JP3575945B2 - Method for manufacturing semiconductor device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造技術に関し、特に、チップクラックの発生を防ぐ小形かつ面実装形の半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下に説明する技術は、本発明を研究、完成するに際し、本発明者によって検討されたものであり、その概要は次のとおりである。
【0003】
電子、通信機器の小形化や多機能化に伴い、これに搭載される半導体装置についてもその小形化が必要とされる。
【0004】
ここで、半導体チップを搭載した小形の半導体装置の一例として、チップダイオードと呼ばれるものがあり、このチップダイオードは、フレーム部材のダイパッド部(チップ搭載部)に半導体チップを搭載し、さらに、半導体チップとその周辺部とを樹脂封止する構造を有している。
【0005】
なお、最も小形のチップダイオードとしては、1.6×0.8mmサイズのものが製品化されている。
【0006】
また、チップダイオードなどの半導体装置を実装基板に実装する際には、はんだリフローによって半導体装置が高温の状態(例えば、210〜260℃)になる。
【0007】
その結果、封止形の半導体装置においては、はんだリフローの際の熱によって温度変動が起こり、これにより、フレーム部材のダイパッド部と半導体チップとの接合部に熱ストレスが掛かり、チップクラックが発生することがある。
【0008】
また、小形化に伴い半導体装置の外観サイズを小さくすると、さらに、大きなな熱ストレスが半導体チップに掛かることになる。
【0009】
なお、小形の半導体装置において、フレーム部材のダイパッド部と半導体チップとの密着性を向上させる技術は、例えば、実開平5−1225号公報または特開平5−308083号公報に記載され、さらに、フレーム部材のダイパッド部と樹脂封止部との密着性を向上させる技術は、例えば、実開昭57−175448号公報に記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記した技術において、実開平5−1225号公報に記載された半導体装置では、接合材としてソルダを用い、かつ、応力に対しての緩衝材として銀めっきを用いるとともに、フレーム部材のダイパッド部(アイランド)に孔部が設けられている。
【0011】
したがって、フレーム部材および半導体装置の製造工程が複雑で、かつ製造コストが高いという問題がある。
【0012】
また、特開平5−308083号公報に記載された半導体装置は、半導体チップの裏面に凹凸部を形成するものであり、半導体チップ裏面において、この凹凸部の加工は、非常に困難であることが問題とされる。
【0013】
さらに、実開昭57−175448号公報に記載された半導体装置は、フレーム部材のダイパッド部の裏面に溝を形成するものであり、ダイパッド部と封止樹脂との密着性は向上可能であるが、半導体チップにおいて発生するチップクラックを防止できないことが問題である。
【0014】
本発明の目的は、半導体チップで発生するチップクラックを防止する半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0015】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0017】
すなわち、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体チップを支持するチップ搭載部が設けられたフレーム部材を有するリードフレームを準備する工程と、前記半導体チップと前記チップ搭載部とを接合する接合材である銀めっきを前記リードフレームの少なくとも前記チップ搭載部に塗布する工程と、前記チップ搭載部上の前記銀めっきに多数の凹部を形成する工程と、前記凹部によって前記銀めっきに多数の空隙部を形成して、前記銀めっきによって前記半導体チップと前記チップ搭載部とを接合する工程と、前記半導体チップを前記チップ搭載部に搭載した前記フレーム部材を前記リードフレームから分離させる工程とを有するものである。
【0018】
その結果、接合材によって半導体チップとチップ搭載部とを接合しつつ、その密着度を低く抑えることができる。
【0019】
つまり、半導体チップとチップ搭載部とを接合材によって接合するとともに、この接合材が有する空隙部によって両者を分割した状態にすることができる。
【0020】
これにより、半導体チップとチップ搭載部とに熱応力が掛かった際に、接合材が有する空隙部によってこの熱応力を緩和させることができ、その結果、半導体チップにチップクラックが形成されることを防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0026】
図1は本発明による半導体装置の構造の実施の形態の一例を示す断面図、図2は本発明の半導体装置における半導体チップとチップ搭載部の接合状態の構造の実施の形態の一例を示す拡大部分断面図、図3は本発明の半導体装置に用いられるリードフレームを形成する薄板の構造の実施の形態の一例を示す部分平面図、図4は本発明の半導体装置においてチップ搭載部上の接合材に形成された格子状の凹部の構造の実施の形態の一例を示す図であり、(a)は拡大部分平面図、(b)は(a)のA−A断面を示す拡大断面図、図5は本発明による半導体装置の構造の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【0027】
本実施の形態による半導体装置は、シリコンからなる半導体チップ1を搭載した小形でかつ樹脂封止形のダイオードであり、チップダイオードとも呼ばれる面実装形のものである。
【0028】
図1および図5に示すチップダイオードの構成は、半導体チップ1を支持するチップ搭載部2bを備えたフレーム部材2aと、半導体チップ1とチップ搭載部2bとを接合する接合材である銀めっき3と、半導体チップ1とその周辺部4とを樹脂封止した封止本体部5とからなり、銀めっき3によって半導体チップ1とチップ搭載部2bとを接合した際に、銀めっき3に多数の空隙部6が設けられているものである。
【0029】
なお、前記チップダイオードに用いられるフレーム部材2aは、図3に示す多連のリードフレーム2が有するものである。
【0030】
ここで、フレーム部材2aは、半導体チップ1を支持するチップ搭載部2bと、半導体チップ1と電気的に接続されるリード部2cとから構成されている。
【0031】
これにより、リードフレーム2は、前記フレーム部材2aと、樹脂封止の際の樹脂の流出を阻止するダムバー2dと、フレーム部材2aおよびダムバー2dと連結してこのフレーム部材2aおよびダムバー2dを支持する外枠部2eとからなり、本実施の形態では、フレーム部材2aを含むリードフレーム2が銅合金によって形成されている場合を説明する。
【0032】
ただし、リードフレーム2は、必ずしも銅合金によって形成されていなくてもよく、例えば、鉄とニッケルとの合金などによって形成されていてもよい。
【0033】
また、銀めっき3は、フレーム部材2aの少なくともチップ搭載部2bに厚さ10μm程度に塗布されたものである。
【0034】
さらに、本実施の形態のチップダイオードにおいては、銀めっき3によって半導体チップ1とチップ搭載部2bとを接合して半導体チップ1をチップ搭載部2bに搭載した際に、銀めっき3に多数の空隙部6が規則性を有して形成されるとともに、チップ搭載部2b上において空隙部6が分散して設けられている。
【0035】
ここで、本実施の形態においては、空隙部6の前記規則性が格子状の場合について説明する。
【0036】
なお、空隙部6は、フレーム部材2aの少なくともチップ搭載部2bに銀めっき3を塗布した後、この銀めっき3に設けられた凹部3aから形成されるものである。
【0037】
すなわち、本実施の形態では、図4(a)に示すように、チップ搭載部2bに塗布された銀めっき3の凹部3aが格子状を成すように形成された場合であり、これにより、半導体チップ1がチップ搭載部2bに搭載された際に、凹部3aによって形成される空隙部6も格子状を成す。
【0038】
ここで、図4(b)に示すように、凹部3aはその深さが7μm、幅5μm、底部厚さ3μmに形成され、さらに、チップ搭載部2bにおいて縦横方向に50μm程度の設置ピッチで格子状に形成されている。
【0039】
したがって、銀めっき3において凹部3aの周囲の凸部3bは、図4(a)に示すように、縦横ほぼ等ピッチに四角形で形成されていることになる。
【0040】
また、図2に示すように、半導体チップ1はシリコンによって形成され、その大きさは、例えば、縦横350μmの四角形であり、さらに、厚さは、150〜180μm程度である。
【0041】
なお、半導体チップ1の搭載(固定)については、半導体チップ1の裏面1aに蒸着された金と接合材である銀めっき3とにおける共晶接合法を用いる。
【0042】
すなわち、半導体チップ1とチップ搭載部2bとの接合部7を所定の温度に加熱するとともに、超音波による振動を与える(超音波ボンディング)ことにより、金と銀めっき3とを融合させ、半導体チップ1をチップ搭載部2bに加熱圧着するものである。
【0043】
ここで、フレーム部材2aに銅合金を用いた場合には、銅との相性などによって接合材として銀めっき3を用いることが好ましいが、フレーム部材2aに、例えば、鉄とニッケルとの合金を用いた場合には、接合材として金めっきを用いることも可能である。
【0044】
この場合には、半導体チップ1の裏面1aに金を蒸着させる必要はなく、半導体チップ1の接合は、半導体チップ1のシリコンと前記金めっきの金との共晶によって行う。
【0045】
ただし、前記金めっきの場合、コスト的に高くなることが考えられるため、接合材としては銀めっき3を用いることが最も好ましい。
【0046】
また、超音波ボンディングによって半導体チップ1をペレットボンディングする際には、接合前の銀めっき3に設けられた多数の凹部3aが、接合後も銀めっき3に格子状の空隙部6として残留するようにペレットボンディングする。
【0047】
ここで、ペレットボンディングの際のボンディング条件は、銀めっき3に凹部3aが形成されていない場合のボンディング条件と同様である。
【0048】
また、チップ搭載部2bに搭載された半導体チップ1は、その表面電極が、金などから形成された金属細線8によってフレーム部材2aのリード部2cと電気的に接続されている。
【0049】
さらに、半導体チップ1とその周辺部4とは、エポキシ系の熱硬化性樹脂などによって樹脂封止され、これにより、封止本体部5が形成されている。
【0050】
なお、フレーム部材2aのリード部2cのうち、封止本体部5から突出したアウタリード部2fは、樹脂封止後、所望の形状に曲げ成形されて形成されたものである。
【0051】
本実施の形態による半導体装置(チップダイオード)の製造方法について説明する。
【0052】
まず、銅合金によって形成された細長い薄板9を準備し、これにより、図3に示す形状のリードフレーム2を製造する。
【0053】
なお、本実施の形態においては、リードフレーム2を製造する前に、半導体チップ1とチップ搭載部2bとの接合材である銀めっき3を薄板9に塗布する場合について説明する。
【0054】
まず、銀めっき3を薄板9の長手方向に沿って、そのほぼ中央付近に細長く帯状に厚さ10μm程度に塗布する。
【0055】
この際、少なくともリードフレーム2のチップ搭載部2bに相当する箇所に銀めっき3を塗布する。
【0056】
つまり、薄板9からリードフレーム2を製造した際に、少なくともチップ搭載部2bに銀めっき3が塗布されているように、薄板9のこれに対応した位置に所定の幅で帯状に銀めっき3を塗布する。
【0057】
続いて、薄板9の中央付近に塗布された銀めっき3に多数の凹部3aを形成する。
【0058】
ここで、本実施の形態においては、図4(a)に示すように、凹部3aを格子状に形成する。なお、成形プレスの打刻によってチップ搭載部2b上に塗布された銀めっき3に凹部3aを形成する。
【0059】
その際、図4(b)に示すように、例えば、凹部3aの深さを7μm、幅5μm、底部厚さ3μmに形成し、さらに、縦横方向に50μm程度のピッチで凹部3aを形成して格子状を形成する。
【0060】
なお、成形プレスによって銀めっき3に打刻を行った際には、薄板9にも凹みが形成される場合があるが、これは特に問題とされるものではない。
【0061】
さらに、銀めっき3の凹部3aにおいて、打刻を行った際に、凹部3aの底部は形成されていなくてもよい。
【0062】
すなわち、図4(b)に示す銀めっき3の凹部3aにおける厚さ3μmの箇所は、形成されている方が好ましいが、形成されていなくてもよい。
【0063】
また、成形プレスによる打刻では、打刻用の金型を用いて凹部3aの形成を行うため、薄板9の銀めっき3を塗布した箇所全域に渡って前記打刻を行う方が容易である。
【0064】
すなわち、前記打刻によって薄板9の銀めっき3を塗布した箇所全域に渡って凹部3aを形成することにより、必然的にチップ搭載部2bに相当する箇所にも凹部3aが形成されることになる。
【0065】
ただし、必ずしも、銀めっき3を塗布した箇所全域に渡って前記打刻を行わなくてもよく、少なくともチップ搭載部2bに相当する箇所に塗布された銀めっき3のみに打刻して凹部3aを形成してもよい。
【0066】
また、本実施の形態では、成形プレスの金型を用いて凹部3aを格子状に形成する際に、2回の打刻に分けて行う。
【0067】
つまり、1回目の打刻で所定の一方向の打刻を行い、その後、金型の角度を薄板9の長手方向に対して90°変えて2回目の打刻を行うことにより、1つの金型によって90°交差した格子状の凹部3aを形成することができる。
【0068】
ただし、打刻によって格子状の凹部3aを形成する際には、1つの金型を用いることに限定されるものではなく、例えば、複数の金型によって格子状を形成してもよく、また、1つの金型を用いて1回の打刻によって格子状を形成してもよい。
【0069】
その後、同じ成形プレスを用いた成形工程において、薄板9を所定の形状に打ち抜くことにより、半導体チップ1を支持するチップ搭載部2bが設けられたフレーム部材2aを有する多連のリードフレーム2を製造できる(準備できる)。
【0070】
なお、本実施の形態では、この段階で既にリードフレーム2が有するフレーム部材2aの少なくともチップ搭載部2bに銀めっき3が塗布されているとともに、この銀めっき3には格子状の凹部3aが形成されている。
【0071】
その後、裏面1aに金の薄膜が蒸着された半導体チップ1を準備し、この半導体チップ1をリードフレーム2のチップ搭載部2bに配置する。
【0072】
続いて、凹部3aによって銀めっき3に多数の空隙部6を形成して、銀めっき3によって半導体チップ1とチップ搭載部2bとを接合するペレットボンディングを行う。
【0073】
すなわち、半導体チップ1とチップ搭載部2bとの接合部7を加熱するとともに、所定のボンディング条件により超音波ボンディングを行い、半導体チップ1の裏面1aに蒸着された金の薄膜とチップ搭載部2bの銀めっき3とによって共晶接合させる。
【0074】
これにより、銀めっき3によって半導体チップ1とチップ搭載部2bとを接合する。
【0075】
ここで、ペレットボンディングの際、銀めっき3に形成された格子状の凹部3aにより、図2に示すように、半導体チップ1の接合後の接合部7の銀めっき3に格子状の空隙部6が残留する(形成される)ようにボンディングを行う。
【0076】
これにより、銀めっき3に多数の空隙部6を形成して銀めっき3によって半導体チップ1とチップ搭載部2bとを接合できる。
【0077】
その後、図1に示すように、半導体チップ1の表面電極とフレーム部材2aのリード部2cとを金などから形成された金属細線8によって電気的に接続するワイヤボンディングを行う。
【0078】
続いて、半導体チップ1と金属細線8を含むその周辺部4とをエポキシ系の熱硬化性樹脂などによって樹脂封止し、これにより、封止本体部5を形成する。
【0079】
なお、半導体チップ1の外周部における銀めっき3の凹部3aは、半導体チップ1の裏面1a内方の凹部3aと比較した場合、比較的大きく潰れるため、前記外周部においては空隙部6が形成され難く、これにより、樹脂封止の際に、封止樹脂が半導体チップ1の裏面1a内方に形成された空隙部6に入り込むことはない。
【0080】
その後、半導体チップ1が搭載されたフレーム部材2aをリードフレーム2から分離させる。
【0081】
つまり、樹脂封止後、各ダムバー2dを切断するとともに、リード部2cのアウタリード部2fと外枠部2eとを切断して分離させる。
【0082】
これにより、フレーム部材2aをリードフレーム2から分離させることができる。
【0083】
その後、封止本体部5から突出したアウタリード部2fを所望の形状に曲げ成形し、これにより、図5に示す半導体装置、すなわち、小形のチップダイオードを製造できる。
【0084】
なお、図5に示す小形のチップダイオードは、アウタリード部2fを含めたその平面サイズ(上方から眺めた大きさ)が、例えば、2.1×0.8mm程度のものである。
【0085】
本実施の形態の半導体装置およびその製造方法によれば、以下のような作用効果が得られる。
【0086】
