JP3580985B2 - 男性・女性用上衣の釦及びポケットの配設方法、並びに該上衣の作製方法 - Google Patents

男性・女性用上衣の釦及びポケットの配設方法、並びに該上衣の作製方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、男性・女性用上衣の作製の際の釦及びポケットの配設方法、並びにその上衣の作製方法、特に、男性・女性用上衣をオーダーメード又はイージーオーダーメードにより作製する際に、フロント釦及び腰ポケットをバランスよく配設する方法、並びにオーダーメード又はイージーオーダーメードで、フロント釦及び腰ポケットをバランスよく配設した上衣を作製する方法に関する。
【0002】
ここで、「イージーオーダーメード」とは、オーダーメード及びカスタムメードに由来する和製英語であり、衣服を作製する際の誂え方法の一つである。客の要望を満たし易い製品仕様、部品仕様を予測し、その範囲を設定し、一定のルール化をする。その設定、ルール化した項目に従って、前準備をし、必要に応じて各項目を組み合わせることにより衣服を作製する。客には可能な範囲を示しながら一緒に仕様の決定をし、個別受注生産をする。予め設定し、ルール化するものとしては、例えば、アイテム(特定の衣服の種目であるジャケット、パンツ、スカート、ベスト、コート及びワイシャツ等)、デザイン(衣服全体のイメージであるシルエット、並びにポケット、ダーツ、切り替え線、衿及び袖口等の細部であるディテール)、サイズ(各細部にわたるサイズ構成)、体型補正(基本となるいくつかの体型と各箇所の補正)、仕立てグレード、各仕様(衣服を作製するための決め事)、使用される表素材、副素材等が挙げられ、これらについてルール化されている生産組立ラインにより所望の衣服を製作し、客の誂えたものを提供する。
【0003】
また、「上衣」は、ジャケット(上着)、コート及びベストを意味するものとし、「ジャケット」は、スーツのジャケット並びにブレザー及びスポーツジャッケトなどの替上着を意味するものとする。
【0004】
【従来の技術】
従来から、男性・女性用上衣、例えば婦人用ジャケット等を客の注文により作製する場合、基本的な受注から最終製品までに至るプロセスとしては、先ず、客の商品ニーズを把握し、アドバイスしながら、生地選択をし、次いで、デザインブック等を参考にして、その選択生地と客のプロポーションに相応しいジャケットイメージをアドバイスし、ジャケットデザインをするというプロセスがある。このジャケットデザインの際の主な検討項目としては、着丈レングス(例えば、ショート丈、セミショート丈、ミディアム丈、セミロング丈等)の選択、ジャケットの打ち合いから裾にかけてのデザイン、即ちフロントカットデザイン(例えば、テーラードカット、ラウンドカット、斜めカット、スクエアーカット、シングル、ダブル、釦数等)の選択、ディテールデザイン(例えば、ラベル、ポケット等)の選択等が挙げられる。これらの項目について客にアドバイスすると共に、全体的なシルエット等についても検討する。ここで、「着丈(レングス)」とは、上衣(ジャケット、コート、ベスト等)の後ろ襟ぐり中心から裾までの長さをいう。
【0005】
その後、採寸ガイドに基づき、ヌード採り寸から、総体的なプロポーションや体型などの特徴を把握し、採寸する。採寸後、相応しいバストパターンサイズを選択し、バストパターンサイズに基づく補正を行うため、客にアドバイスしながら、必要なパターン上の微調整を加える。次いで、トータルメイクし、オーダーチェックを行った後、縫製し、所望の商品を得ている。最後に、エンディングフォローとして、客に商品の着用アドバイスをし、アフターケアーを行う。
男性の場合にも、ウエスト位置や体型は個体によって異なるため、パターン上の微調整は必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、女性の場合も男性の場合も、身長の高い低いや体型に関わらず、チャレンジしてみたい着丈のジャケット等に対するニーズ、即ちフルレングス着丈ニーズがある。
しかしながら、上記したようなジャケットの受注からエンディングフォローまでに至る従来技術のイージーオーダーメード及びオーダーメードのプロセスにおいて、特にジャケットデザインのプロセスにおいて、特に婦人服に多いフルレングス着丈ニーズに応えて、ウエストの絞り位置を保った上で、フロント釦位置及び腰ポケット位置等のバランスの良いショート丈からロング丈までの各種着丈のジャケットを得ることは困難であった。
【0007】
これは、従来のイージーオーダーメード及びオーダーメードでは、着丈値に基づいてフロント釦位置、腰ポケット位置を設定しているので、ジャケット丈を長くした場合には、衿のVゾーン、フロント釦、腰ポケットの位置も同時に下がり、全体が間延びしてバランスが悪くなってしまい、また、ジャケット丈を短くした場合には、全体が寸詰まりになりバランスが悪くなってしまうからである。
例えば、従来の着丈調整方法では、或る着丈値に対してそれより大きく又は小さくするように着丈値を調整する場合、ウエスト絞り位置を着丈値の増減にかかわらず移動させずに行っており、着丈調整量に対してウエスト絞り位置の移動量はゼロである。また、最上部釦位置(Vゾーン)の移動量は、着丈調整量の1/2(着丈調整量1cm当たり0.5cm)の増減とし、最下部釦位置の移動量は、最上部釦位置と連動して着丈調整量の1/2の増減とし、腰ポケット位置の移動量は、着丈調整量の1/3(着丈調整量1cm当たり0.33cm)の増減としていた。ウエスト絞り位置が着丈値にかかわらず移動されないので、釦位置及びポケット位置を移動する場合、それらの間のバランスが取り難かった。
【0008】
かくして、身長と背丈とのバランスに対応でき且つ充分なウエストラインシルエットに対応できる、バランス良く配設されたフロント釦及び腰ポケットを有するジャケット等の開発が望まれていた。ここで、「背丈」とは、上衣の後ろ襟ぐり中心からウエストラインまでの長さをいう。
さらに、客のデザインイメージに合ったバランスの良いフロント釦位置及び腰ポケット位置が得られるように、これらの位置を好みに応じて適宜アレンジすることができ、客のニーズに応じられるようにすることが望まれていた。
