JP3571406B2 - ソーセージ等の製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はソーセージ等の内容物をケーシングに充填して形成される充填ケーシングにくびれを与えてリンクに形成し、該くびれ部にて切断するソーセージ等の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内容物が充填された充填ケーシングを所定の間隔でくびらせてリンクに形成し、ソーセージ等の形態を作るが、生ソーセージの場合には、加熱調理せずに該くびれ部にて個々に切断して製品としている。
【0003】
上記生ソーセージを製造するのに使用可能な第一の形式の装置としては米国特許第1,866,497号あるいは第3,435,482号に開示されているものがある。これらの装置は、所定間隔をもった二つの平面内で走行する二つの無端走行体が直線走行域を有し、該二つの無端走行体にピンチャー部材と捻り用のローラを互いに協働するように対向して取り付け、直線走行域にて二つの無端走行体に設けられたピンチャー部材が回動することにより充填ケーシングを挟圧してリンクに形成すると共にリンクの部分をローラで両側から挟みこれに回転を与えることにより、前後のリンク間で捻りを与えている。さらには、かかる装置に改良を加え、ピンチャー部材に刃体を取り付け、リンクに形成した後にくびれ部を切断する装置も知られている。このような装置において、ピンチャー部材、ローラそして刃体の動作は直線走行域での所定位置にきたときに作動するようにカム装置と協働している。
【0004】
また、接離するピンチャー部材を回動する形式にしたものが、米国特許第4,418,447号(対応日本出願:特開昭58−9645)、第4,420,856号そして第4,549,330号に開示されている。
【0005】
これらの装置はほぼ同一原理であり、水平軸線まわりに回転する円板の周囲の複数位置に、軸線方向に延出するブラケットを備え、各ブラケットには、上記回転せる円板の接線方向に延びるピンまわりに蝶開閉自在に一対の成形腕が設けられ、該成形腕には互いに対向するV字溝が形成されていて、一対の成形腕が開いているときに上記V字溝の下縁にて充填ケーシングを周方向に案内し、円板が所定位置にきたときに上記一対の成形腕が閉じて、V字溝の奥部にて上記充填ケーシングにくびれを形成すると共に切断するようになっている。
【0006】
また、上記の装置と同じ目的の装置として米国特許第5,156,566号に開示されているものも知られている。この装置はドラム状の回転せる円筒体を有し、その周面での一部で直状の充填ケーシングを周方向に案内し、上記円筒体の周方向には所定ピッチの各位置に、上記充填ケーシングの両側から円筒体の軸線方向に近接して該充填ケーシングを挟圧するピンチャー部材が離間自在に設けられ、一方のピンチャー部材には刃体が取り付けられている。かくして、充填ケーシングは上方から下方に向けて円筒体の周面で案内されて降下しながら、上記ピンチャー部材によりリンクに形成され、刃体によりくびれ部にて切断され、一個のソーセージ等が落下し、その下を走行する排出装置により排出される。
【0007】
以上の第一の形式の装置は、別途設けられた充填装置によりケーシング内にソーセージ材料の充填工程を終えてすでに直状の充填ケーシングとなっているものを対象としている。
【0008】
次に、第二の形式としてケーシングに内容物を充填して充填ケーシングを形成しながら、該充填ケーシングを所定間隔でくびらせてリンク状に形成しかつくびれ部で切断して個別のリンクにする装置が米国特許第4,671,042号で知られている。この装置は上述の米国特許第1,866,497号あるいは第3,435,482号に開示された装置と同様に所定間隔をもった二つの平面内で走行する二つの無端走行体が直線走行域を有し、二つの無端走行体にわたって設けられたピンチャー部材が回動近接し充填ケーシングを挟圧してリンクに形成している。充填ケーシングは充填装置から上記直線走行域に送り込まれるようになっていて、充填装置に設けられた回転チューブから捩りトルクを受ける充填ケーシングは上記くびれ部との間で回転を受けてくびれ部に捻りが与えられる。また、上記ピンチャー部材には、切断用のナイフも設けられていて、リンク形成と共にくびれ部での切断がなされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来装置にあっては、次のような問題がある。
【0010】
