ピックアップポジションPaではコレット7およびコレットホルダが温度低下により収縮するため、コレット7およびコレットホルダが伸張・収縮を繰り返してその寸法が絶えず変化することとなり、しかも、その伸縮量が一定しないために、ピックアップポジションPaでのピックアップ高さ位置と、ボンディングポジションPcでのボンディング高さ位置との双方が不安定になり、ピックアップポジションPaでは、半導体チップ1のピックアップミスや、逆に半導体チップ1に過大な押圧力が作用して半導体チップ1の破損やコレット7を損傷するということが起き、ボンディングポジションPcでは、半導体チップ1の押圧力不足によるボンディング不良や、逆に半導体チップ1に過大な押圧力が作用して半導体チップ1を破損したり、コレット7を損傷したりするという問題点があった。
【0010】
特に、半導体チップ1への衝撃ダメージを小さくする目的で、コレット7を耐熱樹脂製とした場合は、コレット7が長時間高温に曝されるとその熱劣化が大きいのみならず、前記高さ位置のばらつきに起因するコレット7への衝撃力によってコレット7が損傷したり、あるいは損傷はしないまでも、コレット7の変形や摩耗が生じたりして、ますます高さ位置がばらつくという問題点があった。
【0011】
そこで、本発明は、常温のピックアップポジションと高温のボンディングポジションとの間を往復するコレットを備えたダイボンダにおいて、上記の温度差に起因する半導体チップのピックアップ時およびボンディング時の不都合を生じないダイボンダを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載されたダイボンダは、ピックアップポジションで半導体チップをピックアップし、ボンディングポジションで半導体チップを加熱された基材にボンディングするように、ピックアップポジションとボンディングポジション間を往復動作するコレットと、このコレットを保持するコレットホルダを有するダイボンダにおいて、前記コレットを保持するコレットホルダを冷却部貫通させて取り付け、コレットホルダと冷却部との間に空間部を設けて、この空間部に冷却流体を供給する供給配管と、冷却流体を排出する排出配管とを接続したことを特徴とするものである。
【0013】
上記のダイボンダによれば、ボンディングポジションおよびその近傍位置では、供給配管を通して空間部に冷却流体を供給することにより、コレットホルダおよびコレットを冷却することができ、コレットが高温に保持される時間を短縮して、コレットの熱劣化を防止することができる。また、ピックアップポジションおよびその近傍位置では、供給配管を通して供給する冷却流体の流量を低減することによって、ボンディングポジションとピックアップポジションとにおけるコレットホルダおよびコレットの温度差を低減することができ、温度差に起因するコレットホルダおよびコレットの伸縮差が低減されて、ピックアップポジションでのコレット高さ位置およびボンディングポジションでのコレット高さ位置を高精度で制御可能になり、ピックアップポジションでの半導体チップのピックアップミスや破損を防止でき、また、ボンディングポジションでのボンディング不良や半導体チップの破損を防止することができる。
【0014】
本発明の請求項2に記載されたダイボンダは、前記空間部を、前記冷却部の内径寸法がコレットホルダの外形寸法がよりも大きい部分を設けて形成したことを特徴とするものである。
【0015】
上記のダイボンダによれば、冷却部とコレットホルダとの間に容易に空間部を形成することができ、しかも、この空間部がコレットホルダの全周にわたって形成されるために、コレットホルダを全周面から効率よく冷却することができる。
【0016】
本発明の請求項3に記載されたダイボンダは、前記コレットホルダが、前記冷却部に対して昇降自在に構成されていることを特徴とするものである。
【0017】
上記のダイボンダによれば、冷却部に対してコレットホルダを昇降させて、半導体チップへの押圧力を可変できるので、特に、半導体チップのピックアップ時およびボンディング時に、半導体チップへの押圧力を適正値に設定することができる。
【0018】
本発明の請求項4に記載されたダイボンダは、前記コレットホルダに、前記冷却部とコレットホルダとの隙間から出る冷却流体がコレットの先端に向かわないように冷却流体の方向を変更する方向変更部材を設けたことを特徴とするものである。
【0019】
