JP3550686B2 - 抗菌活性を有するキノリニル−(1h−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アルカノール誘導体 - Google Patents

抗菌活性を有するキノリニル−(1h−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アルカノール誘導体 Download PDF

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Description

技術分野
この発明は新規化合物および医薬として許容されるそれらの塩に関する。
より詳しくは、この発明は、抗菌活性(特に抗真菌活性)を有する新規なキノリン誘導体および医薬として許容されるそれらの塩、それらの製造方法、それらを含有する医薬組成物、ならびにヒトまたは動物の感染症の治療または予防方法に関する。従って、この発明の一つの目的は、ヒトまたは動物内の多くの病原菌に対して高い活性を有するキノリン誘導体および医薬として許容されるそれらの塩を提供することである。
この発明の他の目的は、前記のキノリン誘導体およびそれらの塩の製造法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、前記のキノリン誘導体および医薬として許容されるそれらの塩を有効成分として含有する医薬組成物を提供することである。
この発明のいま一つの目的は、前記のキノリン誘導体をヒトまたは動物に投与することからなる、病原菌により引き起こされる感染症の治療または予防方法を提供することである。
発明の開示
この発明の目的キノリン誘導体は新規であり、下記の一般式
Figure 0003550686
[式中、R1およびR2はそれぞれ水素または低級アルキル基、
R3は任意に置換されたキノリル基またはそのオキシド、
XおよびYはそれぞれ水素、ハロゲン、シアノ基または低級アルキル基、
をそれぞれ意味する。]
で表される誘導体または医薬として許容されるそれらの塩。
この発明の目的化合物(I)は下記の式で示す諸方法によって製造することができる。
製造法1
Figure 0003550686
製造法2
Figure 0003550686
製造法3
Figure 0003550686
製造法4
Figure 0003550686
製造法5
Figure 0003550686
(上記各式中、R1、R2、R3、XおよびYは、それぞれ前記定義の通りであり、
R3 aは任意に置換されたキノリル基、
R3 bは任意に置換されたキノリル基のN−オキシド、
R3 cは低級アルコキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基、
R3 dはヒドロキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基、
R3 eは低級アルキルチオまたは低級アルキルスルフィニルで置換され、さらに適な置換基で任意に置換されたキノリル基、
R3 fは低級アルキルスルフィニルまたは低級アルキルスルホニルで置換され、さらに適当な置換基で任意に置換されたキノリル基、
R3 gはシアノで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基、
R3 hはカルボキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基、
をそれぞれ示す。)
出発化合物(II)またはその塩のいくつかは新規であり、慣用の方法で製造することができる。
さらに、出発化合物(III)またはその塩は新規であり、以下の製造例と同様にまたは慣用の方法で製造することができる。
目的化合物(I)の医薬として許容される好適な塩は、慣用の無毒性の塩であって、金属塩たとえばアルカリ金属塩[たとえばナトリウム塩、カリウム塩など]、アルカリ土類金属塩[たとばカルシウム塩、マグネシウム塩など]、アンモニウム塩、有機塩基塩[たとえばトリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N'−ジベンジルエチレンジアミン塩など]、有機酸付加塩[たとえば蟻酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩など]、無機酸付加塩[たとえば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、燐酸塩など]、アミノ酸との塩[たとえばアルギニン塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩など]などを挙げることができる。
この明細書の以上および以下の記述において、種々の定義の好適な例を次に詳細に説明する。
「低級」とは、特記ない限り、炭素原子数1ないし6、好ましくは1ないし4を意味する。
好適な「低級アルキル基」としては、直鎖または分岐状のもの、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第三級ブチル、ペンチル、ヘキシルなどを挙げることができ、最も好ましい例としてはメチルを挙げることができる。
好適な「任意に置換されたキノリル基」とは、1個以上、好ましくは1または2個の好適な置換基で任意に置換されたキノリン−1−(または2−または3−または4−または5−または6−または7−または8−)イルを意味し、好適な置換基の例としては、
ヒドロキシ基;
保護されたヒドロキシ基、ここで、ヒドロキシ基はアシル、トリ(低級)アルキルシリル(たとえば第三級ブチルジメチルシリルなど)などの慣用のヒドロキシ保護基により保護されている;
ハロゲン(たとえば塩素、臭素、ヨウ素またはフッ素);
低級アルコキシ基、これは直鎖または分岐状のものであって、たとえばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシなどを挙げることができ、より好ましい例としてはC1−C4アルコキシ(たとえばメトキシなど)を挙げることができる;
ハロ(低級)アルキル基、これは下記の1個以上、好ましくは1ないし3個のハロゲンで置換された前記の低級アルキル基(たとえばトリフルオロメチルなど)である;
ハロ(低級)アルコキシ基、これは上記のハロ(低級)アルキルで置換されたヒドロキシ基(たとえばトリフルオロメトキシなど)である;
上記の低級アルキル基、より好ましくはC1−C4アルキル基(たとえばメチル、第三級ブチルなど);
低級アルキルチオ基、たとえばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオなど、より好ましくはC1−C4アルキルチオ(たとえばメチルチオなど);
低級アルキルスルフィニル基、たとえばメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、ブチルスルフィニル、ペンチルスルフィニルなど、より好ましくはC1−C4アルキルスルフィニル(たとえばメチルスルフィニルなど);
低級アルキルスルホニル基、たとえばメチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキシルスルホニルなど、より好ましくはC1−C4アルキルスルホニル(たとえばメチルスルホニルなど);アミノ基;ニトロ基;シアノ基;カルボキシ基;などを挙げることができる。
任意に置換されたキノリル基の好ましい例としては、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルキル、ハロ(低級)アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスルホニル、シアノまたはカルボキシで任意に置換されたキノリルを挙げることができ、最も好ましいものとしては、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、第三級ブチル、メチルチオ、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、シアノまたはカルボキシで任意に置換されたキノリン−2−(または4−)イルを挙げることができる。
「任意に置換されたキノリル基」の好適なオキシドとは、上記の任意に置換されたキノリルのN−オキシドを意味し、より好ましい例としては、ヒドロキシ、ハロゲン、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルキル、ハロ(低級)アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスルホニルおよびシアノからなる群;ハロ(低級)アルキル;またはハロ(低級)アルコキシで任意に置換されたキノリルのN−オキシドを挙げることができ、最も好ましい例としては、キノリン−2−(または4−)イルのN−オキシドまたは6−フルオロキノリン−2−イルのN−オキシドを挙げることができる。
「低級アルコキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基」の好適なものとは、上記の任意に置換されたキノリルを意味し、前記のキノリルは少なくとも上記の低級アルコキシで置換され、より好ましい例としては、少なくとも低級アルコキシ(たとえばメトキシなど)で置換されたキノリル(たとえばキノリン−2−(または4−)イルなど)を挙げることができる。
「ヒドロキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基」の好適なものとは、上記の任意に置換されたキノリル基を意味し、前記のキノリルは少なくともヒドロキシで置換され、より好ましい例としては、少なくともヒドロキシで置換されたキノリル(たとえばキノリン−2−(または4−)イルなど)を挙げることができる。
「低級アルキルチオまたは低級アルキルスルフィニルで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基」の好適なものとは、上記の任意に置換されたキノリル基を意味し、前記のキノリルは少なくとも上記の低級アルキルチオまたは低級アルキルスルフィニルで置換され、より好ましい例としては、少なくとも低級アルキルチオ(たとえばメチルチオなど)または低級アルキルスルフィニル(たとえばメチルスルフィニルなど)で置換されたキノリル(たとえばキノリン−2−(または4−)イルなど)を挙げることができる。
「低級アルキルスルフィニルまたは低級アルキルスルホニルで置換され、さらに適な置換基で任意に置換されたキノリル基」の好適なものとは、上記の任意に置換されたキノリルを挙げることができ、前記のキノリルは少なくとも上記の低級アルキルスルフィニルまたは低級アルキルスルホニルで置換され、より好ましい例としては、少なくとも低級アルキルスルフィニル(たとえばメチルスルフィニルなど)または低級アルキルスルホニル(たとえばメチルスルホニルなど)で置換されたキノリル(たとえばキノリン−2−(または4−)イルなど)を挙げることができる。
「シアノで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基」の好適なものとは、上記の任意に置換されたキノリルを意味し、前記のキノリルは少なくともシアノで置換され、より好ましい例としては、少なくともシアノで置換されたキノリル(たとえばキノリン−2−(または4−)イルなど)を挙げることができる。
「低級アルコキシで置換され、さらに好適な置換基で任意に置換されたキノリル基」の好適なものとは、上記の任意に置換されたキノリルを意味し、キノリルは少なくとも低級アルコキシで前記のように置換され、より好ましい例としては、少なくとも低級アルコキシ(たとえばメトキシなど)で置換されたキノリル(たとえばキノリン−2−(または4−)イルなど)を挙げることができる。
R1、R2、R3、XおよびYの好ましい態様としては、下記のものを挙げることができる。
R1およびR2はそれぞれ水素または低級アルキル基、
R3はヒドロキシ、ハロゲン、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルキルおよびハロ(低級)アルコキシからなる群で任意に置換されたキノリル基、
XおよびYはそれぞれ水素またはハロゲン。
R1、R2、R3、XおよびYの別の好ましい態様としては、下記のものを挙げることができる。
R1およびR2はそれぞれ水素または低級アルキル基、
R3はヒドロキシ、ハロゲン、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルキル、ハロ(低級)アルコキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、シアノおよびカルボキシからなる群で任意に置換されたキノリルまたはそのN−オキシド、
XおよびYはそれぞれ水素またはハロゲン。
この発明の目的化合物(I)またはその塩の製造法を次に詳細に説明する。
製造法1
目的化合物(I)またはその塩は、化合物(II)またはその塩を、化合物(III)またはその塩と反応させることにより製造することができる。
化合物(II)および(III)の好適な塩としては、化合物(I)について示したものを挙げることができる。
