JP3565875B2 - 自動車に用いられるすれ違いビーム用前照灯 - Google Patents
自動車に用いられるすれ違いビーム用前照灯 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3565875B2 JP3565875B2 JP04253193A JP4253193A JP3565875B2 JP 3565875 B2 JP3565875 B2 JP 3565875B2 JP 04253193 A JP04253193 A JP 04253193A JP 4253193 A JP4253193 A JP 4253193A JP 3565875 B2 JP3565875 B2 JP 3565875B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- cross
- low beam
- reflector
- headlight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 25
- 238000005286 illumination Methods 0.000 claims description 7
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 7
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/30—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
- F21S41/32—Optical layout thereof
- F21S41/33—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature
- F21S41/334—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of patch like sectors
- F21S41/335—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of patch like sectors with continuity at the junction between adjacent areas
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車に用いられるすれ違いビーム用前照灯であって、リフレクタと、照明体と、リフレクタに設けられた光射出開口をカバーするレンズとが設けられていて、リフレクタがその上側の範囲と下側の範囲とで互いに異なる反射面を有しており、該反射面が、少なくとも範囲ごとに、少なくともほぼ一般的な放物面の一部であり、前記反射面によって照明体の結像が反射されて、ほぼ水平な区分と、水平線に対して所定の角度で傾けられた区分とを有する明暗境界を有する配光パターンが形成されるようになっている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような形式のすれ違いビーム用前照灯は欧州特許出願公開第0250284号明細書に基づき公知である。この公知のすれ違いビーム用前照灯はリフレクタと、照明体と、リフレクタに設けられた光射出開口をカバーするレンズとを有している。照明体はリフレクタの光軸に関して上方にずらされていて、この場合、照明体の下側の制限部がほぼ光軸上に位置している。リフレクタは水平方向の軸方向平面の上下に位置する、互いに異なる反射面を備えた複数のセクタに分割されている。リフレクタの一方の側では、水平方向の軸方向平面から出発して、この軸方向平面に対して角度αで上方に傾けられて第1のセクタが延びており、リフレクタの他方の側では、水平方向の軸方向平面から出発して、この軸方向平面に対して角度αで下方に傾けられて第2のセクタが延びており、この場合、両セクタはそれぞれ回転放物面の形状の反射面を有している。前記両セクタは水平方向の軸方向平面の上方もしくは下方に位置する、各2つの互いに隣接したセクタによって結合されており、これらのセクタは一般的な放物面の形の反射面を有している。一般的な放物面は軸方向における全ての縦断面に放物線を有しているが、これらの放物線は互いに異なる焦点距離を有している。
【0003】
この公知のすれ違いビーム用前照灯によって、対向交通側におけるほぼ水平な区分と、水平線に対して角度αで自己走行路の路面縁に向かって上方に上昇する区分とを有する明暗境界を有するような配光パターンが形成される。この場合に、レンズは前記配光パターンを形成する目的で、弱い作用しか有しない光学的手段を有しているだけでよい。明暗境界のすぐ下には、高い光度を形成することが目標とされ、これによって、大きな有効距離と、明暗境界のできるだけ鮮明な形成とが得られる。しかし、このことは公知のリフレクタによって形成される配光パターンでは、所望される程度には達成されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、冒頭で述べた形式のすれ違いビーム用前照灯を改良して、明暗境界のすぐ下に高い光度が得られ、ひいては大きな光線有効距離が得られるようなすれ違いビーム用前照灯を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の構成では、光軸に対して垂直に断面したリフレクタの断面に、全周にわたって変化する偏心率を有する断面曲線が形成されており、ただし該断面曲線の偏心率は、照明体の、前記上側の範囲によって反射された最も高く位置する結像の上縁が明暗境界の水平な区分に接し、かつ照明体の、前記下側の範囲によって反射された最も高く位置する結像の上縁が明暗境界の前記傾けられた区分に接するように変化しているようにした。
