JP3556180B2 - 自動分解可能な排気ガス処理用ガススクラバー - Google Patents

自動分解可能な排気ガス処理用ガススクラバー Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は排気ガス処理用ガススクラバーに関するものであり、さらに詳細には自動分解可能な排気ガス処理用ガススクラバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に半導体製造中に生じる排気ガスには毒性物質が比較的高濃度に含まれているので、このような排気ガスは大気中に放出される前に毒性物質を除去しなければならない。
【0003】
このような排気ガスの毒性物質を取り除くための排気ガス処理用ガススクラバーは図1に示されたように排気ガスが流入する流入口1と、流入した排気ガスをバーニング処理するためのバーニングチャンバ3と、前記バーニングチャンバ3の下端に連結されて前記バーニングチャンバ3でバーニング処理された排気ガスから水溶性有害物質を取り除くためのウェッティングチャンバ5と、このような処理過程を経た排気ガスが排出される排出口(図示せず)とを含んで構成される。
【0004】
このようなガススクラバーは米国特許第5、997、824号に詳細に記述されている。
【0005】
このように構成される排気ガス処理用ガススクラバーの内部装置、すなわち、バーニングチャンバとウェッティングチャンバとは有毒ガス処理中固着されるパウダー除去及びクリーニングのために定期的に装置を分解してクリーニング作業をしなければならない。
【0006】
しかし、従来の排気ガス処理用ガススクラバーは単純に組立てられているので各々の装置をいちいち分解して洗浄しなければならない不便があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
それで本発明は前記したような問題を解決して分解が簡便で洗浄が便利な排気ガス処理用ガススクラバーを提供することにその目的がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するための本発明の排気ガス処理用ガススクラバーは自動で分解が可能なように構成される。すなわち、流入口を通して流入した排気ガスをバーニング処理するためのバーニングチャンバと、バーニング処理された排気ガスから水溶性有害物質を取り除くためのウェッティングチャンバと、処理された排気ガスを排出する排出口及び前記バーニングチャンバとウェッティングチャンバとを受容するハウジングとを含む排気ガス処理用ガススクラバーにおいて、特にウェッティングチャンバの両側面下端には水平移動ガイドが設けられてこの移動ガイドを沿ってウェッティングチャンバがハウジングのそとに押し出されて、バーニングチャンバは一端が前記ウェッティングチャンバにピボット連結されて側面には回転軸が設定されて、ウェッティングチャンバが水平移動ガイドを沿ってハウジングのそとに押し出されることによってバーニングチャンバは90度内で回転移動するように構成されることである。
【0009】
また、前記ウェッティングチャンバの後面下端部にはスクリューが挿入可能に備わって、前記ハウジングの下端面には前記スクリューを回転駆動するためのモータが設けられてモータの駆動により前記バーニングチャンバの回転と前記ウェッティングチャンバの移動とが制御される。
【0010】
このように構成される本発明の排気ガス処理用ガススクラバーは自動分解が可能であってクリーニング作業が極めて簡便な長所がある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付した例示図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図2は、本発明の一実施例による自動分解可能な排気ガス処理用ガススクラバーの一部折欠斜視図である。
【0013】
示されたように本発明の排気ガス処理用ガススクラバーも排気ガスが流入する流入口11と、前記流入口11の一端に連結されて流入した排気ガスをバーニング処理するためのバーニングチャンバ13と、前記バーニングチャンバ13の下端に連結されて前記バーニングチャンバ13でバーニング処理された排気ガスから水溶性有害物質を取り除くためのウェッティングチャンバ15と、前記ウェッティングチャンバ15の一端に連結されて処理された排気ガスを排出する排出口(図示せず)及び前記バーニングチャンバ13とウェッティングチャンバ15とを受容するハウジングを含んで構成される。
【0014】
このように構成される排気ガス処理用ガススクラバーは特に前記ウェッティングチャンバ15の両側面下端に水平移動ガイド17a、17bが設けられて、前記水平移動ガイド17a、17bを沿ってウェッティングチャンバ15がハウジング10のそとに押し出されたり、ハウジング10内部に入るように移動するようになる。
【0015】
この時前記ウェッティングチャンバ15の後面下端部にはスクリュー19a、19bが挿入可能に備わって、前記ハウジング10の下端面には前記スクリューを回転させるためのモータ21a、21bが設けられてこのモータ17a、17bの駆動により前記ウェッティングチャンバ15の移動を制御できることである。
【0016】
このようなウェッティングチャンバの水平移動はもちろん手動で行なわれることもあり、別にモータとスクリュー以外に一般的に使用できる他の水平移動手段が用いられることもある。
【0017】
また、前記バーニングチャンバ13はその後面下端角が前記ウェッティングチャンバ15の後面上端角にピボット連結されて両側面には回転軸23が設定されており、前記ウェッティングチャンバ15が前記水平移動ガイド17a、17bを沿ってハウジング10のそとに押し出されることによってバーニングチャンバ13はハウジング10内で90度程回転するようになる。
【0018】
図3、図4、図5は、前記したようなウェッティングチャンバの移動とバーニングチャンバの回転を順次的に示したことである。
【0019】
バーニングチャンバ13がこのようにハウジング10内で回転する時は最小限の空間を利用することが望ましい。そのために前記ハウジング10内部側面にはバーニングチャンバ13の側面回転軸23が移動するガイドが形成できる。このような側面ガイドは多くの形状を有することができるが、最小限の空間内での回転のために望ましい形状の例が図6に示されている。
【0020】
図6にはひさご状ガイド25が示されているが、すなわち前記バーニングチャンバ13の側面回転軸23が前記ひさご状ガイド25を沿って一回りを移動する中前記バーニングチャンバ13は90度回転するようになって、再び一回りを回転する中前記バーニングチャンバ13は元の場所に戻るようになる。
【0021】
前記バーニングチャンバ13とウェッティングチャンバ15との自動分解及び空間活用に有利なように前記ハウジング10は前面と後面の両門開閉式に形成できる。
【0022】
このように構成される本発明の排気ガス処理用ガススクラバーは使用中には従来のガススクラバーと同一な方法で用いられるが、定期的に施行されるクリーニング作業時には装置をすべて手作業で分解する必要なく自動分解して洗浄するようになる。
【0023】
すなわち、前面開閉門を開けてモータ21a、21bを作動させるとスクリュー19a、19bの回転によってウェッティングチャンバ15が水平移動ガイド17a、17bを沿って押し出されて、同時に前記ウェッティングチャンバ15の上部にピボット連結されたバーニングチャンバ13は側面回転軸23がひさご状ガイド25を沿って移動しながら90度回転して下端部が開かれるようになる。
【0024】
そして、バーニングチャンバ13は下端部出口を通して内部を洗浄して、ウェッティングチャンバ15は上端部入口を通して内部を洗浄するようになる。
【0025】
この時ウェッティングチャンバ15の洗浄のためには排気ガス処理過程でウェッティング作業のために水を供給するウォーターガン(Water Gun、図示せず)を用いればさらに簡便であって効果的である。
このように本発明の排気ガス処理用ガススクラバーは自動分解が可能であってクリーニング作業を容易で効果的に遂行できる。
【0026】
【発明の効果】
以上で説明したように本発明による排気ガス処理用ガススクラバーはウェッティングチャンバの水平移動とバーニングチャンバの回転移動によって自動分解が可能であってクリーニング作業が簡便であって、したがって効果的に維持管理できる効果がある。これによってガススクラバーの使用寿命も延長できる。
【0027】
以上では本発明の望ましい実施例に対して示してまた説明したが、本発明は前記した実施例に限らず、前記請求範囲で請求する本発明の要旨を逸脱しない範囲内で該発明の分野で通常の知識を有する者であれば誰でも多様な変形実施が可能なことはもちろんであり、そのような変形は請求範囲の記載範囲内にあるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の排気ガス処理用ガススクラバーの構造を示した一部折欠斜視図、
【図2】本発明の一実施例による自動分解可能な排気ガス処理用ガススクラバーの構造を示した一部折欠斜視図、
【図3】図2に示された本発明による排気ガス処理用ガススクラバーの内部装置の移動を順次的に示した側面図
【図4】図2に示された本発明による排気ガス処理用ガススクラバーの内部装置の移動を順次的に示した側面図
【図5】図2に示された本発明による排気ガス処理用ガススクラバーの内部装置の移動を順次的に示した側面図
【図6】本発明による排気ガス処理用ガススクラバーでバーニングチャンバの最少空間回転のための側面プレートの形状の一実施例を示したことである。
【符号の説明】
11:流入口
13:バーニングチャンバ
15:ウェッティングチャンバ
17a、17b:水平移動ガイド
19A、19B:スクリュー
21a、21b:モータ
23:側面回転軸
25:ひさご状ガイド

Claims (4)

  1. 排気ガスが流入する流入口と、前記流入口の一端に連結されて流入した排気ガスをバーニング処理するためのバーニングチャンバと、前記バーニングチャンバの下端が連結されて前記バーニングチャンバでバーニング処理された排気ガスから水溶性有害物質を取り除くためのウェッティングチャンバと、前記ウェッティングチャンバの一端に連結されて処理された排気ガスを排出する排出口及び前記バーニングチャンバとウェッティングチャンバとを受容するハウジングとを含んで構成される排気ガス処理用ガススクラバーにおいて、
    前記ハウジングの内部側面には側面ガイドが形成されて、
    前記ウェッティングチャンバの両側面には水平移動ガイドが設けられて、前記移動ガイドを沿って前記ウェッティングチャンバがハウジングのそとに押し出されて、
    前記バーニングチャンバは、後面下端角が前記ウェッティングチャンバの後面上端角にピボット連結されて、側面には回転軸が設定されて前記側面ガイドに沿って移動して、前記ウェッティングチャンバが前記水平移動ガイドを沿ってハウジングのそとに押し出されることによって前記バーニングチャンバは90度内で回転移動することを特徴とする自動分解可能な排気ガス処理用ガススクラバー。
  2. 前記ウェッティングチャンバの後面下端部にはスクリューが挿入可能に備わって、前記ハウジングの下端面には前記スクリューを回転駆動させるためのモータが設けられてモータの駆動により前記ウェッティングチャンバの水平移動と前記バーニングチャンバの回転の制御が可能なことを特徴とする自動分解可能なことを特徴とする請求項1に記載の排気ガス処理用ガススクラバー。
  3. 前記ハウジングの内部側面に形成された側面ガイドはひさご状ガイドであることを特徴とする請求項1または2に記載の排気ガス処理用ガススクラバー。
  4. 前記バーニングチャンバと前記ウェッティングチャンバとの自動分解及び空間活用に有利なように前記ハウジングは前面と後面の両門開閉式に形成されることを特徴とする自動分解可能なことを特徴とする請求項1ないし3に記載の排気ガス処理用ガススクラバー。
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