JP3565854B2 - 材料を処理する装置 - Google Patents
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Description
1.本発明の分野
本発明は少なくとも1種の材料を処理する装置、特に重合体を混合、仕上げおよび揮発分除去を行うのに適した装置に関する。
2.関連技術の説明
大部分の直鎖縮合重合体、例えばポリアミドまたはポリエステルを工業的に製造する方法は、典型的には単量体の原料を加熱して重合体を順次縮合させる方法を含んでいる。この方法は通常数段階で行われ、揮発成分を除去することにより中間的に低分子量、低粘度の液体重合体を生成させる。この低分子量、低粘度の重合体液体を次いで種々の真空度、滞在時間および温度で制御される仕上げ区域に通し、重合体の分子量および粘度を所望の最終的な値に到達させる。
重合体の製造中においては、望ましくない副反応、例えば重合装置の中における重合体の熱的な劣化および変色が起こる。このような副反応は重合体の処理の分野において久しい以前から認められていた。フェランテ(Ferrante)に対する米国特許第3,361,537号およびハモンド(Hammond)に対する米国特許第4,134,736号記載のような仕上げ装置を用いると、従来使用されて来た仕上げ装置に比べ、粘度が均一で、熱的な劣化、変色およびゲルの生成が少ない重合体が得られた。
従来の重合体処理技術においては、仕上げ装置を用いてつくられるよりも分子量が低い重合体を製造するためには、分離装置が用いられて来た。分離装置は1気圧において操作される装置であり、仕上げ装置は1気圧またはそれよりも低い真空下において操作される。重合装置は、ピンニー(Pinney)に対する米国特許第3,717,330号に例示されているように、分離装置および仕上げ装置の両方として操作されることは公知である。またブッチャー(Boucher)に対する米国特許第3,087,435号に記載されているように、移送スクリューから上方に延びた螺旋状のリボン、および該螺旋状のリボンの上方に配置されたリングから成り、移送スクリューに取り付けられた多数のスポークに連結され該リングの下方に配置された阻流板を含んでいる分離装置も当業界において公知である。これらの阻流板は螺旋形をし、その中に穴がつくられ、常に材料を下方へ圧し下げる。反応器または仕上げ装置に阻流板を使用することはマツバラ(Matsubara)等の米国特許第4,460,578号、ウェーバー(Weber)の米国特許第4,007,016号、ポープ(Pope)の米国特許第3,822,999号、およびウィストリッチ(Wistrich)等の米国特許第2,804、379号にも記載されている。
重合装置において設計上考慮される主要点は最終的な重合体の色および品質に影響を及ぼす流れのパターンである。澱みの区域またはチャンネリングは公知の流れにおける問題であり、非理想的な流れの指標である。理想的には重合体はその装置中における滞在時間に亙り一連の幾つかの十分に混合される段階を通って流れ、一方ではプラグ流(plug−flow)が維持される。即ちすべての重合体は装置の或る与えられた横方向の断面積を通って実質的に均一な液流速度で流れる。上記のような分離装置および仕上げ装置では均一な混合が得られず、理想的な流動条件が得られない。またこれらの仕上げ装置および分離装置では重合体の表面の上方で著しくゲルが生成し、重合体の熱的劣化が起こる。
高分子量の重合体を製造する要求、および処理量を多くして可撓性の高い重合体を製造する操作を行う要求が高まるにつれて、上記のような分離装置および仕上げ装置はいずれも所望の重合体を製造出来ないようになった。このような所望の高分子量の重合体を処理量を多くして製造する場合には、ゲル、色および他の重合体の品質規格、例えば熱的劣化係数および酸化劣化係数が大きな問題となる。処理量を多くするためには、大きな仕上げ装置および分離装置が必要となる。高分子量を得るためには高粘度の重合体を処理しなければならない。仕上げ装置および分離装置が大きくなり、重合体の粘度が高くなると、大きな動力が必要となり、その結果エネルギー消費量が増加する。このようなエネルギー消費量の増加は環境的な観点から明らかに望ましくなく、また仕上げ装置または分離装置に対してもっと強い強度が必要となり、仕上げ装置中で重合体が過熱し、最終的に熱的に劣化した品質の悪い生成物が生じるという欠点をもっている。
本発明の要約
本発明によれば、重合体を混合するための混合機、および/または低分子量、低粘度重合体を製造するための仕上げ装置、および/または重合体から揮発成分を除去する揮発成分除去装置として特に有用な少なくとも1種の材料を処理するための装置を提供することにより従来法に付随した問題が解決される。
また本発明によれば、装置を操作するのに必要なエネルギー量およびコストを最小限度に抑制し、最高の機械的強度を有する装置を提供することにより従来法に付随した問題が解決される。
また本発明によれば、ゲルの生成を減少させる装置を提供することにより従来法に付随した問題が解決される。
さらにまた本発明によれば均一な混合を行い、材料の過度のチャンネリングおよび澱みを防ぐ装置を提供することにより従来法に付随した問題が解決される。
上記のような解決を行うために、本発明においては少なくとも1種の材料を処理する装置が提供される。この装置はその底に隣接した出口を有する撹拌区域;撹拌区域の出口に隣接して配置された移送スクリュー;移送スクリューから上方へと延びた螺旋形のリボン;螺旋形のリボンの上方に垂直に配置されたリング;および螺旋形のリボンの上方に垂直に配置され該リングに連結された少なくとも1個の阻流板から成っている。
さらに本発明に従えば、少なくとも1個の該阻流板は材料を下方へと圧し出す第1の阻流板と、該第1の阻流板の下方に配置され材料を上方へ圧し出す第2の阻流板から成っていることが好ましい。また第1および第2の阻流板の直径は撹拌区域の直径の約80%であることがさらに好ましい。
【図面の簡単な説明】
本明細書の一部を構成する添付図面は本発明の好適な具体化例を示し、上記の一般的な説明および下記の好適具体化例の詳細な説明と共に、本発明の原理を説明する役割を果すものである。
図1は本発明の装置の立面図である。
図2は図1の装置の一部を切り取った立面図であり、撹拌区域と移送スクリューの頭部を示す。
図3は図2の3−3の線で切った本発明の装置のリングを示す断面図である。
図5は図5−5の線で切った断面図であって、本発明の一具体化例による一般的に涙滴の形をした装置の対角線支持部材を示す。
図4は本発明の上部の阻流板の好適な設計を示す平面図である。
図6は図2の線6−6で切った断面図であり、本発明の他の具体化例による一般的に梯形をした装置の主スポークを示す。
好適具体化例の詳細な説明
添付図面に例示されている本発明の好適具体化例を参照しながら説明を行う。
本発明に従えば、少なくとも1種の材料を処理する装置が提供される。本発明の装置を一般的に図1および2の10で示す。「処理」とは混合および/または仕上げ(即ち低粘度の材料を反応させて変性し高粘度の材料にする)、および/または揮発分除去(即ちガスの抜き取り)を意味する。本発明の装置は1種の材料か、または少なくとも1種が液体である材料混合物を処理することができる。一般に本発明の装置は発泡した材料を理想的に取り扱うことができる。本発明の装置を用いて混合および仕上げを行うのに適した材料には、水およびカプロラクタムを除去する場合の6−ナイロン、水を除去する場合の6,6−ナイロン、酢酸およびフェノールを除去する場合のポリアクリレート、およびグリコールを除去する場合のポリエステルが含まれる。本発明の装置を用いて混合および揮発成分を除去するのに適した材料はポリエステルであり、この場合エチレン・ガスが除去される。
