JP3580361B2 - 広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式 - Google Patents

広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広bit幅アドレス空間(広いbit幅でアドレッシングされた仮想空間)と狭bit幅アドレス空間(狭いbit幅でアドレッシングされた仮想空間)とを持つ情報処理システムにおいて、狭bit幅アドレス空間に持っていたデータ(アクセスの際に一時的に使用されるデータではなく、当該情報処理システムにおける実際のデータ)を狭bit幅アドレス空間から広bit幅アドレス空間に移行した際のデータアクセス処理プログラムによるデータアクセスを実現するための広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式に関する。
【0002】
なお、上記の狭bit幅アドレス空間と広bit幅アドレス空間との組合せの具体例としては、現実的に最も必要になるものとして、32bitアドレス空間(32bitのbit幅でアドレッシングされた仮想空間)と64bitアドレス空間(64bitのbit幅でアドレッシングされた仮想空間)との組合せが考えられる。
【0003】
【従来の技術】
情報処理システムの処理量の増加に伴いデータ量が増加すると、もともとその情報処理システムが持っていた狭bit幅アドレス空間(例えば、32bitアドレス空間)では空間量が不足することになるため、広bit幅アドレス空間(例えば、64bitアドレス空間)上にデータを格納したいという要求が生じる。
【0004】
ここで、従来の技術では、狭bit幅アドレス空間に格納していたデータを広bit幅アドレス空間に移行する場合には、データアクセス処理プログラム上の当該データをアクセスする箇所を全て広bit幅のアドレッシングでアクセスするように修正しなければならなかった。
【0005】
図8は、上記のような従来の技術を具体的に説明するためのブロック図である。
【0006】
図8中の(a)に示すように、データアクセス処理プログラム(データアクセス処理を実行するプログラム)を構成する第1モジュール,第2モジュール,および第3モジュールは、もともと、32bitアドレス空間(「狭bit幅アドレス空間」に該当するアドレス空間)上のデータAAをアクセスしていたものとする。
【0007】
そして、図8中の(b)に示すように、空間量の拡張を目的として、32bitアドレス空間に格納していたデータが、64bitアドレス空間(「広bit幅アドレス空間」に該当するアドレス空間)に移行される場合を考える。
【0008】
この場合には、データAAを64bitアドレス空間上に配置するためには、データAAの格納領域を32bitアドレス空間から64bitアドレス空間に変更しなければならず、かつ、データアクセス処理プログラム上のデータAAにアクセスする箇所を64bitアドレスで参照するように変更する必要がある(図8中の(b)参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式においては、移行対象のデータの格納領域を狭bit幅アドレス空間(例えば、32bitアドレス空間)から広bit幅アドレス空間(例えば、64bitアドレス空間)に変更する必要があるとともに、当該データにアクセスする箇所を広いbit幅のアドレスで参照するように変更する必要がある(例えば、32bitアドレス空間に持っていたデータを64bitアドレス空間に移行する場合には、当該データをアクセスする箇所を全て64bitでアドレッシングするように変更しなければならない)ので、当該データをアクセスする箇所が多くある場合には、プログラム(データアクセス処理プログラム)の修正が多くなり、当該広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式が適用される情報処理システムの利用者や管理者の負担が大きくなるという問題点があった。
【0010】
特に、当該データをアクセスする箇所が、多数存在し、かつ、複数のモジュールに存在する場合(例えば、図8中の(a)参照)には、プログラムの修正箇所が非常に多くなり、また、修正漏れの危険性が高くなるという問題点が生じる。
【0011】
本発明の目的は、上述の点に鑑み、以上の問題点を解決し、狭bit幅アドレス空間と広bit幅アドレス空間とを持つ情報処理システムにおいて、狭bit幅アドレス空間に持っていたデータを広bit幅アドレス空間に移行する際に、当該データをアクセスするプログラム(データアクセス処理プログラム)の修正を少なくすることができる広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式は、狭bit幅アドレス空間と広bit幅アドレス空間とを持ち、データアクセス処理プログラムの処理対象のデータが狭bit幅アドレス空間から広bit幅アドレス空間に移行される情報処理システムにおいて、データ管理手段によるデータ作成指示に基づいて広bit幅アドレス空間上にデータを作成する広bit幅アドレス空間データ作成手段と、前記データ管理手段によるデータ検索指示に基づいて広bit幅アドレス空間上のデータを検索する広bit幅アドレス空間データ検索手段と、前記データ管理手段によるデータ削除指示に基づいて広bit幅アドレス空間上のデータを削除する広bit幅アドレス空間データ削除手段と、一時領域管理手段による一時領域作成指示に基づいて狭bit幅アドレス空間上の一時領域を作成(確保)する狭bit幅アドレス空間一時領域作成手段と、データアクセス処理プログラムからの要求に基づく広bit幅アドレス空間上のデータに対する作成・検索・削除を制御し、データアクセス処理プログラムによるデータ作成要求/データ検索要求に基づき、前記広bit幅アドレス空間データ作成手段/前記広bit幅アドレス空間データ検索手段にデータ作成指示/データ検索指示を出した上で、前記一時領域管理手段に当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域のアドレスを問い合わせ、当該データアクセス処理プログラムに一時領域のアドレスやデータの管理番号を返却する前記データ管理手段と、前記データ管理手段からの「あるデータアクセス処理プログラムに対する一時領域のアドレスの問い合わせ」に応じて、当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域がすでに確保されている否かを判定し、確保ずみの場合には当該一時領域のアドレスを前記データ管理手段に返却し、未確保の場合には前記狭bit幅アドレス空間一時領域作成手段に指示を出して一時領域を作成・確保して当該一時領域のアドレスを保持した上で当該一時領域のアドレスを前記データ管理手段に返却する前記一時領域管理手段と、データアクセス処理プログラムによる更新アクセス終了時に、当該データアクセス処理プログラムによるデータ更新要求に基づいて、広bit幅アドレス空間上の更新対象のデータの内容に狭bit幅アドレス空間上の当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域の内容を反映する処理と、データアクセス処理プログラムによるデータ作成要求/データ検索要求によって広bit幅アドレス空間上のデータが作成/検索された場合に、当該データの内容を狭bit幅アドレス空間上の当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域の内容に反映する処理とを行うデータ内容反映手段とを有する。
【0013】
なお、本発明の広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式は、より一般的には、狭bit幅アドレス空間と広bit幅アドレス空間とを持ち、データアクセス処理プログラムの処理対象のデータが狭bit幅アドレス空間から広bit幅アドレス空間に移行される情報処理システムにおいて、実際のアクセス対象となる狭bit幅アドレス空間上の一時領域を各データアクセス処理プログラムに対して1つ作成・確保し、当該データアクセス処理プログラムと当該一時領域のアドレスとの対応を示す情報を管理する一時領域管理関連手段(上記の一時領域管理手段および狭bit幅アドレス空間一時領域作成手段に該当する手段)と、データアクセス処理プログラムからの要求に基づく広bit幅アドレス空間上のデータに対する作成・検索・削除を制御し、前記一時領域管理関連手段に対して一時領域の管理の指示や一時領域のアドレスの問い合わせを行い、前記一時領域管理関連手段から得た一時領域のアドレスを当該一時領域に対するデータアクセス処理プログラムに返却するデータ管理関連手段(上記のデータ管理手段,広bit幅アドレス空間データ作成手段,広bit幅アドレス空間データ検索手段,および広bit幅アドレス空間データ削除手段に該当する手段)と、前記データ管理関連手段からの指示に基づき、各データアクセス処理プログラムによるデータアクセス処理上の整合性を保つために、広bit幅アドレス空間上のデータと狭bit幅アドレス空間上の一時領域との相互間で一方から他方にデータ内容を反映する処理を行うデータ内容反映手段とを有する構成であると表現することができる。
【0014】
また、本発明の広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式は、狭bit幅アドレス空間,広bit幅アドレス空間,およびデータアクセス処理プログラム群が存在するコンピュータシステムを、実際のアクセス対象となる狭bit幅アドレス空間上の一時領域を各データアクセス処理プログラムに対して1つ作成・確保し、当該データアクセス処理プログラムと当該一時領域のアドレスとの対応を示す情報を管理する一時領域管理関連手段,データアクセス処理プログラムからの要求に基づく広bit幅アドレス空間上のデータに対する作成・検索・削除を制御し、前記一時領域管理関連手段に対して一時領域の管理の指示や一時領域のアドレスの問い合わせを行い、前記一時領域管理関連手段から得た一時領域のアドレスを当該一時領域に対するデータアクセス処理プログラムに返却するデータ管理関連手段,および前記データ管理関連手段からの指示に基づき、各データアクセス処理プログラムによるデータアクセス処理上の整合性を保つために、広bit幅アドレス空間上のデータと狭bit幅アドレス空間上の一時領域との相互間で一方から他方にデータ内容を反映する処理を行うデータ内容反映手段として機能させるためのプログラムとして実現することも可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
(1) 第1の実施の形態
【0017】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式の構成を示すブロック図である。
【0018】
