JP3575834B2 - 人工芝など敷物の設置撤去装置 - Google Patents

人工芝など敷物の設置撤去装置 Download PDF

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海二 柳原
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日本鉱機株式会社
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、人工芝など敷物の設置撤去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
室内競技場、体育館あるいは多目的ホール等においては、競技や催し物の内容に応じて人工芝や絨毯などの敷物を設置あるいは撤去することが要求され、この人工芝など敷物の設置あるいは撤去作業を迅速に行えば、多目的ホール等の稼働率を向上させることができる。
【0003】
このような人工芝などの敷物は幅数mの帯状に形成されており、予めロール状に巻いた状態でフォークリフト等によってホール内の設置位置へ搬入し、人手等によって展開することで設置する一方、撤去は同じく人手等によってロール状に巻き取ってからフォークリフト等でホール外へ搬出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これだと人工芝の枚数が増加するにつれて、設置あるいは撤去作業に多大な労力および時間が必要となり、作業能率が悪かった。
【0005】
なお、人工芝などの敷物を巻き取って撤去する巻取機があるが、従来のものは巻取機の手押しによって巻取機の移動と共に巻き取りドラムを回転させているため、移動が重く、しかも巻径が大きくなってくると、巻取機の移動速度とドラムの回転速度とが異なって、うまく巻き取れなくなり、設置時には、うまく繰り出せなくなる。また、巻取り後のドラムを収納装置に収納する際やドラムを収納装置から巻取機にセットする際は、もちろんフォークリフト等によってドラムを持ち上げて、行う必要があった。
【0006】
この発明は、人工芝などの敷物の設置、撤去および収納作業を効率良く行うことができ、省力化をできる設置撤去装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、人工芝など敷物を巻き取り、繰り出すドラムと、ドラムを軸受を介して回転自在に支持する受台を設けた台車と、ドラムを回転駆動する駆動手段と、ドラムの回転方向および回転速度を設定する操作部とを備える。
【0008】
第1の発明において、軸受はドラムの端部を受けるローラからなり、ドラムの一端側のローラは溝部を介してドラムの軸方向の変位を規制するようになっている。
【0009】
第1の発明は、ドラムを駆動手段に係脱可能に連結する継手を設ける。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、敷物の巻き取り、繰り出し時に、敷物をガイドするガイド部材を設ける。
【0011】
第3の発明は、第1の発明において、敷物の巻き取り、繰り出し時に、敷物あるいは台車の幅方向のずれを検知する検知手段を設ける。
【0012】
第4の発明は、第1の発明において、台車に連結して、敷物と敷設面との間のエアを排除するエア抜きローラを設ける。
【0013】
第5の発明は、第1の発明において、敷物を敷設済の敷物と接続するファスナの掛け具を引動するフックを設ける。
【0014】
第6の発明は、第4の発明において、エア抜きローラに、敷物を敷設済の敷物と接続するファスナの掛け具を引動するフックを取付ける。
【0015】
第7の発明は、第1の発明において、受台に、軸受の両側にドラムを案内するガイド部を形成する。
【0016】
第8の発明は、第7の発明において、受台のガイド部と軸受との間でドラムを昇降するリフタを設ける。
【0017】
第9の発明は、第1の発明において、操作部は、敷物の巻き取り時にドラムの回転速度を一定比で減速し、繰り出し時にドラムの回転速度を一定比で増速するようになっている。
【0018】
第10の発明は、第1の発明において、台車は自走式である。
【0019】
第11の発明は、第10の発明において、台車の走行速度がドラムの回転速度に連係して設定される。
【0020】
第12の発明は、第1の発明において、台車を牽引または押走行すると共に、ドラムを運搬する運搬車両を備える。
【0021】
第13の発明は、第1の発明において、敷物の巻き取り後あるいは繰り出し後のドラムを収納する収納装置を設ける。
【0022】
第14の発明は、第13の発明において、台車と収納装置との間に位置設定を兼ねる連結部を設ける。
【0026】
【作用】
第1の発明では、ドラムを受台に回転自在に支持した状態で、台車を動かしながら、操作部によって駆動手段を介してドラムを回転駆動することで、敷物の巻き取り、繰り出しを行える。
【0027】
第1の発明においては、ドラムが駆動手段に継手を介して係脱可能に連結される
【0028】
この場合、ドラムの端部がローラによって支持されると共に、ドラムの一端側のローラの溝部によってドラムの軸方向の変位が防止される
【0029】
第2の発明では、敷物の巻き取り、繰り出し時に、ガイド部材によって敷物がずれないようにガイドされる。
【0030】
第3の発明では、敷物の巻き取り、繰り出し時に、検知手段によって敷物あるいは台車の幅方向のずれが検知される。
【0031】
第4の発明では、台車にエア抜きローラを連結して繰り出した敷物の上を転動させることで、敷物を敷設しながら、敷物と敷設面との間にエアが入り込むのが排除される。
【0032】
第5の発明では、フックを敷物間に設けられるファスナの掛け具に引掛けて引動することで、敷設する敷物と敷設済の敷物とが接続される。
【0033】
第6の発明では、エア抜きローラにフックを取付けることで、敷物と敷設面との間のエアの排除と、敷設済の敷物との接続を同時に行える。
【0034】
第7の発明では、ドラムが受台の軸受にセットされる際に、ドラムがガイド部を介して案内されて、軸受に取付けられる。
【0035】
第8の発明では、受台のガイド部と軸受との間で、リフタによってドラムが昇降されることで、軸受への取付け、軸受からの取外しが簡単に行える。
【0036】
第9の発明では、敷物の巻き取り時にドラムの回転速度が一定比で減速され、繰り出し時にドラムの回転速度が一定比で増速されるので、巻き径によらず、一定の巻き取り速度、繰り出し速度が得られる。
【0037】
第10の発明では、台車が自走によって走行される。
【0038】
第11の発明では、台車の走行速度がドラムの回転速度に連係して設定されることで、敷物の巻き取り、繰り出しに合わせた速度で台車の走行が行える。
【0039】
第12の発明では、台車の走行、ドラムの運搬が運搬車両によって行える。
【0040】
第13の発明では、敷物の巻き取り後あるいは繰り出し後のドラムが台車から収納装置に収納される。
【0041】
第14の発明では、台車と収納装置との間に設けられた位置設定を兼ねる連結部によって、台車と収納装置との間でドラムの受け渡しが良好に行える。
【0045】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0046】
図1〜図7において、10は人工芝など敷物の巻き取り、繰り出し用のドラム、11は台車を示す。
【0047】
ドラム10の一方の端部には、中空の連結軸部12を持つキャップ13が固定され、キャップ13の外周部がV型に突設される。連結軸部12には、後述するギヤカップリングのギヤ14が形成されたスリーブ15が装着され、ピン16を介して固定される。
【0048】
ドラム10のもう一方の端部には、中空のボス部17を持つキャップ18が固定され、キャップ18の外周部が円筒面に形成される。
【0049】
台車11には、ドラム10の両端をそれぞれ軸受を介して支持する受台20,21が設けられる。
【0050】
ドラム10のキャップ13側の受台20には、中央部に軸受として一対のV溝ローラ22が並設され、両V溝ローラ22にキャップ13のV型外周部が支持される。また、受台20には、両V溝ローラ22を間に両V溝ローラ22の並設方向にキャップ13のV型外周部を案内するガイド部23が設けられる。ガイド部23はV溝が設けられ、台車11の前端、後端まで形成される。
【0051】
ドラム10のキャップ18側の受台21には、中央部に軸受として一対の円筒ローラ24が並設され、両円筒ローラ24にキャップ18の円筒外周部が支持される。また、受台21には、両円筒ローラ24を間に両円筒ローラ24の並設方向にキャップ18の円筒外周部を案内するガイド部25が設けられる。ガイド部25は、台車11の前端、後端まで形成される。
【0052】
台車11の略中央部には、ドラム10を昇降するためのリフタ26が設けられる。リフタ26は、図示しないスイッチの操作によって伸縮される電動ジャッキ27と、ドラム10を受けるプレート状のブラケット28とからなり、ブラケット28のドラム10の軸方向の長さ、台車11の前後方向の幅はそれぞれ所定の大きさに形成される。
【0053】
受台20の外方には、ドラム10を回転駆動するための減速機付モータ(直流式または交流式)30が配設される。
【0054】
減速機付モータ30の駆動軸31には、ドラム10のキャップ13の連結軸部12と連結可能なギヤカップリング32が取付けられる。ギヤカップリング32の継手部33は、位置設定ピン34を介して軸方向に2位置にスライド位置決め可能に形成され、前進位置で継手部33の内周ギヤが連結軸部12に装着されたスリーブ15のギヤ14にかみ合って連結され、後退位置で外される。
【0055】
減速機付モータ30の電源にはバッテリまたは交流電源が用いられ、減速機付モータ30のON、OFF、回転方向および回転速度を設定する操作部35が設けられる。
【0056】
操作部35には、減速機付モータ30の回転方向(ドラム10の回転方向)をセットする切替スイッチと、電流制御等によって減速機付モータ30の回転速度(ドラム10の回転速度)を設定する速度レバーとが設けられる。また、操作部35には、敷物の巻き取り時に速度レバーによる設定速度を一定比(例えば、ドラム10の1回転毎に一定の割合)で減速させ、敷物の繰り出し時に速度レバーによる設定速度を一定比(例えば、ドラム10の1回転毎に一定の割合)で増速させるコントローラが内蔵される。
【0057】
操作部35は、台車11に着脱自由に取付けられるハンドル36に配置される。ハンドル36は、台車11の前端、後端に自由に取付けられる。
【0058】
台車11の前端側および後端側には、図8のように敷物を巻き取る際または繰り出す際に敷物を挟み、敷物の幅方向のずれを防ぐ一対のローラバー37が配設される。ローラバー37の両端にはガイドプレート38が設けられる。
【0059】
この場合、1つのローラバーの両端に、敷物の縁部をガイドするガイドフェンスを設けたり、敷物の縁部のみを挟むガイドローラを設けて、ガイドするようにしても良い。
【0060】
台車11の底部には、4つの走行用の車輪40が取付けられる。各車輪40は、ドラム10の敷物の幅の内側(台車11にドラム10をセットした状態)に設けられ、このうち台車11の前側または後側の2つの車輪は方向変換可能なものが用いられる。
【0061】
台車11の受台21の内側には、検知バー41によって敷物の幅方向のずれを監視するセンサ42が取付けられる。また、台車11の下部には、敷設してある敷物の縁線を検知するセンサ43が伸縮可能なバー44の先端に取付けられる。これらのセンサ42,43がONすると、所定のランプ(図示しない)が点灯される。
【0062】
台車11の前端または後端に、図9、図10のように連結可能にエア抜きローラ45が設けられる。エア抜きローラ45は、敷物の幅よりいくらか長く、所定の重さのローラが回動軸の両端に一対のアーム46を突設され、そのアーム46の先端が台車11に掛合、接続されるように形成される。
【0063】
エア抜きローラ45の一方のアーム46には、敷物と敷物との間に設けられるファスナの掛け具に掛けられるフック47がワイヤ等を介して接続される。
【0064】
図11〜図13には、収納装置を示す。
【0065】
収納装置には、架台50内に可動床51が設置される。架台50は、底部フレーム52と左右の支柱53と天井部54とから形成される。
【0066】
支柱53は左右に2本ずつ配置され、それぞれ数カ所に所定の高さ位置に左右一対のドラム受け55が設けられる。
【0067】
ドラム受け55は、図14のように先端の下部がテーパ面に形成された引込み式の掛止ピン56が、スプリング57によって支柱53の内方に付勢、突出されると共に、その掛止ピン56を後退位置に切替保持可能なレバー58が設けられる。掛止ピン56は、ドラム10の両端の連結軸部12、ボス部17の中空より小径に形成される。
【0068】
可動床51は、天井部54に設置された駆動モータ60に連結されたスクリュージャッキ61を介して昇降されるように形成される。
【0069】
可動床51の中央部には、長手方向に沿って対称に複数のドラム止め62が設置される。
【0070】
可動床51の昇降は、駆動モータ60の操作部によって行われる。操作部には、図示しないが、可動床51の位置を検出するセンサ(リミットスイッチ等)からの信号に基づいて、可動床51を所定位置に昇降させる場所設定スイッチが設けられる。
【0071】
底部フレーム52には車輪63が取付けられ、底部フレーム52の高さは台車11と同じ高さに形成される。底部フレーム52と台車11との間にはドラム10の受渡し時に位置設定を兼ねる連結部64が形成される。
【0072】
次に、動作、作用を説明する。
【0073】
敷物を設置するときは、敷物を巻いたドラム10の両端を台車11の受台20,21のそれぞれ一対のV溝ローラ22、円筒ローラ24上にセットする。
【0074】
この場合、ドラム10の両端のキャップ13,18の外周部を受台20,21のガイド部23,25に乗せ、所定の高さに昇動したリフタ26上に転動して、リフタ26を下げることで、キャップ13,18の外周部がV溝ローラ22、円筒ローラ24上にセットされる。
【0075】
次に、ドラム10のキャップ13の連結軸部12のギヤ14に減速機付モータ30の駆動軸31のギヤカップリング32を嵌めて連結する。この際、キャップ13のV型外周部がV溝ローラ22に支持されるので、ギヤカップリング32によらず、ドラム10の軸方向の変位が防止される。
【0076】
次に、敷物の設置位置にて、ドラム10に巻いてある敷物をローラバー37にてガイドして所定長さ繰り出し、先端位置をセットする。
【0077】
そして、台車11のハンドル36に配置した減速機付モータ32の操作部35を操作して、ドラム10を敷物の繰り出し方向に回転させつつ、台車11を走行することで、敷物を敷設する。
【0078】
この場合、操作部35の速度レバーによってドラム10の回転速度が設定されるものの、敷物の繰り出し時にはその回転速度が一定比で増速される。このため、速度レバーを一定にしておけば、巻き径にかかわらず一定の繰り出し速度が得られ、台車11を一定の速度で走行させることで、スムーズに敷設が行われる。
【0079】
また、先に敷設した敷物に続き、その隣に敷設するときは、台車11の下部に取付けたセンサ43を先の敷物の縁に沿わせながら、台車11を走行させる。ランプが点灯すると、センサ43が敷物の縁から外れたと分かるので、これに応じて台車11の方向を操作することで、敷物がずれることなく、敷設される。
【0080】
また、敷設時に、台車11にエア抜きローラ45を連結して繰り出した敷物の上を転動させることで、敷物を敷設しながら、敷物と敷設面との間にエアが入り込むのが排除される。
【0081】
また、敷物と敷物との間がファスナによって接続されるものでは、エア抜きローラ45にフック47を接続して、ファスナの掛け具に引掛けておけば、敷設するのと同時に敷物が敷設済の敷物と簡単に接続される。
【0082】
一方、敷物を撤去するときは、受台20,21のV溝ローラ22、円筒ローラ24上にセットして、減速機付モータ30の駆動軸31に連結してあるドラム10に、敷設してある敷物の先端を取付ける。
【0083】
この場合、敷物をローラバー37にてガイドして、その先端をドラム10に取付けてある継布に、ファスナあるいはマジックテープ等によって固定する。
【0084】
そして、減速機付モータ32の操作部35を操作して、ドラム10を敷物の巻き取り方向に回転させつつ、台車11を走行することで、敷物を撤去する。
【0085】
この場合、操作部35の速度レバーによってドラム10の回転速度が設定されるものの、敷物の巻き取り時にはその回転速度が一定比で減速される。このため、速度レバーを一定にしておけば、巻き径にかかわらず一定の巻き取り速度が得られ、台車11を一定の速度で走行させることで、スムーズに撤去が行われる。
【0086】
また、この巻き取り時に、センサ42の検知によってランプが点灯すると、敷物が幅方向にずれたと分かるので、これに応じて台車11の方向を操作することで、敷物がずれることなく、ドラム10に正確に巻き取られる。
【0087】
敷物を巻き取ったドラム10を収納するときは、台車11を収納装置側に移動して、連結部64を介して台車11を収納装置の底部フレーム52に連結する。次に、ドラム10の連結軸部12から減速機付モータ30の駆動軸31のギヤカップリング32を外し、リフタ26によってローラ22,24上のドラム10を所定高さに持ち上げ、転動して受台20,21のガイド部23,25に乗せると共に、そのガイド部23,25から収納装置の可動床51上に受け渡す。
【0088】
この場合、台車11と収納装置とが連結部64によって位置決めされ、またガイド部23,25によって案内されて、ドラム10が可動床51上の所定に位置に受け渡される。
【0089】
そして、駆動モータ60の操作部によって要求の位置に収納するように設定すると、スクリュージャッキ61により可動床51と共にドラム10が所定の位置まで昇動して、ドラム10の両端が支柱53の要求の位置のドラム受け55の掛止ピン56に係合する。
【0090】
この場合、ドラム10の端部の昇動作に追従して掛止ピン56が後退、進出動作され、ドラム10の両端の穴部(連結軸部12、ボス部17の中空部)に入ることで、係合される。これにより、ドラム10が収納装置の要求位置に支持され、収納される。
【0091】
なお、ドラム10の昇動途中のその他のドラム受け55の掛止ピン56は、ドラム10の通過により後退、進出動作を繰り返し、係合しない。また、ドラム10の収納は、可動床51の前後に2つドラム10を乗せて、2つ同時に行われるようになっている。
【0092】
一方、収納装置のドラム10を台車11にセットするときは、駆動モータ60の操作部によって可動床51を所定の位置まで昇動して、ドラム10を支え、該当ドラム受け55のレバー58を切替えることで、掛止ピン56を後退させる。
【0093】
そして、可動床51と共にドラム10を降ろし、ドラム10の両端(キャップ外周部)を収納装置の底部フレーム52に連結してある台車11の受台20,21のガイド部23,25に乗せる。
【0094】
この場合、収納装置の下側のドラム10から台車11に受け渡すことになる。受け渡したドラム10のセットは前述の通りである。
【0095】
このように、敷物の設置、撤去および収納作業を効率良く、的確に行うことができ、省力化を実現できる。
【0096】
図15〜図17は第2の実施例で、台車11を自走式としたものである。
【0097】
台車11の下部には走行モータ70が設けられ、車輪71のうち方向変換を行わない2つに駆動軸72を介して連結される。
【0098】
走行モータ70のON、OFF、回転方向および回転速度は、操作部73によって設定され、操作部73には、減速機付モータ30の回転方向(ドラム10の回転方向)をセットする切替スイッチと、減速機付モータ30の回転速度(ドラム10の回転速度)を設定する速度レバーと、走行モータ70の回転方向をセットする切替スイッチと、連係スイッチのOFF時に走行モータ70の回転速度を、ON時に走行モータ70の回転速度および減速機付モータ30の回転速度を設定する走行レバーとが設けられる。
【0099】
この連係スイッチのON時には、走行レバーによって走行モータ70の回転速度およびその回転速度に対応して減速機付モータ30の回転速度の初期値が設定されると共に、その減速機付モータ30の回転速度は、敷物の巻き取り時に一定比(例えば、ドラム10の1回転毎に一定の割合)で減速され、敷物の繰り出し時に一定比(例えば、ドラム10の1回転毎に一定の割合)で増速されるようになっている。
【0100】
なお、74はバッテリで、その他の構成は前記実施例と同じである。
【0101】
このようにすれば、敷物の巻き取り、繰り出しに適合した状態で台車11の自走が行われると共に、一層の省力化が図れる。
【0102】
図18、図19は第3の実施例で、台車11を牽引また押走行すると共に、ドラム10を運搬するための運搬車両80を設けたものである。
【0103】
運搬車両80は、バッテリによって走行でき、また複数のドラム10を搭載可能になっている。自走式のものと比べて重量を軽減できると共に、広い用途に使える。
【0104】
【発明の効果】
以上のように第1の発明によれば、人工芝など敷物を巻き取り、繰り出すドラムと、ドラムを軸受を介して回転自在に支持する受台を設けた台車と、ドラムを回転駆動する駆動手段と、ドラムの回転方向および回転速度を設定する操作部とを備えたので、台車を動かしながら、操作部によって駆動手段を介してドラムを回転駆動することで、敷物の巻き取り、繰り出しを行え、設置、撤去作業を効率良く行うことができる。
【0105】
第1の発明によれば、ドラムと駆動手段との連結が容易に行える
【0106】
また、ドラムがローラの溝部によって軸方向にずれるのが防止され、的確に支持される
【0107】
第2の発明によれば、ガイド部材によって敷物の巻き取り、繰り出し時のずれが防止される。
【0108】
第3の発明によれば、敷物の巻き取り、繰り出しを、検知手段によって敷物、台車のずれを防止しながら行える。
【0109】
第4の発明によれば、敷物を敷設しながら、敷物と敷設面との間のエアが排除される。
【0110】
第5の発明によれば、フックをファスナの掛け具に引掛けることで、敷設する敷物と敷設済の敷物との接続が容易に行える。
【0111】
第6の発明によれば、敷物と敷設面との間のエアの排除と、敷設済の敷物との接続を同時に行える。
【0112】
第7の発明によれば、ドラムがガイド部を介して的確に軸受に取付けられる。
【0113】
第8の発明によれば、受台のガイド部と軸受との間で、リフタによってドラムの受け渡しを簡単に行える。
【0114】
第9の発明によれば、ドラムの巻き径によらず、一定の巻き取り速度、繰り出し速度が得られ、台車の走行を容易に行える。
【0115】
第10の発明によれば、一層の省力化が図れる。
【0116】
第11の発明によれば、敷物の巻き取り、繰り出しに合致した速度で台車の走行が行え、敷物の巻き取り、繰り出しをより的確に行える。
【0117】
第12の発明によれば、運搬車両の用途が広がる。
【0118】
第13の発明によれば、敷物の巻き取り後あるいは繰り出し後のドラムが台車から収納装置に収納される。
【0119】
第14の発明によれば、位置設定を兼ねる連結部によって、台車と収納装置との間でドラムの受け渡しが良好に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体正面図である。
【図2】その左側面図である。
【図3】その右側面図である。
【図4】受台部分の構成図である。
【図5】受台部分の構成図である。
【図6】ドラムと駆動部分の構成図である。
【図7】ドラムと継手部分の断面図である。
【図8】ローラバーの部分構成図である。
【図9】敷設作業の説明図である。
【図10】敷設作業の説明図である。
【図11】収納装置の正面図である。
【図12】その左側面図である。
【図13】駆動モータ部分の平面図である。
【図14】ドラム受けの構造図である。
【図15】第2の実施例の全体正面図である。
【図16】その左側面図である。
【図17】その右側面図である。
【図18】第3の実施例の全体正面図である。
【図19】その左側面図である。
【符号の説明】
10 ドラム
11 台車
12 連結軸部
13 キャップ
14 ギヤ
17 ボス部
18 キャップ
20,21 受台
22 V溝ローラ
23 ガイド部
24 円筒ローラ
25 ガイド部
26 リフタ
27 電動ジャッキ
28 ブラケット
30 減速機付モータ
32 ギヤカップリング
35 操作部
36 ハンドル
37 ローラバー
38 ガイドプレート
40 車輪
42,43 センサ
45 エア抜きローラ
47 フック
50 架台
51 可動床
52 底部フレーム
53 支柱
55 ドラム受け
56 掛止ピン
58 レバー
60 駆動モータ
61 スクリュージャッキ
62 ドラム止め
63 車輪
64 連結部
70 走行モータ
71 車輪
73 操作部
80 運搬車両

Claims (14)

  1. 人工芝など敷物を巻き取り、繰り出すドラムと、ドラムを軸受を介して回転自在に支持する受台を設けた台車と、ドラムを回転駆動する駆動手段と、ドラムの回転方向および回転速度を設定する操作部とを備えてなり、ドラムを駆動手段に軸方向へ係脱可能に連結する継手としてドラムの一方の端部にギヤが形成され、このギヤにかみ合う前進位置とギヤから外れる後退位置との2位置にスライド位置決め可能なギヤカップリングを駆動手段に取り付ける一方、前記軸受はドラムの端部を受けるローラからなり、ドラムの一端側のローラは溝部を介してドラムの軸方向の変位を規制するようになっていることを特徴とする人工芝など敷物の設置撤去装置。
  2. 敷物の巻き取り、繰り出し時に、敷物をガイドするガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  3. 敷物の巻き取り、繰り出し時に、敷物あるいは台車の幅方向のずれを検知する検知手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  4. 前記台車に連結して、敷物と敷設面との間のエアを排除するエア抜きローラを設けたことを特徴とする請求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  5. 敷物を敷設済の敷物と接続するファスナの掛け具を引動するフックを設けたことを特徴とする請求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  6. 前記エア抜きローラに、敷物を敷設済の敷物と接続するファスナの掛け具を引動するフックを取付けたことを特徴とする請求項4に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  7. 前記受台に、軸受の両側にドラムを案内するガイド部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  8. 前記受台のガイド部と軸受との間でドラムを昇降するリフタを設けたことを特徴とする請求項7に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  9. 前記操作部は、敷物の巻き取り時にドラムの回転速度を一定比で減速し、繰り出し時にドラムの回転速度を一定比で増速するようになっている請求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  10. 前記台車は自走式である請求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  11. 前記台車の走行速度がドラムの回転速度に連係して設定される請求項10に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  12. 前記台車を牽引または押走行すると共に、ドラムを運搬する運搬車両を備えたことを特徴とする請求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  13. 敷物の巻き取り後あるいは繰り出し後のドラムを収納する収納装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
  14. 前記台車と収納装置との間に位置設定を兼ねる連結部を設けたことを特徴とする請求項13に記載の人工芝など敷物の設置撤去装置。
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