JP3563993B2 - バッチ式プラスチック結晶化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、再結晶化して使用するポリエチレンテレフタレート等ポリエステル系高分子化合物、乳酸系高分子化合物等プラスチックの結晶化前ペレット(生分解性プラスチックのものも含む)をインジェクション成形、ブロー成形等成形に使用できるように結晶化済みペレットとするためのバッチ式プラスチック結晶化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
抑々、ポリエチレンテレフタレート等ポリエステル系高分子化合物、乳酸系高分子化合物等プラスチック(生分解性プラスチックも含む)は、成形機による成形を行う場合、結晶化した状態のペレットを使用してその成形品を得ている。
【0003】
そして、このようにして得た成形品は再利用もされている。
【0004】
この再利用は、再生ペレットの提供によって可能となっている。
【0005】
しかしながら、この再生ペレットは結晶化する前の状態に戻ったままであって、これをインジェクション成形、ブロー成形等成形時には、ランナーで固まってしまうなどの理由からそのままでは利用できなく、これ等成形に利用する前には再度結晶化を行うする必要があった。
【0006】
しかし乍ら、現状はこの再結晶化が技術的に困難であることもあってこれを大工場で大型装置を用いて大量処理により行っていた。
このために少量しか使用しないような成形では高コストの再結晶化済みペレットを仕方なく購入して成形を行うか、または購入を諦めて成形を行わないかするようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、上記現状に鑑み、少量だけ使用する予定しかないような成形工場が自社で容易に再結晶化(もちろん、バージンペレットの結晶化)できないかと試行錯誤し、本発明に係るバッチ式プラスチック装置をこの程提供できるに至ったものである。
【0008】
本発明は、再結晶化して使用するポリエステル系高分子化合物、乳酸系高分子化合物等プラスチックたとえば、少量のポリエチレンテレフタレート結晶化済みペレットを容易に自社でも得ることのできる新規のバッチ式プラスチック結晶化装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係るバッチ式プラスチック結晶化装置は、再結晶化して使用するポリエチレンテレフタレート等ポリエステル系高分子化合物、乳酸系高分子化合物等プラスチック(生分解性プラスチックも含む)の結晶化前ペレットをインジェクション成形、ブロー成形等成形に使用できるように結晶化済みペレットとするためのバッチ式プラスチック結晶化装置に関し、バッチタンクと、バッチタンクの上端に設けたステアリン酸カルシウム等凝固防止用添加剤と結晶化前ペレットとの投入口と、バッチタンクの底部内に設けた円錐形スクリンセパレータと、スクリンセパレータの下側に形成した空間と、スクリンセパレータの深い所に連結した結晶化済みペレットをバッチタンクの外に出す開閉用シャッタ付き排出口管と、バッチタンク内におけるスクリンセパレータの上方内で回転する攪拌用送り螺旋体等攪拌装置と、上記空間内に熱風を供給するための熱風供給装置と、バッチタンクの上部に設けた用済み熱風の排気口とを備えたものである。
【0010】
【実施例】
図に示す実施例は、ポリエチレンテレフタレート等を処理するのに用いるようにしたものであって、全外周面を保温材1により被包した円錐形底型円筒形バッチタンク2を構成し、このバッチタンク2の天壁にカラーリング用ペレット状マスターバッチとステアリン酸カルシウム等凝固防止用添加剤とポリエチレンテレフタレートの結晶化前ペレットとの投入口3を設けると共に上記バッチタンク2の円錐形底4の内側に同底4より僅かに浅い円錐形のスクリンセパレータ5を設けてこれ等円錐形底4とスクリンセパレータ5の間に円錐形の空間6を形成すると共にスクリンセパレータ5の下端にカラーリング用マスターバッチ混入結晶化済みペレットの開閉用シャッタ7付き排出口管8を連結し、この排出口管8からカラーリング用マスターバッチ混入結晶化済みペレット(以下、単に結晶化済みペレットという。)を成形機(図示せず)へ供給するようにし、またバッチタンク2の天壁の中心に攪拌用モータ(図示せず)により回転する回転軸10をその下端がスクリンセパレータ5の底口11の近くまで達する位置として串通し、この回転軸10にバッチタンク2内およびスクリンセパレータ5内に存するカラーリング用マスターバッチ混入結晶化中ペレット(以下、単に結晶化中ペレットという。)を上方に戻し乍ら且つ通過孔13から一部を落し乍ら攪拌する多数個所に大きな通過孔13を明けた攪拌用送り螺旋体12を取付け、更に上記バッチタンク2の側傍にブロワー14を以て吸入した外気を内蔵ヒータ15に接触させることにより加熱して熱風を供給する制御盤16付き熱風供給装置17を配備し、この熱風供給装置17の熱風供給口18を上記円錐形空間6の外側壁に開口すると共に上記バッチタンク2の天壁に熱風の用済み熱風の排気口19(フィルター付きとすることも可能である。)を設けたものである。
【0011】
尚、図中符号21は点検用蓋、22はゴミ取出口、23はペレットゲージ窓を示す。
【0012】
上記実施例は、先ず、ブロワー14を回転させ同時に内蔵ヒータ15に通電して全体を暖め且つ攪拌用送り螺旋体12を回転させたのち投入口3を介してポリエチレンテレフタレートの結晶化前ペレットとカラーリング用マスターバッチとステアリン酸カルシウムとを各定量まで投入すると共に熱風供給装置17の制御盤16で温度調節を行い、温度が安定した状態を予め得ているデータに基いた一定時間まで続け、結晶化前ペレットの結晶化の完了をペレットゲージ窓23で確認した時点で熱風の供給および攪拌を停止し、停止後にシャッタ7を開いて結晶化済みペレットを排出口管8から直に若しくは袋詰してストック後に当該袋から成形機に供給する等の用法で用いるものである。
【0013】
上記用法においてシャッタ7を開いて結晶化済みペレットを取り出す場合、その全部を取り出さずにスクリンセパレータ5の底の方に僅かに残して置くと次回の使用の凝固防止に好都合であり、またカラーリング用ペレット状マスターバッチを投入しないでも利用することができ、特に上記実施例のようにカラーリング用ペレット状マスターバッチを投入した場合にはその混入が平均になされるので前以てタンブラを用いなくともよくなり能率アップに有効であり、後でタンブラで混ぜるときに結晶化が解けてしまうような危険を回避できるものである。
【0014】
本発明は、送り螺旋体12の代わりに回転羽根、攪拌羽根等を採用したり、生分解性プラスチックに適合する構成としたり、するなどのように本発明の精神を逸脱しない限りにおいて種々の改変をすることが可能であって、そして本発明はこれ等改変されものにも及ぶものである。
【0015】
【発明の効果】
本発明に係るバッチ式プラスチック結晶化装置は、上記の通りであるので、ポリエチレンテレフタレート等ポリエステル系高分子化合物、乳酸系高分子化合物等プラスチック(生分解性プラスチックも含む)の結晶化前ペレット(再生ペレット)とカラーリング用マスターバッチとステアリン酸カルシウムとを各定量まで投入し熱風を送り乍ら攪拌している最中に、全体が瞬時に結晶化してタンク内で硬化し動かなくなるようなことを起すことなく、各々ペレットの1つぶ1つぶを確実に結晶化することができるものであって、所期の目的を完全に達成できる著効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 保温材
2 バッチタンク
3 投入口
4 円錐形底
5 スクリンセパレータ
6 空間
7 開閉用シャッタ
8 排出管
10 回転軸
11 底口
12 攪拌用送り螺旋体
13 通過孔
14 ブロワー
15 ヒータ
16 制御盤
17 熱風供給装置
18 熱風供給口
19 排気口
21 点検用蓋
22 ゴミ取出口
23 ペレットゲージ窓
Claims (1)
- 再結晶化して使用するポリエチレンテレフタレート等ポリエステル系高分子化合物、乳酸系高分子化合物等プラスチックの結晶化前ペレットをインジェクション成形、ブロー成形等成形に使用できるように結晶化済みペレットとするためのバッチ式プラスチック結晶化装置に関し、バッチタンクと、バッチタンクの上端に設けたステアリン酸カルシウム等凝固防止用添加剤と結晶化前ペレットとの投入口と、バッチタンクの底部内に設けた円錐形スクリンセパレータと、スクリンセパレータの下側に形成した空間と、スクリンセパレータの深い所に連結した結晶化済みペレットをバッチタンクの外に出す開閉用シャッタ付き排出口管と、バッチタンク内におけるスクリンセパレータの上方内で回転する通過孔が開設された攪拌用送り螺旋体と、上記空間内に熱風を供給するための熱風供給装置と、バッチタンクの上部に設けた用済み熱風の排気口とを備えたことを特徴とするバッチ式プラスチック結晶化装置。
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JP7817299A Expired - Lifetime JP3563993B2 (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | バッチ式プラスチック結晶化装置 |
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1999
- 1999-03-23 JP JP7817299A patent/JP3563993B2/ja not_active Expired - Lifetime
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