この反応は、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば水、燐酸緩衝液、アセトン、クロロホルム、アセトニトリル、ニトロベンゼン、塩化メチレン、塩化エチレン、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、メタノール、エタノール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシドまたは他の有機溶媒中で行われる。
この反応は、有機または無機の塩基の存在下で実施してもよく、例として、アルカリ金属(たとえばリチウム、ナトリウム、カリウムなど)、アルカリ土類金属(たとえばカルシウムなど)、アルカリ金属水素化物(たとえば水素化ナトリウムなど)、アルカリ土類金属水素化物(たとえば水素化カルシウムなど)、アルカリ金属水酸化物(たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)、アルカリ金属炭酸塩(たとえば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)、アルカリ金属重炭酸塩(たとえば重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムなど)、アルカリ金属アルコキシド(たとえばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三級ブトキシドなど)、アルカリ金属アルカン酸(たとえば酢酸ナトリウムなど)、トリアルキルアミン(たとえばトリエチルアミンなど)、ピリンジ化合物(たとえばピリジン、ルチジン、ピコリン、4−ジメチルアミノピリジンなど)、キノリン、リチウムジイソプロピルアミドなどを挙げることができる。
反応温度は特に限定されず、通常、冷却ないし加熱下で行われる。
製造法2
目的化合物(I−b)またはその塩は、化合物(I−a)またはその塩の任意に置換されたキノリルを酸化することにより製造することができる。
化合物(I−a)および(I−b)の好適な塩としては、化合物(I)について示したものを挙げることができる。
この反応に用いられる好適な酸化剤としては、窒素または硫黄原子をその酸化物に変換することのできる慣用のもの、たとえば過マンガン酸カリウム、クロム化合物(たとえば三酸化クロム、クロム酸、クロム酸ナトリウム、二クロム酸、二クロム酸ナトリウム、二クロム酸ピリジニウムなど)、過酸(たとえば3−クロロ過安息香酸など)などを挙げることができる。
この反応は、通常、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば水、アルコール[たとえばメタノール、エタノールなど]、アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジンまたは他の有機溶媒中で行われる。
反応温度は特に限定されず、室温または加温下で行われる。
製造法3
目的化合物(I−d)またはその塩は、化合物(I−c)またはその塩の任意に置換されたキノリルの低級アルコキシ置換基を加水分解することにより製造することができる。
化合物(I−c)および(I−d)の好適な塩としては、化合物(I)について示したものを挙げることができる。
加水分解は、塩基または酸の存在下で行われることが好ましい。好適な塩基としては、アルカリ金属水酸化物(たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)、アルカリ土類金属水酸化物(たとえば水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなど)、アルカリ金属水素化物(たとえば水素化ナトリウム、水素化カリウムなど)、アルカリ土類金属水素化物(たとえば水素化カルシウムなど)、アルカリ金属アルコキシド(たとえばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三級ブトキシドなど)、アルカリ金属炭酸塩(たとえば炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)、アルカリ土類金属炭酸塩(たとえば炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムなど)、アルカリ金属重炭酸塩(たとえば重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムなど)などを挙げることができる。
好適な酸としては、有機酸(たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸など)、および無機酸(たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸など)を挙げることができる。トリフルオロ酢酸を用いる酸性加水分解は、通常、カチオン捕捉剤(たとえばフェノール、アニソールなど)の付加により加速される。
さらに、トリハロボラン(たとえばトリブロモボランなど)をハロ(低級)アルカン(たとえばジクロロメタンなど)中に用いる加水分解も、この反応で使用される。
この反応は、通常、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、たとえば水、ジクロロメタン、アルコール(たとえばメタノール、エタノールなど)、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトンなど、またはそれらの混合物などの溶媒中で行われる。液体の塩基または酸も溶媒として使用することができる。
反応温度は特に限定されず、通常、冷却ないし加熱下で行われる。
製造法4
目的化合物(I−f)またはその塩は、化合物(I−e)またはその塩の任意に置換されたキノリルの低級アルキルチオ置換基または低級アルキルスルフィニル置換基を酸化することにより製造することができる。
化合物(I−e)および(I−f)の好適な塩としては、化合物(I)について示したものを挙げることができる。
この反応は、製造法2と実質的に同様に実施でき、この反応の反応態様ならびに反応条件[たとえば反応誘導体、溶媒、反応温度など]は、製造法2の説明を参照すればよい。
製造法5
目的化合物(I−h)またはその塩は、化合物(I−g)またはその塩の任意に置換されたキノリルのシアノ置換基を加水分解することにより製造することができる。
化合物(I−g)および(I−h)の好適な塩としては、化合物(I)について示したものを挙げることができる。
この反応は、製造法3と実質的に同様に実施でき、この反応の反応態様ならびに反応条件[たとえば反応誘導体、溶媒、反応温度など]は、製造法3の説明を参照すればよい。
上記の製造法により得られる目的化合物は、抽出、沈殿、分別晶出、再結晶、クロマトグラフィー、高性能液体クロマトグラフィーなどの慣用の方法で分離し精製することができ、さらに、慣用の方法でその塩に変換することができる。
特に、より好ましい化合物としては、下記の式
Figure 0003550686
(式中、R1、R2、R3、XおよびYは、それぞれ前記定義の通りである。)で表される化合物がある。
さらに、最も好ましい化合物としては、下記の式
Figure 0003550686
(式中、R3、XおよびYは、それぞれ前記定義の通りであり、
R1 aは低級アルキル基を意味する。)
で表される化合物がある。
この発明の目的化合物(I)の有用性を示すために、代表的化合物の生物学的データを以下に示す。
試験 抗菌活性
1.試験方法
試験化合物の試験管内抗菌活性を、下記の寒天平板2倍希釈法により測定した。
2%グルコースを含むサブローブロス(生菌数、105個/ml)中の細菌の一晩培養液の一白金耳を、各濃度段階の試験化合物を含むイーストナイトロゲンベースデキストロース寒天培地(YNBDA)に画線し、30℃で45時間インキュベート後、最小抑制濃度(MIC)をμg/mlによって表した。
2.試験化合物
実施例1−2)の鏡像異性体対A
3.試験結果
Figure 0003550686
試験結果から、この発明の化合物(I)が抗菌活性(特に抗真菌活性)を有することが理解される。
この発明の医薬組成物は、化合物(I)またはその医薬として許容される塩を有効成分として含有し、直腸、肺(鼻または口腔吸入)、鼻、目、外用(局所塗布)、経口または非経口(皮下、静脈内および筋肉内を含む)投与または吸入に適した有機または無機の担体または賦形剤との混合物として、たとえば固体、半固体または液体状の医薬製剤の形で用いることができる。この有効成分を、たとえば、錠剤、顆粒、トローチ、カプセル剤、坐剤、クリーム、軟膏、エアロゾル剤、吸入用粉末、液剤、乳剤、懸濁液および用途に適した他の形の通常の無毒の医薬として許容される担体と配合してもよい。さらに、必要に応じて、補助剤、安定化剤、増粘剤、着色剤および香料を用いてもよい。化合物(I)またはその医薬として許容される塩は、疾患の経過または症状に所望の抗菌効果をもたらすに十分な量を該医薬組成物中に含有する。
この組成物をヒトまたは動物に適用するには、静脈内、筋肉内、肺または経口投与または吸入により適用することが好ましい。化合物(I)の治療有効用量は、治療を受ける個々の患者の年令および症状によっても変動するが、一般に、静脈内投与の場合、1日当たり0.01mgないし20mgの範囲の化合物(I)の量をヒトまたは動物の体重1kg当たりとし、筋肉内投与の場合、1日当たり0.1mgないし20mgの範囲の化合物(I)の量をヒトまたは動物の体重1kg当たりとし、経口投与の場合、1日当たり0.5ないし50mgの範囲の化合物(I)の量をヒトまたは動物の体重1kg当たりとして、感染症の治療または予防のために投与すればよい。
以下の製造例および実施例は、この発明の目的をさらに詳しく説明するために示したものである。
実施例
製造例1
p−フルオロアニリン(3.0ml)と6N塩酸(15.9ml)に、トランス−2−ペンテナル(3.26ml)を1時間に渡って加える。添加後、この溶液を還流下で1.5時間攪拌し、室温まで冷却する。この溶液を4N水酸化ナトリウム水溶液で中和し、ジエチルエーテルで抽出する。有機層を水と食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。この溶液から溶媒を留去して、残留物をシリカゲル(110g)クロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−ヘキサン、1:15、V/V)に付して、2−エチル−6−フルオロキノリン(2.2g)を得る。
IR(ニート):1600,860,825cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.39(3H,t,J=7.6Hz),2.99(2H,q,J=7.6Hz),7.27−7.50(3H,m),8.00−8.07(2H,m)
下記の化合物を製造例1と同様にして得る。
製造例2
2−エチル−8−フルオロキノリン
IR(ニート):1720,1600cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.41(3H,t,J=7.6Hz),3.06(2H,q,J=7.6Hz),7.31−7.46(3H,m),7.52−7.59(1H,m),8.07−8.12(1H,m)
製造例3
n−ヘキサンとテトラヒドロフラン(1.55M、8.2ml)の混合物のテトラヒドロフラン(8.0ml)中のリチウムジイソプロピルアミドの攪拌溶液に、2−エチルキノリン(2.0g)のテトラヒドロフラン(4.0ml)中の溶液を窒素雰囲気中−70℃で20分間に渡って滴下する。−75℃で20分間攪拌後、この溶液にヨウ化メチル(2.5ml)を加え、得られた混合物を30分間に渡って室温にまで温度上昇させる。この混合物に水(10ml)を加えた後、溶媒を留去し、残留物を得て、これをシリカゲル(150ml)クロマトグラフィーに付し、n−ヘキサンと酢酸エチルの混合物(10:0ないし8:2、V/V)で溶離して、2−(1−メチルエチル)キノリン(1.58g)を得る。
NMR(CDCl3,δ):1.40(6H,d,J=7.0Hz),3.27(1H,sept,J=7.0Hz),7.34(1H,d,J=8.5Hz),7.41−7.55(1H,m),7.60−7.82(2H,m),8.05(1H,d,J=7.5Hz),8.09(1H,d,J=8.5Hz)
製造例4
2−(1−メチルエチル)−6−メチルチオキノリン(1.96g)を製造例3と実質的に同様にして得る。
NMR(CDCl3,δ):1.38(6H,d,J=6.9Hz),2.58(3H,s),3.23(1H,sept,J=6.9Hz),7.32(1H,d,J=8.6Hz),7.46−7.66(2H,m),7.85−8.08(2H,m)
APCI−質量分析:e/z=218(M+H)+
実施例1−1)