図1を参照すると、本実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式は、データアクセス処理プログラム10を含むデータアクセス処理プログラム群と、各データアクセス処理プログラムからの要求に基づく本実施の形態の統合的な制御や64bitアドレス空間40上のデータ(アクセスの際に一時的に使用されるデータではなく、本実施の形態が適用される情報処理システムにおける実際のデータ)の管理を行うデータ管理手段20と、64bitアドレス空間40上のデータを作成する64bitアドレス空間データ作成手段21と、64bitアドレス空間40上のデータを検索する64bitアドレス空間データ検索手段22と、64bitアドレス空間40上のデータを削除する64bitアドレス空間データ削除手段23と、データアクセス処理プログラムが実際にアクセスする32bitアドレス空間50上の一時領域(アクセスの際に一時的に確保・使用されるデータ)を管理する一時領域管理手段30と、32bitアドレス空間50上の一時領域を作成(確保)する32bitアドレス空間一時領域作成手段31と、広bit幅アドレス空間に該当する64bitアドレス空間40と、狭bit幅アドレス空間に該当する32bitアドレス空間50と、64bitアドレス空間40上のデータと32bitアドレス空間50上の一時領域(「一時領域」もデータアクセスの対象となる点に関しては「データ」に該当する)との相互間で一方から他方へのデータ内容の反映処理(コピー等)を行うデータ内容反映手段60とを含んで構成されている。
【0019】
一時領域管理手段30は、データアクセス処理プログラムが実際のアクセスに利用するための一時領域を32bitアドレス空間50上に作成(確保)し管理する際の制御を行う場合に利用する一時領域管理テーブル300を保持している。一時領域管理テーブル300は、各データアクセス処理プログラムの識別情報と当該各データアクセス処理プログラムのために確保された一時領域のアドレスとの対応を示す情報を各エントリに有している。
【0020】
図2は、本実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式における具体的な動作を説明するためのブロック図である。
【0021】
図3は、本実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式におけるデータ作成要求に起因する処理を示す流れ図である。この処理は、データ作成要求受取りステップA1と、データ作成ステップA2と、一時領域アドレス問い合わせステップA3と、一時領域確保有無判定ステップA4と、一時領域作成ステップA5と、一時領域アドレス情報保持ステップA6と、一時領域アドレス取得ステップA7と、一時領域アドレス返却ステップA8と、データ内容コピーステップA9と、一時領域アドレス・データ管理番号返却ステップA10とからなる。
【0022】
図4は、本実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式におけるデータ更新要求に起因する処理を示す流れ図である。この処理は、データ更新要求受取りステップB1と、データ検索ステップB2と、一時領域アドレス問い合わせステップB3と、一時領域アドレス取得ステップB4と、一時領域アドレス返却ステップB5と、データ内容コピーステップB6とからなる。
【0023】
図5は、本実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式におけるデータ検索要求に起因する処理を示す流れ図である。この処理は、データ検索要求受取りステップC1と、データ検索ステップC2と、一時領域アドレス問い合わせステップC3と、一時領域確保有無判定ステップC4と、一時領域作成ステップC5と、一時領域アドレス情報保持ステップC6と、一時領域アドレス取得ステップC7と、一時領域アドレス返却ステップC8と、データ内容コピーステップC9と、一時領域アドレス返却ステップC10とからなる。
【0024】
図6は、本実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式におけるデータ削除要求に起因する処理を示す流れ図である。この処理は、データ削除要求受取りステップD1と、データ削除ステップD2とからなる。
【0025】
次に、図1〜図6を参照して、上記のように構成された本実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式の全体の動作について詳細に説明する。
【0026】
ここでは、データアクセス処理プログラム10中の処理が図2に示すような順序で行われる場合を例にとり、データアクセス処理プログラム10の各要求に起因する本実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式の動作を説明する。
【0027】
第1に、図3を参照して、データアクセス処理プログラム10がデータ作成要求を行う際の動作について説明する。なお、ここでは、図2に示すように、データアクセス処理プログラム10は、データアクセスの開始に先立って、データ管理手段20に対し、最初のデータ作成要求/データ検索要求(データ作成要求およびデータ検索要求のいずれか)として、図2中のAで示すデータ作成要求を行うものとする。
【0028】
データ管理手段20は、データアクセス処理プログラム10からデータ作成要求を受け取った場合に(ステップA1)、64bitアドレス空間データ作成手段21にデータ作成指示を行う。64bitアドレス空間データ作成手段21は、このデータ作成指示に基づき、64bitアドレス空間40上にデータ(「データ401」とする)を作成する(ステップA2)。なお、作成直後のデータの内容としては、本実施の形態が適用される情報処理システムで規定されている初期値が設定される。
【0029】
