JP3571979B2 - カードイン稼動形電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はメモリーカードを挿抜するカード受口を持ったカードイン稼動形電子機器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、ユーザーが所持するメモリーカードを必要時に電子機器のカード受口に挿入して、電子機器からメモリーカードへ情報を入力して記録したり、或いはメモリーカードが所有する情報を電子機器に与える、カードイン稼動形電子機器が急速に普及されつつある。
【0003】
従来、これらカードイン稼動形電子機器内に挿入されているメモリーカードを抜去する手段として、メモリーカードの挿入時に同カード後端がカード受口より突出するように挿入深さを設定し、この突出端をユーザの手指による抜き取りに供する方法、或いはカード受口の近傍にイジェクト釦を設けて置き、使用後ユーザーがこのイジェクト釦を押すことにより内蔵されたイジェクトレバーを作動させ、カード放出を行なう方法等が採られている。
【0004】
然しながら、メモリーカードの突出端をユーザーが摘持して抜き取る方式は、手指で摘持するのに必要な相当な突出寸法が必要であり、これが外観を損ない、又外的衝撃によるカード損傷の機会を多くし、コンタクトに摩擦接触しているメモリーカードを個々のユーザーが不正常な姿勢で抜き取ることによりカード損傷を来す等の問題、抜き取り負荷が大きい等の問題点を有している。
【0005】
又イジェクト釦方式ではスペース等の制約からイジェクト釦を適切な位置に設置することが困難であったり、又イジェクト釦が外観と小形化を損なう問題点を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記カード放出機構がカード挿入時にカードに押圧されてカード放出弾力を蓄えるように配置されたカード放出部材を備えると共に、上記カード放出部材をカード放出待機位置とカード放出位置へ案内する固定カム及び摺動カムから成るカム機構を備え、該摺動カムが上記カード放出部材と連動してスライドしつつ上記固定カムの周りを回動すると共に該回動過程で固定カムへ係脱し、該係脱によって上記カード放出部材のカード放出待機位置とカード放出位置を形成し、上記摺動カムが固定カムの前端を通過した位置まで前進した後バックストローク(S1)だけ後退して上記係止状態を形成するようにした。
そして上記バックストローク(S1)を上記電極のカード挿入方向の長さ(S2)の範囲内に設定し、電極とコンタクトとが接触状態を保ったまま上記摺動カムが上記バックストロークの範囲で前進し且つ後退して上記係止状態を得る構成とした。
【0007】
本発明は、前記した挿入状態にあるメモリーカードを手指で強制抜去する方式を排し、又イジェクト釦を設置せずに、メモリーカードに直接タッチすることで同カードを適正に放出する方式をカードイン稼動形電子機器上において適切に実現したものである。よって前掲した従来例の問題点を抜本的に解決したものである。
加えて上記摺動カムと固定カムを用いたカード放出機構においては、上記バックストロークの範囲でカード及びカードトレイ及び摺動カムが往復動する時、電極はコンタクトとの接触状態から一旦接触を解除する位置まで往動し、そこから復動して再びコンタクトとの接触状態を形成する悪現象を生じたり、後方に隣接する他の電極に接触し、メモリーカード上の記録を破壊したり、電源ラインを信号ラインや接地ラインにショートし上記破壊や誤動作を招来する恐れがあるが、本発明はこの問題に適切に対処し、上記効果を享受できるようにしたカードイン稼動形電子機器を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明におけるカードイン稼動形電子機器としては、デジタルカメラ、PDA、ゲーム機器、電子楽器、パソコン、ワープロ、FAX、プリンター等、メモリーカードを挿入して情報の授受を行なう全ゆる電子機器が含まれる。
【0009】
又メモリーカード1は扁平で方形の絶縁板にて一定の規格寸法を持ったカード本体が形成され、このカード本体にICチップから成るメモリー素子を保有している。又カード本体の表面に多数の電極2が配置されている。
【0010】
