JP3554137B2 - カラー・ビデオ・エンコーダ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、標準カラー・ビデオ信号の生成に係るカラー・ビデオ・エンコーダに関する。更に詳しくは、例えば娯楽機器(テレビ・ゲーム機器)、教育機器、広告機器、計測機器等に適用可能なカラー・ビデオ・エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のカラー・ビデオ・エンコーダとして、例えば特公平2−50477号公報に開示されているような、2値選択カラー・エンコーダが既知である(図8参照)。このエンコーダは、図8に示すように、適度の位相差を有する複数の位相信号を生成する位相信号発生手段と、輝度と彩度の情報から電圧対を選択するレベル信号発生手段と、カラーコード信号発生手段とを備え、カラーコード信号に応じて位相信号選択手段によって複数の位相信号からその1つを選択する一方、該位相信号、レベル信号およびカラーコード信号とから色信号出力手段によって色信号を出力するものとなされたものである。このようにこのカラー・エンコーダは、簡単な回路構成であり、かつワンチップ化が可能なエンコーダであるといえる。
【0003】
また、一般的なカラー・ビデオ・エンコーダとしては、アナログ方式とディジタル方式の双方が存在する。アナログ方式のカラー・ビデオ・エンコーダとしては、例えば、90度の位相差を持つ2つの位相信号を生成する位相信号発生手段と、RGB信号を明度(輝度)信号と直交する色差信号に変換するマトリックス手段と、位相信号と色差信号のそれぞれを振幅変調する振幅変調手段と、これら2つの振幅変調信号を合成し色信号とする加算手段と、輝度信号と色信号を合成する加算手段とを備えたものがある。このような構成のエンコーダにあっては、アナログ回路で構成されているため回路構成が複雑ではなく、色種が多い。更には明度(輝度)および色相の分離出力が可能であるためYC分離特性に優れている。
【0004】
一方、ディジタル方式のビデオ・エンコーダは、上記アナログ方式のビデオ・エンコーダのアナログ回路をそのままディジタル回路に置き換えたものであり、入力からディジタル信号として扱う。マトリックス手段は積和演算器、位相信号生成手段はクロックの有理数分周器でそれぞれ実現している。また2つの直交した搬送波成分を生成し、位相から振幅を得るのに正弦波ROMが用いられている。また直交した振幅変調手段としては2つのディジタル乗算器で、加算手段としてはディジタル加算器が使用されている。そして最終的にDA変換手段(ディジタル・アナログ変換手段)でアナログ信号に変換される。さらに、ディジタル形式のビデオ・エンコーダでは、色相と明度(輝度)の干渉を抑制するディジタル・フィルタ手段を構成することが可能である。更には高精度であるためにNTSC方式とPAL方式に共通のクロックを利用することが可能であり、調整が一切不要であるという利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記2値選択カラー・ビデオ・エンコーダにあっては、簡単な回路構成でありワンチップ化も可能ではあるが、色種が乏しいという欠点がある。また明度(輝度)と色相の間の相互干渉が多いという難を有するものであった。
【0006】
アナログ方式のビデオ・エンコーダにあっては、既述の通り、回路構成が複雑ではなく、色種は多く、しかも明度(輝度)と色相の分離出力が可能であるためYC分離特性に優れているという利点を有するものの、その一方においてディジタル回路とのワンチップ化が難しいという難がある。またアナログ回路であるためノイズの影響を受けやすく、しかもNTSC方式とPAL方式とでは別のクロックが必要となるという欠点を有するものであった。
【0007】
一方、ディジタル方式のビデオ・エンコーダにあっては、既述の通り、色相と明度(輝度)の干渉を抑制するフィルタ手段を構成することが可能であり、サブキャリアの有理数倍のクロックを発生することも可能である。また高精度であるためNTSC/PAL方式に共通のクロックが利用可能ではある。しかしながら、非常に複雑な回路構成を必要とするものであり、ひいてはコストアップの原因となるものであった。
【0008】
この発明は、ディジタル方式のビデオ・エンコーダでありながら、回路構成が比較的簡易であると共に、豊富な色種を実現することが可能なカラー・ビデオ・エンコーダの提供を目的とするものである。
この発明の更に他の目的は、色相と明度(輝度)の干渉を抑制することができ、シェーディング時の色のばらつきを抑制することが可能なカラー・ビデオ・エンコーダを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
而して、この発明は、明度、彩度および色相からなる色情報と同期信号等のタイミング情報とをNTSC方式および/又はPAL方式に対応した標準カラー・ビデオ信号に変換するカラー・ビデオ・エンコーダであって、副搬送波周波数の有理数倍で一定周波数のクロック信号を生成するクロック生成手段と、前記色情報の1つである明度ディジタル信号を生成する明度信号生成手段と、前記色情報の1つである彩度ディジタル信号を生成する彩度信号生成手段と、前記色情報の1つである色相ディジタル信号を生成する色相信号生成手段と、前記クロック信号毎に副搬送波の位相角をディジタルで表す副搬送波位相ディジタル信号を生成する副搬送波生成手段と、前記副搬送波生成手段からの副搬送波位相ディジタル信号を前記色相信号生成手段からの色相ディジタル信号で位相変調し変調位相ディジタル信号にする位相変調手段と、前記位相変調手段からの変調位相ディジタル信号を変調振幅ディジタル信号に変換する位相振幅変換手段と、前記位相振幅変換手段からの変調振幅ディジタル信号を前記彩度信号生成手段からの彩度ディジタル信号で変調色ディジタル信号に振幅変調する振幅変調手段と、前記明度信号生成手段からの明度ディジタル信号と前記振幅変調手段からの変調色ディジタル信号とを合成して複合映像ディジタル信号にする明度・色信号合成手段と、前記明度・色信号合成手段からの複合映像ディジタル信号を複合映像アナログ信号に変換する複合映像信号ディジタル・アナログ変換手段とを備えていることを特徴とするカラー・ビデオ・エンコーダを要旨とするものである。
【0010】
更に、前記明度信号生成手段からの明度ディジタル信号を明度アナログ信号に変換する明度信号ディジタル・アナログ変換手段と、前記振幅変調手段からの変調色ディジタル信号を変調色アナログ信号に変換する変調色信号ディジタル・アナログ変換手段とを備えたものとしても良い。
【0011】
