JP3565244B2 - 多段型ロール製粉装置 - Google Patents

多段型ロール製粉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3565244B2
JP3565244B2 JP08568197A JP8568197A JP3565244B2 JP 3565244 B2 JP3565244 B2 JP 3565244B2 JP 08568197 A JP08568197 A JP 08568197A JP 8568197 A JP8568197 A JP 8568197A JP 3565244 B2 JP3565244 B2 JP 3565244B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
milling
pair
roll pair
milling roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08568197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10258237A (ja
Inventor
覺 佐竹
繁晴 金本
伸宏 松本
秀樹 榊
克己 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Corp
Original Assignee
Satake Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Satake Corp filed Critical Satake Corp
Priority to JP08568197A priority Critical patent/JP3565244B2/ja
Publication of JPH10258237A publication Critical patent/JPH10258237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3565244B2 publication Critical patent/JP3565244B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は製粉装置に係り、特に、既設の製粉装置の生産能力向上を目的とした設備投資にも安価に対応することのできる多段型ロール製粉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の製粉装置は、一対のロールを左右に有する4ロールタイプの製粉装置を複数台設置して、それら複数台の製粉装置と篩(ふるい)機(シフタ−)と分級装置(ピュリファイヤー)とからなるフローを組み合わせて製粉システムを構成したものであった。ところが、近年、1台の製粉装置機枠内の上下左右それぞれに一対のロールを設けてなる8ロールタイプの製粉装置が提案されるようになってきた。特許第2569158号、同2569159号及び2569160号がその例である。つまり、上側ロール対と下側ロール対を有するサブユニットの2つの組み合わせからなる8ロール型製粉装置である。粉砕原料を連続して二対のロール間を通過させることにより粉砕効率を向上させるとともに、粉砕装置及び篩の設置台数を減らすことができるという有効な手段であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この8ロール型製粉装置を使用するためには新たな工場敷地を確保する必要があるが、一般的には、既設の製粉装置と新たな製粉装置とを入れえることで対応しているのが現状である。この場合、入れ替えた既設の4ロール製粉装置は、他の製粉工場に転用される場合はよいが旧式の製粉装置を好んで導入するケースは少なく、寿命が比較的長い製粉装置であって多くは廃棄処分とな不経済である
【0004】
以上のことから既設の4ロールタイプの製粉装置を廃棄処分することなく、そのまま有効に活用できるような製粉装置が望まれており、そこで、本発明は、新たに多額の設備投資をすることなく、既設の設備に追加する形所望の多段型ロール製粉装置とすることができる製粉装置を提供することを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の多段型ロール製粉装置は、少なくとも一組の製粉ロール対と、該製粉ロール対被粉砕物を供給する供給装置と、該製粉ロール対によって粉砕された粉体を誘導する排出ガイドと、該製粉ロール対の駆動装置とを備えたロール粉砕装置の下側に、少なくとも一組の製粉ロール対と、上側製粉ロール対の排出ガイドによって誘導される粉体を下側製粉ロール対へ供給する供給ガイドと、該下側製粉ロール対によって粉砕された粉体を誘導する排出ガイドと、下側製粉ロール対の駆動装置とを備えた下側ロール粉砕装置を少なくとも一段設け、さらに、
前記上側製粉ロール対と下側製粉ロール対との間に篩装置を設け、該篩装置によって篩い 分けられた粗粉砕物のみを下側製粉ロール対に供給するとともに微粉砕物を機外へ排出するための排出樋を設ける、という技術的手段を講じたものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の態様】
図において、符号1は多段の複数ロール製粉装置であり、上側装置枠2と下側装置枠3と支持台4とがそれぞれ分割可能に構成されている。
【0011】
上側装置枠2は、中仕切板7等により左右に仕切られ、2本のロール5A、5B、6A、6Bからなる2組のロール対が左右対称に配置されており、側壁9側に移動軸受8を、仕板7側に固定軸受10を各々配設し、移動軸受8に低速のロール5B、6Bを、固定軸受10に高速ロール5A、6Aを各々軸着する。前記移動軸受8と固定軸受10との間には当板11を設ける。移動軸受8は支点ピン12を中心にしてロール間隙調整手段により回動可能に設けられている。ロール5Aとロール5B及びロール6Aとロール6Bは、それぞれ固定軸受10に偏心輪13を介して接続された調節棒15を移動軸受8に嵌(かん)合することにより接続されており、偏心輪13に接続されたエアシリンダー14を駆動させるか、又はエアシリンダー14に接続された間隙調節ハンドル16を操作することにより、移動軸受10に対して遠近に移動させ、ロール5Aとロール5B及びロール6Aとロール6Bとの各間隙が調整される。
【0012】
上側装置枠2の上部には、ストック(原料となる粉体)の供給装置18が設けてある。供給装置18は、上側装置枠2の上面壁中央の透明壁からなるストック供給筒19と、供給筒19からのストックを各ロール間に供給するための供給ロール20とを有しており、供給ロール20には開閉自在な供給ゲート板21が添うように設けられている。
【0013】
下側装置枠3は、中仕切板7等により左右に仕切られ、2本のロール22A、22B及び同23A、23Bからなる2組のロール対が左右対称に配置されており、側壁9側に移動軸受24を、仕板7側に固定軸受25を各々配設し、移動軸受24に低速のロール22B及び同23Bを、固定軸受25に高速のロール22A及び同23Aを各々軸着する。また、前記移動軸受24と固定軸受25との間には各々当板33を設ける。移動軸受24は支点ピン34を中心にしてロール間隙調整手段により回動可能に設けられている。ロール22Aとロール23Bは、それぞれ固定軸受25に偏心輪26を介して接続された調節棒27を移動軸受24に嵌合することにより接続されており、偏心輪26に接続されたエアシリンダー28を駆動させるか、又はエアシリンダー28に接続された間隙調節ハンドル29を操作することにより、移動軸受24を固定軸受25に対して遠近に移動させ、ロール22Aとロール22B及びロール23Aとロール23Bの間隙が調整される。
【0014】
また、符号30は、各ロール対に対して各々設けられ、各ロールを連動連結するベルトを緊張させるための緊張装置である。そして、下側装置枠3の各ロール対の上方には振動装置31を備えた篩装置32を各々配設してもよく、この篩装置32により、上側装置枠2から流下するストックの内、微粉砕物を篩い分けることができる。
【0015】
なお、上記各ロールは、各ロール対に各々設けられた駆動手段により回転駆動される。
【0016】
また、上側装置枠2と下側装置枠3との接続部形状と、下側装置枠3と支持台部4との接続部形状とは同一に形成されている。
【0017】
図2において、符号35は、上側装置枠2に設けられ各ロール対からの粉砕物を下側装置枠3に誘導するためのガイドであり、符号36は、下側装置枠3に設けられ、上側装置枠2からの粉砕物を下側装置枠3の各ロール間に誘導するガイドであり、符号37は、下側装置枠3に設けられ、核ロール対22、23からの粉砕物を装置枠3下部に誘導するためのガイドであり、符号38は、下側装置枠3の各ロール対22、23からの粉砕物を回収するための回収ホッパーであり、符号39は、篩32により篩い分けられた微粉砕物を排出する排出樋である。
【0018】
以下、上記構成における作用について説明する。
【0019】
ストック供給筒19内のストックは、供給ロール20の回転及び供給ゲート21の開放により上側装置枠2の各ロール5A5Bとの間及び6A6Bとの間それぞれ供給され、1回目の粉砕が行われる。各ロール間で粉砕された粉砕物はガイド35を介して下側装置枠3へ誘導され、下側装置枠3上部に設けられた篩装置32により粗粉砕物と微粉砕物とが篩い分けられる。微粉砕物は下側装置枠のロール22A及び22B並びに23A及び23B間に供給されることなく排出樋39から装置外に排出され、一方、粗粉砕物はガイド36を介して各ロール22A22Bとの間及び23A23Bとの間にそれぞれ供給されて2回目の粉砕が行われた後、ガイド37を介して回収ホッパー38に回収されて装置外に排出される。
【0020】
図3に示すように、製粉装置1は上側装置枠2と下側装置枠3と支持台4とが分割可能に構成されているとともに、上側装置枠2と下側装置枠3との接続部形状と、下側装置枠3と支持台部4との接続部形状とが同一に形成されているため、例えば、製粉装置1から下側装置枠3を取り外し、上側装置枠2の下端に支持台4を直接接続することが可能であり(図4)、この場合、供給装置18から上側装置枠2のロール5、6間に供給されたストックは、1回目の粉砕が行われた後、直ちに回収ホッパー38に回収され装置外に排出される。また、下側装置枠3と支持台4との間に新たに別の下側装置枠3を接続することも可能であり、この場合、ストック供給筒19内から上側装置枠2の各ロール5、6間に供給されたストックは、1回目の粉砕が行われた後、ガイド35を介して下側装置枠3へ誘導され、下側装置枠3上部に設けられた篩機32により粗粉砕物と微粉砕物とが篩い分けられる。微粉砕物は下側装置枠のロール22、23間に供給されることなく排出樋39から装置外に排出され、粗粉砕物はガイド36を介して各ロール22、23間に供給されて2回目の粉砕が行われた後、ガイド37及び新たに接続された下側装置枠3のガイド36を介して篩32に誘導され、粗粉砕物と微粉砕物とが篩い分けられる。そして、微粉砕物は排出樋39から装置外に排出され、粗粉砕物はガイド36を介して各ロール22、23間に供給されて3回目の粉砕が行われた後、回収ホッパー38に回収されて装置外に排出される。
【0021】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、既設のロール製粉装置に新たに追加する形で多段のロール製粉装置に改造することが可能となり、据付面積は従来のままでよい。
また、上下段のロール間に篩装置を設け、粗粉砕物のみを下段のロール対に供給するとともに、微粉砕物は排出樋により装置外に排出するので、下段ロールへ供給するストックが粒ぞろいして粉砕効率がよく、しかも、微粉砕物を何度もロール対に供給することの弊害がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製粉装置の駆動部を示す側面図である。
【図2】同、縦断面図である
【図3】同、分割状態を概略的に示す説明図である。
【図4】同、下側装置枠の取り外し状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 粉装置
2 上側装置枠
3 下側装置枠
4 支持台
5 ロール
6 ロール
7 仕切り板
8 移動軸受
9 側壁
10 固定軸受
11 当板
12 支点ピン
13 偏心輪
14 エアシリンダー
15 調節棒
16 間隙調節ハンドル
17 緊張装置
18 供給装置
19 供給筒
20 供給ロール
21 供給ゲート板
22 ロール
23 ロール
24 移動軸受
25 固定軸受
26 偏心輪
27 調節棒
28 エアシリンダー
29 間隙調節ハンドル
30 緊張装置
31 振動装置
32 篩
33 当板
34 支点ピン
35 ガイド
36 ガイド
37 ガイド
38 回収ホッパー
39 排出樋

Claims (1)

  1. 少なくとも一組の製粉ロール対と、該製粉ロール対に被粉砕物を供給する供給装置と、該製粉ロール対によって粉砕された粉体を誘導する排出ガイドと、該製粉ロール対の駆動装置とを備えたロール粉砕装置の下側に、少なくとも一組の製粉ロール対と、上側製粉ロール対の排出ガイドによって誘導される粉体を下側製粉ロール対へ供給する供給ガイドと、該下側製粉ロール対によって粉砕された粉体を誘導する排出ガイドと、下側製粉ロール対の駆動装置とを備えた下側ロール粉砕装置を少なくとも一段設け、さらに、前記上側製粉ロール対と下側製粉ロール対との間に篩装置を設け、該篩装置によって篩い分けられた粗粉砕物のみを下側製粉ロール対に供給するとともに微粉砕物を機外へ排出するための排出樋を設けたことを特徴とする多段型ロール製粉装置。
JP08568197A 1997-03-18 1997-03-18 多段型ロール製粉装置 Expired - Fee Related JP3565244B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08568197A JP3565244B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 多段型ロール製粉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08568197A JP3565244B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 多段型ロール製粉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10258237A JPH10258237A (ja) 1998-09-29
JP3565244B2 true JP3565244B2 (ja) 2004-09-15

Family

ID=13865596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08568197A Expired - Fee Related JP3565244B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 多段型ロール製粉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3565244B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10018271A1 (de) * 2000-04-13 2001-10-18 Kloeckner Humboldt Wedag Zweiwalzenmaschine mit Schwenkrahmen
JP4797290B2 (ja) * 2001-07-12 2011-10-19 株式会社サタケ 粉砕ロール装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10258237A (ja) 1998-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5078327A (en) Device for the processing of materials
US3647150A (en) Crusher
US4838494A (en) Roller mill, particularly roll press or roll jaw crusher
CN102896019A (zh) 筛分破碎一体机
JP2002512115A (ja) 鉱物及び非鉱物物質を微粉砕するための方法及び装置
CN205462388U (zh) 一种石灰石破碎机
CN205435848U (zh) 一种组合式复合肥料粉碎机
CN101966479A (zh) 一种立辊式粉碎机
CN102744123A (zh) 反击锤式破碎机
WO2010091577A1 (zh) 组联破碎机
JPH07116532A (ja) 掃気式ローラミル
JP3565244B2 (ja) 多段型ロール製粉装置
KR20110119908A (ko) 금속칩 분쇄장치
CN212441555U (zh) 一种固料简易粉碎装置
CN211274886U (zh) 一种球磨机
AU2007324566B2 (en) Roller mill
AU669823B2 (en) Method and plant for grinding old brasques and similar products
CN214183351U (zh) 一种粉碎粒度可调的粉碎机
EP0532771B1 (en) Multi-pass roll crusher
CN208824586U (zh) 一种高效低损耗的辊式多晶硅和单晶硅硅料破碎装置
CN220238716U (zh) 一种对辊破碎机
CN2399095Y (zh) 行星轧坯破碎机
CN2213024Y (zh) 组合双辊压机
CN216936279U (zh) 一种物料破碎设备
CN219252707U (zh) 一种可以分筛石料进行破碎的碎石机

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080618

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees