JP3559808B2 - カバー部材の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、建築工事用の仮設棚、家具、屋内外の各種設備、機械器具、自動車などの構成フレームやハンドルその他各種のパイプ材または棒状材に被せるプラスチック製のカバー部材をブロー成形により製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、建築工事用の仮設棚は、パイプ材を組み立てて構築されているが、そのパイプ材の先端がむき出しのままでは、それに人や物が接触した場合に危険であるから、安全確保のため布を巻き付けるなどの手段を施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように、パイプ材の先端に布を巻き付けるなどの手段によるときは、パイプ材の数が多いとその作業が容易でないうえ、また使用中に脱落し易く、十分な安全が確保できないということも指摘されている。
【0004】
本発明は、このような問題点を解消することができるカバー部材を得るための製造方法を提案するものであり、被カバー部材に挿入する開口部には寸法精度が高く、しかも拡幅状の内径規制部が形成されて、被カバー部材に対する被着の整合性にすぐれており、上記建築工事用の仮設棚のパイプ材の先端に被せるものだけでなく、種々のものの構成フレームやハンドルなどに被着することができるカバー部材を得ることができるカバー部材の製造方法を提供することを目的とする

【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係るカバー部材の製造方法は、各種のパイプ材または棒状材に被着す熱可塑性の硬質プラスチック製で先端が曲面状をなし、他端に傾斜状開口部が形成されたカバー部材をブロー成形により製造する方法において、一端に開口部を形成するピンチオフ部を有し、かつこのピンチオフ部から内方に拡開状に傾斜する圧縮キャビティを有する一対の分割金型と、開口部の内径を規制するコア型とを用い、一対の分割金型間にパリスンを配置してパリスン内にコア型を挿入した後、一対の分割金型を閉じる過程で、内方に拡開状に傾斜する圧縮キャビティとコア型とによりパリスンを圧縮して開口部に拡幅状の内径規制部を形成するものである。
【0006】
【作用】
本発明に係るカバー部材の製造方法によれば、一対の分割金型にパリスンを配置してパリスン内にコア型を挿入した後、一対の分割金型を閉じると、その過程で圧縮キャビティとコア型間でパリスンが圧縮され、その圧縮部に寸法精度の高い内径規制部が形成されるとともに、圧縮された樹脂はさらに金型の内方に拡開状に傾斜する圧縮キャビティの位置に移動してその部分に上記内径規制部に連続した内径規制部が形成される。このため、開口部を形成するピンチオフ部で開口部が形成されるとともに、その内方には寸法精度の高い拡幅状の内径規制部を有するカバー部材が得られる。
【0007】
【実施例】
図1には本発明に係るカバー部材の製造方法で製造されたプラスチック製のカバー部材1が例示されている。このカバー部材1は、建築工事用の仮設棚を構成するパイプ状のポール2の先端に被せるものである。このカバー部材1は、先端3が曲面状をなし、他端に傾斜状開口部4が形成されたものであり、傾斜状開口部4の内方には内径規制部5が形成されている。なお、6は鉤部であってローブなどを掛ける部分であり、7はポール2に対する位置決め部であって内方突起をなしている。カバー部材1は、熱可塑性の硬質プラスチックで、次に示すようにブロー成形により製造される。
【0008】
図2ないし図4には、カバー部材1のブロー成形態様が示されている。8,8は一対の分割金型である。9,9は上部のピンチオフ部、10,10は傾斜開口部4を形成するピンチオフ部であって、分割金型8,8は、上記ピンチオフ部10,10から内方に拡開状に傾斜する圧縮キャビティ11,11を有している。この圧縮キャビティ11,11の傾斜角度αは10°〜50°である。12,12は位置決め部形成突部である。13は押出ヘッドである。14はコア型であって傾斜状開口部4の内径を規制するためのものである。15は流体供給孔である。16はパリスンである。
【0009】
図2に示すように、一対の分割金型8,8間にパリスン16を配置し、コア型14をパリスン16内に挿入して、一対の分割金型8,8を閉じると、図3の過程を経て図4に示す状態に至るが、パリスン16は、上部のピンチオフ部9,9で切断されるとともに、ピンチオフ部10,10により傾斜開口部4が形成される。そして、一対の分割金型8,8が閉じる過程で、傾斜状開口部4の内方のパリスン16は圧縮キャビティ11,11とコア型14との間で圧縮され、コア型14で規定される寸法精度の高い圧縮成形部17が形成されるとともに、圧縮キャビティ11,11とコア型14との間で圧縮された樹脂は、圧縮キャビテイ11,11の位置に矢印a方向に移動してこの部分で圧縮成形部17に連続してそれと同径の拡幅部18が形成され、圧縮成形部17とそれに連続する拡幅部18とで拡幅状の幅bの内径規制部5が形成される。図4に示すように、ピンチオフ部10,10から内方に拡開状に傾斜する圧縮キャビテイ11,11の傾斜角度αは10°〜50°であるが、この傾斜角度αは内方に拡開状に傾斜する圧縮キャビテイ11,11により拡幅部18の軸方向の幅が圧縮成形部17の軸方向の幅に対し5〜150%に成形されるための条件範囲である。拡幅部18の成形幅は上記角度αの大きさによって調整することができる。なお、一対の分割金型8,8を閉じた状態においてコア型14の流体供給孔15から圧力流体を導入し、パリスン16をブロー成形する。19,20はバリである。
【0010】
以上のように製造されたカバー部材1は、傾斜状開口部4を有しており、この傾斜状開口部4は、カバー部材1の水平断面開口面より開口度が大であるから、カバー部材1をポール2などの被カバー部材に挿入し易く、しかも、傾斜状開口部4の内径は高い寸法精度で幅が広く形成されるので、カバー部材1の被カバー部材に対する被着の整合状態がきわめて良好である。
【0011】
本発明に係るカバー部材の製造方法により製造されるカバー部材は、前記建築用の仮設棚のポール2に被せるもののほか、その形状を被カバー部材に応じて適宜選定することによって、例えば、家具、屋内外の各種設備、機械器具、自動車などの構成フレームやハンドルその他各種のパイプ材または棒状材に被せるものとすることができる。本発明に係るカバー部材の製造方法により製造されるカバー部材は、被カバー部材の先端部などを覆って安全を確保する用途のほか、被カバー部材の保護または装飾などの用途にも使用することができる汎用性の高いものである。
【0012】
【発明の効果】
本発明に係るカバー部材の製造方法によれば、被カバー部材に挿入する開口部には寸法精度が高く、しかも拡幅状の内径規制部が形成されて、被カバー部材に対する被着の整合性にすぐれており、上記建築工事用の仮設棚のパイプ材の先端に被せるものだけでなく、種々のものの構成フレームやハンドルなどに被着することができるカバー部材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカバー部材の製造方法により製造されたカバー部材の一例を示し、被カバー部材に被着した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るカバー部材のブロー成形態様を示し、一対の分割金型間にパリスンを配置するとともにコア型を挿入した態様を示す断面図である。
【図3】図2の状態から一対の分割金型を閉じる過程の態様を示す断面である。
【図4】図3の状態から一対の分割金型を閉じた態様を示す断面である。
【符号の説明】
1 カバー部材
2 ポール
3 先端部
4 傾斜状開口部
5 内径規制部
6 鉤部
7 位置決め部
8,8 一対の分割金型
9,9 ピンチオフ部
10,10 ピンチオフ部
11,11 圧縮キャビティ
12,12 位置決め部形成突部
13 押出ヘッド
14 コア型
15 流体供給孔
16 パリスン
17 圧縮成形部
18 拡幅部
19,20 バリ

Claims (1)

  1. 各種のパイプ材または棒状材に被着す熱可塑性の硬質プラスチック製で先端が曲面状をなし、他端に傾斜状開口部が形成されたカバー部材をブロー成形により製造する方法において、一端に開口部を形成するピンチオフ部を有し、かつこのピンチオフ部から内方に拡開状に傾斜する圧縮キャビティを有する一対の分割金型と、開口部の内径を規制するコア型とを用い、一対の分割金型間にパリスンを配置してパリスン内にコア型を挿入した後、一対の分割金型を閉じる過程で、内方に拡開状に傾斜する圧縮キャビティとコア型とによりパリスンを圧縮して開口部に拡幅状の内径規制部を形成することを特徴とするカバー部材の製造方法。
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