先ず、第一の形式として説明した米国特許第1,866,497号そして第3,435,482号のものにあっては、捻り用のローラは充填ケーシングの外周を挟圧把持しながら該充填ケーシングを回転させるので、この把持・回転力が切断されたくびれ部にも伝わり、切断口が開いてしまう虞れが大きい。また、ピンチャー部材は二つの平行面で走行する無端走行体の間で挟まれるように位置し、しかも走行する無端走行体に対して可動となっており、さらに上記ローラにいたっては前後する二つのピンチャー部材間に位置しているので、ピンチャー部材そしてローラ共にその構造が複雑であり、構造が複雑であるが故に、洗浄あるいは保守が行ないにくい。したがって、かかる装置のピンチャー部材に刃体を設けることも、きわめて複雑な構造となり、保守も行ないにくい。
【0011】
また、米国特許第5,156,566号のものはピンチャー部材が回転する円筒体に対して可動となっているので複雑となる上に、そのピンチャー部材に刃体を取り付けているので構造が一段と複雑になる。そして、くびれ部は捻られていないので、切断時に切断口が容易に開いてしまうこととなる。切断口が容易に開くという問題は、米国特許第4,418,447号、第4,420,856号そして第4,549,330号のものについても同様である。
【0012】
さらに、上記の第一の形式の従来装置はすべて、別途の充填装置で予め充填した充填ケーシングを改めてリンクに形成し切断するので、充填ケーシングの外径が変化して一定せず、かかる充填ケーシングを長さ方向のみで定寸にするようにリンク形成するので、ソーセージ・リンク一個当たりの充填量が不均一となるという共通の問題をもかかえている。更に、充填ケーシングを装置に供給するための手間も必要となる。
【0013】
次に、第二の形式として説明した米国特許第4,671,042号のものは、ケーシングに充填しながらリンキングするので上記第一の形式の従来装置が共通してかかえていたソーセージ・リンク一個当たりの充填量の不均一ならびに供給の手間が必要という問題は解決できるが、走行する無端走行体に対してピンチャー部材が可動となっていなければならず、このピンチャー部材にさらに可動の刃体が設けられるので、その構造がきわめて複雑となり、保守も困難である。
【0014】
更にまた、上述した第一ならびに第二の形式の全ての従来装置はピンチャー部材自身が開閉動作するので、開・閉時の慣性力が大きく、そのために高速運転に不適という共通の問題をもかかえている。
【0015】
本発明はかかる従来装置の問題をことごとく解決し、構造が簡単で保守も容易で、しかもくびれ部で切断されて形成される一個のソーセージ等のリンクの充填量が均一となる高速運転の可能なソーセージ等の製造装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば上述の目的は、次の第一の発明、第二の発明さらには第三の発明によって達成される。
【0017】
第一の発明は、ケーシングにソーセージ等の内容物を充填するための充填管と、充填管の前方に形成された充填ケーシングを搬送するための搬送域を形成するように同一面上を同一搬送方向へ走行する一対の巻掛け伝動体と、上記搬送域にて対向して対をなすように該一対の巻掛け伝動体取りつけられて上記搬送域にて充填ケーシングを絞る挟圧面をそれぞれに有する一方のピンチャー部材並びに他方のピンチャー部材と、充填ケーシングを回転させて一方のピンチャー部材と他方のピンチャー部材間で絞られた充填ケーシングを捻ってくびれ部を形成する回転付与手段とを備える装置において、
上記一方のピンチャー部材の挟圧面は凹形状面を、上記他方のピンチャー部材の挟圧面は該凹形状面と対面する凸形状面をそれぞれなし、該挟圧面がそれぞれ巻掛け伝動体の走行面と略垂直をなす方向へ延びている一対のピンチャー部材と、
上記一方のピンチャー部材に設けられて、上記くびれ部から挟圧面が延びる方向と同方向へ離れた位置に配された軸回りに回動してくびれ部を切断する部位を有する刃体と、
充填管の前方の所定位置に配置されて、上記刃体が一方のピンチャー部材から他方のピンチャー部材へ向けて突出した後に上記一方のピンチャー部材に戻るよう刃体を回動させる駆動手段とを備えることにより構成される。
【0020】
次に第二の発明は、ケーシングにソーセージ等の内容物を充填するための充填管と、該充填管の前方に形成された充填ケーシングを搬送するための搬送域を形成するように走行する一対の無端走行体と、該一対の無端走行体に対向して対をなすように取り付けられ協働して上記搬送域にて充填ケーシングを搬送中にくびらせてくびれ部を形成する一対のピンチャー部材とを備える装置において、対向せる一対のピンチャー部材の一方に作動可能に設けられた刃体と、該一対のピンチャー部材でくびらせられているくびれ部を搬送方向の所定位置で切断するために上記刃体を作動させる駆動手段と、対向せる一対のピンチャー部材のうち、一方のピンチャー部材は蝶開閉自在な二つの開閉部材を有し、該二つの開閉部材の対向縁部が充填ケーシングにくびれ部を形成するための凹部を形成し、該凹部に刃部が形成されていることにより構成される。
【0022】
さらに、第三の発明は、ケーシングにソーセージ等の内容物を充填するための充填管と、充填管の前方に形成された充填ケーシングを搬送するための搬送域を形成するように走行する一対の無端走行体と、該一対の無端走行体に対向して対をなすように取り付けられ協働して上記搬送域にて充填ケーシングを搬送中にくびらせてくびれ部を形成する一対のピンチャー部材と、搬送域にて無端走行体と平行に同速で走行するベルト体と、該ベルト体に対して充填ケーシングと反対側に配されたレーザ光照射装置あるいはマイクロ波照射装置とを有し、ベルト体にはピンチャー部材と対応する位置にレーザ光あるいはマイクロ波を透過する照射孔が穿設されていて、搬送域にてくびれ部にレーザ光あるいはマイクロ波を照射し該くびれ部を切断する切断装置を備えていることにより構成される。
【0024】
【作用】
上述の第一及び第二の発明にあっては、一対の巻掛け伝動体もしくは無端走行体のそれぞれには、ピンチャー部材が取り付けられており、巻掛け伝動体もしくは無端走行体の搬送域に近づくにつれて互いのピンチャー部材は近接し、搬送域に入ると充填ケーシングを絞ってもしくはくびらせてくびれ部を形成する。該ピンチャー部材は巻掛け伝動体もしくは無端走行体と共に移動はするが、該巻掛け伝動体もしくは無端走行体に対しての相対移動はない。協働する二つのピンチャー部材の一方には刃体が設けられており、リンクの形成がなされると該刃体が作動してくびれ部での切断が行なわれる。上記刃体の作動時期は、例えば所定位置で刃体を作動させるカム等を設けることにより定めることができる。
【0026】
さらに、第三の発明にあっては、第一及び第二の発明における刃体に代えて、搬送域にてレーザ光あるいはマイクロ波がくびれ部に照射され、該レーザ光あるいはマイクロ波のエネルギにより該くびれ部が切断される。
【0027】
【実施例】
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施例を説明する。
【0028】
図1は本発明の一実施例としてのリンキング・切断装置を採用したソーセージ等の製造装置1を示している。該ソーセージ等の製造装置1は、上面に充填装置2とリンキング・切断装置3を備えている。
【0029】
充填装置2は、長い直状のケーシングを長手方向に襞をもって畳んで圧縮して棒状にしたシアードケーシングSを貯蔵し一本づつ充填管に供給するケーシング供給手段4、上記シアードケーシングS内に進入する充填管5、該充填管5内にソーセージ等の内容物を加圧供給するポンプ6、そして内容物が充填され襞が伸長されて形成される充填ケーシングS1を回転する回転付与手段7を有している。かかる充填装置2自体は本発明において、この形式に限定されることはない。要は、充填管5から内容物がシアードケーシングS内に充填されて充填ケーシングS1を形成できる充填装置であればよい。
【0030】
本発明の特徴部分をなすリンキング・切断装置3は、図2に詳細に示されているように、充填装置2の上面に設けられた基板11に支持された一対の無端走行体たるチェーン12,13が設けられている。本発明では無端走行体はチェーンに限定されず、ベルト、ロープ体等の巻掛け伝動体を採用可能である。上記一対のチェーン12,13は、各々、スプロケット14A,14Aならびにスプロケット14B,14B間に張設されており、基板11に設けられたギヤボックス11Aによって回転駆動されて基板11に平行な面内で長円を描くように矢印A方向に走行しており互いに平行に隣接して走行する搬送域12A,13Aを形成している。
【0031】
上記チェーン12,13には外側に向け突出する板状の保持片15,15が、チェーン12,13 走行方向で所定間隔で取り付けられている。該保持片15,15は上記搬送域12A,13Aにきたときに充填管5から排出されてくる充填ケーシングS1の外周を両側から保持するのに好適なように対向してV字の保持溝が形成されている。この保持溝はV字状に限定されずU字状その他適当な形状を用いてよい。
【0032】
上記チェーン12,13には、さらに、充填ケーシングS1に所定間隔ごとにくびれを生じさせてリンクを形成させるために、該間隔に相当する間隔毎にピンチャー部材16,17がチェーン12,13に対し外側にねじ16D,17Aによって突出して取り付けられている。
【0033】
該ピンチャー部材16,17はチェーン12,13にそれぞれ同じ間隔で設けられ、搬送域12A,13Aでは走行方向で同位置にくるように同期走行している。
【0034】
一方のチェーン12に取り付けられた板状のピンチャー部材16はV字形状の絞り溝16Aが図3のごとく形成されており、他方のチェーン13に取り付けられたピンチャー部材17は、搬送域12Aにて上記ピンチャー部材16と走行方向で同位置にきたときに、上記V字状の絞り溝16Aに対応し該絞り溝16Aとの間に間隙18を形成する凸V字状をなしている。かくして、両ピンチャー部材16,17は「く」字状の挟圧面を形成する。