【0006】
【発明の効果】
本発明によるすれ違いビーム用前照灯は、従来のものに比べて次のような利点を持っている。すなわち、明暗境界のすぐ下に高い光度が存在しており、したがって光線の大きな有効距離が得られて、明暗境界がはっきりと現われるようになる。
【0007】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を図面につき説明する。
【0008】
図1に示した自動車に用いられるすれ違いビーム用前照灯はリフレクタ10を有している。このリフレクタの光射出開口はレンズ11によってカバーされている。このレンズは光学的に有効な手段を有していてよい。さらに、照明体13が設けられており、この照明体は白熱灯のつる巻状フィラメントであるか、またはガス放電灯のアークであってよい。照明体はリフレクタ10の光軸14に対してほぼ平行に延びているが、しかし光軸14に対して上方にずらされていて、この場合、前記照明体の下側の制限部がほぼ光軸14上に位置している。
【0009】
リフレクタ10は水平線16に対して角度α/2で傾けられた接触平面17(図2参照)において、上側の部分19と下側の部分20とに分割されている。両部分は一般的な放物面の形の2つの反射面を有している。両部分19,20は接触平面17において、二次で連続的に互いに入り組んで移行している。すなわち、両部分19,20は接触平面17において共通の接線を有している訳である。
【0010】
図3には、リフレクタ10の上側の部分19の横断面図が示されている。上側の部分19は一般的な放物面の形の反射面を有している。この一般的な放物面は軸方向の全ての縦断面に、つまり光軸14を含む縦断面に、放物線を有している。しかし、これらの放物線は互いに異なる焦点距離と共通の頂点とを有しているので、種々の放物線に対して異なる焦点位置が形成されている。接触平面17に位置する放物線の焦点Fohはほぼ光軸14上で照明体13の真ん中の高さに位置している。接触平面17に対して垂直に位置する軸方向平面22の焦点Fovはほぼ光軸14上で、リフレクタ頂点に向けられた照明体13の端範囲の高さに位置している。接触平面17から垂直な軸方向平面22への移行時に、各軸方向縦断面に形成された放物線の焦点は照明体13の真ん中からリフレクタ頂点に向いた前記照明体13の端範囲に移動する。リフレクタ10の上側の部分19の横断面には、楕円形に似た断面曲線23が形成される。断面曲線23の数値的な偏心率は接触平面17を起点にして垂直な軸方向平面22に向かって変化する。断面曲線23の数値的な偏心率eは、断面曲線23の焦点Fと光軸14との距離c対断面曲線23の大きな半軸線aの比、つまりe=c/aとして定義されている。この場合に、接触範囲17の範囲における断面曲線23の偏心率eはほぼ0であると有利である。したがって、断面曲線23に対する法線は光軸14に交差し、断面曲線23はこの範囲でほぼ円となる。垂直な軸方向平面22に向かうにつれて、つまりリフレクタ点Pと光軸14とを結ぶ直線OPと、接触平面17との間の角度βが増大するにつれて、断面曲線23の偏心率eは増大する。約45゜の角度βにまで、断面曲線23に対する法線24と光軸14との間の距離は同じく増大する。約45゜の角度βから角度β=90度を有する垂直な軸方向平面22にまでは、断面曲線23に対する法線24と光軸14との間の距離が再び約0にまで減少する。断面曲線23の偏心率eは垂直な軸方向平面22において最大値をとる。
【0011】
図4には、リフレクタ10の上側の部分19によって反射される、照明体13の結像が示されている。照明体13の結像25,26,27はリフレクタの上側の部分19の種々の範囲によって反射され、これらの範囲の、横断面で形成される前記断面曲線の法線は、前で説明したように光軸14に対してそれぞれ異なる距離を有している。断面曲線の前記構成に基づき、最も高く位置する照明体13の結像25の上縁は、明暗境界30の水平な区分28に直接に接している。別の結像26,27は明暗境界の下方に位置していて、照明体13に対する各リフレクタ範囲の相対位置に応じて水平線に関して傾けられている。結像27a,27b,27cは、全て共通の放物線に位置しているが、光軸14に対しては互いに異なる距離を有していて、したがって大きさの異なる結像を反射するようなリフレクタ範囲によって反射される。図面を見易くする目的で、図4には、光射出方向で見て前記部分19の左半部の範囲からの結像25,26,27しか図示していない。
【0012】
リフレクタ10の下側の部分20は同じく一般的な放物面の形の反射面を有しており、この場合、接触平面17に位置する放物線の焦点Fuhは、上側の部分19の場合と同様にほぼ光軸14上で照明体13の真ん中の高さに位置している。垂直な軸方向平面22に位置する放物線の焦点Fuvは光軸14上で照明体13の、リフレクタ頂点とは反対の側の端範囲の高さに位置している。接触平面17に位置する放物線から垂直な軸方向平面22に位置する放物線への移行時に、焦点は照明体13の真ん中から照明体13の、リフレクタ頂点とは反対の側の端範囲に移動する。下側の部分20の場合でも、光軸14に対して垂直な横断面において楕円形に似た断面曲線が形成される。この断面曲線の偏心率は、偏心率=約0となる接触平面17を起点にして、垂直な軸方向平面22において最高値をとる。
【0013】
図5には、下側の部分20によって反射される前記照明体13の結像が示されている。照明体13の結像32,33,34は、横断面で形成される断面曲線の法線が前述したように光軸14に対してそれぞれ異なる距離を有しているような、下側の部分20の種々の範囲によって反射される。断面曲線の前記構成に基づき、照明体13の最も高く位置する結像32の上縁は、明暗境界30の、水平線に対して角度αだけ上昇した区分36に直接に接している。別の結像33,34は明暗境界の下方に位置していて、照明体13に対する各リフレクタ範囲の相対位置に応じて水平線に関して傾けられている。図面を見易くする目的で、図5には、光射出方向で見て前記部分20の左半部の範囲からの結像32,33,34しか図示していない。
【0014】
リフレクタの上側の部分19と下側の部分20の反射面は、次に説明する数学的な方程式を用いて計算することができる。この場合にまず、リフレクタ頂点における原点0とz軸としての光軸14とを有する座標系が設定される。この座標系のx軸はz軸に対して垂直に位置していて、接触平面17に位置している。前記座標系のy軸はz軸に対してもx軸に対しても直角に位置していて、したがって直角な軸方向平面22に位置している。反射面を規定するための数学的な方程式は次の通りである。
【0015】
x2/a2+y2/b2−1=0
ただし、
a2=4・fx・z
b2=4・z{fx+(fy−fx)・[c・|y/4・fy・z|+(1−c)・(y/4・fy・z)2]}である。
【0016】
x,y,zはリフレクタ点の座標であり、
fx,fyは接触平面17もしくは垂直な軸方向平面22に位置する放物線の焦点距離であり、
cは上側の照明縁を要求された明暗境界に適合させるために役立つ係数である。
【0017】
実施例において、照明体13の真ん中はリフレクタ頂点から約24mmの距離に配置されている。
【0018】
リフレクタの上側の部分19に関するパラメータの値は:
fx=23.8mm、fy=21.2mm、c=1.37である。
【0019】
下側の部分20に関するパラメータの値は:
fx=23.8mm、fy=27.6mm、c=0である。
【0020】
リフレクタ10からは、照明体13の結像全体の重畳に基づき、図6に示した配光パターンが形成される。この配光パターンは法律で規定された明暗境界30、つまり対向交通側に位置する水平な区分28と、自己走行側に位置する、路面縁に向かって角度αで上昇するように傾けられた区分36とを有する明暗境界30を有している。前記配光パターンは、等しい照度の曲線を表す複数の等照度曲線38によって示されている。
【0021】
本発明によるすれ違いビーム用前照灯の変化形(図示しない)では、リフレクタの上側の部分19および下側の部分20が複数のセクタから構成されていてよい。これらのセクタはそれぞれ軸方向平面において互いに接触し、この場所で少なくとも一次で連続的である、つまり無段階に互いに入り組んで移行している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるすれ違いビーム用前照灯の鉛直方向における縦断面図である。
【図2】図1に示したすれ違いビーム用前照灯のリフレクタの背面図である。
【図3】リフレクタの上側の部分面を光軸に対して直角に断面した横断面図である。
【図4】リフレクタの上側部分の左側の面によって反射された照明体の結像を示す図である。
【図5】リフレクタの下側部分の左側の面によって反射された照明体の結像を示す図である。
【図6】本発明によるすれ違いビーム用前照灯によって形成された配光パターンを示す図である。
【符号の説明】
10 リフレクタ、 11 レンズ、 13 照明体、 14 光軸、 16水平線、 17 接触平面、 19,20 部分、 22 軸方向平面、 23 断面曲線、 24 法線、 25,26,27a,27b,27c 結像、28 区分、 32,33,34 結像、 36 区分、 38 等照度曲線、 F,Foh,Fov,Fuh,Fuv 焦点、 e 偏心率、 c 距離、β 角度、 P リフレクタ点、 OP 直線
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車に用いられるすれ違いビーム用前照灯であって、リフレクタと、照明体と、リフレクタに設けられた光射出開口をカバーするレンズとが設けられていて、リフレクタがその上側の範囲と下側の範囲とで互いに異なる反射面を有しており、該反射面が、少なくとも範囲ごとに、少なくともほぼ一般的な放物面の一部であり、前記反射面によって照明体の結像が反射されて、ほぼ水平な区分と、水平線に対して所定の角度で傾けられた区分とを有する明暗境界を有する配光パターンが形成されるようになっている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような形式のすれ違いビーム用前照灯は欧州特許出願公開第0250284号明細書に基づき公知である。この公知のすれ違いビーム用前照灯はリフレクタと、照明体と、リフレクタに設けられた光射出開口をカバーするレンズとを有している。照明体はリフレクタの光軸に関して上方にずらされていて、この場合、照明体の下側の制限部がほぼ光軸上に位置している。リフレクタは水平方向の軸方向平面の上下に位置する、互いに異なる反射面を備えた複数のセクタに分割されている。リフレクタの一方の側では、水平方向の軸方向平面から出発して、この軸方向平面に対して角度αで上方に傾けられて第1のセクタが延びており、リフレクタの他方の側では、水平方向の軸方向平面から出発して、この軸方向平面に対して角度αで下方に傾けられて第2のセクタが延びており、この場合、両セクタはそれぞれ回転放物面の形状の反射面を有している。前記両セクタは水平方向の軸方向平面の上方もしくは下方に位置する、各2つの互いに隣接したセクタによって結合されており、これらのセクタは一般的な放物面の形の反射面を有している。一般的な放物面は軸方向における全ての縦断面に放物線を有しているが、これらの放物線は互いに異なる焦点距離を有している。
【0003】
この公知のすれ違いビーム用前照灯によって、対向交通側におけるほぼ水平な区分と、水平線に対して角度αで自己走行路の路面縁に向かって上方に上昇する区分とを有する明暗境界を有するような配光パターンが形成される。この場合に、レンズは前記配光パターンを形成する目的で、弱い作用しか有しない光学的手段を有しているだけでよい。明暗境界のすぐ下には、高い光度を形成することが目標とされ、これによって、大きな有効距離と、明暗境界のできるだけ鮮明な形成とが得られる。しかし、このことは公知のリフレクタによって形成される配光パターンでは、所望される程度には達成されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、冒頭で述べた形式のすれ違いビーム用前照灯を改良して、明暗境界のすぐ下に高い光度が得られ、ひいては大きな光線有効距離が得られるようなすれ違いビーム用前照灯を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の構成では、光軸に対して垂直に断面したリフレクタの断面に、全周にわたって変化する偏心率を有する断面曲線が形成されており、ただし該断面曲線の偏心率は、照明体の、前記上側の範囲によって反射された最も高く位置する結像の上縁が明暗境界の水平な区分に接し、かつ照明体の、前記下側の範囲によって反射された最も高く位置する結像の上縁が明暗境界の前記傾けられた区分に接するように変化しているようにした。
【0006】
【発明の効果】
本発明によるすれ違いビーム用前照灯は、従来のものに比べて次のような利点を持っている。すなわち、明暗境界のすぐ下に高い光度が存在しており、したがって光線の大きな有効距離が得られて、明暗境界がはっきりと現われるようになる。
【0007】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を図面につき説明する。
【0008】
図1に示した自動車に用いられるすれ違いビーム用前照灯はリフレクタ10を有している。このリフレクタの光射出開口はレンズ11によってカバーされている。このレンズは光学的に有効な手段を有していてよい。さらに、照明体13が設けられており、この照明体は白熱灯のつる巻状フィラメントであるか、またはガス放電灯のアークであってよい。照明体はリフレクタ10の光軸14に対してほぼ平行に延びているが、しかし光軸14に対して上方にずらされていて、この場合、前記照明体の下側の制限部がほぼ光軸14上に位置している。
【0009】
リフレクタ10は水平線16に対して角度α/2で傾けられた接触平面17(図2参照)において、上側の部分19と下側の部分20とに分割されている。両部分は一般的な放物面の形の2つの反射面を有している。両部分19,20は接触平面17において、二次で連続的に互いに入り組んで移行している。すなわち、両部分19,20は接触平面17において共通の接線を有している訳である。
【0010】
図3には、リフレクタ10の上側の部分19の横断面図が示されている。上側の部分19は一般的な放物面の形の反射面を有している。この一般的な放物面は軸方向の全ての縦断面に、つまり光軸14を含む縦断面に、放物線を有している。しかし、これらの放物線は互いに異なる焦点距離と共通の頂点とを有しているので、種々の放物線に対して異なる焦点位置が形成されている。接触平面17に位置する放物線の焦点Fohはほぼ光軸14上で照明体13の真ん中の高さに位置している。接触平面17に対して垂直に位置する軸方向平面22の焦点Fovはほぼ光軸14上で、リフレクタ頂点に向けられた照明体13の端範囲の高さに位置している。接触平面17から垂直な軸方向平面22への移行時に、各軸方向縦断面に形成された放物線の焦点は照明体13の真ん中からリフレクタ頂点に向いた前記照明体13の端範囲に移動する。リフレクタ10の上側の部分19の横断面には、楕円形に似た断面曲線23が形成される。断面曲線23の数値的な偏心率は接触平面17を起点にして垂直な軸方向平面22に向かって変化する。断面曲線23の数値的な偏心率eは、断面曲線23の焦点Fと光軸14との距離c対断面曲線23の大きな半軸線aの比、つまりe=c/aとして定義されている。この場合に、接触範囲17の範囲における断面曲線23の偏心率eはほぼ0であると有利である。したがって、断面曲線23に対する法線は光軸14に交差し、断面曲線23はこの範囲でほぼ円となる。垂直な軸方向平面22に向かうにつれて、つまりリフレクタ点Pと光軸14とを結ぶ直線OPと、接触平面17との間の角度βが増大するにつれて、断面曲線23の偏心率eは増大する。約45゜の角度βにまで、断面曲線23に対する法線24と光軸14との間の距離は同じく増大する。約45゜の角度βから角度β=90度を有する垂直な軸方向平面22にまでは、断面曲線23に対する法線24と光軸14との間の距離が再び約0にまで減少する。断面曲線23の偏心率eは垂直な軸方向平面22において最大値をとる。
【0011】
図4には、リフレクタ10の上側の部分19によって反射される、照明体13の結像が示されている。照明体13の結像25,26,27はリフレクタの上側の部分19の種々の範囲によって反射され、これらの範囲の、横断面で形成される前記断面曲線の法線は、前で説明したように光軸14に対してそれぞれ異なる距離を有している。断面曲線の前記構成に基づき、最も高く位置する照明体13の結像25の上縁は、明暗境界30の水平な区分28に直接に接している。別の結像26,27は明暗境界の下方に位置していて、照明体13に対する各リフレクタ範囲の相対位置に応じて水平線に関して傾けられている。結像27a,27b,27cは、全て共通の放物線に位置しているが、光軸14に対しては互いに異なる距離を有していて、したがって大きさの異なる結像を反射するようなリフレクタ範囲によって反射される。図面を見易くする目的で、図4には、光射出方向で見て前記部分19の左半部の範囲からの結像25,26,27しか図示していない。
【0012】
リフレクタ10の下側の部分20は同じく一般的な放物面の形の反射面を有しており、この場合、接触平面17に位置する放物線の焦点Fuhは、上側の部分19の場合と同様にほぼ光軸14上で照明体13の真ん中の高さに位置している。垂直な軸方向平面22に位置する放物線の焦点Fuvは光軸14上で照明体13の、リフレクタ頂点とは反対の側の端範囲の高さに位置している。接触平面17に位置する放物線から垂直な軸方向平面22に位置する放物線への移行時に、焦点は照明体13の真ん中から照明体13の、リフレクタ頂点とは反対の側の端範囲に移動する。下側の部分20の場合でも、光軸14に対して垂直な横断面において楕円形に似た断面曲線が形成される。この断面曲線の偏心率は、偏心率=約0となる接触平面17を起点にして、垂直な軸方向平面22において最高値をとる。
【0013】
図5には、下側の部分20によって反射される前記照明体13の結像が示されている。照明体13の結像32,33,34は、横断面で形成される断面曲線の法線が前述したように光軸14に対してそれぞれ異なる距離を有しているような、下側の部分20の種々の範囲によって反射される。断面曲線の前記構成に基づき、照明体13の最も高く位置する結像32の上縁は、明暗境界30の、水平線に対して角度αだけ上昇した区分36に直接に接している。別の結像33,34は明暗境界の下方に位置していて、照明体13に対する各リフレクタ範囲の相対位置に応じて水平線に関して傾けられている。図面を見易くする目的で、図5には、光射出方向で見て前記部分20の左半部の範囲からの結像32,33,34しか図示していない。
【0014】
リフレクタの上側の部分19と下側の部分20の反射面は、次に説明する数学的な方程式を用いて計算することができる。この場合にまず、リフレクタ頂点における原点0とz軸としての光軸14とを有する座標系が設定される。この座標系のx軸はz軸に対して垂直に位置していて、接触平面17に位置している。前記座標系のy軸はz軸に対してもx軸に対しても直角に位置していて、したがって直角な軸方向平面22に位置している。反射面を規定するための数学的な方程式は次の通りである。
【0015】
x2/a2+y2/b2−1=0
ただし、
a2=4・fx・z
b2=4・z{fx+(fy−fx)・[c・|y/4・fy・z|+(1−c)・(y/4・fy・z)2]}である。
【0016】
x,y,zはリフレクタ点の座標であり、
fx,fyは接触平面17もしくは垂直な軸方向平面22に位置する放物線の焦点距離であり、
cは上側の照明縁を要求された明暗境界に適合させるために役立つ係数である。
【0017】
実施例において、照明体13の真ん中はリフレクタ頂点から約24mmの距離に配置されている。
【0018】
リフレクタの上側の部分19に関するパラメータの値は:
fx=23.8mm、fy=21.2mm、c=1.37である。
【0019】
下側の部分20に関するパラメータの値は:
fx=23.8mm、fy=27.6mm、c=0である。
【0020】
リフレクタ10からは、照明体13の結像全体の重畳に基づき、図6に示した配光パターンが形成される。この配光パターンは法律で規定された明暗境界30、つまり対向交通側に位置する水平な区分28と、自己走行側に位置する、路面縁に向かって角度αで上昇するように傾けられた区分36とを有する明暗境界30を有している。前記配光パターンは、等しい照度の曲線を表す複数の等照度曲線38によって示されている。
【0021】