すなわち、半導体チップ1とフレーム部材2aのチップ搭載部2bとを接合した際に、両者を接合する銀めっき3に多数の空隙部6が設けられていることにより、半導体チップ1とチップ搭載部2bとを接合しつつ、その密着度を低く抑えることができる。
【0087】
つまり、半導体チップ1とチップ搭載部2bとを銀めっき3によって接合するとともに、この銀めっき3が有する空隙部6によって両者を分割した状態にすることができる。
【0088】
したがって、チップダイオードの実装基板への実装時などにおいてフレーム部材2aが高温に加熱され、半導体チップ1とチップ搭載部2bとに熱応力が掛かった際に、銀めっき3が有する空隙部6によってこの熱応力を緩和させることができる。
【0089】
その結果、半導体チップ1とフレーム部材2aのチップ搭載部2bとの熱膨張係数の差を吸収することができ、これにより、半導体チップ1にチップクラックが形成されることを防止できる。
【0090】
なお、半導体チップ1にチップクラックが形成されることを防止できるため、チップダイオードの製造マージンを向上させることができる。特に、本実施の形態で説明したような小形のチップダイオードにおいて有効である。
【0091】
さらに、半導体チップ1にチップクラックが形成されることを防止できるため、チップダイオードの品質を向上させることが可能になる。前記同様、特に、小形のチップダイオードにおいてその品質を向上させることができる。
【0092】
また、銀めっき3に多数の空隙部6が規則性を有して形成されているとともに、フレーム部材2aのチップ搭載部2b上においてこの空隙部6が分散して設けられていることにより、半導体チップ1およびチップ搭載部2bに熱応力が掛かった際に、この熱応力を分散させることができる。
【0093】
なお、銀めっき3の空隙部6が本実施の形態のように格子状に設けられていることにより、半導体チップ1またはチップ搭載部2bに掛かる縦横方向の熱応力をほぼ均等に分散させることができる。
【0094】
これにより、大きな熱応力が掛かった際にもこの熱応力をほぼ均等に分散させることが可能になり、局部的な熱応力の集中を防ぐことができる。
【0095】
また、銀めっき3が有する空隙部6によってこの熱応力を緩和させることができるため、フレーム部材2aの材料として、半導体チップ1(シリコン)と比較的熱膨張係数の差が大きな銅合金を用いることができる。
【0096】
これにより、銅合金によってフレーム部材2aを形成することが可能になり、フレーム部材2aのコストを抑えることが可能になる。
【0097】
その結果、チップダイオードの製造コストも低減させることができる。
【0098】
また、成形プレスの打刻によってチップ搭載部2b上の銀めっき3に凹部3aを形成することにより、フレーム部材2aの切断成形工程内で銀めっき3に凹部3aを形成することができる。
【0099】
これにより、チップダイオードの製造工程を新規に増加させることなく、かつ、半導体チップ1の裏面1aに複雑な加工を行うことなく、銀めっき3に空隙部6を有したチップダイオードを製造することができる。
【0100】
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0101】
例えば、前記実施の形態においては、半導体装置が小形のチップダイオードの場合について説明したが、前記チップダイオードは、図6に示す他の実施の形態のように、超小形のチップダイオードであってもよい。
【0102】
ここで、図6に示す超小形のチップダイオードは、半導体チップ1の搭載形態が前記実施の形態で説明したチップダイオードとは表裏反対になるものであり、そのアウタリード部2fを含めた平面サイズ(上方から眺めた大きさ)が、例えば、1.6×0.8mm程度の超小形のものである。
【0103】
なお、図6に示す超小型のチップダイオードは、前記実施の形態のチップダイオードと同様の製造方法によって製造されるものであり、前記超小型のチップダイオードにおいても、半導体チップ1とフレーム部材2aのチップ搭載部2bとを銀めっき3によって接合するとともに、接合後の銀めっき3に空隙部6(図2参照)が形成されている。
【0104】
ここで、図6に示す超小型のチップダイオードは、前記実施の形態で説明したチップダイオードよりも小形であるため、前記超小型のチップダイオードによって得られる作用効果をさらに大きくすることができる。
【0105】
また、前記実施の形態においては、接合材(銀めっき3)に形成する凹部3aが格子状の場合であり、凹部3aの周囲の凸部3bの平面形状が四角形の場合について説明したが、前記凸部3bの平面形状は、四角形に限らず、図7に示す他の実施の形態の半導体装置のように、円形であってもよく、または、四角形以外の他の多角形であってもよい。
【0106】
さらに、図8に示す他の実施の形態のように、凹部3aによる格子の配列をチップ搭載部2bに対してほぼ45°(45°以外の傾きでもよい)傾けて配列させてもよい。
【0107】
これは、打刻時の薄板9の載置角度を前記実施の形態の場合と比べて45°変えるだけであり、凹部3aの形成を比較的容易に行うことができる。
【0108】
なお、図7および図8に示す半導体装置においても、前記実施の形態で説明した半導体装置と同様の作用効果が得られる。
【0109】
ここで、前記実施の形態では、プレス金型の打刻によって凹部3aを形成する場合について説明したが、打刻以外のローラなどを用いて凹部3aを形成してもよい。
【0110】
また、前記実施の形態においては、半導体装置がチップダイオードの場合について説明したが、前記半導体装置は、チップダイオードに限定されるものではなく、例えば、3極のトランジスタであってもよく、あるいは、図9に示す他の実施の形態の半導体装置のように、半導体チップ1に半導体集積回路が形成されたQFP(Quad Flat Package)などであってもよい。
【0111】
すなわち、前記半導体装置は、フレーム部材2aのチップ搭載部2bに半導体チップ1を搭載してなるものであり、かつ、銀めっき3(図2参照)などの接合材によって半導体チップ1とチップ搭載部2bとを接合するとともに、半導体チップ1接合後に、前記接合材に多数の空隙部6(図2参照)が形成されているものであればチップダイオード以外のものであってもよい。
【0112】
また、前記実施の形態においては、接合材が銀めっき3の場合について説明したが、前記接合材は、例えば、銀ペーストなどであってもよく、あるいは、銀もしくは金などから形成された薄膜シート部材などであってもよい。
【0113】
つまり、分散して多数の孔部が設けられた前記薄膜シート部材を接合材として用いるものである。
【0114】
この場合、半導体チップ1をフレーム部材2aのチップ搭載部2bに搭載(固定)する際に、前記薄膜シート部材を介して搭載(固定)し、半導体チップ1搭載後に、前記孔部によって形成された多数の空隙部6が半導体チップ1とチップ搭載部2bとの接合部7に形成されていればよく、これにより、前記実施の形態の半導体装置(チップダイオード)の場合と同様の作用効果が得られる。
【0115】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0116】
(1).半導体チップとフレーム部材のチップ搭載部とを接合した際に、両者を接合する接合材に多数の空隙部が設けられていることにより、両者を接合材によって接合するとともに、前記空隙部によって両者を分割した状態にすることができる。したがって、半導体チップとチップ搭載部とに熱応力が掛かった際に、前記空隙部によってこの熱応力を緩和させることができ、これにより、半導体チップとチップ搭載部との熱膨張係数の差を吸収することができる。その結果、半導体チップにチップクラックが形成されることを防止できる。
【0117】
(2).半導体チップにチップクラックが形成されることを防止できるため、半導体装置の製造マージンを向上させることができる。特に、小形の半導体装置において有効である。
【0118】
(3).半導体チップにチップクラックが形成されることを防止できるため、半導体装置の品質を向上させることが可能になる。特に、小形の半導体装置においてその品質を向上させることができる。
【0119】
(4).接合材の空隙部が格子状に設けられていることにより、半導体チップまたはチップ搭載部に掛かる縦横方向の熱応力をほぼ均等に分散させることができる。これにより、大きな熱応力が掛かった際にもこの熱応力をほぼ均等に分散させることが可能になり、局部的な熱応力の集中を防ぐことができる。
【0120】
(5).接合材が有する空隙部によって前記熱応力を緩和させることができるため、フレーム部材の材料として、銅合金を用いることができる。これにより、フレーム部材のコストを抑えることが可能になり、その結果、半導体装置の製造コストを低減することができる。
【0121】
(6).接合材として銀めっきを用いる際、成形プレスの打刻によってチップ搭載部上の銀めっきに凹部を形成することにより、フレーム部材の切断成形工程内で銀めっきに凹部を形成することができる。これにより、半導体装置の製造工程を新規に増加させることなく、かつ、半導体チップの裏面に複雑な加工を行わずに半導体装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体装置の構造の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の半導体装置における半導体チップとチップ搭載部の接合状態の構造の実施の形態の一例を示す拡大部分断面図である。
【図3】本発明の半導体装置に用いられるリードフレームを形成する薄板の構造の実施の形態の一例を示す部分平面図である。
【図4】(a),(b) は本発明の半導体装置においてチップ搭載部上の接合材に形成された格子状の凹部の構造の実施の形態の一例を示す図であり、(a)は拡大部分平面図、(b)は(a)のA−A断面を示す拡大断面図である。
【図5】本発明による半導体装置の構造の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施の形態である半導体装置の構造を示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態である半導体装置においてチップ搭載部上の接合材に形成された格子状の凹部の構造を示す拡大部分平面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態である半導体装置においてチップ搭載部上の接合材に形成された格子状の凹部の構造を示す拡大部分平面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態である半導体装置の構造を一部断面にして示す斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ
1a 裏面
2 リードフレーム
2a フレーム部材
2b チップ搭載部
2c リード部
2d ダムバー
2e 外枠部
2f アウタリード部
3 銀めっき(接合材)
3a 凹部
3b 凸部
4 周辺部
5 封止本体部
6 空隙部
7 接合部
8 金属細線
9 薄板[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a semiconductor manufacturing technique, and particularly to a small and surface-mount type semiconductor device for preventing the occurrence of chip cracks. Place of It relates to a manufacturing method.
[0002]
[Prior art]
The technology described below has been studied by the inventor when researching and completing the present invention, and the outline thereof is as follows.
[0003]
With the miniaturization and multifunctionality of electronic and communication devices, the miniaturization of semiconductor devices mounted thereon is also required.
[0004]
Here, there is a so-called chip diode as an example of a small-sized semiconductor device having a semiconductor chip mounted thereon. The chip diode has a semiconductor chip mounted on a die pad portion (chip mounting portion) of a frame member. And a peripheral portion thereof are sealed with a resin.
[0005]
The smallest chip diode having a size of 1.6 × 0.8 mm is commercially available.
[0006]
When a semiconductor device such as a chip diode is mounted on a mounting board, the semiconductor device is brought into a high temperature state (for example, 210 to 260 ° C.) due to solder reflow.
[0007]
As a result, in the encapsulated semiconductor device, temperature fluctuation occurs due to heat at the time of solder reflow, so that a thermal stress is applied to a joint portion between the die pad portion of the frame member and the semiconductor chip, and a chip crack occurs. Sometimes.
[0008]
In addition, when the external size of the semiconductor device is reduced along with the miniaturization, further large thermal stress is applied to the semiconductor chip.
[0009]
In a small semiconductor device, a technique for improving the adhesion between the die pad portion of the frame member and the semiconductor chip is described in, for example, Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-1225 or Japanese Patent Laid-Open No. 5-308083. A technique for improving the adhesion between the die pad portion and the resin sealing portion of the member is described in, for example, Japanese Utility Model Laid-Open No. 57-175448.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described technology, in the semiconductor device described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-1225, solder is used as a bonding material, silver plating is used as a buffer against stress, and a die pad portion of a frame member is used. The (island) has a hole.
[0011]
Therefore, there is a problem that the manufacturing process of the frame member and the semiconductor device is complicated and the manufacturing cost is high.
[0012]
Further, the semiconductor device described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-308083 has an uneven portion formed on the back surface of the semiconductor chip, and it is very difficult to process the uneven portion on the back surface of the semiconductor chip. Is a problem.
[0013]
Further, the semiconductor device described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 57-175448 has a groove formed on the back surface of the die pad portion of the frame member, and the adhesion between the die pad portion and the sealing resin can be improved. Another problem is that chip cracks generated in semiconductor chips cannot be prevented.
[0014]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a semiconductor device for preventing chip cracks occurring in a semiconductor chip. Place of It is to provide a manufacturing method.
[0015]
The above and other objects and novel features of the present invention will become apparent from the description of the present specification and the accompanying drawings.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
The following is a brief description of an outline of typical inventions disclosed in the present application.
[0017]
That is, the semiconductor device of the present invention Manufacturing method Is A step of preparing a lead frame having a frame member provided with a chip mounting portion for supporting a semiconductor chip, and silver plating as a bonding material for bonding the semiconductor chip and the chip mounting portion to at least the chip of the lead frame; Applying to a mounting portion, forming a number of recesses in the silver plating on the chip mounting portion, forming a number of voids in the silver plating by the recesses, and forming the semiconductor chip by the silver plating. Bonding the semiconductor chip to the chip mounting portion, and separating the frame member mounting the semiconductor chip on the chip mounting portion from the lead frame. Things.
[0018]
As a result, the degree of adhesion can be kept low while the semiconductor chip and the chip mounting portion are joined by the joining material.
[0019]
That is, the semiconductor chip and the chip mounting portion can be joined by the joining material, and the two can be divided by the gaps of the joining material.
[0020]
Thereby, when a thermal stress is applied to the semiconductor chip and the chip mounting portion, the thermal stress can be reduced by the void portion of the bonding material, and as a result, a chip crack is formed in the semiconductor chip. Can be prevented.
[0025]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0026]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of an embodiment of a structure of a semiconductor device according to the present invention. FIG. 2 is an enlarged view showing an example of an embodiment of a structure of a semiconductor device according to the present invention in a bonded state of a semiconductor chip and a chip mounting portion. FIG. 3 is a partial cross-sectional view, FIG. 3 is a partial plan view showing an example of an embodiment of the structure of a thin plate forming a lead frame used in the semiconductor device of the present invention, and FIG. It is a figure which shows an example of embodiment of the structure of the lattice-shaped recessed part formed in the material, (a) is an expanded partial plan view, (b) is an expanded sectional view which shows the AA cross section of (a), FIG. 5 is a perspective view showing an example of the embodiment of the structure of the semiconductor device according to the present invention.
[0027]
The semiconductor device according to the present embodiment is a small, resin-sealed diode on which a
[0028]
The configuration of the chip diode shown in FIGS. 1 and 5 includes a
[0029]
The
[0030]
Here, the
[0031]
Accordingly, the
[0032]
However, the
[0033]
The
[0034]
Furthermore, in the chip diode of the present embodiment, when the
[0035]
Here, in the present embodiment, a case where the regularity of the
[0036]
The
[0037]
That is, in the present embodiment, as shown in FIG. 4A, the
[0038]
Here, as shown in FIG. 4 (b), the
[0039]
Therefore, the
[0040]
As shown in FIG. 2, the
[0041]
For mounting (fixing) the
[0042]
In other words, the
[0043]
Here, when a copper alloy is used for the
[0044]
In this case, it is not necessary to deposit gold on the
[0045]
However, in the case of the gold plating, it is conceivable that the cost is increased. Therefore, it is most preferable to use the
[0046]
Also, when the
[0047]
Here, the bonding conditions at the time of pellet bonding are the same as the bonding conditions when the
[0048]
The surface electrode of the
[0049]
Further, the
[0050]
The
[0051]
A method for manufacturing the semiconductor device (chip diode) according to the present embodiment will be described.
[0052]
First, an elongated
[0053]
In this embodiment, a case will be described in which
[0054]
First, the
[0055]
At this time,
[0056]
In other words, when the
[0057]
Subsequently, a large number of
[0058]
Here, in the present embodiment, as shown in FIG. 4A, the
[0059]
At this time, as shown in FIG. 4 (b), for example, the depth of the
[0060]
When the
[0061]
Furthermore, when embossing is performed on the
[0062]
In other words, a portion having a thickness of 3 μm in the
[0063]
Further, in the stamping by the forming press, since the
[0064]
That is, by forming the
[0065]
However, it is not always necessary to perform the embossing over the entire area where the
[0066]
Further, in the present embodiment, when the
[0067]
That is, the first stamping is performed in one predetermined direction, and then the second stamping is performed by changing the angle of the mold by 90 ° with respect to the longitudinal direction of the
[0068]
However, when forming the lattice-shaped
[0069]
Thereafter, in a molding step using the same molding press, the
[0070]
In this embodiment, at this stage, at least the
[0071]
Thereafter, a
[0072]
Subsequently, a number of
[0073]
That is, while the
[0074]
Thus, the
[0075]
Here, at the time of the pellet bonding, the lattice-shaped
[0076]
Thereby, a large number of
[0077]
Thereafter, as shown in FIG. 1, wire bonding is performed to electrically connect the surface electrodes of the
[0078]
Subsequently, the
[0079]
In addition, the
[0080]
After that, the
[0081]
That is, after resin sealing, each
[0082]
Thereby, the
[0083]
Thereafter, the
[0084]
The small chip diode shown in FIG. 5 has a plane size (a size as viewed from above) including the
[0085]
According to the semiconductor device of the present embodiment and the method of manufacturing the same, the following operational effects can be obtained.
[0086]
That is, when the
[0087]
In other words, the
[0088]
Therefore, when the
[0089]
As a result, it is possible to absorb a difference in thermal expansion coefficient between the
[0090]
Since a chip crack can be prevented from being formed in the
[0091]
Furthermore, since the formation of chip cracks in the
[0092]
In addition, a large number of
[0093]
Note that, since the
[0094]
Thereby, even when a large thermal stress is applied, the thermal stress can be dispersed almost uniformly, and local concentration of the thermal stress can be prevented.
[0095]
In addition, since the thermal stress can be reduced by the
[0096]
This makes it possible to form the
[0097]
As a result, the manufacturing cost of the chip diode can be reduced.
[0098]
In addition, by forming the
[0099]
Accordingly, it is possible to manufacture a chip diode having the
[0100]
As described above, the invention made by the inventor has been specifically described based on the embodiment of the invention. However, the invention is not limited to the embodiment of the invention, and various modifications may be made without departing from the gist of the invention. It goes without saying that it is possible.
[0101]
For example, in the above-described embodiment, the case where the semiconductor device is a small chip diode has been described. However, the chip diode may be a very small chip diode as in the other embodiments shown in FIG. Good.
[0102]
Here, in the ultra-small chip diode shown in FIG. 6, the mounting form of the
[0103]
The micro chip diode shown in FIG. 6 is manufactured by the same manufacturing method as that of the chip diode of the above-described embodiment, and the
[0104]
Here, since the ultra-small chip diode shown in FIG. 6 is smaller than the chip diode described in the above embodiment, the operation and effect obtained by the ultra-small chip diode can be further enhanced.
[0105]
Further, in the above-described embodiment, the case where the
[0106]
Further, as in the other embodiment shown in FIG. 8, the arrangement of the lattices by the
[0107]
This only requires changing the mounting angle of the
[0108]
The same effects as those of the semiconductor device described in the above embodiment can be obtained also in the semiconductor device shown in FIGS.
[0109]
Here, in the above-described embodiment, the case where the
[0110]
Further, in the above embodiment, the case where the semiconductor device is a chip diode has been described. However, the semiconductor device is not limited to a chip diode, and may be, for example, a three-pole transistor, or Like a semiconductor device according to another embodiment shown in FIG. 9, a QFP (Quad Flat Package) in which a semiconductor integrated circuit is formed on a
[0111]
That is, in the semiconductor device, the
[0112]
Further, in the above-described embodiment, the case where the bonding material is
[0113]
That is, the thin film sheet member provided with a large number of holes in a dispersed manner is used as a bonding material.
[0114]
In this case, when mounting (fixing) the
[0115]
【The invention's effect】
The effects obtained by typical aspects of the invention disclosed in the present application will be briefly described as follows.
[0116]
(1). When the semiconductor chip and the chip mounting portion of the frame member are joined, a large number of gaps are provided in the joining material for joining the two, so that both are joined by the joining material, and both are joined by the gap. It can be divided. Therefore, when thermal stress is applied to the semiconductor chip and the chip mounting portion, the thermal stress can be reduced by the gap, thereby absorbing the difference in the coefficient of thermal expansion between the semiconductor chip and the chip mounting portion. can do. As a result, it is possible to prevent chip cracks from being formed in the semiconductor chip.
[0117]
(2). Since chip cracks can be prevented from being formed in the semiconductor chip, the manufacturing margin of the semiconductor device can be improved. In particular, it is effective in a small semiconductor device.
[0118]
(3). Since the formation of chip cracks in the semiconductor chip can be prevented, the quality of the semiconductor device can be improved. In particular, the quality of a small semiconductor device can be improved.
[0119]
(4). Since the voids of the bonding material are provided in a lattice shape, the thermal stress in the vertical and horizontal directions applied to the semiconductor chip or the chip mounting portion can be substantially uniformly dispersed. Thereby, even when a large thermal stress is applied, the thermal stress can be dispersed almost uniformly, and local concentration of the thermal stress can be prevented.
[0120]
(5). Since the thermal stress can be reduced by the voids of the bonding material, a copper alloy can be used as the material of the frame member. As a result, the cost of the frame member can be reduced, and as a result, the manufacturing cost of the semiconductor device can be reduced.
[0121]
(6). When silver plating is used as the bonding material, by forming a recess in the silver plating on the chip mounting portion by stamping a forming press, the recess can be formed in the silver plating in the cutting and forming step of the frame member. Accordingly, the semiconductor device can be manufactured without newly increasing the manufacturing process of the semiconductor device and without performing complicated processing on the back surface of the semiconductor chip.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing an example of an embodiment of a structure of a semiconductor device according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged partial cross-sectional view showing an example of an embodiment of a structure in a state where a semiconductor chip and a chip mounting portion are joined in a semiconductor device of the present invention.
FIG. 3 is a partial plan view showing an example of an embodiment of a thin plate structure forming a lead frame used in the semiconductor device of the present invention.
FIGS. 4A and 4B are diagrams showing an example of an embodiment of a structure of a lattice-shaped concave portion formed in a bonding material on a chip mounting portion in the semiconductor device of the present invention, and FIGS. 2 is an enlarged partial plan view, and FIG. 2B is an enlarged sectional view showing an AA section of FIG.
FIG. 5 is a perspective view showing an example of an embodiment of a structure of a semiconductor device according to the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view illustrating a structure of a semiconductor device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 7 is an enlarged partial plan view showing a structure of a lattice-shaped recess formed in a bonding material on a chip mounting portion in a semiconductor device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an enlarged partial plan view showing the structure of a lattice-shaped recess formed in a bonding material on a chip mounting portion in a semiconductor device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a perspective view showing a partial cross section of a structure of a semiconductor device according to another embodiment of the present invention;
[Explanation of symbols]
1 semiconductor chip
1a Back side
2 Lead frame
2a Frame member
2b Chip mounting part
2c Lead part
2d dam bar
2e Outer frame
2f Outer lead part
3 Silver plating (joining material)
3a recess
3b convex part
4 Peripheral part
5 Sealing body
6 void
7 Joint
8 Thin metal wires
9 Thin plate
Claims (2)
前記半導体チップを支持するチップ搭載部が設けられたフレーム部材を有するリードフレームを準備する工程と、
前記半導体チップと前記チップ搭載部とを接合する接合材である銀めっきを前記リードフレームの少なくとも前記チップ搭載部に塗布する工程と、
前記チップ搭載部上の前記銀めっきに多数の凹部を形成する工程と、
前記凹部によって前記銀めっきに多数の空隙部を形成して、前記銀めっきによって前記半導体チップと前記チップ搭載部とを接合する工程と、
前記半導体チップを前記チップ搭載部に搭載した前記フレーム部材を前記リードフレームから分離させる工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。A method of manufacturing a semiconductor device having a semiconductor chip mounted thereon,
A step of preparing a lead frame having a frame member provided with a chip mounting portion supporting the semiconductor chip,
Applying silver plating, which is a bonding material for bonding the semiconductor chip and the chip mounting portion, to at least the chip mounting portion of the lead frame;
Forming a number of recesses in the silver plating on the chip mounting portion,
Forming a large number of voids in the silver plating by the concave portion, and joining the semiconductor chip and the chip mounting portion by the silver plating;
Separating the frame member having the semiconductor chip mounted on the chip mounting portion from the lead frame.
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