それとともに、データ管理手段20は、一時領域管理手段30に、データアクセス処理プログラム10が直接アクセスするための一時領域(データアクセス処理プログラム10に対する一時領域)のアドレスを問い合わせる(ステップA3)。
【0030】
一時領域管理手段30は、ステップA3の問い合わせを受けると、一時領域管理テーブル300を参照して、ステップA1でデータ作成要求を行ったデータアクセス処理プログラム(ここでは、データアクセス処理プログラム10)に対する一時領域がすでに作成(確保)されているか否かを判定する(ステップA4)。
【0031】
ここでは、図2に示すような処理が行われる場合を考えているので、一時領域管理手段30は、ステップA4で「データアクセス処理プログラム10に対する一時領域がまだ作成されていない」と判定する。したがって、一時領域管理手段30は、32bitアドレス空間一時領域作成手段31に対して、一時領域作成指示を行う。32bitアドレス空間一時領域作成手段31は、この一時領域作成指示に基づき、32bitアドレス空間50上の一時領域(「一時領域500」とする)を作成(確保)する(ステップA5)。
【0032】
その上で、一時領域管理手段30は、当該一時領域500のアドレスとデータアクセス処理プログラム10(当該一時領域500に対するデータアクセス処理プログラム)の識別情報との対応を示す情報を、一時領域管理テーブル300に保持する(ステップA6)。
【0033】
さらに、一時領域管理手段30は、一時領域500のアドレスをデータ管理手段20に返却する(ステップA8)。
【0034】
なお、一時領域管理手段30は、ステップA4で「当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域がすでに作成されている」と判定した場合には、一時領域管理テーブル300を参照して当該一時領域のアドレスを取得し(ステップA7)、ステップA8の返却処理を行う。
【0035】
データ管理手段20は、ステップA2におけるデータ401の作成およびステップA8における一時領域500のアドレスの受領に基づき、データ内容反映手段60に対してデータ内容反映指示を行う。データ内容反映手段60は、このデータ内容反映指示に基づき、64bitアドレス空間40上のデータ401の内容(ここでは、作成直後の初期値)を32bitアドレス空間50上の一時領域500にコピーする(ステップA9)。
【0036】
さらに、データ管理手段20は、ステップA8で受領した一時領域500のアドレスとステップA2で作成したデータ401の管理番号とをデータアクセス処理プログラム10に返却する(ステップA10)。
【0037】
これにより、データアクセス処理プログラム10は、以降、当該アドレスの一時領域500を介して(当該アドレスの一時領域500にアクセスすることによって)、実際のデータであるデータ401(当該管理番号のデータ)にアクセスする処理を実行する。
【0038】
第2に、図4を参照して、データアクセス処理プログラム10がデータ更新要求を行う際の動作について説明する。なお、ここでは、図2に示すように、データアクセス処理プログラム10は、データアクセス処理プログラム10上の「データ401に対する更新アクセス」(実際には一時領域500に対する更新アクセス)の終了時に、データ管理手段20に対して、一時領域500の更新を反映したデータ401の更新を要求する(図2中のBで示すデータ更新要求を行う)ものとする。
【0039】
データ管理手段20は、データアクセス処理プログラム10からデータ更新要求を受け取った場合に(ステップB1)、当該データ更新要求に基づき、64bitアドレス空間データ検索手段22に対してデータ検索指示を行う。64bitアドレス空間データ検索手段22は、このデータ検索指示に基づき、ステップB1のデータ更新要求で指定された更新対象のデータを示す管理番号(ここでは、データ401の管理番号)から、64bitアドレス空間40上のデータ401を検索する(ステップB2)。
【0040】
それとともに、データ管理手段20は、一時領域管理手段30に、データアクセス処理プログラム10(ステップB1のデータ更新要求を行ったデータアクセス処理プログラム)が使用している一時領域のアドレスを問い合わせる(ステップB3)。
【0041】
一時領域管理手段30は、ステップB3の問い合わせを受けると、一時領域管理テーブル300を参照してデータアクセス処理プログラム10が現在使用中の一時領域である一時領域500のアドレスを取得し(ステップB4)、そのアドレスをデータ管理手段20に返却する(ステップB5)。
【0042】
データ管理手段20は、ステップB2の検索結果およびステップB5のアドレス受領結果に基づき、データ内容反映手段60に対してデータ内容反映指示を行う。データ内容反映手段60は、このデータ内容反映指示に基づき、32bitアドレス空間50上の一時領域500の内容を64bitアドレス空間40上のデータ401にコピーする(ステップB6)。
【0043】
これにより、更新アクセス終了後には、データ401には当該更新内容が保存されており、かつ、一時領域500はデータアクセス処理プログラム10による他のデータアクセスで再利用できるようになる(すでに当該更新後のデータ内容はデータ401に反映されているので当該再利用が可能となる)。
【0044】
なお、参照アクセスの終了後に関しては、上記のようなコピー処理を行うことなく、一時領域500の再利用が可能になることはいうまでもない。
【0045】
第3に、図5を参照して、データアクセス処理プログラム10がデータ検索要求を行う際の動作について説明する。なお、ここでは、図2に示すように、データアクセス処理プログラム10は、データ402にアクセスする際に、2回目以降のデータ作成要求/データ検索要求として、データ管理手段20に対して図2中のCに示すデータ検索要求を行うものとする。
【0046】
データ管理手段20は、データアクセス処理プログラム10からデータ検索要求を受け取った場合に(ステップC1)、64bitアドレス空間データ検索手段22にデータ検索指示を行う。64bitアドレス空間データ検索手段22は、このデータ検索指示に基づき、ステップC1のデータ検索要求で指定された検索対象のデータを示す管理番号(ここでは、データ402の管理番号)から64bitアドレス空間40上のデータ402を検索する(ステップC2)。
【0047】
それとともに、データ管理手段20は、一時領域管理手段30に、データアクセス処理プログラム10が直接アクセスするための一時領域(データアクセス処理プログラム10に対する一時領域)のアドレスを問い合わせる(ステップC3)。
【0048】
一時領域管理手段30は、ステップC3の問い合わせを受けると、一時領域管理テーブル300を参照して、ステップC1でデータ検索要求を行ったデータアクセス処理プログラム(ここでは、データアクセス処理プログラム10)に対する一時領域がすでに作成(確保)されているか否かを判定する(ステップC4)。
【0049】
ここでは、図2に示すような処理が行われる場合を考えているので、一時領域管理手段30は、ステップC4で「データアクセス処理プログラム10に対する一時領域がすでに作成されている」と判定する。したがって、一時領域管理手段30は、一時領域管理テーブル300を参照して当該一時領域(データアクセス処理プログラム10に対する一時領域500)のアドレスを取得し(ステップC7)、当該アドレスをデータ管理手段20に返却する(ステップC8)。
【0050】
なお、一時領域管理手段30は、ステップC4で「当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域がまだ作成されていない」と判定した場合には、32bitアドレス空間一時領域作成手段31に対して一時領域作成指示を行うことによって一時領域を作成(確保)し(ステップC5)、当該一時領域のアドレスと当該データアクセス処理プログラムの識別情報との対応を示す情報を一時領域管理テーブル300に保持し(ステップC6)、ステップC8の返却処理を行う。
【0051】
データ管理手段20は、ステップC2におけるデータ402の検索およびステップC8における一時領域500のアドレスの受領に基づき、データ内容反映手段60に対してデータ内容反映指示を行う。データ内容反映手段60は、このデータ内容反映指示に基づき、64bitアドレス空間40上のデータ402の内容を32bitアドレス空間50上の一時領域500にコピーする(ステップC9)。
【0052】
さらに、データ管理手段20は、ステップC8で受領した一時領域500のアドレスをデータアクセス処理プログラム10に返却する(ステップC10)。
【0053】
これにより、データアクセス処理プログラム10は、以降、当該アドレスの一時領域500を介して(当該アドレスの一時領域500にアクセスすることによって)、実際のデータであるデータ402にアクセスする処理を実行する。
【0054】
第4に、図6を参照して、データアクセス処理プログラム10がデータ削除要求を行う際の動作について説明する。なお、ここでは、図2に示すように、データアクセス処理プログラム10は、データアクセス処理プログラム10上の「データ402に対するアクセス」(実際には一時領域500に対するアクセス)の終了後に、データ管理手段20に対して、データ402の削除を要求する(図2中のDで示すデータ削除要求を行う)ものとする。
【0055】
データ管理手段20は、データアクセス処理プログラム10からデータ削除要求を受け取った場合に(ステップD1)、当該データ削除要求に基づき、64bitアドレス空間データ削除手段23に対してデータ削除指示を行う。64bitアドレス空間データ削除手段23は、このデータ削除指示に基づき、ステップD1のデータ削除要求で指定された削除対象のデータを示す管理番号(ここでは、データ402の管理番号)から、64bitアドレス空間40上のデータ402を検索し、そのデータ402を削除する(ステップD2)。
【0056】
これにより、データ402の削除後においては、一時領域500はデータアクセス処理プログラム10による他のデータアクセスで再利用できるようになる(すでにデータ402に関するデータ内容は不要になるので当該再利用が可能となる)。
【0057】
上記のようにして、データアクセス処理プログラム10は、一時領域を実際のデータと同様にアクセスできるため、データを32bitアクセス空間50から64bitアドレス空間40に移行しても、データアクセス処理プログラム10中のデータアクセス部分(箇所)の改造が不要となり、当該データ移行の影響はデータ管理手段20等を有する本発明特有の手段の中だけに閉じられる。
【0058】
また、1つのデータアクセス処理プログラムのアクセス対象となるデータが複数存在する場合に、実際のデータについては全データの領域を64bitアドレス空間40上に用意しなければならないが、アクセスに使用される一時領域は32bitアドレス空間50上に1データ分の領域があればよいこととなる。
【0059】
例えば、図2に示すような処理内容を持つデータアクセス処理プログラム10は、データ401およびデータ402を含む64bitアドレス空間40上の複数のデータのアクセスを行っているが、当該データアクセス処理プログラム10が使用する32bitアドレス空間50上の一時領域500は1つの一時領域だけで足りる。
【0060】
このことは、図2に示すような処理が行われるデータアクセス処理プログラム10に限られず、例えば、64bitアドレス空間40上に格納された複数のデータを1データずつ順次に検索してアクセスするデータアクセス処理プログラムについても、上記と同様に、当該データアクセス処理プログラムが使用する一時領域は1つだけで足りる。すなわち、当該データアクセス処理プログラムにより当該データ群の内の最初のデータが検索されるとき(最初のデータ検索要求時)に、一時領域管理手段30の制御によって一時領域(当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域)が作成(確保)されれば、当該データアクセス処理プログラムが次のデータを検索する際のデータ検索要求時には、すでに当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域が存在するので、上記の一時領域を以降のアクセスでも使用できることになる。
【0061】
(2) 第2の実施の形態
【0062】
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式の構成を示すブロック図である。
【0063】
図7を参照すると、本発明の第2の実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式は、図1に示した第1の実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式に対して、64bitアドレス空間データ移行時データアクセス処理プログラム70を備える点が異なっている。
【0064】
64bitアドレス空間データ移行時データアクセス処理プログラム70は、本実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式が適用されるコンピュータシステム700(データアクセス処理プログラム10を含むデータアクセス処理プログラム群,64bitアドレス空間40,および32bitアドレス空間50が存在するコンピュータシステム)に読み込まれ、当該コンピュータシステム700の動作をデータ管理手段20,64bitアドレス空間データ作成手段21,64bitアドレス空間データ検索手段22,64bitアドレス空間データ削除手段23,一時領域管理テーブル300を備える一時領域管理手段30,32bitアドレス空間一時領域作成手段31,およびデータ内容反映手段60として制御する。64bitアドレス空間データ移行時データアクセス処理プログラム70の制御によるコンピュータシステム700の動作は、第1の実施の形態におけるデータ管理手段20,64bitアドレス空間データ作成手段21,64bitアドレス空間データ検索手段22,64bitアドレス空間データ削除手段23,一時領域管理手段30,32bitアドレス空間一時領域作成手段31,およびデータ内容反映手段60の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0065】
(3) 第1および第2の実施の形態に対する変形(拡張)形態
【0066】
上記の第1および第2の実施の形態に対しては、以下のaおよびbに示すような変形(拡張)形態が考えられる。
【0067】
a.上記の実施の形態では、「狭bit幅アドレス空間と広bit幅アドレス空間との組合せ」が「32bitアドレス空間50と64bitアドレス空間40との組合せ」であった。しかし、両アドレス空間のbit幅は上記のものには限定されず、「32bitアドレス空間と128bitアドレス空間(128bitのbit幅でアドレッシングされた仮想空間)との組合せ」等の他の態様も考えられる。
【0068】
b.上記の実施の形態では、一時領域管理手段30における一時領域のアドレスの保持・管理は、「一時領域のアドレスと当該一時領域を使用するデータアクセス処理プログラムの識別情報との対応を示す情報を保持している一時領域管理テーブル300」を使用して行われていた。しかし、一時領域のアドレスに関する保持・管理の態様は、上記のような一時領域管理テーブル300によるものには限られず、テーブル形式以外の形態で上記のような情報を管理することも可能となる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、以下に示すような効果が生じる。
【0070】
第1の効果は、空間量の多い広bit幅アドレス空間(例えば、64bitアドレス空間)上にデータを移行・格納しながらも、もともとは狭bit幅アドレス空間(例えば、32bitアドレス空間)上のデータを利用して動作していたプログラム(データアクセス処理プログラム)の修正を最小限に抑えることができることにある。
【0071】
このような効果が得られる理由は、実際のデータは広bit幅アドレス空間に移行するが、データアクセス処理プログラムは従来の狭いbit幅のアドレッシングで目的のデータ(一時領域)をアクセスすることができ、広いbit幅のアドレッシングに関する処理がデータ管理手段等の本発明特有の手段の中に閉じられ、データアクセス処理プログラムにおける「データをアクセスする部分」の修正を不要としているためである。
【0072】
第2の効果は、上記の第1の効果を達成しつつ、狭bit幅アドレス空間の使用量を削減できること(狭bit幅アドレス空間の使用量を必要最小限にできる点)にある。
【0073】
このような効果が得られる理由は、狭bit幅アドレス空間上の一時領域はデータアクセス時のみに必要な領域である(狭bit幅アドレス空間に用意する一時領域はデータアクセスを行うときだけ確保すればよい)ので、あるデータアクセスが終了したときに、一時領域を他のデータアクセスのために再利用できるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式の具体的な動作を説明するためのブロック図である。
【図3】図1に示す広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式におけるデータ作成要求に起因する処理を示す流れ図である。
【図4】図1に示す広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式におけるデータ更新要求に起因する処理を示す流れ図である。
【図5】図1に示す広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式におけるデータ検索要求に起因する処理を示す流れ図である。
【図6】図1に示す広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式におけるデータ削除要求に起因する処理を示す流れ図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式の構成を示すブロック図である。
【図8】従来の広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
10 データアクセス処理プログラム
20 データ管理手段
21 64bitアドレス空間データ作成手段
22 64bitアドレス空間データ検索手段
23 64bitアドレス空間データ削除手段
30 一時領域管理手段
31 32bitアドレス空間一時領域作成手段
40 64bitアドレス空間
50 32bitアドレス空間
60 データ内容反映手段
70 64bitアドレス空間データ移行時データアクセス処理プログラム
300 一時領域管理テーブル
401,402 データ
500 一時領域
700 コンピュータシステム

Claims (7)

  1. 狭bit幅アドレス空間と広bit幅アドレス空間とを持ち、データアクセス処理プログラムの処理対象のデータが狭bit幅アドレス空間から広bit幅アドレス空間に移行される情報処理システムにおいて、
    実際のアクセス対象となる狭bit幅アドレス空間上の一時領域を各データアクセス処理プログラムに対して1つ作成・確保し、当該データアクセス処理プログラムと当該一時領域のアドレスとの対応を示す情報を管理する一時領域管理関連手段と、
    データアクセス処理プログラムからの要求に基づく広bit幅アドレス空間上のデータに対する作成・検索・削除を制御し、前記一時領域管理関連手段に対して一時領域の管理の指示や一時領域のアドレスの問い合わせを行い、前記一時領域管理関連手段から得た一時領域のアドレスを当該一時領域に対するデータアクセス処理プログラムに返却するデータ管理関連手段と、
    前記データ管理関連手段からの指示に基づき、各データアクセス処理プログラムによるデータアクセス処理上の整合性を保つために、広bit幅アドレス空間上のデータと狭bit幅アドレス空間上の一時領域との相互間で一方から他方にデータ内容を反映する処理を行うデータ内容反映手段と
    を有することを特徴とする広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式。
  2. 狭bit幅アドレス空間と広bit幅アドレス空間とを持ち、データアクセス処理プログラムの処理対象のデータが狭bit幅アドレス空間から広bit幅アドレス空間に移行される情報処理システムにおいて、
    データ管理手段によるデータ作成指示に基づいて広bit幅アドレス空間上にデータを作成する広bit幅アドレス空間データ作成手段と、
    前記データ管理手段によるデータ検索指示に基づいて広bit幅アドレス空間上のデータを検索する広bit幅アドレス空間データ検索手段と、
    前記データ管理手段によるデータ削除指示に基づいて広bit幅アドレス空間上のデータを削除する広bit幅アドレス空間データ削除手段と、
    一時領域管理手段による一時領域作成指示に基づいて狭bit幅アドレス空間上の一時領域を作成する狭bit幅アドレス空間一時領域作成手段と、
    データアクセス処理プログラムからの要求に基づく広bit幅アドレス空間上のデータに対する作成・検索・削除を制御し、データアクセス処理プログラムによるデータ作成要求/データ検索要求に基づき、前記広bit幅アドレス空間データ作成手段/前記広bit幅アドレス空間データ検索手段にデータ作成指示/データ検索指示を出した上で、前記一時領域管理手段に当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域のアドレスを問い合わせ、当該データアクセス処理プログラムに一時領域のアドレスやデータの管理番号を返却する前記データ管理手段と、
    前記データ管理手段からの「あるデータアクセス処理プログラムに対する一時領域のアドレスの問い合わせ」に応じて、当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域がすでに確保されている否かを判定し、確保ずみの場合には当該一時領域のアドレスを前記データ管理手段に返却し、未確保の場合には前記狭bit幅アドレス空間一時領域作成手段に指示を出して一時領域を作成・確保して当該一時領域のアドレスを保持した上で当該一時領域のアドレスを前記データ管理手段に返却する前記一時領域管理手段と、
    データアクセス処理プログラムによる更新アクセス終了時に、当該データアクセス処理プログラムによるデータ更新要求に基づいて、広bit幅アドレス空間上の更新対象のデータの内容に狭bit幅アドレス空間上の当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域の内容を反映する処理と、データアクセス処理プログラムによるデータ作成要求/データ検索要求によって広bit幅アドレス空間上のデータが作成/検索された場合に、当該データの内容を狭bit幅アドレス空間上の当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域の内容に反映する処理とを行うデータ内容反映手段と
    を有することを特徴とする広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式。
  3. 各データアクセス処理プログラムの識別情報と当該各データアクセス処理プログラムのために確保された一時領域のアドレスとの対応を示す情報を各エントリに有している一時領域管理テーブルを使用して一時領域の管理を行う一時領域管理手段を有することを特徴とする請求項2記載の広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式。
  4. 狭bit幅アドレス空間が32bitアドレス空間であり、広bit幅アドレス空間が64bitアドレス空間であることを特徴とする請求項1,請求項2,または請求項3記載の広bit幅アドレス空間データ移行時データアクセス方式。
  5. 狭bit幅アドレス空間,広bit幅アドレス空間,およびデータアクセス処理プログラム群が存在するコンピュータシステムを、実際のアクセス対象となる狭bit幅アドレス空間上の一時領域を各データアクセス処理プログラムに対して1つ作成・確保し、当該データアクセス処理プログラムと当該一時領域のアドレスとの対応を示す情報を管理する一時領域管理関連手段,データアクセス処理プログラムからの要求に基づく広bit幅アドレス空間上のデータに対する作成・検索・削除を制御し、前記一時領域管理関連手段に対して一時領域の管理の指示や一時領域のアドレスの問い合わせを行い、前記一時領域管理関連手段から得た一時領域のアドレスを当該一時領域に対するデータアクセス処理プログラムに返却するデータ管理関連手段,および前記データ管理関連手段からの指示に基づき、各データアクセス処理プログラムによるデータアクセス処理上の整合性を保つために、広bit幅アドレス空間上のデータと狭bit幅アドレス空間上の一時領域との相互間で一方から他方にデータ内容を反映する処理を行うデータ内容反映手段として機能させるためのプログラム。
  6. 狭bit幅アドレス空間,広bit幅アドレス空間,およびデータアクセス処理プログラム群が存在するコンピュータシステムを、データ管理手段によるデータ作成指示に基づいて広bit幅アドレス空間上にデータを作成する広bit幅アドレス空間データ作成手段,前記データ管理手段によるデータ検索指示に基づいて広bit幅アドレス空間上のデータを検索する広bit幅アドレス空間データ検索手段,前記データ管理手段によるデータ削除指示に基づいて広bit幅アドレス空間上のデータを削除する広bit幅アドレス空間データ削除手段,一時領域管理手段による一時領域作成指示に基づいて狭bit幅アドレス空間上の一時領域を作成する狭bit幅アドレス空間一時領域作成手段,データアクセス処理プログラムからの要求に基づく広bit幅アドレス空間上のデータに対する作成・検索・削除を制御し、データアクセス処理プログラムによるデータ作成要求/データ検索要求に基づき、前記広bit幅アドレス空間データ作成手段/前記広bit幅アドレス空間データ検索手段にデータ作成指示/データ検索指示を出した上で、前記一時領域管理手段に当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域のアドレスを問い合わせ、当該データアクセス処理プログラムに一時領域のアドレスやデータの管理番号を返却する前記データ管理手段,前記データ管理手段からの「あるデータアクセス処理プログラムに対する一時領域のアドレスの問い合わせ」に応じて、当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域がすでに確保されている否かを判定し、確保ずみの場合には当該一時領域のアドレスを前記データ管理手段に返却し、未確保の場合には前記狭bit幅アドレス空間一時領域作成手段に指示を出して一時領域を作成・確保して当該一時領域のアドレスを保持した上で当該一時領域のアドレスを前記データ管理手段に返却する前記一時領域管理手段,およびデータアクセス処理プログラムによる更新アクセス終了時に、当該データアクセス処理プログラムによるデータ更新要求に基づいて、広bit幅アドレス空間上の更新対象のデータの内容に狭bit幅アドレス空間上の当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域の内容を反映する処理と、データアクセス処理プログラムによるデータ作成要求/データ検索要求によって広bit幅アドレス空間上のデータが作成/検索された場合に、当該データの内容を狭bit幅アドレス空間上の当該データアクセス処理プログラムに対する一時領域の内容に反映する処理とを行うデータ内容反映手段として機能させるためのプログラム。
  7. 狭bit幅アドレス空間が32bitアドレス空間であり、広bit幅アドレス空間が64bitアドレス空間であることを特徴とする請求項5または請求項6記載のプログラム。
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