本発明によるすれ違いビーム用前照灯の変化形(図示しない)では、リフレクタの上側の部分19および下側の部分20が複数のセクタから構成されていてよい。これらのセクタはそれぞれ軸方向平面において互いに接触し、この場所で少なくとも一次で連続的である、つまり無段階に互いに入り組んで移行している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるすれ違いビーム用前照灯の鉛直方向における縦断面図である。
【図2】図1に示したすれ違いビーム用前照灯のリフレクタの背面図である。
【図3】リフレクタの上側の部分面を光軸に対して直角に断面した横断面図である。
【図4】リフレクタの上側部分の左側の面によって反射された照明体の結像を示す図である。
【図5】リフレクタの下側部分の左側の面によって反射された照明体の結像を示す図である。
【図6】本発明によるすれ違いビーム用前照灯によって形成された配光パターンを示す図である。
【符号の説明】
10 リフレクタ、 11 レンズ、 13 照明体、 14 光軸、 16水平線、 17 接触平面、 19,20 部分、 22 軸方向平面、 23 断面曲線、 24 法線、 25,26,27a,27b,27c 結像、28 区分、 32,33,34 結像、 36 区分、 38 等照度曲線、 F,Foh,Fov,Fuh,Fuv 焦点、 e 偏心率、 c 距離、β 角度、 P リフレクタ点、 OP 直線
Claims (8)
- 自動車に用いられるすれ違いビーム用前照灯であって、リフレクタ(10)と、照明体(13)と、リフレクタに設けられた光射出開口をカバーするレンズ(11)とが設けられていて、リフレクタ(10)がその上側の範囲(19)と下側の範囲(20)とで互いに異なる反射面を有しており、該反射面が、少なくとも範囲ごとに、少なくともほぼ一般的な放物面の一部であり、前記反射面によって照明体(13)の結像が反射されて、対向交通側におけるほぼ水平な区分(28)と、水平線に対して所定の角度(α)で傾けられた、自己走行路の路面縁に向かって上方に上昇する区分(36)とを有する明暗境界(30)を有する配光パターンが形成されるようになっている形式のものにおいて、光軸(14)に対して垂直に断面したリフレクタ(10)の断面に、全周にわたって変化する偏心率を有する断面曲線(23)が形成されており、ただし該断面曲線の偏心率は、照明体(13)の、前記上側の範囲(19)によって反射された最も高く位置する結像(25)の上縁が明暗境界(30)の水平な区分(28)に接し、かつ照明体(13)の、前記下側の範囲(20)によって反射された最も高く位置する結像(32)の上縁が明暗境界(30)の前記傾けられた区分(36)に接するように変化していることを特徴とする、自動車に用いられるすれ違いビーム用前照灯。
- 前記断面曲線(23)の偏心率が、接触平面(17)を起点にして、約0から前記接触平面(17)に対して垂直な軸方向平面(22)に達するまで増大している、請求項1記載のすれ違いビーム用前照灯。
- 前記上側の範囲(19)と前記下側の範囲(20)とが接触平面(17)で互いに接触しており、該接触平面が、水平線(16)に関して明暗境界(30)の前記傾けられた区分(36)の傾斜角度αの半分の角度だけ、前記明暗境界と同じ方向で傾けられて配置されている、請求項1または2記載のすれ違いビーム用前照灯。
- 前記上側の範囲(19)と前記下側の範囲(20)とが、前記接触平面(17)に位置する等しい断面曲線を有しており、該断面曲線の焦点が、ほぼ照明体(13)の真ん中の高さに位置している、請求項3記載のすれ違いビーム用前照灯。
- 前記上側の範囲(19)の、前記垂直な軸方向平面(22)に位置する断面曲線の焦点(Fov)が、ほぼ照明体(13)の、リフレクタ頂点に向いた端範囲の高さに位置しており、前記下側の範囲(20)の、前記垂直な軸方向平面(22)に位置する断面曲線の焦点(Fuv)が、ほぼ照明体(13)の、リフレクタ頂点から離れる方向を向いた端範囲の高さに位置している、請求項4記載のすれ違いビーム用前照灯。
- 前記上側の範囲(19)および/または前記下側の範囲(20)が、複数の互いに異なるセクタから成っており、該セクタが、少なくとも一次で連続的に互いに接続されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のすれ違いビーム用前照灯。
- 前記上側の範囲(19)全体および/または前記下側の範囲(20)全体が、一般的な放物面の形の反射面を有している、請求項1から5までのいずれか1項記載のすれ違いビーム用前照灯。
- 前記上側の範囲(19)の反射面および/または前記下側の範囲(20)の反射面が、デカルト座標系における方程式:
x2/a2+y2/b2−1=0
ただし、
a2=4・fx・zであり、
b2=4・z{fx+(fy−fx)・[c・|y/4・fy・z|+(1−c)・(y/4・fy・z)2]}であり、
z軸は光軸であり、
x軸は接触平面(17)に位置しており、
y軸はx軸に対してもz軸に対しても垂直に位置しており、
x,y,zはリフレクタ点の座標であり、
fx,fyは接触平面(17)もしくは該接触平面に対して垂直な軸方向平面(22)に位置する断面曲線の焦点距離であり、
cは上側の照明縁を、要求された明暗境界に適合させるために役立つ係数である、
によって定義されている、請求項1から7までのいずれか1項記載のすれ違いビーム用前照灯。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4206881A DE4206881A1 (de) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | Abblendlichtscheinwerfer fuer kraftfahrzeuge |