上記のダイボンダによれば、冷却流体として窒素ガスや窒素ガスに水素ガスを加えた還元性ガスなどに比較して、入手容易で安価なエアを用いて、万一、エアが冷却部とコレットホルダとの隙間から漏出しても、漏出したエアの流動方向が方向変更部材によって変更されて、コレットの先端部に向かって流動しないので、高温に加熱されたリードフレームなどの基材のボンディング箇所にエアが吹き付けられることがなくなり、リードフレームなどの基材やろう材の酸化を防止することができ、半導体チップを基材に確実にボンディングすることができる。
【0020】
本発明の請求項5に記載されたダイボンダは、前記空間部に供給する冷却流体の流量を、コレットの位置に応じて切り換える流量切り換え機構を設けたことを特徴とするものである。
【0021】
このようなダイボンダによれば、冷却流体の流量切り換え機構によって、コレットおよびコレットホルダがボンディング動作中、またはコレットおよびコレットホルダがボンディングポジションへ下降動作を開始してからボンディング動作中およびボンディングポジションから上昇動作終了までの間は、空間部に供給する冷却流体の供給量を増大させて、コレットホルダおよびコレットを冷却し、コレットおよびコレットホルダがピックアップポジションでピックアップ動作中、またはピックアップポジションへ下降動作開始から、ピックアップ動作中およびピックアップポジションから上昇動作終了までの間は、空間部に供給する冷却流体の供給量を低減させることによって、ボンディングポジションとピックアップポジションとにおけるコレットおよびコレットホルダの温度差を低減させて、伸縮量を低減することができる。
【0022】
なお、コレットおよびコレットホルダがボンディングポジションにあるときの冷却流体の流量は、コレットおよびコレットホルダが過度に冷却されて、半導体チップを通してのろう材温度を低下させて、半導体チップのボンディング性を損なうことのないように、適宜設定される。
【0023】
本発明の請求項6に記載されたダイボンダは、前記空間部に供給する冷却流体の流量を、コレットの温度に応じて制御する流量制御機構を設けたことを特徴とするものである。
【0024】
上記のダイボンダによれば、冷却流体の流量制御機構によって、コレットホルダ温度に応じて冷却流体の流量を制御して、コレットホルダおよびコレットを必要以上に冷却することを防止でき、また、コレットホルダが高温になり過ぎた場合は、冷却流体の流量を増大して、効果的に冷却することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のダイボンダの実施形態について、図面を参照して説明する。
【0026】
図1(A)は、ダイボンダ10の概略平面図で、図1(B)は概略正断面図を示す。このダイボンダ10は、前述のような半導体チップユニット5を載置してX方向、Y方向およびθ方向に移動可能なX−Y−θテーブル20と、リードフレームなどの基材8を加熱しながら搬送するヒータレール30と、前記半導体チップユニット5から半導体チップ1を1個ずつピックアップして移送し、基材8にボンディングするコレットユニット40とを有する。
【0027】
前記X−Y−θテーブル20は、θ方向回転テーブル21上に、X方向移動テーブル22と、Y方向移動テーブル23とを有しており、X−Y−θ方向に移動可能で、ピックアップする半導体チップ1をピックアップポジションPaに位置させ得るようになっている。
【0028】
前記ヒータレール30は、下部にヒータ31を内蔵しており、基材8の搬送路は側面板32および天井板33によって囲まれてトンネル34に形成されており、トンネル34内に窒素ガスなど不活性ガスまたは還元性ガスが供給されて、基材8および供給されたろう材9の酸化を防止するようになっている。なお、天井板33の、後述するろう材供給ポジションPbおよびボンディングポジションPcには、それぞれろう材9および半導体チップ1を供給するための開口部35,36が設けられている。
【0029】
前記コレットユニット40は、昇降部材41と、この昇降部材41のアーム42に取り付けられたコレットホルダ43と、このコレットホルダ43の先端に差し込みまたはねじ込みによって取り付けられたコレット44と、前記昇降部材41の下面に取り付けられてコレットホルダ43を冷却する冷却部45とを有しており、前記コレットホルダ43およびコレット44は、前記アーム42および冷却部45を貫通して昇降自在に取り付けられている。
【0030】
図2(A)は、前記コレットユニット40の正面図、図2(B)は一部断面側面図、図2(C)は背面図、図2(D)は下面図である。前記冷却部45の内径寸法は、コレットホルダ43の外径寸法よりも大きく設定されており、それによって、冷却部45の内面とコレットホルダ43の外周面との間に空間部46が形成されている。この空間部46は、コレットホルダ43の全周面にわたって形成されており、円筒状のものである。なお、この空間部46は、上記の構成の他に、縦溝状、横溝状、斜め溝状、螺旋溝状などに形成してもよい。
【0031】
前記冷却部45には、空間部46の一部に連通して、冷却流体の供給配管47と、空間部46の他部に連通して、冷却流体の排出配管48とが設けられている。したがって、供給配管47から窒素ガスやエアなどの冷却流体が供給されると、供給された冷却流体は、空間部46を通ってコレットホルダ43を冷却した後、排出配管48から排出される。
【0032】
この冷却流体が空間部46を通り抜ける際に、冷却流体によってコレットホルダ43が冷却されて、それによってコレットホルダ43の下端に取り付けられているコレット44の温度が低下させられる。なお、図2(B)では、コレットホルダ43が冷却部45に対して昇降自在であることを明確にするために、空間部46以外の部分でも冷却部45とコレットホルダ43との間に隙間が在るように図示しているが、実際にはコレットホルダ43の昇降動作を許容する最小限度の公差しか存在しない。
【0033】
図3は、上記のダイボンダ10における動作を説明するものであり、Paはピックアップポジションで、Pcはボンディングポジションである。ピックアップポジションPaには、図7に示したような、多数個の半導体チップ1を粘着シート2に貼着した半導体チップユニット5が配置されており、この半導体チップユニット5から半導体チップ1を1個ずつピックアップする。ピックアップ動作は、例えば、図8に示したものと同様である。
【0034】
前記ボンディングポジションPcには、銅製,銅合金製または鉄合金製のリードフレームなどの基材8が配置されている。この基材8は、図1に示すように、ヒータ31を内蔵したヒータレール30上を図1(A)の上方から下方に向かって間欠的に搬送され、図示は省略するが、ろう材供給ポジションPbで半田や金−シリコン共晶などのろう材9が、天井板33の開口部35を通って供給され、前記ボンディングポジションPcでコレット44に吸着された半導体チップ1が、天井板33の開口部36を通って供給されて、基材8にボンディングされる。
【0035】
すなわち、図3のピックアップポジションPaにおいて、コレット44が下降して(1)、半導体チップユニット5から半導体チップ1を吸着し、コレット44が上昇して(2)から水平移動して(3)、ボンディングポジションPcに到着すると、コレット44が下降して(4)、基材8の所定位置に半導体チップ1を供給するとともに、所定の押圧力で押圧して、半導体チップ1を基材8にボンディングする。この間に、X−Y−θテーブル20によって、半導体チップユニット5の次の半導体チップ1が、ピックアップポジションPaに移動して位置している。
【0036】
基材8への半導体チップ1のボンディングが終了すると、コレット44が上昇して(5)から水平移動して(6)、ピックアップポジションPaに到着すると、コレット44が再び下降して(1)、次の半導体チップ1を吸着する。
【0037】
ここで、図3では、ピックアップポジションPaの高さ位置を、ボンディングポジションPcの高さ位置よりも低くなるように段差を設けているが、これは、X−Y−θテーブル20で半導体チップユニット5をX−Y−θ方向に移動させる際に、X−Y−θテーブル20が前記段差を利用してヒータレール30の下方に入り込めるようにすることによって、ピックアップポジションPaとボンディングポジションPcとの間隔寸法を小さくして、コレット44の移動距離を小さくすることによって、ボンディングの高速化を図るためである。
【0038】
以下、上記のような動作を繰り返して、コレットホルダ43およびコレット44は、ピックアップポジションPaとボンディングポジションPcとの間を往復動作するが、コレットホルダ43およびコレット44が前記ボンディングポジションPcに到着した時に、供給配管47への冷却流体の供給流量を増大して、コレットホルダ43およびコレット44を冷却する。また、コレットホルダ43およびコレット44が半導体チップ1のピックアップポジションPaに到着した時に、供給配管47から供給される冷却流体の供給量を低減または停止して、コレットホルダ43およびコレット44の冷却を低減または停止する。
