JP3556605B2 - ポップメールとチャットの同時実行方法及びこれを利用したインターネットショッピングモールにおける製品広報システム及びその方法（ｍｅｔｈｏｄｏｆｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓｌｙｅｘｅｃｕｔｉｎｇｐｏｐｅ−ｍａｉｌａｎｄｃｈａｔｔｉｎｇ，ａｎｄｇｏｏｄｓｐｕｂｌｉｃｉｔｙｓｙｓｔｅｍａｎｄｇｏｏｄｓｐｕｂｌｉｃｉｔｙｍｅｔｈｏｄｔｈｅｒｅｂｙｉｎｉｎｔｅｒｎｅｔｓｈｏｐｐｉｎｇｍａｌｌ） - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポップメール（ＰＯＰ ｅ−ｍａｉｌ；以下、メールという）とチャットの同時実行方法、及びこれを利用してインターネットショッピングモールを利用する顧客にインターネットショッピングモール管理者が製品の広報をできるようにした製品広報システム及びその方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
通常、メールとチャットは、有線または無線ネットワークシステムを利用して送受信者間のコミュニケーションを可能にするものであり、上記メールとチャットは、手紙と電話のようにオンラインで情報を文書化して送受信し、情報をリアルタイムに共有するという差異点があり、異なる方式で運営されている。
【０００３】
具体的には、ＡＯＬ、ＩＣＱ等のプログラムを利用するメール送受信システムは、メール利用時、メールのヘッダー（ｈｅａｄｅｒ）に特別な情報を挿入せず、単に送受信者に各自のアドレスのみを要求することで、メールの送受信を可能にし、チャットのためには別途のチャットグループに参加するようにしていた。
【０００４】
従って、相違する概念で運営されるメールとチャットを同時に実行するということは非常に困難な問題であって、このような理由から近来活発に行われているサイバーショッピングにおいて、メール及びチャットの役割は非常に限定されざるを得ない状況である。
【０００５】
言い換えれば、サイバーショッピングでインターネットショッピングモールを利用する顧客は、インターネットショッピングモール管理者が提示する製品の情報を取得し、管理者にそれに関してメールまたは電話等を利用して問い合わせると、メールを確認した管理者はこれに対しメールまたは電話等を利用して返信する方式で運営されていた。
【０００６】
しかし、上記の方式で運営されるサイバーショッピングは、顧客が製品に対する情報を取得するのに時間がかかり、管理者と連絡が取れなかった場合、製品の購買をあきらめることもあり、管理者の立場から見れば、製品に対する顧客の呼応度をその後のアンケート等を通じてのみ確認することができたというような問題があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するために案出されたものであって、本発明の目的は、メールの受信者が送信者にメールを発送したり、または即座でチャットを試みることができるようにしたメールとチャットの同時実行方法を提供するものである。
【０００８】
本発明の他の目的は、インターネットショッピングモール管理者が上記メールとチャットの同時実行方法を利用して、製品の広報のための広告メールをインターネットショッピングモール顧客に発送し、顧客が即座でチャットを通じてインターネットショッピングモール管理者と通信することにより、顧客は製品に対する正確な情報を取得できるようにし、管理者は製品に対する呼応度を即座で確認することができるようにした製品広報システムを提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の目的を達成するために、本発明によるメールとチャットの同時実行は、送受信者間のウェブブラウザと、送受信者ウェブブラウザに接続されるインターネット接続手段と、上記送受信子間のメール送受信を可能にするメールサーバーと、メールとチャットを同時に実行できるようにしたＣＨサーバーからなるシステム下で行われる。
【００１０】
上記本発明の目的を達成するために、本発明によるメールとチャットの同時実行方法に用いられるプログラム（以下，ＣＨ（ｃｈａｔ）メールという）は、以下のような機能を遂行する。
【００１１】
・一般的なメールの送受信
・メールのヘッダーに送受信者区別のための追加項目を挿入
・チャットボタンの存在
この際、上記メールのヘッダーには、ＣＨサーバーのログインＩＤと、メール発送者コンピュータのＩＰアドレス／ホストネーム（ｈｏｓｔｎａｍｅ）、ポート番号の項目が追加され、ＣＨサーバーはログインＩＤ、ＩＰアドレス／ホストネームからなるテーブルを記憶している第１データベースと、ポート番号、ＣＨサーバーのログインＩＤからなるテーブルを記憶している第２データベースを含んでいる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によってメールとチャットの同時実行方法に関する好ましい実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【００１３】
図１は、本発明によるメールとチャットの同時実行方法を示すフローチャートである。
【００１４】
図示されている通り、本発明のメールとチャットの同時実行法は、ＣＨメールをログインし、メールを作成する段階（Ｓ１０１）と、ポート番号を与えられる段階（Ｓ１０３）と、メールを発送する段階（Ｓ１０５）と、受信者が発送者とチャットを試みる段階（Ｓ１０７）と、チャット受信者の応答有無を確認する段階（Ｓ１０９）と、送受信者が各自のコンピュータにチャットクライアントプログラムを利用してチャットする段階（Ｓ１１１）と、受信者のチャット応答がなかった場合、受信者コンピュータのｏｎ／ｏｆｆ状態を確認する段階（Ｓ１１３）と、チャット受信者のコンピュータがオンである場合、チャットを続けて試みる段階（Ｓ１１５）と、受信者のコンピュータがオフである場合、ＣＨサーバーが発送者のチャット試みを自動的に知らせる段階（Ｓ１１７）から成る。
【００１５】
本発明によるメールとチャットの同時実行において、上記受信者が発送者のメールを確認した後、受信者が発送者にチャットではないメールを発送することも可能である。
【００１６】
以下に上記各段階における作用をより詳しく説明する。
【００１７】
まず、ＣＨサーバーにログインＩＤ登録と共にプログラム（ＣＨメール）をダウンロードした後、ＣＨメールを駆動すれば、ＣＨサーバーに自動的に自分のログインＩＤとコンピュータのＩＰアドレス／ホストネームが登録され、ＣＨサーバーの第１データベースが形成される。ＣＨメールを駆動する毎にＣＨサーバーに自動的に該当ログインＩＤのＩＰアドレス／ホストネームがアップデートされる。この時、ログインＩＤのＩＰアドレス／ホストネームが変更された場合、ＣＨサーバーの第１データベースのＩＰアドレス／ホストネーム部分がアップデートされる。結局、第１データベースは、ログインＩＤが使用するコンピュータの最も最近のＩＰアドレス／ホストネームを保存していることになる。
【００１８】
また、ＣＨメールにおいて、メールを送る前にＣＨサーバーに自分のログインＩＤを送って、ＣＨサーバーからチャットに必要なチャットサーバープログラムを駆動するためのポート番号が与えられる。この時、ＣＨサーバーの第２データベースが形成される。結局、ポート番号のみで相手側の最も最近のＩＰアドレス／ホストネームが分かることになる。
【００１９】
次いで、発送メールのヘッダーに自分のログインＩＤ、与えられたポート番号、ＩＰアドレス／ホストネームを記載してメールを発送する。メールを受信した受信者が、チャットを望む場合、チャットボタンを押す。この時、ＣＨメールはメールのヘッダーからポート番号とログインＩＤをＣＨサーバーに送って該当ポート番号のチャットサーバープログラムを起動させ、メールをやり取りしている両側にチャットクライアントプログラムを自動的に起動させる。この時、チャットクライアントプログラムが自動的に起動できるのは、ＣＨメールをログインすると、ＣＨサーバーに常に接続された状態になるためであって、このためメール送受信子間のチャットが可能になる。
【００２０】
また、メール受信者間のチャットの際、メール発送者が現場にいない場合に備えて、チャットクライアントプログラムを自動的に起動する際、アラーム音を出す方法等でチャット開始を知らせる。
【００２１】
一方、上記チャットにおいて、ＣＨサーバーの干渉をできるだけ減らすため、上記第１及び第２データベースを同時に検索し、ＩＰアドレス／ホストネームが接近可能なアドレスであった場合、メールを発送した相手側のコンピュータにチャットサーバープログラムを起動するように指示し、また自分のチャットクライアントプログラムを起動すると同時に相手側チャットクライアントプログラムを起動させる。この場合、ＣＨサーバーがチャットサーバープログラムを起動させる必要がなくなるため、メール送受信者間のチャットにおけるＣＨサーバーの干渉を減少させることができる。
【００２２】
以上の通り、ＣＨサーバーの役割を整理すると、ポート番号を附与し、ログインＩＤに該当する最も最近のＩＰアドレス／ホストネームを認識させ、附与したポート番号に該当するチャットサーバープログラムをＣＨサーバーに起動したり、発送した相手側のコンピュータに起動させる。また、メール送受信者の両側にチャットクライアントプログラムを起動させる。
【００２３】
上記本発明によるメールとチャットの同時実行方法において、送受信者間のコミュニケーションは、各自の個人コンピュータを利用した例を示したが、本発明はこれに限定されず、音声または画像通話を利用したメールとチャットの同時実行も可能である。
【００２４】
次に、本発明のメールとチャットの同時実行方法を利用してインターネットショッピングモールの管理者が製品の広報のためのメールをインターネットショッピングモール顧客に発送し、顧客が即座でチャットを通じてインターネットショッピングモールの管理者と通信できるようにした製品広報システムについて記述する。
【００２５】
本発明によるメール受信顧客とインターネットショッピングモール管理者のチャットを通した製品広報システムは：
インターネットショッピングモール顧客のウェブブラウザ（１０）；
インターネットショッピングモール管理者のウェブブラウザ（２０）
上記ウェブブラウザ（１０，２０）に接続されるインターネット接続手段（３０）；
上記顧客と管理者の通信のためにウェブブラウザ（１０，２０）に接続される少なくとも一つ以上のウェブサーバー（４０）；
上記顧客と管理者のメール及び／またはチャットのためのＣＨサーバー（５０）；
上記ＣＨサーバー（５０）内でログインＩＤ、最も最近のＩＰアドレス／ホストネームからなるテーブルを保存している第１データベース（６０）；
上記ＣＨサーバー（５０）内でポート番号、ＣＨサーバーのログインＩＤからなるテーブルを保存している第２データベース（７０）；
上記顧客及び管理者についての個人情報等の資料を保存している会員データベース（８０）；
会員会社が提供する各種広告情報を保存している広告データベース（９０）；
また、外部の障害からシステムを保護するネットワーク保安システム（１００）；からなる。
【００２６】
上記構成によって、メールとチャットの同時実行方法を利用してインターネットショッピングモール管理者が会員に製品を広報する方法は：
利用者がインターネットショッピングモールに接続する段階（Ｓ２０１）；
インターネットショッピングモールに接続した利用者が会員であるか否かを確認する段階（Ｓ２０３）；
利用者が会員ではない場合、会員として登録する段階（Ｓ２０５）；
会員として確認された利用者が製品を選択し、メール送受信及びチャットを同時実行するプログラムを利用してショッピングモール管理者にメールを発送する段階（Ｓ２０７）；
メールを受信した管理者がメール送受信及びチャットを同時実行するプログラムを利用して会員にチャットを要請する段階（Ｓ２０９）；
会員のチャット応答有無を確認する段階（Ｓ２１１）と、
チャット接続後、管理者と会員がコンピュータのチャットクライアントプログラムを利用してチャットする段階（Ｓ２１３）；
会員のチャット応答がなかった場合、会員のコンピュータがオフであるか否かを確認する段階（Ｓ２１５）
会員のコンピュータがオンである場合、チャットを続けて試みる段階（Ｓ２１７）；
会員のコンピュータがオフである場合、管理者のチャット開始を自動的に知らせる段階（Ｓ２１９）；からなる。
【００２７】
この際、上記会員は、ショッピングモールで提供するメール／チャット同時実行可能なプログラムをダウンロードして使用すると仮定する。
【００２８】
以上、インターネットショッピングモールを利用する顧客が製品を選択してショッピングモール管理者とメール及びチャットを通じて通信する方法について記述したところ、インターネットショッピングモールの管理者が製品広報のためのメールをインターネットショッピングモール顧客に発送し、顧客が即座でメール／チャットプログラムを利用して両者が通信する方法は、上記と同一の過程で行われる。
【００２９】
以下、本発明によってメールとチャットの同時実行方法を利用して、インターネットショッピングモールの管理者が製品の広報のためのメールをインターネットショッピングモール顧客に発送し、顧客が即座でチャットを通じてインターネットショッピングモール管理者と通信するようにしたシステムの好ましい実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【００３０】
図２は、本発明による製品広報システムのブロック構成図であって、本発明のシステムは、インターネットショッピングモール顧客のウェブブラウザ（１０）と、インターネットショッピングモール管理者のウェブブラウザ（２０）と、上記ウェブブラウザ（１０，２０）に接続されるインターネット接続手段（３０）と、ウェブサーバー（４０）と、メール及び／またはチャットのためのＣＨサーバー（５０）と、上記ＣＨサーバー（５０）内の第１データベース（６０）及び第２データベース（７０）と、会員データベース（８０）と、広告データベース（９０）と、外部の障害からシステムを保護するネットワーク保安システム（１００）からなる。
【００３１】
上記ウェブブラウザ（１０、２０）は、広告等特定データを所定の様式でディスプレイし、上記インターネット接続手段（３０）は、利用者個人コンピュータのウェブブラウザ（１０，２０）とインターネット網を接続する制御手段として、モデム、専用線等のオンライン手段と携帯電話、ノートブックパソコン等の無線手段等を含む。
【００３２】
上記ウェブサーバー（４０）は、会員から使用者識別情報が入力された場合、会員データベース（８０）から使用者情報が伝送されて会員確認をし、上記広告データベース（９０）から情報が伝送されて顧客のウェブブラウザ（１０）に電送するものであって、接続者数によってウェブサーバー増設の追加が可能である。
【００３３】
上記ＣＨサーバー（５０）は、顧客と管理者のメール及び／またはチャットのためのサーバーであり、ポート番号を附与し、ログインＩＤに該当する最も最近のＩＰアドレス／ホストネームを認識させ、附与したポート番号に該当するチャットサーバープログラムをＣＨサーバーに起動したり、発送した相手方のコンピュータに起動させる。また、メール送受信者の両側にチャットクライアントプログラムを起動させる機能を実行する。
【００３４】
上記第１データベース（６０）は、上記ＣＨサーバー（５０）内でログインＩＤ、最も最近のＩＰアドレス／ホストネームからなるテーブルを保存しており、第２データベース（７０）は、上記ＣＨサーバー（５０）内でポート番号、ＣＨサーバーのログインＩＤからなるテーブルを保存している。
【００３５】
上記会員データベース（８０）は、加入会員についての個人情報、インターネットショッピングモール利用内訳等の資料を保存しており、会員加入に制約のないオープンタイプである。
【００３６】
上記広告データベース（９０）は、会員会社が提供する各種広告情報を保存しており、これを利用者の個人コンピュータ上にディスプレイするように支援する。
【００３７】
ネットワーク保安システム（１００）は、外部の障害からシステムを保護する一方、会員データベース（８０）に保存されている会員の個人情報が外部に流出することを防止する。
【００３８】
以下、上記のような構成を有するシステムによって製品の広報を実行する方法について、図３を参照して説明する。
【００３９】
図３は本発明による製品広報方法を示すフローチャートである。
【００４０】
まず、使用者はモデム、専用線等のオンライン手段または携帯電話、ノートブックパソコン等の無線手段として代表されるインターネット接続手段（３０）を通じてインターネットに接続した後、ウェブサーバー（４０）を通じて本システムのインターネットショッピングモールに接続し（Ｓ２０１）、会員であるか否かの確認を受ける（Ｓ２０３）。万一、接続した利用者が会員でなかった場合、利用者は会員加入手続によって会員に加入する（Ｓ２０５）。
【００４１】
次いで、会員であることが確認された利用者は、製品を選択した後、製品についての問い合わせを行いたい場合、ショッピングモール管理者にメールを発送し（Ｓ２０７）、メールを受信した管理者は会員にチャットを要請し（Ｓ２０９）、会員のチャット応答有無を確認し（Ｓ２１１）、応答があれば管理者と会員がチャットする（Ｓ２１３）。この時、会員のチャット応答がなかった場合、会員コンピュータのｏｎ／ｏｆｆを確認して（Ｓ２１５）、会員コンピュータがオンであった場合、チャットを続けて試み（Ｓ２１７）、会員のコンピュータがオフであった場合は、管理者のチャット試みをアラームのような方法で自動的に知らせる（Ｓ２１９）。
【００４２】
勿論、本発明によるこのメール送受信及びチャット方法では、一般的なメールを通じて管理者と会員が通信することも可能である。
【００４３】
上記本発明によるシステムで提供する多様なサービスは、インターネットショッピングモール運営者の体系的なデータ管理により円滑に維持することができ、上記各種サービスを通じて会員間の情報共有は勿論、会員に製品に対する詳細な情報を提供できるようにする。
【００４４】
【発明の効果】
本発明によると、メール受信者が発送者にメールを発送したり、または即座でチャットができるようにしたメールとチャットの同時実行方法を提示することによって、メール送受信者間の情報をリアルタイムで共有することが可能である。
【００４５】
また、本発明によると、インターネットショッピングモール管理者が上記メールとチャットの同時実行方法を利用して顧客に製品を広報することによって、顧客は製品に対する正確な情報を取得できるようになり、管理者は製品に対する呼応度を即座に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるメールとチャットの同時実行方法を示すフローチャート。
【図２】本発明による製品広報システムのブロック構成図。
【図３】本発明による製品広報方法を示すフローチャート。
【符号の説明】
１０，２０ ウェブブラウザ
３０ インターネット接続手段
４０ ウェブサーバー
５０ ＣＨサーバー
６０ 第１データベース
７０ 第２データベース
８０ 会員データベース
９０ 広告データベース
１００ ネットワーク保安システム

Claims (2)

1. CHサーバーが、メール送受信及びチャットを同時実行するプログラムを利用した発送者の送信メール作成に必要な発送者のログインIDの登録を受ける段階と、
   CHサーバーが、メール発送者にチャットに必要なチャットサーバープログラムを駆動するためのポート番号を付与し、メール発送者のログインIDに該当する最も最近のIPアドレス/ホストネームを認識する段階と、
   発送者のコンピュータが、発送者を認識する手段を送信メールヘッダーに挿入し、送信メールを作成して発送する段階であって、発送者のログインID、CHサーバーから発送者に付与されたポート番号、発送者のコンピュータのIPアドレス/ホストネームを送信メールヘッダーに挿入して作成した送信メールを受信者に発送する段階と、
   メール送受信及びチャットを同時実行するプログラムを利用して上記メールを受信した受信者がチャットボタンを押したとき、CHサーバーが、メールのヘッダーにある発送者のログインIDに該当する最も最近のIPアドレス/ホストネームをCHサーバーのデータベースから探して、上記付与したポート番号に該当するチャットサーバープログラムを起動し、送信者と受信者のコンピュータによりチャットクライアントプログラムを起動する段階と、
   CHサーバーが、受信者からのチャット応答有無を確認する段階と、
   を含む、ポップメールとチャットの同時実行方法。
2. 上記チャット応答有無を確認する段階にて、受信者からのチャット応答がなかった場合、CHサーバーが受信者のコンピュータがオフであるか否かを確認する段階と、
   受信者のコンピュータがオフであった場合、CHサーバーが発送者のチャット開始を受信者に自動的に知らせる段階と、
   を追加的に含むことを特徴とする請求項１に記載のポップメールとチャットの同時実行方法。

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