JP3555229B2 - 温度センサ - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は,給湯器のガス燃焼制御等に使用される温度センサに関する。
【0002】
【従来技術】
従来,給湯器等の燃焼制御は,燃焼室に温度センサを設け,ガスバーナの火炎の温度を検知することにより行われている。
温度センサは,例えば,図12に示すごとく,火炎の温度を検知するサーミスタ素子92と,該サーミスタ素子92より抵抗値出力を外部に導出する外部リード線96と,サーミスタ素子92を固定するためのハウジング97とを有している。
【0003】
サーミスタ素子92は,長板状のセラミック製の本体921と,その一端に内包した感温部920と,その他端に設けた電極部93とを有している。
電極部93は,一対の電極端子931,932を有している。
外部リード線96は,その内部に,一対のケーブル961,962を有している。ケーブル961,962には,それぞれ芯線951,952が内包されている。芯線951,952は,それぞれリード端子941,942を介して,上記サーミスタ素子92の電極端子931,932にろう付けされている。
【0004】
サーミスタ素子92は,ハウジング97の取付用枠部971及びその下方の挿入穴970に挿着されている。サーミスタ素子92の電極部93は,上記嵌合用枠部931に対してセメント99により封入,固着されている。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来の温度センサにおいては,使用経過に伴い,絶縁抵抗が低下してしまい,誤検出のおそれがあった。
その原因を調査したところ,マイナス側の電極部近傍に,上記セメント99中のナトリウムが凝集していた。このナトリウムが,電極部93の正負の電極端子931,932間に導電経路を形成するために,絶縁抵抗が低下するものと考えられる。
【0006】
本発明はかかる従来の問題点に鑑み,絶縁抵抗の低下を防止することができ,正確に温度を測定することができる,温度センサを提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
本発明において請求項1の発明は,セラミック製の本体の先端に内包された感温部と上記本体の他端に設けた電極部とを有するサーミスタ素子と,
上記電極部に接続した外部リード線と,上記感温部を突出させた状態で上記サーミスタ素子を装着したハウジングと,上記サーミスタ素子の電極部を封入すると共に,該サーミスタ素子をハウジングに対して固着したセメントとよりなる温度センサにおいて,
上記セメントは,ナトリウムを含有していないことを特徴とする温度センサにある。
また,本発明において請求項2の発明は,セラミック製の本体の先端に内包された感温部と上記本体の他端に設けた電極部とを有するサーミスタ素子と,
上記電極部に接続した外部リード線と,上記感温部を突出させた状態で上記サーミスタ素子を装着したハウジングと,上記サーミスタ素子の電極部を封入すると共に,該サーミスタ素子をハウジングに対して固着したセメントとよりなる温度センサにおいて,
上記セメントは,ナトリウム含有量が0を超えて0.2wt%未満であることを特徴とする温度センサにある。
【0008】
本発明において,上記セメントは,水を加えてスラリー状とすることにより,硬化するものであり,ナトリウムを0.2wt%未満含有している。0.2wt%未満含有しているとは,ナトリウムを全く含有していないもの,又は0.2wt%未満含むものをいう。
上記ナトリウムを0.2wt%未満含有しているセメントとしては,例えば,アルミナセメント,シリカセメントがある。
【0009】
上記セメントは,サーミスタ素子の電極部を封入し,且つサーミスタ素子をハウジングに対して固着している。セメントは,電極部の全体を封入していることが好ましい。これにより,電極部の外部損傷を防止することができる。
【0010】
上記ハウジングと上記サーミスタ素子のセラミック製の本体とは,同材質であることが好ましい。これにより,熱膨張による応力破壊を防止できる。例えば,上記ハウジング及び上記サーミスタ素子の本体は,共にアルミナである。この場合,上記ハウジングと上記本体とは,アルミナ系接着剤により接着されていることが好ましい。これにより,ハウジングと上記本体とこれらを接着する接着剤とがすべて同質系材料となり,更に熱応力による破壊を防止できる。
【0011】
上記外部リード線は,上記サーミスタ素子の先端を位置決めするための絶縁ブッシュを有し,該絶縁ブッシュは,ハウジングに嵌合されていることが好ましい。これにより,サーミスタ素子の先端の感温部を被検査対象に対して正確な位置に位置決めすることができる。そのため,被検査対象の温度を正確に測定することができる。
