JP3571065B2 - 歯科用補綴物維持装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、欠如歯部の骨内に形成された埋入孔内に埋入して固定される通常歯科インプラントと略称されている歯科用補綴物維持装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、欠如歯部における歯科補綴法としては、ブリッジによる方法と、床義歯による方法とが一般に行われてきた。
しかしながら、ブリッジによる方法は、欠如歯部の両側の健全な天然歯を切削して支台とし、この支台に係合する金属体に欠如歯部に位置する歯科用補綴物を固定する方法であるので、健全な天然歯を切削しなければならないばかりか、欠如歯部に位置する歯科用補綴物部分には咬合圧が直接には加わらないために当該部位で骨吸収を引き起こすという欠点があった。
また、床義歯による方法は、合成樹脂等で作成した義歯床に義歯を固定したものを歯科用補綴物とする方法であるが、この方法では歯科用補綴物に作用する咬合力を残存天然歯及び/又は口腔粘膜によって負担させるものであるので、歯科用補綴物使用中に違和感があることや、口腔粘膜組織中に散在する味覚の受容器を義歯床が覆ってしまうことによる味覚の鈍麻が生じることがあり、更には長期間の使用によって顎堤の吸収を引き起こすという重大な欠点があった。
【0003】
そこでこれらの欠点を解消する治療方法として、欠如歯部の骨内に形成した埋入孔内に歯科用補綴物の維持安定装置となるインプラントフィクスチャーを埋入して天然歯における歯根の機能を代行せしめ、このインプラントフィクスチャーに歯科用補綴物の固定装置を装着して歯科用補綴物維持装置とし、この歯科用補綴物の固定装置に歯科用補綴物を固着する歯科インプラントの技術が開発され、実施されるようになってきている。
【0004】
このような歯科インプラントによる治療方法を実施すると、口腔粘膜を覆うことなく歯科用補綴物を固定することができるので、歯科用補綴物装着時の違和感や味覚の鈍麻が生じることがなく、天然歯に似た使用感が得られ、更に顎骨に適度な咬合力が付与されるためにインプラントフィクスチャーが埋入されていない場合に想定される骨吸収を最小限に抑制できるという利点があるため、この治療方法は急速な発展を遂げて単独歯欠損,2歯以上の局部欠損及び無歯顎(全歯欠損)に至るまでに適用できるようになりつつある。
【0005】
この歯科インプラントによる治療方法は、欠如歯部の骨内にインプラントフィクスチャーが埋入される埋入孔を形成しこの埋入孔内にインプラントフィクスチャーを埋入して後にその埋入孔の周囲歯肉を縫合するという外科手術が必要であるので、その埋入孔内に埋入されるインプラントフィクスチャーは無菌的,非汚染的な条件を満たしており、しかも埋入孔内に埋入された際に顎骨に対して良好な骨結合性を有し且つ良好な生体親和性を有していることが必要である。
【0006】
そして、通常の歯科インプラントによる治療方法においては、欠如歯部の顎骨内に形成された埋入孔内に埋入されたインプラントフィクスチャーが欠如歯部の顎骨に充分に結合し且つ埋入孔を形成したことによる手術部分が治癒したら、そのインプラントフィクスチャーが埋入された口腔内側の歯肉部分を再度切開してインプラントフィクスチャーの口腔内側部分に歯科用補綴物の固定装置の取付部分となるアバットメントを固定する2回法が多く採用されており、このアバットメントはインプラントフィクスチャーに対して回転しないように装着されているばかりでなく、その口腔内側部分に取り付けられる歯科用補綴物の固定装置が単独歯用の固定装置である場合にはその固定装置がインプラントフィクスチャーに対して回転したのでは歯科用補綴物を欠如歯部に正確に位置せしめられない現象が生じるため歯科用補綴物の固定装置を回転しないように維持する部分がその口腔内側部分に設けられている。
【0007】
しかしながら、欠如歯が連続した複数歯(全歯欠如を含む)である場合には、2個以上の歯科用補綴物の固定装置に2歯以上の歯科用補綴物を固定している。このような2個以上の歯科用補綴物の固定装置を持つ2歯以上の歯科用補綴物をアバットメントに固定する場合、2個以上のインプラントフィクスチャーが欠如歯部の骨内に完全に平行な状態に埋入されることが非常に少ないため、もし2個以上の歯科用補綴物の固定装置が単独歯用の固定装置の如くインプラントフィクスチャーに対して回転しないように維持する部分を設けられていると、2個以上の歯科用補綴物の固定装置を同時にアバットメントの口腔内側部分に装着しようとしても、その固定装置の回転しないように維持する部分がアバットメントの口腔内側部分に設けられている固定装置を回転しないように維持する部分に当接して装着が不可能となる現象が生じる。
【0008】
その結果、単独歯用として使用されるアバットメント及び歯科用補綴物の固定装置と、複数歯(全歯を含む)用として使用されるアバットメント及び歯科用補綴物の固定装置とは従来は全く別異の構造に製造されていたため、その部品点数が多くなり、製品管理が面倒であるばかりでなく、製品単価も上昇して好ましくない欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した如き欠点を解消し、単独歯用と複数歯(全歯を含む)用とに使用されるアバットメントを同一のものを使用できるようにした歯科用補綴物維持装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、歯科用補綴物維持装置の構造を、先端が略半球状でそれに続く部分が略円柱状をなし該略円柱状部の端部に角筒状部が設けられており該角筒状部を貫通して該略円柱状部に至るメネジが螺設されているチタン製のインプラントフィクスチャー本体と、該インプラントフィクスチャー本体側が該インプラントフィクスチャー本体の略円柱状部端の外径と同一外径を有し該インプラントフィクスチャー本体から離れるに従ってその外径は大きくなる截頭円錐形を成しており且つ該インプラントフィクスチャー本体側には前記角筒状部が嵌入される角筒状凹部がまたその反対側には少なくとも軸心に対して直角な外周側平面と中心側の角筒状部とが設けられていて中央にボルト穴が貫通穿設されているチタン製のアバットメントと、頭部にメネジが螺設されており該アバットメントのボルト穴を貫通して前記インプラントフィクスチャー本体のメネジに螺着されるオネジが螺設されている中間ボルトと、一端に前記アバットメントの外周側平面に当接される基部を有し該アバットメントを前記インプラントフィクスチャー本体に固定した中間ボルトの頭部を内部に収納する空間部が形成されており他端中央に該空間部に連通するボルト穴が設けられておりその外形状が該基部の外径が最も大きく途中に外径が小さくなる凹部が設けられている補綴物形成用シリンダと、該補綴物形成用シリンダのボルト穴に挿通されて中間ボルトの頭部のメネジに螺着される固定ボルトから成り、該補綴物形成用シリンダが前記アバットメントの角筒状部が嵌入される角筒状凹部が形成されている空間部を形成されている単独歯用のものと、前記アバットメントの角筒状部と前記中間ボルトの頭部とに全く接触しない複数歯用のものとから成る構造とすれば、欠如歯部の骨内に形成された埋入孔内に埋入されるインプラントフィクスチャー本体及びその口腔内側に固定されるアバットメントはチタン製であるので顎骨に対して良好な骨結合性を有し且つ良好な生体親和性を有している条件を満たさせることができ、単独歯用と複数歯(全歯を含む)用とに使用されるアバットメントを同一のものを使用できるようになって部品点数を減少させて製品管理を容易にし且つ製品単価も廉価とすることができることを究明したのである。
【0011】
以下、図面により本発明に係る歯科用補綴物維持装置について詳細に説明する。
図1は本発明に係る歯科用補綴物維持装置を分解した状態を示す斜視図、図2は本発明に係る単独歯用の歯科用補綴物維持装置の組み立てられた状態における断面図、図3は本発明に係る複数歯用の歯科用補綴物維持装置の組み立てられた状態における断面図である。
【0012】
図面中、1は先端が略半球状でそれに続く部分が略円柱状をなしその略円柱状部の端部に角筒状部1aが設けられており、その角筒状部1aを貫通して前記略円柱状部に至るメネジ1bが螺設されているチタン製のインプラントフィクスチャー本体である。このインプラントフィクスチャー本体1としては、その略円柱状部の側面に図1に示す如くその軸方向に平行な溝が複数形成されていたり、また先端の略半球状部とそれに続く略円柱状部の外面が欠如歯部の骨内に形成された埋入孔の骨材との接触面積を増大させるとように梨地状に形成されていたりすることが好ましい。
【0013】
2はインプラントフィクスチャー本体1側がインプラントフィクスチャー本体1の略円柱状部端の外径と同一外径を有しインプラントフィクスチャー本体1から離れるに従ってその外径は大きくなる截頭円錐形を成しており且つインプラントフィクスチャー本体1側には前記角筒状部1aが嵌入される角筒状凹部2aがまたその反対側には少なくとも軸心に対して直角な外周側平面2bと中心側の角筒状部2cとが設けられていて、中央にボルト穴2dが貫通穿設されているチタン製のアバットメントである。
【0014】
3は頭部にメネジ3bが螺設されておりこの頭部に続いて前記アバットメント2のボルト穴2dを貫通して前記インプラントフィクスチャー本体1のメネジ1bに螺着されるオネジ3aが螺設されている中間ボルトである。
【0015】
4は一端に前記アバットメント2の外周側平面2bに当接される基部4bを有しアバットメント2の角筒状部2cとアバットメント2を前記インプラントフィクスチャー本体1に固定した中間ボルト3の頭部とを内部に収納する空間部4aが形成されており他端中央にこの空間部4aに連通するボルト穴4cが設けられておりその外形状が前記基部4bの外径が最も大きく途中に外径が小さくなる凹部4dが設けられている補綴物形成用シリンダであり、前記基部4bは截頭円錐形状のフランジ部を成しておりこの基部4bに続く外面に段差部が形成されていることがその外周に歯科用補綴物の基体となる金属を鋳接した後に築盛する陶材の築盛開始位置の目安となるので好ましい。この補綴物形成用シリンダ4としては、図2に示す如くその空間部4aに前記アバットメント2の角筒状部2cが嵌入される角筒状凹部4aaが形成されている単独歯用のものと、図3に示す如くその空間部4aが前記アバットメント2の角筒状部2cと前記中間ボルト3の頭部とに全く接触しない複数歯用のものとがある。
【0016】
5は補綴物形成用シリンダ4のボルト穴4cに挿通されて中間ボルト3の頭部のメネジ3bに螺着される固定ボルトである。
【0017】
【作用】
かかる構造の本発明に係る歯科用補綴物維持装置を使用して通常歯科用インプラントと略称されている歯科用補綴物維持装置を形成するには、先ず欠如歯部の骨内に形成した埋入孔内に歯科用補綴物の維持安定装置となるインプラントフィクスチャー1を略半球状の先端側から埋入させて骨とインプラントフィクスチャー1との結合が確認されたら、前記した2回法ではインプラントフィクスチャー1が埋入された口腔内側の歯肉部分を再度切開してインプラントフィクスチャー1の口腔内側の略円柱状部の端部に当接し角筒状部1aを貫通して略円柱状部に至るメネジ1bに螺着されているカバー(図示無し)をインプラントフィクスチャー本体1から取り外し、このカバーが取り外されたインプラントフィクスチャー本体1の部分に歯科用補綴物の固定装置の取付部分となるアバットメント2を固定してこの切開部分が完全に治癒するまで待つ。このインプラントフィクスチャー本体1へのアバットメント2の固定は、インプラントフィクスチャー本体1の略円柱状部の端部に角筒状部1aが角筒状凹部2a内に嵌入されるようにアバットメント2を位置させ、このアバットメント2の角筒状凹部2aと反対側の角筒状部2c側から中央のボルト穴2dを貫通して中間ボルト3のオネジ3aをインプラントフィクスチャー本体1のメネジ1bに螺着させることによって行う。
【0018】
かくして、アバットメント2付きインプラントフィクスチャー本体1が顎骨及び歯肉に馴染んで天然歯における歯根の機能を代行せしめ得るようになったら、所定の工程で印象を採得した後に補綴物形成用シリンダ4のボルト穴4cに対応して、歯科用補綴物となるべき部分に貫通孔が設けられている状態で補綴物形成用シリンダ4の外面に歯科用補綴物の基礎となる合金を鋳接し更にその外面に陶材を築盛し焼成して完成した歯科用補綴物の補綴物形成用シリンダ4の基部4bをアバットメント2の外周側平面2bに当接させ、ボルト穴4cを貫通させて空間部4aに収納された状態にある中間ボルト3の頭部のメネジ3bに固定ボルト5を螺着し、歯科用補綴物の補綴物形成用シリンダ4のボルト穴4cに対応して歯科用補綴物に設けられている貫通孔を歯科用セメント等を使用して封塞すれば、治療が完了するのである。
【0019】
しかしながら、前述した如く欠如歯部の骨内に形成された埋入孔内に埋入されたインプラントフィクスチャー本体1の口腔内側に中間ボルト3を介して固定されたアバットメント2に更に固定される補綴物形成用シリンダ4の外面に合金を鋳接され更に陶材を築盛・焼成されて製造される歯科用補綴物は、その歯科用補綴物が単独歯用である場合には欠如歯部の骨内に形成された埋入孔内に埋入されたインプラントフィクスチャー本体1に対して回転できない正確な位置に固定できなければならないからアバットメント2と補綴物形成用シリンダ4とが正確な位置関係を維持できなければならないのに対し、その歯科用補綴物が2個以上の補綴物形成用シリンダ4に連続して一体に製造される複数歯用である場合には欠如歯部の骨内に形成された埋入孔内に埋入された2個以上のインプラントフィクスチャー本体1に対して2個以上の補綴物形成用シリンダ4が同時に装着できて固定できなければならないから、1個のアバットメント2と1個の補綴物形成用シリンダ4とが正確な位置関係を維持して回転できないような状態にあると各補綴物形成用シリンダ4の基部4bを対応する各アバットメント2の外周側平面2bに当接させる前に補綴物形成用シリンダ4の内面がアバットメント2の角筒状部2cやアバットメント2をインプラントフィクスチャー本体1に固定している中間ボルト3の頭部に当接して装着できなくなるのである。
【0020】
このような現象の発生は、アバットメント2の外周側平面2bに当接される基部4bを有しアバットメント2をインプラントフィクスチャー本体1に固定した中間ボルト3の頭部を内部に収納する空間部4aが形成されており他端中央にこの空間部4aに連通するボルト穴4cが設けられておりその外形状が前記基部4bの外径が最も大きく途中に外径が小さくなる凹部4dが設けられている補綴物形成用シリンダ4を、アバットメント2の角筒状部2cが嵌入される角筒状凹部4aaが形成されている空間部4aを形成されている単独歯用のもの以外に、アバットメント2の角筒状部2cと中間ボルト3の頭部とに全く接触しない複数歯用のものを準備すれば回避でき、その結果歯科用補綴物維持装置を補綴物形成用シリンダ4のみをこの2種類を使用するだけで、他の部品は全て同じものを使用できる構成とすることができるのである。
【0021】
【発明の効果】
以上に詳述した如く、本発明に係る歯科用補綴物維持装置は、欠如歯部の骨内に形成された埋入孔内に埋入されるインプラントフィクスチャー本体とアバットメントとはチタン製であるので、顎骨に対して良好な骨結合性と生体親和性とを有しており、このアバットメントはインプラントフィクスチャー本体側がインプラントフィクスチャー本体の略円柱状部端の外径と同一外径を有しインプラントフィクスチャー本体から離れるに従ってその外径は大きくなる截頭円錐形を成しているので天然歯と類似の立上り形態に歯科用補綴物を製作することができて外観の良好な歯科用補綴物とすることができ、補綴物形成用シリンダはアバットメントの角筒状部が嵌入される角筒状凹部が形成されている空間部を形成されている単独歯用のものと、アバットメントの角筒状部と中間ボルトの頭部とに全く接触しない複数歯用のものとを準備すれば歯科用補綴物維持装置を構成する他の部品であるインプラントフィクスチャー本体とアバットメントと中間ボルトと固定ボルトとは全て同一のものを使用できるから部品点数を大幅に減少して製品管理が容易になるばかりでなく、製品単価も減少して歯科用インプラントの普及に貢献できるのであり、その歯科分野における利用価値は非常に大きなものがある。そして、補綴物形成用シリンダの基部が截頭円錐形状のフランジ部を成していて、この基部に続く外面に段差部が形成されていると、補綴物形成用シリンダの外周に歯科用補綴物の基体となる金属を鋳接した後に築盛する陶材の築盛開始位置の目安となるので。より外観の優れた歯科用補綴物を製造することが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯科用補綴物維持装置を分解した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る単独歯用の歯科用補綴物維持装置の組み立てられた状態における断面図である。
【図3】本発明に係る複数歯用の歯科用補綴物維持装置の組み立てられた状態における断面図である。
【符号の説明】
1 インプラントフィクスチャー本体
1a 角筒状部
1b メネジ
2 アバットメント
2a 角筒状凹部
2b 外周側平面
2c 角筒状部
2d ボルト穴
3 中間ボルト
3a オネジ
3b メネジ
4 補綴物形成用シリンダ
4a 空間部
4aa 角筒状凹部
4b 基部
4c ボルト穴
4d 凹部
5 固定ボルト
Claims (2)
- 先端が略半球状でそれに続く部分が略円柱状をなし該略円柱状部の端部に角筒状部(1a)が設けられており該角筒状部(1a)を貫通して該略円柱状部に至るメネジ(1b)が螺設されているチタン製のインプラントフィクスチャー本体(1)と、該インプラントフィクスチャー本体(1)側が該インプラントフィクスチャー本体(1)の略円柱状部端の外径と同一外径を有し該インプラントフィクスチャー本体(1)から離れるに従ってその外径は大きくなる截頭円錐形を成しており且つ該インプラントフィクスチャー本体(1)側には前記角筒状部(1a)が嵌入される角筒状凹部(2a)がまたその反対側には少なくとも軸心に対して直角な外周側平面(2b)と中心側の角筒状部(2c)とが設けられていて中央にボルト穴(2d)が貫通穿設されているチタン製のアバットメント(2)と、頭部にメネジ(3b)が螺設されており該アバットメント(2)のボルト穴(2d)を貫通して前記インプラントフィクスチャー本体(1)のメネジ(1b)に螺着されるオネジ(3a)が螺設されている中間ボルト(3)と、一端に前記アバットメント(2)の外周側平面(2b)に当接される基部(4b)を有し該アバットメント(2)を前記インプラントフィクスチャー本体(1)に固定した中間ボルト(3)の頭部を内部に収納する空間部(4a)が形成されており他端中央に該空間部(4a)に連通するボルト穴(4c)が設けられておりその外形状が該基部(4b)の外径が最も大きく途中に外径が小さくなる凹部(4d)が設けられている補綴物形成用シリンダ(4)と、該補綴物形成用シリンダ(4)のボルト穴(4c)に挿通されて中間ボルト(3)の頭部のメネジ(3b)に螺着される固定ボルト(5)から成り、該補綴物形成用シリンダ(4)が前記アバットメント(2)の角筒状部(2c)が嵌入される角筒状凹部(4aa)が形成されている空間部(4a)を形成されている単独歯用のものと、前記アバットメント(2)の角筒状部(2c)と前記中間ボルト(3)の頭部とに全く接触しない複数歯用のものとから成ることを特徴とする歯科用補綴物維持装置。
- 補綴物形成用シリンダ(4)の基部(4b)が截頭円錐形状のフランジ部を成しており、この基部(4b)に続く外面に段差部が形成されている請求項1に記載の歯科用補綴物維持装置。
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