【0039】
図4は、空間部46に供給した冷却流体が、万一、冷却部45とコレットホルダ43との摩耗などによって生じた隙間を通って漏出した場合の対応策として、漏れた冷却流体の流れ方向を変更する方向変更部材49を設けた実施形態のコレットユニット40Aの一部拡大断面図を示したものである。すなわち、この実施形態の方向変更部材49は、コレットホルダ43の冷却部45の空間部46の下方に位置する部分に、1個または複数個のフランジ部43aを設けるとともに、コレットホルダ44の冷却部45の下方に位置する部分に、フランジ部49bを設けたものである。
【0040】
前記フランジ部49aは、冷却部45とコレットホルダ43との接触部の長さを増大して、冷却流体が漏れないようにするとともに、万一、漏れた場合には、冷却流体が冷却部45とコレットホルダ43との隙間に直接向かわないように、冷却流体の流れ方向を変更する。また、下方のフランジ部49bは、万一漏れた冷却流体の流れ方向を、上方または横方向に変える。
【0041】
すなわち、もし、上記の方向変更部材49がない場合において、冷却部45とコレットホルダ43との隙間を通って冷却流体が下方に向かって漏出した場合、この冷却流体が窒素ガスなどの不活性ガスや、不活性ガスに水素を加えた還元性ガスのようなリードフレームなどの基材8やろう材9を酸化させないものであれば、冷却流体のロスは生じても、基材8やろう材9を酸化させるという問題はないが、不活性ガスや還元性ガスは高価であるという理由で、安価なエアを用いた場合は、漏出エアによって基材8やろう材9が酸化されて、半導体チップ1のボンディングができないか、あるいは、外観上は一応ボンディングされているかのように見えても、そのボンディング状態が不良になる場合がある。
【0042】
しかしながら、上記のように、コレットホルダ43に冷却流体の流れ方向を変更する方向変更部材49(49aおよび49b)を設けておけば、冷却流体としてエアを用いていて、万一、エアが漏出した場合でも、その漏出エアが、方向変更部材49によって、上方または横方向に変更されて、基材8およびろう材9に向かって流れることが阻止できるので、基材8およびろう材9の酸化を防止でき、半導体チップ1を確実に基材8にボンディングすることができるようになる。なお、上記のフランジ49a,49bはいずれか一方のみを用いるようにしてもよい。
【0043】
図5(A)は、空間部45への冷却流体の供給流量を切り換える流量切り換え機構の一例としてのポート切り換え弁50を示し、冷却流体の供給配管47を途中で、分岐配管47aと47bとに分岐させるとともに、冷却流体の排出配管48を途中で、分岐配管48aと48bとに分岐させ、これらの分岐配管47a,47b間および分岐配管48a,48b間に、ポート切り換え弁50を介在させている。
【0044】
ポート切り換え弁50には、所定間隔で孔径が大きな孔51a,51bと、孔経が小さな孔52a,52bとが設けられている。すなわち、前記大きな孔51aと小さな孔52aとの間隔寸法aおよび大きな孔51bと小さな孔52bとの間隔寸法b(=a)は、それぞれ分岐配管47a,47b間の間隔寸法cおよび分岐配管48a,48b間の間隔寸法d(=c)よりも大きく設定されている。
【0045】
したがって、分岐配管47a,47bには、大きな孔51aおよび小さな孔52aのいずれか一方のみが接続され、同様に、分岐配管48a,48bには、大きな孔51bおよび小さな孔52bのいずれか一方のみが接続される。
【0046】
図5(A)は、分岐配管47aが大きな孔51aに接続されるとともに、分岐配管48aが大きな孔51bに接続されている。したがって、冷却流体の供給配管47および排出配管48の冷却流体の流量は大きい。この状態は、前述したコレットホルダ43およびコレット44がボンディングポジションPcで、半導体チップ1のボンディング作業中、またはコレットホルダ43およびコレット44がボンディングポジションPcへ下降動作開始から半導体チップ1のボンディング作業中およびボンディングポジションPcから上昇動作終了までの間などに対応している。
【0047】
図5(B)は、ポート切り換え弁50を図の上方に移動させて、分岐配管47bに小さい孔52aを接続するとともに、分岐配管48bに小さい孔52bを接続した状態を示している。したがって、冷却流体の供給配管47および排出配管48の冷却流体の流量は小さい。この状態は、前述した、コレットホルダ43およびコレット44が半導体チップ1のピックアップポジションPaで半導体チップ1をピックアップ動作中、またはピックアップポジションPaへ下降動作開始からピックアップ動作中およびピックアップポジションPaから上昇動作終了までの間などに対応している。
【0048】
このようにして、コレットホルダ43およびコレット44の位置に応じて、冷却流体の流量を切り換えることができ、コレットホルダ43およびコレット44が半導体チップ1のボンディングポジションPc位置またはその近傍位置では、供給配管47および排出配管48の冷却流体の流量を大きくして、コレットホルダ43およびコレット44を効率よく冷却するとともに、コレットホルダ43およびコレット44が半導体チップ1のピックアップポジションPaまたはその近傍位置では、供給配管47および排出配管48の冷却流体の流量を小さくして、コレットホルダ43およびコレット44が冷却され過ぎないようにすることができる。
【0049】
なお、上記実施形態では、ポート切り換え弁50を冷却流体の流量を大流量と小流量とに切り換える場合について説明したが、孔径が小さな孔52a,52bを無くして、コレット44が半導体チップ1のピックアップポジションPcまたはその近傍位置にある時には、供給配管47および排出配管48の冷却流体の流量を零にして、コレットホルダ43およびコレット44が冷却され過ぎないようにすることもできる。あるいは、前述の大きい孔51a,51bと小さい孔52a,52bと孔のない切り換え位置との3位置に切り換えるようにして、供給配管47および排出配管48の冷却流体の流量を、大、小、零の3段階に切り換えるようにしてもよい。
【0050】
また、上記実施形態は、冷却流体の流量を2段階ないし3段階に切り換える場合について説明したが、例えば、冷却流体の連続的な流量制御機構部を設けてもよい。図6に示す流量制御機構部は、冷却流体の供給配管47または排出配管48のいずれか一方または両方に、ニードル弁などの流量可変型弁60a,60bを接続するとともに、コレットホルダ43に温度センサ70を取り付けて、この温度センサ70の検出温度に応じて、弁制御部80によって流量可変型弁60a,60bの開口度を制御して、冷却流体の流量を連続的に変化するようにしている。
【0051】
すなわち、コレットホルダ43およびコレット44の温度が上昇し過ぎた場合は、弁制御部80によって流量可変型弁60a,60bの開口度を大きくして、冷却流体の流量を増大して、コレットホルダ43およびコレット44を効果的に冷却し、コレットホルダ43およびコレット44の温度が下降してくると、弁制御部80によって流量可変型弁60a,60bの開口度を小さくして、冷却流体の流量を小さくして、常に適正な冷却状態に制御する。
【0052】
[実施例]
次に、本発明の実施例について説明する。
金−シリコン共晶によるボンディング動作(基材8の設定温度400℃)の場合に、常温のエア供給流量を、コレットホルダ43およびコレット44が高温のボンディングポジションPc位置およびその近傍位置にある時に10リットル/min、コレットホルダ43およびコレット44が低温のピックアップポジションPaおよびその近傍位置にある時に5リットル/minと2段階に切り換えるようにした本発明のダイボンダでは、従来のダイボンダに比較して、コレットホルダ温度が略40%低減でき、ボンディングポジションPcとピックアップポジションPaとのコレットホルダ温度差による伸縮量が略1/5に低減でき、半導体チップ20,000個ボンディング後のコレット摩耗量が略1/6〜1/25に低減できた。
【0053】
【発明の効果】
本発明のダイボンダは、ピックアップポジションで半導体チップをピックアップし、ボンディングポジションで半導体チップを加熱された基材にボンディングするように、ピックアップポジションとボンディングポジション間を往復動作するコレットと、このコレットを保持するコレットホルダを有するダイボンダにおいて、前記コレットを保持するコレットホルダを冷却部貫通させて取り付け、コレットホルダと冷却部との間に空間部を設けて、この空間部に冷却流体を供給する供給配管と、冷却流体を排出する排出配管とを接続したことを特徴とするものであるから、ボンディングポジションおよびその近傍位置では、空間部に供給する冷却流体の供給量を増大して、コレットホルダおよびコレットを冷却して、コレットホルダおよびコレットが高温度に保持される時間を短縮して、コレットの熱劣化を防止できるとともに、ボンディングポジションとピックアップポジションとのコレットホルダおよびコレットの温度差を小さくして、コレットホルダおよびコレットの伸縮による高さ位置の変化を小さくして、ピックアップ精度およびボンディング精度の向上が可能になり、ダメージなく半導体チップをボンディングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のダイボンダの概略平面図、
(B)は(A)のダイボンダの概略正断面図である。
【図2】(A)は本発明のダイボンダにおけるコレットユニットの正面図、
(B)は(A)のコレットユニットの一部断面側面図、
(C)は(A)のコレットユニットの背面図、
(D)は(A)のダコレットユニットの下面図である。
【図3】図1のダイボンダにおけるピックアップポジションとボンディングポジションとの間の動作状態を示した正面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係るダイボンダにおけるコレットユニットの一部断面側面図である。
【図5】(A)は本発明のさらに他の実施形態に係るダイボンダにおける冷却流体の流量切り換え機構部の一例であるポート切り換え弁を冷却流体の流量大に切り換えた状態の断面図、
(B)はポート切り換え弁を冷却流体の流量小に切り換えた状態の断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施形態に係るダイボンダにおける冷却流体の流量制御機構部の縦断側面図である。
【図7】半導体チップを粘着シートに貼着した半導体チップユニットの斜視図である。
【図8】半導体チップユニットからコレットで半導体チップをピックアップして基材にボンディングする動作説明図である。
【図9】半導体チップのボンディング動作説明図である。
【符号の説明】
10 ダイボンダ
20 X−Y−θテーブル
30 ヒータレール
40 コレットユニット
41 昇降部材
42 アーム
43 コレットホルダ
44 コレット
45 冷却部
46 空間部
47 冷却流体供給配管
48 冷却流体排出配管
49 冷却流体の方向変更部材
49a,49b フランジ
50 冷却流体の流量ポート切り換え弁
60 流量可変型弁(ニードル弁)
70 温度センサ
80 流量制御部

Claims (6)

  1. ピックアップポジションで半導体チップをピックアップし、ボンディングポジションで半導体チップを加熱された基材にボンディングするように、ピックアップポジションとボンディングポジション間を往復動作するコレットと、このコレットを保持するコレットホルダを有するダイボンダにおいて、前記コレットを保持するコレットホルダを冷却部貫通させて取り付け、コレットホルダと冷却部との間に空間部を設けて、この空間部に冷却流体を供給する供給配管と、冷却流体を排出する排出配管とを接続したことを特徴とするダイボンダ。
  2. 前記空間部を、前記冷却部の内径寸法がコレットホルダの外形寸法がよりも大きい部分を設けて形成したことを特徴とする請求項1に記載のダイボンダ。
  3. 前記コレットホルダが、前記冷却部に対して昇降自在に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のダイボンダ。
  4. 前記コレットホルダに、前記冷却部とコレットホルダとの隙間から出る冷却流体がコレットの先端に向かわないように冷却流体の方向を変更する方向変更部材を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のダイボンダ。
  5. 前記空間部に供給する冷却流体の流量を、コレットの位置に応じて切り換える流量切り換え機構を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のダイボンダ。
  6. 前記空間部に供給する冷却流体の流量を、コレットホルダの温度に応じて制御する流量制御機構を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のダイボンダ。
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