【0012】
また,上記絶縁ブッシュは,弾性体であることが好ましい。これにより,外部リード線における,電極との固定部付近の曲折,損傷を防止することができる。弾性体の絶縁ブッシュとしては,例えば,シリコンゴムを用いることができる。
【0013】
【作用及び効果】
本発明の温度センサにおいては,ナトリウムを0.2wt%未満含有しているセメントにより,サーミスタ素子の電極部を封入している。このように本発明においては,上記セメントがナトリウムを含有していないか,又は0を超えて0.2wt%未満の範囲にしかナトリウムを含有していない。そのため,電圧印加の際にセメント内のナトリウムが電極部付近に凝集するおそれは,全くない。
【0014】
そのため,電極部における正負電極間の絶縁を確保することができ,絶縁抵抗の低下を防止することができる。従って,被検査対象の温度を正確に測定することができる。
【0015】
本発明によれば,絶縁抵抗の低下を防止することができ,正確に温度を測定することができる,温度センサを提供することができる。
【0016】
【実施例】
実施例1
本発明の実施例に係る温度センサについて,図1〜図8を用いて説明する。
本例の温度センサ10は,図1〜図3に示すごとく,ハウジング3内にサーミスタ素子2を設けている。サーミスタ素子2は,セラミック製の本体20と,本体20の先端に内包された感温部22と,本体20の他端に設けた電極部21とを有している。
【0017】
また,温度センサ10は,上記電極部21に接続した外部リード線6と,感温部22を突出させた状態でサーミスタ素子2を装着したハウジング3と,サーミスタ素子2の電極部21を封入し,サーミスタ素子2をハウジング3に対して固着したセメント1とを有している。
【0018】
セメント1は,ナトリウムを0.2wt%未満含有しているアルミナセメントである。このアルミナセメントのPHは11であり,線膨張率は8×10−6/℃,体積固有抵抗は1×10−8Ωcm,吸水率は2%である。
ハウジング3及び本体20は,共にアルミナである。ハウジング3と上記本体20との間は,図1,図3に示すごとく,アルミナ系の接着剤29により接着されている。
【0019】
外部リード線6は,図1,図2に示すごとく,サーミスタ素子2の先端を位置決めするための絶縁ブッシュ5により,ハウジング3の嵌合用枠部30に嵌合されている。絶縁ブッシュ5は,弾性を有するシリコンゴムである。
絶縁ブッシュ5は,図1に示すごとく,嵌合用枠部30の底部302に対して当接している。また,図2に示すごとく,上記嵌合用枠部30の馬蹄形の開口段部301に対して当接している。絶縁ブッシュ5は,図4に示すごとく,ケーブル61,62を挿通するための一対の長穴51,52を有している。
【0020】
外部リード線6は,図6に示すごとく,外装絶縁体63により被覆された2本のケーブル61,62よりなる。ケーブル61,62は,図4(b)に示すごとく,それぞれ絶縁ブッシュ5の長穴51,52に挿入されている。
また,ケーブル61,62には,図6に示すごとく,芯線が内包されており,その先端にはリード端子611,612が取り付けられている。このリード端子611,612は,サーミスタ素子2の電極部21の電極端子211,212と接合されている。
外部リード線6の他端は,図1に示すごとく,コネクタ67と接続している。
【0021】
サーミスタ素子2は,積層セラミック体であり,その先端には感温部22が内包されている。
上記感温部22を内包したサーミスタ素子2の先端は,エスイット合金よりなる筒状プロテクタ7により覆われている。
上記温度センサ10の抵抗は,図示しない回路によって温度センサと直列に接続した基準抵抗(プルアップ抵抗)に直流一定電圧を印加し,該基準抵抗に発生する電圧を検出することにより,測定される。
【0022】
上記温度センサ10の製造方法について説明する。
まず,図6に示すごとく,長板状のアルミナシートの先端にCr−Mn系スピネルからなる厚膜状の感温部22を印刷し,その上に長板状のアルミナシートを重ね合わせ,積層状となし,これを焼成する。次に,焼成した上記アルミナシートの他端に電極端子211,212を接合する。これにより,サーミスタ素子2を得る。
【0023】
また,外部リード線6のケーブル61,62を,絶縁ブッシュ5の長穴51,52に挿入する。次いで,外部リード線6を,その先端のリード端子611,612を介して,サーミスタ素子2の電極端子211,212にろう付けにより接合する。
【0024】
次に,ハウジング3のスリーブ部37に筒状プロテクタ7を装着する。次いで,筒状プロテクタ7及びその上方に連通した挿入穴32の中に,上記サーミスタ素子2を装着する。そして,絶縁ブッシュ5の底面502を,ハウジング3の嵌合用底部302に対して当接させる。また,絶縁ブッシュ5の側面501を,ハウジング3の開口段部301に対して当接させる。これにより,ハウジング3に対するサーミスタ素子2の位置がほぼ決定される。
【0025】
次に,図7に示すごとく,サーミスタ素子2の下端に治具4を接触させて,ハウジング3のフランジ部36とサーミスタ素子2の感温部22との間の距離Lを微調整し,サーミスタ素子2の位置合わせをする。この際,サーミスタ素子2がわずかに上下動するが,その動きは,図4(b)に示すごとく,絶縁ブッシュ5の長穴51,52内をケーブル61,62が上下移動することにより吸収される。そのため,絶縁ブッシュ5を定位置に固定したまま,サーミスタ素子2の先端の位置合わせを行うことができる。
【0026】
次いで,図8に示すごとく,ハウジング3の挿入穴32とサーミスタ素子2の本体20との間にアルミナ系の接着剤29を充填する。
次いで,嵌合用枠部30とサーミスタ素子2の電極部21との間に,ナトリウムを0.2wt%未満含有しているセメント1を充填する。これにより,サーミスタ素子2をハウジング3に固着すると共に,電極部21の全体をセメント1により封止する。
以上により,上記温度センサ10が得られる。
【0027】
次に,上記温度センサを,ガス給湯器のガス燃焼制御用センサとして使用する場合について説明する。
即ち,図5に示すごとく,ガス給湯器8は,ガスバーナー81と熱交換器82とを有する燃焼室80を有している。上記温度センサ10は,燃焼室80の外壁89に取り付けられている。外壁89に設けた壁穴には,サーミスタ素子2の感温部22がガスバーナー81から発する火炎810に当たるように,上記温度センサ10のサーミスタ素子2の先端が挿入されている。温度センサ10のハウジング3は,そのフランジ部36において,外壁89に固定されている。
【0028】
次に,本例の作用効果について説明する。
本例の温度センサ10においては,図1に示すごとく,ナトリウムを0.2wt%未満含有しているセメント1により,サーミスタ素子2の電極部21を封入している。そのため,電圧印加の際にセメント内のナトリウムが電極部21付近に凝集するおそれは,全くない。そのため,電極部21における正負の電極端子211,212の間の絶縁を確保することができ,絶縁抵抗の低下を防止することができる。
【0029】
また,セメント1は,電極部21の全体を封入しているため,電極部21の外部損傷を防止することができる。
また,ハウジング3,サーミスタ素子2の本体20,及び両者を接着する接着剤29は,すべてアルミナ系材料である。そのため,熱応力によるサーミスタ素子2の破壊を防止できる。
【0030】
また,サーミスタ素子2の電極部21には,絶縁ブッシュ5を設けた外部リード線6が接続されている。この絶縁ブッシュ5は,図6,図7に示すごとく,その側面501を嵌合用枠部30の開口段部301に,その底面502を嵌合用枠部30の底部302に当接させている。そのため,絶縁ブッシュ5は,嵌合用枠部30に対して正確な位置に嵌合される。それ故,サーミスタ素子2は,ハウジング3に対して定位置に位置決めされる。
【0031】
また,絶縁ブッシュ5の長穴51,52は,図7に示すごとく,治具4によりサーミスタ素子2の位置を微調整する際にサーミスタ素子2の上下方向のズレを吸収する。そのため,サーミスタ素子2の先端に内包された感温部22とハウジング3のフランジ部36との間の距離Lを正確に設定できる。
【0032】
従って,図5に示すごとく,上記温度センサ10をガス給湯器8に取り付けた場合,サーミスタ素子2の先端の感温部22を火炎810に対して正確な位置に位置決めすることができる。そのため,火炎810の温度を正確に測定することができる。
【0033】
また,絶縁ブッシュ5はシリコンゴムであり,弾性を有する。そのため,外部リード線6における,電極端子211,212との固定部付近の曲折,損傷を防止することができる。
【0034】
実施例2
本例においては,サーミスタ素子の電極部を封止するセメントの種類を変えて,温度センサを製造し,耐久試験を行った。
セメントの種類は,表1に示すごとく,シリカ又はアルミナを主成分するものを用いた。その中,ナトリウム含有率が0重量%のセメントを本発明にかかる試料E3,E4とし,ナトリウム含有率が0.2〜3.2重量%のセメントを比較例に係る試料C1,C2,C5,C6とした。
【0035】
上記各試料のPH,線膨張率,体積固有抵抗,吸湿率,ナトリウム含有率は,表1に示した。この中,線膨張率は,0〜600℃における平均値を示した。体積固有抵抗は,JISC−2103に準拠し,23℃,55%RH環境下において測定した。吸湿率は,23℃,95%RHの環境下に,72時間セメントを放置した場合にセメントが吸収した水分量より求めた。
【0036】
上記セメントを用いて実施例1と同様に温度センサを製造した。この温度センサの初期絶縁抵抗は,上記のいずれのセメントを用いた場合にも,10MΩ以上であった。この温度センサを3分間800℃のガス火炎中に晒し,次いで3分間休止する耐久試験を繰り返した。そして,絶縁抵抗が100kΩ以下(常温)となったときに,耐久試験を停止した。この繰返耐久試験を4回行い,その平均値を図9に示した。
【0037】
本発明にかかる試料E3,E4の場合には,サイクル数が7×104 回以上となった場合にも,絶縁抵抗が100kΩを越える高い値を示した。一方,比較例としての試料C1,C2,C5,C6は,5×104 回未満で,温度センサの絶縁抵抗が100kΩ以下(常温)となった。
【0038】
一方,試料C1(比較例)の場合には,図10に示すごとく,マイナスの電極端子212の近傍にナトリウム19が多量に凝集していた。
また,試料C1と同じナトリウム量のセメントを用いて,電極部の温度,試験環境の湿度を変えて試験を行った。その結果,高い温度,高い湿気となるほど,多くのナトリウムが凝集し,また凝集速度も速かった。
【0039】
ナトリウム19の凝集は,セメント1の中に含まれるナトリウムが,電位差によってイオン化し,ナトリウムイオンとしてマイナスの電極端子に移動したためであると考えられる。また,耐久試験での絶縁抵抗の低下は,ナトリウムの凝集により,電極端子212の間に導電経路が形成されたためであると考えられる。
【0040】
また,電極部付近のセメントを除去し,サーミスタ素子だけの絶縁抵抗を測定したところ,初期抵抗に対して変化はみられなかった。
以上のことから,ナトリウムを含有していないセメントにより電極部を封止することにより,絶縁抵抗の低下を防止することができ,正確に温度を測定することができる。
【0041】
【表1】
【0042】
実施例3
本例においては,ハウジングの材質を変えて温度センサを製造し,そのセンサ指示温度を測定した。
ハウジングは,実施例1と同様のアルミナを本発明として用いた。一方,比較例としては金属製(S35C)のものを用いた。
両ハウジングをそれぞれ用いて,実施例1と同様に温度センサを製造した。その温度センサを900℃の電気炉に100秒間挿入した。その間のセンサ指示温度を測定した。その結果を図11に示した。
【0043】
同図より,本発明品の場合には,熱応答性が早かった。一方,比較例の場合には,熱応答性が遅かった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の温度センサの断面図。
【図2】実施例1の温度センサの平面図。
【図3】実施例1の温度センサの裏面図。
【図4】実施例1の,絶縁ブッシュの(a)斜視図,及び(b)側面図。
【図5】実施例1の,温度センサをガス給湯器に取り付けて使用する方法を示す説明図。
【図6】実施例1の,温度センサの組付け説明図。
【図7】実施例1の,サーミスタ素子をハウジング内に挿入,位置決めする方法を示す説明図。
【図8】実施例1の,電極部の封止方法を示す説明図。
【図9】実施例2の耐久試験の結果を示す説明図。
【図10】実施例2における,ナトリウムが凝集した電極部付近の説明図。
【図11】実施例3における,温度センサの熱応答性を示す線図。
【図12】従来例の温度センサの断面図。
【符号の説明】
1...セメント,
10...温度センサ,
2...サーミスタ素子,
20...本体,
21...電極部,
211,212...電極端子,
22...感温部,
29...接着剤,
3...ハウジング,
30...嵌合用枠部,
36...フランジ部,
5...絶縁ブッシュ,
51,52...長穴,
6...外部リード線,
61,62...ケーブル,
7...筒状プロテクタ,
【産業上の利用分野】
本発明は,給湯器のガス燃焼制御等に使用される温度センサに関する。
【0002】
【従来技術】
従来,給湯器等の燃焼制御は,燃焼室に温度センサを設け,ガスバーナの火炎の温度を検知することにより行われている。
温度センサは,例えば,図12に示すごとく,火炎の温度を検知するサーミスタ素子92と,該サーミスタ素子92より抵抗値出力を外部に導出する外部リード線96と,サーミスタ素子92を固定するためのハウジング97とを有している。
【0003】
サーミスタ素子92は,長板状のセラミック製の本体921と,その一端に内包した感温部920と,その他端に設けた電極部93とを有している。
電極部93は,一対の電極端子931,932を有している。
外部リード線96は,その内部に,一対のケーブル961,962を有している。ケーブル961,962には,それぞれ芯線951,952が内包されている。芯線951,952は,それぞれリード端子941,942を介して,上記サーミスタ素子92の電極端子931,932にろう付けされている。
【0004】
サーミスタ素子92は,ハウジング97の取付用枠部971及びその下方の挿入穴970に挿着されている。サーミスタ素子92の電極部93は,上記嵌合用枠部931に対してセメント99により封入,固着されている。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来の温度センサにおいては,使用経過に伴い,絶縁抵抗が低下してしまい,誤検出のおそれがあった。
その原因を調査したところ,マイナス側の電極部近傍に,上記セメント99中のナトリウムが凝集していた。このナトリウムが,電極部93の正負の電極端子931,932間に導電経路を形成するために,絶縁抵抗が低下するものと考えられる。
【0006】
本発明はかかる従来の問題点に鑑み,絶縁抵抗の低下を防止することができ,正確に温度を測定することができる,温度センサを提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
本発明において請求項1の発明は,セラミック製の本体の先端に内包された感温部と上記本体の他端に設けた電極部とを有するサーミスタ素子と,
上記電極部に接続した外部リード線と,上記感温部を突出させた状態で上記サーミスタ素子を装着したハウジングと,上記サーミスタ素子の電極部を封入すると共に,該サーミスタ素子をハウジングに対して固着したセメントとよりなる温度センサにおいて,
上記セメントは,ナトリウムを含有していないことを特徴とする温度センサにある。
また,本発明において請求項2の発明は,セラミック製の本体の先端に内包された感温部と上記本体の他端に設けた電極部とを有するサーミスタ素子と,
上記電極部に接続した外部リード線と,上記感温部を突出させた状態で上記サーミスタ素子を装着したハウジングと,上記サーミスタ素子の電極部を封入すると共に,該サーミスタ素子をハウジングに対して固着したセメントとよりなる温度センサにおいて,
上記セメントは,ナトリウム含有量が0を超えて0.2wt%未満であることを特徴とする温度センサにある。
【0008】
本発明において,上記セメントは,水を加えてスラリー状とすることにより,硬化するものであり,ナトリウムを0.2wt%未満含有している。0.2wt%未満含有しているとは,ナトリウムを全く含有していないもの,又は0.2wt%未満含むものをいう。
上記ナトリウムを0.2wt%未満含有しているセメントとしては,例えば,アルミナセメント,シリカセメントがある。
【0009】
上記セメントは,サーミスタ素子の電極部を封入し,且つサーミスタ素子をハウジングに対して固着している。セメントは,電極部の全体を封入していることが好ましい。これにより,電極部の外部損傷を防止することができる。
【0010】
上記ハウジングと上記サーミスタ素子のセラミック製の本体とは,同材質であることが好ましい。これにより,熱膨張による応力破壊を防止できる。例えば,上記ハウジング及び上記サーミスタ素子の本体は,共にアルミナである。この場合,上記ハウジングと上記本体とは,アルミナ系接着剤により接着されていることが好ましい。これにより,ハウジングと上記本体とこれらを接着する接着剤とがすべて同質系材料となり,更に熱応力による破壊を防止できる。
【0011】
上記外部リード線は,上記サーミスタ素子の先端を位置決めするための絶縁ブッシュを有し,該絶縁ブッシュは,ハウジングに嵌合されていることが好ましい。これにより,サーミスタ素子の先端の感温部を被検査対象に対して正確な位置に位置決めすることができる。そのため,被検査対象の温度を正確に測定することができる。
【0012】
また,上記絶縁ブッシュは,弾性体であることが好ましい。これにより,外部リード線における,電極との固定部付近の曲折,損傷を防止することができる。弾性体の絶縁ブッシュとしては,例えば,シリコンゴムを用いることができる。
【0013】
【作用及び効果】
本発明の温度センサにおいては,ナトリウムを0.2wt%未満含有しているセメントにより,サーミスタ素子の電極部を封入している。このように本発明においては,上記セメントがナトリウムを含有していないか,又は0を超えて0.2wt%未満の範囲にしかナトリウムを含有していない。そのため,電圧印加の際にセメント内のナトリウムが電極部付近に凝集するおそれは,全くない。
【0014】
そのため,電極部における正負電極間の絶縁を確保することができ,絶縁抵抗の低下を防止することができる。従って,被検査対象の温度を正確に測定することができる。
【0015】
本発明によれば,絶縁抵抗の低下を防止することができ,正確に温度を測定することができる,温度センサを提供することができる。
【0016】
【実施例】
実施例1
本発明の実施例に係る温度センサについて,図1〜図8を用いて説明する。
本例の温度センサ10は,図1〜図3に示すごとく,ハウジング3内にサーミスタ素子2を設けている。サーミスタ素子2は,セラミック製の本体20と,本体20の先端に内包された感温部22と,本体20の他端に設けた電極部21とを有している。
【0017】
また,温度センサ10は,上記電極部21に接続した外部リード線6と,感温部22を突出させた状態でサーミスタ素子2を装着したハウジング3と,サーミスタ素子2の電極部21を封入し,サーミスタ素子2をハウジング3に対して固着したセメント1とを有している。
【0018】
セメント1は,ナトリウムを0.2wt%未満含有しているアルミナセメントである。このアルミナセメントのPHは11であり,線膨張率は8×10−6/℃,体積固有抵抗は1×10−8Ωcm,吸水率は2%である。
ハウジング3及び本体20は,共にアルミナである。ハウジング3と上記本体20との間は,図1,図3に示すごとく,アルミナ系の接着剤29により接着されている。
【0019】
外部リード線6は,図1,図2に示すごとく,サーミスタ素子2の先端を位置決めするための絶縁ブッシュ5により,ハウジング3の嵌合用枠部30に嵌合されている。絶縁ブッシュ5は,弾性を有するシリコンゴムである。
絶縁ブッシュ5は,図1に示すごとく,嵌合用枠部30の底部302に対して当接している。また,図2に示すごとく,上記嵌合用枠部30の馬蹄形の開口段部301に対して当接している。絶縁ブッシュ5は,図4に示すごとく,ケーブル61,62を挿通するための一対の長穴51,52を有している。
【0020】
外部リード線6は,図6に示すごとく,外装絶縁体63により被覆された2本のケーブル61,62よりなる。ケーブル61,62は,図4(b)に示すごとく,それぞれ絶縁ブッシュ5の長穴51,52に挿入されている。
また,ケーブル61,62には,図6に示すごとく,芯線が内包されており,その先端にはリード端子611,612が取り付けられている。このリード端子611,612は,サーミスタ素子2の電極部21の電極端子211,212と接合されている。
外部リード線6の他端は,図1に示すごとく,コネクタ67と接続している。
【0021】
サーミスタ素子2は,積層セラミック体であり,その先端には感温部22が内包されている。
上記感温部22を内包したサーミスタ素子2の先端は,エスイット合金よりなる筒状プロテクタ7により覆われている。
上記温度センサ10の抵抗は,図示しない回路によって温度センサと直列に接続した基準抵抗(プルアップ抵抗)に直流一定電圧を印加し,該基準抵抗に発生する電圧を検出することにより,測定される。
【0022】
上記温度センサ10の製造方法について説明する。
まず,図6に示すごとく,長板状のアルミナシートの先端にCr−Mn系スピネルからなる厚膜状の感温部22を印刷し,その上に長板状のアルミナシートを重ね合わせ,積層状となし,これを焼成する。次に,焼成した上記アルミナシートの他端に電極端子211,212を接合する。これにより,サーミスタ素子2を得る。
【0023】
また,外部リード線6のケーブル61,62を,絶縁ブッシュ5の長穴51,52に挿入する。次いで,外部リード線6を,その先端のリード端子611,612を介して,サーミスタ素子2の電極端子211,212にろう付けにより接合する。
【0024】
次に,ハウジング3のスリーブ部37に筒状プロテクタ7を装着する。次いで,筒状プロテクタ7及びその上方に連通した挿入穴32の中に,上記サーミスタ素子2を装着する。そして,絶縁ブッシュ5の底面502を,ハウジング3の嵌合用底部302に対して当接させる。また,絶縁ブッシュ5の側面501を,ハウジング3の開口段部301に対して当接させる。これにより,ハウジング3に対するサーミスタ素子2の位置がほぼ決定される。
【0025】
次に,図7に示すごとく,サーミスタ素子2の下端に治具4を接触させて,ハウジング3のフランジ部36とサーミスタ素子2の感温部22との間の距離Lを微調整し,サーミスタ素子2の位置合わせをする。この際,サーミスタ素子2がわずかに上下動するが,その動きは,図4(b)に示すごとく,絶縁ブッシュ5の長穴51,52内をケーブル61,62が上下移動することにより吸収される。そのため,絶縁ブッシュ5を定位置に固定したまま,サーミスタ素子2の先端の位置合わせを行うことができる。
【0026】
次いで,図8に示すごとく,ハウジング3の挿入穴32とサーミスタ素子2の本体20との間にアルミナ系の接着剤29を充填する。
次いで,嵌合用枠部30とサーミスタ素子2の電極部21との間に,ナトリウムを0.2wt%未満含有しているセメント1を充填する。これにより,サーミスタ素子2をハウジング3に固着すると共に,電極部21の全体をセメント1により封止する。
以上により,上記温度センサ10が得られる。
【0027】
次に,上記温度センサを,ガス給湯器のガス燃焼制御用センサとして使用する場合について説明する。
即ち,図5に示すごとく,ガス給湯器8は,ガスバーナー81と熱交換器82とを有する燃焼室80を有している。上記温度センサ10は,燃焼室80の外壁89に取り付けられている。外壁89に設けた壁穴には,サーミスタ素子2の感温部22がガスバーナー81から発する火炎810に当たるように,上記温度センサ10のサーミスタ素子2の先端が挿入されている。温度センサ10のハウジング3は,そのフランジ部36において,外壁89に固定されている。
【0028】
次に,本例の作用効果について説明する。
本例の温度センサ10においては,図1に示すごとく,ナトリウムを0.2wt%未満含有しているセメント1により,サーミスタ素子2の電極部21を封入している。そのため,電圧印加の際にセメント内のナトリウムが電極部21付近に凝集するおそれは,全くない。そのため,電極部21における正負の電極端子211,212の間の絶縁を確保することができ,絶縁抵抗の低下を防止することができる。
【0029】
また,セメント1は,電極部21の全体を封入しているため,電極部21の外部損傷を防止することができる。
また,ハウジング3,サーミスタ素子2の本体20,及び両者を接着する接着剤29は,すべてアルミナ系材料である。そのため,熱応力によるサーミスタ素子2の破壊を防止できる。
【0030】
また,サーミスタ素子2の電極部21には,絶縁ブッシュ5を設けた外部リード線6が接続されている。この絶縁ブッシュ5は,図6,図7に示すごとく,その側面501を嵌合用枠部30の開口段部301に,その底面502を嵌合用枠部30の底部302に当接させている。そのため,絶縁ブッシュ5は,嵌合用枠部30に対して正確な位置に嵌合される。それ故,サーミスタ素子2は,ハウジング3に対して定位置に位置決めされる。
【0031】
また,絶縁ブッシュ5の長穴51,52は,図7に示すごとく,治具4によりサーミスタ素子2の位置を微調整する際にサーミスタ素子2の上下方向のズレを吸収する。そのため,サーミスタ素子2の先端に内包された感温部22とハウジング3のフランジ部36との間の距離Lを正確に設定できる。
【0032】
従って,図5に示すごとく,上記温度センサ10をガス給湯器8に取り付けた場合,サーミスタ素子2の先端の感温部22を火炎810に対して正確な位置に位置決めすることができる。そのため,火炎810の温度を正確に測定することができる。
【0033】
また,絶縁ブッシュ5はシリコンゴムであり,弾性を有する。そのため,外部リード線6における,電極端子211,212との固定部付近の曲折,損傷を防止することができる。
【0034】
実施例2
本例においては,サーミスタ素子の電極部を封止するセメントの種類を変えて,温度センサを製造し,耐久試験を行った。
セメントの種類は,表1に示すごとく,シリカ又はアルミナを主成分するものを用いた。その中,ナトリウム含有率が0重量%のセメントを本発明にかかる試料E3,E4とし,ナトリウム含有率が0.2〜3.2重量%のセメントを比較例に係る試料C1,C2,C5,C6とした。
【0035】
上記各試料のPH,線膨張率,体積固有抵抗,吸湿率,ナトリウム含有率は,表1に示した。この中,線膨張率は,0〜600℃における平均値を示した。体積固有抵抗は,JISC−2103に準拠し,23℃,55%RH環境下において測定した。吸湿率は,23℃,95%RHの環境下に,72時間セメントを放置した場合にセメントが吸収した水分量より求めた。
【0036】
上記セメントを用いて実施例1と同様に温度センサを製造した。この温度センサの初期絶縁抵抗は,上記のいずれのセメントを用いた場合にも,10MΩ以上であった。この温度センサを3分間800℃のガス火炎中に晒し,次いで3分間休止する耐久試験を繰り返した。そして,絶縁抵抗が100kΩ以下(常温)となったときに,耐久試験を停止した。この繰返耐久試験を4回行い,その平均値を図9に示した。
【0037】
本発明にかかる試料E3,E4の場合には,サイクル数が7×104 回以上となった場合にも,絶縁抵抗が100kΩを越える高い値を示した。一方,比較例としての試料C1,C2,C5,C6は,5×104 回未満で,温度センサの絶縁抵抗が100kΩ以下(常温)となった。
【0038】
一方,試料C1(比較例)の場合には,図10に示すごとく,マイナスの電極端子212の近傍にナトリウム19が多量に凝集していた。
また,試料C1と同じナトリウム量のセメントを用いて,電極部の温度,試験環境の湿度を変えて試験を行った。その結果,高い温度,高い湿気となるほど,多くのナトリウムが凝集し,また凝集速度も速かった。
【0039】
ナトリウム19の凝集は,セメント1の中に含まれるナトリウムが,電位差によってイオン化し,ナトリウムイオンとしてマイナスの電極端子に移動したためであると考えられる。また,耐久試験での絶縁抵抗の低下は,ナトリウムの凝集により,電極端子212の間に導電経路が形成されたためであると考えられる。
【0040】
また,電極部付近のセメントを除去し,サーミスタ素子だけの絶縁抵抗を測定したところ,初期抵抗に対して変化はみられなかった。
以上のことから,ナトリウムを含有していないセメントにより電極部を封止することにより,絶縁抵抗の低下を防止することができ,正確に温度を測定することができる。
【0041】
【表1】
【0042】
実施例3
本例においては,ハウジングの材質を変えて温度センサを製造し,そのセンサ指示温度を測定した。
ハウジングは,実施例1と同様のアルミナを本発明として用いた。一方,比較例としては金属製(S35C)のものを用いた。
両ハウジングをそれぞれ用いて,実施例1と同様に温度センサを製造した。その温度センサを900℃の電気炉に100秒間挿入した。その間のセンサ指示温度を測定した。その結果を図11に示した。
【0043】
同図より,本発明品の場合には,熱応答性が早かった。一方,比較例の場合には,熱応答性が遅かった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の温度センサの断面図。
【図2】実施例1の温度センサの平面図。
【図3】実施例1の温度センサの裏面図。
【図4】実施例1の,絶縁ブッシュの(a)斜視図,及び(b)側面図。
【図5】実施例1の,温度センサをガス給湯器に取り付けて使用する方法を示す説明図。
【図6】実施例1の,温度センサの組付け説明図。
【図7】実施例1の,サーミスタ素子をハウジング内に挿入,位置決めする方法を示す説明図。
【図8】実施例1の,電極部の封止方法を示す説明図。
【図9】実施例2の耐久試験の結果を示す説明図。
【図10】実施例2における,ナトリウムが凝集した電極部付近の説明図。
【図11】実施例3における,温度センサの熱応答性を示す線図。
【図12】従来例の温度センサの断面図。
【符号の説明】
1...セメント,
10...温度センサ,
2...サーミスタ素子,
20...本体,
21...電極部,
211,212...電極端子,
22...感温部,
29...接着剤,
3...ハウジング,
30...嵌合用枠部,
36...フランジ部,
5...絶縁ブッシュ,
51,52...長穴,
6...外部リード線,
61,62...ケーブル,
7...筒状プロテクタ,
Claims (8)
- セラミック製の本体の先端に内包された感温部と上記本体の他端に設けた電極部とを有するサーミスタ素子と,
上記電極部に接続した外部リード線と,上記感温部を突出させた状態で上記サーミスタ素子を装着したハウジングと,上記サーミスタ素子の電極部を封入すると共に,該サーミスタ素子をハウジングに対して固着したセメントとよりなる温度センサにおいて,
上記セメントは,ナトリウムを含有していないことを特徴とする温度センサ。 - セラミック製の本体の先端に内包された感温部と上記本体の他端に設けた電極部とを有するサーミスタ素子と,
上記電極部に接続した外部リード線と,上記感温部を突出させた状態で上記サーミスタ素子を装着したハウジングと,上記サーミスタ素子の電極部を封入すると共に,該サーミスタ素子をハウジングに対して固着したセメントとよりなる温度センサにおいて,
上記セメントは,ナトリウム含有量が0を超えて0.2wt%未満であることを特徴とする温度センサ。 - 請求項1又は2において,上記セメントは,アルミナセメント又はシリカセメントのいずれか又は双方であることを特徴とする温度センサ。
- 請求項1〜3のいずれか一項において,上記ハウジングと上記サーミスタ素子のセラミック製の本体とは,同材質であることを特徴とする温度センサ。
- 請求項1〜4のいずれか一項において,上記ハウジング及び上記サーミスタ素子のセラミック製の本体は,共にアルミナであることを特徴とする温度センサ。
- 請求項5において,上記ハウジングとサーミスタ素子の本体とは,アルミナ系接着剤により接着されていることを特徴とする温度センサ。
- 請求項1〜6のいずれか一項において,上記外部リード線は,上記サーミスタ素子の先端を位置決めするための絶縁ブッシュを有し,該絶縁ブッシュは上記ハウジングに嵌合されていることを特徴とする温度センサ。
- 請求項7において,上記絶縁ブッシュは,弾性体であることを特徴とする温度センサ。
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