JP3580306B2 - 太陽電池モジュール用端子ボックス装置 - Google Patents

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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家屋の屋根等に配設される太陽電池モジュールに使用される太陽電池モジュール用端子ボックス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、太陽電池モジュールを家屋の屋根等にマトリックス状に配設して太陽光発電を行う太陽光発電システムが一般に知られている。
【0003】
このような太陽光発電システムにおいて、各太陽電池モジュールは、その太陽電池モジュールを別の太陽電池モジュールと接続するための端子ボックス装置を備えている。
【0004】
従来、このような端子ボックス装置内にバイパス用のダイオードを内蔵したものがある(特許文献1参照。)。このバイパス用のダイオードは、太陽電池モジュールに含まれる各太陽電池セルに、当該各太陽電池セルの出力極性とは逆方向にして並列接続されている。そして、太陽電池セルに対して逆バイアス電圧が印加された場合に、当該太陽電池セルの電流がバイパス用のダイオード側にバイパスされるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−252356号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような端子ボックス装置では、ダイオードに流れる電流により、ダイオード自体が発熱する。
【0007】
特に、上記特許文献1に開示の端子ボックス装置では、複数のダイオードが直列に接続された状態で、単一の筐体内に相隣接して収容配置されているため、太陽電池モジュール全体が蔭になり、直列接続されたダイオードの全部に電流が流れた場合には、隣接するダイオード間で相加的に熱的影響を及し合い、ダイオードがかなりの高温になる恐れがある。
【0008】
これによって、ダイオードが異常な高温に達すると、最悪ダイオードのショート等の不具合を生じる恐れがある。
【0009】
そこで、この発明の課題は、整流素子の温度上昇を抑えることができる太陽電池モジュール用端子ボックス装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、太陽電池モジュールに装着される端子ボックス装置であって、端子ボックス筐体と、前記端子ボックス筐体内に配設されて太陽電池モジュールの光電変換素子からの複数の接続子がそれぞれ接続される複数の接続端子と、前記複数の接続端子のうち2つの接続端子に接続されて他端が前記端子ボックス筐体外に引出された一対の接続ケーブルと、前記端子ボックス筐体内に配設され、前記各接続端子とは別部材とされた中継端子台と、複数の整流素子とを備え、隣合う前記各整流素子同士が前記端子ボックス筐体内の前記接続端子と前記中継端子台とを介して接続されることで、前記各整流素子が直列に接続されたものである。
【0011】
なお、請求項2記載のように、前記端子ボックス筐体内に、前記各整流素子を隔てる隔壁が設けられると共に、前記端子ボックス筐体内に充填剤が充填されていてもよい。
【0012】
請求項3記載のように、前記端子ボックス筐体内に前記各整流素子を隔てる隔壁が設けられると共に、前記隔壁にその内部に空気層が設けらていてもよい。
【0013】
請求項4記載のように、前記各接続端子を略均等間隔で並列配置すると共に、前記中継端子台を前記各接続端子の外側に配置してもよい。
【0014】
請求項5記載のように、前記中継端子台とそれに接続される接続端子間の接続部材として、ピン状接続部材を用いてもよい。
【0015】
請求項6記載のように、前記中継端子台とそれに接続される接続端子間の接続部材として、非直線的な接続部材を用いてもよい。
【0016】
請求項7記載のように、前記非直線的な接続部材の一部が、前記端子ボックス筐体外に配設されていてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態に係る太陽電池モジュール用端子ボックス装置について説明する。
【0018】
まず、本端子ボックス装置が適用される太陽光発電システムの概略構成について説明する。
【0019】
図1は、太陽光発電システムの電気的構成を示すブロック図である。この太陽光発電システムは、複数の太陽電池モジュール1と、各太陽電池モジュール1に装着される端子ボックス装置20と、接続ボックス10とを備えている。
【0020】
各太陽電池モジュール1は、直列に電気接続された複数の太陽電池セル4を平面状に並べた構成とされている。各太陽電池モジュール1は、家屋の屋根等にマトリックス状に配設されており、自然太陽光を受ける。
【0021】
端子ボックス装置20は、各太陽電池モジュール1の裏面側等に取付けられており、各太陽電池モジュール1同士を相互接続し或は外部の接続ボックス10に接続する機能を有している。また、端子ボックス装置20内には、整流素子として複数のバイパス用のダイオード30a〜30cが収容配置されている。
【0022】
各ダイオード30a〜30cは、各太陽電池セル4(又は複数の太陽電池セルからなる各セル群)の出力極性とは逆方向にして並列接続されている。これにより、例えば、所定の太陽電池セル4に太陽光が照射しない状態になったこと等が原因で、当該太陽電池セル4に対して逆バイアス電圧が印加された場合に、当該太陽電池セル4の電流がダイオード30a〜30c側にバイパスされるようになっている。これら各ダイオードは、端子ボックス装置20内では、直列接続されることになる。
【0023】
なお、実際には、それぞれの太陽電池モジュール1において、各太陽電池セル4(又は複数の太陽電池セルからなる各セル群)に対して1つのダイオード30a〜30cが設けられているため、1つの太陽電池モジュール1に対して複数のダイオード30a〜30cが設けられる。本実施の形態では、1つの太陽電池モジュール1に対して3つのダイオード30a〜30cが設けられている(図2参照)。図1では、1つの太陽電池モジュール1に対して1つのダイオード30a〜30cのみを図示している。
【0024】
上記各太陽電池モジュール1は、それぞれの裏面側に取付けられた端子ボックス装置20を経由して引出された接続ケーブル15を介して隣接する他の太陽電池モジュール1に接続されており、これにより、複数の太陽電池モジュール1が直列に電気的に接続されている。
【0025】
この各太陽電池モジュール1から電力を取出す際には、太陽電池モジュール1群より引出された一対の接続ケーブル15が接続ボックス10又はインバータ装置等に接続されて交流電流に変換され取出される構成となっている。
【0026】
端子ボックス装置20についてより詳細に説明する。
【0027】
図2は端子ボックス装置20を示す平面図である。この端子ボックス装置20は、端子ボックス筐体21と、複数の接続端子25a〜25dと、接続ケーブル15と、複数のダイオード30a〜30cとを備えている。
【0028】
端子ボックス筐体21は、合成樹脂等により形成されており、内部に収容凹部を有しかつ上方が開放された平面視略長方形状のケース構造とされたボックス本体21aと、その収容凹部を閉塞すべくボックス本体21aの上方開口に取付けられる板状の蓋体(図示省略)とを備えている。
【0029】
ボックス本体21aの底面には、その一側部(図2では上側部分)に沿って配線孔22aが形成されてると共に、ボックス本体21aの他側側(図2では下側)の側壁部の両端部には、一対のケーブル嵌通孔22bが形成されている。
【0030】
そして、太陽電池モジュール1の各太陽電池セル4(又は複数の太陽電池セルからなる各セル群)から引出されたリードフレーム16(接続子)のそれぞれの端部が、配線孔22aを通じてそれぞれ端子ボックス筐体21内に引込まれている。また、各太陽電池モジュール1相互間を接続する接続ケーブル15或は各太陽電池モジュール1からの電力を外部に取出すための接続ケーブル15が上記各ケーブル嵌通孔22bに嵌通されている。
【0031】
また、端子ボックス筐体21内に、収容凹部をその長手方向に沿って3つのダイオード収容空間23a〜23cに仕切る2つの隔壁24が形成されている。各ダイオード収容空間23a〜23cには、後述するようにそれぞれ単一のダイオード30a〜30cが収容され、従って、各隔壁24は、各ダイオード30a〜30cを隔てている。
【0032】
また、この隔壁24には、ピン挿通溝24aが形成されており、後述するジャンパーピン34が当該ピン挿通溝24a内に挿通配置されている。
【0033】
さらに、各隔壁24のうち上記ピン挿通溝24aを避ける部分に、その面方向に沿って凹溝部24gが形成されており、この凹溝部24g内に空気層が形成されている(図3参照)。
【0034】
また、端子ボックス筐体21内に、複数(ここでは4つ)の接続端子25a〜25dが並列状に収容固定されている。
【0035】
このうち2つの接続端子25a,25dの一端部には、太陽電池モジュール1の各太陽電池セル4(又は複数の太陽電池セルからなる各セル群)から引出されたリードフレーム16の端部がはんだ付け等により接続されており、該2つの接続端子25a,25dの他端部には接続ケーブル15がカシメ接続等により接続されている。これらの接続端子25a,25dは、ボックス本体21aにおける複数(ここでは3つ)のダイオード収容空間23a〜23cのうち両端側の2つのダイオード収容空間23a,23cにそれぞれ配設されている。
【0036】
また、他の2つの接続端子25b,25cの一端部には、太陽電池モジュール1の各太陽電池セル4(又は複数の太陽電池セルからなる各セル群)から引出されたリードフレーム16の端部が接続されている。この2つの接続端子25b,25cは、複数(ここでは3つ)のダイオード収容空間23a〜23cのうち両端側を除く中間のダイオード収容空間23b内に、所定間隔あけて並列状態で収容配置されている。
【0037】
また、複数(ここでは3つ)のダイオード30a〜30cは、それぞれ1つずつ各ダイオード収容空間23a〜23c内に収容配置されている。
【0038】
本実施の形態では、各ダイオード30a〜30cとして、チップ状に形成されたベアチップダイオードの上面及び下面に、接続リード端子及び放熱板としての機能を有するリード板を取付けた構成のものが用いられている。なお、図2において、各ダイオード30a〜30cの一方側のリード板に蛇行部が形成されているのは、温度変化等に起因して、ベアチップダイオードと各リード板との接続部分にかかる応力を緩和させるためである。
【0039】
これら各ダイオード30a〜30cは、上記端子ボックス筐体21内で、当該端子ボックス筐体21内の中継端子台28a,28bを介して直列に接続されている。
【0040】
具体的には、次の態様にて各ダイオード30a〜30cが直列に接続されている。
【0041】
すなわち、両端部のダイオード収容空間23a,23c内に、それぞれ1つの中継端子台28a,28bが収容固定されている。なお、接続端子25a〜25d及び一対の中継端子台28a,28bは、略均等間隔の並列姿勢で配設されている。一方の中継端子台28aは、ダイオード収容空間23a内において、接続端子25a,25b間に位置してそれら接続端子25a,26bと平行な姿勢で固定されている。他方の中継端子台28bは、ダイオード収容空間23c内において、接続端子25c,25d間に位置してそれら接続端子25c,26dと平行な姿勢で固定されている。
【0042】
両端部のダイオード収容空間23a,23c内において、ダイオード30a,30cの一方側のリード板端部が接続端子25a,25dにそれぞれはんだ付けされると共に、ダイオード30a,30cの他方側のリード板端部端部が中継端子台28a,28bにそれぞれはんだ付けされている。
【0043】
また、各中継端子台28a,28bには、ピン状接続部材であるジャンパーピン34を介して、中間部のダイオード収容空間23b内の接続端子25b,25cにそれぞれ電気的に接続されている。すなわち、細長線状部材である2つのジャンパーピン34の一端部がそれぞれ中継端子台28a,28bにはんだ付け等により接続されると共に、それぞれの他端部が各隔壁24のピン挿通溝24aを通って中間部のダイオード収容空間23b内に引込まれて、その内部の接続端子25b,25cにはんだ付け等により接続されている。
【0044】
これにより、各ダイオード30a,30cが、接続端子25a,25b間又は接続端子25c,25d間に介装される。なお、ダイオード30aは、接続端子25a,25bに接続される太陽電池セル4(又は太陽電子セル4群)に対して並列に接続され、ダイオード30cは接続端子25c,25dに接続される太陽電池セル4(又は太陽電子セル4群)に対して並列に接続される。
【0045】
また、中間部のダイオード収容空間23b内においては、ダイオード30bの一方側のリード板部が接続端子25bにはんだ付け等により接続され、その他方側のリード板部が接続端子25cにはんだ付け等により接続されている。これにより、ダイオード30bが一対の接続端子25b,25c間に介装される。なお、このダイオード30bは、接続端子25b,25cに接続される太陽電池セル4(又は太陽電子セル4群)に対して並列に接続される。
【0046】
そして、上記端子ボックス筐体21の収容凹部内にシリコーンポッティング剤等の絶縁性の充填剤を充填した状態で、端子ボックス筐体21の上方開口に蓋体を取付けることで、本端子ボックス装置が組立てられることとなる。
【0047】
以上のように構成された端子ボックス装置によると、複数のダイオード30a〜30cが中継端子台28aを介して直列に接続されているため、ダイオード30a,30b間に中継端子台28aが介在し、ダイオード30b,30c間に中継端子台28bが介在する。従って、所定のダイオード30a〜30cで生じた熱が隣のダイオード30a〜30cに伝わり難くなり、複数のダイオード30a〜30c間で熱的影響を及し合うことによる、ダイオード30a〜30cの温度上昇を抑えることができる。
【0048】
また、各ダイオード30a〜30cが、隔壁24により隔てられているため、端子ボックス筐体21内に充填された充填剤を通じて熱伝達が当該隔壁24によって抑制されることとなる。この点からも、複数のダイオード30a〜30c間における相互間の熱的影響を防止して、ダイオード30a〜30cの温度上昇を抑えることができる。
【0049】
しかも、その隔壁24内には空気層が形成されているため、より確実に熱伝達を抑制することができる。
【0050】
さらに、中継端子台28a,28bと接続端子25b,25c間の接続部材として、比較的断面積の小さい細長線状部材であるジャンパーピン34を用いているため、この点からしても、ダイオード30a〜30cから他のダイオード30a〜30cへの熱伝達が抑制され、より効果的にダイオード30a〜30cの温度上昇を抑えることができる。
【0051】
{変形例}
変形例1に係る端子ボックス装置120について説明する。
【0052】
なお、この端子ボックス装置120の説明において、上記実施の形態に係る構成要素と同様構成要素については同一符号を付して説明を省略し、その相違点を中心に説明する。
【0053】
図4は変形例1に係る端子ボックス装置120を示す平面図である。この端子ボックス装置120では、ボックス本体21aの他側側(図4では下側)の側壁部であって、中継端子台28a,28b及び接続端子25b,25cと対応する各位置に、4つの中継ケーブル嵌通孔122cが形成されている。
【0054】
また、上記2つのジャンパーピン34の代りに、導線を被覆部で覆った中継ケーブル134が2つ用いられている。この各中継ケーブル134の一端部は、中継端子台28a,28bにカシメ接続等の手法により接続されると共に、それぞれの他端部は接続端子25b,25cにカシメ接続等の手法により接続されている。また、各中継ケーブル134の長手方向中間部は、端子ボックス筐体21外に露出している。具体的には、各中継ケーブル134の長手方向中間部が、各中継ケーブル嵌通孔122cを通って端子ボックス筐体21外に引出されると共に再度各中継ケーブル嵌通孔122cを通って端子ボックス筐体21内に引込まれている。このように、中継ケーブル134が端子ボックス筐体21外を経由する部分で、該中継ケーブル134は非直線的に屈曲した態様となっている。
【0055】
この変形例1に係る端子ボックス装置120では、中継端子台28a,28bと接続端子25b,25c間の接続部材として、非直線的な中継ケーブル134を用いているため、熱の伝達経路が長くなり、ダイオード30a〜30cから他のダイオード30a〜30cへ熱が伝わり難くなり、より効果的にダイオード30a〜30cの温度上昇を抑えることができる。なお、熱を伝わり難くするために、中継ケーブル134は可及的に長尺であることが好ましい。
【0056】
しかも、中継ケーブル134の長手方向中間部が、端子ボックス筐体21外に配設されているため、その部分で熱が外部に発散され易くなる。このため、ダイオード30a〜30cから他のダイオード30a〜30cへ伝わる熱が途中で発散され、より効果的にダイオード30a〜30cの温度上昇を抑えることができる。
【0057】
変形例2に係る端子ボックス装置220について説明する。
【0058】
なお、この端子ボックス装置220の説明において、上記実施の形態に係る構成要素と同様構成要素については同一符号を付して説明を省略し、その相違点を中心に説明する。
【0059】
図5は変形例2に係る端子ボックス装置220を示す平面図である。
【0060】
この端子ボックス装置220では、両端側のダイオード収容空間23a,23b内において、接続端子25a,25dと、中継端子台28a,28bとの位置を入換えて配設し、中継端子台28a,28bを接続端子25a,25dの外側に配設している。また、これに伴い、ダイオード30a,30cの向きを逆に配設(電気的な接続方向は同じ)すると共に、比較的長尺なジャンパーピン234を用いて接続端子25a,25dを跨ぐようにして接続端子25a,25dと中継端子台28a,28bとを接続するようにしている。
【0061】
この変形例2に係る端子ボックス装置220によると、各接続端子25a〜25dが略均等間隔で並列配置されることとなり、太陽電池モジュールの太陽電池セル4(又は太陽電池セル4群)からのリードフレーム16を略均等間隔に配設することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1記載の太陽電池モジュール用端子ボックス装置によると、各整流素子が、端子ボックス筐体内の中継端子台を介して直列に接続されているため、整流素子で生じた熱が隣の整流素子に伝わり難くなり、複数の整流素子間で熱的影響を及し合うことによる、整流素子の温度上昇を抑えることができる。
【0063】
また、請求項2記載の発明によれば、充填剤を通じた熱伝達が、隔壁によって抑制され、より効果的に整流素子の温度上昇を抑えることができる。
【0064】
さらに、請求項3記載の発明によれば、隔壁内に設けられた空気層によって、整流素子から他の整流素子への熱伝達が抑制され、より効果的に整流素子の温度上昇を抑えることができる。
【0065】
請求項4記載の発明によれば、各接続端子を略均等間隔で並列配置しているため、太陽電池モジュールの光電変換素子からの複数の接続子を略均等間隔に接続することができる。
【0066】
また、請求項5記載の発明によれば、前記中継端子台とそれに接続される接続端子間の接続部材として、ピン状接続部材を用いているため、整流素子から他の整流素子へのピン状接続部材を介した熱伝達が抑制され、より効果的に整流素子の温度上昇を抑えることができる。
【0067】
請求項6記載の発明によれば、接続部材として、非直線的な接続部材を用いているため、整流素子から他の整流素子へ熱が伝わり難くなり、より効果的に整流素子の温度上昇を抑えることができる。
【0068】
請求項7記載の発明によれば、非直線的な接続部材の一部は、端子ボックス筐体外に配設されているため、当該接続部材のうち端子ボックス筐体外に配設されて部分で熱が外部に発散され、整流素子から他の整流素子へ熱が伝わり難くなり、より効果的に整流素子の温度上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】太陽光発電システムの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る太陽電池モジュール用端子ボックス装置を示す平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】変形例1に係る端子ボックス装置を示す平面図である。
【図5】変形例2に係る端子ボックス装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 太陽電池モジュール
4 太陽電池セル
15 接続ケーブル
16 リードフレーム
20 端子ボックス装置
21 端子ボックス筐体
21a ボックス本体
23a〜23c ダイオード収容空間
24 隔壁
25a〜25d 接続端子
28a,28b 中継端子台
30a〜30c ダイオード
34 ジャンパーピン
120 端子ボックス装置
122c 中継ケーブル嵌通孔
134 中継ケーブル
220 端子ボックス装置

Claims (7)

  1. 太陽電池モジュールに装着される端子ボックス装置であって、
    端子ボックス筐体と、
    前記端子ボックス筐体内に配設されて太陽電池モジュールの光電変換素子からの複数の接続子がそれぞれ接続される複数の接続端子と、
    前記複数の接続端子のうち2つの接続端子に接続されて他端が前記端子ボックス筐体外に引出された一対の接続ケーブルと、
    前記端子ボックス筐体内に配設され、前記各接続端子とは別部材とされた中継端子台と、
    複数の整流素子とを備え、
    隣合う前記各整流素子同士が前記端子ボックス筐体内の前記接続端子と前記中継端子台とを介して接続されることで、前記各整流素子が直列に接続された、太陽電池モジュール用端子ボックス装置。
  2. 請求項1記載の太陽電池モジュール用端子ボックス装置であって、
    前記端子ボックス筐体内に、前記各整流素子を隔てる隔壁が設けられると共に、前記端子ボックス筐体内に充填剤が充填された、太陽電池モジュール用端子ボックス装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の太陽電池モジュール用端子ボックス装置であって、
    前記端子ボックス筐体内に前記各整流素子を隔てる隔壁が設けられると共に、前記隔壁にその内部に空気層が設けられた、太陽電池モジュール用端子ボックス装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の太陽電池モジュール用端子ボックス装置であって、
    前記各接続端子を略均等間隔で並列配置すると共に、前記中継端子台を前記各接続端子の外側に配置した、太陽電池モジュール用端子ボックス装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の太陽電池モジュール用端子ボックス装置であって、
    前記中継端子台とそれに接続される接続端子間の接続部材として、ピン状接続部材を用いた、太陽電池モジュール用端子ボックス装置。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の太陽電池モジュール用端子ボックス装置であって、
    前記中継端子台とそれに接続される接続端子間の接続部材として、非直線的な接続部材を用いた、太陽電池モジュール用端子ボックス装置。
  7. 請求項6記載の太陽電池モジュール用端子ボックス装置であって、
    前記非直線的な接続部材の一部は、前記端子ボックス筐体外に配設されている、太陽電池モジュール用端子ボックス装置。
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