DE4206881.9 | 1992-03-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628905A JPH0628905A (ja) | 1994-02-04 |
JP3565875B2 true JP3565875B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=6453249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04253193A Expired - Fee Related JP3565875B2 (ja) | 1992-03-05 | 1993-03-03 | 自動車に用いられるすれ違いビーム用前照灯 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5461549A (ja) |
EP (1) | EP0558949B1 (ja) |
JP (1) | JP3565875B2 (ja) |
DE (2) | DE4206881A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2294536B (en) * | 1994-10-27 | 1998-06-17 | Carello Lighting Plc | Vehicle headlight with a complex-surface reflector |
FR2740858B1 (fr) * | 1995-11-08 | 1998-01-23 | Valeo Vision | Projecteur de vehicule automobile, comportant un miroir capable d'engendrer par lui-meme un faisceau a coupure en v |
DE10017659A1 (de) | 2000-04-08 | 2001-10-11 | Bosch Gmbh Robert | Scheinwerfer für Fahrzeuge zur Erzeugung zumindest eines Abblendlichtbündels |
CN1196009C (zh) | 2000-05-31 | 2005-04-06 | 精工爱普生株式会社 | 投影机、图像显示系统、数据保存及显示方法 |
US9222637B2 (en) | 2013-03-14 | 2015-12-29 | Valeo North America, Inc. | Lightguide with horizontal cutoff and horizontal spread |
EP3057067B1 (en) * | 2015-02-16 | 2017-08-23 | Thomson Licensing | Device and method for estimating a glossy part of radiation |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2536502B1 (fr) * | 1982-11-19 | 1987-01-09 | Cibie Projecteurs | Projecteur de croisement pour vehicule automobile |
FR2599121B1 (fr) * | 1986-05-26 | 1988-09-16 | Cibie Projecteurs | Projecteur de croisement sans coupelle a concentration decalee |
FR2599120B1 (fr) * | 1986-05-26 | 1988-09-16 | Cibie Projecteurs | Projecteurs de croisement sans coupelle a concentration decalee |
DE3731232A1 (de) * | 1987-09-17 | 1989-03-30 | Bosch Gmbh Robert | Scheinwerfer fuer fahrzeuge, insbesondere scheinwerfer fuer kraftfahrzeuge |
FR2639888B1 (fr) * | 1988-12-07 | 1993-08-13 | Valeo Vision | Projecteur de vehicule automobile, comportant un reflecteur a surface complexe a zones intermediaires modifiees |
DE4010652C2 (de) * | 1990-04-03 | 1998-08-27 | Bosch Gmbh Robert | Reflektor als Bestandteil eines Kraftfahrzeugnebelscheinwerfers |