したがって、本発明の目的は、各種着丈の男性・女性用上衣を作製するに際し、上記したような男性・女性のニーズを満足しうるように、ウエストの絞り位置を保った上で、フロント釦位置及び腰ポケット位置をバランス良く設定する方法、並びにこのようにして得られたバランスの良いフロント釦位置及び腰ポケットを有する男性・女性用上衣を作製する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の男性・女性用上衣のフロント釦及び腰ポケットの配設方法は、ウエストの絞り位置を保った上で、フロント釦及び腰ポケットを有する各種着丈の男性・女性用上衣をオーダーメード又はイージーオーダーメードで作製する際に、該フロント釦及び腰ポケットをバランス良く配設する方法であって、背丈線を基準にその上方部分を背丈としまたその下方部分を裾丈として、女性用上衣の場合は、 ( 着丈 ) ( 背丈 ) の差寸値である該背丈の値が34〜45cm、該裾丈の値が15〜38cmであり、また、男性用上衣の場合は、該背丈の値が38〜51cm、該裾丈の値が15〜49cmである時に、この背丈値及び裾丈値をパターン設計に取り込み、該ウエストの絞り位置を該背丈線から約2.5cm上に設けて、該フロント釦を1つ有する上衣の場合、そのフロント釦を背丈線から下方にある腰ポケットと平行位置に又は腰ポケット取付位置から3.0cm上方に取り付け、また、該フロント釦を複数個有する上衣の場合、そのフロント釦の最上部釦を背丈線から1.5〜14.0cm上方に取り付け、その最下部釦を、該裾丈値に応じて、裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に7.0cm、裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に7.5cm、裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に8.0cm、裾丈値が24−26cmの場合は背丈線から下方に8.5cm、裾丈値が27−30cmの場合は背丈線から下方に9.0cm、裾丈値が31−33cmの場合は背丈線から下方に9.5cm、裾丈値が34−36cmの場合は背丈線から下方に10.0cm、及び裾丈値が37−38cmの場合は背丈線から下方に10.5cmの位置に取り付け、残りの釦を該最上部釦と該最下部釦との間に等間隔で取り付け、そして該腰ポケットを、該裾丈値に応じて、該裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に4.5cm、該裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に5.0cm、該裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に5.5cm、該裾丈値が24−30cmの場合は背丈線から下方に6.0cm、及び該裾丈値が31−38cmの場合は背丈線から下方に6.5cmの位置に取り付けることを特徴とする。
前記最上部釦、最下部釦及び腰ポケットの設定された少なくとも1つの取付位置が顧客のデザインイメージに合わない場合、該取付位置を上方又は下方に最大3.0cmの範囲内で再設定する
【0010】
本発明の男性・女性用上衣の作製方法は、ウエストの絞り位置を保った上で、フロント釦及び腰ポケットがバランス良く配設された各種着丈の男性・女性用上衣をオーダーメード又はイージーオーダーメードで作製する方法であって、背丈線を基準にその上方部分を背丈としまたその下方部分を裾丈として、女性用上衣の場合は、 ( 着丈 ) ( 背丈 ) の差寸値である該背丈の値が34〜45cm、該裾丈の値が15〜38cmであり、また、男性用上衣の場合は、該背丈の値が38〜51cm、該裾丈の値が15〜49cmである時に、この背丈値をパターン設計に取り込み、該ウエストの絞り位置を該背丈線から約2.5cm上に設けて、該フロント釦を1つ有する上衣の場合、そのフロント釦を背丈線から下方にある腰ポケットと平行位置に又は腰ポケット取付位置から3.0cm上方に取り付け、また、該フロント釦を複数個有する上衣の場合、そのフロント釦の最上部釦を背丈線から1.5〜14.0cm上方に取り付け、その最下部釦を、該裾丈値に応じて、裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に7.0cm、裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に7.5cm、裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に8.0cm、裾丈値が24−26cmの場合は背丈線から下方に8.5cm、裾丈値が27−30cmの場合は背丈線から下方に9.0cm、裾丈値が31−33cmの場合は背丈線から下方に9.5cm、裾丈値が34−36cmの場合は背丈線から下方に10.0cm、及び裾丈値が37−38cmの場合は背丈線から下方に10.5cmの位置に取り付け、残りの釦を該最上部釦と該最下部釦との間に等間隔で取り付け、そして該腰ポケットを、該裾丈値に応じて、該裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に4.5cm、該裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に5.0cm、該裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に5.5cm、該裾丈値が24−30cmの場合は背丈線から下方に6.0cm、及び該裾丈値が31−38cmの場合は背丈線から下方に6.5cmの位置に取り付け、公知の方法で該男性・女性用上衣を作製することを特徴とする
【0011】
本発明の男性・女性用上衣のフロント釦及び腰ポケットの配設方法はまた、販売データエリア、デザインエリア、寸法エリア、補正エリア、モジュールエリア及び素材エリアから構成される寸法書に基づいて、ウエストの絞り位置を保った上で、フロント釦及び腰ポケットを有する各種着丈の男性・女性用上衣をイージーオーダーメードで作製する際に、該フロント釦及び腰ポケットをバランス良く配設する方法であって背丈線を基準にその上方部分を背丈としまたその下方部分を裾丈として、女性用上衣の場合は、 ( 着丈 ) ( 背丈 ) の差寸値である該背丈の値が34〜45cm、該裾丈の値が15〜38cmであり、また、男性用上衣の場合は、該背丈の値が38〜51cm、該裾丈の値が15〜49cmである時に、この背丈値をパターン設計に取り込み、該ウエストの絞り位置を該背丈線から約2.5cm上に設けて、該フロント釦を1つ有する上衣の場合、そのフロント釦を背丈線から下方にある腰ポケットと平行位置に又は腰ポケット取付位置から3.0cm上方に取り付け、また、該フロント釦を複数個有する上衣の場合、そのフロント釦の最上部釦を背丈線から1.5〜14.0cm上方に取り付け、その最下部釦を、該裾丈値に応じて、裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に7.0cm、裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に7.5cm、裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に8.0cm、裾丈値が24−26cmの場合は背丈線から下方に8.5cm、裾丈値が27−30cmの場合は背丈線から下方に9.0cm、裾丈値が31−33cmの場合は背丈線から下方に9.5cm、裾丈値が34−36cmの場合は背丈線から下方に10.0cm、及び裾丈値が37−38cmの場合は背丈線から下方に10.5cmの位置に取り付け、残りの釦を該最上部釦と該最下部釦との間に等間隔で取り付け、そして該腰ポケットを、該裾丈値に応じて、該裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に4.5cm、該裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に5.0cm、該裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に5.5cm、該裾丈値が24−30cmの場合は背丈線から下方に6.0cm、及び該裾丈値が31−38cmの場合は背丈線から下方に6.5cmの位置に取り付けるようにして、該フロント釦及び腰ポケットのマスター位置を設定し、このように設定したフロント釦及び/又は腰ポケットのマスター位置ではそのバランスが顧客のデザインイメージに合わない場合、該マスター位置よりも高くする時又は低くする時には、該寸法書中の補正エリア内のバランスについての項目における最上部釦位置、最下部釦位置及び腰ポケット位置の欄の少なくとも1つにおいて、「高く」の欄又は「低く」の欄を指示し、さらに該マスター位置からの上げ・下げの数値を1〜3cmの範囲内で指示して、デザインイメージに合ったバランスの良いフロント釦位置及び/又は腰ポケット位置を再設定することを特徴とする
【0012】
本発明の男性・女性用上衣の作製方法はまた、販売データエリア、デザインエリア、寸法エリア、補正エリア、モジュールエリア及び素材エリアから構成される寸法書に基づいて、ウエストの絞り位置を保った上で、フロント釦及び腰ポケットがバランス良く配設された各種着丈の男性・女性用上衣をイージーオーダーメードで作製する方法であって背丈線を基準にその上方部分を背丈としまたその下方部分を裾丈として、女性用上衣の場合は、 ( 着丈 ) ( 背丈 ) の差寸値である該背丈の値が34〜45cm、該裾丈の値が15〜38cmであり、また、男性用上衣の場合は、該背丈の値が38〜51cm、該裾丈の値が15〜49cmである時に、この背丈値をパターン設計に取り込み、該ウエストの絞り位置を該背丈線から約2.5cm上に設けて、該フロント釦を1つ有する上衣の場合、そのフロント釦を背丈線から下方にある腰ポケットと平行位置に又は腰ポケット取付位置から3.0cm上方に取り付け、また、該フロント釦を複数個有する上衣の場合、そのフロント釦の最上部釦を背丈線から1.5〜14.0cm上方に取り付け、その最下部釦を、該裾丈値に応じて、裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に7.0cm、裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に7.5cm、裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に8.0cm、裾丈値が24−26cmの場合は背丈線から下方に8.5cm、裾丈値が27−30cmの場合は背丈線から下方に9.0cm、裾丈値が31−33cmの場合は背丈線から下方に9.5cm、裾丈値が34−36cmの場合は背丈線から下方に10.0cm、及び裾丈値が37−38cmの場合は背丈線から下方に10.5cmの位置に取り付け、残りの釦を該最上部釦と該最下部釦との間に等間隔で取り付け、そして該腰ポケットを、該裾丈値に応じて、該裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に4.5cm、該裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に5.0cm、該裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に5.5cm、該裾丈値が24−30cmの場合は背丈線から下方に6.0cm、及び該裾丈値が31−38cmの場合は背丈線から下方に6.5cmの位置に取り付けるようにして、該フロント釦及び腰ポケットのマスター位置を設定し、このように設定したフロント釦及び/又は腰ポケットのマスター位置ではそのバランスが顧客のデザインイメージに合わない場合、該マスター位置よりも高くする時又は低くする時には、該寸法書中の補正エリア内のバランスについての項目における最上部釦位置、最下部釦位置及び腰ポケット位置の欄の少なくとも1つにおいて、「高く」の欄又は「低く」の欄を指示し、さらに該マスター位置からの上げ・下げの数値を1〜3cmの範囲内で指示して、デザインイメージに合ったバランスの良いフロント釦位置及び/又は腰ポケット位置を再設定し、公知の方法で男性・女性用上衣を作製することを特徴とする
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、女性用上衣を例にとり、図面を参照して説明する。
本発明の男性・女性用上衣、特に女性用上衣の作製方法によれば、フルレングス着丈ニーズに応えるために、女性用上衣のイージーオーダーメード及びオーダーメードで、客の背丈値をジャケット、コート及びベストのパターン設計に取り込むことによって、ウエストの絞り位置を保った上で、フロント釦位置及び腰ポケット位置のバランスの良いショート丈、セミショート丈、ミディアム丈、セミロング丈、ロング丈のジャケット、コート及びベストを作製することができる。女性用上衣の作製の際、ウエストの絞り位置を保った上で、フロント釦及び腰ポケットをバランス良く配設するためには、フロント釦が1つの上衣の場合は、背丈線から所定の距離だけ下方に釦を取り付け、フロント釦を複数個有する上衣の場合は、背丈線から所定の距離だけ上方に最上部釦を取り付け且つ下方に最下部釦を取り付けて、残りの釦を該最上部釦と該最下部釦との間に等間隔で取り付け、また、背丈線から所定の距離だけ下方に腰ポケットを取り付ければよい。
【0014】
これらの女性用上衣のイージーオーダーメードの際に指定できる背丈値の範囲は、好ましくは、34〜45cmであるが、これは、成人女子6657人の背丈と総丈(首の付けねからかかとまでの寸法をいう。)との測定値から、本発明の目的を勘案して特定された好ましい範囲である。本発明では、この背丈値範囲をジャケット等のパターン設計に取り込み、その背丈値範囲に基づいてジャケット等のフロント釦位置及び腰ポケット位置をバランス良く設定することができる訳であるが、かかる範囲の背丈値の採用により、成人女子の幅広い身長範囲、即ち、約130cm〜約190cmの範囲をほぼカバーする、バランスの良いフロント釦及び腰ポケットを有する上衣を所望に応じて作製することができる。
【0015】
背丈値の好ましい範囲を34cm〜45cmに設定したのは、34cm未満又は45cmを超えると、バスト、アームホール及び肩幅等とのラインのつながりが悪くなり、また、上衣の着用時にフロント釦位置及び腰ポケット位置の全体のバランスが悪くなるということを考慮したためである。もちろん、この範囲を外れても、適切な範囲内での釦位置及びポケット位置のアレンジにより、好ましいバランスを維持することができ、かくして、所望の上衣を作製することは可能である。
なお、着丈値の設定可能範囲は、上記の指定背丈寸法に、着丈の下方部分に対応する裾丈(例えば、15cm〜38cm)を加算したものが好ましく、49cm〜83cmの範囲で自由に変動できる。
上記したようなショート丈からロング丈までのニーズに対して、本発明における背丈値との関係で、女性客にとってイメージし易いように着丈レングスのモデルを示せば、例えば、次の表1のようになる。
【0016】
【表1】
Figure 0003580985
【0017】
後述するように、上記背丈値に応じてフロント釦位置を設定することにより、バランスの良いフロント釦位置及び相応しい衿まわりのVゾーンが得られ、また、背丈値に基づいて腰ポケット位置を設定することにより、バランスの良い腰ポケット位置が得られる。
また、本発明によれば、従来技術におけるような着丈に基づいてフロント釦位置及び腰ポケット位置を設定し、かくしてジャケットを作製している場合と異なり、背丈値に応じて、即ち、背丈線位置を基準にして背丈としての上方部分と裾丈としての下方部分とを組み合わせてなる着丈の値に応じて、これを取り込むようにしてパターンの設計をし、所定の位置にフロント釦及び腰ポケットを配設し、かくしてジャケット等を作製しているので、固有の背丈に合ったショート丈からロング丈までのニーズやウエストラインシルエット(ローウエスト、ハイウエスト)への対応の実現が可能となる。
【0018】
即ち、本発明における着丈調整では、背丈を34〜45cmまた裾丈を15〜38cmの範囲とした場合、或る着丈値に対してそれより大きく又は小さくするように着丈値を調整する時、ウエスト絞り位置は各背丈値毎に、その背丈線から約2.5cm上に設けられており、着丈値が増減してもウエスト絞り位置は移動せず、着丈調整量に対してウエスト絞り位置の移動量はゼロである。また、最上部釦位置(Vゾーン)は背丈値によるのであり、着丈調整量に対する移動量はゼロとし、最下部釦位置の移動量は、次式:
{(最大裾丈における釦位置)−(最小裾丈における釦位置)}÷{(最大裾丈)−(最小裾丈)}
に従って計算され、着丈調整量1cmに対して0.15cmの増減とし、腰ポケット位置の移動量は、次式:
{(最大裾丈におけるポケット位置)−(最小裾丈におけるポケット位置)}÷{(最大裾丈)−(最小裾丈)}
に従って計算され、着丈調整量1cmに対して0.08cmの増減とする。ウエスト絞り位置を保った上で、釦位置及びポケット位置を移動、配設する場合、その移動量はごくわずかであり、それらの間のバランスは良い。
【0019】
次に、本発明におけるフロント釦及び腰ポケットの取り付け位置について、図面に基づき説明する。
図1(a)、(b)及び(c)は、本発明により得られるジャケットの各種着丈レングスモデル(S、M、L及びL’)の例を示すものであり、図1(a)はジャケットの後面図であり、図1(b)はその正面図であり、図1(c)は背丈線及びウエストラインを説明するための人体モデルの後面図である。これらの図において、Aは背丈であり、Bは裾丈であり、線W−Wはウエスト絞り位置、線X−Xは背丈線位置を示す。A+Bが着丈となる。また、図1(a)及び(b)中、Sはショート丈、Mはミディアム丈、Lはロング丈、L’はLより長いロング丈の場合の着丈レングスを示す。
図2には、本発明によって得られたフロント釦及び腰ポケットを有する4つ釦のテーラードジャケットの正面図が示されており、同図中、実線は着丈レングスがミディアム丈(M)また点線は着丈レングスがショート丈(S)及びロング丈(L)の場合を示している。図2中、線W−W及び線X−Xは、図1の場合と同じである。
【0020】
図2に示されているように、フロント最上部釦(第1釦)1は、釦数に応じて、背丈線位置X−Xから上方の定寸の位置に取り付けられる。2つ釦及び3つ釦のテーラードジャケットの第1釦は、シングルフロント/ダブルフロントを問わず、釦数に応じて背丈線から上方の定寸の位置、例えば、テーラードジャケットの2つ釦の場合は、背丈線から約1.5cm上に、同3つ釦の場合は、背丈線から約9.5cm上に取り付けられる。4つ釦のテーラードジャケットの場合は、シングルフロントのみであるが、その第1釦1は背丈線X−Xから約14.0cm上に取り付けられる。1つ釦のテーラードジャケットについては、その釦は、シングルフロントの場合、裾丈に依存して、背丈線X−Xから下方に定寸の位置、例えば、上記裾丈が、15−16cm、17−19cm、20−23cm、24−30cm、及び31−38cmの場合、それぞれ、背丈線位置X−Xから下方に、1.5cm、2.0cm、2.5cm、3.0cm、及び3.5cmの位置に取り付けられる。この位置は、後述するような腰ポケットの位置からは約3.0cm上になる。ダブルフロントの場合は、腰ポケット位置と平行位置に取り付けられる。
【0021】
ラウンドジャケットの場合、第1釦は、シングルフロント/ダブルフロント及び釦数(4〜5つ釦)に関わらず、背丈値に応じて定寸、即ち、背丈値から約8cm減じて得た値だけ、背丈線X−Xから上方の位置に取り付けられる。この値は、通常ラウンドネックの前襟ぐりの最下部より2.0cm下に相当する。
【0022】
また、フロント最下部釦位置及び腰ポケット位置は、テーラードジャケット/ラウンドジャケット、シングルフロント/ダブルフロント、釦数に関わらず、(着丈)−(背丈)の差寸値、即ち裾丈に応じて変動し、この裾丈が大きくなれば、背丈線位置X−Xからの最下部釦位置2及び腰ポケット位置3の間が長くなる。
【0023】
