JP3578643B2 - 狭小地建築工法及び外壁体移動用仮支持台 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、隣接境界線で挟まれた狭小地の施工現場において隣家に接するようにして建物を建てる場合に採用される狭小地建築工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
狭小地用建築工法として、狭小地を挟む左右の隣地境界線側に位置する基礎よりも内側に後退した基礎上で建物の左右両側の外壁体をそれぞれ立設した状態で組み立て、一方の外壁体を反力体として他方の外壁体を隣地境界線側の基礎まで移動させるものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、左右の隣地協会側外周基礎の間に配設される基礎の上を外壁体を移動させるので、隣地境界側外周基礎と間仕切り基礎との間に隔たりがある場合には、間仕切り基礎を外壁体の移動のために利用できなくなり、移動時の外壁体が不安定になるという問題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的とするところは、隣地境界側外周基礎との間に隔たりがある基礎を利用して外壁体を移動することが可能となる狭小地工法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明の狭小地建築工法は、左右の隣地境界線にて挟まれる狭小地に設けられる基礎に土台を固定し、左右の隣地境界線側外周基礎よりも内側に後退した位置の土台上で立設した状態で組み立てられる建物の左右一対の外壁体の一方を反力体として他方の外壁体を立設した状態で隣地境界線側外周基礎の上まで移動させる狭小地建築工法において、左右の隣地境界側外周基礎の間に配設される基礎と隣地境界側外周基礎との間に形成される隔たり部に外壁体移動用仮支持台を配設すると共に、外壁体移動用仮支持台に仮土台を取り付けてこの仮土台と土台を連続させ、この仮土台上を通って隣地境界線側外周基礎の上まで外壁体を移動させることを特徴とする。
【0005】
請求項2の発明は、前記外壁体移動用仮支持台が、ベース部と、このベース部から立設される長さ可能な脚部と、この脚部の上端に取付けられる仮土台固定部とから成ることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の狭小地建築工法の実施の形態を図面に従って説明する。
まず、本工法の内容について概説する。
図1乃至図3に示すように、狭小地Aに基礎1を設け、狭小地Aを挟む左右の隣地境界線B側にそれぞれ位置する隣地境界線側外周基礎1aよりも内側に後退した間口側外周基礎1b、奥部側外周基礎1c及び間仕切り基礎1dの上で、左右一対の外壁体2,2を立設した状態で組立てた後、外壁体2,2間に伸長可能な仮設用の控え梁3を介在させると共に一方の外壁体2を架設ブレース4にて支持する。次に、図4及び図5に示すように、一方の外壁体2を反力体として控え梁3を伸長させて他方の外壁体2を隣地境界線側外周基礎1aの上まで移動させた後、他方の外壁体2を隣地境界線側外周基礎1aに固定し、一方の外壁体2から架設ブレース4を取り外すと共に、他方の外壁体2に架設ブレース4を取付ける。次に、他方の外壁体2を反力体として控え梁3を伸長させて一方の外壁体2を隣地境界線側外周基礎1aの上まで移動させ、図6に示すように、一方の外壁体2を隣地境界線側外周基礎1aに固定して外壁体2,2間に階梁5を架設する。
【0007】
また、図2乃至図6に示すように、隣地境界側外周基礎1aと間仕切り基礎1dの間に隔たりがある場合には、この隔たり部Eの地盤上に外壁体移動用仮支持台19を配置し、この外壁体移動用仮支持台19にて支持される仮土台20の上を外壁体2を移動させる。
【0008】
図11に示すように、控え梁3は、外壁体2を構成する通し柱2Aに、控え梁接続具6、アダプター7及び梁接続具8を用いて接続されるようになっている。
【0009】
図13に示すように、控え梁3は、外管から成る控え梁本体3aの内周に逆ねじとなった雌ねじ部3b,3cをそれぞれ形成し、控え梁本体3aの両端から挿入される左右一対の内管3dの各外周に逆ねじとなった雄ねじ部3e,3fを形成し、内管3dの雄ねじ部3e,3fを雌ねじ部3b,3cに螺合することにより構成されている。また、各内管3cの先端にはアダプター7を固定するための止具孔3gを有する固定板3hが取着されている。
【0010】
控え梁接続具6は控え梁3を通し柱2Aの脚部に接続するためのものであって、図16に示すように、一対の接続板部61を平断面U字状の取付け部62の正面側に取付けると共に一対の接続板部61の下端にジャッキ受け板63を取付けて構成されており、各接続板部61の上縁には止具嵌合部61aを底部に有するV字状の受け溝61bが形成され、受け溝61bの下方には後述する梁接続具8の止具孔81cと同間隔で3個の止具孔61cが縦方向に設けられており、受け溝61bの止具嵌合部61aと最上段の止具孔61cの間隔は止具孔61cの間隔と同じに設定され、取付け部62には止具孔62aが穿設されている。
【0011】
アダプター7は、控え梁3を梁接続具8及び控え梁接続具6に連結するのに用いられるものであって、図17に示すように、一対のジョイント板部71を取付け板72に取り付けて構成されている。各ジョイント板部71には3個の止具孔71a,71b,71cが、後述する梁接続具8の止具孔81c及び控え梁接続具6の止具孔61cと同間隔で縦方向に列設されている。中央の止具孔71bの孔径は上下の止具孔71a,71cの孔径よりも大きくなるように設定されており、外壁体2を隣地境界線側外周基礎1aに固定するためにジャッキJで昇降させるときに、外壁体2の昇降に従って控え梁3が上下に揺動して外壁体2の昇降が控え梁3によって邪魔されないようになっている。そして、アダプター7は、図11に示すように、控え梁3の両端の固定板3hにボルト等の止具aにて固定されるようになっている。
【0012】
梁接続具8は階梁5を通し柱2Aに接続するためのものであって、図10に示すように、一対の梁接続板部81と取付け部82から成り、各梁接続板部81の上縁には止具嵌合部81aを底部に有するV字状の切り欠き81bが形成され、切り欠き81bの下方には3個の止具孔81cが縦方向に等間隔で列設されており、切り欠き81bの止具嵌合部81aと最上段の止具孔81cの間隔は、止具孔81c間の間隔と同じに設定されている。梁接続具8は、階梁5を通し柱2Aに接続する前は、控え梁3を通し柱2Aに接続するために使用されるものであり、梁接続具8の取付け部82は止具a1にて通し柱2Aに固定されるようになっている。
【0013】
隣地境界線側の位置する基礎1よりも内側に後退した場所で組み立てられた外壁体2は、図7及び図11に示すレール9及び台車10によって隣地境界線側の基礎1まで移動させる。
レール9は、レール本体9aの両側から側板部9bを垂設し、各側板部9cに長さ方向に一定間隔で複数の係止孔9dをそれぞれ穿設して構成されている。
台車10は、上面が外壁体2の土台2Bの載置部10aとなった台車本体10bにローラ10cを取付け、台車本体10bの後部から仮止片10dを立設し、台車本体10bの両側から垂下板10eを垂設し、この垂下板10eに係止孔10fを設けて構成されている。
【0014】
図14及び図15に示すように、外壁体移動用仮支持台19はベース部19aと、このベース部19aから立設される長さ調整可能な脚部19bと、この脚部19bの上端に取付けられる仮土台固定部19cとから成るものである。脚部19bは、外周面に雄ねじ部19dが形成された円柱状の下脚部19eと、下脚部19eに嵌め込まれる筒状の上脚部19fと、内周面に雌ねじ部19gを設けられ、かつ外周面にハンドル19hが突設された筒状の高さ調整体19iから構成されている。高さ調整体19iは下脚部19eに螺合し、上脚部19fの下端は高さ調整体19iにて係止され、ハンドル19hによって高さ調整体19iを正転・逆転させることにより、上脚部19fが上下して仮土台固定部19cの高さが調整される。仮土台固定部19cは脚部19bの上脚部19fの上端に固定されており、仮土台固定部19cには仮土台20が釘等の止具にて固定されるようになっている。なお、19jは仮土台固定部19cに穿設された止具孔である。
【0015】
次に、隣地境界線Bで挟まれた狭小地Aの施工現場において隣家Cに接するように二階建ての木造建物を施工する場合の狭小地建築工法を、図1乃至図12に基づいて詳述する。
まず、狭小地Aに建てられる建物の基礎1の工事を行う。
図1に示すように、左右の隣地境界線Bに沿った狭小地Aの奥行き方向には隣地境界側外周基礎1aを配設し、狭小地Aの間口部には間口側外周基礎1bを配設し、狭小地Aの奥部には奥部側外周基礎1cを配設し、左右の隣地境界側外周基礎1aの間には間仕切り基礎1dを配設する。また、図11に示すように、基礎1には予めアンカーボルト16を埋設しておく。
【0016】
次に、図2に示すように、間口側外周基礎1b、奥部側外周基礎1c及び間仕切り基礎1dに土台13を固定し、この土台13の両端部にレール9を止具aにて固定することにより、レール9を外壁体2の組立て場所から隣地境界側外周基礎1aの手前まで延ばす。
【0017】
また、図2及び図12に示すように、隣地境界側外周基礎1aと間仕切り基礎1dの間の隔たり部Eの地盤上に外壁体移動用仮支持台19を配置し、この外壁体移動用仮支持台19にて支持される仮土台20と間仕切り基礎1dに固定される土台13とを連続させる。このとき、外壁体移動用仮支持台19の脚部19bの長さを調整して仮土台20と土台13との間に段差が生じないようし、また、レール9を土台13から仮土台20にかけて配設する。
【0018】
また、図2及び図7に示すように、補助レール15の付いた補助土台14を隣地境界側外周基礎1aに載置することにより、補助土台14を土台13及び仮土台20と連続させると共に、補助レール15をレール9と連続させる。
【0019】
次に、図3及び図4に示すように、左右の隣地境界側外周基礎1aよりも内側に約800mm後退したレール9上に台車10を位置させ、この台車10の上で左右両側に位置する外壁体2,2の組み立て作業を行う。
そして、図3及び図4に示すように、外壁体2,2の組立て場所の外側に外部足場Dを組み、この外部足場Dを利用して外壁体2,2を組み立てる。
外壁体2を組み立てる場合には、図2に示すように、外壁体2,2を構成する土台2Bを台車10に載せ、図3に示すように、土台2Bの上に通し柱2Aや胴差し2C等を組んで軸組を行い、図8及び図9に示すように、この軸組に下地合板、防水シート、サッシ、外壁板材2D、土台水切り2E等を取り付けて外壁体2を完成させる。
【0020】
外壁体2,2の軸組作業の際には、図3に示すように、左右両側に位置する外壁体2,2の通し柱2A間に控え梁3を予め架設して外壁体2を支持すると共に、外壁体2,2を仮設ブレース4にて支持する。
具体的には、図11に示すように、予め控え梁接続具6の取付け部62を通し柱2Aの脚部に止具aにて固定し、梁接続具8の取付け部82を階梁のレベルで通し柱2Aに止具にて固定する。そして、控え梁接続具6及び梁接続具8を利用して控え梁3を通し柱2A間に架設する。すなわち、アダプター7の一対のジョイント板部71の上端の止具孔71aに止具aを予め挿着した後、この止具aを通し柱2Aの梁接続具8の梁接続板部81の切り欠き81bの止具嵌合部81aに落とし込んで控え梁3を梁接続具8に仮止めし、次に、アダプター7のジョイント板部71の残りの止具孔71b,71c及び梁接続具8の最上段及び中段の止具孔81c,81cに止具aを挿通して控え梁3を階梁5のレベルで通し柱2A間に架設する。
【0021】
控え梁3の伸長寸法が長くなる場合には、図11に示すように、控え梁3の座屈や垂れを防止するために支柱17にて支持し、かつ、この支柱17を架設ブレース4の近くから立設してトラス形式にすることにより、反力体としての外壁体2を安定したものにできる。なお、支柱17は地盤や基礎1から立設するものとし、支柱17と控え梁3とはクランプ18にて接続する。
【0022】
また、図11に示すように、アダプター7の一対のジョイント板部71の最上段の止具孔71aに止具aを予め挿着した後、この止具aを通し柱2Aの控え梁接続具6の接続板部61の受け溝61bの止具嵌合部61aに落とし込んで控え梁3を控え梁接続具6に仮止めし、次に、アダプター7のジョイント板部71の残りの止具孔71b,71c及び控え梁接続具6の最上段及び中段の止具孔61c,61cに止具aを挿通することにより、控え梁3を通し柱2A間に架設する。
【0023】
このようにして組立てられた外壁体2,2は、次の要領で移動させる。
図4に示すように、外部足場Dを撤去すると共に、移動させる側の外壁体2の仮設ブレース4を取り外し、残りの外壁体2を反力体として控え梁3の控え梁本体3aを回転させて内管3cを控え梁本体3aの端部から伸長させる。これにより、台車10がレール9上を移動し、外壁体2は垂直性が保持された状態で水平移動する。そして、外壁体2を土台13から架設土台14の補助レール15に移動させて架設土台14の補助レール15上で停止させる。
【0024】
次に、隣地境界側外周基礎1aに外壁体2をアンカーボルト16で固定する。すなわち、図8に示すように、控え梁接続具6のジャッキ受け板63の下にジャッキJを設置し、外壁体2を上昇させて補助土台14を抜き取ると共に台車10を外壁体2の土台2Bから取り外す。
外壁体2を昇降させる前に、アダプター7の最下段に位置する止具孔71cに挿通された止具aを予め抜き取っておく。アダプター7の大径の止具孔71bと止具孔71bに挿通された止具aとの間に大きな隙間が形成されているので、止具aを抜き取った状態では、階梁レベルの控え梁3は、梁接続具8の切り欠き81bの止具嵌合部81a内の止具aを中心にして当該隙間の分だけ上下方向に揺動可能となる。また、通し柱2Aの脚部レベルの控え梁3は、控え梁接続具6の受け溝61b内の止具aを中心として当該隙間の分だけ上下方向を揺動可能となる。これにより、図6及び図8に示すように、外壁体2の昇降に伴って、控え梁3も外壁体2に対して上下に揺動して外壁体2の昇降が可能となる。図8中の符号J1はジャッキJの土台である。
その後、外壁体2の土台2Bを隣地境界側外周基礎1aのアンカーボルト16に固定する。
【0025】
次に、図5に示すように、残りの外壁体2を、上記と同じ要領で移動させて隣地境界側外周基礎1aに固定する。このとき、既に移動が完了して隣地境界側外周基礎1aに固定された外壁体2に仮設ブレース4を取り付けて反力体として機能させ、移動させる側の外壁体2から仮設ブレース4を取り外す。
また、レール9、外壁体移動用仮支持台19及び仮土台20を撤去する。
【0026】
次に、図6に示すように、反力体として利用された外壁体2から仮設ブレース4を取り外し、また、両外壁体2,2から控え梁3及び控え梁接続具6をそれぞれ取り外し、外壁体2,2間に階梁5を架設する。
図10は、外壁体2の通し柱2Aに階梁5の端部を取付けるための作業説明図である。同図に示すように、階梁5の端部には一対のスリット溝51及び4個の貫通孔52,53が形成されており、階梁5の最上部の貫通孔52には、取付け前に止具aを予め挿着しておく。そして、同図の矢印で示すように、階梁5のスリット溝51を梁接続具8の梁接続板部81に挿入すると共に、階梁5の止具aを梁接続具8の梁接続板部81の切り欠き81aに落とし込んで通し柱2Aに仮止めする。次に、同図に示すピンa1を階梁5の残りの挿通孔53及び梁接続板部81の止具孔81cに差し込むことにより、通し柱2Aに階梁5の端部を取付ける。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の狭小地建築工法によると、左右の隣地境界側外周基礎の間に配設される基礎と隣地境界側外周基礎との間に形成される隔たり部に、外壁体移動用仮支持台を配設して仮土台と土台を連続させ、この仮土台上を通って隣地境界線側外周基礎の上まで外壁体を移動させることができるので、隣地境界側外周基礎との間に隔たりがある基礎であっても外壁体を安定した状態で移動させることができる。
【0028】
請求項2の狭小地建築工法によると、前記構成の外壁体移動用仮支持台を用いているので、脚部の長さを調整することにより、仮土台を基礎に配設される土台と同レベルに設定することができ、仮土台と土台との間に段差が生じず、外壁体をスムーズに移動させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す狭小地建築工法の一工程を示す斜視図である。
【図2】同工法の一工程を示す斜視図である。
【図3】同工法の一工程を示す正面図である。
【図4】同工法の一工程を示す正面図である。
【図5】同工法の一工程を示す正面図である。
【図6】同工法の一工程を示す正面図である。
【図7】同工法による外壁体の移動動作を示す正面図である。
【図8】同工法による外壁体の移動動作を示す正面図である。
【図9】同工法による外壁体の昇降動作を示す正面図である。
【図10】通し柱への階梁の接続動作を示す斜視図である。
【図11】同工法の一工程を示す斜視図である。
【図12】同工法の一工程を示す斜視図である。
【図13】同工法に使用される控え梁を示す正面図である。
【図14】同工法に使用される外壁体移動用仮支持台を示す斜視図である。
【図15】同工法に使用される外壁体移動用仮支持台を示す分解斜視図である。
【図16】同工法に使用される控え梁接続具の斜視図である。
【図17】同工法に使用される梁接続具の斜視図である。
【符号の説明】
A 狭小地
B 隣地境界線
E 隔たり部
1 基礎
1a 隣地境界線側外周基礎
1d 間仕切り基礎
2 外壁体
13 土台
19 外壁体移動用仮支持台
19a ベース部
19b 脚部
19c 仮土台固定部
20 仮土台
Claims (2)
- 左右の隣地境界線にて挟まれる狭小地に設けられる基礎に土台を固定し、左右の隣地境界線側外周基礎よりも内側に後退した位置の土台上で立設した状態で組み立てられる建物の左右一対の外壁体の一方を反力体として他方の外壁体を立設した状態で隣地境界線側外周基礎の上まで移動させる狭小地建築工法において、
左右の隣地境界側外周基礎の間に配設される基礎と隣地境界側外周基礎との間に形成される隔たり部に外壁体移動用仮支持台を配設すると共に、外壁体移動用仮支持台に仮土台を取り付けてこの仮土台と土台を連続させ、この仮土台上を通って隣地境界線側外周基礎の上まで外壁体を移動させることを特徴とする狭小地建築工法。 - 前記外壁体移動用仮支持台が、ベース部と、このベース部から立設される長さ調整可能な脚部と、この脚部の上端に取付けられる仮土台固定部とから成ることを特徴とする、請求項1記載の狭小地建設工法。
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