本発明の装置は図1および2に示されるような直立した筒状の撹拌区域12から成り、該撹拌区域の円錐状の底の近くに出口14が取り付けられている。材料はその頭部の所で、通常は図1に示される中央のノズル16を通り、ノズルの中へと向かう矢印で示されるように、本発明の装置へ入る。別法として数個の入り口ノズルを用いることができる。本発明の装置を仕上げ装置または揮発成分除去装置として用いる場合には、ノズルから、また材料から出たガスの副成物は上方へ流れ、排気管18を通って出る。図1に示されているように撹拌区域の出口の近くに移送スクリュー20が配置されている。移送スクリュー20は撹拌区域の底を通って延び、オーガー・スクリュー機素(auger screw element)21の所で終わっている。この機素は1個またはそれ以上の旋回部(ターン)をもっていることができる。移送スクリューの目的は装置から材料を除去し、ライン22の中の矢印によって示されるように、下手の移送ライン22へと材料を移動させ、次いで図示されていないギア・ポンプへと送ることである。次いで紡糸または注形のようなさらに下手で行われる操作を材料に対して行うことができる。図1の破線で示されるように撹拌区域12は撹拌機13を有し、これは移送スクリューから上方へ延び、該スクリューにより駆動される。撹拌区域はキーおよびスクリュー接合部(図示せず)により移送スクリューと連結され、日常的な保守作業を行うため容易に解体出来るようになっている。勿論撹拌区域と移送スクリューとの間に他の取り付け機構を使用することも本発明の範囲内に入っている。
図2に示されているように、螺旋状のリボン24が移送スクリューから上方へと延びている。螺旋状のリボン24は撹拌区域の下部において材料を混合する。これによって上手の処理の乱れによって生じる不均一な部分が混合され、下手の操作には極めて均一な材料が供給される。螺旋状のリボンはまた撹拌区域の壁面を拭い取り、ゲルの生成が防がれる。さらに撹拌区域の内部における螺旋状のリボンの幾何学的形状により材料が下向きに圧し下げるのが助けられ、リボンのゲル防止特性が補強され、従って材料の品質が向上する。非常に大きな装置に対しては、例えば撹拌区域の直径が50インチより大きな場合には、リボンを回転するのに要する馬力が不当に大きくなる。このように過度に大きな馬力が要求されることは材料の温度が上昇する原因となり、熱的な劣化が起こる。従って大きな装置に対しては、螺旋状のリボンを撹拌区域の50インチの直径の部分の下部に限定することが好ましい。馬力の要求が問題にならないような小さい装置に対しては、リボンを撹拌区域の全材料区域と通して延ばすことが好適である。
リング26は螺旋状のリボンの上部に垂直に配置されている。このリングは撹拌区域全体に機械的な一体性を付与する。このリングの好適な断面は、図3から判るように、頭部の上に楔形をなして作られている。楔形の断面を付けることの利点は材料が楔の上を流れそこで停滞し、ゲルの生成の原因となることはないことである。
図2で示されているような多数の対角線状の支持部材30により螺旋状のリボンがリングに結び付けられている。この支持部材はリボンおよびリングに熔接されているが、他の取り付け法を運ぶこともできる。この対角線の支持部材は図5に示すように一般的に涙滴の形をしている。涙滴の形を用いると撹拌区域の壁に関する流線中に材料の層流を流すことができる。これによってゲルの生成の原因になる澱みまたは空隙の区域が除去される。対角線状の支持部材はさらに機械的な強度を与えて撹拌区域の捩れおよび変形を避けるために取り付けられる。低粘度の用途に対してはこのよう対角線状の支持部材は不必要である。しかし使用する場合には、ゲルの生成、またはチャンネリングのような不適切な流れパターンが生じる原因とならないような位置に対角線状の支持部材を配置しなければならない。
本発明の装置はさらに螺旋状のリボンの上方に垂直に取り付けられリングに連結されている少なくとも1個の阻流板を含んでいる。本発明の装置はさらにこの阻流板をリングに連結するための多数の阻流板支持部材38を含んでいる。各阻流板は阻流板支持部材にボルト止めされている。この少なくとも1個の阻流板は低粘度の材料を下方へと圧し出す第1のまたは上部の阻流板32aを含んでいる。上部の阻流板32aはいくつかの目的を果している。入って来た材料は下方へ落下し、阻流板32aに入り、放射状に分布され、装置の内部で改善された流れパターンが得られる。阻流板がないと、材料は撹拌区域の中の材料を通って潜り込み、外側の区域は停滞して著しい劣化を起こす傾向がある。またしばしば装置上にゲルの鍾乳石状の堆積物が生じる。この堆積物が大きくなると、これは最終的に材料の中へと落下する。上方の阻流板はこの堆積物を捕獲し、フィルターとして作用して著しい問題が生じる可能性がある下手の処理へ通さないようにする。泡を生じる原因となる重合工程、例えばナイロンの重合においては、上部の阻流板は材料を下方へ圧し出すように設計され、従って装置の内容物を下方へ圧し出し、重合反応中に生じる泡を抑制する役目をする。
少なくとも1個の阻流板はさらに、図2の破線で示されているように、材料を上向きに圧し上げる少なくとも1個の第2のまたは下部の阻流板32bを含んでいる。この下部の阻流板32bを含ませることは好適であるが、本発明の必須の特徴ではない。上部の阻流板32aとは対照的に、下部の阻流板の螺旋形の幾何学的な形状のために、下部の阻流板32aは材料を上方へ圧し上げる作用をし、これによって流れのパターン32bと滞在時間の分布が強化される。好適な具体化例においては、下部の阻流板は上部の阻流板はの下方8〜12インチの所に置かれている。2個の阻流板しか図示されていないが、装置の高さが高くなるに従って、材料を上向きに圧し上げる下部の阻流板をさらに付け加えることができる。例えば本発明の装置に3個以上の阻流板を使用する場合には、下方にある阻流板はすべて材料を上方へ圧し上げ、中央の阻流板は上部の阻流板から180゜の角度をなして配置されている。この場合阻流板32aのような上部の阻流板は32bのような下部の阻流板にボルト止めされている。
第1および第2の阻流板の直径は阻流板の高さの所で測定して撹拌区域の直径の約50〜99%の範囲である。阻流板の直径に対する上限値は阻流板と撹拌区域の壁との間に必要なクリアランスによって制約を受けるだけである。好ましくは阻流板の直径は阻流板の高さの所で測定し撹拌区域の直径の約80%であることが好適である。
材料の静止した場合の高さは回転速度0における水平面である。回転すると材料の表面は放物線の形をとり、撹拌区域の上方の壁の所にある材料は壁を数インチ上昇し、撹拌区域の中心の所にある材料は数インチ下がる。好適な具体化例においては、上部の阻流板の頭部は理想的には材料の静止面の下方4〜5インチの所に置かれ、阻流板の中心が乾燥するのを防止している。もし乾燥すると、澱みおよび劣化のために乾燥した区域にゲルが生じる。
各阻流板は金属のような腐食耐性をもった材料からつくられている。どのような材料からつくられたどのような一体となった阻流板でも流れの停滞と重合体の劣化の原因に成り得ることが見出だされた。従って各阻流板に多数の穴を開け、処理すべき材料に露出した阻流板の表面積を減少させる。図4の上部の阻流板にいおいて示されているように、その中には多数の孔34aがつくられており、図示されてはいないが下部の阻流板にもそのような穴が作られていると了解されたい。阻流板に孔をつくることにより澱みが防止され、その結果孔が作られていない阻流板を用いて得られる場合に比べ、遥かに品質の良い材料(即ちゲルの生成が実質的にない)が得られる。阻流板に孔を取り付けると流れのパターンが良好になる。即ち阻流板を横切って材料の圧送が極めて効果的に行われ、ゲルの生成が防がれる。阻流板には十分多数の孔を開け、阻流板を作っている材料がその表面積の僅か5%をなすような程度にすることができる。孔は円形であることができ、或いは好ましくは図4に示すように矩形であることができる。図4に示されるような矩形の孔をつくると、阻流板上でのゲルの生成を著しく低下させ得ることが見出だされた。
図2に示されているように、支柱(spur)36がリングに連結されている。支柱36の目的は撹拌区域の壁を拭いながら動き、材料がその表面の上方にある壁の上にゲルの海岸線を生じる傾向を減少させることにより流れのパターンを改善することである。また図2に示すように支柱を阻流板の切り込みに相対して位置させることにより、半径方向にさらに混合を行い、澱みが起こる傾向を減少させることができる。支柱を前方へ傾けることにより、材料を下向きに圧し下げる役目もする。支柱の取り付けは随意であり、或る種の重合体に対してはなくても良い。しかし本発明において2個以上の阻流板を使用する場合には、材料の表面で半径方向の混合を行い、中心部に供給された材料が装置の中に潜り込まないようにするためには、支柱を取り付ける必要がある。支柱の頭部は材料の、好ましくは約1/2インチ、下方にあり、材料がその表面上に突出してゲル生成の危険を生じるような乾燥区域を支柱の上に作らないようにすることが好ましい。支柱は梯形をしていることが好適である。梯形の形によって撹拌区域の壁に関する流線の中で層流が流れるようにすることができる。これによってゲルの原因となる澱みまたは空隙区域が除去される。2個以上の支柱を取り付けることができるが、省エネルギーの観点からして支柱は1個であることが有利である。何故ならば支柱を作動させる動力は使用する支柱の数に正比例するからである。支柱はリングから取り外し異なった高さの支柱と交換し、材料面の高さを変える必要がある場合、支柱の高さを容易に変え得るようにすることができる。材料の処理量が変化すると、保持容積を変える必要がある。このことは撹拌区域での材料の高さを変えることにより達成することができる。保持容積は支柱の高さおよび阻流板の数および高さを変えることにより調節することができる。後者は上記のように阻流板支持部材から阻流板を取り外すことにより変えることができる。
各阻流板は半径方向の線に沿って切込みが入れられ、水平面の上方および下方に角度θ/2をなして延びており、図2に示すような螺旋形をなしている。阻流板に対し右巻きまたは左巻きの種々のピッチを選ぶことができる。図2および4に示すように、第1の即ち上部の阻流板は支柱の垂直な中心線と交叉する半径方向の線40aに沿って切込まれている。第2の即ち下部の阻流板は螺旋状のリボンの上端部と交叉する半径方向の線40bに沿って切込まれている。阻流板が螺旋形をしているために、阻流板の中心において過度のチャンネリングが起こるのを避けることにより適切な流れのパターンの生成が促進される。また2個以上の阻流板を使用する場合には、螺旋形の阻流板のお互い同士の間の角度により、装置を通って下向きに動く十分混合された流れの成分が生る。
特に図2に示すように、半径方向に間隔を置いて配置された多数の主スポーク42がリングおよび移送スクリューの間に延びている。高粘度の材料に対し主スポークの形状は最適化されている。この主スポークは撹拌区域12の壁に極めて近付けて配置され、壁を拭い壁および支持部材の所におけるゲルを減少させる。主スポークと撹拌区域の壁との間のクリアランスは変えることができ、好適な具体化例において理想的なクリアランスは1インチより小さい。図6において示されているように、主スポークの側壁は撹拌区域の壁と同じ輪郭を有し、ゲルの生成を防止し、支持物に應力がかかって破壊の原因となる内側への機械的圧力を減少させる。エネルギー消費量を最小限度に抑制するために、或る特定の用途に対して必要な機械的安定性を得るために要する主スポークの数は最小の数を使用することが好ましい。
本発明の装置はまた螺旋形のリボンと移送スクリューとの間に延びた多数の半径方向に間隔を置いて配置された副スポーク44を含んでいる。図2に示されているように、主スポークおよび副スポークは螺旋状のリボンの外側に配置されている。別法として阻流板をリングの下方でスポークに連結することもできる。主スポークおよび副スポークは好ましくは梯形の形をしており、図6には主スポークの断面が示されている。上記のように梯形の形をしていれば、撹拌区域の壁に関する流線中において材料が層流となって流れ、ゲルの原因となる澱みまたは空隙の区域を除去される。ゲルが生成しない材料を用いる用途においては、その代わりに主スポークおよび副スポークは図5に示した対角線支持部材に対する涙滴の形と同様な涙滴のをしていることができる。涙滴の形のスポークは梯形のスポークよりも製造費が廉価であるから、このような用途には好適である。
主スポークおよび副スポークの総数は厳密に処理すべき材料の粘度の関数である。低粘度、例えば50poiseより低い粘度に対しては本発明の装置は僅かに3個のスポークを必要とするに過ぎない。材料の粘度と装置の大きさが増加するに連れて、スポークの数は増加する。比較的粘度が高い材料を処理する際には、主スポークおよび副スポークの総数は6個であることが好ましい。
主スポークおよび副スポークは好ましくは腐食耐性をもった材料、例えば300または400系列のステンレス鋼からつくられる。低粘度の材料を処理する場合には、装置全体を300または400系列のステンレス鋼からつくることができる。しかし高粘度材料を処理する場合には、主スポークおよび副スポークは極めて高い強度と腐食耐性をもった材料である17−4pHステンレス鋼からつくられるが、装置の残りの部分はやはり300または400系列のステンレス鋼からつくることができる。
本発明の装置はさらに装置の開いた空間を金属で充填し、空洞化を防止する少なくとも1個のフィレットを含んでいる。図2においてはスポークの継目の所で螺旋状のリボンの下方に多数のフィレット46が示されている。他方図2において環の下方に多数のフィレット48が示されている。その代わりに、またはこれに付け加えてフィレットがリングに熔接されている場所の各々に1個のフィレットを取り付けることができる。
操作する場合、材料はノズル16、撹拌区域12、移送スクリュー20および出口管22を通って流れる。本発明の装置を用いると、材料が装置を通って流れる際、材料中に一連の区切られた区域が生じる。阻流板によってつくられた上部の垂直区域により装置の上部の区域では低粘度が保持され、螺旋状のリボンの近くの下部の区域では高粘度が保持される。このような流れの分布により品質の良い製品、即ちゲルまたは変色が実質的にない製品が得られ、反応効率が大きくなり(本発明の装置を仕上げ装置として使用する場合)、エネルギー消費量が減少する利点がある。エネルギー消費量が少ないと、材料中の温度上昇が少なくなり、従って熱的な劣化が少なくなる。また本発明の装置内での滞在時間は従来法の仕上げ装置より優れており、チャンネリング、澱みおよびゲルの生成が減少する。
本発明の装置の好適な使用法は脂肪族ジアミンおよびジカルボン酸のポリアミド生成塩の水溶液を熔融重合させることにより合成線状繊維生成ポリアミドを製造する連続法において、混合機、仕上げ装置および揮発分除去装置として使用する方法である。従って本発明によれば脂肪族ジアミンおよびジカルボン酸のポリアミド生成塩を水溶液で熔融重合させることにより合成線状繊維生成ポリアミドを製造する連続法の改良法が提供される。本発明の改良法は撹拌区域の出口の近傍に配置された移送スクリュー、該移送スクリューから上方へ延びた螺旋状のリボン、該螺旋状のリボンの上方に配置されたリング、および螺旋状のリボンの上方に配置され該リングに連結された少なくとも1個の阻流板から成る上記の装置の中でポリアミドを処理し、該ポリアミドに対し混合、仕上げ、および揮発分の除去を行う工程から成っている。この処理工程には、一段階で真空仕上げをしポリアミドを分離する部分工程が含まれる。本発明の装置はアジピン酸ヘキサメチレンジアンモニウム(66ナイロン塩)の水溶液からポリヘキサメチレンアジパミド(66ナイロン)を製造する連続法において、混合機、仕上げ装置および揮発分除去装置として使用することが最も好適である。従って本発明の好適方法においては合成線状繊維生成ポリアミドはポリヘキサメチレンアジパミドである。その結果本発明方法によりポリヘキサメチレンアジパミドが製造される。
試験法
下記実施例に記載された従来法の仕上げ装置および本発明の装置により、仕上げられた66ナイロンを評価するために下記の試験法を使用した。
熱的劣化係数(TDI)は重合体の熱的履歴と関連する測定法である。TDIが低いことは製造中の温度履歴の苛酷さが少ないことを意味する。この値は90%蟻酸中に1重量%の重合体を含む溶液の292nmにおける吸光度を測定することによって決定される。
酸化劣化係数(ODI)は高温における製造中重合体が酸化条件に露出されたことに関連する測定法である。ODIが低いことは製造中酸化による劣化が少なかったことを示す。この値は90%蟻酸中に重合体を1重量%含む溶液の260nmにおける吸光度を測定することによって決定される。
相対粘度は毛管粘度計で25℃において測定された溶液および溶媒の粘度の比である。溶媒は10重量%の水を含む蟻酸である。溶液はこの溶媒に8.4重量%のポリアミドを溶解した溶液である。
一般的方法
例えばリー(Li)に対する米国特許第3,113,843号、およびジャスオール(Jaswal)等に対する米国特許第3,900,450号に記載され、下記実施例に使用されている66ナイロンの製造法に対する典型的な反応系は、順次、反応器段階、フラッシャー段階、水蒸気/重合体分離段階、および真空仕上げ段階から成っている。反応系の前に蒸発器を設置し、反応器の前で66ナイロン塩の濃度を調節することができる。実施例3に使用した本発明の装置はリーの特許の分離器14におけるような水蒸気/重合体分離器、およびリーの特許の分離器14におけるような真空仕上げ機の両方の操作を行う。
典型的な66ナイロン法においては、アジピン酸ヘキサメチレンジアンモニウム(66ナイロン塩)の水溶液の濃度は35〜65重量%の間で変化する。濃度は反応器段階の上手において随時取り付けられた蒸発器中で調節することができる。フラッシャー段階(これを二次反応器とも言う)からの流出流は典型的にはRV(相対粘度)が9〜20のポリアミド予備重合体から成っている。この流出流を仕上げ装置に供給する。仕上げ装置中の制御変数は温度、圧力、および保持容積である。これらの制御変数は最終的な重合体において所望のRV値、典型的には30〜100の範囲のRVが得られるように変化させることができる。仕上げ装置中の温度は270〜290℃の範囲に保たれる。圧力は250〜640ミリバールに保たれる。保持容積は約20〜40分である。
本発明の方法および生成物を下記実施例により説明する。これらの実施例は単に本発明を例示するためのものである。
下記実施例1〜3においては、仕上げ装置を用いポリヘキサメチレンアジパミド(66ナイロン)を製造する3種の異なった方法を比較する。66ナイロンを製造する一つの方法はトメック(Tomek)の米国特許第3,947,424号に記載されている。この方法は下記の対照例4に記載されているように、リーの米国特許第3,113,843号記載の粘稠な材料から蒸気を分離する装置中で行われた。66ナイロンを製造する他の連続法はジャスオール等の米国特許第3,900,450記載の連続重合系において行われた。下記対照例2ではこの方法が使用され、また整流区域10、ジャスオール等の特許の図1の第1の反応区域12および図3のフラッシャー53、およびピンニー(Pinney)の米国特許第3,717,330号記載の組み合わせ分離器/仕上げ装置が含まれている。実施例3では整流区域10、ジャスオール等の特許の図1の第1の反応区域12、およびジャスオール等の特許の図3のフラッシャー53の代わりにリーの反応器12のようなフラッシャー反応器、およびジャスオール等の特許の仕上げ装置64の代わりに本発明の装置が使用されている。本発明の装置は混合、仕上げおよび揮発分除去を行うために使用した。
対照例 1
アジピン酸ヘキサメチレンジアンモニウム(66ナイロン塩)の約50重量%水溶液(蒸発器中で調節)から成るポリアミド生成溶液をトメックの特許に記載の型と同様な通常の連続重合工程に供給したが、添加剤は使用しなかった。重合系の装置の形状は上記と同様である。最終的な重合体が約50の相対粘度(RV)を示すように条件を調節する。品質パラメータを下記表1に示す。
対照例 2
アジピン酸ヘキサメチレンジアンモニウム(66ナイロン塩)の約50重量%水溶液から成るポリアミド生成溶液をトメックの方法と同様な従来法の連続重合工程に供給したが、添加剤は何も加えなかった。重合系の装置の形状は上記の通りである。最終的な重合体が約50の相対粘度(RV)を示すように条件を調節する。品質パラメータを下記表1に示す。
実施例 3
アジピン酸ヘキサメチレンジアンモニウム(66ナイロン塩)の約63重量%水溶液から成るポリアミド生成溶液をトメックの方法と同様な従来法の連続重合工程に供給したが、添加剤は何も加えなかった。重合系の装置の形状は上記の通りである。最終的な重合体が約50の相対粘度(RV)を示すように条件を調節する。本発明の装置内の温度は270〜290℃の範囲に保った。圧力は250ミリバールに保つ。装置中の滞在時間は約30分であった。本発明方法でつくられた66ナイロン製品の改善点を下記表1に示す。
表1
RV TDI ODI
対照例1 51.1 0.33 0.31
対照例2 51.7 0.37 0.30
対照例3 50.9 0.32 0.24
表1から判るように、本発明方法を実施した場合(即ち本発明の装置を用いた場合)、得られた重合体は従来法の仕上げ装置で処理された重合体に比べ劣化の程度が減少している。この改善点はゲルの生成(交叉結合)を齎す熱的劣化と、変色の原因となる熱により誘導される酸化的な劣化の両方において見られる。
当業界の専門家には他の利点および変形に関しては容易に理解出来るであろう。従って本発明はその広い実施態様においては特定の詳細点、代表的な装置、および上記に例示した実施例に限定されるものではない。従って添付特許請求の範囲に記載された本発明の一般的な概念およびその同等物の精神および範囲を逸脱することなく種々の変形を行い得るものとする。
Claims (20)
- (a)底部の近くに出口を有する撹拌区域、
(b)該撹拌区域の出口近くに配置された移送スクリュー、
(c)該移送スクリューから上方へ延びた螺旋状のリボン、
(d)該螺旋状のリボンの上方に配置されたリング、および
(e)該螺旋状のリボンの上方に垂直に配置され且つ該リングに連結された少なくとも1個の阻流板から成ることを特徴とする少なくとも1種の材料を処理するための装置。 - 該阻流板の直径は阻流板の高さのところにおける撹拌区域の直径の約80%であることを特徴とする請求項1記載の装置。
- 少なくとも1個の阻流板は材料を下方へ圧し下げる第1の阻流板を含んでいることを特徴とする請求項1記載の装置。
- 少なくとも1個の阻流板は該第1の阻流板の下方に配置され材料を上方へ圧し上げる第2の阻流板を少なくとも1個含んでいることを特徴とする請求項3記載の装置。
- 撹拌区域の壁面を拭うために該リングに連結された支柱をさらに含んでいることを特徴とする請求項1または4記載の装置。
- 第1の阻流板は該支柱の垂直な中心線と交叉する半径方向の線に沿って螺旋をつくるように切り込みが付けられ、該第2の阻流板は螺旋状のリボンの上端部と交叉する半径方向の線に沿って切り込みが付けられていることを特徴とする請求項5記載の装置。
- 該阻流板はその中に多数の穴が作られていることを特徴とする請求項1記載の装置。
- 該穴は矩形であることを特徴とする請求項7記載の装置。
- さらに、阻流板をリングに連結するための阻流板支持部材が多数含まれていることを特徴とする請求項1記載の装置。
- さらに、螺旋状のリボンをリングに連結するための対角線支持部材が多数含まれていることを特徴とする請求項1記載の装置。
- 該対角線支持部材は一般的に涙滴の形をしていることを特徴とする請求項11記載の装置。
- さらに、該リングと該移送スクリューとの間に延びた多数の半径方向に間隔を置いて配置された主スポークが含まれていることを特徴とする請求項1記載の装置。
- さらに、該螺旋状のリボンと該移送スクリューとの間に延びた多数の半径方向に間隔を置いて配置された副スポークが含まれていることを特徴とする請求項12記載の装置。
- 該主スポークおよび副スポークは梯形の形をしていることを特徴とする請求項13記載の装置。
- 該主スポークおよび副スポークは螺旋状のリボンの外側に配置されていることを特徴とする請求項13記載の装置。
- 該主スポークおよび副スポークは17−4pHステンレス鋼からつくられていることを特徴とする請求項13記載の装置。
- 脂肪族ジアミンおよびカルボン酸のポリアミド生成塩の水溶液を熔融重合させることにより合成線状繊維生成ポリアミドを製造する連続法において、撹拌区域の出口の近傍に配置された移送スクリュー、該移送スクリューから上方へ延びた螺旋状のリボン、該螺旋状のリボンの上方に配置されたリング、および螺旋状のリボンの上方に配置され該リングに連結された少なくとも1個の阻流板から成る装置の中でポリアミドを処理し、該ポリアミドに対し混合、仕上げ、および揮発分の除去を行う工程から成ることを特徴とする方法。
- 処理工程は一段階で真空仕上げを行いポリアミドを分離する部分工程を含んでいることを特徴とする請求項17記載の方法。
- 合成線状繊維生成ポリアミドはヘキサメチレンアジパミドであることを特徴とする請求項17または18記載の方法。
- 請求項19記載の方法でつくられることを特徴とするポリアミド。
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