JP2000010838A - リモートディスク装置アクセスシステム - Google Patents

リモートディスク装置アクセスシステム

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JP2000010838A
JP2000010838A JP10171851A JP17185198A JP2000010838A JP 2000010838 A JP2000010838 A JP 2000010838A JP 10171851 A JP10171851 A JP 10171851A JP 17185198 A JP17185198 A JP 17185198A JP 2000010838 A JP2000010838 A JP 2000010838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末コンピュータ側のローカルディスク装置
を一時データ記憶部として利用し、ローカルディスク装
置をブロック単位で管理することで、データの書き込み
・読み出し処理速度を向上させるとともに、ネットワー
クの負荷が高い場合でもリモートディスク装置へ安定・
高速にアクセスできるようにする。 【解決手段】 端末側コンピュータ10のデータ読み込
み,書き込み処理部12,13は、アプリケーションプ
ログラム11からデータの読み込み,書き込み要求が供
給されると、ブロック管理テーブル21を検索して、要
求データが一時データ記憶用磁気ディスク装置20内の
データ格納部22にあるか否かを調べる。要求データが
データ格納部22に格納されている場合には、データ格
納部22に対してデータの読み込み,書き込みを行な
い、そうでない場合にはリモート磁気ディスク装置31
へアクセスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークを
介して接続されたリモートディスク装置を記憶装置とし
て利用して、端末側のコンピュータでアプリケーション
プログラムを実行するよう構成されたリモートディスク
装置アクセスシステムに係り、詳しくは、端末側のコン
ピュータにローカルディスク装置を接続し、このローカ
ルディスク装置に対してデータをブロック単位で書き込
みならびに読み出しすることで処理速度の向上を図るよ
うにしたリモートディスク装置アクセスシステムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】特開平6−290090号公報には、広
域ネットワークを介在して接続されたディスク装置への
アクセス動作の効率化及び低コスト化を図るようにした
遠隔ファイルアクセスシステムが記載されている。この
遠隔ファイルアクセスシステムは次のように構成されて
いる。遠方に設置されたファイルサーバとユーザ側の装
置とが広域ネットワークによって接続されている。ユー
ザ側には、複数の携帯型コンピュータがローカルエリア
ネットワークによって接続され、さらに、親機情報通信
制御装置を介して広域ネットワークに接続されている。
携帯型コンピュータに接続された子機情報通信制御装置
には第1次キャッシュが設けられ、親機情報通信制御装
置には大容量の第2次キャッシュが設けられている。
【0003】第1次キャッシュは、ファイルサーバ内に
設けられたディスク装置に対して現在アクセス中のデー
タの写しを記憶するものである。この第1次キャッシュ
は、メモリなど高速小容量の記憶媒体で構成されてい
る。第1次キャッシュディレクトリは、第1次キャッシ
ュのブロックに対応したエントリを有し、ディスク装置
上のブロックアドレスが格納されている。第2次キャッ
シュは、ディスク装置等の大容量の記憶媒体であり、特
定のブロック単位に分割されている。第2次キャッシュ
は、親機情報通信制御装置が管理するローカルエリアネ
ットワークに接続された携帯型コンピュータが過去にお
いてアクセスしたファイルサーバのディスク装置のデー
タの写しを記憶する。第2次キャッシュディレクトリに
は、第2次キャッシュのブロックに対応したエントリが
あり、ディスク装置上のブロックアドレスが格納されて
いる。
【0004】特開平9−288677号公報には、最新
情報を提供でき、取得情報に画像(動画像)情報が含ま
れていても情報の取得に長時間を要せず、ネットワーク
の負荷も少なく、利用者の端末自身が有する情報とサー
バが有する情報とを有機的に結合させた編集や表示をで
きるようにした情報統合表示方法,装置及び統合表示シ
ステムが記載されている。この情報統合表示方法,装置
及び統合表示システムは、WWW(ワールド・ワイド・
ウェブ)サーバから例えばインターネットを介して取得
した随時更新される文書情報と、クライアント端末側で
個別に保持している更新されない文書情報とを、クライ
アント端末の表示装置上で一元的に表示するために、表
示内容を構成する各情報の所在を共通のページ記述言語
(HTML)で記述し、ブラウザ(WWWブラウザ)を
用いてWWWサーバから取得した文書情報とクライアン
ト端末側で保持している文書情報とを表示装置の同一表
示領域内に表示するよう構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−29009
0号公報に記載された遠隔ファイルアクセスシステム
は、端末である携帯型コンピュータに高速小容量の記憶
媒体で構成された第1次キャッシュを備え、携帯型コン
ピュータにローカルエリアネットワークを介して接続さ
れた親機情報通信制御装置にディスク装置等の大容量の
記憶媒体から構成された第2次キャッシュを備える構成
であるため、携帯型コンピュータに直接接続されている
第1次キャッシュに記憶できるデータ容量が制限されと
ともに、ローカルエリアネットワークの負荷が高い場合
には大容量ディスク装置等からなる第2次キャッシュに
対するアクセスに時間がかかり、大容量の第2次キャッ
シュを有効に利用できないことがある。
【0006】また従来は、特開平9−288677号公
報等に記載されているように、ネットワークを介して接
続された他(ホストまたはサーバ)コンピュータ側のリ
モートディスク装置に格納されているデータを読み込ん
だりリモートディスク装置にデータを書き込んだりする
際に、自(端末)コンピュータに直接接続されたローカ
ルディスク装置に対象ファイルをコピーしておいてから
コピーしたファイルに対してデータの書き込み・読み出
しを行なうことで、データの書き込み・読み出し処理速
度がネットワークの負荷状態に影響されることに対処し
ていた。
【0007】しかしながらファイル単位でデータをコピ
ーする方法では、必要でないデータ部分もローカルディ
スク装置に読み込むことがあり、記憶容量に制限がある
ローカルディスク装置を有効に利用できないことがあ
る。
【0008】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、端末コンピュータに直接接続されたロ
ーカルディスク装置を一時データ記憶部として利用し、
ローカルディスク装置をブロック単位で管理すること
で、記憶容量が限られたローカルディスク装置を有効に
利用できるようにし、データの書き込み・読み出し処理
速度を向上させるとともに、ネットワークの負荷が高い
場合でもネットワークを介して接続されたリモートディ
スク装置へ安定・高速にアクセスできるようにしたリモ
ートディスク装置アクセスシステムを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係るリモートディスク装置アクセスシステム
は、ネットワークを介して接続されたリモートディスク
装置を記憶装置として利用して、端末側のコンピュータ
でアプリケーションプログラムを実行するよう構成され
たリモートディスク装置アクセスシステムにおいて、端
末側にデータの一時的な記憶領域として利用されるロー
カルディスク装置を備えたことを特徴とする。
【0010】なお、端末側のコンピュータは、ローカル
ディスク装置に対してブロック単位でデータの書き込み
ならびに読み込みを行なう構成とする。
【0011】また、端末側のコンピュータはデータ読み
込み処理部を備えるとともに、ローカルディスク装置は
ブロック管理テーブルを備え、データ読み込み処理部
は、アプリケーションプログラムからのデータ読み込み
要求に対して、ブロック管理テーブルを検索し、要求デ
ータがローカルディスク装置に格納されている場合はロ
ーカルディスク装置から要求データを読み出し、要求デ
ータがローカルディスク装置に格納されていない場合は
ネットワークを介してリモートディスク装置から要求デ
ータを読み出すよう構成する。
【0012】さらに、端末側のコンピュータはデータ書
き込み処理部を備えるとともに、ローカルディスク装置
はブロック管理テーブルを備え、データ書き込み処理部
は、アプリケーションプログラムからのデータ書き込み
要求に対して、ブロック管理テーブルを検索し、ローカ
ルディスク装置に要求データを書き込むデータ領域があ
る場合はそのデータ領域のデータに対して上書き処理を
実行し、ローカルディスク装置に要求データを書き込む
データ領域がない場合はローカルディスク装置に新たな
ブロックを確保して、確保したブロックに要求データを
書き込む。
【0013】なお、ブロック管理テーブルを端末側のコ
ンピュータのメモリ上に配置することで、ブロック管理
を高速に行なえるようにしてもよい。
【0014】この発明に係るリモートディスク装置アク
セスシステムは、ローカルディスク装置を一時データ記
憶部として利用し、かつ、ローカルディスク装置をブロ
ック単位で管理する構成としたので、従来のファイル単
位でコピーする方式と比較して、記憶容量の限られたロ
ーカルディスク装置を有効に利用することができる。ロ
ーカルディスク装置に適切なデータが格納されること
で、ネットワークを介してリモートディスク装置へ対す
るアクセスが減少され、ローカルディスク装置に対する
アクセスが主となるので、データの書き込み・読み出し
処理速度が向上する。また、リモートディスク装置なら
びにローカルディスク装置に対してブロック単位でアク
セスするため、従来のファイル単位のアクセスよりもデ
ータ転送容量が減少される。このため、ネットワークの
負荷を減少させることができ、ネットワークの負荷が高
い場合でもリモートディスク装置へ安定・高速にアクセ
スできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係るリモー
トディスク装置アクセスシステムのブロック構成図であ
る。リモートディスク装置アクセスシステム1は、端末
側コンピュータ10と、サーバまたはホスト側であるネ
ットワークコンピュータ30とをネットワーク40を介
して接続してなる。端末側コンピュータ10には、ロー
カルディスク装置として一時データ記憶用磁気ディスク
装置20が接続される。ネットワークコンピュータ30
には、リモートディスク装置としてリモート磁気ディス
ク装置31が接続される。なお、ローカルディスク装置
ならびにリモートディスク装置は、磁気ディスク以外の
光ディスク,光ディスク装置等を用いて構成してもよ
い。
【0016】一時データ記憶用磁気ディスク装置20
は、ブロック管理テーブル21と、データ格納部22
と、フリーリスト開始ブロック番号格納部23と、フリ
ーリスト終了ブロック番号格納部24とを備える。デー
タ格納部22は、一定長のブロックに分割され、その状
態はブロック管理テーブル21によって管理される。
【0017】図2はブロック管理テーブル,各番号格納
部の構成ならびに動作を示す説明図である。ブロック管
理テーブル21は、図2で示すように、データ格納部2
2の各ブロックの情報を1エントリとして、各エントリ
には、ブロック番号、対応するリモートブロック、次の
ブロック、書き込みの4項目を設けている。
【0018】ブロック番号は、図1に示したデータ格納
部22の各ブロックを識別する番号(X1、X2、…
…)である。対応するリモートブロックには、リモート
磁気ディスク装置31を、データ格納部22と同じ大き
さのブロックに分割しそれを識別するために付与した番
号(Y1、Y2、……)のデータが格納される。データ
格納部22の各ブロックは、有限であるため新データの
取り込み時に無効にするブロックを決めそこに新データ
を読み込むが、無効にされる順番にブロックを並べたも
の(フリーリスト)を作成しておく。
【0019】実際には、フリーリストは、最初に無効に
されるブロックの番号をフリーリスト開始ブロック番号
格納部23に登録し、次に無効にされるブロックの番号
を23に登録されたブロックの次のブロック項目に登録
する。これを繰り返し、最後に無効にされるブロックの
番号をフリーリスト終了ブロック番号格納部24に登録
する。
【0020】書き込み項目には、ブロックが書き込みの
ために取り込まれたものか、読み込みのために取り込ま
れたものかを、それぞれ○,×の記号で書き込む。
【0021】リモート磁気ディスク装置31上のデータ
は、データ格納部22と同じ大きさのブロックに分割さ
れ、ブロック単位でデータ格納部22に読み込まれる。
端末側コンピュータ10は、アプリケーションプログラ
ム11と、データ読み込み処理部12と、データ書き込
み処理部13とを備える。
【0022】データ読み込み処理部12は、アプリケー
ションプログラム11からリモート磁気ディスク装置3
1上のデータに対して読み込み要求が供給されると、ブ
ロック管理テーブル21を検索して要求データ領域がデ
ータ格納部22にあるか否かを調べ、要求データ領域が
あればデータ格納部22のデータを読み込み、アプリケ
ーションプログラム11へ渡す。データ読み込み処理部
12は、要求データ領域がなければリモート磁気ディス
ク装置31側からデータを読み込み、データ格納部22
に格納した後そのデータをアプリケーションプログラム
11へ渡す。
【0023】データ書き込み処理部13は、アプリケー
ションプログラム11から書き込み要求が供給される
と、ブロック管理テーブル21を検索して要求データ領
域がデータ格納部22上にあるか否かを調べ、あればデ
ータ格納部22に対して上書きをする。データ書き込み
処理部13は、要求データ領域がなければ、データ格納
部22に新しくブロックを確保してデータを書き込む。
【0024】次に、図1,図2を参照してリモートディ
スク装置アクセスシステム1の動作を説明する。先ず、
読み込み処理について説明する。アプリケーションプロ
グラム11がデータ読み込み処理部12に対してリモー
ト磁気ディスク装置31内のデータの読み込み要求を出
す。データ読み込み処理部12は、ブロック管理テーブ
ル21を検索して、アプリケーションプログラム11の
要求するデータを含むデータ領域がデータ格納部22に
あるかどうかを調べ、データ領域があればデータ読み込
み処理部12は、データ格納部22からデータを読み込
み、データをアプリケーションプログラム11に渡し
て、読み込み処理は終了となる。
【0025】データ読み込み処理部12は、ブロック管
理テーブル21を検索した結果、データ格納部22に要
求データ領域がないとわかれば、ネットワーク40,ネ
ットワークコンピュータ30を介してリモート磁気ディ
スク装置31からデータをブロック単位で読み出し、ブ
ロック単位で読み出したデータをデータ格納部22に格
納するとともに、リモート磁気ディスク装置31側から
読み出したデータをアプリケーションプログラム11に
渡して、読み込み処理は終了となる。
【0026】データ格納部22にデータを格納するとき
は、それまでデータ格納部22上にあったブロックを無
効にして上書きするが、上書きされるブロックは、フリ
ーリスト開始ブロック番号格納部23に登録されている
ブロックを使う。ブロック管理テーブル21には、デー
タ格納部22上の選ばれたブロックにリモート磁気ディ
スク装置31上のどのブロックが対応しているかという
情報が書き込まれる。
【0027】次に、書き込み処理について説明する。ア
プリケーションプログラム11がデータ書き込み処理部
13に対してリモート磁気ディスク装置31データ書き
込み要求を出す。データ書き込み処理部13は、ブロッ
ク管理テーブル 21を検索してアプリケーションプロ
グラム11の要求するデータ領域がデータ格納部22に
あるか調べ、データ領域があればデータ格納部22にデ
ータを上書きする。データ領域がなければ、データ格納
部22上に新しいブロックを確保して、そこにデータを
書き込む。この場合、それまでブロックに格納されてい
た情報をリモート磁気ディスク装置31上の対応するブ
ロックに書き戻してから、新しいデータを書き込む。
【0028】書き込み処理の場合も、読み込み処理の場
合と同様に、フリーリスト開始ブロック番号格納部23
に登録されたブロックが新データのために無効にされる
ブロックとなり、ブロックの取り込みと同時にテーブル
の更新が行なわれる。書き込みの場合は、データ格納部
22上のデータ内容がリモート磁気ディスク装置31上
のデータ内容と異なってしまうので、アプリケーション
プログラム11の書き込み要求がひととおり終ったとき
に、データ格納部22上のデータ領域をリモート磁気デ
ィスク装置31へ書き戻す。これにより、一時データ記
憶用磁気ディスク装置20に格納されているデータの内
容とリモート磁気ディスク装置31に格納されているデ
ータの内容とを一致させることができる。
【0029】次に、同じアプリケーションプログラム1
1のなかで読み込みと書き込みの要求が混在する場合に
ついて説明する。データの書き込み処理の後、アプリケ
ーションプログラム11から読み込み要求があったとす
る。データ読み込み処理部12は、ブロック管理テーブ
ル21を検索してアプリケーションプログラム11の要
求するデータを含むデータ領域がデータ格納部22にあ
るか調べ、データがあればデータ格納部22からデータ
を読み出し、データ格納部22から読み出したデータを
アプリケーションプログラム11へ渡す。
【0030】データ格納部22にデータがなければリモ
ート磁気ディスク装置31からデータをブロック単位で
データ格納部22に取り込み、そのデータをアプリケー
ションプログラム11へ渡して、処理を終了する。この
場合、上記説明と同様に、データ格納部22上でブロッ
ク交換が必要になるが、ブロック管理テーブル21に基
づいて、これから無効にするブロックが書き込みのため
のデータを持っていた場合は、その内容をリモート磁気
ディスク装置31上の対応するブロックに書き戻してか
ら後に、アプリケーションプログラム11側が要求する
データに対応するブロックのデータをリモート磁気ディ
スク装置31上の対応するブロックから読み出して取り
込む。
【0031】また、同じアプリケーションプログラム1
1のなかで、データ読み込み処理の後に書き込み要求が
ある場合、データ書き込み処理部13は、ブロック管理
テーブル21を検索して要求データ領域がデータ格納部
22にあるかを調べる。データがあれば、書き込み処理
部13は、データ格納部22にデータを上書きする。ブ
ロックがもともと読み込みのためにデータ格納部22に
取り込まれた場合には、ブロック管理テーブル21にそ
の旨の情報を書き込んでおく。データ格納部22に要求
データを含むブロックがなければ、データ書き込み処理
部13は、データ格納部22上に新しくブロックを確保
し、そこにデータを書き込む。データ書き込み処理部1
3は、読み込み/書き込みの混在した処理が終ると、デ
ータ格納部22上のブロックの内容をリモート磁気ディ
スク装置31に反映させる。
【0032】図2を参照して、ブロック管理テーブル2
1基づいてデータ格納部22上のデータをブロック単位
での管理する動作を説明する。読み込み処理で、データ
格納部22上のブロックの交換が必要になったときは、
フリーリスト開始ブロック番号格納部23に登録された
ブロック(n)が交換対象になる。ここではまず、nの
テーブル上の項目「書き込み」が、○か×か調べる。○
の場合は、そのブロックが書き込みのために取り込まれ
たブロックであることを示しているので、ブロックの内
容をリモート磁気ディスク装置31の対応するブロック
(Ya)に書き込む。この後、データブロック(Yb)
は、ブロックnに読み込まれる。
【0033】データが読み込まれたら、データ読み込み
処理部12は、ブロック管理テーブル21を更新する。
まず、ブロック番号nのエントリの対応する「リモート
ブロック」には、Ybが入れられる。ブロックnは、フ
リーリストの最後尾になるので「次のブロック」は−−
−とする。「書き込み」の項目は、×とする。nは、デ
ータ格納部22上で最新のブロックになり、フリーリス
ト終了ブロック番号格納部24に登録される。同時に関
連するブロックの情報も更新される。フリーリスト上
で、nの次のブロックであるmが、フリーリストの先頭
になり、フリーリスト開始ブロック番号格納部23に登
録される。また、今まで、フリーリストの最後尾であっ
たlの「次のブロック」には、nが入れられる。
【0034】次に書き込み処理で、データ格納部22上
のブロック交換が行なわれる場合を説明する。この場合
も交換ブロックを探す方法は、読み込み処理の場合と同
じだが、ブロック管理テーブル21の「書き込み」項目
が更新される。データ書き込み処理部13は、「書き込
み」項目が×(読み込み処理のためのブロック)であれ
ば○に書き換える。
【0035】以上の構成であるから図1に示したリモー
トディスク装置アクセスシステム1は、端末側の磁気デ
ィスク装置の容量不足を、ネットワークを介して接続さ
れた他コンピュータの磁気ディスク装置を利用すること
で補うという対処をするとき、ローカルな磁気ディスク
装置を一時データ記憶部として利用することができる。
一時データ記憶部として利用する磁気ディスク装置は、
ブロック単位で管理するので、ネットワークを介さず直
接接続された磁気ディスク装置にファイル単位でデータ
を一時的に格納していた従来のシステムと比較して、記
憶容量が限られたローカルな磁気ディスク装置を有効に
使うことができる。
【0036】また、端末側コンピュータ10に直接接続
された一時データ記憶用磁気ディスク装置20に適切な
データが格納されていれば、アプリケーションプログラ
ムが要求するデータを一時データ記憶用磁気ディスク装
置20から直接読み出したり、アプリケーションプログ
ラムが要求するデータを一時データ記憶用磁気ディスク
装置20に直接書き込むことができる。したがって、ネ
ットワークを介してリモート磁気ディスク装置のデータ
を読み込み、または、書き込む従来の構成よりも、読み
込み、書き込み処理の速度が大幅に向上する。またネッ
トワークの負荷に左右されにくくなり、ネットワークを
介して接続されているリモート磁気ディスク装置を安定
にかつ高速に利用できる。
【0037】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図3はこの発明に係る他のリモートディスク装
置アクセスシステムのブロック構成図、図4はブロック
管理テーブルに基づいてデータ格納部のデータをブロッ
ク管理する動作を示す説明図である。
【0038】図3に示すリモートディスク装置アクセス
システム2は、端末側コンピュータ50と、サーバまた
はホスト側であるネットワークコンピュータ30とをネ
ットワーク40を介して接続してなる。端末側コンピュ
ータ50には、ローカルディスク装置として一時データ
記憶用磁気ディスク装置60が接続される。ネットワー
クコンピュータ30には、リモートディスク装置として
リモート磁気ディスク装置31が接続される。なお、ロ
ーカルディスク装置ならびにリモートディスク装置は、
磁気ディスク以外の光ディスク,光ディスク装置等を用
いて構成してもよい。
【0039】端末側コンピュータ50は、アプリケーシ
ョンプログラム11と、データ読み込み処理部12と、
データ書き込む処理部13とを備えるとともに、ブロッ
ク管理テーブル51とフリーリスト開始ブロック番号格
納部53とフリーリスト終了ブロック番号格納部54と
を端末側コンピュータ50のメモリ52上に配置してい
る。図1に示したものでは、ブロック管理テーブル2
1,各ブロック番号格納部23,24を一時データ記憶
用ディスク装置20側に設け、端末側コンピュータ10
は一時データ記憶用ディスク装置20にアクセスするこ
とで、ブロック管理データ,開始・終了ブロック番号デ
ータ等を得ている。これに対して、図3に示したもので
は、ブロック管理テーブル51,各ブロック番号格納部
53,54を端末側コンピュータ50のメモリ52上に
配置しているので、ブロック管理データ,開始・終了ブ
ロック番号データ等に対して高速にアクセスできる。こ
れによって、ブロック管理処理の高速化を図っている。
【0040】次に、図3に示したリモートディスク装置
アクセスシステム2の動作を説明する。先ず、読み込み
処理について説明する。アプリケーションプログラム1
1がリモート磁気ディスク装置31に対して読み込み要
求を発生すると、データ読み込み処理部12は、ブロッ
ク管理テーブル51を検索してアプリケーションプログ
ラム11の要求するデータ領域がデータ格納部22にあ
るかどうかを調べる。データ読み込み処理部12は、ア
プリケーションプログラム11側から要求されているデ
ータを含む領域のデータが一時データ記憶用磁気ディス
ク装置60に格納されている場合には、データ格納部2
2から要求データ領域のデータを読み出し、読み出した
データの全部またはアプリケーションプログラム11が
要求するデータの部分をアプリケーションプログラム1
1へ渡して、読み込み処理を終了する。
【0041】データ読み込み処理部12は、ブロック管
理テーブル51を検索した結果、データ格納部22に要
求データを含む領域がないと分かれば、リモート磁気デ
ィスク装置31からデータをブロック単位で読み出し
て、リモート磁気ディスク装置31から読み出したブロ
ック単位のデータを一時データ記憶用磁気ディスク装置
60のデータ格納部22に格納するとともに、リモート
磁気ディスク装置31から読み出したデータをアプリケ
ーションプログラム11へ渡して、読み込み処理を終了
する。
【0042】データ格納部22にデータを格納(書き込
む)するときには、それまでデータ格納部22上にあっ
たブロックを無効にし上書きするが、上書きされるブロ
ックは、フリーリスト開始ブロック番号格納部53に登
録されているブロックを使う。ブロック管理テーブル5
1には、データ格納部22上の選ばれたブロックがリモ
ート磁気ディスク31上のどのブロックに対応している
かという情報が書き込まれる。
【0043】次に、書き込み処理について説明する。ア
プリケーションプログラム11がリモート磁気ディスク
装置31に対して書き込み要求を発生すると、データ書
き込み処理部13は、ブロック管理テーブル51を検索
してアプリケーションプログラム11の要求するデータ
領域がデータ格納部22にあるか調べ、データ領域があ
ればデータ格納部22にデータを上書きする。データ領
域がなければ、データ格納部22上に新しいブロックを
確保して、そこにデータを書き込む。この場合、データ
書き込み処理部13は、それまでブロックに格納されて
いた情報をリモート磁気ディスク装置31上の対応する
ブロックに書き戻してから、新しいデータを書き込む。
【0044】書き込み処理の場合も、読み込み処理の場
合と同様に、フリーリスト開始ブロック番号格納部53
に登録されたブロックが新データのために無効にされる
ブロックとなり、ブロックの取り込みと同時にテーブル
の更新が行なわれる。書き込みの場合は、データ格納部
22上のデータの内容が、リモート磁気ディスク装置3
1に格納されているデータの内容と一時的に異なってし
まう。したがって、データ書き込み処理部13は、アプ
リケーションプログラム11側からの書き込み要求がひ
ととおり終ったときに、データ格納部22上のデータを
リモート磁気ディスク装置31に書き戻す。これによ
り、一時データ記憶用磁気ディスク装置60に格納され
ているデータの内容とリモート磁気ディスク装置31に
格納されているデータの内容とを一致させることができ
る。
【0045】次に、同じアプリケーションプログラム1
1のなかで読み込みと書き込みの要求が混在する場合に
ついて説明する。データの書き込み処理のあと、アプリ
ケーションプログラム11から読み込み要求があったと
する。データ読み込み処理部12は、ブロック管理テー
ブル51を検索してアプリケーションプログラム11の
要求するデータ領域がデータ格納部22にあるか調べ、
データ領域があればデータ格納部22からデータを読み
込んで、アプリケーションプログラム11に渡す。デー
タ格納部22にデータ領域がなければリモート磁気ディ
スク装置31からデータをブロック単位でデータ格納部
22に取り込み、そのデータをアプリケーションプログ
ラム11に渡して、処理を終了する。
【0046】この場合、上記説明と同様に、データ格納
部22上でブロック交換が必要になるが、ブロック管理
テーブル51を参照し、これから無効にするブロックが
書き込みのためのデータを持っていた場合は、その内容
