JP3552281B2 - 密閉型電池及びその製造方法 - Google Patents
密閉型電池及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3552281B2 JP3552281B2 JP15433394A JP15433394A JP3552281B2 JP 3552281 B2 JP3552281 B2 JP 3552281B2 JP 15433394 A JP15433394 A JP 15433394A JP 15433394 A JP15433394 A JP 15433394A JP 3552281 B2 JP3552281 B2 JP 3552281B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- injection port
- battery
- sealed
- upper opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 11
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 43
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 43
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 29
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 20
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 13
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 12
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 239000008151 electrolyte solution Substances 0.000 claims description 8
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
- FYSNRJHAOHDILO-UHFFFAOYSA-N thionyl chloride Chemical compound ClS(Cl)=O FYSNRJHAOHDILO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 3
- 239000007772 electrode material Substances 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/10—Primary casings; Jackets or wrappings
- H01M50/102—Primary casings; Jackets or wrappings characterised by their shape or physical structure
- H01M50/103—Primary casings; Jackets or wrappings characterised by their shape or physical structure prismatic or rectangular
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Filling, Topping-Up Batteries (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、密閉型筒状電池及びその製造方法に関し、更に詳細には作業性が向上するように工夫された密閉型筒状電池及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の密閉型筒状電池は、上部開口を有する筒状缶本体と、その開口を閉止する蓋部とからなる電池缶を備え、缶本体の上部開口を蓋部で閉止し、次いで電解液を注液口より注入し、最後に注液口を封止することにより製作されている。図4に示す角形の塩化チオニル一次電池を例に取って説明すると、電池缶は、上部開口を有する角形缶本体12と、上部開口を閉止する蓋部14とからなり、缶本体12の側壁上部には注液口16が設けてある。組み立てるに当たっては、先ず、電極材を収容した缶本体12の上部開口を蓋部14で覆い、蓋部14の周縁をレーザシーム溶接(図4では24で表示)して蓋部14を缶本体12に固定する。次いで、電池を横に寝かして注液口16を上にし、電解液を注液口16より注入し、注入後注液口16の口径よりやや直径の大きい封止用鋼球18を注液口16に当てて抵抗溶接等の溶着方法により鋼球18を溶着させて注液口16を封止している。
【0003】
組み立てるに当たり、電解液を注入する前に蓋部14を溶接するのは、電解液を注入した後、缶本体12と蓋部14とをシーム溶接すると、溶接時の熱により電解液が一部蒸発してガスになり、そのガスが缶本体12と蓋部14との隙間から流出するためにシーム溶接にピンホール等の欠陥が生じるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の密閉型筒状電池の構造は、以下に挙げるような問題を有していた。先ず第1には、注液口が缶本体の側壁に設けてあるので、深絞りプレス工程で缶本体を形成した後、更に缶本体に注液口を形成するために穴打ち抜き工程が必要となる。そのため、製作工程が複雑になり、生産性の向上が難しく、また成形用金型が複雑になるため、金型コストが嵩んだ。第2には、缶本体を立てた状態で缶本体と蓋部とを溶接して電池缶を形成した後、電池缶を横に寝かせて注液口を上にした状態で電解液を注入する必要があるので、缶本体を立てた状態から横にした状態に電池缶を移行する工程が必要であった。第3には、注液口周縁部に鋼球を溶着させる際、注液口が平面状の缶本体側壁に設けてあるので、鋼球が注液口から動き易く、静止して保持し続けるのが難しいため溶着作業の能率が低かった。