フロント最下部釦は、例えば、上記裾丈が、15−16cm、17−19cm、20−23cm、24−26cm、27−30cm、31−33cm、34−36cm及び37−38cmの場合、それぞれ、背丈線位置X−Xから下方に、7.0cm、7.5cm、8.0cm、8.5cm、9.0cm、9.5cm、10.0cm及び10.5cmの位置に取り付けられる。
腰ポケットは、上記最下部釦の場合と同様に、背丈線X−Xから下方に一定の距離を隔てて設けられる。例えば、裾丈が、15−16cm、17−19cm、20−23cm、24−30cm及び31−38cmの場合、それぞれ、背丈線位置X−Xから下方に、4.5cm、5.0cm、5.5cm、6.0cm及び6.5cmの位置に取り付けられる。
上記したような、背丈位置による1つ釦位置、最上部・最下部釦位置及び腰ポケット(P)位置の設定について纏めれば次の表2のようになる。このように予めバランスを考えて設定しておけばグレーディング時に寸法、デザインを意識する必要がない。
【0024】
【表2】
Figure 0003580985
【0025】
また、複数個のフロント釦を有する上衣の場合の釦間距離については、最下部釦位置が裾丈に応じて変動することから、この裾丈が大きくなれば、最上部釦と最下部釦との間の距離(全体の釦間距離と称す)が長くなる。個々の釦間距離は、(全体の釦間距離)/(釦間の数)により算出される。
ウエストの絞り位置W−Wは、テーラードジャケット/ラウンドジャケット、シングルフロント/ダブルフロント、釦数にかかわらず、背丈線位置X−Xより約2.5cm上になる。即ち、背丈が同じ場合(同一の女性客の場合等)、着丈にかかわらず、同一のウエスト絞り位置を維持することができる。
上記したようなフロント釦位置及び腰ポケット位置の設定値はマスター値であって、このようなマスター値での設定では、顧客の要望を満足し得ない場合は、以下記載するように、また、図3(a)及び(b)並びに図4(a)、(b)及び(c)に示すように、所定の範囲内でアレンジすることができる。かかるアレンジによっても、フロント釦位置及び腰ポケット位置のバランスは崩れない。
【0026】
本発明においては、上記したように、背丈値という概念に基づいてフロント釦及び腰ポケットを位置決めし、配設している。これらの位置のアレンジは、該位置のバランスについての項目を採寸書(図3(a))の補正エリア(図3(b))内に設けて、これに基づいて行われ、その結果、客のデザインイメージにより近いバランスのものを提供することができる。フロント釦位置についてのマスター値のアレンジは、一般に、最上部釦位置を高く又は低くする場合には、それぞれ、設定釦位置より上へ又は下へ1cm〜3cm移動する旨の指示をすることにより行うことができ、また、最下部釦位置を高く又は低くする場合には、それぞれ、設定釦位置より上へ又は下へ1cm〜3cm移動する旨の指示をすることにより行うことができる。また、腰ポケット位置についてのマスター値のアレンジは、一般に、腰ポケット位置を高く又は低くする場合には、それぞれ、設定腰ポケット位置より上へ又は下へ1cm〜3cm移動する旨の指示をすることにより行うことができる。これらのアレンジについての好ましい実施の形態を以下詳細に説明する。
【0027】
フロント釦位置についてのマスター値のアレンジは、好ましくは、最上部釦と最下部釦とに対し、フロントの種類及び釦数に応じて、その設定釦位置からの移動量を該バランス欄に次のように指示して行う。
即ち、最上部釦位置は、テーラードジャケットのシングルフロントで2つ釦、シングルフロントで4つ釦及びダブルフロントで2つ掛の場合、背丈値35cm、36cm及び37cm以上においてそれぞれ、最大1cm、2cm及び3cmまで設定釦位置から上方へ移動するように指示することによりアレンジされるが、背丈値が34cm未満の場合には、上方への移動を指示すると釦位置のバランスが崩れてしまう。テーラードジャケットのシングルフロントで1つ釦、シングルフロントで3つ釦、ダブルフロントで3つ掛け及びダブルフロンで1つ掛けの場合、背丈値にかかわらず、最大3cmまで上方へ移動するよう指示することによりアレンジすることが可能である。ラウンドジャケットの場合は、首前襟ぐり量を維持するため、背丈値にかかわらず、1cmまで上方へ移動するよう指示することによりアレンジすることが可能である。また、最上部釦の下方への移動を指示できる量は、背丈値にかかわらず、テーラードジャケットの場合、最大3cmまでであり、ラウンドジャケットの場合、最大2cmまでである。
【0028】
最下部釦の設定釦位置から上方への移動を指示できる量は、裾丈の値にかかわらず、テーラードジャケットの場合も、ラウンドジャケットの場合も、最大3cmまでである。また、最下部釦の下方への移動を指示できる量は、テーラードジャケットの場合も、ラウンドジャケットの場合も、前記裾丈の値が16cm、17cm及び18cm以上において、それぞれ、最大1cm、2cm及び3cmまでである。
腰ポケット位置についてのマスター値のアレンジは、好ましくは、次のようにして行われる。即ち、腰ポケット位置は、裾丈の値にかかわらず、最大3cmまで設定ポケット位置から上方へ移動するよう指示することによりアレンジされ、また、背丈値が35cm、36cm及び37cm以上において、それぞれ、最大1cm、2cm及び3cmまで下方へ移動するよう指示することによりアレンジできる。しかし、背丈値が34cm未満の場合には、下方への移動を指示すると腰ポケット位置のバランスが崩れてしまう。なお、ショート丈寄りのジャケットの場合、フロントのイメージが損なわれないよう、裾丈の値で下げ量をアレンジする。
【0029】
上記のアレンジは、例えば、図3(a)及び(b)に示されたように、採寸書中の補正エリア内のバランスについての項目における最上部釦位置、最下部釦位置及ぴ腰P位置(腰ポケット位置)の欄において、マスター位置よりも高くする場合には「高く」の欄を選びまた低くする場合には「低く」の欄を選び、さらにマスター位置からの上げ・下げの量を「1.0cm、2.0cm、3.0cm」の数値から選ぶことにより行われる。
なお、図3(a)の寸法書は、販売データエリア、デザインエリア、寸法エリア、補正エリア、モジュールエリア及び素材エリアから適宜構成されるものであり、また図3(b)の補正エリアは、パット、ジャケット体型、バランス、ジャケット、サイドパネル、ベスト等から適宜構成されるものである。これらのうちバランスについての項目は最上部釦位置、最下部釦位置、腰ポケット位置等の欄からなっている。図3(a)及び(b)において、本発明におけるアレンジとの関係で不要の部分は図示していない。
【0030】
次に、着丈による釦位置及び腰ポケットの自動設定方法について、グレーディングの面から、図4(a)、(b)及び(c)を参照して説明する。
図4(a)、(b)及び(c)にそれぞれ示すうしろ身ごろ、細腹及び前身ごろの型紙から明らかなように、グレーディングの操作に従って、着丈による釦及び腰ポケットの位置が自動的に設定される。グレーディングの操作により、背丈に関しては、式:△A=(背丈の目的寸法)−(背丈のマスター寸法)に従って、連動ポイントP1〜P8迄同量の△A分移動することによりアレンジできる。また、腰ポケット位置に関しては、前記のように寸法、デザイン等により決められた値でポイントP5を基準としてP7、P8を同量の△B分移動することによりアレンジできる。さらに、釦位置に関しては、前記のように寸法、デザイン等により決められた値でポイントP5を基準としてP6を△C分移動することによりアレンジできる。
【0031】
上記したようなアレンジをなすことにより、客のデザインイメージに合ったバランスの良いものを提供できる。
なお、男性用上衣のイージーオーダーメードの際に指定できる背丈値の範囲は、好ましくは、38〜51cmであり、また、着丈値の設定可能範囲は、好ましくは53〜100cmである。この範囲内で自由に変動せしめることができ、女性用上衣の場合について上記したと同様にして、釦位置及び腰ポケットをバランスよく配設することができ、また、マスター値を所定の範囲内でアレンジすることもできる。
【0032】
【実施例】
以下、本発明の実施例を、女性用ジャケットを例にとり、図面を参照して具体的に説明する。
前記表1中に記載され、また、図2に示されたようなミディアムモデル(背丈値38cm及び裾丈値24cm)のジャケットを作製する際のフロント釦及び腰ポケットの位置の設定並びにかかるジャケットの作製について説明する。
身長158cmの客からのオーダーに基づき、女性用ジャケットを作製するに際し、先ず、客の商品ニーズを把握し、客にアドバイスしながら、生地を選択した。次いで、デザインブックを参考にして、その選択生地と客のプロポーションに相応しいジャケットイメージをアドバイスしながら、着丈レングスとしてミディアム丈を、フロントカットデザインとしてテーラードカット(シングルフロント、4つ釦)を、その他のデザインとして2つの腰ポケットを、全体的なシルエット等を考えながら選択した。
【0033】
その後、採寸ガイドに基づき、ヌード採り寸から、総体的なプロポーションや体型の特徴を把握し、採寸した。その際、背丈の調整や、バランス良いウエスト絞り位置の設定を行い、ゆとり量や体型やプロポーション上のフォロー寸をアドバイスし、シルエット補正(シェープ量、フレアー量、腰ポケット位置調整)を行い、使用生地の物性を寸法上に反映させた。その際、図2に示すように、最上部釦1を背丈線X−Xから14cm上に取り付け、裾丈が24cmであることから、最下部釦2を背丈線X−Xから8.5cm下に取り付け、また、腰ポケット3を背丈線X−Xから6.0cm下に取り付けた。各釦間距離は、7.5cmであった。ウエストの絞り位置W−Wは背丈線X−Xより2.5cm上にあった。
【0034】
採寸後、相応しいバストパターンサイズを選択し、バストパターンサイズに基づく補正を行い、パターン上の微調整を加えた後、トータルメイクし、オーダーチェックを行った。次いで、縫製し、目的とする製品を得た。
また、上記と同様にして、ウエストの絞り位置W−Wを背丈線X−Xより2.5cm上に保った上で、ショート丈(背丈値38cm、裾丈値15cm)及びロング丈(背丈値38cm、裾丈値38cm)のジャケットを作製した。最上部釦位置は両者ともミディアム丈の場合と同じであるが、最下部釦は、ショート丈の場合背丈線X−Xから7.0cm下に、また、ロング丈の場合背丈線X−Xから10.5cm下に取り付けた。腰ポケットは、ショート丈の場合背丈線X−Xから4.5cm下に、また、ロング丈の場合背丈線X−Xから6.5cm下に取り付けた。各釦間距離は、ショート丈の場合7cmであり、ロング丈の場合8.17cmであった。
【0035】
かくして得られた3種類のジャケットでは、ウエスト絞り位置が適切に維持されている上、フロント釦位置及び腰ポケット位置がバランス良く設定されており、また、客の要求を充分満足していた。
最後に、エンディングフォローとして、客に商品の着用アドバイスをし、アフターケアーを行った。
上記実施例の工程中で、フロント釦位置及び腰ポケット位置のバランスが客のニーズに合わなかった場合は、上記したように、それらの位置のバランスを図3(a)及び3(b)に示されたバランスについての項目への指示に基づいてアレンジすれば、客のニーズに合ったデザインイメージの商品とすることができる。
また、コート及びベストについても、上記実施例と同様にして、背丈値に基づき、バランスの良い釦位置及びポケット位置を設定することができ、所期の目的に適ったものを作製することができた。
なお、男性用上衣、コート及びベストについても、上記女性用の場合と同様に処理すれば、目的とする製品を得ることができ、いずれもフロント釦位置及び腰ポケット位置がバランスよく設定されており、また客の要求を充分満足するものであった。
【0036】
【発明の効果】
本発明のフロント釦及び腰ポケットの配設方法によれば、男性・女性用上衣の作製の際に、従来技術におけるような着丈に基づいてフロント釦位置及び腰ポケット位置を設定する場合と異なり、固有の背丈値に基づいて、即ち背丈線を基準にした背丈としての上方部分と裾丈としての下方部分とを組み合わせてなる着丈の値に基づいて、所定の位置に最上部釦及び最下部釦が取り付けられ、また、腰ポケットが取り付けられるので、フロント釦及び腰ポケットをバランス良く配設することができる。
【0037】
また、本発明の上衣の作製方法によれば、従来技術の場合と異なり、固有の着丈値に基づいて、所定の位置にフロント釦及び腰ポケットを配設し、男性・女性用上衣を作製するので、ウエスト絞り位置を保った上で、バランス良くフロント釦及び腰ポケットが設定された男性・女性用上衣を作製することができ、固有の背丈に合ったショート丈からロング丈までの上衣についてのニーズへの対応の実現が可能となる。
さらに、本発明によれば、フロント釦位置及び腰ポケット位置についてのマスター値をアレンジすることにより、客のデザインイメージに合ったさらにバランスの良いものを提供できる。
なお、ウエスト絞り位置を変動させれば、ウエストラインシルエット(ローウエスト、ハイウエスト)への対応の実現も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
(a)本発明によって得られる各種着丈のジャケットを説明するためのジャケットの後面図。
(b)本発明によって得られる各種着丈のジャケットを説明するためのジャケットの正面図。
(c)本発明における背丈線位置とウエスト絞り位置とを説明するための人体の後面図。
【図2】
本発明の方法によって得られたバランスの良いフロント釦及び腰ポケットを有する女性用ジャケットの正面図。
【図3】
(a)本発明により、フロント釦及び腰ポケットの位置をアレンジするために用いる寸法書の構造を示す概略図。
(b)図3(a)の寸法書中の一部を構成する補正エリアの構造を示す拡大図。
【図4】
(a)本発明による釦位置及び腰ポケット位置の設定について説明するためのうしろ身ごろの型紙を示す平面図。
(b)本発明による釦位置及び腰ポケット位置の設定について説明するための細腹の型紙を示す平面図。
(c)本発明による釦位置及び腰ポケット位置の設定について説明するための前身ごろの型紙を示す平面図。
【符号の説明】
1 最上部釦(第1釦) 2 最下部釦
3 腰ポケット A 背丈
B 裾丈 W−W ウエスト絞り位置
X−X 背丈線位置 P1〜P8 ポイント
△A 背丈移動量 △B 腰ポケット位置移動量
△C 釦位置移動量

Claims (5)

  1. ウエストの絞り位置を保った上で、フロント釦及び腰ポケットを有する各種着丈の男性・女性用上衣をオーダーメード又はイージーオーダーメードで作製する際に、該フロント釦及び腰ポケットをバランス良く配設する方法であって、
    背丈線を基準にその上方部分を背丈としまたその下方部分を裾丈として、女性用上衣の場合は、 ( 着丈 ) ( 背丈 ) の差寸値である該背丈の値が34〜45cm、該裾丈の値が15〜38cmであり、また、男性用上衣の場合は、該背丈の値が38〜51cm、該裾丈の値が18〜49cmである時に、この背丈値及び裾丈値をパターン設計に取り込み、該ウエストの絞り位置を該背丈線から約2.5cm上に設けて、
    該フロント釦を1つ有する上衣の場合、そのフロント釦を背丈線から下方にある腰ポケットと平行位置に又は腰ポケット取付位置から3.0cm上方に取り付け、また、
    該フロント釦を複数個有する上衣の場合、そのフロント釦の最上部釦を背丈線から1.5〜14.0cm上方に取り付け、その最下部釦を、該裾丈値に応じて、裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に7.0cm、裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に7.5cm、裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に8.0cm、裾丈値が24−26cmの場合は背丈線から下方に8.5cm、裾丈値が27−30cmの場合は背丈線から下方に9.0cm、裾丈値が31−33cmの場合は背丈線から下方に9.5cm、裾丈値が34−36cmの場合は背丈線から下方に10.0cm、及び裾丈値が37−38cmの場合は背丈線から下方に10.5cmの位置に取り付け、残りの釦を該最上部釦と該最下部釦との間に等間隔で取り付け、そして
    該腰ポケットを、該裾丈値に応じて、該裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に4.5cm、該裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に5.0cm、該裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に5.5cm、該裾丈値が24−30cmの場合は背丈線から下方に6.0cm、及び該裾丈値が31−38cmの場合は背丈線から下方に6.5cmの位置に取り付けることを特徴とする男性・女性用上衣のフロント釦及び腰ポケットの配設方法。
  2. 前記最上部釦、最下部釦及び腰ポケットの設定された少なくとも1つの取付位置が顧客のデザインイメージに合わない場合、該取付位置を上方又は下方に最大3.0cmの範囲内で再設定することを特徴とする請求項l記載の配設方法。
  3. ウエストの絞り位置を保った上で、フロント釦及び腰ポケットがバランス良く配設された各種着丈の男性・女性用上衣をオーダーメード又はイージーオーダーメードで作製する方法であって、
    背丈線を基準にその上方部分を背丈としまたその下方部分を裾丈として、女性用上衣の場合は、 ( 着丈 ) ( 背丈 ) の差寸値である該背丈の値が34〜45cm、該裾丈の値が15〜38cmであり、また、男性用上衣の場合は、該背丈の値が38〜51cm、該裾丈の値が18〜49cmである時に、この背丈値をパターン設計に取り込み、該ウエストの絞り位置を該背丈線から約2.5cm上に設けて、
    該フロント釦を1つ有する上衣の場合、そのフロント釦を背丈線から下方にある腰ポケットと平行位置に又は腰ポケット取付位置から3.0cm上方に取り付け、また、
    該フロント釦を複数個有する上衣の場合、そのフロント釦の最上部釦を背丈線から1.5〜14.0cm上方に取り付け、その最下部釦を、該裾丈値に応じて、裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に7.0cm、裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に7.5cm、裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に8.0cm、裾丈値が24−26cmの場合は背丈線から下方に8.5cm、裾丈値が27−30cmの場合は背丈線から下方に9.0cm、裾丈値が31−33cmの場合は背丈線から下方に9.5cm、裾丈値が34−36cmの場合は背丈線から下方に10.0cm、及び裾丈値が37−38cmの場合は背丈線から下方に10.5cmの位置に取り付け、残りの釦を該最上部釦と該最下部釦との間に等間隔で取り付け、そして
    該腰ポケットを、該裾丈値に応じて、該裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に4.5cm、該裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に5.0cm、該裾 丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に5.5cm、該裾丈値が24−30cmの場合は背丈線から下方に6.0cm、及び該裾丈値が31−38cmの場合は背丈線から下方に6.5cmの位置に取り付け、公知の方法で該男性・女性用上衣を作製することを特徴とする男性・女性用上衣の作製方法
  4. 販売データエリア、デザインエリア、寸法エリア、補正エリア、モジュールエリア及び素材エリアから構成される寸法書に基づいて、ウエストの絞り位置を保った上で、フロント釦及び腰ポケットを有する各種着丈の男性・女性用上衣をイージーオーダーメードで作製する際に、該フロント釦及び腰ポケットをバランス良く配設する方法であって
    背丈線を基準にその上方部分を背丈としまたその下方部分を裾丈として、女性用上衣の場合は、 ( 着丈 ) ( 背丈 ) の差寸値である該背丈の値が34〜45cm、該裾丈の値が15〜38cmであり、また、男性用上衣の場合は、該背丈の値が38〜51cm、該裾丈の値が15〜49cmである時に、この背丈値をパターン設計に取り込み、該ウエストの絞り位置を該背丈線から約2.5cm上に設けて、
    該フロント釦を1つ有する上衣の場合、そのフロント釦を背丈線から下方にある腰ポケットと平行位置に又は腰ポケット取付位置から3.0cm上方に取り付け、また、
    該フロント釦を複数個有する上衣の場合、そのフロント釦の最上部釦を背丈線から1.5〜14.0cm上方に取り付け、その最下部釦を、該裾丈値に応じて、裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に7.0cm、裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に7.5cm、裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に8.0cm、裾丈値が24−26cmの場合は背丈線から下方に8.5cm、裾丈値が27−30cmの場合は背丈線から下方に9.0cm、裾丈値が31−33cmの場合は背丈線から下方に9.5cm、裾丈値が34−36cmの場合は背丈線から下方に10.0cm、及び裾丈値が37−38cmの場合は背丈線から下方に10.5cmの位置に取り付け、残りの釦を該最上部釦と該最下部釦との間に等間隔で取り付け、そして
    該腰ポケットを、該裾丈値に応じて、該裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に4.5cm、該裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に5.0cm、該裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に5.5cm、該裾丈値が24−30cmの場合は背丈線から下方に6.0cm、及び該裾丈値が31−38cmの場合は背丈線から下方に6.5cmの位置に取り付けるようにして、該フロント釦及び腰ポケットのマスター位置を設定し、このように設定したフロント釦及び/又は腰ポケットのマスター位置ではそのバランスが顧客のデザインイメージに合わない場合、該マスター位置よりも高くする時又は低くする時には、該寸法書中の補正エリア内のバランスについての項目における最上部釦位置、最下部釦位置及び腰ポケット位置の欄の少なくとも1つにおいて、「高く」の欄又は「低く」の欄を指示し、さらに該マスター位置からの上げ・下げの数値を1〜3cmの範囲内で指示して、デザインイメージに合ったバランスの良いフロント釦位置及び/又は腰ポケット位置を再設定することを特徴とする男性・女性用上衣のフロント釦及び腰ポケットの配設方法
  5. 販売データエリア、デザインエリア、寸法エリア、補正エリア、モジュールエリア及び素材エリアから構成される寸法書に基づいて、ウエストの絞り位置を保った上で、フロント釦及び腰ポケットがバランス良く配設された各種着丈の男性・女性用上衣をイージーオーダーメードで作製する方法であって
    背丈線を基準にその上方部分を背丈としまたその下方部分を裾丈として、女性用上衣の場合は、 ( 着丈 ) ( 背丈 ) の差寸値である該背丈の値が34〜45cm、該裾丈の値が15〜38cmであり、また、男性用上衣の場合は、該背丈の値が38〜51cm、該裾丈の値が15〜49cmである時に、この背丈値をパターン設計に取り込み、該ウエストの絞り位置を該背丈線から約2.5cm上に設けて、
    該フロント釦を1つ有する上衣の場合、そのフロント釦を背丈線から下方にある腰ポケットと平行位置に又は腰ポケット取付位置から3.0cm上方に取り付け、また、
    該フロント釦を複数個有する上衣の場合、そのフロント釦の最上部釦を背丈線から1. 5〜14.0cm上方に取り付け、その最下部釦を、該裾丈値に応じて、裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に7.0cm、裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に7.5cm、裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に8.0cm、裾丈値が24−26cmの場合は背丈線から下方に8.5cm、裾丈値が27−30cmの場合は背丈線から下方に9.0cm、裾丈値が31−33cmの場合は背丈線から下方に9.5cm、裾丈値が34−36cmの場合は背丈線から下方に10.0cm、及び裾丈値が37−38cmの場合は背丈線から下方に10.5cmの位置に取り付け、残りの釦を該最上部釦と該最下部釦との間に等間隔で取り付け、そして
    該腰ポケットを、該裾丈値に応じて、該裾丈値が15−16cmの場合は背丈線から下方に4.5cm、該裾丈値が17−19cmの場合は背丈線から下方に5.0cm、該裾丈値が20−23cmの場合は背丈線から下方に5.5cm、該裾丈値が24−30cmの場合は背丈線から下方に6.0cm、及び該裾丈値が31−38cmの場合は背丈線から下方に6.5cmの位置に取り付けるようにして、該フロント釦及び腰ポケットのマスター位置を設定し、このように設定したフロント釦及び/又は腰ポケットのマスター位置ではそのバランスが顧客のデザインイメージに合わない場合、該マスター位置よりも高くする時又は低くする時には、該寸法書中の補正エリア内のバランスについての項目における最上部釦位置、最下部釦位置及び腰ポケット位置の欄の少なくとも1つにおいて、「高く」の欄又は「低く」の欄を指示し、さらに該マスター位置からの上げ・下げの数値を1〜3cmの範囲内で指示して、デザインイメージに合ったバランスの良いフロント釦位置及び/又は腰ポケット位置を再設定し、公知の方法で男性・女性用上衣を作製することを特徴とする男性・女性用上衣の作製方法
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