2−エチルキノリン(704mg)を、リチウムジイソプロピルアミド(テトラヒドロフラン中の1.55M溶液2.89ml)のテトラヒドロフラン(4.5ml)中の攪拌溶液に窒素雰囲気中−70℃で5分間に渡って加える。この溶液を−70℃で1時間攪拌後、1−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタノン(1.0g)のテトラヒドロフラン(5.0ml)中の溶液を、攪拌しながら−70℃で5分間に渡って加える。添加後、この溶液を3時間攪拌する。この溶液に、0℃で水(5ml)を加え、この混合物を酢酸エチルで抽出する。有機層を水と食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去して、残留物をシリカゲル(60g)クロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−ヘキサン、1:2、V/V)に付して、2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(キノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−ゾトリアゾール1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A(288mg)および同じものの鏡像異性体対B(232mg)を得る。
鏡像異性体対A
IR(ヌジョール):3050,1590cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.08(3H,d,J=7.1Hz),3.91(1H,q,J=7.1Hz),4.12 & 4.80(2H,ABq,J=14.3Hz),6.95−7.01(1H,m),7.13(1H,s),7.17−7.86(6H,m),8.01−8.13(2H,m),8.19(1H,s),8.45(1H,d,J=8.4Hz)
鏡像異性体対B
IR(ニート):3100,1590cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.56(3H,d,J=6.8Hz),3.95(1H,q,J=7.0Hz),4.82(2H,s),6.53−6.58(1H,m),6.89−7.94(8H,m),8.17(1H,d,J=8.3Hz),8.30(1H,s)
下記の化合物を実施例1−1)と実質的に同様にして得る。
実施例1−2)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aの二塩酸塩
NMR(DMSO−d6,δ):1.21(3H,d,J=7.0Hz),4.35−4.42(1H,m),4.38 & 5.09(2H,ABq,J=14.3Hz),6.97−7.05(1H,m),7.25−7.42(2H,m),7.94−8.17(4H,m),8.59−8.66(2H,m),8.79(1H,br s),8.92(1H,d,J=8.8Hz)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Bの二塩酸塩
NMR(DMSO−d6,δ):1.64(3H,d,J=6.8Hz),4.20(1H,q,J=6.9Hz),4.95および5.05(2H,ABq,J=14.3Hz),6.58−6.65(1H,m),6.97−7.11(1H,m),7.74(1H,d,J=8.7Hz),7.76−7.93(2H,m),8.02(1H,s),8.29−8.36(1H,m),8.58(1H,d,J=8.7Hz),8.97(1H,s)
実施例1−3)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(キノリン−4−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
IR(ヌジョール):3150,1580cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.53(3H,d,J=6.8Hz),4.58(1H,q,J=6.8Hz),4.86および5.04(2H,ABq,J=14.5Hz),6.24(1H,s),6.49−6.59(1H,m),6.67−6.79(1H,m),6.99−7.11(1H,m),7.49−7.69(4H,m),7.86(1H,dd,J=1.2Hzおよび8.4Hz),8.17(1H,d,J=8.5Hz),8.35(1H,s),8.65(1H,d,J=4.6Hz)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(キノリン−4−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対B
IR(ヌジョール):3070,1570cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.16(3H,d,J=6.9Hz),3.78および4.76(2H,ABq,J=14.2Hz),4.48(1H,q,J=7.0Hz),5.91(1H,s),6.92−7.02(1H,m),7.22−7.41(2H,m),7.60(1H,s),7.65(1H,d,J=4.6Hz),8.07−8.15(2H,m),8.27−8.32(1H,m),8.96(1H,d,J=4.6Hz)
実施例1−4)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(キノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール
IR(CHCl3):3050,1590cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):3.40および3.67(2H,ABq,J=14.8Hz),4.64および4.77(2H,ABq,J=14.2Hz),6.72−6.82(2H,m),7.10−7.29(2H,m),7.33(1H,d,J=8.4Hz),7.49−7.57(1H,m),7.66−7.74(1H,m),7.79(1H,s),7.86−7.90(1H,m),8.19(1H,d,J=8.4Hz),8.37(1H,s)
実施例1−5)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(8−フルオロキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
IR(CHCl3):3150,1590cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.17(3H,d,J=7.0Hz),3.92(1H,q,J=7.0Hz),3.28および4.76(2H,ABq,J=14.2Hz),6.77−6.89(2H,m),7.36−7.71(5H,m),7.99(1H,s),8.08(1H,s),8.23−8.28(1H,m)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(8−フルオロキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対B
IR(CHCl3):3250,1590cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.65(3H,d,J=7.0Hz),4.01(1H,q,J=6.9Hz),4.77および4.88(2H,ABq,J=13.7Hz),6.32−6.42(1H,m),6.53−6.64(1H,m),7.09−7.64(6H,m),7.96−8.01(1H,m),8.12(1H,s)
実施例2−1)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(キノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A(192mg)のジクロロメタン(2ml)中の溶液に、80%3−クロロ過安息香酸(131mg)を加える。この溶液を室温で16時間攪拌する。次に溶媒を留去し、残留物をジエチルエーテルと共に攪拌し、濾過する。固形物を真空中で乾燥して、2−[2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]キノリンの鏡像異性体対AのN−オキシド(170mg)を得る。
IR(KBr):1614,1274,962cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.06−1.13(3H,m),3.34−3.40(1H,m),4.12(1H,d,J=14.3Hz),5.00−5.25(1H,m),6.27(1H,br s),6.90−6.98(1H,m),7.20−7.31(1H,m),7.61−8.21(7H,m),8.68(1H,d,J=8.6Hz)
実施例2−2)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A(192mg)の二塩酸塩(30mg)の水(2ml)と酢酸エチル(2ml)中の溶液に、炭酸水素ナトリウム(5.8mg)を加える。1分間攪拌後、有機層を分離し、水と食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去して、2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aを得る。
上記のようにして得られた鏡像異性体対Aから下記の鏡像異性体対Aを実施例2−1)と同様にして得る。
2−[2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−1−メチル−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロピル]−6−フルオロキノリンのN−オキシド
IR(KBr):1616,1286,966cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.05−1.15(3H,m),3.34−3.40(1H,m),4.08(1H,d,J=14.6Hz),5.05−5.20(1H,m),6.13(1H,br s),6.90−6.97(1H,m),7.19−7.31(2H,m),7.59−7.99(5H,m),8.18(1H,s),8.68−8.76(1H,m)
下記の化合物を実施例1−1)と実質的に同様にして得る。
実施例3−1)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−(6−トリフルオロメトキシキノリン−2−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
IR(KBr):3159,1601cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.17(3H,d,J=7.1Hz),3.90(1H,q,J=7.1Hz),4.17および4.77(2H,ABq,J=14.1Hz),6.78−6.89(2H,m),7.52−7.68(5H,m),7.97(1H,s),8.13(1H,d,J=9.0Hz),8.23(1H,d,J=8.5Hz)
質量分析:M+1=465
同じものの鏡像異性体対Bの二塩酸塩
NMR(DMSO−d6,δ):1.57(3H,d,J=6.9Hz),4.03(1H,q,J=7.1Hz),4.91(2H,s),6.54−6.63(1H,m),6.94−7.11(2H,m),7.54(1H,d,J=8.6Hz),7.73−7.77(1H,m),7.87(1H,s),7.99(1H,s),8.13(1H,d,J=9.2Hz),8.40(1H,d,J=8.6Hz),8.66(1H,s)
実施例3−2)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メトキシキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
IR(KBr):3140,1599cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.16(3H,d,J=7.0Hz),3.84(1H,q,J=7.0Hz),3.96(3H,s),4.15および4.78(2H,ABq,J=14.1Hz),6.75−6.80(2H,m),7.11(1H,d,J=2.7Hz),7.38−7.66(3H,m),7.53(1H,s),7.99(1H,d,J=9.0Hz),8.00(1H,s),8.12(1H,d,J=9.0Hz)
質量分析:M+1=411
同じものの鏡像異性体対B
IR(KBr):3236,1601cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.63(3H,d,J=6.9Hz),3.88(3H,s),3.85−3.98(1H,m),4.76および4.89(2H,ABq,J=13.8Hz),6.26−6.37(1H,m),6.54−6.60(1H,m),6.93−7.05(3H,m),7.30−7.36(1H,m),7.64(1H,s),7.81(1H,s),7.85(1H,d,J=1.7Hz),8.09(1H,s)
質量分析:M+1=411
実施例3−3)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(7−フルオロキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
IR(KBr):3217,1601cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.16(3H,d,J=7.1Hz),3.87(1H,q,J=7.1Hz),4.16および4.77(2H,ABq,J=14.0Hz),6.77−6.89(2H,m),7.33−7.98(5H,m),7.45(1H,s),8.09(1H,s),8.22(1H,d,J=8.4Hz)
質量分析:M+1=399
同じものの鏡像異性体対B
NMR(CDCl3,δ):1.63(3H,d,J=6.9Hz),3.97(1H,q,J=6.9Hz),4.75および4.88(2H,ABq,J=13.9Hz),6.30−6.39(1H,m),6.54−6.66(1H,m),6.98−7.10(2H,m),7.40−7.73(4H,m),7.93(1H,d,J=8.4Hz),8.09(1H,s)
質量分析:M+1=399
実施例3−4)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−(6−トリフルオロメチルキノリン−2−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
NMR(CDCl3,δ):1.18(3H,d,J=7.1Hz),3.93(1H,q,J=7.1Hz),4.20および4.77(2H,ABq,J=14.2Hz),6.79−6.88(2H,m),7.50(1H,s),7.59(1H,d,J=8.5Hz),7.65−7.69(1H,m),7.92−7.97(2H,m),8.18−8.30(2H,m),8.32(1H,d,J=8.4Hz)
質量分析:M+1=449
実施例4−1)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メトキシキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A(800mg)のジクロロメタン(8ml)中の攪拌溶液に、三臭化ホウ素のジクロロメタン(1N、11.7ml)中の溶液を−78℃で滴下し、生じた混合物を室温にまで温度上昇させる。室温で1時間攪拌後、反応混合物を冷却した水酸化ナトリウム水溶液に入れる。有機層を分離し、水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶液から溶媒を留去し、残留物を得て、その残留物を、n−ヘキサンと酢酸エチルとメタノールの混合物(1:2:0ないし0:10:1、V/V)で溶離するシリカゲル(40ml)クロマトグラフィーに付して、2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−ヒドロキシキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール(573mg)の鏡像異性体対Aを得る。
NMR(DMSO−d6,δ):1.04(3H,d,J=7.0Hz),3.83(1H,q,J=7.0Hz),4.08および4.76(2H,ABq,J=14.4Hz),6.91−7.00(1H,m),7.15−7.25(2H,m),7.32−7.46(2H,m),7.54−7.58(2H,m),7.95(1H,d,J=9.1Hz),8.18(1H,s),8.22(1H,d,J=8.5Hz)
実施例4−2)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−ヒドロキシキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Bを実施例4−1)と実質的に同様にして得る。
IR(KBr):3120,1601cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.61(3H,d,J=6.8Hz),3.89(1H,q,J=6.9Hz),4.77および4.90(2H,ABq,J=13.8Hz),6.17−6.21(1H,m),6.52−6.63(1H,m),6.90−6.98(3H,m),7.23−7.29(1H,m),7.68(1H,s),7.71−7.81(2H,m),8.18(1H,s)
質量分析:M+1=397
実施例5−1)
リチウムジイソプロピルアミド(テトラヒドロフラン中の1.55M溶液27.0ml)を6−クロロ−2−エチルキノリン(8.00g)のテトラヒドロフラン(42ml)中の溶液に窒素雰囲気中−70℃で40分間に渡って加える。この溶液を−70℃で30分間攪拌後、1−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタノン(6.21g)のテトラヒドロフラン(60ml)中の溶液を、撹拌しながら−70℃で2時間に渡って加える。添加後、この溶液を4時間撹拌する。この溶液に、飽和塩化アンモニウム水溶液(50ml)を−70℃で加え、この混合物を酢酸エチルで抽出する。有機層と水と食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去して、残留物をシリカゲル(600g)クロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル:ヘキサン=2:3、V/V)に付して、3−(6−クロロキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A(1.64g)および同じものの鏡像異性体対B(1.57g)を得る。
鏡像異性体対A
mp:144−151℃
IR(KBr):3159,1595,1497cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.16(3H,d,J=7.0Hz),3.87(1H,q,J=7.0Hz),4.18および4.76(2H,ABq,J=14.7Hz),6.77−6.89(2H,m),7.49(1H,d,J=8.4Hz),7.51(1H,s),7.55−7.67(1H,m),7.71(1H,dd,J=2.3HzおよびJ=9.0Hz),7.76(1H,br s),8.84(1H,d,J=2.3Hz),7.97(1H,s),8.01(1H,d,J=9.0Hz),8.14(1H,d,J=8.4Hz)
質量分析:M+1=415
鏡像異性体対B
NMR(CDCl3,δ):1.63および1.64(合計3H,2d,J=6.9Hz),3.98(1H,q,J=6.9Hz),4.75および4.88(2H,ABq,J=13.8Hz),6.30−6.38(1H,m),6.54−6.66(1H,m),6.96−7.09(1H,m),7.08(1H,d,J=8.4Hz),7.44(1H,br s),7.58−7.68(3H,m),7.86(1H,d,J=8.4Hz),7.87(1H,d,J=8.9Hz),8.07(1H,s)
質量分析:M+1=415
下記の化合物を実施例5−1)と実質的に同様にして得る。
実施例5−2)
3−(6−ブロモキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
mp:138−149℃
IR(KBr):3217,1595,1500cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.16(3H,d,J=7.1Hz),3.87(1H,q,J=7.1Hz),4.20および4.76(2H,ABq,J=14.7Hz),6.78−6.89(2H,m),7.49(1H,d,J=8.4Hz),7.51(1H,s),7.55−7.67(1H,m),7.75(1H,br s),7.84(1H,dd,J=2.1HzおよびJ=9.0Hz),7.95(1H,d,J=9.0Hz),7.97(1H,s),8.02(1H,d,J=2.1Hz),8.14(1H,d,J=8.4Hz)
質量分析:M+=459,M+2=461
同じものの鏡像異性体対B
IR(KBr):3220,1595,1497cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.63(3H,d,J=6.9Hz),3.98(1H,q,J=6.9Hz),4.75および4.88(2H,ABq,J=13.9Hz),6.29−6.38(1H,m),6.54−6.66(1H,m),6.96−7.08(1H,m),7.08(1H,d,J=8.4Hz),7.43(1H,br s),7.64(1H,s),7.71−7.88(4H,m),8.07(1H,s)
質量分析:M+=459,M+2=461
実施例5−3)
3−(6−第三級ブチルキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
IR(KBr):3178,1597,1500cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.15(3H,d,J=7.1Hz),1.45(9H,s),3.84(1H,q,J=7.1Hz),4.14および4.78(2H,ABq,J=14.3Hz),6.75−6.88(2H,m),7.42(1H,d,J=8.4Hz),7.52−7.65(1H,m),7.54(1H,s),7.77(1H,d,J=2.1Hz),7.88(1H,dd,J=2.1HzおよびJ=8.9Hz),8.00(1H,s),8.03(1H,d,J=8.9Hz),8.18−8.22(1H,br s),8.20(1H,d,J=8.4Hz)
質量分析:M+1=437
同じものの鏡像異性体対B
IR(KBr):3260,1597,1498cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.38(9H,s),1.62(3H,d,J=6.9Hz),3.94(1H,q,J=6.9Hz),4.76および4.88(2H,ABq,J=13.8Hz),6.29−6.38(1H,m),6.55−6.66(1H,m),7.00−7.13(1H,m),7.02(1H,d,J=8.3Hz),7.59(1H,d,J=2.1Hz),7.64(1H,s),7.77(1H,dd,J=2.1HzおよびJ=9.0Hz),7.85−8.03(3H,m),8.09(1H,s)
質量分析:M+1=437
実施例5−4)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−メトキシキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
mp:133−138℃
IR(KBr):3197,1593,1500cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.15(3H,d,J=7.0Hz),3.85(1H,q,J=7.1Hz),4.04(3H,s),4.16および4.77(2H,ABq,J=14.3Hz),6.75−6.83(2H,m),6.89(1H,dd,J=2.9HzおよびJ=5.9Hz),7.41(1H,d,J=8.6Hz),7.53(1H,s),7.56−7.73(3H,m),8.01(1H,s),8.18(1H,s),8.63(1H,d,J=8.6Hz)
質量分析:M+1=411
同じものの鏡像異性体対B
mp:115−117℃
IR(KBr):3217,1595,1497cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.63(3H,d,J=6.3Hz),3.94(3H,s),3.98(1H,q,J=6.3Hz),4.76および4.88(2H,ABq,J=13.8Hz),6.27−6.36(1H,m),6.54−6.66(1H,m),6.78(1H,dd,J=1.3Hzおよび7.3Hz),6.98−7.10(2H,m),7.47−7.62(2H,m),7.64(1H,s),7.90(1H,s),8.09(1H,s),8.34(1H,d,J=8.6Hz)
質量分析:M+1=411
実施例5−5)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルチオキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
mp:120−125℃
IR(KBr):3120,1591,1504cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.07(3H,d,J=7.0Hz),3.34(3H,s),3.87(1H,q,J=7.0Hz),4.78および4.10(2H,ABq,J=14.3Hz),6.91−7.00(1H,m),7.03(1H,s),7.16−7.28(1H,m),7.33−7.46(1H,m),7.56(1H,s),7.66(1H,d,J=8.5Hz),7.68(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.9Hz),7.80(1H,d,J=2.2Hz),8.00(1H,d,J=8.9Hz),8.19(1H,s),8.34(1H,d,J=8.5Hz)