他方電子機器は上記メモリーカード1を挿入するカードコネクタ3を備える。該カードコネクタ3は扁平で外形が矩形を呈する絶縁材から成るハウジング4によってカード収容部5を形成し、該カード収容部5の端部を電子機器の前面パネル6において開口させカード受口7を形成している。
【0011】
又IC収容部5内においてカード挿入に追随して前進するカードトレイ8を内蔵すると共に、該カードトレイ8の進退によって接触位置と接触解除位置に弾性変位される情報伝達回路形成用コンタクト9を備える。
【0012】
図1乃至図3に示すように、上記メモリーカード1をカード受口7を通じてカード収容部5内に挿入した時、該カード1はカードトレイ8の上面に支持されつつその前端がトレイ8の前端に設けられた前当て10に当接し、該トレイ8をカード1と共に前方へスライドせしめる。
【0013】
即ちカードトレイ8はカード挿入に伴ない図1に示す後方スライド位置から図3に示す前方スライド位置へ前進し、カードトレイ8が図1に示す後方スライド位置に存する時、コンタクト9はカードトレイ8の底壁下面に当接して下方変位した状態(接触解除状態)にあり、又カードトレイ8が図3に示す前方スライド位置に前進した時に、コンタクト9はトレイ底壁下面を滑りながら該底壁に設けた接触口11を通してトレイ8の底壁上面へ上方変位し、この変位によってコンタクト9が前記カード1の電極2に加圧接触する。
【0014】
コンタクト9が電極2に接触することによって情報伝達回路が閉成されメモリーカード1のメモリー素子に記録された情報が電子機器の情報処理回路に与えられ、又は電子機器からメモリー素子に情報が与えられ記録される。
【0015】
又上記各コンタクト9の端部は配線基板12の表面にハンダ付けされ、該配線基板12によって形成された情報処理回路に接続される。
【0016】
カード放出機構は、カードトレイ8を後方スライド位置へ後退せしめ、これに伴ない前当て10によりメモリーカード1を押圧しカード受口7を通し外部へ放出する。
【0017】
カード1は上記放出機構によって少なくともコンタクト9と電極2の接触が断たれる位置まで後退される。これを放出と称し、カード1全体がカード受口7から脱落するような放出を意味しない。
【0018】
上記カードトレイ8はバネ23によりカード挿入方向と逆方向、即ち後退方向へ付勢されており、カードトレイ8はこのバネ23に抗し前進し、このバネ8の畜勢弾力により後退される。この後退によってメモリーカード1の上記放出を行なうものである。
【0019】
従って上記カードトレイ8は電極2に対するコンタクト9の接触と同解除を制御する手段として機能し、同時にメモリーカード1の前端縁に作用するカード放出部材として機能している。
【0020】
上記カードトレイ8を用いないコネクタである場合には、図16、図17に示すようにメモリーカード1の前端縁に当接する専用の放出部材13を設ける。カード放出機構はカード受口7内に挿入状態(情報伝達回路を閉成した状態)に置かれているメモリーカード1の後端を手指によりカード挿入方向へ若干押圧操作し前進せしめることによってカード放出動作を招来する手段であり、例えば上記カード放出部材13と、このカード放出部材13を弾持せるバネ23と、このカード放出部材13をカード放出待機位置とカード放出位置とに案内するカム機構14とによって形成される。
【0021】
次に図1乃至図15に基き、カードトレイ8をカード放出部材13として兼用した場合のカード放出機構の構造例と動作を説明する。
【0022】
上記カム機構14はカード放出部材13を兼ねるカードトレイ8をカード放出待機位置とカード放出位置へ案内する固定カム15及び摺動カム16とから成る。
【0023】
固定カム15は前記コネクタハウジング4の底板17の上面に一体成形し、摺動カム16はコネクタハウジング4及びカードトレイ8とは分離独立せる別部品にて形成する。該摺動カム16をカードトレイ8と底板17との間に介在し、カードトレイ8の進退と連動して上記固定カム15の周りを回動できるように配置する。
【0024】
一適例として、上記底板17の固定カム形成面と対向するカードトレイ8の表面に案内溝18を設け、この案内溝18内に上記摺動カム16を滑合して、固定カム15に対する摺動カム16の相対位置を設定すると共に、摺動カム16が上記案内溝18の制限下においてカード挿入方向と直交する方向へ定量スライドできるようにする。
【0025】
固定カム15の周囲には摺動カム16の回動を案内する環状の案内路19が形成されており、以下に説明するように摺動カム16はカード挿入と連動してこの案内路19に沿って固定カム15の周囲を回動する過程で固定カム15に係脱し、前記放出部材を兼ねるカードトレイ8のカード放出待機位置とカード放出位置とを形成する。
【0026】
図1乃至図5と図9乃至図13とは、夫々対応した動作状態を示している。
【0027】
図1、図9に示すように、メモリーカード1が挿入されていない時、カードトレイ8は最後退位置に存し、これに伴ない摺動カム16は案内路19の最後退位置に存している。
【0028】
次に図2、図10に示すように、メモリーカード1を受口7を通してカード収容部5内へ挿入するとカード前端縁が、カードトレイ8の前当て10に当接し、引続くカードの挿入によりカードトレイ8がバネ23の弾力に抗し前進を開始する。摺動カム16はこのカードトレイ8の前進に追随して、固定カム15の一方側の案内路19に沿い前進し固定カム15の前端を通過した位置で案内路19の前端に形成された第1傾斜カム面20に当接し、案内溝18の一端方向へスライドしつつ、同カム面20上を摺動する。
【0029】
図3、図11に示すように、メモリーカード1への手指による押圧力を解除すると、カードトレイ8、即ちカード放出部材13が、バネ23の畜勢弾力によって第1傾斜カム面20の端部から、図18Aに示すバックストロークS1だけ後退し、固定カム15の前端に設けた係合部21に係合する。これによってカードトレイ8即ちカード放出部材13の後退が阻止され、カード放出待機位置が形成される。
【0030】
次に図4、図12に示すように、メモリーカード1の使用後、挿入状態に存する同カード1の後端縁をバネ23の弾力に抗し押圧すると、カードトレイ8及び摺動カム16が上記バックストロークS1の範囲で前進して係合部21との係合状態を解除しながら、摺動カム16が案内路19の前端に設けた第1傾斜カム面20と隣接する第2傾斜カム面22に当接し、前記案内溝18の他端方向へスライドしつつ該第2傾斜カム面22上を摺動する。
【0031】
次に図5、図13に示すように、メモリーカード1への手指による押圧力を解除すると、カードトレイ8及び摺動カム16がカード放出バネ23の畜勢弾力によって第2傾斜カム面22の端部から、固定カム15の他方側の案内路19に沿い後退して固定カム15の後端を通過し、この復動過程において第3傾斜カム面24の案内により案内路19の後端に至りカード放出位置を形成する。
【0032】
このカードトレイ8のカード放出位置への後退に伴ない前当て10によりカード1の前端縁を押圧しカード後端をカード受口7から適量だけ押出す。
【0033】
この押出しによってカード1の電極2とコンタクト9の接触を解除する。少なくともこの接触解除位置までメモリーカードを後退せしめることをカード放出と称する。上記放出完了後、ユーザーはカード後端を摘持してカード受口7から容易に抜き取ることができる。
【0034】
上記のように、摺動カム16は固定カム15の周りを周回軌道を以って回動し、前半の回動にて固定カム15に係合してカード放出部材13のカード放出待機状態を形成し、後半の回動にてカード放出部材13によるカード放出動作を招来する。
【0035】
上記摺動カム16と協働する固定カム15としてはハート形カム等が掲げられる。
【0036】
図18Aに示すように、メモリーカード1及びカードトレイ8は実線で示す挿入位置からバックストロークS1に相当する距離だけ余分に前進し、メモリーカード1の挿入力を解除することによってバックストロークS1に相当する距離だけ後退し再び図18Aに実線で示す挿入位置において静止する。この静止状態において情報伝達回路が閉成され、前記情報の授受がなされる。
【0037】
このバックストロークS1の範囲でカード1及びカードトレイ8並びに摺動カム16が前進する時、電極2はコンタクト9表面との接触状態を保ったまま前進する。換言すると、バックストロークS1の距離は電極2のカード挿入方向の長さS2の範囲内に設定することが望ましい。
【0038】
メモリーカード1は挿入時に、その後端を上記バックストロークS1に相当する寸法だけ受口7から露出して置くことによって前記放出動作を惹起せしめることができる。メモリーカード1の後端を単に押すだけでカード放出機構の放出動作を得るのであるから、カード1後端の受口7からの露出量は従来例の如くカード後端を摘持する場合に比べ、極めて限定された寸法で良い。
【0039】
図18Bに示すように、バックストロークS1′の距離を電極2のカード挿入方向の長さより長くすると、このバックストロークS1′の範囲でカード1及びカードトレイ8及び摺動カム16が往復動する時、電極2はコンタクト9との接触状態から一旦接触を解除する位置まで往動し、そこから復動して再びコンタクト9との接触状態を形成する悪現象を生じたり、後方に隣接する他の電極に接触し、メモリーカード1上の記録を破壊したり、電源ラインを信号ラインや接地ラインにショートし上記破壊や誤動作を招来する恐れがある。よってバックストロークをS1に保つことが望ましい。
【0040】
上記固定カム15と摺動カム16の対は、図9乃至図13に示すように少なくとも一対設ける。又は図6乃至図8、図14、図15に示すように、固定カム15と摺動カム16との対を複数対設けることができる。図は四対のカムを設け同時作動させるようにしている。
【0041】
具体例として、コネクタハウジング4の底板17の上面に底板と共に一体成形した複数個の固定カム15を設け、この各固定カム15をメモリーカード1の挿入方向と直交する線上に並設する。他方摺動台16′に複数個の摺動カム16を一体成形して一部品化し、該各摺動カム16をメモリーカード1の挿入方向と直交する方向に並設する。
【0042】
摺動カム16の摺動台16′を前記案内溝18内にスライド可に嵌合し、摺動カム16を前記案内路19内に嵌合する。
【0043】
摺動カム16と固定カム15の動作は図9乃至図13に基いて説明した通りであり、この動作に従って複数個の摺動カム16と複数個の固定カム15は同時作動する。複数個の摺動カム16が複数個の固定カム15に同時に係合することによって前記カード放出部材13のカード放出待機位置を安定に保つことができ、又カード放出バネ23の負荷に対する強度が確保できる。
【0044】
次に図16、図17はメモリーカード1の前縁に作用するカード放出部材13を設け、このカード放出部材13に係止アーム16″の後端を枢支し、同先端に摺動カム16を設けて前記動作を得るようにしている。即ち、係止アーム16″はカード放出部材13に対する枢支部を支点として摺動カム16と一緒に揺動しつつ進退して固定カム15の周りを回動し、図16に示すように前半の回動の終端において固定カム15の係合部21に係止しカード放出部材13の前記カード放出待機状態を形成する。
【0045】
又図17に示すように、カード受口7を通じてコネクタハウジング4内に挿入されているメモリーカード1の後端を前記バックストロークS1に相当する寸法だけ手指で押圧しこの押圧を解除すると、摺動カム13は係合部21から外れてバネ23の弾力により後半の回動を惹起し、この後半の回動にて放出部材13によるカード放出動作を招来する。
【0046】
上記のように本発明は前記メモリーカードを挿抜して使用されるカードイン稼動形電子機器において、挿入状態に存するメモリーカードの後端を僅かに押圧することにより、カード放出機構のカード放出動作を適切に招来する。よってイジェクト釦を設置する方式や、手指で強制抜去する方式等の問題点を抜本的に解決できる。
加えて上記摺動カムと固定カムを用いたカード放出機構においては、上記バックストロークの範囲でカード及びカードトレイ及び摺動カムが往復動する時、電極はコンタクトとの接触状態から一旦接触を解除する位置まで往動し、そこから復動して再びコンタクトとの接触状態を形成する悪現象を生じたり、後方に隣接する他の電極に接触し、メモリーカード上の記録を破壊したり、電源ラインを信号ラインや接地ラインにショートし上記破壊や誤動作を招来する恐れがあるが、本発明はこの問題に適切に対処し、上記効果を享受できるようにしたカードイン稼動形電子機器を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示すカードイン稼動形電子機器に使用されるコネクタ構造を、メモリーカードの挿入前の状態を以って示す断面図である。
【図2】上記コネクタにおいて、メモリーカードを終端まで挿入した状態を示す断面図である。
【図3】上記コネクタにおいて、メモリーカードが図2の位置からバックストロークS1だけ後退してカード放出部材のカード放出待機位置を形成すると共に、情報伝達回路を閉成している状態を示す断面図である。
【図4】上記コネクタにおいて、図3の挿入状態にあるメモリーカードの後端をバックストロークS1だけ押圧前進させ上記カード放出待機位置を解除した状態を示す断面図である。
【図5】上記コネクタにおいて、カード放出部材が図4の状態からカード放出位置まで移動しメモリーカードを放出した状態を示す断面図である。
【図6】Aは上記コネクタの内部構造を示す平面図、Bは同コネクタにおけるカム機構部の断面図である。
【図7】図6におけるコネクタからカードトレイを除去してコネクタハウジングの底板の構造を示す平面図である。
【図8】上記カードトレイの摺動カムの嵌合構造を示す平面図である。
【図9】図1に示すコネクタに付設せるカード放出機構を、メモリーカードの挿入前の状態を以って示す平面図である。
【図10】上記カード放出機構を、メモリーカードを終端まで挿入した状態を以って示す平面図である。
【図11】上記カード放出機構を、メモリーカードが図2の位置からバックストロークS1だけ後退してカード放出部材のカード放出待機位置を形成した状態を以って示す平面図である。
【図12】上記カード放出機構を、図3の挿入状態にあるメモリーカードの後端をバックストロークS1だけ押圧前進させて上記カード放出待機位置を解除した状態を以って示す平面図である。
【図13】上記カード放出機構を、カード放出部材が図12の状態からカード放出位置まで移動しメモリーカードを放出した状態を以って示す平面図である。
【図14】上記カード放出機構を形成する固定カムと摺動カムの対を複数対設けた例を、カード放出位置を形成した状態を以って示す平面図である。
【図15】図14における複数対のカムを、カード放出待機位置を形成した状態を以って示す平面図である。
【図16】上記カード放出機構の他例をカード放出位置を形成した状態を以って示す平面図である。
【図17】図16におけるカード放出機構を、カード放出待機位置を形成した状態を以って示す平面図である。
【図18】Aは本発明におけるカード放出に必要なメモリーカードの押圧量とバックストローク量を説明する平面図、Bはこれと対比させる同平面図である。
【符号の説明】
1 メモリーカード
2 電極
3 カードコネクタ
4 コネクタハウジング
5 IC収容部
6 前面パネル
7 カード受口
8 カードトレイ
9 コンタクト
10 前当て
11 接触口
12 配線基板
13 カード放出部材
14 カム機構
15 固定カム
16 摺動カム
16′ 摺動台
16″ 係止アーム
17 底板
18 案内溝
19 案内路
20 第1傾斜カム面
21 係合部
22 第2傾斜カム面
23 バネ
24 第3傾斜カム面
S1,S1′ バックストローク
S2 電極の長さ
Claims (2)
- メモリーカードを電子機器のカード受口内に挿抜してメモリーカードの電極とカード受口内のコンタクトとを接離しメモリーカードと電子機器間における情報伝達回路を開閉し、上記受口内に挿入状態に置かれているメモリーカードを挿入方向に手指で押圧操作することによりカード放出機構のカード放出動作を招来する構成としたカードイン稼動形電子機器であって、上記カード放出機構がカード挿入時にカードに押圧されてカード放出弾力を蓄えるように配置されたカード放出部材を備え、上記カード放出部材をカード放出待機位置とカード放出位置へ案内する固定カム及び摺動カムから成るカム機構を備え、該摺動カムが上記カード放出部材と連動してスライドしつつ上記固定カムの周りを回動すると共に該回動過程で固定カムへ係脱し、該係脱によって上記カード放出部材のカード放出待機位置とカード放出位置を形成し、上記摺動カムが固定カムの前端を通過した位置まで前進した後バックストローク(S1)だけ後退して上記係止状態を形成するようにしたカードイン稼動形電子機器において、上記バックストローク(S1)を上記電極のカード挿入方向の長さ(S2)の範囲内に設定し、電極とコンタクトとが接触状態を保ったまま上記摺動カムが上記バックストロークの範囲で前進し且つ後退して上記係止状態を得る構成としたことを特徴とするカードイン稼動形電子機器。
- 上記メモリーカードの挿入持に同カード後端が上記バックストローク(S1)に相当する寸法を上記受口から露出している構成としたことを特徴とする請求項1記載のカードイン稼働形電子機器。
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