JP3555099B2 - 印刷装置のインキ供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷機、特に孔版印刷機のインキ供給装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
孔版印刷機のインキ供給装置として、互いに対向する一対の側板を備えた枠体と、前記一対の側板間に配設され自身の中心軸線の周りに回転可能に前記枠体より支持され外周面にて版胴の内周面に摺接するインキ供給ローラと、前記一対の側板間にて前記インキ供給ローラの一つの母線に沿って前記インキ供給ローラの外周面との間に所定の間隙を郭定すべく延在し前記枠体より支持されたインキ量制御部材とを有し、前記インキ供給ローラの外周面と前記インキ量制御部材との間に両者に沿い且つ両側端を前記一対の側板により限られた楔状横断面のインキ溜り部を形成し、該インキ溜り部に供給されたインキが前記インキ供給ローラの回転に伴って前記インキ溜り部内にて前記インキ供給ローラの外周面に沿う方向に渦状に回転するインキ塊を形成し、かかる回転インキ塊より前記インキ供給ローラの外周面と前記インキ量制御部材との間の間隙を通り前記インキ供給ローラの外周面に付着して送られるインキ膜が版胴の内周面に供給されるよう構成されたインキ供給装置が、本件出願人と同一人の出願による特願昭53−128043号(特開昭55−55889号)に於いて提案されている。
【0003】
更に前記インキ溜り部内に形成されたインキ塊の渦状回転をより強力に発生させ、インキ塊の横断面形状をその長手方向に沿ってよりよく均一化することを図って、前記インキ溜り部内に前記インキ量制御部材及び前記インキ供給ローラの一つの母線に平行に前記一対の側板間に延在し自身の中心軸線の周りに前記インキ供給ローラの回転に同期してそれと反対の方向に回転されるインキ塊駆動用棒状部材を設けることが、本件出願人と同一人の出願による特願昭58−113850号(特開昭60−4062号)に於いて提案されている。
【0004】
更に前記インキ溜り部内に渦状に回転するよう形成されるインキ塊は、その両側端部が前記一対の側板との摩擦接触により減速されることによって、その両側端部の横断面形状が中央部の横断面形状より大きくなりがちであることに対処し、前記インキ塊駆動用棒状部材の径をその両側端部にて中央部より太くすることが、本件出願人と同一人の出願による実願昭59−107284号(実開昭61−22655号)に於いて提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の各提案になるインキ供給装置に於いては、前記インキ溜り部内に渦状に回転するよう形成されるインキ塊は、インキポンプにより圧送されインキ溜り部の上方にそれに沿って間隔を置いて配置された複数のインキ分配口より吐出されたインキにより形成され、その横断面の大きさは、それを感知するインキセンサとそれに応答してインキポンプの運転を制御する制御手段により、常時或る予め定められた適度の大きさに保たれる。即ち、印刷時に版胴の回転に伴うインキ供給ローラの回転に従ってインキがインキ溜り部より排出され、インキ塊の横断面の大きさが或る所定の大きさ以下に縮小すると、そのことが接触式或いは非接触式のインキセンサにより感知され、前記制御手段によりインキポンプが運転されてインキ溜り部へのインキの補給が行われ、かかるインキの補給がある時間継続することによりインキ塊の横断面の大きさが増大し、そのことがインキセンサにより感知されると、前記制御手段によりインキポンプの運転が停止される。かかるインキセンサを伴う制御手段によるインキポンプの間歇運転制御により、インキ溜り部内に於けるインキ塊の横断面の大きさは、インキ供給装置の作動中、ほぼ一定に維持されるようになっている。
【0006】
しかしインキ溜り部へのインキの供給は、上記の如くその上方にそれに沿って間隔を置いて配置された複数のインキ分配口より行われるので、インキ分配口よりインキが吐出されている間及びそれが停止しても暫くの間は、インキ分配口に対応する箇所及びその近傍にてインキ塊の横断面は他の部分に於ける横断面より大きくなり、そのため前記特願昭58−113850号及び実願昭59−107284号による改良によっても尚、インキ塊の長手方向に於ける太さが不均一となり、印刷画像に用紙の幅方向に沿う濃さのむらを生ずる恐れがある。更に又、インキセンサはインキ塊の長手方向に沿う一部のみについてその横断面の大きさを感知するものであるため、インキ溜り部内に供給されているインキ量とインキセンサが感知するインキ量との間には不可避的にずれが生じ、又そのずれの度合いはインキ供給速度即ちインキ消費速度が大きい程大きくなる。
【0007】
かかるインキ塊の長手方向に於ける太さの不均一及びインキ溜り部内に維持されるインキ量の変動に対し、従来の装置に於ては、インキ供給ローラの外周面とインキ量制御部材との間に形成された楔状横断面の空間は、上方且つ側方へ向けてかなり大きな角度で開いており、特にインキ供給ローラの外周面に沿う楔状横断面空間の底壁は楔の尖端から遠ざかるにつれて急速に水平に近づくので、インキ供給ローラの外周面はインキ塊の横断面形状の膨らみを側方から押えてインキ塊の長手方向に沿う太さのむらやインキ塊の横断面の過剰な増大を規制する機能を殆ど有していない。
【0008】
本発明は、従来のインキ溜り部がインキ量制御部材の側とは反対の側にて殆ど解放されたままの状態となっており、前記特願昭58−113850号によりインキ溜り部内にインキ塊駆動用棒状部材が追加され、更に前記実願昭59−107284号により該インキ塊駆動用棒状部材の長手方向の大きさに修正が加えられても尚、インキ塊の長手方向に沿う横断面形状の均一性が必ずしも充分ではなく、特に印刷機の始動時、それも比較的長時間停止後に始動される時、インキ塊の横断面形状に長手方向の大きな不均一や局部的過大化が生じることに鑑み、従来のこの型のインキ供給装置に於いてインキ溜り部がその両側端部を除きインキ供給ローラの外周面とインキ量制御部材とのみによって郭定されていたことを改め、インキ溜り部の横断面形状を、インキ供給ローラの外周面とインキ量制御部材とに加えて更にインキ量制御部材に対し平行に対向するようインキ供給ローラの一つの母線に沿ってインキ供給ローラの外周面に近接して前記一対の側板間に延在するインキ塊堰止め部材とにより郭定し、かかるインキ塊堰止め部材をインキ塊の周面の一部に接触せしめることにより、インキ塊の横断面の水平方向への拡がりを規制し、これによって印刷機の始動時を含む全ての運転状態に於いてインキ塊の横断面形状をインキ塊の長手方向に沿ってより一層均一化し、又同時に印刷機の休止時にもインキをインキ溜り部内に安定して保持するよう改良されたインキ供給装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の如き課題を達成するため、本発明は、互いに対向する一対の側板を備えた枠体と、前記一対の側板間に配設され自身の中心軸線の周りに回転可能に前記枠体より支持され外周面にて版胴の内周面に摺接するインキ供給ローラと、前記一対の側板間にて前記インキ供給ローラの一つの母線に沿って前記インキ供給ローラの外周面との間に所定の間隙を郭定すべく延在し前記枠体より支持されたインキ量制御部材と、前記インキ供給ローラの外周面と前記インキ量制御部材との間に両者に沿って形成され両側端を前記一対の側板により限られたインキ溜り部内に前記インキ量制御部材及び前記インキ供給ローラの一つの母線に平行に前記一対の側板間に延在し自身の中心軸線の周りに前記インキ供給ローラの回転に同期してそれと反対の方向に回転されるインキ塊駆動用棒状部材とを有する印刷装置のインキ供給装置に於いて、更に前記インキ溜り部を挾んで前記インキ量制御部材に対し平行に対向するよう前記インキ供給ローラの一つの母線に沿って前記インキ供給ローラの外周面に近接して前記一対の側板間に延在し印刷装置の印刷実行中に前記インキ溜り部に形成されているインキ塊の周面の一部に接して該インキ塊の横断面の横方向への拡がりを規制するインキ塊堰止め部材を有することを特徴とするインキ供給装置、或いは互いに対向する一対の側板を備えた枠体と、前記一対の側板間に配設され自身の中心軸線の周りに回転可能に前記枠体より支持され外周面にて版胴の内周面に摺接するインキ供給ローラと、前記一対の側板間にて前記インキ供給ローラの一つの母線に沿って前記インキ供給ローラの外周面との間に所定の間隙を郭定すべく延在し前記枠体より支持されたインキ量制御部材とを有し、前記インキ供給ローラの外周面と前記インキ量制御部材との間に両者に沿い且つ両側端を前記一対の側板により限られたインキ溜り部が形成される印刷インキのインキ供給装置に於いて、更に前記インキ溜り部を挾んで前記インキ量制御部材に対し平行に対向するよう前記インキ供給ローラの一つの母線に沿って前記インキ供給ローラの外周面に近接して前記一対の側板間に延在し印刷装置の印刷実行中に前記インキ溜り部に形成されているインキ塊の周面の一部に接して該インキ塊の横断面の横方向への拡がりを規制する円形横断面のインキ塊堰止め部材を有し、該インキ塊堰止め部材は前記インキ供給ローラの回転に同期して自身の中心軸線の周りに前記インキ供給ローラの回転方向と同じ回転方向に回転駆動されることを特徴とするインキ供給装置を提案するものである。
【0010】
上記の如くインキ溜り部を、その横断面について見て、従来のインキ供給ローラの外周面とインキ量制御部材とにより郭定することに加えて、新たなインキ塊堰止め部材により郭定するときには、インキ溜り部の横断面形状はU字型により近くなって確かに従来のインキ供給装置に比してよりよく限定されるが、インキ塊はインキ溜り部内にて渦状に旋回するので、インキ塊がインキ供給ローラの外周面との摩擦接触による付勢のみによって旋回されるときには、インキ塊に前記インキ塊堰止め部材が更に摩擦接触することにより、インキ塊の旋回度が好ましからざる程度に低減される恐れがある。しかしインキ塊がインキ供給ローラの外周面との摩擦接触による付勢に加えて前記インキ塊駆動用棒状部材によりその旋回を付勢されているときには、インキ塊に前記インキ塊堰止め部材を静止部材として接触させても、インキ塊の旋回度を好ましい度合いに充分維持することが可能である。
【0011】
一方、上記の如きインキ塊堰止め部材が円形横断面を有する棒状部材として構成され、インキ供給ローラの回転に同期して自身の中心軸線の周りにインキ供給ローラの回転方向と同じ回転方向に回転駆動されれば、インキ塊堰止め部材はインキ塊の横断面の横方向への拡がりを規制するだけでなくインキ塊を旋回方向に付勢する手段としても作動するので、この場合には前記インキ塊駆動用棒状部材が設けられなくても、インキ供給ローラの外周面とインキ量制御部材とインキ塊堰止め部材にて三方を郭定されたインキ溜り部内にて充分な旋回度を有するインキ塊を形成することができる。
【0012】
尚上記の如くインキ塊堰止め部材をインキ塊駆動手段として作動させる構成に於いて、インキ塊駆動用棒状部材が設けられてもよいことは勿論である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照して、本発明を実施例について詳細に説明する。
【0014】
添付の図1は本発明によるインキ供給装置の要部を示す斜視図であり、上記の特開昭60−4062号の第1図に類似の図である。又図2はその要部の横断面図である。これらの図に於いて、2及び3は図には示されていないインキ供給装置の枠体より支持された一対の側板であり、4はこれら一対の側板間に配設され自身の中心軸線の周りに回転可能に前記枠体より支持されたインキ供給ローラである。インキ供給ローラの外周面は版胴Dの内周面に摺接している。側板2及び3間にはインキ供給ローラ4に平行に、即ちその一つの母線に沿って、インキ供給ローラの外周面との間に所定の間隙13を郭定するようインキ量制御部材(ドクタロッド)8が設けられており、インキ供給ローラ4の外周面とインキ量制御部材8の間には、間隙13より上方且つ側方へ向けて開いた楔状空間をなすインキ溜り部14が形成されている。インキ溜り部14内には、インキ量制御部材8及びインキ供給ローラ4の一つの母線に平行に側板2及び3間に延在し自身の中心軸線の周りに回転可能に装着されたインキ塊駆動用棒状部材15が設けられている。インキ塊駆動用棒状部材15は、その一端に設けられた歯車20がインキ供給ローラ4の一端に設けられた歯車25と噛み合うことにより、インキ供給ローラ4の回転に同期してそれと反対の方向に回転されるようになっている。インキ供給ローラ4は、その他端に設けられたプーリ6が無端伝動ベルト7により駆動されることにより、図2で見て反時計廻り方向に回転駆動されるようになっている。尚版胴Dはその中心軸線の周りに図2にて矢印により示された方向に回転駆動される。
【0015】
インキ溜り部14を挾んでインキ量制御部材8及びインキ供給ローラの一つの母線に平行にインキ供給ローラの外周面に近接して側板2及び3間に延在するインキ塊堰止め部材30が設けられている。図1及び2に示す実施例に於いては、インキ塊堰止め部材30はその両端にて側板2及び3に固定されている。
【0016】
インキ供給ローラ4の外周面とインキ量制御部材8とインキ塊堰止め部材30とにより、インキ溜り部14は底部及び両側部を規制された角型溝に近い横断面のインキ溜り部となり、この中に印刷機の作動中、即ちインキ供給ローラ4の回転中、インキ塊駆動用棒状部材15の周りに旋回する図2に示されている如き横断面形状のインキ塊Lが形成される。このインキ塊形成用のインキは、インキポンプ32、インキ導管34、インキ分配管36を備えたインキ供給装置により供給され、インキ分配管36に沿って間隔をあけて設けられた幾つかのインキ供給口38よりインキ溜り部14へ向けて供給される。かかるインキ供給装置によるインキ溜り部14へのインキの供給は、インキセンサ40とその出力信号に応答してインキポンプ32の作動を制御する図には示されていないインキポンプ作動制御手段とにより制御され、印刷装置の作動中(一般的には印刷装置の電源スイッチがオンとされている間中)、インキセンサ40の触子42がインキ塊Lに触れていないときにはインキポンプ32が運転され、インキ溜り部14へインキが供給され、それによってインキ塊Lの横断面形状の大きさが増大して所定の大きさに達すると、そのことがインキセンサ40の触子42を介して検知され、インキポンプ32の運転が停止される要領にて行われる。これによってインキ溜り部14には、印刷装置の作動中、版胴の回転に伴いインキが消費されつつある間及び版胴が印刷のための回転に備えた待機している間を通して、常時ほぼ一定の横断面形状のインキ塊が維持される。尚、インキに限らず一般に流動性物質の供給に当って、供給された物質の蓄積量をセンサにて検知して供給装置の運転を間歇的にオン・オフする制御様式は古くから周知であり、又その際センサの検知特性に適度のヒステリシスをもたせ、供給装置のオン・オフの頻度をそれが過度にならないよう適度に調節することは古くから周知であるので、その詳細についての説明は明細書及び図面の記載が冗長になるのを避けるため省略する。
【0017】
図1及び2に示す実施例に於いては、インキ塊堰止め部材30は横断面円形の棒状部材として構成されており、インキ溜り部14内にてインキ塊駆動用棒状部材15の周りに旋回する渦状のインキ塊Lの周面の一部に比較的小さい面積にて接線的に接触し、比較的小さい摩擦抵抗の下にインキ塊Lの水平方向への拡がりを規制するようになっている。
【0018】
図3及び4は本発明によるインキ供給装置の第二の実施例を示す図1及び2と同様の斜視図及び横断面図である。図3及び4に於いては、図1及び2に示す部分に対応する部分は同じ符号により示されている。図3及び4に示す実施例に於いては、図1及び2に示す第一の実施例に於けるインキ塊駆動用棒状部材15は無くされており、代わってインキ塊堰止め部材30は、その一端に設けられた歯車40がインキ供給ローラ4の一端に設けられた歯車25に中間歯車44を介して噛み合っていることにより、インキ供給ローラ4の回転に同期してこれと同じ回転方向に回転駆動されるようになっている。これによってインキ塊堰止め部材30はインキ塊Lにその周面の一部に比較的小さい面積にて接線的に接触しつつ、インキ供給ローラ4と共働してインキ塊Lをその中心部の周りに図4にて時計廻り方向に旋回させる。かくしてインキ塊Lは、第一の実施例に於ける如くインキ塊駆動用棒状部材15による旋回力を与えられなくても、インキ供給ローラ4の外周面との摩擦接触及びインキ塊堰止め部材30との摩擦接触により必要な旋回力を与えられる。尚、インキ塊堰止め部材30がインキ塊Lの横断面の水平方向への拡がりを規制し、インキ塊Lの横断面形状をその長手方向の全域に亙って均一化させることは明らかであろう。
【0019】
図5及び6は本発明によるインキ供給装置の第三の実施例を示す図1及び図2又は図3及び図4に類似の斜視図及び横断面図である。図5及び図6に於いても、図1〜図4に示されている部分に対応する部分はそれらの図に於けると同じ符号により示されている。この実施例に於いては、インキ溜り部14内に図1及び2に示す実施例に於けると同様にインキ塊駆動用棒状部材15が設けられると共に、横断面円形の棒状部材として構成されたインキ塊堰止め部材30が図3及び4に示す第二の実施例に於けると同様にインキ供給ローラ4の回転に同期してそれと同じ回転方向に駆動される。これらはインキ供給ローラの一端部に設けられた歯車25よりそれぞれ歯車20及び歯車40を経て駆動される。この実施例に於いては、インキ溜り部14内に於けるインキ塊Lはインキ供給ローラ4の外周面とインキ塊駆動用棒状部材15とインキ塊堰止め部材30の三者により渦流形成方向に駆動される。この実施例に於けるインキ塊堰止め部材30がインキ塊Lの横断面の水平方向への拡がりを規制する作用は、第一及び第二の実施例に於けるそれと同じである。
【0020】
かくして本発明によれば、インキ溜り部内に形成されるインキ塊Lの横断面形状は、その底部及び両側方を壁部材により規制され、インキ供給装置32〜38によるインキ溜り部14内へのインキの供給がインキ溜り部の長手方向に沿って多少不均一であっても、又特にそのことが目立つ印刷機の始動時に於いても、インキ溜り部14内に形成されるインキ塊Lはその横断面形状がインキ塊の長手方向に沿って高度に均一化される。
【0021】
以上に於ては本発明を三つの実施例について詳細に説明したが、本発明の範囲内にてこれらの実施例についての種々の修正が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインキ供給装置の第一の実施例をその要部について示す斜視図。
【図2】図1に示す実施例の要部の横断面図。
【図3】本発明によるインキ供給装置の第二の実施例をその要部について示す斜視図。
【図4】図3に示す実施例の要部の横断面図。
【図5】本発明によるインキ供給装置の第三の実施例をその要部について示す斜視図。
【図6】図5に示す実施例の要部の横断面図。
【符号の説明】
2,3…側板
4…インキ供給ローラ
6…プーリ
7…無端伝動ベルト
8…インキ量制御部材
13…間隙
14…インキ溜り部
15…インキ塊駆動用棒状部材
20…歯車
25…歯車
30…インキ塊堰止め部材
32…インキポンプ
34…インキ導管
36…インキ分配管
38…インキ分配口
40…インキセンサ
42…触子
44…歯車
Claims (3)
- 互いに対向する一対の側板を備えた枠体と、前記一対の側板間に配設され自身の中心軸線の周りに回転可能に前記枠体より支持され外周面にて版胴の内周面に摺接するインキ供給ローラと、前記一対の側板間にて前記インキ供給ローラの一つの母線に沿って前記インキ供給ローラの外周面との間に所定の間隙を郭定すべく延在し前記枠体より支持されたインキ量制御部材と、前記インキ供給ローラの外周面と前記インキ量制御部材との間に両者に沿って形成され両側端を前記一対の側板により限られたインキ溜り部内に前記インキ量制御部材及び前記インキ供給ローラの一つの母線に平行に前記一対の側板間に延在し自身の中心軸線の周りに前記インキ供給ローラの回転に同期してそれと反対の方向に回転されるインキ塊駆動用棒状部材とを有する印刷装置のインキ供給装置に於いて、更に前記インキ溜り部を挾んで前記インキ量制御部材に対し平行に対向するよう前記インキ供給ローラの一つの母線に沿って前記インキ供給ローラの外周面に近接して前記一対の側板間に延在し印刷装置の印刷実行中に前記インキ溜り部に形成されているインキ塊の周面の一部に接して該インキ塊の横断面の横方向への拡がりを規制するインキ塊堰止め部材を有することを特徴とするインキ供給装置。
- 前記インキ塊堰止め部材は円形横断面を有する棒状部材であり、前記インキ供給ローラの回転に同期して自身の中心軸線の周りに前記インキ供給ローラの回転方向と同じ回転方向に回転駆動されることを特徴とする請求項1に記載のインキ供給装置。
- 互いに対向する一対の側板を備えた枠体と、前記一対の側板間に配設され自身の中心軸線の周りに回転可能に前記枠体より支持され外周面にて版胴の内周面に摺接するインキ供給ローラと、前記一対の側板間にて前記インキ供給ローラの一つの母線に沿って前記インキ供給ローラの外周面との間に所定の間隙を郭定すべく延在し前記枠体より支持されたインキ量制御部材とを有し、前記インキ供給ローラの外周面と前記インキ量制御部材との間に両者に沿い且つ両側端を前記一対の側板により限られたインキ溜り部が形成される印刷インキのインキ供給装置に於いて、更に前記インキ溜り部を挾んで前記インキ量制御部材に対し平行に対向するよう前記インキ供給ローラの一つの母線に沿って前記インキ供給ローラの外周面に近接して前記一対の側板間に延在し印刷装置の印刷実行中に前記インキ溜り部に形成されているインキ塊の周面の一部に接して該インキ塊の横断面の横方向への拡がりを規制する円形横断面のインキ塊堰止め部材を有し、該インキ塊堰止め部材は前記インキ供給ローラの回転に同期して自身の中心軸線の周りに前記インキ供給ローラの回転方向と同じ回転方向に回転駆動されることを特徴とするインキ供給装置。
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