【0035】
また、上記一方のピンチャー部材16は、図4、図8のごとく基部16Aと蓋部16Bとからなり、基部16Aには刃体20を保持する可動部材19のための収容部22が設けられている。可動部材19はピン21を中心にして該ピンチャー部材16の面に平行な面で回動自在に取りつけられている。蓋部16Bは、上記刃体20と可動部材19とを一体化して回動可能とすべく、基部16Aにねじ16Cによって取り付けられている。上記可動部材19の下部には、カムフォロワーとしての太鼓状のローラ23を回転自在に支持するねじ体24が螺着されている。
【0036】
基板11には、図5にも見られるように、ガイド状のカム部25が設けられており、上記カムフォロワーたるローラ23を案内している。上記カム部25は、上記ローラ23が搬送域12Aの後部領域Rで上記刃体20をくびれ部を切断するために作動させるべく上記ローラ23を案内して可動部材19を回動させる形状となっている。
【0037】
かかる本実施例のリンキング・切断装置3の上流位置に設けられた回転付与手段7は、図2のごとくハウジング31内で軸受31Aにより回転自在に支持された筒状の歯付回転体32を有し、該歯付回転体の中心穴には、内面に軸線方向に延びるスプライン状の複数の溝33Aが形成された筒体33が嵌着されている。歯付回転体32は歯付ベルト32Aによって駆動される。既述の充填管5の先端部が上記筒体33の中間部にまで達している。充填管5はシアードケーシングSを貫通して支持しており、上記筒体33の入口側のテーパ内径部がシアードケーシングSに対して抵抗を示し、ポンプ手段6から内容物がシアードケーシングS内に充填されて、シアードケーシングの先端がリンキング・切断装置3側に引き出されたときには、該シアードケーシングSの襞が伸長されて該シアードケーシングが直管状となるようになっている。
【0038】
かかる本実施例装置では、次の要領でソーセージ等が作られる。
【0039】
▲1▼図1にてケーシング供給手段4のホッパー4A内にストックされている複数のシアードケーシングSのうち一本が下方から取り出され、ケーシングフィーダー4Bによって左方に後退している充填管5の軸線上に上記一本のシアードケーシングSがもたらされた後、上記充填管5が上記シアードケーシングSを貫通する位置まで前進する。本実施例のケーシング供給手段4は特開平2−269618に開示のものである。
【0040】
▲2▼上記充填管5を経てポンプ6からケーシングSに内容物が充填されるので、ケーシング先端部は襞が引伸されつつ充填ケーシングS1を形成しながら前進する。
【0041】
▲3▼充填ケーシングS1は矢印A方向(図2参照)に走行する一対の無端状チェーン12,13の搬送域12A,13A内に進入し、一連の保持片15,15のV字状の保持溝15A,15Aにより側面を規制されつつ(図6参照)前方に搬送される。したがって、搬送中は上記充填ケーシングS1は所定径に維持される。
【0042】
▲4▼チェーン12,13が走行し、ピンチャー部材16,17各一個の移動状況を示す図7にみられるように、ピンチャー部材16,17は矢印B方向に移動し搬送域12A,13Aに近づくと互いの間隔を狭め、搬送域に達すると図3に示した間隙18にて上記充填ケーシングS1を絞り込んでしまう。一方図2に示す回転付与手段7では筒体33が回転しており、そのスプライン状の内面で充填ケーシングS1を捉えてこれを回転せしめている。本実施例の回転付与手段7は特開平2−286035に開示のものである。したがって上記ピンチャー部材16,17で絞られて押え込まれている状態の充填ケーシングS1は後方で筒体33により回転を受けているために上記ピンチャー部材16,17の位置で捻られてくびれ部S2が形成される(図7参照)。このとき、カムフォロワーたるローラ23はカム部25の後部領域R外にあり、刃体20は図3のようにほぼ垂立状態にあり、刃部20Aがくびれ部S2から離間した待機位置にある。
【0043】
▲5▼上記▲4▼にてくびれ部が形成された充填ケーシングS1は、搬送域12A,13Aの後部領域Rに達すると、図5に示すごとく該後部領域Rではローラ23が上記チェーン12の走行経路の内側寄りに引き寄せられるために、上記可動部材19は図8においてピン21を中心に時計まわりに回転し、刃体20の刃部20Aがくびれ部S2を切断する(図8は切断後の状態)。くびれ部S2にて切断され個々に分離された一個のソーセージ等のリンクSLは落下排出される。
【0044】
▲6▼上記刃体20は、ローラ23が再びガイド25の後部領域R外で案内されるので(図5参照)、図3に示す待機位置に戻り循環走行する。
【0045】
本実施例において、刃体20の作動は図3〜図5に示したカム機構に依らずとも可能である。例えば、図9のごとくプッシャー手段41を基板11上に設置し、刃体20がチェーン12の走行に伴い所定位置にきたときに、上記プッシャー手段41のプッシャー部材41Aが突出して、刃体20を保持している可動部材19の底部(球状部)19Bを押し、該可動部材19をピン42まわりに回動させて刃体20の刃部20Aでくびれ部S2を切断するようにしてもよい。他方のピンチャー部材170は一方のピンチャー部材16と同厚さとし、刃体20の作動を許容する空間170Aを有している。
【0046】
本実施例においては、刃体20をくびれ部の切断前の待機位置に留めておくために、付勢部材を採用することが好ましい。例えば、図10及び図11に示すように、刃体20を保持する可動部材19を回動自在に支持するピン42にねじりコイルばね43を嵌めその一端43Aを可動部材19に、そして他端43Bをピン42側に係止せしめ、上記刃体20を図10に示す待機位置に留めるように付勢しておく。
【0047】
次に、ピンチャー部材の可能な他の形態を図12及び図13に示す。この実施例では板状の両方のピンチャー部材45,46が共にV字状の溝45A,46Aを有し、チェーン12,13への取付けのためのピンチャー部材45,46に設けられた取付部45B,46Bの相互の位置に、搬送方向において、位相差がある点に特徴がある。すなわち、先行するピンチャー部材45の取付部45Bが後行するピンチャー部材46の取付部46Bよりも、搬送域において、搬送方向に進んで位置するように、チェーン12,13に各々取り付けられており、かつ、取付部45B,46Bが固定されたチェーン・リンク12a,13aの中心間距離Lの中間点でピンチャー部材45とピンチャー部材46とが接面するようになっている。このような構成なので、搬送域に向って移動する先行ピンチャー部材45と、後行するピンチャー部材46とは相互に干渉することはなく移動し、搬送域に入った後に両ピンチャー部材45,46は接面するものである(図13の各移動位置(a),(b),(c),(d)参照)。
【0048】
上記した両ピンチャー部材45,46の後面と前面は接面せずに、適当な間隔をもって対向した位置にあっても良い。接面の時点では両ピンチャー部材45,46の溝45A,46Aは溝底部にて充填ケーシングにくびれ部を形成するのに足りる狭い空間Kを残している。一方のピンチャー部材45には、ピン47Aを有する刃体47が該ピン47A回りに回動自在に取り付けられており、該刃体47は搬送域に入った後に接面してくる他方のピンチャー部材46によってカバーされる。このようにすると、ピンチャー部材の厚さを小さくできるが、既述のピンチャー部材16と同様にピンチャー部材45に別途蓋部を設けて刃体47をカバーするようにしても良い。カム部25の作用により、該刃体47は所定時に作動するようになっている。
【0049】
かかるピンチャー部材45,46を用いたときの利点は、図1に示した回転付与手段7がなくとも、充填ケーシングS1にくびれ部を形成できることにある。すなわち、図3に示す一対のピンチャー部材16,17にあっては、充填ケーシングS1に断面が「く」字状のくびれ部を形成し、上記回転付与手段7により後方から捻ることにより初めてくびれ部の形成が完成されたが、図12及び図13の実施例では、ピンチャー部材45,46が充填ケーシングを溝底部の点状の空間Kに向け絞り込んでゆくようになり、この絞り込みだけでくびれ部を形成するようになる。
【0050】
図14及び図15には、図12及び図13に示したピンチャー部材45,46と同様なV字状の溝をもつピンチャー部材に採用した他の刃体及びその駆動機構をもつ他の実施例が示されている。この実施例では、一方のピンチャー部材450のチェーンへの取付部450Aから外方にガイド部48が延出しており、該ガイド部48の外面に圧縮コイルばね49が嵌められている。上記ガイド部48の内面には案内面が形成されていて、刃体20を保持する可動部材50が上記案内面にて直動案内されている。該可動部材50には半球状の押圧部51が取り付けられており、基板11上に設けられたプッシャー手段41のプッシャー部材41Aが所定時に上記押圧部51を上記圧縮コイルばね49に抗して押圧して刃体20をくびれ部S2に向けて押し出し、該くびれ部S2を切断する。
【0051】
次に、V字溝を有するピンチャー部材のチェーンへの取付位置に位相差をつけないリンキング装置の該ピンチャー部材に刃体を設けたことを特徴とする実施例を図16及び図17に示す。この例にあっては、板状をなす一対のピンチャー部材55,56にV字状の溝55C,56Aが形成されており、搬送域にて、該ピンチャー部材55,56が互いに接触し合わないように該溝55C,56Aで交叉するようにチェーン12,13に取り付けられている。他方のピンチャー部材56は溝底部の位置で捻られており(図18参照)、一方のピンチャー部材55と交叉したときに溝底部に狭い空間57を形成するようになっている。一方のピンチャー部材55は第一の実施例と類似しており、基部55Aと蓋部55Bとからなり、基部55Aには可動部材19、刃体20がピン21回りに回動自在に設けられ、これを作動させるためのプッシャー手段58が基板11上に備えられている。プッシャー手段58のロッド58Aには可動部材19の底部19Bに嵌合する「コ」の字形状のプッシュプル部材58Bが設けられ、ロッド58Aの伸長・短縮動作に応じて可動部材19を左右に駆動する。他方のピンチャー部材56は上記溝56Aの溝底部に逃げ溝56Bが形成されており、この範囲で刃体20の作動を確実にしている。
【0052】
次に、ピンチャー部材の他の形態として、一方のピンチャー部材が開閉動作を行なう例を示す。図19及び図20に示す例では、一方のピンチャー部材60は扇状の二つの部材がその中心部で、チェーン取付部63の立設部63Aに取り付けられたピン61により蝶開閉自在に支持されており、通常時には両部材の対向縁でV字状の溝62を形成している。さらに、該溝62の底部には深溝部を有し、ここに刃部62Aを形成している。チェーン取付部63からはガイド部64が外方に延出しており、該ガイド部64の内部には可動部材65が直動可能に案内されており、該可動部材65の外方突出部分に半球状の押圧部65Aが取りつけられている。可動部材65と二つの扇状の部材とはそれぞれ弧状の連結部材66,66により相対回動が可能に連結されている。
【0053】
上記ガイド部64と可動部材65の押圧部65Aとの間には、圧縮コイルばね67が配されていて可動部材65を外方に付勢している。基板11上には既述のプッシャー手段41が配置されており、プッシャー部材42が上記押圧部65Aを所定時に押圧するようになっている。なお、他方のピンチャー部材68は、既述した刃体を有しないピンチャー部材と同じく、V字状の溝68Aをもつものである。
【0054】
かかる構成の実施例にあっては、ピンチャー部材60,68がチェーンの搬送域に入ったときピンチャー部材68の溝68Aと上記ピンチャー部材60のV字状の溝62との間で充填ケーシングS1を絞り込んでくびれ部S2を形成し、さらにピンチャー部材が搬送域の後部領域Rに至ったときに上記プッシャー手段41を作動させて可動部材65を内方へ移動させることによってピンチャー部材60をピン61回りに閉回動せしめ上記くびれ部S2を上記ピンチャー部材の刃部62にて切断する(図21参照)。尚、溝62に刃部を設けることによって、深溝部の刃部62Aを省略しても良い。
【0055】
図19〜21に示された一方のピンチャー部材60と協働する他方のピンチャー部材68はV字状の溝68Aを有し、上記一方のピンチャー部材60の溝62との間で充填ケーシングS1を絞り込んでくびれ部を形成したが、他方のピンチャー部材17を、図22〜23に示すごとく、上記一方のピンチャー部材60のV字状溝62と適合する山型の部材として形成することも可能である。この場合には、両ピンチャー部材60,17のみであると、充填ケーシングS1は「く」字状に平らに圧せられるだけなので、くびれ部を形成するには充填ケーシングは回転付与部材にて回転を受けている必要がある。
【0056】
本発明は図1に示す充填装置2に接続される場合のみには限定されない。図24に示すごとく、別途設けられた充填装置にてすでに形成された直状の充填ケーシングを本発明装置にもたらし、ここでリンクの形成そしてくびれ部での切断を行なうことも可能である。
【0057】
図24に示されているソーセージ等の製造装置としてのリンキング・切断装置3は、V字状の溝をもつピンチャー部材を有し、切断用の刃体の作動のためにプッシャー手段58を採用しており、また、一対のチェーンの搬送域への充填ケーシングS1を導入するために半割円錐状のガイド部材70が設けられている。一方のピンチャー部材69は、基部69Aと蓋部69Bを有しており、蓋部69Bを用いる点において、図13のピンチャー部材45と相違しており、他方のピンチャー部材46は図13と同じものである。
【0058】
本発明において、充填ケーシングに形成されたくびれ部は、既述した刃体によらずとも、他の方法によって切断可能である。
【0059】
図25及び図26に示される実施例では、くびれ部にレーザ光あるいはマイクロ波を照射して切断する例を示している。
【0060】
本実施例では、リンキング・切断装置80を基板11と共に包囲するように箱体81が設けられている。リンキング・切断装置80はリンキング装置82と切断装置83とを備えている。リンキング装置82は、図13のごとくのチェーン12,13に、充填ケーシングの保持のためのV字状の溝が形成された一連の板状の保持片15,15と、充填ケーシングに所定間隔でくびれ部を形成するためのピンチャー部材45,46を備えている。図13のものと比較した場合ピンチャー部材45に刃体が設けられていない点を除き、図13のリンキング装置と同一構成である。しかし、本実施例では、リンキング装置はかかる図13の形式のものに限定されず、すでに説明してきた他のいかなる形式のものでも採用可能である。ただ、その場合、刃体は不要である。
【0061】
本実施例において、箱体81の前後面には、充填ケーシングS1及びリンキング後に切断されたソーセージ等のリンクSLがそれぞれ通過できる孔部81A,81Bが設けられている。
【0062】
箱体81内には、図26に見られるように、上記リンキング装置82の上方に位置するように切断装置83が配設されており、該切断装置83は無端状のベルト体84とレーザ光照射装置あるいはマイクロ波照射装置85とを備えている。該レーザ光照射装置あるいはマイクロ波照射装置85は搬送部にて搬送される充填ケーシングの方向に向けてレーザ光あるいはマイクロ波を発しており、そのエネルギは充填ケーシングのくびれ部を切断するのに十分な値となっている。
【0063】
ベルト体84は上記チェーン12,13の搬送部の速度と同一速度で走行しており、又該ベルト体84には上記搬送部におけるピンチャー部材45,46の位置と一致する位置に照準孔84Aが穿設されており、該照準孔84Aを透過したレーザ光あるいはマイクロ波が上記搬送部における充填ケーシングのくびれ部S2のみに照射されるようになっている。
【0064】
かくして、本実施例では、刃体を用いることなく、くびれ部をレーザ光あるいはマイクロ波により確実に切断する。
【0065】
【発明の効果】
本発明は、以上のように、一対の巻掛け伝動体又は無端走行体に所定間隔をもって延びる搬送域を設け、該巻掛け伝動体又は無端走行体に互いに協働するようにピンチャー部材を対をなすように取りつけ、一方のピンチャー部材に切断用の刃体を設けることとしたので、充填ケーシングをリンクに形成する際に一対のピンチャー部材はそれぞれの巻掛け伝動体又は無端走行体に対して何ら相対運動する必要がなく、構造が簡単になるのみならず高速運転が可能となる。また、二つの巻掛け伝動体又は無端走行体は充填ケーシングの導入域及び排出域は大きく開放され、しかも高さも低くできるので、装置の洗浄・保守がきわめて簡単となる。
【0066】
また、ケーシングに内容物を充填して充填ケーシングを形成しながらこれを捻りリンクに形成することとすれば、捻られたくびれ部をもつリンク形成が可能となり、定量精度が高くしかも切断時にくびれ部が開いてしまわないようになる。
【0067】
さらには、刃体の作動を瞬時に与えるプッシャー手段を用いれば、装置の搬送域の長さを短くすることができ、その結果、装置の小型化が実現する。
【0068】
また、上記刃体に代えてレーザ光あるいはマイクロ波を用いた切断装置を採用すると可動部分がその分なくなり、高速運転により好適となり、また、騒音も低下する。
【0069】
ケーシング供給手段と、該ケーシング供給手段で供給されたケーシング内に進入する往復動可能な充填管を採用することとすれば、人手を全く要さない自動生ソーセージ等の製造システムとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置のソーセージ等の製造装置全体を示す斜視図である。
【図2】図1装置に採用された回転付与手段ならびにリンキング・切断装置の一部断面平面図である。
【図3】図2における一部を省略したIII−III 断面図である。
【図4】図3における刃体及びこれを保持する可動部材の拡大断面図である。
【図5】図2装置のカム部を示す平面図である。
【図6】図2装置の保持片を示す充填ケーシングの搬送方向で見た図である。
【図7】図2装置のピンチャー部材の移動状況を示す搬送域入口近傍における一部断面平面図である。
【図8】図2装置のピンチャー部材及び可動部材に保持された刃体を示す、蓋部を取り除いて充填ケーシング搬送方向から見た図である。
【図9】図8の刃体が保持された可動部材の駆動用としてのカム部に代えてプッシャー手段を採用し、ならびに、他方のピンチャー部材の変形例を採用したときの図である。
【図10】図9を反搬送方向から見た図である。
【図11】図10の側面図である。
【図12】ピンチャー部材の変形例を示す充填ケーシング搬送方向から見た図である。
【図13】図12のピンチャー部材の移動状況を示す、搬送域入口近傍における一部断面平面図である。
【図14】可動部材及びその駆動用のプッシャー手段の変形例を示す一部断面をした図である。
【図15】図14の平面図である。
【図16】ピンチャー部材のさらなる変形例を示す充填ケーシング搬送方向から見た図である。
【図17】図16の他方のピンチャー部材を取り除いた一部断面側面図である。
【図18】図16の他方のピンチャー部材についての側面図である。
【図19】ピンチャー部材と刃体とを兼ねた部材を採用したピンチャー部材のさらなる変形例を示す充填ケーシング搬送方向から見た図である。
【図20】図19の一部断面平面図である。
【図21】図19装置の切断時の図である。
【図22】図19装置に使用可能なピンチャー部材の変形例を示す充填ケーシング搬送方向から見た図である。
【図23】図22の一部断面平面図である。
【図24】充填装置を備えない本発明の一実施例装置のソーセージ等の製造装置全体を示す平面図である。
【図25】切断装置をレーザ光あるいはマイクロ波を用いた装置とした実施例の平面図である。
【図26】図25装置の正面図である。
【符号の説明】
5 充填管
回転付与手段(筒体)
12,13 巻掛け伝動体(チェーン、ベルト、ロープ
12A,13A 搬送域
16,17 ピンチャー部材
19 可動部材
20 刃体
45,46 ピンチャー部材
55,56 ピンチャー部材
60,68 ピンチャー部材
83 切断装置
84 ベルト体
84A 照準孔
85 レーザ光照射装置、マイクロ波照射装置
S ケーシング
S1 充填ケーシング
S2 くびれ部

Claims (4)

  1. ケーシングにソーセージ等の内容物を充填するための充填管と、充填管の前方に形成された充填ケーシングを搬送するための搬送域を形成するように同一面上を同一搬送方向へ走行する一対の巻掛け伝動体と、上記搬送域にて対向して対をなすように該一対の巻掛け伝動体取りつけられて上記搬送域にて充填ケーシングを絞る挟圧面をそれぞれに有する一方のピンチャー部材並びに他方のピンチャー部材と、充填ケーシングを回転させて一方のピンチャー部材と他方のピンチャー部材間で絞られた充填ケーシングを捻ってくびれ部を形成する回転付与手段とを備える装置において、
    上記一方のピンチャー部材の挟圧面は凹形状面を、上記他方のピンチャー部材の挟圧面は該凹形状面と対面する凸形状面をそれぞれなし、該挟圧面がそれぞれ巻掛け伝動体の走行面と略垂直をなす方向へ延びている一対のピンチャー部材と、
    上記一方のピンチャー部材に設けられて、上記くびれ部から挟圧面が延びる方向と同方向へ離れた位置に配された軸回りに回動してくびれ部を切断する部位を有する刃体と、
    充填管の前方の所定位置に配置されて、上記刃体が一方のピンチャー部材から他方のピンチャー部材へ向けて突出した後に上記一方のピンチャー部材に戻るよう刃体を回動させる駆動手段
    を備えることを特徴とするソーセージ等の製造装置。
  2. 一方のピンチャー部材は基部と該基部と着脱可能な蓋部とを備え、刃体が基部に形成された収容部に収められていて、基部に設けられたピンを中心にして該収容部の面と蓋に挟まれて回動自在に設けられ、他方のピンチャー部材は一方のピンチャー部材と略同じ厚みを有し、一方のピンチャー部材から突出した刃体の作動を許容する空間が形成されていることとする請求項1に記載のソーセージ等の製造装置。
  3. ケーシングにソーセージ等の内容物を充填するための充填管と、該充填管の前方に形成された充填ケーシングを搬送するための搬送域を形成するように走行する一対の無端走行体と、該一対の無端走行体に対向して対をなすように取り付けられ協働して上記搬送域にて充填ケーシングを搬送中にくびらせてくびれ部を形成する一対のピンチャー部材とを備える装置において、対向せる一対のピンチャー部材の一方に作動可能に設けられた刃体と、該一対のピンチャー部材でくびらせられているくびれ部を搬送方向の所定位置で切断するために上記刃体を作動させる駆動手段と、対向せる一対のピンチャー部材のうち、一方のピンチャー部材は蝶開閉自在な二つの開閉部材を有し、該二つの開閉部材の対向縁部が充填ケーシングにくびれ部を形成するための凹部を形成し、該凹部に刃部が形成されていることを特徴とするソーセージ等の製造装置。
  4. ケーシングにソーセージ等の内容物を充填するための充填管と、充填管の前方に形成された充填ケーシングを搬送するための搬送域を形成するように走行する一対の無端走行体と、該一対の無端走行体に対向して対をなすように取り付けられ協働して上記搬送域にて充填ケーシングを搬送中にくびらせてくびれ部を形成する一対のピンチャー部材と、搬送域にて無端走行体と平行に同速で走行するベルト体と、該ベルト体に対して充填ケーシングと反対側に配されたレーザ光照射装置あるいはマイクロ波照射装置とを有し、ベルト体にはピンチャー部材と対応する位置にレーザ光あるいはマイクロ波を透過する照射孔が穿設されていて、搬送域にてくびれ部にレーザ光あるいはマイクロ波を照射し該くびれ部を切断する切断装置を備えていることを特徴とするソーセージ等の製造装置。
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