更に、同期信号とバースト・フラグ信号、ライン・オルタネート信号を生成する同期信号生成手段と、前記明度信号生成手段からの明度ディジタル信号と前記同期信号生成手段からの同期信号を混合する同期信号混合手段と、前記彩度信号生成手段からの彩度ディジタル信号と前記色相信号生成手段からの色相ディジタル信号とを前記同期信号生成手段からのバースト・フラグ信号でバースト位相とバースト振幅を混合するバースト信号混合手段と、前記バースト信号混合手段からの色相情報を前記同期信号生成手段からのライン・オルタネート信号により反転する色相反転手段と、NTSCであるかPALであるかを示す入力信号により、前記副搬送波生成手段の副搬送波周波数と前記バースト信号混合手段のバーストの位相角とバーストの振幅、前記色相反転手段の色相反転の機能の制御を切り換えるNTSC/PAL切換手段とを備えたものとしても良い。
【0012】
請求項4の発明は、更に、副搬送波の位相を表すレジスタを備え、カラー・ビデオ・エンコーダを動作させるクロック信号の周波数として、副搬送波の周波数に所定の逓倍率を乗じて得られる周波数を用い、前記クロック信号の1クロック毎に前記レジスタに所定の値を加算し、前記逓倍率と前記所定の値の積で表される通り数の色相の表現が可能な、請求項1ないし3のいずれかに記載のカラー・ビデオ・エンコーダである。
また、請求項5の発明は、カラー・ビデオ・エンコーダを動作させるクロック信号の周波数として、前記NTSCモードにおいてはNTSC方式の副搬送波の周波数に第1の逓倍率を乗じて得られる第1の周波数を、前記PALモードにおいてはPAL方式の副搬送波の周波数に第2の逓倍率を乗じて得られる第2の周波数を用い、前記第1の周波数と前記第2の周波数がほぼ同じあるいは全く同じになるように、前記第1の逓倍率および前記第2の逓倍率が定められる、請求項3に記載のカラー・ビデオ・エンコーダである。
そして、請求項6の発明は、更に、副搬送波の位相を表すレジスタを備え、カラー・ビデオ・エンコーダを動作させるクロック信号の周波数として、前記NTSCモードにおいてはNTSC方式の副搬送波の周波数に第1の逓倍率を乗じて得られる第1の周波数を用い、前記クロック信号の1クロック毎に前記レジスタに第1の値を加算し、前記PALモードにおいてはPAL方式の副搬送波の周波数に第2の逓倍率を乗じて得られる第2の周波数を用い、前記クロック信号の1クロック毎に前記レジスタに第2の値を加算し、前記第1の周波数と前記第2の周波数がほぼ同じあるいは全く同じになるように、前記第1の逓倍率および前記第2の逓倍率が定められ、かつ前記第1の逓倍率と前記第1の値の積と前記第2の逓倍率と前記第2の値の積が同じになるように定められた、請求項3に記載のカラー・ビデオ・エンコーダである。
請求項7の発明は、前記第1の逓倍率は96/4、あるいはこれを2分した値、あるいはこれを4分した値であり、前記第2の逓倍率は96/5、あるいはこれを2分した値、あるいはこれを4分した値である、請求項5または6に記載のカラー・ビデオ・エンコーダである。
請求項8の発明は、前記第1の値は4であり、前記第2の値で5である、請求項7に記載のカラー・ビデオ・エンコーダである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るカラー・ビデオ・エンコーダの実施形態を図1に基づいて説明する。実施形態に係るカラー・ビデオ・エンコーダは、明度、彩度および色相からなる色情報と同期信号等のタイミング情報とをNTSC方式および/又はPAL方式入力に対応した標準カラー・ビデオ信号に変換するデジタル方式のカラー・ビデオ・エンコーダである。
【0014】
図1において、(1)はクロック手段であり、副搬送波周波数の有理数倍で一定周波数のクロック信号を生成するものである。
【0015】
(2)は色情報の1つである明度ディジタル信号を生成する明度信号生成手段、(3)は色情報の1つである彩度ディジタル信号を生成する彩度信号生成手段、(4)は色情報の1つである色相ディジタル信号を生成する色相信号生成手段である。
【0016】
(5)は、前記クロック信号毎に副搬送波の位相角をディジタルで表す副搬送波位相ディジタル信号を生成する副搬送波生成手段である。この副搬送波生成手段(5)は、一般のディジタル・エンコーダに見られる副搬送波生成器と同様の構成であるが、本発明においてはSIN波とCOS波の振幅に変換するROMは必要ない。本発明による副搬送波生成手段(発振器)は振幅を出力するのではなく位相をそのまま出力するものとなされている。この方式による生成では1クロック毎の正確な位相データが得られる。従って、例えば特公平2−50477に見られるようなクロック周波数で決まる色相の種類よりも多くの色相を提供することができる。
【0017】
(6)は位相変調手段であり、前記副搬送波生成手段(5)からの副搬送波位相ディジタル信号を前記色相信号生成手段(4)からの色相ディジタル信号で変調位相ディジタル信号に位相変調するものである。従来、例えば特公平2−50477号公報に開示の発明では、すべての色相に対応する位相信号を作り、これを選択する構成になっていた。しかしこれでは色相を増やしたい場合に、多くの位相信号を生成しなければならない。従って、クロック周波数もその色相数に見合った高さの周波数が必要となるものであった。そこで本発明では基本波を色相信号で変調する手法を採用したものである。この手法によれば変調手段(変調器)をディジタル加算器で構成することが可能となる。従って色相の数は演算の分解能に依存することになる。
【0018】
(7)は位相振幅変換手段であり、前記位相変調手段(6)からの変調位相ディジタル信号を変調振幅ディジタル信号に変換するものである。従来の特公平2−50477号公報に開示の発明では色信号の波形は2値の矩形波であり、基本クロックの副搬送波に対するてい倍率で色相の数が決まってしまう。これに対して本発明の変調色信号では、多値の階段状波形であり、位相のずれた複数の波形を用いるか、複数サイクルで周期を成す波形を用いることによって基本クロックで表されるてい倍率で決まる数以上(実施例では2〜2.5倍)の色相が出せるものである。
【0019】
前記位相振幅変換手段(7)は、各色相に対応する位相間で位相差が確実に出るとともに各色相に対応する位相波形でパワー(信号の実効値)が一様となるように変換テーブルが選ばれてなるものであることが望ましい。
【0020】
(8)は振幅変調手段であり、前記位相振幅変換手段(7)からの変調振幅ディジタル信号を前記彩度信号生成手段(3)からの彩度ディジタル信号で変調色ディジタル信号に振幅変調するものである。この手段では明度(輝度)、色相、彩度の中で人間の感度が最も低い彩度を振幅変調の対象としている。振幅変調はそのまま乗算器を用いて構成できるが、この感度の低さを用いてビット数の低い乗算器で済ませることができる。
【0021】
本発明のカラー・ビデオ・エンコーダでは、直交座標信号でなく極座標信号で入力する。従来の一般のエンコーダでは、使われる色差、IQ、UV入力の成分が直交であり、それぞれを搬送波のsin波とcos波で振幅変調した後合成することで変調色信号を作っている。この方法でのディジタル・エンコーダは、2つの振幅変調手段に2つの乗算器が必要であり、この部分に大きな面積を消費する。これに対して本発明の方法は1つは位相変調であり、加算器で構成可能であるため小さな面積ですむ。しかも、1つの振幅変調も人間の感度が鈍い彩度情報と位相を弁別するために十分なだけのビット数の波形信号の乗算器であれば足るため大きな面積を必要としない。
【0022】
また、直交座標系の座標点で表現される色で同一色相のシェーディングをかけると量子化ノイズのため色調にばらつきが発生する傾向が往々にしてある。しかし本発明では極座標系の座標点で表現される色種であるがために同一色相でシェーディングをかけても量子化ノイズが出ることはなく、きれいな映像が得られる。
【0023】
一般のエンコーダはRGB信号を入力とするので、明度(輝度)成分と色相成分に分離するマトリックス回路が必要である。これに対して本発明では入力する信号が明度(輝度)成分と色相成分に別れているため、このような回路を必要としない。
【0024】
前記副搬送波生成手段(生成器)としては、副搬送波を生成するのにディジタル積算器を利用することができる。M進数のカウンタをクロック毎にNだけ進めるとクロックをM/N分周した周波数の位相データが得られる。Mが360°に対応し、カウンタの値×360°/Mが位相角を表す。
【0025】
明度(輝度)信号と色相信号の干渉は、YC分離出力の後、アナログ・フィルタで減少させることができる。具体的にはY(複合明度(輝度)信号)出力には、副搬送波の帯域阻止フィルタ、C(変調色信号)出力には副搬送波の帯域通過フィルタを挿入することにより、Y出力に含まれる副搬送波成分とC出力に含まれる副搬送波以外の成分が除去され、お互いの干渉を抑制することができる。
【0026】
本発明によれば、加算器による位相器は位相のシフトはするが巡回しないが、変換テーブルを増やすことにより巡回させずに利用することができる。
【0027】
すなわち350°を20°進めると10°になるが、計算では350°+20°=370°である。これから360°引いて10°に戻すのではなくこのまま計算し、最後に振幅に変換するとき370°は10°と同じ結果になるように変換テーブルを構成する。こうすることにより、変換テーブルを増やすことで370°を10°に戻す回路が省略できる。一般にIC上でROMテーブルは加減算回路に比べて小さくすることが可能であるため面積削減に寄与しうる。
【0028】
クロックとしては、CCIR601で規定されている13.5MHzの周波数を使用しても良い。これはNTSC方式の副搬送波の132/35倍であり、PAL方式の副搬送波の2160000/709379倍である。この場合NTSC方式とPAL方式とでクロック周波数を変更する必要はない。
【0029】
(9)は明度・色信号合成手段であり、前記明度信号生成手段(2)からの明度ディジタル信号と前記振幅変調手段(8)からの変調色ディジタル信号とを合成して複合映像ディジタル信号にするものである。
【0030】
(10)は、複合映像信号ディジタル・アナログ変換手段であり、前記明度・色信号合成手段(9)からの複合映像ディジタル信号を複合映像アナログ信号に変換して出力するものである。
【0031】
更に、この実施の形態では、明度信号ディジタル・アナログ変換手段(11)と変調色信号ディジタル・アナログ変換手段(12)とが備えられている。前者は前記明度信号生成手段(2)からの明度ディジタル信号を明度アナログ信号に変換するものであり、後者は前記振幅変調手段(8)からの変調色ディジタル信号を変調色アナログ信号に変換するものである。
【0032】
更には、同期信号生成手段(13)、同期信号混合手段(14)、バースト信号混合手段(15)、色相反転手段(16)およびNTSC/PAL切換手段(17)を備えている。
【0033】
同期信号生成手段(13)は、同期信号とバースト・フラグ信号、ライン・オルタネート信号を生成するものである。同期信号混合手段(14)は前記明度信号生成手段からの明度ディジタル信号と前記同期信号生成手段からの同期信号を混合するものである。バースト信号混合手段(15)は、前記彩度信号生成手段からの彩度ディジタル信号と前記色相信号生成手段からの色相ディジタル信号とを前記同期信号生成手段からのバースト・フラグ信号でバースト位相とバースト振幅を混合するものである。 色相反転手段(16)は前記バースト信号混合手段(15)からの色相情報を前記同期信号生成手段(13)からのライン・オルタネート信号により反転するものである。NTSC/PAL切換手段(17)は、NTSCであるかPALであるかを示す入力信号により、前記副搬送波生成手段(5)の副搬送波周波数と前記バースト信号混合手段(15)のバーストの位相角とバーストの振幅、前記色相反転手段(16)の色相反転の機能の制御を切り換えるものである。
【0034】
【実施例】
以下、この発明の実施例に係るカラー・ビデオ・エンコーダを含んだ回路について図7に基づいて説明する。なおこの図示実施例はモノリシックで1チップ化されたものの1部分である。
【0035】
リセット回路(60)は、電源電圧の低下を検出し電源の投入時や切断時に、システムの保護と初期化するためのリセット信号LPWと、電源の投入時やシステムの再起動時にシステムを初期化するためのリセット信号RESとを出力するものである。LPW信号がアクティブになるときはRES信号も同時にアクティブになり、LPW信号が解除してもしばらくはRES信号は解除しないように設定されている。
【0036】
クロック・ジェネレータ(61)は水晶発振器で発振した基本周波数をPLLで逓倍することにより生成している。水晶振動子の周波数はこれを基にNTSC/PAL方式の標準信号を生成するために必然的に決まってくる。しかも、発振子の価格が最も低くなる周波数としてそれぞれの標準のカラー・サブキャリアの周波数そのものを選んだ。すなわちNTSC方式が3.579545MHzでPAL方式が4.43361875MHzである。
【0037】
両標準で水晶発振器の周波数が異なるので、NTSC/PAL入力により逓倍率を変え出力周波数が大体同じになるようにしている。これは両標準とも水平の周期が大体同じで、同じ画面構成にした場合ピクセル周波数がほぼ同じになることと、システムの処理性能がこの周波数によって決まり両標準間に性能の差が生じる事は好ましくないからである。具体的にはNTSC方式の場合は入力の96/4倍、PAL方式の場合は96/5倍の周波数のCK80と、それをさらに2分周したCK40、4分周したCK20を出力している。
【0038】
タイミング・ジェネレータ(62)ではクロック・ジェネレータ(61)からのクロックCK20を基に水平走査位置信号H[11]([ ]内はビット数。以下同様。)、垂直走査位置信号V[9]、複合同期信号SYNCと複合ブランキング信号BLANK、バースト・フラグ信号BURST、ライン交番信号LA等のタイミング信号を生成している。
【0039】
これは分周器で構成され、NTSC/PALでこの分周率を変えている。NTSC方式では1水平を1365分周し、263水平を1垂直とする。またPAL方式では1水平を1362分周し、314水平を1垂直とする。両方式とも画面の縦揺れをなくすため標準と違いインターレースは行わない。この分周率はNTSC/PALの標準信号に近い水平/垂直周波数と標準に合わせたインターリーブ方式を提供するためである。NTSC方式はライン・フレームともインターリーブが180度、PAL方式はライン・インターリーブを270度にしている。ただしPAL方式のフレーム・インターリーブは標準と違って180度にしている。これはノンインターレース方式でサブキャリアが輝度に与えるドット妨害を軽減するためである。
【0040】
またタイミング・ジェネレータ(62)のリセットはLPW信号を使い電源起動時に1回かかるだけにしている。これはシステムを再起動したとき同期信号が消え画面が乱れるのを防ぐためである。
【0041】
走査位置(H、V)は表示画面の左上が(0、16)で右下が(1023、239)となるように走査する。ピクセルの位置はHの上位9ビットとVの全ビットで表され、表示画面は256(横)×224(縦)ピクセルで構成されることになる。従って、1ラインには256ピクセル入る。走査位置で示される画面と同期信号類の関係は処理の遅延を考慮して少しずらしてある。
【0042】
CPU(63)としては、8ビットのマイクロ・プロセッサが搭載されており、バスを経由してメモリの内容やレジスタをアクセスできるようになっている。CPU(63)からはアドレス線、データ線、制御線等からなるバスが接続されている。
【0043】
主メモリ(64)としては、プログラム、データ、キャラクタ等を格納するメモリがあり、バスにつながっている。
【0044】
スプライト・ジェネレータ(65)にはCPU(63)からアクセス可能なレジスタとスプライト・メモリがあり、これらはスプライトのいろいろな情報を格納している。レジスタには全スプライトのアドレス情報の形式Tとヘッダの所在Wが格納されている。メモリには各スプライトの1ピクセルのビット数B、キャラクタのサイズS、フリップ情報F、水平位置X、垂直位置Y、デプス値Z、パレット値P、キャラクタの主メモリ(64)上での格納位置を示すアドレス情報Aが格納されている。
【0045】
スプライト・ジェネレータ(65)は走査位置H[11]、V[9]の情報を基にこのメモリを検索し、ピクセル・バッファ(78)に重なっている(重なりつつある)スプライトを限定し、T[3]、W、B[3]、S[2]、F[2]、X[9]、Y[5]、Z[4]、P[4]、A[24]からなる信号を出力する。
【0046】
ここで、VALIDとWISHという前段から後段へデータを伝送するときのハンド・シェーク信号がある。VALIDは送り手から受け手へ伝達する制御信号で、送るデータが準備できるとデータと共にアクティブになる。WISHは逆に受け手から送り手へ伝達する制御信号であり、データが受け入れられる状態のときアクティブになる。両信号がアクティブの期間(1クロック)に1つのデータが伝送される。回路はRES入力で初期化されCK40のクロックに同期して動作する。
【0047】
テキスト・ジェネレータ(66)にはCPU(63)からアクセス可能なレジスタが備えられており、そのレジスタには各テキストの情報を記憶している主メモリ(64)上の配列を指し示すポインタL、H、Aと全テキストに適用される1ピクセルのビット数B、キャラクタのサイズS、フリップ情報F、水平移動量X、垂直移動量Y、デプス情報Z、パレット情報P、アドレス情報の形式T、アトリビュートの所在Wが格納されている。また、このポインタで指し示された主メモリ(64)上の配列には各テキストに使用するキャラクタの主メモリ(64)上での位置を示すアドレス情報Aとパレット情報P、デプス情報Zの2つのアトリビュート情報が格納されている。このアドレス情報はアドレス情報の形式に従ったサイズ(1から3バイト)を持ち、アトリビュート情報はアトリビュートの所在で配列への格納と指定されると有効になる。
【0048】
テキスト・ジェネレータ(66)はH[11]、V[9]の情報を基に、ピクセル・バッファ(78)に重なる(重なりつつある)テキストの情報(配列の要素)をバスを通して主メモリ(64)から読み出して出力する。
【0049】
ここでアドレス情報が0のときのみテキスト自体が透明であるとして、送出はしない。後段へはVALID、T[3]、W、B[3]、S[2]、F[2]、X[9]、Y[5]、Z[4]、P[4]、A[24]、E(緊急信号)が出力されWISHが入力される。ここで緊急信号Eは出力したデータが後段になかなか伝送されずにいたとき、この信号をアクティブにして後段にデータの受信を催促する信号である。この信号は出力したデータの位置情報とH、Vの位置情報の差が広がったことを検出してアクティブにする。回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0050】
セレクタ/ミキサ(67)によりテキストとスプライトからオブジェクト情報を選択/統合し後段に送る。通常はスプライトが優先する形で選択されるがテキストの緊急出力がアクティブのときはテキストが優先して選ばれる。
【0051】
前段のスプライト・ジェネレータ(65)とは、VALID、T[3]、W、B[3]、S[2]、F[2]、X[9]、Y[5]、Z[4]、P[4]、A[24]の入力と、WISHの出力、それにテキスト・ジェネレータとはVALID、T[3]、W、B[3]、S[2]、F[2]、X[9]、Y[5]、Z[4]、P[4]、A[24]、Eの入力とWISHの出力がある。後段とはWISH入力とVALID、T[3]、W、B[3]、S[2]、F[2]、X[9]、Y[5]、Z[4]、P[4]、A[24]である。回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0052】
テキスト画面を2面持たせ画面に奥行きのある背景画を形成できるようにテキスト・ジェネレータ(66、68)を2つ用意した。構成、入出力は1個目のもの(66)と同じである。CPU(63)からレジスタをアクセスするためのアドレスは1個目(66)と変えてある。
【0053】
2個目のセレクタ・ミキサ(69)は、2個目のテキスト・ジェネレータ(68)の出力と1個目のセレクタ/ミキサ(67)の出力を2個目のセレクタ/ミキサ(69)で選択/統合する。構成は1個目のセレクタ/ミキサ(67)と同一で、優先順位は1個目のセレクタ/ミキサ(67)が優先されるようになっている。
【0054】
アドレス・ジェネレータ(70)は、前段からのアドレス情報の形式に従って、アドレス情報を実アドレスに変換する回路である。アドレス・ジェネレータ(70)にはCPU(63)からアクセスできる16×16ビットのセグメント・メモリがあり、これにはアドレスを変換する上で必要なベース・アドレスやセグメント・アドレスが格納されている。アドレス形式は5種類あり、キャラクタの選択を1つは8ビットの番号で行い、1つは16ビットの番号で、1つは16ビットでアライメント付きのポインタで、1つは16ビットのポインタで、1つは24ビットのポインタで行う。
【0055】
8ビットと16ビットの番号の形式はセグメント・メモリの0番地に格納されたベース・アドレス(256バイト・アライメント)をベースに前段からの1ピクセルのビット数Bとサイズ情報Sで示される1キャラクタの容量((B+1)×f(78)、f(0)=64、f(1)=f(2)=128、f(3)=256)おきに配置されたアドレスが計算される。16ビットのアライメント付きポインタでは16ビットの上位3ビットで示されるセグメント・メモリに格納されたセグメント・アドレス(256バイト・アライメント)と下位13ビット(8バイト・アライメント)を加えたアドレスが計算される。
【0056】
16ビット・ポインタでは上位4ビットで示されるセグメント・メモリに格納されたセグメント・アドレス(156バイト・アライメント)と下位12ビットの和が実アドレスとなる。最後の24ビット・ポインタではこの値がそのまま実アドレスとなる。
【0057】
これらの計算されたアドレスは他のパラメータと共に後段に送出される。ここで、アドレス情報の形式Tだけはもう後段で使われないので送出することはしない。回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0058】
ヘッダ・フェッチャ(71)
【0059】
キャラクタ・データはヘッダ付きとヘッダ無しの形式があり、ヘッダ付きのキャラクタ・データはヘッダとパターンからなる。そしてヘッダは少なくとも1バイトある。ヘッダの各バイトはパレット情報を含んでおり、さらにパターン直前の1バイトはそのキャラクタの1ピクセルのビット数とそのバイトがパターン直前のバイトであることを示すフラグを含む。またそれより前のバイトはビット数の代わりにフリップ情報を、そしてそのバイトがパターン直前のバイトでないことを示すと同時にパターンより2つ離れているか3つ以上離れているかを区別できるフラグを含む。
【0060】
ヘッダ付きのキャラクタ・データを指定するときは複数あるヘッダ・バイトの1つを指定する。指定されたバイトがパターン直前のバイトの場合、そこに格納された1ピクセルのビット数とパレット情報がアトリビュートとして採用され、フリップはデフォルト値(フリップしない)となる。指定バイトがパターン直前でない場合はそのバイトのパレット情報、フリップ情報とパターン直前のバイトの1ピクセルのビット数がキャラクタのアトリビュートとして採用される。
【0061】
前段からのアトリビュートの所在情報Wはキャラクタ・データがヘッダ付きかヘッダ無しかを示している。キャラクタにヘッダがある場合、キャラクタのアドレスAで指示される主メモリ(64)からヘッダの情報を読み出してそのアトリビュート情報を後段に伝送する。また、アドレスはパターンの先頭を指示するように進められる。回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0062】
ストリップ・ジェネレータ(72)では、2次元配列であるキャラクタ・データから今描画され表示されようとしている横一列の1次元配列を取り出す。どの1次元配列かは前段からの垂直位置Y[5]と縦フリップ情報F[2]、さらに走査位置H[11]、V[9]から特定する。キャラクタの縦サイズが最大で16ピクセルなので垂直位置情報Y、Vは下位5ビットもあれば十分である。キャラクタ・データは横1次元配列の並びとして2次元配列が構成されているので、2次元配列の先頭アドレス(キャラクタ・パターンのアドレス)を基に該当する1次元配列の先頭アドレスを算出し後段に伝送する。このとき前段からの1ピクセルのビット数B[3]とキャラクタの横サイズS[2]を使う。また以後ではサイズとフリップの縦の情報と垂直位置は使わないので後段へは伝送はされない。前段とはVALID、B[3]、S[2]、F[2]、X[9]、Y[8]、Z[4]、P[4]、A[24]の入力とWISH出力、後段とはWISH入力とVALID、B[3]、S[1]、F[1]、X[9]、Z[4]、P[4]、A[24](ストリップ・アドレス)出力で接続される。回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0063】
キャラクタ・フェッチャ(73)
【0064】
いままでアドレスの形で伝送されてきたキャラクタ情報はここで主メモリ(64)をアクセスすることで実際に使うデータ(コード情報)の形に変換される。前段からのストリップ・アドレスで指示される主メモリ(64)上の位置から1ピクセルのビット数と横サイズで表される容量分のデータを読み出し順次後段に伝送する。前段とはVALID、B[3]、S[1]、F[1]、X[9]、Z[4]、P[4]、A[24]入力とWISH出力で、後段とはWISH入力と、VALID、B[3]、S[1]、F[1]、X[9]、Z[4]、P[4]、D[8](データ)出力で接続される。回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0065】
ピクセル・ジェネレータ(74)
【0066】
前段からのデータは8ビット単位であり多くの場合1ピクセルのビット数と異なる。ここではこのバイト単位のデータをピクセル単位に配分し直す。配分の方法は順番に来るバイト・データをリトル・エンディアンに並べ、その下位から1ピクセルのビット数分づつ取るような形式である。ピクセル単位になったデータはパレット情報と合成されて8ビットのコード情報とする。この合成の方法はまず8ビットの上位4ビットをパレット情報で埋め、次にピクセルのビット数分の下位を再配分したピクセル・データで埋める。残ったビットは0で埋めるようにする。1ピクセルが5ビット以上のときはピクセル・データによりパレット情報が下位から侵食されるような形である。
【0067】
また、キャラクタの位置を基準にピクセルの水平位置は増加するのでピクセル毎の水平位置を算出し後段に伝送する。このとき、水平フリップが反転している場合は水平位置は一旦水平サイズ分進んだところから逆に減少するように計算する。
【0068】
1ピクセル当りのビット数、サイズ情報、フリップ情報、パレット情報は以後使われないので後段への伝送はしない。
【0069】
前段とはVALID、B[3]、S[1]、F[1]、X[9]、Z[4]、P[4]、D[8]入力とWISH出力で、後段とはWISH入力とVALID、X[9](ピクセル単位の水平位置)、Z[4]、C[8](コード)出力で接続される。回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0070】
透明制御回路(75)はCPU(63)から間接的にアクセスできる16行×5ビットの透明制御メモリを備える。パレット・メモリは16行×16列の構成で、各行に最大1つの透明が設定できる。CPU(63)がパレット・メモリに色を書いたときその色が透明であればパレット・メモリのどの行のどの列かを透明制御メモリは記憶する。行はそのまま透明制御メモリの行に対応し、列はその位置情報を4ビットで表す。各パレットで最後に書いた透明が有効となる。最後に書いた透明の上に非透明の色を書き込むとその行に透明はなくなる。これは透明制御メモリの各行の残りの1ビットで表す。
【0071】
前段から入力されたコード情報の上4ビットで透明制御メモリをアクセスしその内容が有効で下4ビットと一致していればそれは透明とみなされる。透明でないピクセル情報はそのまま後段に伝送され、透明のピクセルは後段に伝送されずにここで捨てられる。前段とはVALID、X[9]、Z[4]、C[8]入力とWISH出力で、後段とはWISH入力とVALID、X[9]、Z[4]、C[8]出力で接続される。 回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0072】
ドロー・ドライバ(76)
【0073】
入力されたピクセル情報の水平位置Xと水平走査位置H[11]からピクセルがピクセル・バッファ(78)と重なっているかを検査し、重なっているものはピクセル・バッファ(78)に描画の要求をする。要求してからそれが受諾されるまでに水平走査位置が1ステップ進む可能性があるので、ピクセル・バッファ(78)は1ピクセル少ない領域で重なりを判定する。
【0074】
前段とはVALID、X[9]、Z[4]、C[8]入力とWISH出力で、後段とはWAIT(待機信号)入力とR(要求信号)、X[7](バッファ・アドレス)、Z[4]、C[8]出力で接続される。回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0075】
ピクセル・バッファ制御回路(77)
【0076】
ドロー・ドライバ(76)よりの要求とビュー・ドライバ(81)からの要求を調停する。ビュー・ドライバ(81)からの要求が優先される。調停された要求は80MHzで3サイクルのタイミング信号(プリチャージ信号、読み出し信号、書き込み信号)を生成しピクセル・バッファ(78)・メモリを駆動する。ドロー・ドライバ(76)からの要求では読み出したデプス値と入力されたデプス値を比較しその結果により書き込むデータを読み出したデータにするか入力されたデータにするかを決める。ビュー・ドライバ(81)からの要求では読み出したデータの内コード情報を次段に出力し、その後クリアするために書き込むデータは0固定である。ドロー・ドライバ(76)からR、X[7]、Z[4]、C[8]入力とWAIT出力で、ビュー・ドライバ(81)とはR、X[7]入力とC[8](コード)出力である。このほかにピクセル・バッファ(78)にアクセスするためのMP(プリチャージ)、MR(リード)、MW(ライト)、MA[7](アドレス)、MO[12](リード・データ)、MI[12](ライト・データ)がある。回路はRESで初期化され、CK80のクロックで動作する。
【0077】
ピクセル・バッファ(78)はデプス・バッファ(79)とコード・バッファ(80)からなり、それぞれ128ピクセル×4ビット、128ピクセル×8ビットである。入出力信号はMP、MR、MW、MA、MI、MOである。
【0078】
ビュー・ドライバ(81)(バッファ出力手段(19))
【0079】
走査位置情報H[11]、V[9]を基にピクセル・バッファ(78)制御へデータの読み出しを要求する。要求は要求信号Rとバッファ・アドレスXで行う。要求はピクセル・バッファ(78)制御で優先的に扱われるので要求を待機させる信号は無い。また、コード情報C[8]は読み出したデータをピクセルの区切りタイミング(5MHz、Hの下位から2ビット目)に同期させて次段に伝達する。回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0080】
パレット回路(82)は容量が256色×13ビットのパレット・メモリを備え、CPU(63)からアクセスできる。前段からのコードVC[8]をアドレスとしてアクセスし、13ビットの色情報に変換し出力する。13ビットの内訳は色相PH[5]、彩度PS[3]、明度PL[5]からなる。色相は0から23までの整数で彩度は0から7の整数、明度は0から23までの整数である。CPU(63)からアクセスする色相が24から31までのとき透明を表すことにする(透明制御参照)。回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0081】
ウィンドウ・ジェネレータ(83)
【0082】
画面に特殊効果を出すための回路で画面を2つの部分に分割しその片方にカラー・エフェクタ(84)で効果を与えることができる。構成はCPU(63)からアクセスできるレジスタがあり、1水平ラインの開始点の座標と終了点の座標、画面左端の論理を設定できる。出力WINはまず設定された論理で開始し、水平走査信号H[11]が開始点と一致するとアクティブになり終了点に一致するとインアクティブになる。さらにまたレジスタの設定により出力の論理が変わるたびにCPU(63)に対し割り込みを発生でき開始点、終了点を逐次的に変更できるようになっている。これらを組み合わせて画面上にアクティブな部分とそうでない部分をおおざっぱに形成できる。回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0083】
ノイズ・ジェネレータ(85)
【0084】
カラー・エフェクタ(84)で実現する視覚的色効果の1つを演出するためのノイズを生成する部分である。M系列(ポリノミナル・カウンタ)を用いたディジタル擬似乱数系列発生器であり、M系列の下位3ビットN[3]をノイズ成分として出力する。電源電圧低下検出信号LPWでM系列カウンタをリセットし、異常なループで巡回しないようにしている。回路はRESで初期化され、CK20のクロックで動作する。
【0085】
カラー・エフェクタ(84)
【0086】
入力された色に種々の視覚的効果を与える回路である。さらにウィンドウ・ジェネレータ(83)からの信号WINによりこの機能を能動化/非能動化することができる。CPU(63)からアクセスできるレジスタがあり、これで効果を設定することができる。その効果は1つが色相H[5]、彩度S[3]、明度L[5]の各要素を固定することで、各要素を別々に設定できるフラグと、各要素が固定される値がそれぞれレジスタにある。1つは輝度を半分にすることで、制御フラグがあり、このフラグがアクティブであると明度L[5]と彩度S[3]の値がそれぞれ半分になる。
【0087】
1つはネガ/ポジを反転することで、色相H[5]に値12を加算し結果が23を越えたら0に巡回するように値24を引き、明度L[5]は値23から引くことで明暗を逆にすることで実現する。1つは輝度に適当なノイズを加えることで、明度L[5]の下位3ビットとノイズ・ジェネレータ(85)からのノイズ・データN[3]とを排他的論理和演算する。この3ビットは各ビット毎に演算をするかしないかが設定できるフラグがあり、ノイズが加わる量を加減できる。回路はRESで初期化され、CK40のクロックで動作する。
【0088】
ビデオ・エンコーダ(86)は、入力された色情報と、同期信号等のタイミング情報をNTSC/PAL入力に対応した標準ビデオ信号に変換するものである。
【0089】
値23の次が値0になるように巡回する5ビットで24進のカウンタがあり、このカウンタは20MHzのクロックCK20毎にNTSC方式は4づつPAL方式は5づつ進む。従って、NTSC方式は6回で1周し、PAL方式は4.8回で1周する。このカウンタは丁度サブキャリアの周期で巡回するのでサブキャリア発振器とみなせ、このカウンタの値は位相を表すことになる。ここでNTSC方式の場合、カウンタの下位2ビットが変化しなくなるのでこれが漸近的に0になるようにし同一のパターンに集束するようにしている。
【0090】
入力色データの色相H[5]とこのサブキャリアの位相を加算しサブキャリアを入力色相データで位相変調した信号を作成する。この位相変調波の位相データを波形ROMで振幅データに変換する。さらに入力彩度S[3]と振幅データを掛け合わせ彩度で振幅変調し変調色信号にする。これをDAコンバータでアナログ信号に変えチップ外部に出力する。また入力明度L[5]は値8のオフセットを加え輝度信号とし、DAコンバータでアナログ信号に変えチップ外部に出力する。さらに、輝度信号と色信号を加えて複合ビデオ信号とし、これもDAコンバータでアナログ信号に変え外部に出力する。
【0091】
ここで、輝度信号は複合ブランキング信号BLANK入力がアクティブのときは黒レベル=値8に、さらに複合同期信号SYNC入力がアクティブのときは同期レベル=値0にしている。
【0092】
また色相入力及び彩度入力はブランキング信号がアクティブのときは値0に、バースト信号がアクティブのときは一定の値になるように制御し、変調色信号がブランキング期間は信号がなく、所定のタイミングでカラー・バースト信号が出るようにしている。
【0093】
ビデオ・ファンクション・ジェネレータ(87)
【0094】
別に画面のブランキング期間をCPU(63)に知らせる回路がある。これは走査位置情報H[11]、V[9]を基に、ブランキング期間を認識し、その開始タイミングでCPU(63)に割り込みを掛けるものである。また画面の任意の位置で割り込みを発生させる機構がある。これは CPU(63)からアクセスできる水平と垂直の位置を記憶するレジスタがあり、この内容と位置情報を常に比較することでタイミングを知り、割り込みを掛ける。これらの割り込みはCPU(63)で能動化/非能動化が制御できる。
【0095】
同実施例のビデオ・エンコーダは、クロック周波数として副搬送波周波数の6倍(NTSC方式)か4.8倍(PAL方式)を用いる。これはNTSC方式では21.47727MHz、PAL方式では21.28137MHzである。
【0096】
副搬送波の生成には副搬送波の位相を表すような5ビットのレジスタを用い、1クロック毎にこれにNTSC方式は4づつ、PAL方式は5づつ加算していく。さらに位相が24を越えた時点で24を引き0に巡回するようにしている。実際にはレジスタの値が20(24−4)を越えるときNTSC方式は−20(4−24)、PAL方式は−19(5−24)を、越えないときは4と5を加えるようにしている。
【0097】
またNTSC方式のときはレジスタの下位2ビットが00でないとき(4で割り切れないとき)は5を加え、下位2ビットが00に漸近するようにしている。これはレジスタの初期状態の如何にかかわらず同じ位相の遷移による発振が起こることを目的とする。レジスタの値が出力されこの値は0〜24の範囲にある。
【0098】
色相の値はバースト・フラグの期間強制的にバースト位相(NTSC方式は6:180°、PAL方式は3:135°)に切り換えられる。またPAL方式の場合、ライン・オルタネート信号で1水平期間毎に位相が反転される。位相の反転は180°を基準に符号が反転し、色相の値0〜23は36〜13に変換される。この結果、色相の値は6ビット(0〜36)となる。
【0099】
この6ビットの値と副搬送波生成器で生成された5ビットの位相情報が加算され6ビット(0〜60)となる。これで副搬送波が色相情報で位相変調されたことになる。
【0100】
位相変調された6ビットの値は波形ROMで3ビットの振幅に変換される。波形ROMの内容は図3に示すとおりである。またこれによって変換された振幅波形は図4、図5に示すようになる。NTSC方式の場合は6倍の周波数と4種類のパターンで6×4=24とおりの色相波形が得られる。PAL方式の場合は4.8倍の周波数と5波形で1周期とする波形で4.8×5=24とおりの色相波形が得られる。
【0101】
彩度の値はバースト・フラグの期間強制的にバースト振幅(NTSC方式では2、PAL方式では1)に切り換えられる。
【0102】
この彩度情報と振幅に変換された波形を乗算器を用いて振幅変調する。乗算器は3ビット(−2〜+2)と3ビット(0〜7)を入力とし、5ビット(−14〜+14)を出力する簡単なものである。振幅変調された信号(5ビット)は変調色信号としてDA変換器でアナログ電圧/電流に変換され、出力される。明度の値はブランキング期間強制的に0に、また同期信号の期間強制的に−8にされる。値は5ビットで−8〜23の範囲である。
【0103】
この明度情報は複合輝度信号としてDA変換器を通して出力される。また振幅変調された信号と加算され複合映像信号となる。これも5ビットで−8〜23の範囲である。明度と彩度の組み合わせでこの範囲を越え異常な信号となるものがあるが利用を制限している。図6の網掛け部分が制限している部分である。この信号もDA変換器を通して出力される。
【0104】
【発明の効果】
本発明は、上述の通りであるので、シンプルな回路構成となり、乗算器は1個ですみ、ディジタルICとしてワンチップ化することを可能とする。また共通色相での豊富な色種を現出することができ、低いクロック周波数での豊富な色相を実現することができる。更には有理数倍のクロックでよいため、選択範囲の拡大を図ることができる。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー・ビデオ・エンコーダの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例のカラー・ビデオ・エンコーダを示す回路構成図である。
【図3】同実施例のカラー・ビデオ・エンコーダの位相振幅変換波形を示す波形図である。
【図4】同実施例のカラー・ビデオ・エンコーダの変調信号波形(NTSC方式)を示す波形図である。
【図5】同実施例のカラー・ビデオ・エンコーダの変調信号波形(PAL方式)を示す波形図である。
【図6】同実施例のカラー・ビデオ・エンコーダの明度と彩度の組み合わせを示す関係図である。
【図7】本発明のカラー・ビデオ・エンコーダを含んだ回路を示す実施例である。
【図8】従来の2値選択カラー・エンコーダの概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 クロック生成手段
2 明度信号生成手段
3 彩度信号生成手段
4 色相信号生成手段
5 副搬送波生成手段
6 位相変調手段
7 位相振幅変換手段
8 振幅変調手段
9 明度・色信号合成手段
10 複合映像信号ディジタル・アナログ変換手段
11 明度信号ディジタル・アナログ変換手段
12 変調色信号ディジタル・アナログ変換手段
13 同期信号生成手段
14 同期信号混合手段
15 バースト信号混合手段
16 色相反転手段
17 NTSC方式/PAL方式切換手段

Claims (8)

  1. 明度、彩度および色相からなる色情報と同期信号等のタイミング情報とをNTSC方式および/又はPAL方式入力に対応した標準カラー・ビデオ信号に変換するカラー・ビデオ・エンコーダであって、
    副搬送波周波数の有理数倍で一定周波数のクロック信号を生成するクロック生成手段と、
    前記色情報の1つである明度ディジタル信号を生成する明度信号生成手段と、
    前記色情報の1つである彩度ディジタル信号を生成する彩度信号生成手段と、
    前記色情報の1つである色相ディジタル信号を生成する色相信号生成手段と、
    前記クロック信号毎に副搬送波の位相角をディジタルで表す副搬送波位相ディジタル信号を生成する副搬送波生成手段と、
    前記副搬送波生成手段からの副搬送波位相ディジタル信号を前記色相信号生成手段からの色相ディジタル信号で位相変調し変調位相ディジタル信号にする位相変調手段と、
    前記位相変調手段からの変調位相ディジタル信号を変調振幅ディジタル信号に変換する位相振幅変換手段と、
    前記位相振幅変換手段からの変調振幅ディジタル信号を前記彩度信号生成手段からの彩度ディジタル信号で変調色ディジタル信号に振幅変調する振幅変調手段と、
    前記明度信号生成手段からの明度ディジタル信号と前記振幅変調手段からの変調色ディジタル信号とを合成して複合映像ディジタル信号にする明度・色信号合成手段と、
    前記明度・色信号合成手段からの複合映像ディジタル信号を複合映像アナログ信号に変換する複合映像信号ディジタル・アナログ変換手段とを備えていることを特徴とするカラー・ビデオ・エンコーダ。
  2. 更に、
    前記明度信号生成手段からの明度ディジタル信号を明度アナログ信号に変換する明度信号ディジタル・アナログ変換手段と、
    前記振幅変調手段からの変調色ディジタル信号を変調色アナログ信号に変換する変調色信号ディジタル・アナログ変換手段と
    を備えた、請求項1に記載のカラー・ビデオ・エンコーダ。
  3. 更に、
    同期信号とバースト・フラグ信号、ライン・オルタネート信号を生成する同期信号生成手段と、
    前記明度信号生成手段からの明度ディジタル信号と前記同期信号生成手段からの同期信号を混合する同期信号混合手段と、
    前記彩度信号生成手段からの彩度ディジタル信号と前記色相信号生成手段からの色相ディジタル信号とを前記同期信号生成手段からのバースト・フラグ信号でバースト位相とバースト振幅を混合するバースト信号混合手段と、
    前記バースト信号混合手段からの色相情報を前記同期信号生成手段からのライン・オルタネート信号により反転する色相反転手段と、
    NTSCモードであるかPALモードであるかを示す入力信号により、前記副搬送波生成手段の副搬送波周波数と前記バースト信号混合手段のバーストの位相角とバーストの振幅、前記色相反転手段の色相反転の機能の制御を切り換えるNTSC/PAL切換手段と
    を備えた、請求項1に記載のカラー・ビデオ・エンコーダ。
  4. 更に、
    副搬送波の位相を表すレジスタを備え、
    カラー・ビデオ・エンコーダを動作させるクロック信号の周波数として、副搬送波の周波数に所定の逓倍率を乗じて得られる周波数を用い、
    前記クロック信号の1クロック毎に前記レジスタに所定の値を加算し、
    前記逓倍率と前記所定の値の積で表される通り数の色相の表現が可能な、請求項1ないし3のいずれかに記載のカラー・ビデオ・エンコーダ。
  5. カラー・ビデオ・エンコーダを動作させるクロック信号の周波数として、
    前記NTSCモードにおいてはNTSC方式の副搬送波の周波数に第1の逓倍率を乗じて得られる第1の周波数を、
    前記PALモードにおいてはPAL方式の副搬送波の周波数に第2の逓倍率を乗じて得られる第2の周波数を用い、
    前記第1の周波数と前記第2の周波数がほぼ同じあるいは全く同じになるように、前記第1の逓倍率および前記第2の逓倍率が定められる、請求項3に記載のカラー・ビデオ・エンコーダ。
  6. 更に、
    副搬送波の位相を表すレジスタを備え、
    カラー・ビデオ・エンコーダを動作させるクロック信号の周波数として、
    前記NTSCモードにおいてはNTSC方式の副搬送波の周波数に第1の逓倍率を乗じて得られる第1の周波数を用い、前記クロック信号の1クロック毎に前記レジスタに第1の値を加算し、
    前記PALモードにおいてはPAL方式の副搬送波の周波数に第2の逓倍率を乗じて得られる第2の周波数を用い、前記クロック信号の1クロック毎に前記レジスタに第2の値を加算し、
    前記第1の周波数と前記第2の周波数がほぼ同じあるいは全く同じになるように、前記第1の逓倍率および前記第2の逓倍率が定められ、かつ前記第1の逓倍率と前記第1の値の積と前記第2の逓倍率と前記第2の値の積が同じになるように定められた、請求項3に記載のカラー・ビデオ・エンコーダ。
  7. 前記第1の逓倍率は96/4、あるいはこれを2分した値、あるいはこれを4分した値であり、
    前記第2の逓倍率は96/5、あるいはこれを2分した値、あるいはこれを4分した値である、請求項5または6に記載のカラー・ビデオ・エンコーダ。
  8. 前記第1の値は4であり、前記第2の値で5である、請求項7に記載のカラー・ビデオ・エンコーダ。
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