をリモート磁気ディスク31上の対応するブロックに書
き戻してから、リモート磁気ディスク31からアプリケ
ーションプログラム11側の要求に対応するブロックを
読み込む。また、同じアプリケーションプログラム11
のなかで、データ読み込み処理の後に書き込み要求があ
ると、データ書き込み処理部13は、ブロック管理テー
ブル51を検索して要求データ領域がデータ格納部22
にあるかを調べる。
【0047】データがあれば、書き込み処理部13は、
データ格納部22にデータを上書きする。ブロックがも
ともと読み込みのためにデータ格納部22に取り込まれ
た場合には、ブロック管理テーブル51にその旨の情報
を書き込んでおく。データ格納部22に要求データ領域
を含むブロックがなければ、データ書き込み処理部13
はデータ格納部22上に新しくブロックを確保し、新し
く確保したブロックにデータを書き込む。データ書き込
み処理部13は、読み込み/書き込みの混在した処理が
終るとデータ格納部22上のブロックの内容を、リモー
ト磁気ディスク装置31に反映させる。
【0048】次に、図4を参照して、ブロック管理テー
ブル51に基づいてデータ格納部22上のデータをブロ
ック単位で管理する動作を説明する。読み込み処理で、
データ格納部22上のブロックの交換が必要になったと
きは、フリーリスト開始ブロック番号格納部53に登録
されたブロック(n)が交換対象になる。ここではま
ず、nのテーブル上の項目「書き込み」が、○か×か調
べる。○の場合は、そのブロックが書き込みのために取
り込まれたブロックであることを示すので、ブロックの
内容をリモート磁気ディスク装置31の対応するブロッ
ク(Ya)に書き込む。この後、データブロック(Y
b)は、ブロック番号nに読み込まれる。データが読み
込まれたら、データ読み込み処理部12は、ブロック管
理テーブル51を更新する。
【0049】まず、「ブロック番号」nのエントリの
「対応するリモートブロック」には、Ybが入れられ
る。ブロック番号nは、フリーリストの最後尾になるの
で「次のブロック」は−−−とする。「書き込み」の項
目は、×とする。nは、データ格納部22上で最新のブ
ロックになり、フリーリスト終了ブロック番号格納部5
4に登録される。同時に関連するブロックの情報も更新
される。フリーリスト上で、nの次のブロックであるm
が、フリーリストの先頭になり、フリーリスト終了ブロ
ック番号格納部54に登録される。また、今まで、フリ
ーリストの最後尾であったlの「次のブロック」には、
nが入れられる。
【0050】次に書き込み処理で、データ格納部22上
のブロック交換が行なわれる場合を説明する。この場合
も交換ブロックを探す方法(動作手順)は、読み込み処
理の場合と同じだが、ブロック管理テーブル41の「書
き込み」項目が更新される。データ書き込み処理部13
は、「書き込み」項目が×(読み込み処理のためのブロ
ック)であれば○に書き換える。
【0051】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るリモ
ートディスク装置アクセスシステムは、ローカルディス
ク装置を一時データ記憶部として利用し、かつ、ローカ
ルディスク装置をブロック単位で管理する構成としたの
で、従来のファイル単位でコピーする方式と比較して、
記憶容量の限られたローカルディスク装置を有効に利用
することができる。ローカルディスク装置に適切なデー
タが格納されることで、ネットワークを介してリモート
ディスク装置へ対するアクセスが減少され、ローカルデ
ィスク装置に対するアクセスが主となるので、データの
書き込み・読み出し処理速度が向上する。
【0052】また、リモートディスク装置ならびにロー
カルディスク装置に対してブロック単位でアクセスする
ため、従来のファイル単位のアクセスよりもデータ転送
容量が減少される。このため、ネットワークの負荷を減
少させることができ、ネットワークの負荷が高い場合で
もリモートディスク装置へ安定にかつ高速にアクセスで
きる。さらに、端末側のコンピュータのメモリ上にブロ
ック管理テーブルを配置することで、ブロック管理を高
速に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るリモートディスク装置アクセ
スシステムのブロック構成図
【図2】 図1の構成においてブロック管理テーブルに
基づいてデータ格納部のデータをブロック管理する動作
を示す説明図
【図3】 この発明に係る他のリモートディスク装置ア
クセスシステムのブロック構成図
【図4】 図3の構成においてブロック管理テーブルに
基づいてデータ格納部のデータをブロック管理する動作
を示す説明図
【符号の説明】
1,2 リモートディスク装置アクセスシステム 10,50 端末側コンピュータ 11 アプリケーションプログラム 12 データ読み込み処理部 13 データ書き込み処理部 20,60 一時データ記憶用磁気ディスク装置 21,51 ブロック管理テーブル 22 データ格納部 23,53 フリーリスト開始ブロック番号格納部 24,54 フリーリスト終了ブロック番号格納部 30 ネットワークコンピュータ 31 リモート磁気ディスク 40 ネットワーク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月5日(1999.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−29009
0号公報に記載された遠隔ファイルアクセスシステム
は、端末である携帯型コンピュータに高速小容量の記憶
媒体で構成された第1次キャッシュを備え、携帯型コン
ピュータにローカルエリアネットワークを介して接続さ
れた親機情報通信制御装置にディスク装置等の大容量の
記憶媒体から構成された第2次キャッシュを備える構成
であるため、携帯型コンピュータに直接接続されている
第1次キャッシュに記憶できるデータ容量が制限され
とともに、ローカルエリアネットワークの負荷が高い場
合には大容量ディスク装置等からなる第2次キャッシュ
に対するアクセスに時間がかかり、大容量の第2次キャ
ッシュを有効に利用できないことがある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係るリモートディスク装置アクセスシステム
は、ネットワークを介して接続されたリモートディスク
装置を記憶装置として利用して、端末側のコンピュータ
でアプリケーションプログラムを実行するよう構成され
たリモートディスク装置アクセスシステムにおいて、前
記端末側にデータの一時的な記憶領域として利用される
ローカルディスク装置を備え、前記端末側のコンピュー
タは、前記アプリケーションプログラムからの前記リモ
ートディスク装置に対するデータの読み込み要求および
書き込み要求に応じて、前記ローカルディスク装置に対
してブロック単位でデータの書き込みならびに読み込み
を行うことを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、端末側のコンピュータはデータ読み
込み処理部を備えるとともに、ローカルディスク装置は
ブロック管理テーブルを備え、データ読み込み処理部
は、アプリケーションプログラムからの、リモートディ
スク装置に格納されたデータの読み込み要求に対して、
ブロック管理テーブルを検索し、要求データがローカル
ディスク装置に格納されている場合はローカルディス
ク装置から要求データを読み出し、要求データがローカ
ルディスク装置に格納されていない場合はネットワー
クを介してリモートディスク装置から要求データを読み
出すよう構成する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】さらに、端末側のコンピュータはデータ書
き込み処理部を備えるとともに、ローカルディスク装置
はブロック管理テーブルを備え、データ書き込み処理部
は、アプリケーションプログラムからの、リモートディ
スク装置に対するデータ書き込み要求に対して、ブロッ
ク管理テーブルを検索し、ローカルディスク装置に要求
データを書き込むデータ領域がある場合はそのデータ
領域のデータに対して上書き処理を実行し、ローカルデ
ィスク装置に要求データを書き込むデータ領域がない場
合はローカルディスク装置に新たなブロックを確保し
て、確保した新たなブロックに要求データを書き込む。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月19日(1999.7.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係るリモートディスク装置アクセスシステム
は、ネットワークを介して接続され、一定長のブロック
に分割された記憶領域を有するリモートディスク装置を
記憶装置として利用して、端末側のコンピュータでアプ
リケーションプログラムを実行するよう構成されたリモ
ートディスク装置アクセスシステムにおいて、前記リモ
ートディスク装置と同じ大きさのブロックに分割された
記憶領域を有し、前記端末側のコンピュータにデータの
一時的な記憶領域として利用されるローカルディスク装
置を備え、前記端末側のコンピュータは、前記アプリケ
ーションプログラムからの前記リモートディスク装置に
対するデータの読み込み要求および書き込み要求に応じ
前記リモートディスク装置から読み込んだデータまた
は書き込もうとするデータを、それらデータの前記リモ
ートディスク装置内におけるブロックに対応付けて、前
記ローカルディスク装置内のブロックに格納し、該格納
の際、格納しようとするブロックに、前記リモートディ
スク装置に対する書込用データが既に格納されていた場
合、その書込用データを、対応付けられている前記リモ
ートディスク装置内のブロックへ書き込むことを特徴と
する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、端末側のコンピュータはデータ読み
込み処理部を備えるとともに、ローカルディスク装置は
ブロック管理テーブル、および、最初に無効にされるブ
ロックを示す情報が格納されたフリーリスト開始ブロッ
ク情報格納部を備え、データ読み込み処理部は、前記ア
プリケーションプログラムからの前記リモートディスク
装置に格納されたデータの読み込み要求に対して、前記
ブロック管理テーブルを検索し、要求データが格納され
た前記リモートディスク装置内のブロックに対応するブ
ロックが、前記ローカルディスク装置内に存在する場合
は、そのブロックから該要求データを読み出して前記ア
プリケーションプログラムへ渡し、要求データが格納さ
れた前記リモートディスク装置内のブロックに対応する
ブロックが、前記ローカルディスク装置内に存在しない
場合は、前記ネットワークを介して前記リモートディス
ク装置から要求データを読み出して前記アプリケーシ
ョンプログラムへ渡すとともに、該要求データを、前記
フリーリスト開始ブロック情報格納部に格納された情報
によって指定される前記ローカルディスク装置内のブロ
ックに、該要求データが格納されていたリモートディス
ク装置のブロックと対応付けて格納するよう構成する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】さらに、端末側のコンピュータはデータ書
き込み処理部を備えるとともに、ローカルディスク装置
はブロック管理テーブル、および、最初に無効にされる
ブロックを示す情報が格納されたフリーリスト開始ブロ
ック情報格納部を備え、データ書き込み処理部は、アプ
リケーションプログラムからの、リモートディスク装置
に対するデータ書き込み要求に対して、ブロック管理テ
ーブルを検索し、要求データを書き込もうとする前記リ
モートディスク装置内のブロックに対応するブロック
が、前記ローカルディスク装置内に存在する場合は、そ
のブロックのデータに対して上書き処理を実行し、要求
データを書き込もうとする前記リモートディスク装置内
のブロックに対応するブロックが、前記ローカルディス
ク装置内に存在しない場合は、該要求データを、前記フ
リーリスト開始ブロック情報格納部に格納された情報に
よって指定される前記ローカルディスク装置内のブロッ
クへ格納する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続されたリモー
    トディスク装置を記憶装置として利用して、端末側のコ
    ンピュータでアプリケーションプログラムを実行するよ
    う構成されたリモートディスク装置アクセスシステムに
    おいて、 前記端末側にデータの一時的な記憶領域として利用され
    るローカルディスク装置を備えたことを特徴とするリモ
    ートディスク装置アクセスシステム。
  2. 【請求項2】 前記端末側のコンピュータは、前記ロー
    カルディスク装置に対してブロック単位でデータの書き
    込みならびに読み込みを行なうことを特徴とする請求項
    1記載のリモートディスク装置アクセスシステム。
  3. 【請求項3】 前記端末側のコンピュータはデータ読み
    込み処理部を備えるとともに、前記ローカルディスク装
    置はブロック管理テーブルを備え、前記データ読み込み
    処理部は、前記アプリケーションプログラムからのデー
    タ読み込み要求に対して、前記ブロック管理テーブルを
    検索し、要求データが前記ローカルディスク装置に格納
    されている場合は前記ローカルディスク装置から要求デ
    ータを読み出し、要求データが前記ローカルディスク装
    置に格納されていない場合は前記ネットワークを介して
    前記リモートディスク装置から要求データを読み出すこ
    とを特徴とする請求項1記載のリモートディスク装置ア
    クセスシステム。
  4. 【請求項4】 前記端末側のコンピュータはデータ書き
    込み処理部を備えるとともに、前記ローカルディスク装
    置はブロック管理テーブルを備え、前記データ書き込み
    処理部は、前記アプリケーションプログラムからのデー
    タ書き込み要求に対して、前記ブロック管理テーブルを
    検索し、前記ローカルディスク装置に要求データを書き
    込むデータ領域がある場合はそのデータ領域のデータに
    対して上書き処理を実行し、前記ローカルディスク装置
    に要求データを書き込むデータ領域がない場合は前記ロ
    ーカルディスク装置に新たなブロックを確保して、確保
    した新たなブロックに要求データを書き込むことを特徴
    とする請求項1記載のリモートディスク装置アクセスシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記端末側のコンピュータはデータ読み
    込み処理部を備えるとともに、前記端末側のコンピュー
    タのメモリ上にブロック管理テーブルを配置し、前記デ
    ータ読み込み処理部は、前記アプリケーションプログラ
    ムからのデータ読み込み要求に対して、前記ブロック管
    理テーブルを検索し、要求データが前記ローカルディス
    ク装置に格納されている場合は前記ローカルディスク装
    置から要求データを読み出し、要求データが前記ローカ
    ルディスク装置に格納されていない場合は前記ネットワ
    ークを介して前記リモートディスク装置から要求データ
    を読み出すことを特徴とする請求項1記載のリモートデ
    ィスク装置アクセスシステム。
  6. 【請求項6】 前記端末側のコンピュータはデータ書き
    込み処理部を備えるとともに、前記端末側のコンピュー
    タのメモリ上にブロック管理テーブルを配置し、前記デ
    ータ書き込み処理部は、前記アプリケーションプログラ
    ムからのデータ書き込み要求に対して、前記ブロック管
    理テーブルを検索し、前記ローカルディスク装置に要求
    データを書き込むデータ領域がある場合はそのデータ領
    域のデータに対して上書き処理を実行し、前記ローカル
    ディスク装置に要求データを書き込むデータ領域がない
    場合は前記ローカルディスク装置に新たなブロックを確
    保して、確保した新たなブロックに要求データを書き込
    むことを特徴とする請求項1記載のリモートディスク装
    置アクセスシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100952599B1 (ko) 2007-11-16 2010-04-15 삼성에스디에스 주식회사 로컬디스크를 캐쉬로 이용하는 사용자 컴퓨터, 그를이용하는 방법 및 하이브리드 네트워크 스토리지 시스템
JP2012104097A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Lsi Corp ストレージシステムにおける要求に対する応答に関連した待ち時間削減

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KR100952599B1 (ko) 2007-11-16 2010-04-15 삼성에스디에스 주식회사 로컬디스크를 캐쉬로 이용하는 사용자 컴퓨터, 그를이용하는 방법 및 하이브리드 네트워크 스토리지 시스템
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