JP3553046B2 - 風呂設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、風呂の設備に係り、特に浴槽の水を排出する風呂設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来技術に係る風呂設備の断面図である。この図は、ユニット式風呂設備2を示すもので、浴槽5は、洗い場8を備えた排水パン9の上に載置される。排水パン9は、土間コンクリート24の上に高さ調整可能な支持脚11を介して支えられる。さらに、浴槽の内側排水口6と排水パンの排水口10のそれぞれには排水トラップ7、14が取り付けられる。排水トラップ7、14には水勾配を付けた排水管18が連結される。排水トラップ14と排水管18は短管13で接続される。排水管18は、水勾配がとられているので、浴槽内の水は排水口6の栓を抜くだけで自然に流れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、高齢者の増加や暮らし易い住宅、建物の要望あるいはバリアフリーなどの見地から、住宅や建物の床面高さ位置は、どの場所も一定の高さ位置にすることが望まれている。風呂の浴室内の床と浴室外の床との高さ関係についても同様で、たとえば、図3に示した洗い場8の床面12と、浴室3の外側に位置する床面21とは、同じか、略同じ高さ位置に設定される。
【0004】
ところで、耐震性、遮音性の向上など、住宅や建物に対する品質要求が強まると、住宅の土間コンクリートやマンションなどの集合住宅の階を仕切る床スラブ、すなわち構造床に関し、その厚みを大きくする必要に迫られる。土間コンクリートや構造床の厚みが大きくなると、先に記した洗い場の排水パン9と土間コンクリート24(または構造床)との間の距離が小さくなる。このため排水管18の水勾配が十分にとれず、浴槽内の水の排水時間がかかり、取り扱いにくくなる。その上、排水管18の水勾配が小さくなると湯垢、髪の毛、細かい土砂、その他の異物が排水管18の内側底に堆積しやすくなる。排水管18に異物が堆積すると、排水管18の内側空間を狭め、排水に時間がかかる。極端な場合には排水管18が閉塞して排水できなくなるおそれも生ずる。
【0005】
本発明は、排水管路の水勾配が小さい、または無くても排水できることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、浴槽と、この浴槽に隣接して設けられた洗い場と、浴槽の排水口と洗い場の排水口とに連結された排水管路とを備え、さらに、洗い場の床面の高さ位置は、浴槽および洗い場の設けられた浴室の外側に位置する床面の高さ位置に揃えられ、浴槽の排水口と洗い場の排水口との間に位置する排水管路に浴槽の水を圧送する水圧送手段を設けてなることを特徴とする。
【0007】
このようにすることにより、洗い場の床面の高さ位置が、浴槽および洗い場の設けられた浴室の外側に位置する床面の高さ位置に揃えられるので、洗い場の排水パンと土間コンクリート面または構造床面との間の距離は制限され小さい。このため、排水管路の水勾配はごく小さいか、水平になる。一方、水圧送手段は、浴槽の排水口と洗い場の排水口との間に位置する排水管路に設けられるので、水圧送手段の吸込側の排水管路は短いか、ほとんど無いことになるので異物の堆積は少ない。
【0008】
したがって、水圧送手段が異物を吸い込むことが少ない。また、水圧送手段の吐出側の排水管路の長さは長くなり、異物が堆積する恐れがあるが、浴槽の水は水圧送手段により浴槽の水を排出する度に毎回強制的に圧送され排水管路内を流れるので、湯垢、髪の毛、細かい土砂、その他の異物の堆積は少なく、かつ毎回洗い流され除去される。したがって異物は排水管路内に堆積することが無く、かつ排水管路を閉塞させることもない。
【0009】
さらに、洗い場の排水口と排水管路との間に逆流防止手段を設けると良い。浴槽の水を水圧送手段で圧送するときに、水圧送手段の吐出圧力が高いと、水は排水パンの排水口から洗い場の方に逆流しようとするが、逆流防止手段を設けることにより、排水パンの排水口から洗い場の方に逆流することが防止される。
【0010】
さらに、水圧送手段は、複数の管路に浴槽の水を送水可能な切替弁を有すると良い。水圧送手段に設けた切替弁を切り替えることにより複数の管路に水を送ることができる。切替弁の接続口が、それぞれ排水管路や他の水使用機器に接続される管路に連結されることにより、浴槽の水を排出したり、他の水使用機器に利用できる。
【0011】
次に本発明を構成する要件についてさらに詳しく説明する。本発明の風呂設備は、建物の土間コンクリートまたは構造床の上に浴槽と洗い場を独自に隣接させて設けたものでも良いし、ユニットバスのように、洗い場を有する排水パンの上に浴槽を設けたものでも良い。洗い場の床面高さ位置と浴室の外側に位置する床面、たとえば脱衣室の床面高さ位置とは揃えられるが、同一の高さ位置や略同一、すなわち数十ミリメートル位の高さの差も含まれる。
【0012】
浴槽の排水口と洗い場の排水口との間に位置する排水管路は、浴槽の排水口および洗い場の排水口に直接、連結される場合もあるが、他の配管部材または配管機器、たとえば排水トラップを介して連結されても良い。また、少なくとも浴槽の排水口と洗い場の排水口との間に位置する排水管路は浴槽および洗い場または排水パンの下に設けられる。したがって、この排水管路に設けられる水圧送手段も浴槽および洗い場または排水パンの下に位置する。
【0013】
水圧送手段としては、浴槽内の水を強制的に圧送できるものであれば特に限定されない。たとえば各種水ポンプや水圧送機器などで、特に小型の高さの小さいものが好ましい。水圧送手段の設ける位置は、浴槽の排水口と洗い場の排水口の間に位置する排水管路であれば特に限定されないが、特にこの排水管路の基端側または上流側が好ましい。これは先に記したように、たとえば水圧送手段を基端側に位置させることにより、できるだけ異物を吸い込まないようにするとともに排水管路に堆積した少量の異物を洗い流すためである。
【0014】
洗い場の排水口と排水管路との間に設ける逆流防止手段は、逆流を防止するものであれば特に限定されないが、たとえば逆止弁であっても良い。水圧送手段が有する切替弁は、浴槽の水の排水か圧送先を決めるもので、手動切り換えまたは電磁切替弁のような電動切り換えでも良い。切替数は二つ、三つあるいはそれ以上の切替数であっても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る風呂設備の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図1、2において、同一または同等の構造、作用部分には同一符号を付けて示す。
【0016】
図1は、本発明に係る風呂設備の一実施形態を示す断面図である。図2は、 図1の概略平面図である。本実施形態の風呂設備1は、浴槽と洗い場が一体になった、いわゆるユニットバスはもちろん、浴槽と洗い場が独自に隣接して設けられた一般の風呂の場合でも好適に用いられる。
【0017】
図1に示すように、風呂設備1は、土間コンクリート24の上に支持脚11で支えられた排水パン9に載置された浴槽5と、この浴槽5に隣接して設けられ排水パンの一部が床として働く洗い場8とを備える。土間コンクリート24は、先に示した図3の土間コンクリートより厚く形成されている。浴槽5は、排水パン9の上に載置され、その内側底最下位置には排水口6が設けられる。洗い場8は、排水パン9の上に形成され、洗い場の床面12の高さ位置と、浴室3の外側に位置する脱衣室の床面21の高さ位置とは、同一(または一致)あるいは略同一(略一致)、すなわち数十ミリメートル位の差に設定される。なお、図1において、符号25は浴室3の扉で、符号26は扉を支える下枠である。
【0018】
さらに、風呂設備1は、浴槽の排水口6と洗い場(排水パン9)の排水口10とを連結する排水管(排水管路)15を備える。排水管15は、別の排水管15aに連結される。排水管15は、浴槽の排水口6および洗い場の排水口10に対して、それぞれ排水トラップ7、14を介して連結される。さらに、排水管15の基端側には、浴槽5の水を圧送する水ポンプ(水圧送手段)16が設けられる。水ポンプ16は排水トラップ7に隣接して設けられる。そして、洗い場の排水トラップ14と排水管15との間に設けられた短管13には逆止弁(逆流防止手段)19が設けられる。
【0019】
図2に示すように、水ポンプ16は、浴槽の排水口6と洗い場の排水口10の間に位置する排水管15に設けられ、排水トラップ7に隣接して設けられる。さらに、水ポンプ16は、切替弁17を有し、排水管15とこれに連結される排水管15a、他の水使用機器、たとえば洗濯機などに浴槽の水30を供給する供給管23a、23bが連結される。
【0020】
以上の構造を有する本実施形態の風呂設備1は、次のように作用する。すなわち、図1に示すように、洗い場の床面12の高さ位置が、浴室3の外側に位置する脱衣室の床面21の高さ位置と同一または略同一に設けられるときは、洗い場の排水パン9と土間コンクリート24との間の距離が小さくり、排水管15の水勾配が十分取れないか、無くなる。
【0021】
さらに、水ポンプ16は浴槽5の下で排水トラップ7に隣接して設けられるので、排水管15および別の排水管15aは水ポンプ16の吐出側に位置することになる。排水管15および別の排水管15aの内側底には湯垢、髪の毛、細かい土砂、その他の異物が堆積しやすいが、水ポンプ16により浴槽の水30を毎回圧送することにより排水管15、15aの内側底に堆積する異物を流すことができ堆積しない。また、排水管が閉塞することもない。
【0022】
さらに、洗い場の排水口10と排水管15との間に逆止弁19を設けることにより、浴槽の水を排水するときに、水ポンプ16の吐出圧力が排水パンの排水口10より高い水頭であっても、逆止弁19が水の逆流を防止する。
【0023】
また、図2に示すように、水ポンプ16に設けた切替弁17を切り替えることにより、排水管(排水管路)15とこれに連結される別の排水管15a、供給管23a、供給管23bのどれかに切り替わり、浴槽の水を排水または他の水使用機器に送水可能にする。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、排水管路の水勾配が小さい、または無くても排水できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る風呂設備の一実施形態を示す断面図である。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】従来技術に係わる風呂設備の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 風呂設備
5 浴槽
6 排水口
8 洗い場
10 排水口
12 床面
15 排水管(排水管路)
16 ポンプ(水圧送手段)
17 切替弁
19 逆止弁(逆流防止手段)
21 浴室の外側に位置する床面
23a、23b 管路
30 水

Claims (3)

  1. 浴槽と、該浴槽に隣接して設けられた洗い場と、前記浴槽の排水口と前記洗い場の排水口とに連結された排水管路とを備え、前記洗い場の床面の高さ位置は、前記浴槽および前記洗い場の設けられた浴室の外側に位置する床面の高さ位置に揃えられ、前記浴槽の排水口と前記洗い場の排水口との間に位置する排水管路に前記浴槽の水を圧送する水圧送手段を設けてなる風呂設備。
  2. 請求項1において、前記洗い場の排水口と前記排水管路との間に逆流防止手段を設けてなる風呂設備。
  3. 請求項1または2において、前記水圧送手段は、複数の管路に前記浴槽の水を送水可能な切替弁を有してなる風呂設備。
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