JP3559700B2 - 光半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光半導体装置に係り、特に、受光素子等の絶縁物等が半導体チップ等に流出するのを阻止するスリットを設けた光半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
一般に光半導体装置10は図4に示すようにLED 等の発光素子11から発生する発光信号をフォトダイオード等の受光素子12が受け、この発光信号を電気信号に変換してMOSFET等の半導体チップ13a 、13b …に送り、図示しない負荷を制御するようにしたものである。
【0003】
この光半導体装置10には図5、図6に示すように鉄、銅等の第1のリードフレーム14a 、14b …と第2のリードフレーム15が備えられている。
【0004】
この第1のリードフレーム14a 、14b …には絶縁物16が塗布され絶縁ペースト17が塗られた部分に受光素子12がマウントされ、この絶縁を維持するようになっている。
【0005】
また、この第1のリードフレーム14a 、14b …にはAgペースト等により直接的に半導体チップ13a 、13b …がマウントされ、負荷を制御するようになっている。
【0006】
さらに、第2のリードフレーム15には前記受光素子12に発光信号を送る発光素子11がマウントされ、図示しない情報源からの情報信号を光信号に変換して光伝達をするようになっている。
【0007】
この発光素子11と受光素子12および半導体チップ13a 、13b …にはシリコーン樹脂等の透明樹脂18が被覆され、これらの耐湿、耐電圧を強化するとともに光伝達効率を向上するようになっている。
【0008】
ところで、これらの絶縁物16、透明樹脂18は製造工程において塗布量等が少ないと耐湿が保持できなくなるばかりか光伝達効率を低下させてしまうと言う問題がある。
【0009】
これに対し絶縁物16の塗布量が多いとこれが図7に矢印により示すように半導体チップ13a 、13b …まで流出しこれらの接触により抵抗、電流、電圧等の電気的特性を損なわせてしまうと言う問題がある。
【0010】
また、透明樹脂18の被覆量が多いと図8に示すように発光素子11と受光素子12および半導体チップ13a 、13b …の樹脂が結合してしまい耐湿度を低下させたり光伝達効率の変動させると言う問題がある。
【0011】
そのため、絶縁物16、透明樹脂18の塗布量、被覆量は適正量に維持するようにされている。
【0012】
しかし、塗布時、被覆時の製造作業工程においてはこの量を適正に維持することが困難なため、通常、やや多めの量の絶縁物16、透明樹脂18を塗布し被覆し半導体チップ13a,13b…の耐湿度の低下を防止し発光素子11と受光素子12との間における光伝達効率の変動を防止している。
【0013】
そこで本発明は多めの量の絶縁物等による上記問題を解決するため受光素子と半導体チップとの間にスリットを設け、発光素子、受光素子、半導体チップが絶縁物、透明樹脂によりその特性を損なわないようにするとともに光伝達効率の変動を防止した光半導体装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、発光素子からの発光信号を受けるように絶縁物を介してリードフレームにマウントされる受光素子と、この受光素子が受けた発光信号により制御され前記リードフレームにマウントされる半導体チップと、を備え、前記リードフレームには、前記受光素子と前記半導体チップとの間にスリットが設けられていることを特徴とする光半導体装置を、提供するものである。
【0015】
また、本発明は、発光素子の発光信号を受けるように絶縁物を介してリードフレームにマウントされ前記受光素子とともに第1の樹脂で被覆される受光素子と、この受光素子が受けた発光信号により制御され前記リードフレームにマウントされ前記樹脂とは別体の樹脂で被覆される半導体チップと、を備え、前記リードフレームには、前記受光素子と前記半導体チップとの間にスリットが設けられていることを特徴とする光半導体装置。
【0016】
さらに、本発明のスリットは直線状スリットであることを特徴とする光半導体装置を提供するものである。
【0017】
さらに、本発明のスリットはほぼL字状スリットであることを特徴とする光半導体装置を提供するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明の光半導体装置の実施の形態を添付図面により説明する。
本発明の光半導体装置20は基本的には従来の光半導体装置10とほぼ同様であるから同一部分は同一符号を付して説明する。
【0019】
この光半導体装置20の受光素子12と半導体チップ13a との間のリードフレーム14a には図1に示すような直線状スリット21が設けられ、受光素子12とリードフレーム14a との間に介在される絶縁物16が半導体チップ13a に流出するのを阻止しその電気的特性の低下を防止する。
【0020】
また、この直線状スリット21は発光素子11、受光素子12に被覆される透明樹脂18、半導体チップ13a に被覆される透明樹脂18の流出を阻止しこれらの形態を維持するとともにその結合を防止する。
【0021】
これにより発光素子11と受光素子12との間の光伝達効率の変動を防止するとともに半導体チップ13a の耐湿度の低下を阻止する。
【0022】
また、図3に示すように受光素子12と半導体チップ13a との間のリードフレーム14a にはほぼL字状スリット22が設けられる。
【0023】
このL字状スリット22により受光素子12と半導体チップ13a との間の絶縁物16の流出を阻止し、発光素子11と受光素子12とに被覆される透明樹脂18、半導体チップ13a に被覆される透明樹脂18の流出を抑え結合を防止して電気特性の維持と光伝達効率の変動を防止する。
【0024】
【発明の効果】
本発明は発光素子からの発光信号を受けるように絶縁物を介してリードフレームにマウントされる受光素子と、この受光素子が受けた発光信号により制御され前記リードフレームにマウントされる半導体チップと、受光素子と半導体チップとの間のリードフレームに直線状あるいはL字状のスリットとを設けたから絶縁物が半導体チップに流出するのを防止しその電気的特性を損なわせることがないようにすることができる。
【0025】
また、本発明は発光素子の発光信号を受けるように絶縁物を介してリードフレームにマウントされ前記発光素子とともに樹脂が被覆される受光素子と、この受光素子が受けた発光信号により制御され前記リードフレームにマウントされ樹脂が被覆される半導体チップと、受光素子と半導体チップとの間のリードフレームに直線状あるいはL字状のスリットとを設けたから発光素子と受光素子および半導体チップに被覆される樹脂の流出を防止し発光素子と受光素子との間の光伝達効率の変動を防止するとともに半導体チップの耐湿度の低下を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光半導体装置の概要を示す平面図。
【図2】図1をII−II線に沿って切断し矢印方向に見た断面図。
【図3】本発明の他の光半導体装置の概要を示す平面図。
【図4】一般的に使用されている光半導体装置の電気的な接続図。
【図5】従来の光半導体装置の概要を示す平面図。
【図6】図5をVI−VI線に沿って切断し矢印方向に見た断面図。
【図7】従来の光半導体装置における絶縁物の流れ込み動作を説明する説明図。
【図8】従来の光半導体装置における透明樹脂の結合動作を説明する説明図。
【符号の説明】
10、20 光半導体装置
11 発光素子
12 受光素子
13a 、13b 半導体チップ
14a 、14b 、15 リードフレーム
16 絶縁物
17 絶縁ペースト
18 透明樹脂
21 直線状スリット
22 L字状スリット
Claims (4)
- 発光素子からの発光信号を受けるように絶縁物を介してリードフレームにマウントされる受光素子と、
この受光素子が受けた発光信号により制御され前記リードフレームにマウントされる半導体チップと、
を備え、
前記リードフレームには、前記受光素子と前記半導体チップとの間にスリットが設けられている
ことを特徴とする光半導体装置。 - 発光素子の発光信号を受けるように絶縁物を介してリードフレームにマウントされ前記受光素子とともに樹脂で被覆される受光素子と、
この受光素子が受けた発光信号により制御され前記リードフレームにマウントされ前記樹脂とは別体の樹脂で被覆される半導体チップと、
を備え、
前記リードフレームには、前記受光素子と前記半導体チップとの間にスリットが設けられている
ことを特徴とする光半導体装置。 - 前記スリットは直線状スリットであることを特徴とする請求項1または2記載の光半導体装置。
- 前記スリットはほぼL字状スリットであることを特徴とする請求項1または2記載の光半導体装置。
Priority Applications (1)
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JP34674297A JP3559700B2 (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 光半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34674297A JP3559700B2 (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 光半導体装置 |
Publications (2)
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JPH11177120A JPH11177120A (ja) | 1999-07-02 |
JP3559700B2 true JP3559700B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=18385513
Family Applications (1)
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JP34674297A Expired - Lifetime JP3559700B2 (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 光半導体装置 |
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Families Citing this family (2)
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CN113675182B (zh) * | 2021-07-09 | 2023-06-27 | 福建天电光电有限公司 | 平面式光耦合装置及其制造方法 |
-
1997
- 1997-12-16 JP JP34674297A patent/JP3559700B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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