【0005】
本発明の目的は、上述した問題を解決して、製作容易な構造を備えた密閉型筒状電池及びその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る密閉型筒状電池は、上部開口を有する筒状缶本体と、その開口を閉止する蓋部とからなる電池缶を備え、缶本体の上部開口を蓋部で閉止し、次いで電解液を注液口より注入し、注液口を封止してなる密閉型筒状電池において、注液口を蓋部の一部に形成された円錐台状または半球状の注液口用凹部の底部に設けてなり注液口の口径より直径の大きい封止用鋼球で封止したことを特徴としている。
【0007】
また、本発明に係る密閉型電池の製造方法は、上部開口を有する筒状缶本体と、その開口を閉止する蓋部とからなる電池缶を備え、缶本体の上部開口を蓋部で閉止し、次いで電解液を注液口より注入し、注液口を封止してなる密閉型筒状電池の製造方法において、筒状缶本体の上部開口を注液口を蓋部の一部に形成された円錐台状または半球状の注液口用凹部の底部に設けた蓋部で覆い、該缶本体を立てた状態で蓋部の周縁を溶接して蓋部を缶本体に固定し、次いで、缶本体を同じ立てた姿勢にしたままで、電解液を注液口より注入し、注液口の口径より直径の大きい封止用鋼球を該注液口に当てて溶着方法により鋼球を溶着させることを特徴としている。
本発明は、角形あるいは円筒形を問わず、筒状の電池及びその製造方法に適用できる。
【0008】
【作用】
本発明では、缶本体より成形の簡単な蓋部に注液口を設けることにより、缶本体の成形工程を簡略化できると共に蓋部の成形と注液口の打ち抜きとを同一工程で行うことが可能になり、全体として見た場合に電池缶の成形が容易になる。また、缶本体を立てた状態で缶本体に蓋部を溶接して電池缶を形成した後、蓋部に注液口があるので、立てた姿勢に電池缶を維持した儘、電解液を注入し、封止用鋼球で溶着封止することができる。また、注液口が蓋部の一部に形成された円錐台状または半球状の注液口用の凹部の底部に設けてあるので、鋼球が動き難く、保持が容易である。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面を参照し、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明する。図1は、本発明に係る密閉型筒状電池の一実施例の斜視図である。図1に示す部品、部位のうち図4と同じものには同じ符号を付している。図1に示すように、本実施例の密閉型筒状電池(以下、簡単に電池と略称する)10は、角形の塩化チオニル一次電池であって、電池10の電池缶は、上部開口を有する角形缶本体12と、上部開口を閉止する蓋部14とから構成されている。図1中、20は電池の正極を示す。
【0010】
蓋部14の適所には、電解液注入用の注液口16が設けてあって、封止用鋼球18を溶着して封止するようになっている。注液口16は、図2(a)及び(b)に示すように、蓋部14の一部に形成された円錐台状の凹部22の底部に設けてある。又は、図3(a)及び(b)に示すように、蓋部14の一部に形成された半球状の凹部22の底部に設けてある。
【0011】
電池10を組み立てるに当たっては、先ず、電極材を収容した缶本体12の上部開口を蓋部14で覆い、缶本体12を立てた状態で蓋部14の周縁をレーザシーム溶接(図1では24で表示)して蓋部14を缶本体12に固定する。次いで、缶本体12を同じ立てた姿勢にしたままで、電解液を注液口16より注入する。注入後、注液口16の口径よりやや直径の大きい封止用鋼球18を注液口16に当てて抵抗溶接等の溶着方法により鋼球18を溶着させて注液口16を封止する。
【0012】
【発明の効果】
本発明によれば、蓋部の一部に形成した円錐台状または半球状の注液口用凹部の底部に注液口を設けることにより、立てた姿勢に缶本体を保持したままで、缶本体と蓋部とを溶接する工程、電解液の注入工程及び鋼球による蓋部の封止工程の三つの工程を実施することができる。よって、従来の密閉型筒状電池のように、缶本体と蓋部との溶接後、缶本体を横に寝かせる必要がなく、電池の組み立て作業の生産性を向上させることができる。また、缶本体に比べて、成形の簡単な蓋部に注液口を設けているので、蓋部の成形と注液口の打ち抜きとを一つの工程で行うことができ、缶本体に注液口を設けている従来の密閉型筒状電池に比べて、金型の製作費を含め、電池缶の成形工程におけるコストを節減することができる。
蓋部の一部に円錐台状または半球状の注液口用凹部に凹部を形成し、その凹部の底部に注液口を設けることにより、封止用鋼球を注液口周縁に溶着させる時、鋼球の動きが抑制され、静止し易いので、溶着作業の作業性が向上する。また、注液口が円錐台状または半球状の注液口用凹部の底部に設けてあるので、電解液の注入時、注液口周縁に付着した液滴の横への拡散を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る密閉型筒状電池の斜視図である。
【図2】図2(a)は蓋部の平面図、図2(b)は図2(a)の線I−Iでの蓋部の断面図である。
【図3】図3(a)は別の凹部形状を備えた蓋部の平面図、図3(b)は図3(a)の線II−IIでの蓋部の断面図である。
【図4】従来の密閉型筒状電池の斜視図である。
【符号の説明】
10 本発明に係る密閉型筒状電池の実施例
12 缶本体
14 蓋部
16 注液口
18 封止用鋼球
20 正極
22 凹部
24 溶接シーム
Claims (2)
- 上部開口を有する筒状缶本体と、その開口を閉止する蓋部とからなる電池缶を備え、缶本体の上部開口を蓋部で閉止し、次いで電解液を注液口より注入し、注液口を封止してなる密閉型筒状電池において、
前記注液口を蓋部の一部に形成された円錐台状または半球状の注液口用凹部の底部に設けてなり、
前記注液口の口径より直径の大きい封止用鋼球で封止したことを特徴とする密閉型筒状電池。 - 上部開口を有する筒状缶本体と、その開口を閉止する蓋部とからなる電池缶を備え、缶本体の上部開口を蓋部で閉止し、次いで電解液を注液口より注入し、注液口を封止してなる密閉型筒状電池の製造方法において、
前記筒状缶本体の上部開口を注液口を蓋部の一部に形成された円錐台状または半球状の注液口用凹部の底部に設けた蓋部で覆い、該缶本体を立てた状態で蓋部の周縁を溶接して蓋部を缶本体に固定し、次いで、缶本体を同じ立てた姿勢にしたままで、電解液を注液口より注入し、
前記注液口の口径より直径の大きい封止用鋼球を該注液口に当てて溶着方法により鋼球を溶着させることを特徴とする密閉型筒状電池の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15433394A JP3552281B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 密閉型電池及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15433394A JP3552281B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 密閉型電池及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH087878A JPH087878A (ja) | 1996-01-12 |
JP3552281B2 true JP3552281B2 (ja) | 2004-08-11 |
Family
ID=15581863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15433394A Expired - Fee Related JP3552281B2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 密閉型電池及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3552281B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100404887B1 (ko) | 1999-01-20 | 2003-11-10 | 주식회사 엘지화학 | 리튬 이차 전지 |
CN103390776B (zh) * | 2012-05-08 | 2016-04-20 | 浙江南博电源科技有限公司 | 一种胀气铝壳动力电池修复方法 |
-
1994
- 1994-06-14 JP JP15433394A patent/JP3552281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH087878A (ja) | 1996-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103515571A (zh) | 密闭型电池 | |
JP3601248B2 (ja) | 密閉型鉛蓄電池およびその製造法 | |
JP3552281B2 (ja) | 密閉型電池及びその製造方法 | |
JP2001155698A (ja) | 密閉型電池 | |
JP2002358948A (ja) | 密閉型電池 | |
KR20110114721A (ko) | 밀폐형 전지 및 그 제조 방법, 그것을 탑재하는 차량, 기기 | |
US6425198B2 (en) | Method for making a two part reservoir and resulting reservoir | |
JPH10144268A (ja) | 密閉型電池の密閉構造 | |
JP4294341B2 (ja) | 密閉型電池とその製造法 | |
JP2001057207A (ja) | 密閉型電池およびその製造方法 | |
JPH11154506A (ja) | 密閉型電池 | |
JPS6051779B2 (ja) | 蓄電池 | |
JPS618846A (ja) | 蓄電池の端子形成法 | |
KR20060009969A (ko) | 드로잉에 의한 보온병 제조방법 및 그 보온병 | |
KR100619622B1 (ko) | 각형 전지 케이스의 제조방법 | |
JPH0713894B2 (ja) | 鉛蓄電池の端子部 | |
JP4599638B2 (ja) | 鉛電池のセル間接続方法 | |
JP2000277086A (ja) | 鉛電池のセル間接続方法 | |
JP4290633B2 (ja) | 密閉型電池 | |
CN218632250U (zh) | 一种电池上盖组件及锂电池 | |
JP3995680B2 (ja) | 角形密閉式蓄電池およびその製造方法 | |
JP4085887B2 (ja) | 密閉容器及びその製造方法 | |
KR100429424B1 (ko) | 전지의 전해액 주입구 겸용 양극핀 구조 | |
KR200364540Y1 (ko) | 드로잉에 의한 보온병 | |
JPS58158857A (ja) | 密閉形電池の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040120 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040322 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040413 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040426 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080514 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |