JP3578701B2 - エアポンプ最大出力制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はエアポンプ最大出力制御装置に関する。さらに詳しくは、電磁石と永久磁石との磁気的相互作用に基づく、前記永久磁石を備えた磁石可動子の電磁振動によって、前記磁石可動子に連結されたダイアフラムを駆動し、流体を吸引、吐出するダイアフラム式リニアエアポンプ(以下、MDLエアポンプという)の出力を最大制御することができるエアポンプ最大出力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
MDLエアポンプで最大出力を得るためには、常に同調周波数で駆動することが必要である。しかし、このMDLエアポンプの定負荷における同調周波数は、ダイアフラムの構造および材質で決定されるとともに、経年変化により変化する。またMDLエアポンプの同調周波数は、MDLエアポンプの負荷条件(圧力や流量)、その電磁石巻線への印加電圧または周囲温度などによっても変化する。
【0003】
とくに、従来は、商用電源で駆動させているため、駆動電源周波数が固定される結果、ポンプ能力を最大限に発揮することができない。
【0004】
本発明は、叙上の事情に鑑み、ポンプ出力を可変制御および一定制御するとき、常に同調周波数で駆動しポンプ出力を最大にすることができるエアポンプ最大出力制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアポンプ最大出力制御装置は、磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、電磁石巻線の抵抗およびインダクタンスを入力すると、演算により誘起電圧を算出する手段と、該誘起電圧と電磁石電流とのベクトル内積で得られる電気出力が最大になるように駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなることを特徴とする。
【0006】
また本発明のエアポンプ最大出力制御装置は、磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、電磁石巻線の抵抗を入力すると、前記電磁石の入力電力、鉄損、および銅損をそれぞれ算出する手段と、前記入力電力から鉄損および銅損の和を差し引いて得られる電気出力が最大になるように駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなることを特徴とする。
【0007】
また本発明のエアポンプ最大出力制御装置は、磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、電磁石巻線の抵抗およびインダクタンスを入力すると、演算により誘起電圧を算出する手段と、該誘起電圧が最大になるように駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなることを特徴とする。
【0008】
また本発明のエアポンプ最大出力制御装置は、磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、電磁石巻線の抵抗およびインダクタンスを入力すると、演算により電磁石電流と同相成分の誘起電圧を出力する手段と、該電磁石電流と同相成分の誘起電圧が最大になるように駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなることを特徴とする。
【0009】
また本発明のエアポンプ最大出力制御装置は、磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、電磁石巻線の抵抗およびインダクタンスを入力すると、演算により電磁石電流と垂直成分の誘起電圧を出力する手段と、該垂直成分の誘起電圧が最小になるように駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなることを特徴とする。
【0012】
また本発明のエアポンプ最大出力制御装置は、磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、前記電磁石の入力電力を算出する手段と、該入力電力が最大になるよう駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなることを特徴とする。
【0013】
また本発明のエアポンプ最大出力制御装置は、磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、前記両者の位相角が最小になるように駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなることを特徴とする。
【0014】
さらに本発明のエアポンプ最大出力制御装置は、磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流との両者の位相角を得る手段と、該手段により2つ以上の異なる周波数において前記印加電圧と入力電流および両者の位相角を測定し、ポンプの等価回路における同調角周波数を計算し、該同調角周波数で制御する手段とを備えてなることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明は、MDLエアポンプを駆動する電磁石の駆動電源周波数を、その同調周波数に一致させて最大出力を得る。同調周波数は、
1)電気出力が最大
2)誘起電圧が最大
3)加速度が最大
4)可動部振幅が最大
5)入力電力が最大
6)電圧と電流の位相角が最小
のいずれかの条件が満たされたときの周波数である。
【0016】
また2つの異なる周波数における電圧、電流および両者の位相角を測定し、等価回路から同調角周波数を求める。
【0017】
以下、添付図面に基づいて本発明のエアポンプ最大出力制御装置を説明する。まず図1にMDLエアポンプの等価回路を示す。図1において、端子a、bの左側は電源および電磁石巻線の等価回路を表わし、右側はポンプ出力を含むダイアフラムの等価回路を表わす。また図1において、E1やR1などの符号はつぎのものを表わしている。
【0018】
E1:印加電圧
R1:電磁石巻線抵抗
Ri:鉄損等価抵抗
L1:電磁石巻線インダクタンス
Cd:ダイアフラム等価容量
Iae:IaのEa同相成分
Im:ポンプ出力電流
I1:入力電流
Ii:鉄損電流
Ia:電磁石電流(I1−Ii(ベクトル演算))
Ld:ダイアフラム等価インダクタンス
Rd:ダイアフラム損失等価抵抗
Iar:IaのEa垂直成分
Id:ダイアフラム損失電流
Ea:誘起電圧
【0019】
図2は図1における等価回路の印加電圧E1、入力電流I1および電磁石電流Iaのベクトル図である。図2において、印加電圧E1と入力電流I1の位相角をθ1、入力電流I1と電磁石電流Iaの位相角をθ1d、印加電圧E1と電磁石電流Iaの位相角をθaとする。
【0020】
図3において、(a)は駆動角周波数ωが同調角周波数ω0より低い場合(ω<ω0)、(b)は駆動角周波数ωが同調角周波数ω0に一致する場合(ω=ω0)、(c)は駆動角周波数ωが同調角周波数ω0より高い場合(ω>ω0)のベクトル図を示している。
【0021】
図3(a)に示されるように、駆動電源周波数ωが同調角周波数ω0より低い場合、Iarは誘起電圧Eaに対して90°遅れ、電磁石電流Iaは誘起電圧Eaに対して遅れ位相になる。また図3(b)に示されるように、駆動電源周波数ωが同調角周波数ω0に一致する場合、Iarはゼロになり、誘起電圧Eaと電磁石電流Iaは同相になる。さらに図3(c)に示されるように、駆動電源周波数ωが同調角周波数ω0より高い場合、Iarは誘起電圧Eaに対して90°進み、電磁石電流Iaは誘起電圧Eaに対して進み位相になる。
【0022】
前記電磁石電流Iaと位相角θaは図2の関係からつぎの式(1)、(2)で求められる。
【0023】
【数1】
【0024】
θa=θ1+θ1d (2)
図3に示されるように、ベクトル図から、
Iae=Ia cosθ2=IaEax/Ea (3)
Iar=Ia sinθ2=IaEay/Ea (4)
であり、したがって、誘起電圧Eaはつぎの式(5)で得られる。
【0025】
【数2】
【0026】
また図3から、つぎの式(6)、(7)が求められる。
Eay=E1sinθa−ωL1Ia (6)
Eax=E1cosθa−R1Ia (7)
【0027】
実施の形態1
実施の形態1を図4に示す。図4において、1は単相のインバータ、2はエアポンプ電磁石巻線、3は電圧検出手段、4は位相角検出手段、5は電流検出手段、6aは電気出力演算手段および7aは最大判定・周波数指令手段である。前記インバータ1には、指令電圧Vおよび指令周波数fが入力される。前記エアポンプ電磁石巻線2に印加される印加電圧E1は、電圧検出手段3で検出され、その入力電流I1は、電流検出手段5で検出される。検出された印加電圧E1および入力電流I1を位相角検出手段4に入力し、該手段4により両者の位相角θ1が検出される。
【0028】
電気出力Peは、誘起電圧Eaと電磁石電流Iaとのベクトル内積で求められ、図3からつぎの式(8)で表わされる。
Pe=EaIa cosθ2=EaxIa (8)
【0029】
電気出力演算手段6aは、検出された印加電圧E1、入力電流I1、両者の位相角θ1および電磁石巻線抵抗R1、電磁石巻線インダクタンスL1を入力すると、演算により誘起電圧を算出したのち、前記式(8)による電気出力Peを出力する。電磁石巻線抵抗R1および電磁石巻線インダクタンスL1は予め測定するか、または運転中にそれぞれを検出する手段により求める。演算された電気出力Peを最大判定・周波数指令手段7aに入力すると、該手段7aでは、現在のエアポンプ電磁石の駆動電源周波数fnにおける電気出力Penと単位時間前の駆動電源周波数fn−1における電気出力Pen−1とを比較して、
|Pen−Pen−1|>ε (9)
が成立するときは、周波数指令fはつぎのように決定する。ここで、εは充分小さい数とする。
【0030】
1)Pen>Pen−1、fn>fn−1の場合、指令周波数fは、fn+Δfとする。
2)Pen>Pen−1、fn<fn−1の場合、指令周波数fは、fn−Δfとする。
3)Pen<Pen−1、fn>fn−1の場合、指令周波数fは、fn−Δfとする。
4)Pen<Pen−1、fn<fn−1の場合、指令周波数fは、fn+Δfとする。
【0031】
ここで、Δfは任意の正数とする。
【0032】
これを繰り返し行なうことにより、つぎの式(10)の条件が満足され、電気出力Penは最大に収束する。
|Pen−Pen−1|≦ε (10)
【0033】
この式(10)が成立するときの指令周波数fを
f=fn (11)
とする。以後、電気出力Peを最大に維持してポンプを運転することができる。ただし、同調周波数が変化した場合は式(10)が成り立つ新たな駆動周波数が選択されて、電気出力Pe最大の条件が保たれる。
【0034】
図5はMDLエアポンプに一定電圧を印加した場合の、電気出力Pe、駆動電源周波数およびポンプ出力Pmの特性例を示す。電気出力Peが最大のとき、ポンプ出力Pmも最大である。
【0035】
MDLエアポンプの出力を増加させるときは、インバータの出力電圧を増加させる。また出力を減少させるときは、インバータの出力電圧を小さくすればよい。図6は印加電圧E1が変化したときの電気出力Peの特性例を示し、印加電圧E1の変化に伴い最大出力の駆動電源周波数が変化している。この場合でも前述と同様に、この駆動電源周波数を制御することにより、その電圧における最大出力運転が可能になる。また経年変化や周囲温度の変化によって同調周波数が変化しても、それに追従して常に最大出力制御をすることができる。
【0036】
図7は電力出力Peの最大を求めるフローチャートである。スタート時は、前のデータがないので、まず任意の指令周波数fを与え、これに対する印加電圧E1、入力電流I1、両者の位相角θ1を検出し、これらを記憶する。つぎに指令周波数をfn+Δfまたはfn−Δfとして、これに対する印加電圧E1、入力電流I1、両者の位相角θ1を検出する。この段階で現在の指令周波数fn、単位時間前の指令周波数fn−1、現在の電気出力Pen、単位時間前の電気出力Pen−1の最初の各データが確定する。これ以降はフローチャートにしたがって処理することにより、電気出力Peの最大およびその駆動電源周波数が確定し、これ以降は常に電気出力Peを最大にしてポンプを運転することができる。
【0037】
なお、Δfおよびεは電気出力Peの特性に応じて最適な制御ができる値を選定する。たとえば
Δf=0.2, ε=0.1
とする。
【0038】
ただしこれらの値は、ポンプの定格や制御精度により異なる。
【0039】
また簡易的には、予想される同調周波数の範囲内で駆動電源周波数の一定間隔ごとの印加電圧E1、入力電流I1および両者の位相角θ1のデータを測定し、これらから計算される電気出力Peの最大時の駆動電源周波数を同調周波数として選定し、これでポンプを運転することもできる。
【0040】
実施の形態2
本実施の形態2は、図8に示されるように前記実施の形態1に対して電気出力演算手段6bにおいて電気出力Peを求める方法が異なる。電気出力Peは、入力電力から損失(銅損Pcと鉄損Piの和)を差し引いたものであるから、つぎの式(12)で表わすことができる。
Pe=E1I1cosθ1−Pc−Pi (12)
【0041】
ここで、銅損Pcは
Pc=Ia2R1
で求めることができる。
【0042】
なお、鉄損Piは、電圧と周波数の関数であり、予め準備したデータテーブルから演算して求めることができる。
【0043】
実施の形態3
本実施の形態3では、図9に示されるようにインバータ1、エアポンプ電磁石巻線2、電圧検出手段3、位相角検出手段4および電流検出手段5が、それぞれ前記実施の形態1と同じである。誘起電圧演算手段6cは、印加電圧E1、入力電流I1、両者の位相角θ1、電磁石巻線抵抗R1およびインダクタンスL1が入力されると、誘起電圧Eaを前記式(5)で計算する。電気出力Peが最大のとき、誘起電圧Eaは最大になるので、本実施の形態3では、前記誘起電圧演算手段6cで得られた誘起電圧Eaが、最大判定・周波数指令手段7aに入力される。最大判定・周波数指令手段7aでは、現在のエアポンプ電磁石駆動電源周波数fnにおける誘起電圧Eanと単位時間前の駆動電源周波数fn−1における誘起電圧Ean−1とを比較して、
|Ean−Ean−1|>ε (13)
が成立するときは、表1に示されるように、たとえばEan>Ean−1およびfn>fn−1のときの指令周波数は、前記実施の形態1と同じ考え方により、fn+Δfとなる。Δfは任意の正数とする。その他の場合も表1のように指令周波数を決定する。これを繰り返すことによりつぎの式(14)の条件が満足され、誘起電圧Eaが最大に収束する。ここで、εは充分に小さい数とする。
【0044】
|Ean−Ean−1|≦ε (14)
この式(14)が成立するときの指令周波数fを
f=fn
とする。以後、誘起電圧Eaを最大に維持してポンプを運転する。誘起電圧Eaが最大のとき、電気出力Pe、ポンプ出力Pmがともに最大になる。
【0045】
【表1】
【0046】
実施の形態4
本実施の形態4では、図10に示されるようにインバータ1、エアポンプ電磁石巻線2、電圧検出手段3、位相検出手段4および電流検出手段5が、それぞれ前記実施の形態3と同じである。電磁石電流同相成分誘起電圧演算手段6dは、印加電圧E1、入力電流I1、両者の位相角θ1、電磁石巻線抵抗R1および電磁石巻線インダクタンスL1が入力されると、前記式(7)で計算された電磁石電流Iaと同相成分(以下、Ia同相成分という)誘起電圧Eaxを出力する。このIa同相成分誘起電圧Eaxが最大のとき、MDLエアポンプの出力が最大になるので、本実施の形態4では、前記Ia同相成分誘起電圧演算手段6dで得られたIa同相成分誘起電圧Eaxが最大判定・周波数指令手段7aに入力される。最大判定・周波数指令手段7aでは、現在のエアポンプ電磁石駆動電源周波数fnにおけるIa同相成分誘起電圧Eaxnと単位時間前の駆動電源周波数fn−1におけるIa同相成分誘起電圧Eaxn−1とを比較して、
|Eaxn−Eaxn−1|>ε (15)
が成立するときは、表2に示されるように、たとえばEaxn>Eaxn−1およびfn>fn−1のときの指令周波数は、前記実施の形態1と同じ考え方により、fn+Δfとなる。Δfは任意の正数とする。その他の場合も表2のように指令周波数を決定する。これを繰り返すことによりつぎの式(16)の条件が満足され、Ia同相成分誘起電圧Eaxが最大に収束する。ここで、εは充分に小さい数とする。
【0047】
|Eaxn−Eaxn−1|≦ε (16)
この式(16)が成立するときの指令周波数fを
f=fn
とする。以後、Ia同相成分誘起電圧Eaxを最大に維持してポンプを運転する。
【0048】
【表2】
【0049】
実施の形態5
本実施の形態5では、図11に示されるようにインバータ1、エアポンプ電磁石巻線2、電圧検出手段3、位相角検出手段4および電流検出手段5が、それぞれ前記実施の形態4と同じである。電磁石電流垂直成分誘起電圧演算手段6eは、印加電圧E1、入力電流I1、両者の位相角θ1、電磁石巻線抵抗R1および電磁石巻線インダクタンスL1が入力されると、電磁石電流垂直成分(以下、Ia垂直成分という)誘起電圧Eayを前記式(6)で計算する。該Ia垂直成分誘起電圧Eayが最小のとき、MDLエアポンプの出力が最大になる。現在のエアポンプ電磁石駆動電源周波数fnにおけるIa垂直成分誘起電圧Eaynと単位時間前の駆動電源周波数fn−1におけるIa垂直成分誘起電圧Eayn−1とを比較して、
|Eayn−Eayn−1|>ε (17)
が成立するとき、周波数指令fはつぎのようにして決定される。ここで、εは充分に小さい数とする。
【0050】
1)Eayn>Eayn−1、fn>fn−1の場合、指令周波数fは、fn−Δfとする。
2)Eayn>Eayn−1、fn<fn−1の場合、指令周波数fは、fn+Δfとする。
3)Eayn<Eayn−1、fn>fn−1の場合、指令周波数fは、fn+Δfとする。
4)Eayn<Eayn−1、fn<fn−1の場合、指令周波数fは、fn−Δfとする。
【0051】
ここで、Δfは任意の正数とする。
【0052】
これを繰り返し行なうことによりつぎの式(18)の条件が満足され、Ia垂直成分誘起電圧Eaynは最小に収束する。
|Eayn−Eayn−1|≦ε (18)
【0053】
この式(18)が成立するときの指令周波数fを
f=fn (19)
とする。以後、Ia垂直成分誘起電圧Eayを最小に維持してポンプを運転する。
【0054】
図12はIa垂直成分誘起電圧Eayの最小を求めるフローチャートである。スタート時は、まず任意の指令周波数fを与え、それに対する印加電圧E1、入力電流I1、および両者の位相角θ1を検出し、これらを記憶する。つぎに指令周波数をfn+Δfまたはfn−Δfとして、これに対する印加電圧E1、入力電流I1、および両者の位相角θ1を検出する。この段階で現在の指令周波数fn、単位時間前の指令周波数fn−1、現在のIa垂直成分誘起電圧Eayn、および単位時間前のIa垂直成分誘起電圧Eayn−1の最初の各データが確定する。これ以降はフローチャートにしたがって処理することにより、Ia垂直成分誘起電圧Eayの最小およびその駆動電源周波数が確定し、それ以降は常にIa垂直成分誘起電圧Eayを最小にしてポンプを運転することができる。
【0055】
また簡易的には、予想される同調周波数の範囲内で駆動電源周波数の一定間隔ごとの印加電圧E1、入力電流I1および両者の位相角θ1のデータを測定し、これらから計算されるIa垂直成分誘起電圧Eayの最小時の駆動電源周波数を同調周波数として選定し、これでポンプを運転することもできる。
【0056】
実施の形態6
本実施の形態6は、図13に示されるようにインバータ1に、指令電圧Vおよび指令周波数fが入力されると、その出力電圧がエアポンプ電磁石巻線2に印加される。MDLエアポンプの筐体または可動部に加速度センサを取り付けて加速度検出手段8で加速度Aを検出する。その出力を最大判定・周波数指令手段7aに入力する。たとえば加速度検出手段8で加速度に比例した検出量が出力されるときは、現在のMDLエアポンプ電磁石に印加電圧の駆動電源周波数fnにおける加速度Anと単位時間前の駆動電源周波数fn−1における加速度An−1とを比較して、前記実施の形態1と同じ考え方により、表3に示されるように、たとえばAn>An−1およびfn>fn−1のときは指令周波数をfn+Δfとする。その他の場合も表3のように指令周波数を決定して、これを繰り返すことにより加速度が最大になる駆動電源周波数で運転できる。加速度最大のときの駆動電源周波数がMDLエアポンプの同調周波数に等しくなり、その出力が最大になる。Δfは任意の値とする。
【0057】
【表3】
【0058】
実施の形態7 本実施の形態7は、図14に示されるようにインバータ1に指令電圧Vおよび指令周波数fが入力されると、その出力電圧がエアポンプ電磁石巻線2に印加される。MDLエアポンプの筐体または可動部に振幅センサを取り付けて振幅検出手段9で振幅Amを検出する。その出力を最大判定・周波数指令手段7aに入力する。たとえば振幅に比例した検出量が出力されるときは、現在のMDLエアポンプ電磁石に印加電圧の駆動電源周波数fnにおける振幅Amnと単位時間前の駆動電源周波数fn−1における振幅Amn−1とを比較して、前記実施の形態1と同じ考え方により、表4に示されるように、たとえばAmn>Amn−1およびfn>fn−1のときは指令周波数をfn+Δfとする。その他の場合も表4のように指令周波数を決定して、これを繰り返すことにより振幅が最大になる駆動電源周波数で運転できる。振幅最大のときの駆動電源周波数がMDLエアポンプの同調周波数に等しくなりエアポンプの出力が最大になる。Δfは任意の値とする。
【0059】
【表4】
【0060】
実施の形態8 本実施の形態8は、図15に示されるようにインバータ1、エアポンプ電磁石巻線2、電圧検出手段3、位相角検出手段4、電流検出手段5、入力電力演算手段6fおよび最大判定・周波数指令手段7aで構成されている。
【0061】
入力電力P1は前記式(12)からつぎのように表わされる。
【0062】
P1=E1I1cosθ1=Pe+Pc+Pi (20)
印加電圧E1、入力電流I1、および両者の位相角θ1を入力電力演算手段6fに入力し、前記式(20)により演算した結果を最大判定・周波数指令手段7aへ入力する。
【0063】
一般に、MDLエアポンプの同調周波数は、商用電源周波数に近い値である。負荷一定の条件の下ではMDLエアポンプを商用電源近傍で運転した場合、損失(鉄損と銅損)は駆動電源周波数を変化させても変化が小さい。したがって、同調周波数においては電気出力が最大になり、それと全損失との和である入力も最大になる。
【0064】
最大判定・周波数指令手段7aでは、現在のエアポンプ電磁石に印加電圧の駆動電源周波数fnにおける入力電力P1nと単位時間前の駆動電源周波数fn−1における入力電力P1n−1とを比較して、前記実施の形態1と同じ考え方により、表5に示されるように、たとえばP1n>P1n−1およびfn>fn−1のときは指令周波数は、fn+Δfとなる。その他の場合も表5のように指令周波数を決定して、これを繰り返すことにより入力電力が最大になる周波数で運転できる。Δfは任意の値とする。
【0065】
【表5】
【0066】
実施の形態9
本実施の形態9は、図16に示されるようにインバータ1、エアポンプ電磁石巻線2、電圧検出手段3、位相角検出手段4、電流検出手段5および最大判定・周波数指令手段7aで構成されている。
【0067】
負荷一定の条件の下ではMDLエアポンプを商用電源近傍で運転した場合、入力電流I1は駆動電源周波数を変化させても変化が小さい。したがって、電気出力Peが最大になる条件は、前記式(12)から印加電圧E1と入力電流I1の位相角θ1が最小になることである。
【0068】
現在のエアポンプ電磁石に印加電圧の駆動電源周波数fnにおける両者の位相角θ1nと単位時間前の駆動電源周波数fn−1における両者の位相角θn−1とを比較して、前記実施の形態5と同じ考え方により、表6に示されるように、たとえばθ1n>θ1n−1およびfn>fn−1のときは指令周波数は、fn−Δfとなる。その他の場合も表6のように指令周波数を決定して、これを繰り返すことにより両者の位相角θ1が最小になる駆動電源周波数で運転できる。Δfは任意の値とする。
【0069】
【表6】
【0070】
実施の形態10
本実施の形態10は、図17に示されるようにインバータ1、エアポンプ電磁石巻線2、電圧検出手段3、位相角検出手段4、電流検出手段5および同調周波数演算手段6gで構成されている。
【0071】
該同調周波数演算手段6gでは、電圧検出手段3、電流検出手段5および位相角検出手段4で検出される印加電圧E1、入力電流I1、および両者の位相角θ1を入力し、同調角周波数ω0を求め、これをインバータ1の周波数指令として出力する。
【0072】
すなわち図1に示される等価回路において、同調角周波数ω0はつぎの式(21)で求められる。
【0073】
【数3】
【0074】
印加電圧E1の角周波数ωをω0に等しくすれば、Iar=0になり、Iaeは最大になる。このとき電気出力が最大になる。角周波数ω=ω1のときのIar、EaをそれぞれIar1、Ea1とし、同様にω=ω2のときは、それぞれIar2、Ea2とすればつぎの式(22)、(23)が成り立つ。
【0075】
【数4】
【0076】
この式(22)、(23)からCd、Ldを求めるとつぎの式(24)、(25)が得られる。
【0077】
【数5】
【0078】
この式(24)、(25)で求められたCd、Ldを前記式(21)に代入して同調角周波数ω0が得られ、これをインバータの周波数指令にすることによりMDLエアポンプを最大出力で運転することができる。
【0079】
なお、3つ以上の任意の角周波数における印加電圧、電流、両者の位相角のデータからCd、Ldは複数得られるので、その平均値を周波数指令とすることもできる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、負荷条件、印加電圧、周囲温度、経年変化などの要因でMDLエアポンプの同調周波数が変化しても、それに追随した駆動電源周波数で運転することにより、常に最大出力でポンプを運転することができるとともに、ポンプ能力を最大限に発揮させることができる。また、一定のポンプ出力を必要とする場合には、電圧制御することにより省エネ運転をすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MDLエアポンプの等価回路である。
【図2】図1における等価回路の印加電圧、入力電流および電磁石電流のベクトル図である。
【図3】駆動電源周波数が同調角周波数より低い場合、一致する場合および高い場合のベクトル図である。
【図4】本発明の実施の形態1にかかわるエアポンプ最大出力制御装置のブロック図である。
【図5】MDLエアポンプに一定電圧を印加した場合の、電気出力、駆動電源周波数およびポンプ出力の特性例を示す図である。
【図6】印加電圧が変化したときの電気出力と駆動電源周波数の関係を示す図である。
【図7】電力出力の最大を求めるフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態2にかかわるエアポンプ最大出力制御装置のブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態3にかかわるエアポンプ最大出力制御装置のブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態4にかかわるエアポンプ最大出力制御装置のブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態5にかかわるエアポンプ最大出力制御装置のブロック図である。
【図12】電磁石電流垂直成分誘起電圧の最小を求めるフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態6にかかわるエアポンプ最大出力制御装置のブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態7にかかわるエアポンプ最大出力制御装置のブロック図である。
【図15】本発明の実施の形態8にかかわるエアポンプ最大出力制御装置のブロック図である。
【図16】本発明の実施の形態9にかかわるエアポンプ最大出力制御装置のブロック図である。
【図17】本発明の実施の形態10にかかわるエアポンプ最大出力制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 インバータ
2 エアポンプ電磁石巻線
3 電圧検出手段
4 位相角検出手段
5 電流検出手段
6a 電気出力演算手段
6b 電気出力演算手段
6c 誘起電圧演算手段
6d 電磁石電流同相成分誘起電圧演算手段
6e 電磁石電流垂直成分誘起電圧演算手段
6f 入力電力演算手段
6g 同調周波数演算手段
7a 最大判定・周波数指令手段
7b 最小判定・周波数指令手段
8 加速度検出手段
9 振幅検出手段
Claims (8)
- 磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、電磁石巻線の抵抗およびインダクタンスを入力すると、演算により誘起電圧を算出する手段と、該誘起電圧と電磁石電流とのベクトル内積で得られる電気出力が最大になるように駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなるエアポンプ最大出力制御装置。
- 磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、電磁石巻線の抵抗を入力すると、前記電磁石の入力電力、鉄損、および銅損をそれぞれ算出する手段と、前記入力電力から鉄損および銅損の和を差し引いて得られる電気出力が最大になるように駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなるエアポンプ最大出力制御装置。
- 磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、電磁石巻線の抵抗およびインダクタンスを入力すると、演算により誘起電圧を算出する手段と、該誘起電圧が最大になるように駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなるエアポンプ最大出力制御装置。
- 磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、電磁石巻線の抵抗およびインダクタンスを入力すると、演算により電磁石電流と同相成分の誘起電圧を出力する手段と、該電磁石電流と同相成分の誘起電圧が最大になるように駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなるエアポンプ最大出力制御装置。
- 磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、電磁石巻線の抵抗およびインダクタンスを入力すると、演算により電磁石電流と垂直成分の誘起電圧を出力する手段と、該垂直成分の誘起電圧が最小になるように駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなるエアポンプ最大出力制御装置。
- 磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、前記電磁石の入力電力を算出する手段と、該入力電力が最大になるよう駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなるエアポンプ最大出力制御装置。
- 磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流の両者の位相角をそれぞれ算出する手段と、前記両者の位相角が最小になるように駆動電源周波数を制御する手段とを備えてなるエアポンプ最大出力制御装置。
- 磁石可動子を有するダイアフラム式リニアエアポンプを駆動する電磁石の印加電圧、その入力電流、および前記印加電圧と入力電流との両者の位相角を得る手段と、該手段により2つ以上の異なる周波数において前記印加電圧と入力電流および両者の位相角を測定し、ポンプの等価回路における同調角周波数を計算し、該同調角周波数で制御する手段とを備えてなるエアポンプ最大出力制御装置。
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