JP3580842B2 - 離型剤等のスプレー装置のノズルヘッド - Google Patents
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Description
【従来の技術】
ダイカスト工程で使用される金型等においては成形品の離型直後に、圧搾空気を噴射して残留屑を除去したり、あるいは離型剤を噴射、付着させるために、基板に多数のパイプを貫設したいわゆるノズルカセットと称されるノズルヘッドを装着した自動スプレー装置が使用されている。
【0002】
前記従来のノズルカセットと称されているノズルヘッドは、図5および図6に示されるごとく、金属製の基板AにノズルパイプBを取り付ける多数のテーパネジ穴Cを貫設し、このテーパネジ穴CにノズルパイプBを螺着、固定している。
【0003】
ノズルパイプBは、基端Dに、六角頭EとテーパネジFを形成された中空ボルトGを外嵌され、ろう付け等の手段で固着されている。
【0004】
前記ノズルパイプBは、基板Aの裏面Hから、テーパネジ穴Cに中空ボルトGのテーパネジFをネジ込むことにより、図5、図6に示されるように列設される。
【0005】
前記従来のノズルヘッドを組み立てるには、個々の中空ボルトGの六角頭Eに、スパナまたはボックススパナを係合させてネジ込まねばならず、該スパナ等の回動余裕間隙Iを形成する必要があり、単位面積X、例えば図6に示す点線J、Kと基板Aの周辺L、Mとで囲まれた部分へのノズルパイプBの取付本数に制限が存する問題がある。
【0006】
また螺着、固定されているノズルパイプB群中に交換を要するノズルパイプBが発生した場合、当該ノズルパイプBがノズルパイプ群中の中央付近に発生した場合には、周囲の他のノズルパイプBを外さない限り交換作業が行い得ない問題があり、ノズルパイプBの螺着、固定、交換の作業性が著しく悪く、交換を要するノズルパイプBが発生しても、交換せずに、離型剤等の噴射、付着ならびに圧搾空気の噴射を継続するケースが生じ、最終的には不良成形品の発生を惹起させる等の問題を生起させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術の有する諸問題点に鑑み、本発明は、単位面積内に螺着、固定されるノズルパイプの本数を、従来品に比し、倍数近く増加させることができると共に、ノズルパイプの螺着、固定、交換等の作業性が良好であり、ノズルパイプ群の中央近くに存するノズルパイプであってもそのノズルパイプのみを簡単に取り外しうるノズルヘッドを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の離型剤のスプレー装置のノズルヘッドは、硬質材よりなる基板と該基板に固定された複数のノズルパイプとを有しており、前記基板には多数のネジ穴が貫設され、前記ノズルパイプの基端には多角穴付きの中空ナットが固着され、該中空ナットの外周面には前記ネジ穴に螺合するネジが形成されており、前記中空ナットのネジが前記ネジ穴に螺合しており、前記基板のネジ穴及び前記中空ナットのネジがテーパーネジとして形成されている。
【0009】
【作用】
本発明の構成によると、ノズルパイプに固着されている中空ナットの多角穴に多角レンチを嵌入して回動させるのみで、基板のネジ穴にノズルパイプを螺着、固定できるので、基板裏面から個々のネジ穴へノズルパイプを挿したのち、多角レンチで中空ナットを回動させるのみでノズルパイプの螺着、固定あるいは取り外しができ、基板に対するノズルパイプの着脱作業がきわめて容易となり、ノズルパイプの交換も簡単に行いうる。
【0010】
さらに基板のネジ穴まわりに、中空ボルトの六角頭をスパナ等で回動させる余裕間隙を形成する必要がないので、基板の単位面積当りのノズルパイプの取付本数を著しく増大させることができる。
【0011】
【実施例】
図1ないし図4は、実施の一例を示しており、アルミ製の基板1に銅製のノズルパイプ2が中空ナット3で固定されている。
【0012】
基板1に貫設されている個々のネジ穴4は、図5に示すネジ穴Cと実質的に同一構造であり、数は異なるものの基板1の上下を逆にしたものに相当する。
【0013】
ノズルパイプ2のパイプ基端5に、ろう付け手段で固着されている中空ナット3は外周面に、前記ネジ穴4に螺合できるネジ6が形成され、ノズルパイプ2の固着側と反対の開口部に多角穴、図示例では、一例として六角穴7が形成され、この六角穴7がノズルパイプ2に連通している。
【0014】
図2は、一部のネジ穴4A、4Bにノズルパイプ2を取り付けずに示したノズルヘッド8の下面を示す略示斜面図であり、図3は基板1のみの下面図であり、図4は図3に示すものの右側面図である。
【0015】
図示例の場合、図3から明かなごとく、図6に示す単位面積Xと同一広さの単位面積X内に24個のテーパネジ穴4が開設され、図6に示す従来例の倍以上のノズルパイプ2の取り付けが可能である。
【0016】
図3に示される実施例ではネジ穴4の群Yは、ダイカスト金型に対する離型剤の噴射用のノズルパイプ2が固着され、ネジ穴4の群Zは、離型剤噴射に先立ちダイカスト金型に圧搾空気を噴射するノズルパイプ2が固着される。
【0017】
図示実施例ではネジ穴4およびネジ6としてテーパネジが使用されているが、テーパネジに限定されるものではない。
【0018】
本発明において、ネジ穴4およびネジ6の形状、多角穴の形状、大きさ、ネジ穴4の配列等が図示例に限定されないことは勿論である。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成であり、基板1のネジ穴4へノズルパイプ2を挿入し、中空ナット3のネジ6を多角穴の一例たる六角穴7へ挿入した多角レンチの一例たる六角レンチの回動でネジ穴4へ螺合させれば、基板1に対するノズルパイプ2の螺着、固定が完了するので基板1に対するノズルパイプ2の取付作業が著しく簡単となり、ノズルヘッド組立の作業効率を増大させうる効果を奏する。
【0020】
ノズルパイプ2の固定が、基板1の上面で行われ、該上面に多角穴の一例たる六角穴7が露出しているので、ノズルパイプ2群中のいずれかの位置の六角穴7へでも多角レンチの一例たる六角レンチを簡単に嵌入させうるので、ノズルパイプ2の交換のための脱着が容易となり、ノズルヘッド8の保守、管理作業が簡単となる等の効果も有している。
【0021】
さらに、ノズルパイプ2の固定のためにスパナを使用する必要がないので、基板1に、ネジ穴4を密接して貫設することが可能となり、基板1の単位面積当りのノズルパイプ2の取付本数を従来品の倍以上に多くしうる効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の一例たるノズルヘッドの一部の略示縦断面図である。
【図2】図1に示されるノズルヘッドの下面の略示斜視図である。
【図3】基板の下面図である。
【図4】図3に示すものの右側面図である。
【図5】従来品の一例の図1と同様の略示縦断面図である。
【図6】従来のノズルヘッドの略示下面図である。
【符号の説明】
1 基板
2 ノズルパイプ
3 中空ナット
4 ネジ穴
5 パイプ基端
6 ネジ
7 多角穴の一例たる六角穴
8 ノズルヘッド
Claims (1)
- 硬質材よりなる基板と該基板に固定された複数のノズルパイプとを有しており、前記基板には多数のネジ穴が貫設され、前記ノズルパイプの基端には多角穴付きの中空ナットが固着され、該中空ナットの外周面には前記ネジ穴に螺合するネジが形成されており、前記中空ナットのネジが前記ネジ穴に螺合しており、前記基板のネジ穴及び前記中空ナットのネジがテーパーネジとして形成されていることを特徴とする離型剤のスプレー装置のノズルヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34173993A JP3580842B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 離型剤等のスプレー装置のノズルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34173993A JP3580842B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 離型剤等のスプレー装置のノズルヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07164107A JPH07164107A (ja) | 1995-06-27 |
JP3580842B2 true JP3580842B2 (ja) | 2004-10-27 |
Family
ID=18348402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34173993A Expired - Lifetime JP3580842B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 離型剤等のスプレー装置のノズルヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3580842B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2287388A1 (en) * | 2009-08-18 | 2011-02-23 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Steam injection apparatus and laundry appliance comprising the steam injection apparatus |
JP2012200777A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 成形装置およびこれを用いた成形方法 |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP34173993A patent/JP3580842B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07164107A (ja) | 1995-06-27 |
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