質量分析:M+1=427
同じものの鏡像異性体対B
IR(KBr):3255,1591,1497cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.61−1.65(3H,m),2.54(3H,s),3.88−3.98(1H,m),4.75および4.88(2H,ABq,J=14.3Hz),6.28−6.37(1H,m),6.54−6.66(1H,m),6.96−7.09(2H,m),7.38(1H,d,J=2.1Hz),7.54(1H,dd,J=2.1HzおよびJ=8.8Hz),7.64(1H,s),7.68(1H,br s),7.811(1H,d,J=8.8Hz),7.812(1H,d,J=8.5Hz),8.08(1H,s)
質量分析:M+1=427
実施例5−6)
3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
mp:136−144℃
IR(KBr):3260,2229,1620,1597,1500cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.18(3H,d,J=7.1Hz),3.94(1H,q,J=7.1Hz),4.21および4.76(2H,ABq,J=14.4Hz),6.78−6.89(2H,m),7.40(1H,s),7.49(1H,s),7.57−7.70(2H,m),7.89−7.94(2H,m),8.16(1H,d,J=8.8Hz),8.26−8.30(2H,m)
質量分析:M+1=406
実施例5−7)
2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
mp:140−150℃
IR(KBr):3140,1606,1506cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.12(3H,d,J=7.1Hz),4.44(1H,q,J=7.1Hz),4.20および5.22(2H,ABq,J=14.2Hz),7.20(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.6Hz),7.41(1H,d,J=2.2Hz),7.45−7.54(3H,m),7.58(1H,dd,J=2.8HzおよびJ=8.3Hz),7.80(1H,d,J=8.6Hz),7.98(1H,s),8.01(1H,br s),8.08(1H,dd,J=5.2HzおよびJ=9.1Hz),8.18(1H,d,J=8.5Hz)
質量分析:M+=431
同じものの鏡像異性体対B
mp:136−142℃
IR(KBr):3255,1605,1504cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.64(3H,d,J=6.9Hz),4.57(1H,q,J=6.9Hz),4.78および5.34(2H,ABq,J=13.9Hz),6.68(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.7Hz),7.11(1H,d,J=8.4Hz),7.16−7.21(2H,m),7.31(1H,dd,J=2.7HzおよびJ=8.8Hz),7.40−7.50(1H,m),7.64(1H,s),7.70(1H,br s),7.89(1H,d,J=8.4Hz),7.92(1H,dd,J=5.4HzおよびJ=9.2Hz),8.09(1H,s)
質量分析:M+=431
実施例5−8)
3−(6−クロロキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
mp:154−160℃
IR(KBr):3236,1595,1493cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.11(3H,d,J=7.1Hz),4.20および5.21(2H,ABq,J=14.2Hz),4.44(1H,q,J=7.1Hz),7.20(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.7Hz),7.41(1H,d,J=2.2Hz),7.50(1H,d,J=8.4Hz),7.51(1H,s),7.71(1H,dd,J=2.3HzおよびJ=9.0Hz),7.80(1H,d,J=8.7Hz),7.85(1H,d,J=2.3Hz),7.93(1H,br s),7.98(1H,s),8.02(1H,d,J=9.0Hz),8.15(1H,d,J=8.4Hz)
質量分析:M+=447,M+2=449
同じものの鏡像異性体対B
IR(KBr):3260,1597,1493cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.64(3H,d,J=6.9Hz),4.58(1H,q,J=6.9Hz),4.78および5.34(2H,ABq,J=13.9Hz),6.68(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.6Hz),7.10−7.20(3H,m),7.58−7.68(4H,m),7.84(1H,s),7.88(1H,s),8.09(1H,s)
質量分析:M+=447,M+2=449
実施例5−9)
3−(6−ブロモキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
mp:156−161℃
IR(KBr):3275,1593,1489cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.11(3H,d,J=7.1Hz),4.43H,q,J=7.1Hz),4.20および5.20(2H,ABq,J=14.2Hz),7.20(1H,dd,J=1.8HzおよびJ=8.6Hz),7.41(1H,d,J=1.8Hz),7.48−7.52(2H,m),7.80(1H,d,J=8.6Hz),7.82−7.86(1H,m),7.93−8.03(4H,m),8.14(1H,d,J=8.4Hz)
質量分析:M+1=493
同じものの鏡像異性体対B
IR(KBr):3255,1593,1491cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.63(3H,d,J=6.9Hz),4.57(1H,q,J=6.9Hz),4.78および5.33(2H,ABq,J=13.9Hz),6.68(1H,dd,J=2.1HzおよびJ=8.7Hz),7.09−7.20(3H,m),7.64−7.87(6H,m),8.09(1H,s)
質量分析:M+1=493
実施例5−10)
2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルチオキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
mp:159−164℃
IR(KBr):3178,1589,1488cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.11(3H,d,J=7.1Hz),2.61(3H,s),4.18および5.22(2H,ABq,J=14.1Hz),4.40(1H,q,J=7.1Hz),7.19(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.6Hz),7.40−7.45(2H,m),7.52(1H,s),7.55(1H,d,J=2.1Hz),7.65(1H,dd,J=2.1HzおよびJ=8.9Hz),7.80(1H,d,J=8.6Hz),7.96(1H,d,J=8.9Hz),7.99(1H,s),8.11(1H,d,J=8.5Hz),8.15(1H,s)
質量分析:M+=459
同じものの鏡像異性体対B
IR(KBr):3255,1589,1488cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.53(3H,d,J=6.9Hz),2.54(3H,s),4.53(1H,q,J=6.9Hz),4.77および5.34(2H,ABq,J=13.9Hz),6.67(1H,dd,J=2.1HzおよびJ=8.7Hz),7.05(1H,d,J=8.4Hz),7.16−7.21(2H,m),7.38(1H,d,J=2.1Hz),7.54(1H,dd,J=2.1HzおよびJ=8.9Hz),7.64(1H,s),7.78−7.83(3H,m),8.13(1H,s)
質量分析:M+=459
実施例5−11)
3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
mp:152−156℃
IR(KBr):3142,2229,1593,1462cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.05(3H,d,J=7.1Hz),4.14および5.28(2H,ABq,J=14.3Hz),4.52(1H,q,J=7.1Hz),6.70(1H,s),7.32(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.6Hz),7.53(1H,s),7.59(1H,d,J=8.6Hz),7.60(1H,d,J=2.2Hz),7.87(1H,d,J=8.6Hz),8.09(1H,dd,J=1.8HzおよびJ=8.8Hz),8.18(1H,s),8.26(1H,d,J=8.8Hz),8.57(1H,d,J=8.6Hz),8.07(1H,d,J=1.8Hz)
質量分析:M+=438,M+2=440
実施例5−12)
3−(6−ブロモキノリン−2−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
mp:132−137℃
IR(KBr):3255,1593,1510cm-1
NMR(CDCl3δ):1.15(3H,d,J=7.0Hz),3.66(1H,q,J=7.0Hz),4.16および4.43(2H,ABq,J=14.1Hz),7.01(2H,t,J=8.7Hz),7.27−7.36(2H,m),7.52(1H,d,J=8.5Hz),7.59(1H,br s),7.63(1H,s),7.74(1H,s),7.82(1H,dd,J=2.0HzおよびJ=9.0Hz),7.93(1H,d,J=9.0Hz),8.02(1H,d,J=2.0Hz),8.14(1H,d,J=8.5Hz)
質量分析:M+=441
同じものの鏡像異性体対B
IR(KBr):3255,1593,1510cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.69(3H,d,J=6.9Hz),3.80(1H,q,J=6.9Hz),4.48および4.68(2H,ABq,J=13.9Hz),6.69(2H,t,J=8.6Hz),7.04−7.11(3H,m),7.39(1H,br s),7.72−7.90(6H,m)
質量分析:M+=441
実施例5−13)
2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルチオキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
mp:121−127℃
IR(KBr):3199,1591,1510cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.05(3H,d,J=7.0Hz),2.62(3H,s),3.77(1H,q,J=7.0Hz),4.12および4.72(2H,ABq,J=14.2Hz),6.78(1H,s),7.10(2H,m),7.45(2H,dd,J=5.5HzおよびJ=8.8Hz),7.57(1H,d,J=8.4Hz),7.61(1H,s),7.67(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.8Hz),7.78(1H,d,J=2.2Hz),7.97(1H,d,J=8.8Hz),8.04(1H,s),8.31(1H,d,J=8.4Hz)
質量分析:M+1=409
同じものの鏡像異性体対B
IR(KBr):3260,1591,1508cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.68(3H,d,J=6.9Hz),2.53(3H,s),3.76(1H,q,J=6.9Hz),4.49および4.68(2H,ABq,J=13.9Hz),6.64−6.73(2H,m),7.00(1H,d,J=8.5Hz),7.04−7.12(2H,m),7.38(1H,d,J=2.1Hz),7.52(1H,dd,J=2.1HzおよびJ=8.9Hz),7.61(1H,br s),7.75−7.83(4H,m)
質量分析:M+1=409
実施例5−14)
2−(4−クロロフェニル)−3−(6−シアノキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
mp:139−144℃
IR(KBr):3257,2229,1600,1497cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.09(3H,d,J=7.0Hz),3.83(1H,q,J=7.0Hz),4.19および4.77(2H,ABq,J=14.2Hz),6.42(1H,s),7.33(2H,d,J=8.7Hz),7.44(2H,d,J=8.7Hz),7.61(1H,s),7.74(1H,d,J=8.5Hz),8.07(1H,dd,J=1.8HzおよびJ=8.8Hz),8.10(1H,s),8.20(1H,d,J=8.8Hz),8.51(1H,d,J=8.5Hz),8.67(1H,d,J=1.8Hz)
質量分析:M+1=404
実施例5−15)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルチオキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール
IR(KBr):3217,1591,1497cm-1
NMR(CDCl3,δ):2.55(3H,s),3.22(1H,ABq,J=14.9Hz),3.72および3.73(合計1H,2ABq,J=14.9Hz),4.55および4.73(2H,ABq,J=14.1Hz),6.57−6.77(2H,m),7.09(1H,d,J=8.4Hz),7.37−7.50(2H,m),7.55(1H,dd,J=2.2Hzおよび8.9Hz),7.79(1H,s),7.81(1H,d,J=8.9Hz),7.82(1H,s),7.86(1H,d,J=8.4Hz),8.29(1H,s)
質量分析:M+1=413
実施例5−16)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−(キノリン−2−イル)ブタン−2−オール
mp:110−114℃
IR(ヌジョール):3120.3,1616.1,1594.8cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.46(3H,s),1.64(3H,d,J=3.4Hz),4.15(1H,dd,J=2.2,14.0Hz),5.26(1H,dd,J=1.8,14.0Hz),6.55−6.85(2H,m),7.48−7.90(6H,m),7.95−8.30(4H,m)
APCI−質量分析:e/z=395(M+H)
C20H21O9N3の計算による元素分析:C66.99%,H5.11%,N14.20%
結果:C67.25%,H5.15%,N14.23%
実施例5−17)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−3−(6−メチルチオキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール
mp:129−130℃
IR(ヌジョール):3116.4,1589.1,1498.4cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.45(3H,s),1.61(3H,s),2.61(3H,s),4.16(1H,dd,J=2.1HzおよびJ=14.0Hz),5.26(1H,dd,J=2.1Hz,および14.0Hz),6.55−6.80(2H,m),7.40−7.70(5H,m),7.85−8.15(4H,m)
C23H22F2N4OSの計算による元素分析:C62.71%,H5.03%,N12.72%
結果:C62.71%,H5.11%,N12.55%
APCI−質量分析:e/z=441(M+H)
下記の化合物を実施例4−1)と実質的に同様にして得る。
実施例6−1)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−ヒドロキシキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aを実施例5−4)の鏡像異性体対Aから得る。
mp:127−139℃
IR(KBr):3120,1595,1500cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.06(3H,d,J=7.0Hz),3.87(1H,q,J=7.0Hz),4.09および4.78(2H,ABq,J=14.3Hz),6.92−7.00(2H,m),7.23−7.29(1H,m),7.25(1H,s),7.51−7.64(2H,m),7.56(1H,s),7.60(1H,d,J=8.6Hz),8.18(1H,s),8.56(1H,d,J=8.6Hz),10.57(1H,s)
質量分析:M+1=397
実施例6−2)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−ヒドロキシキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Bを実施例5−4)の鏡像異性体対Bから得る。
mp:78−95℃
IR(KBr):3120,1595,1497cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.63(3H,d,J=6.9Hz),3.93(1H,q,J=6.9Hz),4.78および4.91(2H,ABq,J=13.8Hz),6.19−6.29(1H,m),6.53−6.64(1H,m),6.74(2H,t,J=4.4Hz),6.92−7.04(1H,m),6.97(1H,d,J=8.5Hz),7.46(2H,d,J=4.4Hz),7.68(1H,s),8.10−8.80(1H,br s),8.20(1H,s),8.36(1H,d,J=8.5Hz)
質量分析:M+1=397
下記の化合物を実施例7−6)と実質的に同様にして得る。
実施例7−1)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aを実施例5−5)の鏡像異性体対Aから得る。
mp:178−182℃
IR(KBr):3140,1599,1498,1309,1146cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.12(3H,d,J=7.1Hz),3.34(3H,s),3.97(1H,q,J=7.1Hz),4.14および4.83(2H,ABq,J=14.3Hz),6.69(1H,s),6.93−6.97(1H,m),7.18−7.30(1H,m),7.32−7.44(1H,m),7.56(1H,s),7.86(1H,d,J=8.6Hz),8.20(1H,s),8.20−8.35(2H,m),8.69−8.73(2H,m)
質量分析:M+1=459
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aを実施例5−5)の鏡像異性体対Aから得る。
mp:160−165℃
IR(KBr):3140,1599,1500,1140cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.11(3H,d,J=7.0Hz),2.86(3H,s),3.95(1H,q,J=7.0Hz),4.14および4.82(2H,ABq,J=14.3Hz),6.84(1H,s),6.91−7.01(1H,m),7.17−7.29(1H,m),7.33−7.46(1H,m),7.56(1H,s),7.80(1H,d,J=8.5Hz),8.03(1H,dd,J=2.0HzおよびJ=8.8Hz),8.20(1H,s),8.27(1H,d,J=8.8Hz),8.39(1H,d,J=2.0Hz),8.61(1H,d,J=8.5Hz)
質量分析:M+1=443
実施例7−2)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Bを実施例5−5)の鏡像異性体対Bから得る。
mp:78−90℃
IR(KBr):3275,1616,1497,1309,1144cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.66(3H,d,J=6.2Hz),3.11(3H,s),4.07(1H,q,J=6.2Hz),4.77および4.89(2H,ABq,J=14.2Hz),6.30−6.40(1H,m),6.39−6.67(1H,m),6.99−7.11(1H,m),7.02−7.20(1H,br s),7.26(1H,d,J=8.4Hz),7.66(1H,s),8.08−8.14(4H,m),8.40(1H,s)
質量分析:M+1=459
実施例7−3)
2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aを実施例5−10)の鏡像異性体対Aから得る。
mp:155−167℃
IR(KBr):3132,1595,1506cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.05(3H,d,J=7.1Hz),2.86(3H,s),4.12および5.28(2H,ABq,J=14.2Hz),4.51(1H,q,J=7.1Hz),6.95(1H,s),7.32(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.7Hz),7.53(1H,s),7.56(1H,d,J=8.7Hz),7.60(1H,d,J=2.2Hz),7.82(1H,d,J=8.5Hz),8.04(1H,dd,J=2.0HzおよびJ=8.8Hz),8.18(1H,s),8.28(1H,d,J=8.8Hz),8.39(1H,d,J=2.0Hz),8.62(1H,d,J=8.5Hz)
質量分析:M+1=475
実施例7−4)
2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Bを実施例5−10)の鏡像異性体対Bから得る。
mp:80−90℃
IR(KBr):3366,1593,1495,1138cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.58(3H,d,J=6.9Hz),2.80(3H,s),4.56(1H,q,J=6.9Hz),4.84および5.27(2H,ABq,J=14.2Hz),6.87(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.7Hz),7.04(1H,br s),7.22(1H,d,J=8.7Hz),7.34(1H,d,J=2.2Hz),7.41(1H,d,J=8.5Hz),7.63(1H,s),7.89−7.95(1H,m),8.11(1H,d,J=8.8Hz),8.20(1H,br s),8.33(1H,d,J=8.5Hz),8.33(1H,s)
質量分析:M+=475
実施例7−5)
2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aを実施例7−3)の鏡像異性体対Aから得る。
mp:147−148℃
IR(KBr):3216,1618,1464cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.06(3H,d,J=7.1Hz),3.34(3H,s),4.13および5.29(2H,ABq,J=14.4Hz),4.54(1H,q,J=7.1Hz),6.80(1H,br s),7.32(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.6Hz),7.53(1H,s),7.58(1H,d,J=8.5Hz),7.61(1H,d,J=2.2Hz),7.89(1H,d,J=8.6Hz),8.18(1H,s),8.24(1H,dd,J=2.0HzおよびJ=8.9Hz),8.35(1H,d,J=8.9Hz),8.70−8.74(2H,m)
質量分析:M+=491,M+2=493
実施例7−6)
2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Bのジクロロメタン(16ml)中の溶液に、80%3−クロロ過安息香酸(849g)を加える。2時間攪拌を続けた後、この反応混合物に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20ml)を加える。5分間攪拌後、この混合物を酢酸エチルで抽出する。有機層を分離し、水と食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去して、残留物をシリカゲル(250g)クロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1ないし0:1、V/V)に付して、2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A(803mg)を得る。
mp:87−95℃
IR(KBr):3255,1616,1311,1144cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.59(3H,d,J=6.9Hz),3.28(3H,s),4.58(1H,q,J=6.9Hz),4.85および5.29(2H,ABq,J=14.4Hz),6.86(1H,s),6.87(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.7Hz),7.21(1H,d,J=8.7Hz),7.34(1H,d,J=2.2Hz),7.49(1H,d,J=8.5Hz),7.64(1H,s),8.08−8.18(2H,m),8.33(1H,s),8.44(1H,d,J=8.5Hz),8.52(1H,br s),
質量分析:M+=491,M+2=493
実施例7−7)
2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aを実施例5−12)の鏡像異性体対Aから得る。
mp:130−135℃
IR(KBr):3277,1599,1510cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.08(3H,d,J=7.0Hz),2.86(1H,s),3.84(1H,q,J=7.0Hz),4.16および4.76(2H,ABq,J=14.0Hz),6.61(1H,s),7.10(2H,t,J=8.9Hz),7.46(2H,dd,J=5.5HzおよびJ=8.8Hz),7.61(1H,s),7.70(1H,d,J=8.5Hz),8.02(1H,dd,J=2.0HzおよびJ=8.8Hz),8.07(1H,s),8.24(1H,d,J=8.8Hz),8.36(1H,d,J=2.0Hz),8.57(1H,d,J=8.5Hz)
質量分析:M+1=425
実施例7−8)
2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aを実施例5−13)の鏡像異性体対Bから得る。
mp:133−146℃
IR(KBr):1603,1508,1313,1144cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.10(3H,d,J=7.0Hz),3.33(3H,s),3.84(1H,q,J=7.0Hz),4.19および4.76(2H,ABq,J=14.1Hz),6.46(1H,s),7.10(2H,t,J=8.9Hz),7.45(2H,dd,J=5.6HzおよびJ=8.8Hz),7.61(1H,s),7.74(1H,d,J=8.5Hz),8.08(1H,s),8.21(1H,dd,J=1.9HzおよびJ=8.9Hz),8.28(1H,d,J=8.9Hz),8.66(1H,d,J=8.5Hz),8.68(1H,d,J=1.9Hz)
質量分析:M+1=441
実施例7−9)
2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Bを実施例5−13の鏡像異性体対Bから得る。
mp:78−84℃
IR(KBr):3277,1597,1510cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.54(3H,d,J=6.9Hz),2.80(3H,s),3.96−4.05(1H,m),4.66および4.80(2H,ABq,J=14.1Hz),6.66(1H,s),6.82(2H,t,J=8.9Hz),7.22(2H,dd,J=5.5HzおよびJ=8.8Hz),7.41(1H,d,J=8.5Hz),7.77(1H,s),7.91および7.92(合計1H,2dd,J=2.3HzおよびJ=8.7Hz),8.08(1H,d,J=8.7Hz),8.08(1H,s),8.20(1H,d,J=2.3Hz),8.31(1H,d,J=8.5Hz)
質量分析:M+1=425
実施例7−10)
2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Bを実施例7−9)の鏡像異性体対Bから得る。
mp:85−91℃
IR(KBr):3277,1601,1508cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.55(3H,d,J=6.9Hz),3.27(3H,s),4.03(1H,q,J=6.9Hz),4.67および4.82(2H,ABq,J=14.2Hz),6.51(1H,s),6.81(2H,t,J=8.9Hz),7.21(2H,dd,J=5.5HzおよびJ=8.8Hz),7.48(1H,d,J=8.5Hz),7.77(1H,s),8.09(1H,s),8.12(2H,s),8.41(1H,d,J=8.6Hz),8.53(1H,s)
質量分析:M+1=441
実施例7−11)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール
mp:65−70℃
IR(KBr):3275,1616,1498,1309,1144cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):3.29(3H,s),3.47および3.72(2H,ABq,J=13.9Hz),4.65および4.79(2H,ABq,J=14.3Hz),6.52(1H,s),6.72−6.81(1H,m),7.10−7.22(2H,m),7.50(1H,d,J=8.5Hz),7.79(1H,s),8.03−8.10(2H,m),8.35(1H,s),8.45(1H,d,J=8.5Hz),8.56(1H,br s)
質量分析:M+1=445
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルフィニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール
mp:75−82℃
IR(KBr):3275,1597,1498,1137cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):2.81(3H,s),3.45および3.70(2H,ABq,J=14.0Hz),4.66および4.79(2H,ABq,J=14.2Hz),6.60−6.75(1H,br s),6.72−6.81(1H,m),7.10−7.26(2H,m),7.46(1H,d,J=8.5Hz),7.78(1H,s),7.88−7.94(1H,m),8.02(1H,d,J=8.8Hz),8.24(1H,d,J=1.9Hz),8.34(1H,d,J=8.5Hz),8.38(1H,s)
質量分析:M+1=429
実施例7−12)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−3−(6−メチルスルフィニルキノリン−1−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールを実施例5−17)から得る。
mp:78−82℃
IR(ヌジョール):3403.7,1733.7,1614.1,1594.8,1496.5cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.51(3H,s),1.62(3H,s),2.83(3H,s),4.17(1H,d,J=14.0Hz),5.30(1H,d,J=14.0Hz),6.55−6.83(2H,m),7.55−7.70(3H,m),7.72−7.95(1H,m),8.05(1H,s),8.10−8.30(3H,m)
APCI−質量分析:e/z=457(M+H)
C23H22F2N4O2S・1/4酢酸エチルの計算による元素分析:C60.24%,H5.06%,N11.71%
結果:C59.96%,H4.92%,N11.72%
実施例7−13)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールを実施例5−17)から得る。
mp:74−79℃
IR(ヌジョール):3390.2,1733.7,1616.1,1457.9cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.53(3H,s),1.64(3H,s),3.16(3H,s),4.18(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=14.2Hz),5.33(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=14.2Hz),6.50−6.83(3H,m),7.50−7.80(3H,m),8.02(1H,s),8.10−8.35(3H,m),8.52(1H,d,J=1.9Hz)
APCI−質量分析:e/z=473(M+H)
C23H22F2N4O3S・1/10酢酸エチルの計算による元素分析:C58.39%,H4.77%,N11.64%
結果:C58.10%,H4.78%,N11.50%
実施例8
3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A(70.0g)の濃縮硫酸(0.7ml)と水(0.7ml)中の溶液を1.5時間に渡って還流する。生じた混合物を室温にまで温度上昇させ、炭酸水素ナトリウムで中和する。この溶液を酢酸エチルで抽出する。有機層を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去する。残留物を酢酸エチルで粉砕する。沈殿物を濾過により集めて、3−(6−カルボキシキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A(27.1mg)を得る。
IR(KBr):3097,1699,1286cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.05(3H,d,J=7.1Hz),4.14および5.28(2H,ABq,J=14.3Hz),4.51(1H,q,J=7.1Hz),7.00(1H,br s),7.32(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.6Hz),7.53−7.61(3H,m),7.81(1H,d,J=8.5Hz),8.15−8.29(3H,m),8.63−8.71(2H,m),13.28(1H,br s)
質量分析:M+1=457,M+2=459
実施例9−1)
2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルチオキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対B(1.60g)の酢酸エチル(75ml)中の混合物の溶液を、酢酸エチル(1.96ml)中の4N塩化水素と共に0℃で粉砕する。この固体を濾過し、酢酸エチルで洗浄し、真空中で乾燥して、2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−メチルチオキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Bの二塩酸塩の(1.89g)を得る。
mp:143−145℃
IR(KBr):3238,1603,1510cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.65(3H,d,J=6.8Hz),2.60(3H,s),4.38(1H,q,J=6.8Hz),4.85および4.96(2H,ABq,J=14.5Hz),5.70−6.20(1H,br s),6.84(2H,t,J=8.8Hz),7.29(2H,dd,J=5.5HzおよびJ=8.6Hz),7.76−7.90(3H,m),8.00(1H,s),8.26(1H,d,J=9.6Hz),8.54(1H,s),8.67(1H,d,J=8.7Hz)
質量分析:M+1=409(フリー)
下記の化合物を実施例9−1)と同様にして得る。
実施例9−2)
3−(6−ブロモキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの二水塩酸塩
mp:131−135℃
IR(KBr):3256,1593,1470cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.60(3H,d,J=6.9Hz),4.58(1H,q,J=6.9Hz),4.92および5.32(2H,ABq,J=14.3Hz),6.10(1H,br s),6.90(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.6Hz),7.20(1H,d,J=8.6Hz),7.34(1H,d,J=2.2Hz),7.49(1H,d,J=8.4Hz),7.86(1H,s),7.88(1H,dd,J=2.0HzおよびJ=9.1Hz),8.01(1H,d,J=9.1Hz),8.21(1H,d,J=2.0Hz),8.28(1H,d,J=8.4Hz),8.71(1H,s)
実施例10
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(キノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールを、キラルカラム(ダイセル、キラルセル−OD)および日立L−6300インテリジェントポンプを用い、ヘキサンと2−プロパノール(80:20)からなる溶媒系で溶離する高性能液体クロマトグラフィーにより分離する。このカラムを210nmに設定した紫外線検出器で監視する。減圧下で前者の画分および後者の画分からそれぞれ溶媒を留去して、鏡像異性体対A1(4.5mg)および同じもののA2(11.0mg)を得る。
鏡像異性体対A1
[α]20 D=+31.1゜(C=0.6%,CHCl3
鏡像異性体対A2
[α]20 D=−33.2゜(C=0.3%,CHCl3
下記の化合物を実施例5−1)と実質的に同様にして得る。
実施例11−1)
3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
IR(KBr):3284,2229,1601,1508cm-1
NMR(CDCl3,δ):1.17(3H,d,J=7.1Hz),3.74(1H,q,J=7.1Hz),4.17および4.43(2H,ABq,J=14.1Hz),7.03(2H,t,J=8.7Hz),7.28−7.35(2H,m),7.62(1H,s),7.65−7.69(2H,m),7.91(1H,dd,J=1.8HzおよびJ=8.7Hz),8.15(1H,d,J=8.7Hz),8.26(1H,s),8.26(1H,d,J=8.7Hz)
質量分析:M+1=388
実施例11−2)
3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール
IR(KBr):3149,2229,1618,1595,1502cm-1
NMR(CDCl3,δ):3.28(1H,ABq,J=15.0Hz),3.84および3.85(合計1H,2ABq,J=15.0Hz),4.54(1H,ABq,J=14.1Hz),4.75(1H,ABq,J=14.1Hz),6.59−6.79(2H,m),7.29(1H,d,J=8.1Hz),7.40−7.52(1H,m),7.83(1H,dd,J=1.8HzおよびJ=8.8Hz),7.84(1H,s),8.02(1H,d,J=8.8Hz),8.05(1H,d,J=8.1Hz),8.14(1H,d,J=1.8Hz),8.28(1H,s)
質量分析:M+1=392
実施例11−3)
3−(6−フルオロキノリン−2−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
NMR(CDCl3,δ):1.15(3H,d,J=7.1Hz),3.66(1H,q,J=7.1Hz),4.16および4.44(2H,ABq,J=14.1Hz),7.02(2H,t,J=8.9Hz),7.29−7.40(3H,m),7.41−7.59(3H,m),7.64(1H,s),7.75(1H,s),8.06(1H,dd,J=5.4HzおよびJ=9.1Hz),8.18(1H,d,J=8.4Hz)
質量分析:M+1=381
同じものの鏡像異性体対B
NMR(CDCl3,δ):1.69(3H,d,J=7.1Hz),4.12(1H,q,J=7.1Hz),4.49および4.69(2H,ABq,J=13.9Hz),6.70(2H,t,J=8.8Hz),6.75−7.12(3H,m),7.29(1H,dd,J=2.8HzおよびJ=9.2Hz),7.43(1H,dt,J=2.8HzおよびJ=9.2Hz),7.48(1H,s),7.74(1H,s),7.81(1H,s),7.87−7.93(2H,m)
質量分析:M+1=381
下記の化合物を実施例9−1)と実質的に同様にして得る。
実施例12−1)
3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A
IR(KBr):3400,2235,1645,1603,1510cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.16(3H,d,J=7.1Hz),4.15(1H,q,J=7.1Hz),4.39および4.96(2H,ABq,J=14.2Hz),7.16(2H,t,J=8.8Hz),7.51(2H,dd,J=5.5HzおよびJ=8.8Hz),7.87(1H,d,J=8.7Hz),8.06(1H,s),8.25(1H,dd,J=1.7HzおよびJ=8.8Hz),8.43(1H,d,J=8.8Hz),8.78(1H,d,J=8.7Hz),8.84(1H,s),8.84(1H,d,J=1.7Hz)
実施例12−2)
3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オールの二塩酸塩
IR(KBr):3381,2235,1647,1616,1500cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):3.69および3.79(2H,ABq,J=13.6Hz),4.79および4.92(2H,ABq,J=14.2Hz),6.77−6.85(1H,m),7.10−7.29(2H,m),7.67(1H,d,J=8.6Hz),8.10(1H,dd,J=1.5HzおよびJ=8.8Hz),8.16(1H,d,J=8.8Hz),8.18(1H,s),8.53(1H,d,J=8.6Hz),8.68(1H,d,J=1.5Hz),8.96(1H,s)
実施例12−3)
2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aの二塩酸塩
IR(KBr):3342,1620,1506cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.23(3H,d,J=7.0Hz),4.38(1H,q,J=7.0Hz),4.41および5.02(2H,ABq,J=14.2Hz),7.19(2H,t,J=8.9Hz),7.54(2H,dd,J=8.9HzおよびJ=5.4Hz),7.88(1H,d,J=8.8Hz),7.99(1H,s),8.07(1H,dt,J=2.8HzおよびJ=8.8Hz),8.18(1H,dd,J=2.8HzおよびJ=9.0Hz),8.60(1H,dd,J=5.0HzおよびJ=8.8Hz),8.74(1H,s),8.95(1H,d,J=8.8Hz)
実施例12−4)
2−(4−フルオロフェニル)−3−(6−フルオロキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Bの二塩酸塩
IR(KBr):3342,1620,1506cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.65(3H,d,J=6.9Hz),4.40(1H,q,J=6.9Hz),4.91および4.99(2H,ABq,J=14.6Hz),6.85(2H,t,J=8.9Hz),7.32(2H,dd,J=5.5HzおよびJ=8.9Hz),7.84(1H,d,J=8.9Hz),7.93(1H,dt,J=2.7HzおよびJ=9.0Hz),8.00(1H,dd,J=2.7HzおよびJ=9.0Hz),8.13(1H,s),8.45(1H,dd,J=5.0HzおよびJ=9.0Hz),8.73(1H,d,J=8.9Hz),8.78(1H,s)
実施例13
3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aを、ダイセルのキラルセル−OD(ヘキサン−イソプロピルアルコール=71:29、流速3.0ml/min、紫外線波長240nm)を用いて、実施例10と実質的に同様にして分離して、鏡像異性体対A1および同じもののA2を得る。
鏡像異性体対A1
滞留時間:13.6分
[α]26 D=−8.5゜(C=0.25%,MeOH)
鏡像異性体対A2
滞留時間:22.0分
[α]26 D=+5.0゜(C=0.25%,MeOH)
下記の化合物を実施例9−1)と実質的に同様にして得る。
実施例14−1)
3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A1の二塩酸塩
IR(KBr):3246,2235,1647,1618,1502cm-1
実施例14−2)
3−(6−シアノキノリン−2−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対A2の二塩酸塩
IR(KBr):3284,2235,1649,1618,1504cm-1
実施例15−1)
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aの二塩酸塩
IR(KBr):3381,1645,1616,1500,1309,1149cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.16(3H,d,J=7.2Hz),3.36(3H,s),4.03(1H,q,J=7.2Hz),4.25および4.91(2H,ABq,J=14.2Hz),6.95−7.03(1H,m),7.21−7.43(2H,m),7.85(1H,s),7.94(1H,d,J=8.6Hz),8.30(1H,dd,J=2.0HzおよびJ=8.6Hz),8.42(1H,d,J=8.9Hz),8.62(1H,s),8.78(1H,d,J=2.0Hz),8.82(1H,d,J=8.6Hz)
実施例15−2)
2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aの二塩酸塩
IR(KBr):3360,1645,1558,1309,1147cm-1
NMR(DMSO−d6,δ):1.08(3H,d,J=7.1Hz),3.35(3H,s),4.20(1H,ABq,J=14.3Hz),4.61(1H,q,J=7.1Hz),5.35(1H,ABq,J=14.3Hz),7.34(1H,dd,J=2.2HzおよびJ=8.7Hz),7.56(1H,d,J=8.7Hz),8.63(1H,d,J=2.2Hz),7.61(1H,s),7.95(1H,d,J=8.6Hz),8.28(1H,dd,J=2.0HzおよびJ=8.9Hz),8.42(1H,d,J=8.9Hz),8.50(1H,s),8.76(1H,d,J=2.0Hz),8.81(1H,d,J=8.6Hz)
実施例16
2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(6−メチルスルホニルキノリン−2−イル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの鏡像異性体対Aを、ダイセルのキラルセル−OD(ヘキサン:エタノール=50:50、流速3.0ml/min、紫外線波長240nm)を用いて、実施例10と実質的に同様に分離して、鏡像異性体対A1および同じもののA2を得る。
鏡像異性体対A1
滞留時間:13.3分
[α]30 D=+3.6゜(C=0.25,EtOH)
鏡像異性体対A2
滞留時間:27.0分
[α]30 D=−4.0゜(C=0.25,EtOH)

Claims (6)


  1. Figure 0003550686
    [式中、R1およびR2はそれぞれ水素または低級アルキル基、
    R3はヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、ハロゲン、低級アルコキシ、ハロ低級アルキル、ハロ低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスルホニル、アミノ、ニトロ、シアノおよびカルボキシからなる群で任意に置換されたキノリル基またはそのオキシド、
    XおよびYはそれぞれ水素、ハロゲン、シアノ基または低級アルキル基、をそれぞれ意味する。]
    で表される化合物または医薬として許容されるその塩。

  2. Figure 0003550686
    [式中、R1、R2、R3、XおよびYは、それぞれ請求項1の定義の通りである。]
    で表される請求項1に記載の化合物。
  3. R3がヒドロキシ、ハロゲン、低級アルコキシ、ハロ低級アルキル、ハロ低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスルホニル、シアノおよびカルボキシからなる群で任意に置換されたキノリル基またはそのN−オキシドである請求項2に記載の化合物。
  4. R3がキノリル基、ヒドロキシキノリル基、ハロキノリル基、低級アルコキシキノリル基、ハロ低級アルキルキノリル基、ハロ低級アルコキシキノリル基、低級アルキルキノリル基、低級アルキルチオキノリル基、低級アルキルスルフィニルキノリル基、低級アルキルスルホニルキノリル基、シアノキノリル基、カルボキシキノリル基、キノリル基のN−オキシドまたはハロキノリル基のN−オキシドである請求項3に記載の化合物。

  5. Figure 0003550686
    [式中、R3、XおよびYはそれぞれ請求項4の定義の通りであり、
    R1 aが低級アルキル基、
    をそれぞれ意味する。]
    で表される請求項4に記載の化合物。
  6. 医薬として許容される担体または賦形剤とともに、請求項1に記載の化合物または医薬として許容されるその塩を有効成分として含有する抗菌剤。
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