JP2517485B2 (ja) * | 1991-01-23 | 1996-07-24 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用前照灯の反射鏡 |
DE4123658A1 (de) * | 1991-07-17 | 1993-01-21 | Bosch Gmbh Robert | Scheinwerfer fuer kraftfahrzeuge |
-
1992
- 1992-03-05 DE DE4206881A patent/DE4206881A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-02-05 EP EP93101761A patent/EP0558949B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-02-05 DE DE59305013T patent/DE59305013D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-02-26 US US08/023,568 patent/US5461549A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-03-03 JP JP04253193A patent/JP3565875B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5461549A (en) | 1995-10-24 |
DE59305013D1 (de) | 1997-02-20 |
EP0558949B1 (de) | 1997-01-08 |
JPH0628905A (ja) | 1994-02-04 |
DE4206881A1 (de) | 1993-09-09 |
EP0558949A3 (ja) | 1994-03-02 |
EP0558949A2 (de) | 1993-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7168832B2 (en) | Vehicle headlamp | |
JP2517368B2 (ja) | 自動車用前照灯及び自動車用前照灯装置 | |
US3492474A (en) | Reflector with compound curvature reflecting surface | |
US5967647A (en) | Headlight for a vehicle, especially a motor vehicle | |
US7367693B2 (en) | Vehicular lamp and projection lens for decreasing an amount of blocked light | |
EP0371510B1 (en) | Automotive headlamp | |
JPH01120702A (ja) | 車輌用前照灯 | |
GB2352801A (en) | Vehicle headlamp | |
US6457850B2 (en) | Vehicle lamp | |
JPH0668922B2 (ja) | マスクを使用しないで輝点をずらしたディップ形前照灯 | |
JP3145925B2 (ja) | 車輌用前照灯 | |
US5079677A (en) | Headlamp unit for motor vehicles | |
JPS6343201A (ja) | 自動車のフォグランプ | |
US6471383B1 (en) | Headlamp for vehicle | |
JP3156793B2 (ja) | 自動車用前照灯 | |
JP2706766B2 (ja) | ヘツドライト系 | |
JP3565875B2 (ja) | 自動車に用いられるすれ違いビーム用前照灯 | |
EP1538392A2 (en) | Vehicle light | |
US1546281A (en) | Reflector | |
JP3269569B2 (ja) | 車両用前照灯 | |
JPH0337242B2 (ja) | ||
US7150551B2 (en) | Complex reflector for a vehicle headlamp, and method for the manufacture of the reflector | |
US5826964A (en) | Headlamp with complex reflector | |
EP0741262A2 (en) | A vehicle headlight comprising a worked reflecting surface for shaping the light beam through reflection | |
RU2020375C1 (ru) | Фара для транспортного средства |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040512 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040609 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |