JP3559998B2 - 化学発光分析計 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、試料ガスを反応ガスと反応させたときに生じる化学発光の光量を検出し、その検出信号に基づいて試料ガスの濃度を測定する化学発光分析計に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の化学発光分析計の要部を示すもので、この図において、41はケーシングで、その内部には、試料ガスと反応ガスとが供給され、その一側に両ガスの反応によって生ずる化学発光を透過させる光学窓42を有する反応槽43が設けられるとともに、前記光学窓42に対向させるようにして、光検出素子としてのフォトダイオード44が設けられている。45はフォトダイオード44を冷却するための電子冷却器である。
【0003】
前記化学発光分析計においては、例えば試料ガスとしてNOガスを、反応ガスとしてオゾンをそれぞれ導入すると、これらのガスは反応槽43内において反応して化学発光が生じ、これがフォトダイオード44によって検出され、前記発光強度に基づいてNOガスの濃度を検出できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記化学発光分析計の反応槽43に導入される試料ガスは、必ずしも乾燥したガスばかりではなく、例えばウェットゼロガスのように湿ったガスも導入されることがある。このようにウェットなガスが反応槽43に導入されると、光学窓42の反応槽内部側の表面にウェットガス中に含まれる水分により電荷(OH基)が発生し、これによって、光学窓42の電位が変動し、この電位変動に伴って、フォトダイオード44が設けられている室内46の電位が変動し、半導体を使用しているフォトダイオード44に悪影響が及ぼされることになる。結果として、化学発光分析計の出力にウェットガスによる水分干渉影響に相当する信号が発生していた。
【0005】
この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、フォトダイオード近傍の電位を一定の電位に安定化させることにより、ウェットガスの影響を低減し、精度の高い測定を行うことができる化学発光分析計を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明は、試料ガスと反応ガスとが供給される反応槽の一側に光学窓を設け、この光学窓とケーシングとで囲まれた空間内に、前記両ガスの反応によって生ずる化学発光を検出するフォトダイオードを配置した化学発光分析計において、前記試料ガス中に含まれる水分に起因して前記光学窓に発生する電荷によって当該光学窓の電位が不安定になるのを防止するために、前記光学窓に導電性を持たせるとともに、前記光学窓を前記ケーシングと同電位になるようにして、前記光学窓をアース電位に落とすようにして当該光学窓の電位を安定化させ、前記フォトダイオードが配置された前記空間の電位を安定化させている。
【0007】
【作用】
前記構成の化学発光分析計においては、反応槽の光学窓の電位をアース電位に落としているので、光学窓の電位が安定化され、この光学窓に臨むフォトダイオードの周囲の電位が安定化され、ウェットガスによる水分干渉影響が大幅に低減されるようになった。
【0008】
【実施例】
図1および図2は、この発明の化学発光分析計の一例を示す図で、図1において、1は上方が開口したケーシングで、例えばアルミニウムなどからなる。2はこのケーシング1の上部空間に設けられる例えばフッ素樹脂からなる例えば平面視円形のブロック状の器体で、その下部平面側に渦巻き状凹溝3が形成され、その表面は反射面に形成されている。4は渦巻き状凹溝3の中心側端部に連通させて、その底面側に有底の孔状に設けられた合流部である。5,6は合流部4の相対した側面に連通させて互いに独立した状態で器体2の上部平面側に延設されたガス導入路、7は渦巻き状凹溝3の外周側端部に連通させて器体2の上部平面側に延設されたガス導出路である。
【0009】
8は器体2の渦巻き状凹溝3を設けた側面に密接する光学フィルタを兼ねた光学窓で、渦巻き状凹溝3の開口部を全長に亘って密閉して渦巻き状の反応槽9を形成する。この光学窓8の器体2への密接は、これらを互いに圧接または接着剤で接着するなど任意である。なお、10は光学窓8をケーシング1の内面に接着するための接着剤である。
【0010】
11は光学窓8を透過した光線を受光するために、器体2の下方空間12内に光学窓8に対応するようにして配置されるフォトダイオード、13はこのフォトダイオード11の温度上昇を防ぐために、その下部に配置された例えばペルチェ素子よりなる電子冷却器である。そして、この電子冷却器13はケーシング1の底部内面に固着されている。
【0011】
14は器体2の上部に設けられる流路盤を兼ねた蓋体で、例えばステンレス鋼よりなり、その下面側には前記ガス導入路5,6およびガス導出路7にそれぞれ連なる流路15,16および17が開設され、これらの流路15,16および17の上端側はそれぞれガス導入口18,19およびガス導出口20に形成されている。なお、21,22,23,24は器体2と蓋体14との間に介装されるOリングなどのシール部材である。
【0012】
そして、この実施例においては、図2に拡大して示すように、光学窓8の下面側には適宜の導電性塗料〔例えば透明導電性膜(ITO)〕がコーティング25されて、光学窓8に導電性を持たせてあるとともに、金属製のばね26をケーシング1に開設した孔27内を挿通させて、皿ビスなどの固定部材28でばね26を光学窓8の前記コーティング層25に圧接させることにより、光学窓8をケーシング1と同電位になるようにして、光学窓8をアース電位に落としている。なお、29はばね26が曲がらないようにばね26を外套する例えばフッ素樹脂からなる円筒状のガイド部材である。
【0013】
上記構成の化学発光分析計において、ガス導入口18を介して試料ガスとして例えばNOガスを、また、ガス導入口19を介して反応ガスとしてオゾンをそれぞれ器体2内に導入する。器体2内に導入されたNOガスとオゾンは、合流部4に流入混合してから渦巻状の反応槽9を流通しガス導出口20から器体2外に流出する。そして、NOガスとオゾンとが合流部4で互いに混合し反応しながら反応槽9を流通する間に生ずる化学発光が光学窓8を透過してフォトダイオード11に入射されるから、その光線をフォトダイオード11が検出して信号を出力する。
【0014】
そして、前記構成の化学発光分析計においては、反応槽9の光学窓8をアース電位に落としているので、光学窓8の電位が安定化される。また、フォトダイオード11は、ケーシング1に固定された電子冷却器13に保持されているので、ケーシング1と光学窓8とで囲まれた空間12の電位が安定化し、したがって、反応槽9にウェットガスが導入されても、光学窓8やフォトダイオード11の電位がふらつくことなく安定化される。つまり、フォトダイオード11の周囲の電位の揺らぎがなくなるので、ウェットガスによる水分干渉影響が大幅(約30%)に低減される。
【0015】
また、上述の実施例においては、光学窓8をアース電位に落とすために、ばね26と皿ビス28とを用いているだけであるので、化学発光分析計の組立を容易に行なえるといった利点がある。
【0016】
上述の実施例では、光学窓8をアース電位に落とすために、ばね26と皿ビス28とを用いていたが、これに代えて、図3に示すように、光学窓8のケーシング1への固定に際し、導電性接着剤30を用いるようにしてもよい。
【0017】
また、上述の実施例においてはいずれも、光学窓8に導電性を持たせるため、導電性塗料からなるコーティング層25を光学窓8の一方の面に形成していたが、これに代えて、光学窓8そのものを導電性ガラスで形成してもよい。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明においては、試料ガスと反応ガスとが供給される反応槽の一側に光学窓を設け、この光学窓とケーシングとで囲まれた空間内に、前記両ガスの反応によって生ずる化学発光を検出するフォトダイオードを配置した化学発光分析計において、前記試料ガス中に含まれる水分に起因して前記光学窓に発生する電荷によって当該光学窓の電位が不安定になるのを防止するために、前記光学窓に導電性を持たせるとともに、前記光学窓を前記ケーシングと同電位になるようにして、前記光学窓をアース電位に落とすようにして当該光学窓の電位を安定化させたので、光学窓に臨むフォトダイオードの周囲の電位が安定化される。すなわち、フォトダイオードが配置される前記空間の電位を安定化できるので、ウェットガスによる水分干渉影響を大幅に低減することができ、化学発光分析計の精度を向上させることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の化学発光分析計の一例を示す縦断面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】他の実施例の部分拡大断面図である。
【図4】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…ケーシング、8…光学窓、9…反応槽、11…フォトダイオード、12…空間

Claims (1)

  1. 試料ガスと反応ガスとが供給される反応槽の一側に光学窓を設け、この光学窓とケーシングとで囲まれた空間内に、前記両ガスの反応によって生ずる化学発光を検出するフォトダイオードを配置した化学発光分析計において、前記試料ガス中に含まれる水分に起因して前記光学窓に発生する電荷によって当該光学窓の電位が不安定になるのを防止するために、前記光学窓に導電性を持たせるとともに、前記光学窓を前記ケーシングと同電位になるようにして、前記光学窓をアース電位に落とすようにして当該光学窓の電位を安定化させ、前記フォトダイオードが配置された前記空間の電位を安定化させたことを特徴とする化学発光分析計。
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