JP3553773B2 - 点火装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、点火装置に係り、特に、一組のケース要素を組み付けることによりケースを構成し、その先端に風防筒を取り付けるタイプのものにおいて、風防筒を一方のケース要素のみによって固定・保持できるように構成し、それによって、組立途中、組立後における炎長調整作業、内部の配置の確認作業を容易なものとすることができるように工夫したものに関し、又、圧電ユニットの一方の電極と風防筒とを電気的に接続するリード線として被覆導線を使用し、該被覆導線を操作部材と放電ユニットとの間に配置することにより、その被覆部によって緩衝機能を発揮させるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の点火装置としては、例えば、実公昭62−5564号公報、実公平3−11559号公報、実公平2−20620号公報、実公平5−47951号公報、実公平4−24300号公報、実開平5−34453号公報、実開平4−108154号公報、実開平4−108155号公報、実開平4−92143号公報、等に開示されているものがある。これらに開示されている点火装置においては、二つのケース要素を組み付けることによりケースを構成し、そのケースの先端に風防筒を被冠・固定するようにしている。この場合、二つのケース要素の内いずれか一方のケース要素を取り外してケース内を開放する場合に、まず、風防筒を取り外す必要がある。そして、二つのケース要素を固定している固定ねじを取り外して、一方のケース要素を外すことになる。又、一方のケース要素を外した場合、他方のケース要素のみによって風防筒を固定・保持することはできない構成になっている。尚、ここにいう固定・保持とは、単に風防筒をケース要素の先端に被覆・配置するだけではなく、風防筒と圧電ユニットの一方の電極との電気的接続状態を保持できる状態、すなわち、放電可能な状態であることを意味している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成によると次のような問題があった。例えば、組立途中、組立後において、炎長を調整する場合、或いは、内部の配置を確認する場合、風防筒を何度も着脱しなければならず、煩雑な作業を余儀なくされてしまうという問題があった。以下詳細に説明する。通常、ケースからは炎長を調整するための調整レバーが露出・配置されており、よって、この露出・配置された調整レバーを操作することにより、炎長を調整することができる。ところが、調整レバーを使用した炎長の調整範囲には限界があり、それ以上の炎長の調整を行う場合には、ケースを開放して、調整レバー自体の取付状態を変更する必要がある。一方、従来のケースと風防筒との関係をみてみると、二つのケース要素を組み付けた状態で始めて風防筒の固定・保持が可能となる。又、風防筒が固定・保持されていなければ放電現象を起こすことはできない構成になっている。よって、ケースを開放した状態で調整レバーの取付状態を変更した後、炎長の状態を確認したい場合には、再度、二つのケース要素を組み付けてそこに風防筒を固定・保持する必要がある。そして、調整レバーの取付状態の変更を1回だけ行うことにより所望の状態を得ることができると限らず、数回行うことも予想され、結局、その都度二つのケース要素を組み付けて風防筒を取り付けなければならず、煩雑な作業を余儀なくされてしまうことになる。又、風防筒は樹脂製のケースに対してケース側に設けられたバネ片の弾性保持力によって固定・保持されることになるが、風防筒を繰り返し着脱した場合には、そのような弾性保持力が損なわれてしまうことがあり、その場合には、風防筒のケースに対する固定・保持状態が損なわれてしまい、結局、風防筒と圧電ユニット側との電気的接続関係が損なわれて点火不能になってしまうことも予想される。又、別の問題として圧電ユニットが配置されている箇所における緩衝機能の問題があった。従来、圧電ユニットの電圧低下、消音を企図して、ゴムやウレタンマット等の緩衝材を配置していた。しかしながら、それでは部品点数が増加し、部品管理が困難になる等、その改善が要求されていた。
【0004】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、風防筒を繰り返し着脱することなく、ケース内を開放して炎長の調整作業を行うことができ、又、できるだけ部品点数を増加させることなく、圧電ユニットに対する緩衝機能を提供することができる点火装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による点火装置は、燃料及び圧電ユニットを内蔵するケースと、上記ケースの先端に着脱可能に取り付けられた風防筒と、を備えた点火装置において、上記ケースは一組のケース要素を組み付けることにより構成され、上記風防筒は上記一組のケース要素の内一方のケース要素のみによって固定・保持できるように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項2による点火装置は、燃料及び圧電ユニットを内蔵すると共に操作部を押圧可能に保持するケースと、上記ケースの先端に着脱可能に取り付けられた風防筒と、上記圧電ユニットの一方の電極と上記風防筒とを電気的に接続するリード線と、を備えた点火装置において、上記リード線は被覆導線であって、上記リード線を圧電ユニットと操作部材との間に配置させることによりその被覆部によって緩衝機能を発揮させるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
すなわち、請求項1による点火装置の場合には、風防筒は上記一組のケース要素の内一方のケース要素のみによって固定・保持できるように構成したものである。つまり、他方のケース要素を取り外した状態で各種の調整作業を行う場合に、風防筒を一方のケース要素に固定・保持させた状態で行うことを可能とし、それによって、何度も風防筒を着脱しなくても、調整及び調整後の炎長の確認、内部の配置の確認を行うことができる。
又、請求項2による点火装置の場合には、圧電ユニットの一方の電極と風防筒とを電気的に接続するリード線として被覆導線を使用し、その被覆部を操作部材と圧電ユニットとの間に介在させることにより、別途、緩衝部材を要することなく、緩衝機能を発揮させるように構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図11を参照して本発明の一実施の形態を説明する。まず、図1を参照して本実施の形態による点火装置の全体の構成を説明する。図1は点火装置の縦断面であり、まず、ケース1があり、このケース1は、図1乃至図4に示すケース要素3と、図5乃至図7に示すケース要素5とから構成されていて、これらケース要素3とケース要素5を組み合わせることによりケース1を構成している。
【0008】
上記ケース要素3は、図1乃至図4に示すように、底壁7を備えていて、この底壁7からは、外側壁9と内側壁11が立設されている。上記内側壁11の内周側は開口部13となっている。又、上記底壁7の図中上端には略中空円筒状をなす首部15が形成されている。この首部15の下部は180°分だけ切欠かれていて切欠部15aとなっている。又、この切欠部15aの上方にはそれより小さな角度で切欠かれた切欠部15bが形成されている。又、上記切欠部15aの部分には突起15cがあらわれている。上記底壁7には図示しない固定ねじが挿通する挿通穴7a、7bが形成されていると共に切欠部7cが形成されている。この切欠部7cは後述する調整レバーを外部に露出・配置させるためのものである。又、底壁7の下部には窓7dが形成されている。この窓7dはケース1内に内蔵される電子ライター部の燃料ガスの残量を外部から確認するためのものである。又、底壁には突起7e、7fが突設されている。これら突起7e、7fは、後述するガスパイプとリード線をケース1内にて整然と延長・敷設させるためのものである。
【0009】
一方、ケース要素5は、図5乃至図7に示すような形状になっている。まず、底壁17があり、この底壁17からは外側壁19と内側壁21とが立設されている。上記内側壁21の内周側は開口部23となっている。上記底壁17の上端には中空円筒を二つ割りにしたような首部25が形成されている。この首部25は180゜の両端を所定角度分だけ切欠いた形状になっている。この首部25の中央部には軸方向に延長された切欠部25aが形成されている。又、上記底壁17には図示しない固定ねじが挿通する挿通穴17a、17bが形成されていると共に切欠部17cが形成されている。上記挿通穴17a、17bは、前述した挿通穴7a、7bに対応するものであり、又、上記切欠部17cは、前述した切欠部7cに対応するものである。
【0010】
そして、上記ケース要素3とケース要素5とを組み付けて、重ね合わされた挿通穴7a、17aと、7b、17bとにそれぞれ固定ねじを通すことにより、ケース1を構成する。その際、ケース5側の首部25がケース要素3の切欠部15aの箇所に嵌まることになると共に、首部25の切欠部25aの箇所に突起15cが嵌まることになる。
【0011】
ケース要素3の首部15の上端には小径部15dが設けられていて、この小径部15dには、図1に示すように、樹脂製の保護筒27が取り付けられている。この保護筒27の内周側であって先端にはノズル29が内装されている。このノズル29の上端にはバーナースプリング30が取り付けられている。そして、上記保護筒27の外側には金属製の風防筒31が着脱可能に被冠・固定されている。上記風防筒31の下端はケース要素5の首部25の一部を包囲するような位置まで延長されている。
【0012】
上記風防筒31は図8乃至図10に示すような形状をなしていて、先端には炎が吹き出される吹出口31aが形成されていると共に、側面には内側に空気を取り入れる空気取入口31bが複数箇所に形成されている。又、側面の下部には貫通穴31cが形成されている。これは、ケース要素3の首部15に設けられたバネ片15eの突起15fに対応するものである。すなわち、風防筒31をケース要素3の首部15に被冠していくと、バネ片15eが内周方向に弾性変形される。次いで、突起15fが上記貫通穴31cの位置にさしかかってそこに嵌合されると、バネ片15eが弾性復帰し、それによって、風防筒31をケース要素3の首部15に固定・保持するものである。尚、これは、ケース要素3とケース要素5とを組み付けた状態で行っても同じである。
【0013】
又、風防筒31の上部には放電の為の電極片31dが内周側に向かって折り曲げられた状態で突設されている。この電極片31dは、既に述べたバーナースプリング30と対向・配置されていて、これら電極片31dとバーナースプリング30との間で所望の放電現象を発生させ、その際発生する放電火花によってバーナーノズル30より噴出されるガスに点火するものである。
【0014】
次に、既に説明したケース1の内部の構成について説明する。ケース1内には電子ライター部41が内蔵されている。この電子ライター部41は次のような構成になっている。タンク本体43があり、このタンク本体43内には燃料ガス45が収容されている。上記タンク本体43の上部には、上蓋47が装着されている。上記タンク本体43内であって図1中左側には、焼結パイプ46が挿入されている。タンク本体43内の燃料ガス45はこの焼結パイプ46を介して上方に供給される。上記焼結パイプ46はその上端を集熱筒48によって保持されている。
【0015】
上記集熱筒48の上方には、フィルター49を介してノズルステー51が配置されている。上記ノズルステー51の外周側には調整摘み部材53が配置されていて、この調整摘み部材53は、上蓋47に対して螺合・固定されている。上記調整摘み部材53の上端外周部にはギヤ部が設けられていて、又、調整摘み部材53の上端外周側には調整レバー55が配置されている。この調整レバー55はその内周面にギヤ部を備えていて、このギヤ部が上記ギヤ部に噛合している。よって、上記調整レバー55を回転させることにより、上記調整摘み部材53を適宜の方向に回転させることができる構成になっていて、それによって、調整摘み部材53の上下方向の位置を調整できるようになっている。
又、この調整レバー55の先端が、ケース要素3の切欠部7cとケース要素5の切欠部17cを合致させた部分から外部に露出・配置されることになる。
【0016】
上記ノズルステー51の上方には、ノズル57が配置されている。このノズル57の下端開口には弁体としての釘ゴム59が装着されている。又、上記調整摘み部材53とノズル57との間には、ノズルスプリング63が装着されている。ノズル57はこのノズルスプリング63のスプリング力によって常時下方に付勢されている。
又、上記ノズル57の上端部にはガステコ42(図1中仮想線で示す)の一端が係止されていて、操作部材65を下方に押し下げることにより、このガステコ42の一端側が上方に移動するようになっている。
【0017】
そして、上記操作部材65を押圧・操作しない場合には、ノズル57と釘ゴム59は、ノズルスプリング63によって下方に付勢されている。よって、ガスがノズル57より噴射されることはない。これに対して、操作部材65を押圧・操作することにより、ガステコ42を介して、ノズル57と釘ゴム59を、ノズルスプリング63のスプリング力に抗して上方に移動させることになる。それによって、ガスの流路が開放され、ノズル57の上端開口より噴出されることになる。 又、上記ノズル57にはガスパイプ67が接続されていて、このガスパイプ67は、前述した保護筒27の下端まで延長されてそこに接続されている。よって、上記ノズル57より噴出されるガスは、ガスパイプ67を介して保護筒27内に供給されてノズル29の上端に取り付けられたバーナースプリング30より噴出されることになる。
上記ガスパイプ67は二重構造になっていて、内側に導線67aが配置されいて、外側にビニールパイプ67bが配置されている。
【0018】
次に、バーナースプリング30より噴出されたガスに着火させるための構成を説明する。まず、操作部材65の下方には圧電ユニット71が配置されている。この圧電ユニット71の一方の電極には被覆リード線73が接続されている。上記リード線73は図11に示すように被覆導線であり、導体73aを被覆材73bによって被覆した構成になっている。この被覆リード線73はケース1内を通ってケース1の上端まで延長され、そこで風防筒31に電気的に接続されることになる。つまり、風防筒31が被覆リード線73の導体73aを介して圧電ユニット71の一方の電極に電気的に接続されることになる。
【0019】
一方、操作部材65を下方に向かって押圧・操作すると、それによって、圧電ユニット71も動作し、該動作によって、金属製板44及び既に述べたガステコ42を介して、圧電ユニット71の他方の電極がノズル57に電気的に接続されることになる。このノズル57とノズル29とはガスパイプ67の導線67aを介して電気的に接続された状態にあり、よって、ノズル29ひいてはバーナースプリング30が圧電ユニット71の他方の電極に対して電気的に接続された状態となる。これによって、バーナースプリング30と風防筒31との間で放電現象が起こり、発生する放電火花によって、バーナースプリング30より噴出されるガスに着火されることになる。
【0020】
以上の構成を基にその作用・効果を説明する。
尚、ガスの噴出、噴出されたガスへの着火については既に述べた通りであるので、ここでは炎長調整作業等について説明する。炎長調整は調整レバー55を適宜方向に回転させることにより、調整摘み部材53の上下方向位置を調整することにより行われる。又、調整レバー55はその先端がケース1より突出・配置されているので、ケース1の外側からでも調整を行うことができる。
ところが、その場合の調整範囲は限られており(ケース要素3の切欠部7aとケース要素5の切欠部17aとを合致させて構成される開口部の範囲内)、それ以上の範囲で調整を行いたい場合には、ケース1を開放して、調整レバー55の調整摘み部材53に対する噛合位置をずらす必要がある。
【0021】
このような場合、本実施の形態によれば、まず、固定ねじを取り外して、ケース要素5をケース要素3より離脱させれば、調整レバー55の部分が露出することになり、上記したような作業を行うことができる。つまり、風防筒31を取り外すことなく、所望の調整作業を行うことがでるものである。又、上記ケース要素5の取り外し作業は、ケース要素5の首部25が180°の両端を所定角度だけ切欠いた形状になっているので、風防筒31の下端に対して容易に挿入・引抜可能な構成になっているので、極めて簡単である。
又、このような調整作業においては、実際に炎長がどのように変化したかを確認する必要があるが、その場合には、風防筒31はケース要素3側に固定・保持され、被覆リード線73の導体73aと風防筒31とが電気的に接続されて放電可能な状態になっているので、そのままの状態で操作部材65を押圧・操作すればよい。
【0022】
そして、その状態で、調整レバー55の位置調整、炎長の確認作業を繰り返し行い(その間、風防筒31は装着したままの状態にある)所望の状態に設定する。このような調整作業を行った後、再度組み立てる場合には、離脱させておいたケース要素5をケース要素3に組み合わせる(風防筒31の下端内に挿入するようにして組み合わせる)だけでよい。
このように、ケース要素5を外し、且つ、風防筒31をケース要素3に固定・保持した状態で所望の調整作業を行うことができるので、従来のように、風防筒31を繰り返し着脱する必要がない。よって、調整作業が容易になると共に、風防筒31のケース要素3に対する取付・固定性能が損なわれることもない。
【0023】
又、本実施の形態においては、被覆リード線73の被覆部73bを操作部材65と圧電ユニット71との間に介在させて、クッション機能を発揮させるようにしている。よって、別途、クッション材を要することなく所望のクッション効果を得ることができる。
【0024】
尚、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
まず、点火装置の基本的な構成に関しては図示したものに限定されず、様々な構成のものに適用できる。
又、風防筒を一方のケース要素に固定・保持するための構成についても図示したものに限定されない。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明による点火装置によると、一方のケース要素を外し、且つ、風防筒を他方のケース要素に固定・保持した状態で所望の調整作業を行うことができるので、従来のように、風防筒を繰り返し着脱する必要がない。よって、調整作業が容易になると共に、風防筒のケースに対する取付・固定性能が損なわれることもない。
又、被覆導線の被覆部を操作部材と圧電ユニットとの間に介在させて、クッション機能を発揮させるようにしている。よって、別途、クッション材を要することなく所望のクッション効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図で、点火装置の全体の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す図で、点火装置のケースを構成する一方のケース要素を内側からみて示す平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す図で、図2のIII−III 断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示す図で、点火装置のケースを構成する一方のケース要素を外側からみて示す平面図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示す図で、点火装置のケースを構成する他方のケース要素を内側からみて示す平面図である。
【図6】本発明の一実施の形態を示す図で、図5のVI−VI 断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態を示す図で、点火装置のケースを構成する他方のケース要素を外側からみて示す平面図である。
【図8】本発明の一実施の形態を示す図で、風防筒の側面図である。
【図9】本発明の一実施の形態を示す図で、図8のIX−IX 矢視図である。
【図10】本発明の一実施の形態を示す図で、図8のX−X矢視図である。
【図11】本発明の一実施の形態を示す図で、被覆リード線の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ケース
3 ケース要素
5 ケース要素
31 風防筒
41 電子ライター部
73 リード線
【発明の属する技術分野】
本発明は、点火装置に係り、特に、一組のケース要素を組み付けることによりケースを構成し、その先端に風防筒を取り付けるタイプのものにおいて、風防筒を一方のケース要素のみによって固定・保持できるように構成し、それによって、組立途中、組立後における炎長調整作業、内部の配置の確認作業を容易なものとすることができるように工夫したものに関し、又、圧電ユニットの一方の電極と風防筒とを電気的に接続するリード線として被覆導線を使用し、該被覆導線を操作部材と放電ユニットとの間に配置することにより、その被覆部によって緩衝機能を発揮させるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の点火装置としては、例えば、実公昭62−5564号公報、実公平3−11559号公報、実公平2−20620号公報、実公平5−47951号公報、実公平4−24300号公報、実開平5−34453号公報、実開平4−108154号公報、実開平4−108155号公報、実開平4−92143号公報、等に開示されているものがある。これらに開示されている点火装置においては、二つのケース要素を組み付けることによりケースを構成し、そのケースの先端に風防筒を被冠・固定するようにしている。この場合、二つのケース要素の内いずれか一方のケース要素を取り外してケース内を開放する場合に、まず、風防筒を取り外す必要がある。そして、二つのケース要素を固定している固定ねじを取り外して、一方のケース要素を外すことになる。又、一方のケース要素を外した場合、他方のケース要素のみによって風防筒を固定・保持することはできない構成になっている。尚、ここにいう固定・保持とは、単に風防筒をケース要素の先端に被覆・配置するだけではなく、風防筒と圧電ユニットの一方の電極との電気的接続状態を保持できる状態、すなわち、放電可能な状態であることを意味している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成によると次のような問題があった。例えば、組立途中、組立後において、炎長を調整する場合、或いは、内部の配置を確認する場合、風防筒を何度も着脱しなければならず、煩雑な作業を余儀なくされてしまうという問題があった。以下詳細に説明する。通常、ケースからは炎長を調整するための調整レバーが露出・配置されており、よって、この露出・配置された調整レバーを操作することにより、炎長を調整することができる。ところが、調整レバーを使用した炎長の調整範囲には限界があり、それ以上の炎長の調整を行う場合には、ケースを開放して、調整レバー自体の取付状態を変更する必要がある。一方、従来のケースと風防筒との関係をみてみると、二つのケース要素を組み付けた状態で始めて風防筒の固定・保持が可能となる。又、風防筒が固定・保持されていなければ放電現象を起こすことはできない構成になっている。よって、ケースを開放した状態で調整レバーの取付状態を変更した後、炎長の状態を確認したい場合には、再度、二つのケース要素を組み付けてそこに風防筒を固定・保持する必要がある。そして、調整レバーの取付状態の変更を1回だけ行うことにより所望の状態を得ることができると限らず、数回行うことも予想され、結局、その都度二つのケース要素を組み付けて風防筒を取り付けなければならず、煩雑な作業を余儀なくされてしまうことになる。又、風防筒は樹脂製のケースに対してケース側に設けられたバネ片の弾性保持力によって固定・保持されることになるが、風防筒を繰り返し着脱した場合には、そのような弾性保持力が損なわれてしまうことがあり、その場合には、風防筒のケースに対する固定・保持状態が損なわれてしまい、結局、風防筒と圧電ユニット側との電気的接続関係が損なわれて点火不能になってしまうことも予想される。又、別の問題として圧電ユニットが配置されている箇所における緩衝機能の問題があった。従来、圧電ユニットの電圧低下、消音を企図して、ゴムやウレタンマット等の緩衝材を配置していた。しかしながら、それでは部品点数が増加し、部品管理が困難になる等、その改善が要求されていた。
【0004】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、風防筒を繰り返し着脱することなく、ケース内を開放して炎長の調整作業を行うことができ、又、できるだけ部品点数を増加させることなく、圧電ユニットに対する緩衝機能を提供することができる点火装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による点火装置は、燃料及び圧電ユニットを内蔵するケースと、上記ケースの先端に着脱可能に取り付けられた風防筒と、を備えた点火装置において、上記ケースは一組のケース要素を組み付けることにより構成され、上記風防筒は上記一組のケース要素の内一方のケース要素のみによって固定・保持できるように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項2による点火装置は、燃料及び圧電ユニットを内蔵すると共に操作部を押圧可能に保持するケースと、上記ケースの先端に着脱可能に取り付けられた風防筒と、上記圧電ユニットの一方の電極と上記風防筒とを電気的に接続するリード線と、を備えた点火装置において、上記リード線は被覆導線であって、上記リード線を圧電ユニットと操作部材との間に配置させることによりその被覆部によって緩衝機能を発揮させるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
すなわち、請求項1による点火装置の場合には、風防筒は上記一組のケース要素の内一方のケース要素のみによって固定・保持できるように構成したものである。つまり、他方のケース要素を取り外した状態で各種の調整作業を行う場合に、風防筒を一方のケース要素に固定・保持させた状態で行うことを可能とし、それによって、何度も風防筒を着脱しなくても、調整及び調整後の炎長の確認、内部の配置の確認を行うことができる。
又、請求項2による点火装置の場合には、圧電ユニットの一方の電極と風防筒とを電気的に接続するリード線として被覆導線を使用し、その被覆部を操作部材と圧電ユニットとの間に介在させることにより、別途、緩衝部材を要することなく、緩衝機能を発揮させるように構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図11を参照して本発明の一実施の形態を説明する。まず、図1を参照して本実施の形態による点火装置の全体の構成を説明する。図1は点火装置の縦断面であり、まず、ケース1があり、このケース1は、図1乃至図4に示すケース要素3と、図5乃至図7に示すケース要素5とから構成されていて、これらケース要素3とケース要素5を組み合わせることによりケース1を構成している。
【0008】
上記ケース要素3は、図1乃至図4に示すように、底壁7を備えていて、この底壁7からは、外側壁9と内側壁11が立設されている。上記内側壁11の内周側は開口部13となっている。又、上記底壁7の図中上端には略中空円筒状をなす首部15が形成されている。この首部15の下部は180°分だけ切欠かれていて切欠部15aとなっている。又、この切欠部15aの上方にはそれより小さな角度で切欠かれた切欠部15bが形成されている。又、上記切欠部15aの部分には突起15cがあらわれている。上記底壁7には図示しない固定ねじが挿通する挿通穴7a、7bが形成されていると共に切欠部7cが形成されている。この切欠部7cは後述する調整レバーを外部に露出・配置させるためのものである。又、底壁7の下部には窓7dが形成されている。この窓7dはケース1内に内蔵される電子ライター部の燃料ガスの残量を外部から確認するためのものである。又、底壁には突起7e、7fが突設されている。これら突起7e、7fは、後述するガスパイプとリード線をケース1内にて整然と延長・敷設させるためのものである。
【0009】
一方、ケース要素5は、図5乃至図7に示すような形状になっている。まず、底壁17があり、この底壁17からは外側壁19と内側壁21とが立設されている。上記内側壁21の内周側は開口部23となっている。上記底壁17の上端には中空円筒を二つ割りにしたような首部25が形成されている。この首部25は180゜の両端を所定角度分だけ切欠いた形状になっている。この首部25の中央部には軸方向に延長された切欠部25aが形成されている。又、上記底壁17には図示しない固定ねじが挿通する挿通穴17a、17bが形成されていると共に切欠部17cが形成されている。上記挿通穴17a、17bは、前述した挿通穴7a、7bに対応するものであり、又、上記切欠部17cは、前述した切欠部7cに対応するものである。
【0010】
そして、上記ケース要素3とケース要素5とを組み付けて、重ね合わされた挿通穴7a、17aと、7b、17bとにそれぞれ固定ねじを通すことにより、ケース1を構成する。その際、ケース5側の首部25がケース要素3の切欠部15aの箇所に嵌まることになると共に、首部25の切欠部25aの箇所に突起15cが嵌まることになる。
【0011】
ケース要素3の首部15の上端には小径部15dが設けられていて、この小径部15dには、図1に示すように、樹脂製の保護筒27が取り付けられている。この保護筒27の内周側であって先端にはノズル29が内装されている。このノズル29の上端にはバーナースプリング30が取り付けられている。そして、上記保護筒27の外側には金属製の風防筒31が着脱可能に被冠・固定されている。上記風防筒31の下端はケース要素5の首部25の一部を包囲するような位置まで延長されている。
【0012】
上記風防筒31は図8乃至図10に示すような形状をなしていて、先端には炎が吹き出される吹出口31aが形成されていると共に、側面には内側に空気を取り入れる空気取入口31bが複数箇所に形成されている。又、側面の下部には貫通穴31cが形成されている。これは、ケース要素3の首部15に設けられたバネ片15eの突起15fに対応するものである。すなわち、風防筒31をケース要素3の首部15に被冠していくと、バネ片15eが内周方向に弾性変形される。次いで、突起15fが上記貫通穴31cの位置にさしかかってそこに嵌合されると、バネ片15eが弾性復帰し、それによって、風防筒31をケース要素3の首部15に固定・保持するものである。尚、これは、ケース要素3とケース要素5とを組み付けた状態で行っても同じである。
【0013】
又、風防筒31の上部には放電の為の電極片31dが内周側に向かって折り曲げられた状態で突設されている。この電極片31dは、既に述べたバーナースプリング30と対向・配置されていて、これら電極片31dとバーナースプリング30との間で所望の放電現象を発生させ、その際発生する放電火花によってバーナーノズル30より噴出されるガスに点火するものである。
【0014】
次に、既に説明したケース1の内部の構成について説明する。ケース1内には電子ライター部41が内蔵されている。この電子ライター部41は次のような構成になっている。タンク本体43があり、このタンク本体43内には燃料ガス45が収容されている。上記タンク本体43の上部には、上蓋47が装着されている。上記タンク本体43内であって図1中左側には、焼結パイプ46が挿入されている。タンク本体43内の燃料ガス45はこの焼結パイプ46を介して上方に供給される。上記焼結パイプ46はその上端を集熱筒48によって保持されている。
【0015】
上記集熱筒48の上方には、フィルター49を介してノズルステー51が配置されている。上記ノズルステー51の外周側には調整摘み部材53が配置されていて、この調整摘み部材53は、上蓋47に対して螺合・固定されている。上記調整摘み部材53の上端外周部にはギヤ部が設けられていて、又、調整摘み部材53の上端外周側には調整レバー55が配置されている。この調整レバー55はその内周面にギヤ部を備えていて、このギヤ部が上記ギヤ部に噛合している。よって、上記調整レバー55を回転させることにより、上記調整摘み部材53を適宜の方向に回転させることができる構成になっていて、それによって、調整摘み部材53の上下方向の位置を調整できるようになっている。
又、この調整レバー55の先端が、ケース要素3の切欠部7cとケース要素5の切欠部17cを合致させた部分から外部に露出・配置されることになる。
【0016】
上記ノズルステー51の上方には、ノズル57が配置されている。このノズル57の下端開口には弁体としての釘ゴム59が装着されている。又、上記調整摘み部材53とノズル57との間には、ノズルスプリング63が装着されている。ノズル57はこのノズルスプリング63のスプリング力によって常時下方に付勢されている。
又、上記ノズル57の上端部にはガステコ42(図1中仮想線で示す)の一端が係止されていて、操作部材65を下方に押し下げることにより、このガステコ42の一端側が上方に移動するようになっている。
【0017】
そして、上記操作部材65を押圧・操作しない場合には、ノズル57と釘ゴム59は、ノズルスプリング63によって下方に付勢されている。よって、ガスがノズル57より噴射されることはない。これに対して、操作部材65を押圧・操作することにより、ガステコ42を介して、ノズル57と釘ゴム59を、ノズルスプリング63のスプリング力に抗して上方に移動させることになる。それによって、ガスの流路が開放され、ノズル57の上端開口より噴出されることになる。 又、上記ノズル57にはガスパイプ67が接続されていて、このガスパイプ67は、前述した保護筒27の下端まで延長されてそこに接続されている。よって、上記ノズル57より噴出されるガスは、ガスパイプ67を介して保護筒27内に供給されてノズル29の上端に取り付けられたバーナースプリング30より噴出されることになる。
上記ガスパイプ67は二重構造になっていて、内側に導線67aが配置されいて、外側にビニールパイプ67bが配置されている。
【0018】
次に、バーナースプリング30より噴出されたガスに着火させるための構成を説明する。まず、操作部材65の下方には圧電ユニット71が配置されている。この圧電ユニット71の一方の電極には被覆リード線73が接続されている。上記リード線73は図11に示すように被覆導線であり、導体73aを被覆材73bによって被覆した構成になっている。この被覆リード線73はケース1内を通ってケース1の上端まで延長され、そこで風防筒31に電気的に接続されることになる。つまり、風防筒31が被覆リード線73の導体73aを介して圧電ユニット71の一方の電極に電気的に接続されることになる。
【0019】
一方、操作部材65を下方に向かって押圧・操作すると、それによって、圧電ユニット71も動作し、該動作によって、金属製板44及び既に述べたガステコ42を介して、圧電ユニット71の他方の電極がノズル57に電気的に接続されることになる。このノズル57とノズル29とはガスパイプ67の導線67aを介して電気的に接続された状態にあり、よって、ノズル29ひいてはバーナースプリング30が圧電ユニット71の他方の電極に対して電気的に接続された状態となる。これによって、バーナースプリング30と風防筒31との間で放電現象が起こり、発生する放電火花によって、バーナースプリング30より噴出されるガスに着火されることになる。
【0020】
以上の構成を基にその作用・効果を説明する。
尚、ガスの噴出、噴出されたガスへの着火については既に述べた通りであるので、ここでは炎長調整作業等について説明する。炎長調整は調整レバー55を適宜方向に回転させることにより、調整摘み部材53の上下方向位置を調整することにより行われる。又、調整レバー55はその先端がケース1より突出・配置されているので、ケース1の外側からでも調整を行うことができる。
ところが、その場合の調整範囲は限られており(ケース要素3の切欠部7aとケース要素5の切欠部17aとを合致させて構成される開口部の範囲内)、それ以上の範囲で調整を行いたい場合には、ケース1を開放して、調整レバー55の調整摘み部材53に対する噛合位置をずらす必要がある。
【0021】
このような場合、本実施の形態によれば、まず、固定ねじを取り外して、ケース要素5をケース要素3より離脱させれば、調整レバー55の部分が露出することになり、上記したような作業を行うことができる。つまり、風防筒31を取り外すことなく、所望の調整作業を行うことがでるものである。又、上記ケース要素5の取り外し作業は、ケース要素5の首部25が180°の両端を所定角度だけ切欠いた形状になっているので、風防筒31の下端に対して容易に挿入・引抜可能な構成になっているので、極めて簡単である。
又、このような調整作業においては、実際に炎長がどのように変化したかを確認する必要があるが、その場合には、風防筒31はケース要素3側に固定・保持され、被覆リード線73の導体73aと風防筒31とが電気的に接続されて放電可能な状態になっているので、そのままの状態で操作部材65を押圧・操作すればよい。
【0022】
そして、その状態で、調整レバー55の位置調整、炎長の確認作業を繰り返し行い(その間、風防筒31は装着したままの状態にある)所望の状態に設定する。このような調整作業を行った後、再度組み立てる場合には、離脱させておいたケース要素5をケース要素3に組み合わせる(風防筒31の下端内に挿入するようにして組み合わせる)だけでよい。
このように、ケース要素5を外し、且つ、風防筒31をケース要素3に固定・保持した状態で所望の調整作業を行うことができるので、従来のように、風防筒31を繰り返し着脱する必要がない。よって、調整作業が容易になると共に、風防筒31のケース要素3に対する取付・固定性能が損なわれることもない。
【0023】
又、本実施の形態においては、被覆リード線73の被覆部73bを操作部材65と圧電ユニット71との間に介在させて、クッション機能を発揮させるようにしている。よって、別途、クッション材を要することなく所望のクッション効果を得ることができる。
【0024】
尚、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
まず、点火装置の基本的な構成に関しては図示したものに限定されず、様々な構成のものに適用できる。
又、風防筒を一方のケース要素に固定・保持するための構成についても図示したものに限定されない。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明による点火装置によると、一方のケース要素を外し、且つ、風防筒を他方のケース要素に固定・保持した状態で所望の調整作業を行うことができるので、従来のように、風防筒を繰り返し着脱する必要がない。よって、調整作業が容易になると共に、風防筒のケースに対する取付・固定性能が損なわれることもない。
又、被覆導線の被覆部を操作部材と圧電ユニットとの間に介在させて、クッション機能を発揮させるようにしている。よって、別途、クッション材を要することなく所望のクッション効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図で、点火装置の全体の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す図で、点火装置のケースを構成する一方のケース要素を内側からみて示す平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す図で、図2のIII−III 断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示す図で、点火装置のケースを構成する一方のケース要素を外側からみて示す平面図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示す図で、点火装置のケースを構成する他方のケース要素を内側からみて示す平面図である。
【図6】本発明の一実施の形態を示す図で、図5のVI−VI 断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態を示す図で、点火装置のケースを構成する他方のケース要素を外側からみて示す平面図である。
【図8】本発明の一実施の形態を示す図で、風防筒の側面図である。
【図9】本発明の一実施の形態を示す図で、図8のIX−IX 矢視図である。
【図10】本発明の一実施の形態を示す図で、図8のX−X矢視図である。
【図11】本発明の一実施の形態を示す図で、被覆リード線の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ケース
3 ケース要素
5 ケース要素
31 風防筒
41 電子ライター部
73 リード線
Claims (2)
- 燃料及び圧電ユニットを内蔵するケースと、上記ケースの先端に着脱可能に取り付けられた風防筒と、を備えた点火装置において、
上記ケースは一組のケース要素を組み付けることにより構成され、上記風防筒は上記一組のケース要素の内一方のケース要素のみによって固定・保持できるように構成されていることを特徴とする点火装置。 - 燃料及び圧電ユニットを内蔵すると共に操作部を押圧可能に保持するケースと、上記ケースの先端に着脱可能に取り付けられた風防筒と、上記圧電ユニットの一方の電極と上記風防筒とを電気的に接続するリード線と、を備えた点火装置において、
上記リード線は被覆導線であって、上記リード線を圧電ユニットと操作部材との間に配置させることによりその被覆部によって緩衝機能を発揮させるようにしたことを特徴とする点火装置。
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