JP3575539B2 - 映像情報再生装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気記録媒体やディスク式の情報記録媒体に記録された映像情報を再生してモニタに表示させる映像情報再生装置に係り、特に、誤操作なく所望の箇所を最適速度で再生し得る映像情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気記録再生装置やディスク式の情報再生装置等は、記録情報の再生時にポーズキーを押圧操作すると、プレイモードからポーズモードに移行してモニタに映し出された映像を一時停止させるようになっている。
このような再生装置の一例として、ポーズ操作が容易で誤操作も防止可能にすることを目的とした記録再生装置が提案されている(実公昭62−20911号公報参照)
このものは、第1および第2の位置にロックされるように構成された再生操作部と、記録または再生動作中にその動作を一時的に停止させるポーズ操作部とを具備し、第2の位置にロックされた再生操作部の突出量がポーズ操作部の突出量よりも少なくなるように構成されている。
これにより、記録または再生モード時にポーズ操作部を再生操作部と同様に親指等で簡便かつ所望に応じて迅速に操作することができ、しかもこれら操作部の操作方向が互いに直行する方向であるため、ポーズ操作部の誤操作を効果的に防止できるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の記録再生装置は、普及型の映像情報再生装置に設けているポーズキーと同様、ポーズ操作部がポーズモードへの切換専用キーであるため、このポーズ状態(映像情報再生装置では再生映像の一時停止)から数秒だけ先に進めたい場合に、煩瑣な押キー操作が必要であり、それだけ誤操作を伴うという問題が残されていた。
例えば、DVDプレイヤーやVTR等の使用時、ポーズ状態にしてから数秒先を再生させたいときがある。この際は、専用キーによってコマ送り再生やスロー再生にするか、これが遅いと感じるときは早送り再生させることになる。
しかし、この早送り再生では進み過ぎることから、結局はプレイキーの押圧操作により通常速度で再生させるのが一般である。
このときは、ユーザーが、プレイキーを押圧操作した後、直ぐにポーズキーを押圧操作する必要があり、この繰り返しによって数秒先まで再生させることができる。
ところが、このようなキーの繰り返し操作は、甚だ面倒なうえに、近傍の機能キーを間違って操作することもあり、突然の再生停止や早送り状態となって、ユーザーが焦燥感を抱くことがあった。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みて創案されたもので、簡単な押キー操作により映像情報を数秒先まで最適速度にて再生させることができ、誤操作をも防止し得る映像情報再生装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のうち請求項1に記載の発明は、再生用のプレイキーおよび再生一時停止用のポーズキーを少なくとも有する操作部と、前記プレイキーが押圧操作されたときに再生モードを設定して情報記録媒体の記録情報を通常の再生速度で再生させるとともに、前記再生モードの設定中に前記ポーズキーが押圧操作されたときにポーズモードの設定に移行して再生動作を一時停止させる制御を行う制御手段と、前記制御手段の指令により時間計測を行うカウンタとを備え、前記制御手段は、前記ポーズモードの設定後に前記ポーズキーが押圧操作されたときに、前記カウンタに前記ポーズキーの操作継続時間の計測開始を指令し、且つ第1の特殊再生モードを設定して、前記カウンタの計測時間が予め設定した第1の所定時間に達するまでの間、前記通常の再生速度よりも遅い速度で再生させ、前記計測時間が前記第1の所定時間を超えたときに第2の特殊再生モードを設定して、前記第1の特殊再生モードの再生速度よりも速く、且つ前記通常の再生速度よりも遅い速度で再生させ、前記計測時間が前記第1の所定時間を超えて第2の所定時間に達したときに通常再生モードを設定して、前記通常の再生速度で再生させ、前記第1の特殊再生モード、第2の特殊再生モードまたは通常再生モードの何れの設定中においても前記ポーズキーの押圧操作が解除された時点で前記ポーズモードに一旦復帰させたのち、このポーズモードの設定後に前記ポーズキーが押圧操作されたときに、このポーズキーの操作継続時間の長さに応じて前記第1および第2の特殊再生モードおよび通常再生モードを順次設定していく一連の制御処理を前記ポーズキーが押圧操作される毎に繰り返し、且つ前記一連の制御処理中に前記ポーズキーの押圧操作が解除された時点でポーズモードに復帰させる制御処理を実行し、前記一連の制御処理の実行中に前記プレイキーが押圧操作された時点で前記一連の制御処理を解除して前記再生モードに移行させる制御を行うように構成されていることを特徴としている。また、請求項2に記載の発明は、前記第1の特殊再生モードがコマ送り再生動作であり、前記第2の特殊再生動作が、前記カウンタによる計測時間の増大に応じて徐々に再生速度が速くなるスロー再生動作であることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図示例を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る映像情報再生装置の電気的構成を示すブロック線図である。
この映像情報再生装置は、DVDプレイヤー1に適用されたもので、リモコン13(リモートコントローラ)の押キー操作によりDVD2の記録情報を再生し、モニタ11の画面に所望の速度で映像を表示させる構成になっている。
図1において、2は前記DVDであり、駆動系のモータ3により回転駆動される。また、4は光ピックアップであって、DVD2のトラックから光学的に読み取った情報を読出部6に送出するようになっている。なお、モータ3や光ピックアップ4は、サーボ制御部5により動作速度が制御される。
【0007】
前記読出部6は、DVD2から読み出された圧縮映像音声データを分離化部7に送出する。また、この分離化部7は、圧縮映像音声データを圧縮映像データバケットと圧縮音声データバケットとに分離し、伸長部8へ伝送する。
この伸長部8は、前記分離化部7により分離された圧縮映像データバケットおよび圧縮音声データバケットをそれぞれ復号して元の映像音声情報に伸長する。これら読出部6、分離化部7および伸長部8は、一般のデコーダICにより構成されている。
また、9は映像出力部であって、前記伸長部8により伸長された映像データを、例えば、テレビ等のモニタ11の画面に表示させるべくNTSCあるいはPAL方式のカラーテレビジョン信号に変換して出力する。
10は音声出力部であり、前記伸長部8により伸長された音声データをスピーカ12に送出して放音させる。
【0008】
13はリモコンであって、そのキー入力部にDVDプレイヤー1を操作するための各種操作キーが配設されている。
この操作キーは、一般のリモコンと同様、電源オン・オフ用のパワーキー13a、再生用のプレイキー13b、停止用のストップキー13cおよび一時停止用のポーズキー13d等からなり、このポーズキー13dの押下時間によって、通常のポーズモードや特殊再生モードを指令可能となっている。
また、このリモコン13には、早送り・早戻しキー13e、アップ・ダウンキー13fおよびテンキー等も設けられており、何れかを押圧操作すると、この操作に応じた指令信号が赤外線信号でDVDプレイヤー1側に送信される。
14は受信部であり、リモコン13から送信されてくる赤外線信号を受信し、伝送信号を制御部18側に送出する。
15は計時用のタイマ、16は時間のカウンタであり、それぞれが制御部18に接続されている。また、17は各種データを記憶するメモリである。
【0009】
18はマイクロコンピュータからなる制御部であり、リモコン13からの指令信号に対応したモードに移行し、サーボ制御部5に制御信号を送出して駆動機構を制御することにより、通常のプレイ(再生)、ポーズ(一時停止)および前記ポーズキー13dの押下時間に応じた特殊再生を実行する。
また、記読出部6、分離化部7および伸長部8等の動作制御を行い、DVD2の記録情報を読み出してモニタ11の画面に映像を表示させ、かつスピーカ12から音声を放音させる構成となっている。
【0010】
次に、上記DVDプレイヤーの動作について、図2のフローチャートを参照しつつ説明する。
ユーザーが、DVD1をセットした後、リモコン7のキー入力部でパワーキー13aをオン操作し、続いて、プレイキー13bを操作すると、制御部18がプレイモードに移行して駆動系の動作を開始させるとともに、読出部6に対し読出開始指令を送出する。
DVD2が回転するに伴って、読出部6の光ピックアップ4によりトラックの記録情報が読み取られると、モニタ11の画面に再生映像がで映し出され、スピーカ12からは音声が放音される。
【0011】
この再生中、制御部18はポーズキー13dが押下されたか否かを判断し(ステップS11)、ポーズキー13dが押下されるとポーズモードに移行して再生動作を一時停止させる(ステップS12)。
この後、ポーズキー13dが押下されたか否かを判断し(ステップS13)、ポーズキー13dが押下されるとプレイモードに移行するとともに、押下時間のカウントを開始する。
そして、押下の継続時間を判断し(ステップS14)、ポーズキー13dが離された解除時点でステップS12のポーズモードに戻る。
一方、ポーズキー13dが押下し続けられ、この押下時間が0.1秒経過(継続)すると1コマ送り再生に移行し(ステップS15)、再生映像をコマ送りさせる。
【0012】
また、押下時間が0.2秒、0.3秒、0.4秒と継続するに応じて1コマ送り再生を維持し、ポーズキー13dが離された時点でポーズモードに戻る。
続いて、押下時間が0.5秒継続したか否かを判断し(ステップS16)、0.5秒経過した時点でスロー再生に移行する(ステップS17)。よって、モニタ11の画面は、コマ送りの再生映像からスローの再生映像に変化する。
このスロー再生後、制御部18は時間経過に応じて再生速度を順次加速する。このため、モニタ11の画面は、低速の再生映像から漸次早い速度の再生映像に変化してゆく。
【0013】
このときも、制御部18はカウンタ16が計測するポーズキー13dの押下の継続時間を判断し、押下の解除時点でステップS12のポーズモードに戻る。一方、ポーズキー13dが押下し続けられ、この押下継続時間が2.0秒継続するとスロー再生から通常再生に移行させる(ステップS18)。これに伴い漸次速い速度に変化していた再生速度が通常速度となる(ステップS19)。よって、ポーズ状態から映像情報を数秒だけ先に進めたいような場合には、例えば、ポーズキー13dを2秒間押下し続けていると、短時間だけコマ送り映像を見た後、低速から漸次速度が増すスロー再生映像をゆっくり見られ、さらに、これから先を通常の再生速度で見続けることができ、しかも、コマ送り再生、スロー再生および通常再生の何れの状態においてもポーズキーの操作を解除した時点でポーズモードに戻るので、ポーズキーの押圧の継続または押圧の解除の何れかの操作を行うだけの極めて簡単なキー操作を行うだけであることから、誤操作するおそれがない上に、所望の映像情報が表示された時点でポーズキーの操作を解除すれば、その時点でポーズモードとなるので、所望の映像情報まで容易、且つ確実に先送りすることができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ポーズモードに設定したのちに、ポーズキーを押圧操作し続けることにより、通常再生よりも遅い速度で再生を開始したのち、ポーズキーの操作継続時間の長さに応じて再生速度が漸次速くなる再生に移行していくととともに、ポーズキーの操作を解除した時点でポーズモードに戻るので、ポーズキーの押圧の継続または押圧の解除の何れかの操作を行うだけの極めて簡単なキー操作を行うだけであることから、従来のようにプレイキーとポーズキーとを交互に繰り返し押圧する面倒な操作を行う場合のような他の機能キーを誤操作することで利用者が焦燥感を抱いていた不具合が解消され、しかも、所望の映像情報が表示された時点でポーズキーの操作を解除すれば、その時点でポーズモードとなるので、所望の映像情報まで容易、且つ確実に先送りすることができる。また、請求項2に記載の発明は、ポーズモードの設定後にポーズキーを操作し続けるか、あるいは再度ポーズキーを操作したときに、コマ送り再生による映像情報が表示されたのちに、徐々に再生速度が速くなるスロー再生による映像情報が表示されるので、利用者はポーズモードの設定時から数秒先の所望の画像情報まで容易、且つ確実に先送りすることができる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ポーズモード中にポーズキーが押圧操作されると再生モードに移行させ、この押圧操作が解除されると再びポーズモードに移行させる構成となっているから、従来のようにプレイキーとポーズキーとの面倒な繰り返し操作を行う必要なく、ポーズキーのみを押圧し続ける簡単な操作で数秒先を再生させることができるうえ、他の機能キーを誤操作することで利用者が焦燥感を抱いていた不具合も解消される効果がある。
また、請求項2に記載の発明は、制御手段がポーズキーの押圧操作されたとき、予め設定された所定時間までは通常の再生速度よりも遅い速度で再生動作を行わせるから、利用者はポーズキーの操作のみで再生映像を暫く先までゆっくりと見ることができる利点がある。
また、請求項3に記載の発明は、制御手段が所定時間までは時間経過とともに通常の再生速度よりも遅い速度から早い速度に漸次可変させるので、利用者は自然に速度が増す好ましい速度で再生映像を見ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る映像情報再生装置の電気的構成を示すブロック線図である。
【図2】同映像情報再生装置の制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 DVDプレイヤー(映像情報再生装置)
2 DVD(情報記録媒体)
13 リモコン(操作部)
13b プレイキー
13d ポーズキー
16 カウンタ
18 制御部(制御手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気記録媒体やディスク式の情報記録媒体に記録された映像情報を再生してモニタに表示させる映像情報再生装置に係り、特に、誤操作なく所望の箇所を最適速度で再生し得る映像情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気記録再生装置やディスク式の情報再生装置等は、記録情報の再生時にポーズキーを押圧操作すると、プレイモードからポーズモードに移行してモニタに映し出された映像を一時停止させるようになっている。
このような再生装置の一例として、ポーズ操作が容易で誤操作も防止可能にすることを目的とした記録再生装置が提案されている(実公昭62−20911号公報参照)
このものは、第1および第2の位置にロックされるように構成された再生操作部と、記録または再生動作中にその動作を一時的に停止させるポーズ操作部とを具備し、第2の位置にロックされた再生操作部の突出量がポーズ操作部の突出量よりも少なくなるように構成されている。
これにより、記録または再生モード時にポーズ操作部を再生操作部と同様に親指等で簡便かつ所望に応じて迅速に操作することができ、しかもこれら操作部の操作方向が互いに直行する方向であるため、ポーズ操作部の誤操作を効果的に防止できるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の記録再生装置は、普及型の映像情報再生装置に設けているポーズキーと同様、ポーズ操作部がポーズモードへの切換専用キーであるため、このポーズ状態(映像情報再生装置では再生映像の一時停止)から数秒だけ先に進めたい場合に、煩瑣な押キー操作が必要であり、それだけ誤操作を伴うという問題が残されていた。
例えば、DVDプレイヤーやVTR等の使用時、ポーズ状態にしてから数秒先を再生させたいときがある。この際は、専用キーによってコマ送り再生やスロー再生にするか、これが遅いと感じるときは早送り再生させることになる。
しかし、この早送り再生では進み過ぎることから、結局はプレイキーの押圧操作により通常速度で再生させるのが一般である。
このときは、ユーザーが、プレイキーを押圧操作した後、直ぐにポーズキーを押圧操作する必要があり、この繰り返しによって数秒先まで再生させることができる。
ところが、このようなキーの繰り返し操作は、甚だ面倒なうえに、近傍の機能キーを間違って操作することもあり、突然の再生停止や早送り状態となって、ユーザーが焦燥感を抱くことがあった。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みて創案されたもので、簡単な押キー操作により映像情報を数秒先まで最適速度にて再生させることができ、誤操作をも防止し得る映像情報再生装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のうち請求項1に記載の発明は、再生用のプレイキーおよび再生一時停止用のポーズキーを少なくとも有する操作部と、前記プレイキーが押圧操作されたときに再生モードを設定して情報記録媒体の記録情報を通常の再生速度で再生させるとともに、前記再生モードの設定中に前記ポーズキーが押圧操作されたときにポーズモードの設定に移行して再生動作を一時停止させる制御を行う制御手段と、前記制御手段の指令により時間計測を行うカウンタとを備え、前記制御手段は、前記ポーズモードの設定後に前記ポーズキーが押圧操作されたときに、前記カウンタに前記ポーズキーの操作継続時間の計測開始を指令し、且つ第1の特殊再生モードを設定して、前記カウンタの計測時間が予め設定した第1の所定時間に達するまでの間、前記通常の再生速度よりも遅い速度で再生させ、前記計測時間が前記第1の所定時間を超えたときに第2の特殊再生モードを設定して、前記第1の特殊再生モードの再生速度よりも速く、且つ前記通常の再生速度よりも遅い速度で再生させ、前記計測時間が前記第1の所定時間を超えて第2の所定時間に達したときに通常再生モードを設定して、前記通常の再生速度で再生させ、前記第1の特殊再生モード、第2の特殊再生モードまたは通常再生モードの何れの設定中においても前記ポーズキーの押圧操作が解除された時点で前記ポーズモードに一旦復帰させたのち、このポーズモードの設定後に前記ポーズキーが押圧操作されたときに、このポーズキーの操作継続時間の長さに応じて前記第1および第2の特殊再生モードおよび通常再生モードを順次設定していく一連の制御処理を前記ポーズキーが押圧操作される毎に繰り返し、且つ前記一連の制御処理中に前記ポーズキーの押圧操作が解除された時点でポーズモードに復帰させる制御処理を実行し、前記一連の制御処理の実行中に前記プレイキーが押圧操作された時点で前記一連の制御処理を解除して前記再生モードに移行させる制御を行うように構成されていることを特徴としている。また、請求項2に記載の発明は、前記第1の特殊再生モードがコマ送り再生動作であり、前記第2の特殊再生動作が、前記カウンタによる計測時間の増大に応じて徐々に再生速度が速くなるスロー再生動作であることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図示例を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る映像情報再生装置の電気的構成を示すブロック線図である。
この映像情報再生装置は、DVDプレイヤー1に適用されたもので、リモコン13(リモートコントローラ)の押キー操作によりDVD2の記録情報を再生し、モニタ11の画面に所望の速度で映像を表示させる構成になっている。
図1において、2は前記DVDであり、駆動系のモータ3により回転駆動される。また、4は光ピックアップであって、DVD2のトラックから光学的に読み取った情報を読出部6に送出するようになっている。なお、モータ3や光ピックアップ4は、サーボ制御部5により動作速度が制御される。
【0007】
前記読出部6は、DVD2から読み出された圧縮映像音声データを分離化部7に送出する。また、この分離化部7は、圧縮映像音声データを圧縮映像データバケットと圧縮音声データバケットとに分離し、伸長部8へ伝送する。
この伸長部8は、前記分離化部7により分離された圧縮映像データバケットおよび圧縮音声データバケットをそれぞれ復号して元の映像音声情報に伸長する。これら読出部6、分離化部7および伸長部8は、一般のデコーダICにより構成されている。
また、9は映像出力部であって、前記伸長部8により伸長された映像データを、例えば、テレビ等のモニタ11の画面に表示させるべくNTSCあるいはPAL方式のカラーテレビジョン信号に変換して出力する。
10は音声出力部であり、前記伸長部8により伸長された音声データをスピーカ12に送出して放音させる。
【0008】
13はリモコンであって、そのキー入力部にDVDプレイヤー1を操作するための各種操作キーが配設されている。
この操作キーは、一般のリモコンと同様、電源オン・オフ用のパワーキー13a、再生用のプレイキー13b、停止用のストップキー13cおよび一時停止用のポーズキー13d等からなり、このポーズキー13dの押下時間によって、通常のポーズモードや特殊再生モードを指令可能となっている。
また、このリモコン13には、早送り・早戻しキー13e、アップ・ダウンキー13fおよびテンキー等も設けられており、何れかを押圧操作すると、この操作に応じた指令信号が赤外線信号でDVDプレイヤー1側に送信される。
14は受信部であり、リモコン13から送信されてくる赤外線信号を受信し、伝送信号を制御部18側に送出する。
15は計時用のタイマ、16は時間のカウンタであり、それぞれが制御部18に接続されている。また、17は各種データを記憶するメモリである。
【0009】
18はマイクロコンピュータからなる制御部であり、リモコン13からの指令信号に対応したモードに移行し、サーボ制御部5に制御信号を送出して駆動機構を制御することにより、通常のプレイ(再生)、ポーズ(一時停止)および前記ポーズキー13dの押下時間に応じた特殊再生を実行する。
また、記読出部6、分離化部7および伸長部8等の動作制御を行い、DVD2の記録情報を読み出してモニタ11の画面に映像を表示させ、かつスピーカ12から音声を放音させる構成となっている。
【0010】
次に、上記DVDプレイヤーの動作について、図2のフローチャートを参照しつつ説明する。
ユーザーが、DVD1をセットした後、リモコン7のキー入力部でパワーキー13aをオン操作し、続いて、プレイキー13bを操作すると、制御部18がプレイモードに移行して駆動系の動作を開始させるとともに、読出部6に対し読出開始指令を送出する。
DVD2が回転するに伴って、読出部6の光ピックアップ4によりトラックの記録情報が読み取られると、モニタ11の画面に再生映像がで映し出され、スピーカ12からは音声が放音される。
【0011】
この再生中、制御部18はポーズキー13dが押下されたか否かを判断し(ステップS11)、ポーズキー13dが押下されるとポーズモードに移行して再生動作を一時停止させる(ステップS12)。
この後、ポーズキー13dが押下されたか否かを判断し(ステップS13)、ポーズキー13dが押下されるとプレイモードに移行するとともに、押下時間のカウントを開始する。
そして、押下の継続時間を判断し(ステップS14)、ポーズキー13dが離された解除時点でステップS12のポーズモードに戻る。
一方、ポーズキー13dが押下し続けられ、この押下時間が0.1秒経過(継続)すると1コマ送り再生に移行し(ステップS15)、再生映像をコマ送りさせる。
【0012】
また、押下時間が0.2秒、0.3秒、0.4秒と継続するに応じて1コマ送り再生を維持し、ポーズキー13dが離された時点でポーズモードに戻る。
続いて、押下時間が0.5秒継続したか否かを判断し(ステップS16)、0.5秒経過した時点でスロー再生に移行する(ステップS17)。よって、モニタ11の画面は、コマ送りの再生映像からスローの再生映像に変化する。
このスロー再生後、制御部18は時間経過に応じて再生速度を順次加速する。このため、モニタ11の画面は、低速の再生映像から漸次早い速度の再生映像に変化してゆく。
【0013】
このときも、制御部18はカウンタ16が計測するポーズキー13dの押下の継続時間を判断し、押下の解除時点でステップS12のポーズモードに戻る。一方、ポーズキー13dが押下し続けられ、この押下継続時間が2.0秒継続するとスロー再生から通常再生に移行させる(ステップS18)。これに伴い漸次速い速度に変化していた再生速度が通常速度となる(ステップS19)。よって、ポーズ状態から映像情報を数秒だけ先に進めたいような場合には、例えば、ポーズキー13dを2秒間押下し続けていると、短時間だけコマ送り映像を見た後、低速から漸次速度が増すスロー再生映像をゆっくり見られ、さらに、これから先を通常の再生速度で見続けることができ、しかも、コマ送り再生、スロー再生および通常再生の何れの状態においてもポーズキーの操作を解除した時点でポーズモードに戻るので、ポーズキーの押圧の継続または押圧の解除の何れかの操作を行うだけの極めて簡単なキー操作を行うだけであることから、誤操作するおそれがない上に、所望の映像情報が表示された時点でポーズキーの操作を解除すれば、その時点でポーズモードとなるので、所望の映像情報まで容易、且つ確実に先送りすることができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ポーズモードに設定したのちに、ポーズキーを押圧操作し続けることにより、通常再生よりも遅い速度で再生を開始したのち、ポーズキーの操作継続時間の長さに応じて再生速度が漸次速くなる再生に移行していくととともに、ポーズキーの操作を解除した時点でポーズモードに戻るので、ポーズキーの押圧の継続または押圧の解除の何れかの操作を行うだけの極めて簡単なキー操作を行うだけであることから、従来のようにプレイキーとポーズキーとを交互に繰り返し押圧する面倒な操作を行う場合のような他の機能キーを誤操作することで利用者が焦燥感を抱いていた不具合が解消され、しかも、所望の映像情報が表示された時点でポーズキーの操作を解除すれば、その時点でポーズモードとなるので、所望の映像情報まで容易、且つ確実に先送りすることができる。また、請求項2に記載の発明は、ポーズモードの設定後にポーズキーを操作し続けるか、あるいは再度ポーズキーを操作したときに、コマ送り再生による映像情報が表示されたのちに、徐々に再生速度が速くなるスロー再生による映像情報が表示されるので、利用者はポーズモードの設定時から数秒先の所望の画像情報まで容易、且つ確実に先送りすることができる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ポーズモード中にポーズキーが押圧操作されると再生モードに移行させ、この押圧操作が解除されると再びポーズモードに移行させる構成となっているから、従来のようにプレイキーとポーズキーとの面倒な繰り返し操作を行う必要なく、ポーズキーのみを押圧し続ける簡単な操作で数秒先を再生させることができるうえ、他の機能キーを誤操作することで利用者が焦燥感を抱いていた不具合も解消される効果がある。
また、請求項2に記載の発明は、制御手段がポーズキーの押圧操作されたとき、予め設定された所定時間までは通常の再生速度よりも遅い速度で再生動作を行わせるから、利用者はポーズキーの操作のみで再生映像を暫く先までゆっくりと見ることができる利点がある。
また、請求項3に記載の発明は、制御手段が所定時間までは時間経過とともに通常の再生速度よりも遅い速度から早い速度に漸次可変させるので、利用者は自然に速度が増す好ましい速度で再生映像を見ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る映像情報再生装置の電気的構成を示すブロック線図である。
【図2】同映像情報再生装置の制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 DVDプレイヤー(映像情報再生装置)
2 DVD(情報記録媒体)
13 リモコン(操作部)
13b プレイキー
13d ポーズキー
16 カウンタ
18 制御部(制御手段)
Claims (2)
- 再生用のプレイキーおよび再生一時停止用のポーズキーを少なくとも有する操作部と、
前記プレイキーが押圧操作されたときに再生モードを設定して情報記録媒体の記録情報を通常の再生速度で再生させるとともに、前記再生モードの設定中に前記ポーズキーが押圧操作されたときにポーズモードの設定に移行して再生動作を一時停止させる制御を行う制御手段と、
前記制御手段の指令により時間計測を行うカウンタとを備え、
前記制御手段は、
前記ポーズモードの設定後に前記ポーズキーが押圧操作されたときに、前記カウンタに前記ポーズキーの操作継続時間の計測開始を指令し、且つ第1の特殊再生モードを設定して、前記カウンタの計測時間が予め設定した第1の所定時間に達するまでの間、前記通常の再生速度よりも遅い速度で再生させ、
前記計測時間が前記第1の所定時間を超えたときに第2の特殊再生モードを設定して、前記第1の特殊再生モードの再生速度よりも速く、且つ前記通常の再生速度よりも遅い速度で再生させ、
前記計測時間が前記第1の所定時間を超えて第2の所定時間に達したときに通常再生モードを設定して、前記通常の再生速度で再生させ、
前記第1の特殊再生モード、第2の特殊再生モードまたは通常再生モードの何れの設定中においても前記ポーズキーの押圧操作が解除された時点で前記ポーズモードに一旦復帰させたのち、このポーズモードの設定後に前記ポーズキーが押圧操作されたときに、このポーズキーの操作継続時間の長さに応じて前記第1および第2の特殊再生モードおよび通常再生モードを順次設定していく一連の制御処理を前記ポーズキーが押圧操作される毎に繰り返し、且つ前記一連の制御処理中に前記ポーズキーの押圧操作が解除された時点でポーズモードに復帰させる制御処理を実行し、
前記一連の制御処理の実行中に前記プレイキーが押圧操作された時点で前記一連の制御処理を解除して前記再生モードに移行させる制御を行うように構成されていることを特徴とする映像情報再生装置。 - 前記第1の特殊再生モードがコマ送り再生動作であり、前記第2の特殊再生動作が、前記カウンタによる計測時間の増大に応じて徐々に再生速度が速くなるスロー再生動作であることを特徴とする請求項1に記載の映像情報再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000251753A JP3575539B2 (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | 映像情報再生装置 |
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