JP3579367B2 - 複合電線及び電線付コネクタ - Google Patents

複合電線及び電線付コネクタ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複合電線及びこれを有する電線付コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の電線及びこの電線を接続せるコネクタとしては、例えば、特表平10−502484に開示されているものが知られている。
【0003】
この公知の電線及びコネクタは、添付図面の図4及び図5に示されるように、コネクタ50に複数の複合電線60が接続されている。各複合電線60は、図5に良く見られるように、複数の電線61とドレイン線62とを有している。電線61は芯線61Aの周囲に誘電体61Bを有し、ドレイン線62は単体となっている。このような複数の電線61とドレイン線62一方向に配列された状態で外皮63によって覆われて一つの複合電線60を形成している。
【0004】
一方、コネクタ50は、ハウジングにより保持された複数の端子の各接続部51が所定間隔で配列されており、ここに、端部にて外皮そして誘電体が除去されて露呈することとなった芯線61Aとドレイン線62が接続されている。しかる後、ハウジングには、蓋となる相手ハウジングが取りつけられ上記接続部51周辺はカバーされる。上記複合電線60は、上記接続部51への接続後、シールド体55により覆われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような公知の電線とコネクタにおいては、図5に示す複合電線60の二つの芯線61Aの間隔そしてこの芯線61Aとドレイン線62との間隔が、図4に示すコネクタ50の接続部51同士間の間隔と一致していない。したがって、接続に際しては、図4のごとく、一つの芯線61Aの両側に位置するもう一つの芯線そしてドレイン線62は、側方に湾曲して間隔を接続部51の間隔に合わせている。
【0006】
したがって、芯線あるいはドレイン線は、それらの間隔が電線の長手方向位置によって変化してしまうと共に、露呈する長さも異なるようになる。
【0007】
その結果、接続部の近傍でのインピーダンスが乱れるようになる。これに加え、この公知の電線では芯線の断面積があまり大きくないので、伝達信号に損失が大きく生ずるようになる。
【0008】
上記損失を低減するためには芯線の断面積を大きくすれば良いが、高密度実装の観点から芯線径の大きさには制限がある。また、芯線の断面を楕円状あるいは長円状にすることも考えられるが、これは製造上困難であり、現実的ではなかった。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑み、インピーダンスの乱れや信号ロスの小さい複合電線そしてこれを有する電線付コネクタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる複合電線は、単数もしくは複数の芯素線から成る芯線を誘電体で包囲して形成され互いに平行に配置された複数の電線とドレイン線とを外皮で覆って得られる。
【0011】
このような複合電線において、本発明では、電線の長さ方向に対して直角な断面にて、単数もしくは複数の電線と単数もしくは複数のドレイン線が一列に配列されており、各電線は芯線を複数有し、該複数の芯線が互いに接触状態で上記配列の方向に一致して位置していることを特徴としている。
【0012】
かかる本発明によれば、各電線について複数の芯線のうちから一つを選択することにより電線同士はその信号伝送路がほぼ平行となり、インピーダンスの乱れがなくなる。複数の芯線は接触状態にあり電気的には一つの芯線であり、信号伝達のための断面積がきわめて大きくなり、信号の損失が小さくなる。
【0013】
本発明において、電線は、該電線の複数の芯線が金属テープ等の導電テープにより巻回されているようにすることができる。こうすることにより芯線同士の接触がより確実となる。
【0014】
電線は、該電線の複数の芯線のうちのいずれか一つの芯線と、該電線に隣接せる他の電線の複数の芯線のうちのいずれか一つの芯線との間隔がコネクタの隣接接続部同士の間隔とほぼ同じになっていることが望ましい。こうすることにより、コネクタへの接続の際に上記一つの芯線を選択して、電線同士の信号伝送路が確実に平行となる。その場合、隣接せる二つの電線の互いに対応せる芯線同士の間隔がコネクタの隣接接続部同士の間隔とほぼ同じとなっていることとするならば、対応位置の芯線を選択すれば良くなり、作業が楽になる。
【0015】
本発明では、ドレイン線が複数の芯線を有しているときには、該複数の芯線が互いに接触状態にあって電線の配列の方向と一致して位置していることが好ましい。その場合には、上記ドレイン線も芯線の場合と同様に芯線の選択を可能とする。
【0016】
このような本発明の複合電線と、複数の端子の接続部がハウジングに配列されているコネクタとを有し、複合電線の各電線とドレイン線のうちの少なくとも各電線の少なくとも一つの芯線同士を互いに平行な状態で対応接続部に接続することにより、インピーダンスの乱れそして信号損失の小さい電線付コネクタを得る。
【0017】
その際、複数の複合電線がそれぞれの電線の配列方向を平行にして複数段をなし、対応接続部に接続されていることとするならば、多数の電線を接続した複数段の電線付コネクタを得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面の図1ないし図3にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
【0019】
図1はコネクタ10の一部とこれに接続されている複合電線20とを示している。コネクタ10はカバーを外した状態で、上記一部以外を二点鎖線で示している。
【0020】
上記コネクタ10は、ベースハウジング11に複数の端子12が植設されており、該端子12の一端側に形成された接続部13が所定間隔に配列されている。
【0021】
上記端子12の他端側に形成された接触部は、上記ベースハウジングの端部に形成された端子挿入孔14内に位置し、相手コネクタ(図示せず)との接続時に上記端子挿入孔14内へ進入してくる相手コネクタの端子の接触部と接触するようになっている。ただし、上記端子12の接触部13は、本発明の主眼ではないので、図では表れていない。
【0022】
上記複合電線20は、その断面を示す図2にも見られるように、信号伝送用の電線21と接地用のドレイン線26とを有しており、図示の例の場合、二つの電線21と二つのドレイン線22が絶縁材の外皮29内に収められている。
【0023】
電線21は、複数の芯素線23Aから成る芯線23を三本接触状態で横方向に配列しており、これらの芯線23は金属テープ等の導電テープ24により束ねられ、その外側を誘電体25で包囲されて成っている。すなわち、電線21は上記三つの芯線23の配列方向に平たい形状をなしている。本実施形態では、かかる二つの電線21が上記配列の方向に隣接して配置されている。
【0024】
ドレイン線22は、電線21と同様に、三つの芯線26を上記配列の方向に接触状態で有している。このドレイン線22は、上記二つの電線21の両側に位置している。
【0025】
上記二つの電線21そして二つのドレイン線22は、導電テープ27で巻回され、その外側に外皮29が包囲している。かくして、一つの複合電線20が構成されている。
【0026】
使用に際しては、上記複合電線20は端部側で所定長だけ導電テープ27と共に外皮29が除去され、電線21とドレイン線22が露呈する。次に、電線21は先端部でその導電テープ24と共に誘電体25が除去されて芯線23が露呈するようになる。各電線21は、それぞれ三本の芯線23を有しているが、そのうちコネクタ10の接続部13に対応する位置にある芯線23を誘電体25から突出している状態のままにして、他の芯線23を誘電体25の端面位置で切断する。又、ドレイン線22に関しても、各ドレイン線22の三つの芯線26のうち、コネクタ10の接続部13に対応する位置の芯線26以外の芯線26を適宜切断する。
【0027】
しかる後、電線21そしてドレイン線22の接続部13に対応する位置のそれぞれの芯線を対応接続部13に接続する。接続は半田等により行われる。かくして、接続部13に接続された芯線23,26はすべて、平行なまま等長を維持する。
【0028】
上記電線21そしてドレイン線22の接続後、複合電線20をベースハウジング11へ金具15等で固定する。この固定は、電線21そしてドレイン線22の上記接続前に行ってもよい。そして最後に、上記ベースハウジング11へカバー(図示せず)を取りつけ、かくして、電線付コネクタを得る。このような複合電線によると、コネクタの厚み方向(図2にて上下方向)の寸法を小型にしたまま、電線の芯線の実質断面積を大きく確保できて信号のロスがきわめて小さくなる。又、コネクタの接続部に接続する芯線を接続部に対応する位置のものに特定すれば、それらは平行で等長となりインピーダンスの乱れもなくなる。
【0029】
本発明は、図1そして図2の例に限定されず、種々変形可能である。例えば、図3に示されるごとく、ドレイン線22は二つの電線21の両側に一本の芯線26を配置するようにしてもよい。この場合は、コネクタの接続部との位置関係によりドレイン線の芯線26が電線21の芯線23と完全には平行にならないこともあるが、信号伝達のための電線21に関しては、三つの芯線23を有しているので、信号伝達には何ら問題ない。
【0030】
又、図1ないし図3では、芯線23、26は金属テープ等の導電テープにより束ねられていたが、それぞれの芯線同士が確実に接触していれば、上記導電テープは特には必要としない。
【0031】
電線そしてドレイン線の複数の芯線の間隔に関しては、いずれか一つの芯線を選択すれば、平行状態を保ったままコネクタの接続部と接続できるようになっていることが好ましいが、その場合、電線同士で複数の芯線のうち対応位置にある芯線、例えば中央に位置している芯線を選択し、これらがコネクタの接続部に対応するというようにしておけば、芯線の選択作業の便宜上でより好ましい。
【0032】
さらには、芯線は複数の芯素線から成るものでも、単一のものであってもよい。そして、芯線同士は単に接触しているだけでも、あるいは半田等により接続されていてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、各電線が複数の芯線を有し、これらの芯線が接触状態で複数の電線の配列方向と一致して配置することとしたので、芯線の選択によりコネクタの接続部に対応して、電線同士が平行なまま接続部に接続できてインピーダンスの乱れがなくなり、又、芯線の断面積が増大して信号ロスが小さくなるという効果をもたらす。さらには、接続部に対応して芯線を湾曲変形させるという従来の作業がなくなり、接続作業も簡単となる。これらに加えて、上記複合電線がコネクタに接続された際、断面にて配列方向と直角な方向の寸法が小型化でき、装置の小型化に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の複合電線をコネクタに接続した状態を示す平面図である。
【図2】図1で使用された複合電線の断面図である。
【図3】他の実施形態の複合電線の断面図である。
【図4】従来の電線付コネクタの平面図である。
【図5】図4で使用された複合電線の断面図である。
【符号の説明】
10 コネクタ
13 接続部
20 複合電線
21 電線
22 ドレイン線
23 芯線
23A 芯素線
24 導電テープ
25 誘電体
29 外皮

Claims (7)

  1. 単数もしくは複数の芯素線から成る芯線を誘電体で包囲して形成され互いに平行に配置された複数の電線とドレイン線とを外皮で覆って得られる複合電線において、電線の長さ方向に対して直角な断面にて、単数もしくは複数の電線と単数もしくは複数のドレイン線が一列に配列されており、各電線は芯線を複数有し、該複数の芯線が互いに接触状態で上記配列の方向に一致して位置していることを特徴とする複合電線。
  2. 電線は、該電線の複数の芯線が導電テープにより巻回されていることとする請求項1に記載の複合電線。
  3. 電線は、該電線の複数の芯線のうちのいずれか一つの芯線と、該電線に隣接せる他の電線の複数の芯線のうちのいずれか一つの芯線との間隔がコネクタの隣接接続部同士の間隔とほぼ同じになっていることとする請求項1又は請求項2に記載の複合電線。
  4. 電線は、隣接せる二つの電線の互いに対応せる芯線同士の間隔がコネクタの隣接接続部同士の間隔とほぼ同じとなっていることとする請求項3に記載の複合電線。
  5. ドレイン線が複数の芯線を有し、該複数の芯線が互いに接触状態にあって電線の配列の方向と一致して位置していることとする請求項1に記載の複合電線。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちの一つの複合電線と、複数の端子の接続部がハウジングに配列されているコネクタとを有し、複合電線の各電線とドレイン線のうちの少なくとも各電線の少なくとも一つの芯線同士が互いに平行な状態で対応接続部に接続されていることを特徴とする電線付コネクタ。
  7. 複数の複合電線がそれぞれの電線の配列方向を平行にして複数段をなし、対応接続部に接続されていることとする請求項6に記載の電線付コネクタ。
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