JP3549928B2 - 訓練用キッチンユニット - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、リハビリテーションの一つの日常動作訓練に提供される訓練用キッチンユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術に特開平4−90714号公報があり、該公報には、ワークトップと、バックガードと、透光材と、照明装置とからなる厨房装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術には装置を使用する運動機能に障害を持つ者(=以下被訓練者という)が装置を使用した時に生ずる苦痛を、除去するための構成は設けられていない。又、被訓練者が装置を、楽に能率良く使用できるような工夫はなされていない。
【0004】
即ち、例えば車椅子に乗った被訓練者は、通常、健常者に比して上体が低く、肘又は前腕を上板に当てて炊事を行なうが、この時、肘又は前腕の接触部が痛く、炊事作業等を行ないにくい。
又、水栓を操作するに手が届きにくい場合もあり、その場合水栓開閉操作を行ないにくく、不都合である。
本発明の目的は、上記不都合な点を解決したものであり、炊事等に関する日常動作訓練を楽に行なえる訓練用キッチンユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、上板(1)に人体の肘又は前腕を受けるパッド(5)を設け、該パッド(5)はパッド固定機構(32)で上板(1)の水平方向に移動固定可能に取着されることを特徴とする訓練用キッチンユニットである。前記パッド(5)を着脱させる着脱具(13)を設ける。又、上板(1)上に水栓(17)を設け、該水栓(17)を移動固定可能に取着する水栓固定機構(20)を設ける。又、上板(1)上に水栓(17)を設け、該水栓(17)の上流側に電磁弁(29)又はモーターバルブ(30)でなる電動流通制御器(25)を連結し、上板(1)、上板(1)を支持する台(3)、又は遠隔操作箱(27)に、前記電動流通制御器(25)を制御するスイッチ(28)を取着する。
【0006】
【作用】
被訓練者は前腕又は肘を上板1に設けられるパッド5に当てて炊事作業を行ない、該パッド5を着脱具13で着脱する。又、パッド固定機構32はパッド5を上板1上に移動固定可能にする。
水栓固定機構20は上板1上に設けられた水栓17を移動固定可能にする。
水栓17の上流側に連結した電磁弁29又はモーターバルブ30でなる電動流通制御器25で水の吐出・停止・流量調節等を行ない、上板1、上板1を支持する台3、又は遠隔操作箱27に設けられるスイッチ28で電磁弁29又はモーターバルブ30を開閉制御する。
【0007】
【実施例】
本発明の実施例は、作業用平面である上板1と、上板1の一部に凹状に設けられる洗い部2と、上板1を支持する台3とからなるキッチンユニット4の該上板1に、被訓練者が肘及び前腕等を当てるパッド5が設けられてなる。
前記台3は中央に空間31を有する門形に形成され、左右の脚6は伸縮可能に構成されたものである。
【0008】
図4に示すパッド5は、横部9に縦部10を接続して逆L字形に形成された適宜幅を有する緩衝材でなり、詳しくは、パッド5の裏部の硬質材7の上に樹脂又はゴムでなる軟質材8を貼着し、縦部10において、軟質材8にネジ用凹部11が形成され、ネジ用凹部11の中央にあたる位置における硬質材7に、貫通孔12が穿設される。
【0009】
パッド5をキッチンユニット4に着脱可能に取着する着脱具13は、前記ネジ用凹部11及び貫通孔12に取着するパッド用ボルト14と、台3の前面に設けられるパッド用ナット15からなり、該ナット15にパッド用ボルト14が螺着される。
【0010】
パッド固定機構32は、前記パッド用ボルト14と、台3の前面に水平方向に設けたC型レール16と、C型レール16内に回動不自在に且つ水平方向に移動自在に収納される前記パッド用ナット15でなる。
【0011】
水道水等の湯水を吐出する水栓17の基部分には、手動バルブ18を設けた水栓ベース19が構成され、水栓ベース19は水栓固定機構20により上板1上を移動固定可能に取着される。
前記水栓固定機構20は、洗い部2の周囲における上板1に貫通状に開設したスリット21と、水栓ベース19とスリット21を貫通させて上板1に締め付ける水栓用ボルト22及び水栓用ナット23とからなる。
【0012】
手動バルブ18より上流側に管路24を開閉する電動流通制御器25が設けられ、該制御器25は台3、上板1又は遠隔操作箱27に取着されたスイッチ28で制御される。前記遠隔操作箱27は電動流通制御器25に電線26で接続され、電線26の届く範囲内で持ち運び自在である。
電動流通制御器25より上流側は可撓ホース34で建物の湯水源口に接続される。
【0013】
電動流通制御器25の具体的第1例は電磁弁29であり、電磁弁29の開閉により水が流通又は遮断される。
具体的第2例はモーターバルブ30であり、モーターバルブ30の駆動によりバルブ内通路が全閉から全開までの範囲で調節される。
尚、図2中33は絶縁トランスである。
【0014】
実施例の使用に際して、日常動作訓練の目的のもとに、被訓練者は実施例に向かい炊事等を行なう。
車椅子(図示省略)に座った被訓練者の場合には、空間31に膝を適宜長入れ、肘又は前腕をパッド5に当てて炊事を行なう。肘又は前腕をパッド5に当てて、上体を支えたり又は腕を休めたりする。
パッド5は、肘又は前腕を受けることが可能な幅の狭いものとしてこれを複数個取着する。
【0015】
前記パッド用ボルト14をパッド用ナット15に螺着してパッド5を上板1から台3にわたって覆状に取着し、又、パッド用ボルト14をパッド用ナット15から外してパッド5をキッチンユニット4から取り外す。
位置設定の際には、パッド用ボルト14を僅か緩め、複数個のパッド5を好適な位置に移動し、移動後、パッド用ボルト14を締めて当該位置にパッド5を固定する。
【0016】
水栓17を移動する際には、水栓用ボルト22を緩め、移動可能状態としておいて好適な位置へ移動する。上板1上において、水栓17はスリット21の基端から先端までの間であれば何処へでも移動できる。
水栓用ナット23は上板1の裏面にあって、水栓ベース19に不回転状態に保持されている。
【0017】
水栓17の水の流通調節は、通常は手動バルブ18で行なうが、該バルブ18を操作することが困難な被訓練者は、電磁弁29をスイッチ28でオン又はオフ作動させ管路を開閉する。
【0018】
モーターバルブ30を設けたものにあっては、モーターバルブ30をスイッチ28で駆動させバルブ内通路を開閉調節し、水量を零から最大までの範囲で無段階に調節する。モーターバルブ30の場合は好適な吐出量になるようにスイッチ28の操作でバルブ開度を適宜調節することができる。
又、スイッチ28を遠隔操作箱27に設けたものにあっては、該遠隔操作箱27を上板1上の好適位置に置くか、台3の側部の好適使用位置に掛け止めて、スイッチ28を操作する。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、上板1に被訓練者の肘及び前腕を受けるパッド5が設けられているので、本発明の使用時に、被訓練者は該パッド5に前腕又は肘を当てても、前腕又は肘が痛くなく、不快感を生じることなく、好都合である。又、被訓練者が手及び腕を前方へ突き出し姿勢で作業する際、前腕又は肘をパッド5に当てて一時休めたり、前腕又は肘をパッド5に当てたまま連続的に作業することができ、腕の疲れを減らし、訓練とその訓練に係る作業の能率を上げることができ、好都合である。
【0020】
本発明は、上板1上にパッド5を移動固定可能に取着するパッド固定機構32を設けたので、被訓練者の前腕又は肘の位置に合わせた好適な位置にパッド5を移動及び固定でき、幅の狭いパッド5であっても前腕又は肘の緩衝受け部材として十分効果を果たすことができる。故に、パッド5を小さくできて製造コストを低減でき、パッド5が小さいゆえに炊事作業等の障害にもならない。パッド5を適宜に移動すれば上板1、台3及びパッド5自体の掃除も容易となり、好都合である。
【0021】
本発明は、パッド5を着脱させる着脱具13を設けたものであるから、健常者が本発明を使用する時、肩が上板よりかなり高い位置にくる高身長の被訓練者が使用する時、又は、被訓練者が訓練の仕上げ段階に至りパッド5を使わなくてもよい時、等のパッド5不要時には、該パッド5を簡単に取り除くことができ、本発明を一般健常者用としても訓練用としても利用でき、好都合である。又、パッド5を取り除けば、上板1、台3及びパッド5のそれぞれの掃除が容易となり、好都合である。
【0022】
本発明は、上板1上に水栓17を設け、該水栓17を移動固定可能に取着する水栓固定機構20を設けたものであるから、被訓練者の使い易い位置へ水栓17を移動することできる。故に、水栓17に手を伸ばすこと及び開閉操作が困難な被訓練者にも使用できるようになり、好都合である。又、水栓17の移動させて水道水の吐出口を好適な位置にできるので、洗い作業等が容易に行なえ、好都合である。
【0023】
本発明は、水栓17に電動流通制御器25を連結し、該電動流通制御器25を制御するスイッチ28が設けられるので、水栓17を開閉する動作ができない被訓練者でも、スイッチ28を押す動作によって水栓17を開閉及び流量調節でき、一層多くの障害態様に対応して本発明装置を日常動作訓練に提供できるものとなり、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の斜視図である。
【図2】本発明実施例の配管及び電気的構成のブロックを示す図である。
【図3】本発明実施例における水栓の取付け部分を示す断面図である。
【図4】本発明実施例におけるパッドの取付け部分を示す断面図である。
【符号の説明】
1 上板
5 パッド
13 着脱具
17 水栓
20 水栓固定機構
25 電動流通制御器
27 遠隔操作箱
29 電磁弁
30 モーターバルブ
32 パッド固定機構
【産業上の利用分野】
本発明は、リハビリテーションの一つの日常動作訓練に提供される訓練用キッチンユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術に特開平4−90714号公報があり、該公報には、ワークトップと、バックガードと、透光材と、照明装置とからなる厨房装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術には装置を使用する運動機能に障害を持つ者(=以下被訓練者という)が装置を使用した時に生ずる苦痛を、除去するための構成は設けられていない。又、被訓練者が装置を、楽に能率良く使用できるような工夫はなされていない。
【0004】
即ち、例えば車椅子に乗った被訓練者は、通常、健常者に比して上体が低く、肘又は前腕を上板に当てて炊事を行なうが、この時、肘又は前腕の接触部が痛く、炊事作業等を行ないにくい。
又、水栓を操作するに手が届きにくい場合もあり、その場合水栓開閉操作を行ないにくく、不都合である。
本発明の目的は、上記不都合な点を解決したものであり、炊事等に関する日常動作訓練を楽に行なえる訓練用キッチンユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、上板(1)に人体の肘又は前腕を受けるパッド(5)を設け、該パッド(5)はパッド固定機構(32)で上板(1)の水平方向に移動固定可能に取着されることを特徴とする訓練用キッチンユニットである。前記パッド(5)を着脱させる着脱具(13)を設ける。又、上板(1)上に水栓(17)を設け、該水栓(17)を移動固定可能に取着する水栓固定機構(20)を設ける。又、上板(1)上に水栓(17)を設け、該水栓(17)の上流側に電磁弁(29)又はモーターバルブ(30)でなる電動流通制御器(25)を連結し、上板(1)、上板(1)を支持する台(3)、又は遠隔操作箱(27)に、前記電動流通制御器(25)を制御するスイッチ(28)を取着する。
【0006】
【作用】
被訓練者は前腕又は肘を上板1に設けられるパッド5に当てて炊事作業を行ない、該パッド5を着脱具13で着脱する。又、パッド固定機構32はパッド5を上板1上に移動固定可能にする。
水栓固定機構20は上板1上に設けられた水栓17を移動固定可能にする。
水栓17の上流側に連結した電磁弁29又はモーターバルブ30でなる電動流通制御器25で水の吐出・停止・流量調節等を行ない、上板1、上板1を支持する台3、又は遠隔操作箱27に設けられるスイッチ28で電磁弁29又はモーターバルブ30を開閉制御する。
【0007】
【実施例】
本発明の実施例は、作業用平面である上板1と、上板1の一部に凹状に設けられる洗い部2と、上板1を支持する台3とからなるキッチンユニット4の該上板1に、被訓練者が肘及び前腕等を当てるパッド5が設けられてなる。
前記台3は中央に空間31を有する門形に形成され、左右の脚6は伸縮可能に構成されたものである。
【0008】
図4に示すパッド5は、横部9に縦部10を接続して逆L字形に形成された適宜幅を有する緩衝材でなり、詳しくは、パッド5の裏部の硬質材7の上に樹脂又はゴムでなる軟質材8を貼着し、縦部10において、軟質材8にネジ用凹部11が形成され、ネジ用凹部11の中央にあたる位置における硬質材7に、貫通孔12が穿設される。
【0009】
パッド5をキッチンユニット4に着脱可能に取着する着脱具13は、前記ネジ用凹部11及び貫通孔12に取着するパッド用ボルト14と、台3の前面に設けられるパッド用ナット15からなり、該ナット15にパッド用ボルト14が螺着される。
【0010】
パッド固定機構32は、前記パッド用ボルト14と、台3の前面に水平方向に設けたC型レール16と、C型レール16内に回動不自在に且つ水平方向に移動自在に収納される前記パッド用ナット15でなる。
【0011】
水道水等の湯水を吐出する水栓17の基部分には、手動バルブ18を設けた水栓ベース19が構成され、水栓ベース19は水栓固定機構20により上板1上を移動固定可能に取着される。
前記水栓固定機構20は、洗い部2の周囲における上板1に貫通状に開設したスリット21と、水栓ベース19とスリット21を貫通させて上板1に締め付ける水栓用ボルト22及び水栓用ナット23とからなる。
【0012】
手動バルブ18より上流側に管路24を開閉する電動流通制御器25が設けられ、該制御器25は台3、上板1又は遠隔操作箱27に取着されたスイッチ28で制御される。前記遠隔操作箱27は電動流通制御器25に電線26で接続され、電線26の届く範囲内で持ち運び自在である。
電動流通制御器25より上流側は可撓ホース34で建物の湯水源口に接続される。
【0013】
電動流通制御器25の具体的第1例は電磁弁29であり、電磁弁29の開閉により水が流通又は遮断される。
具体的第2例はモーターバルブ30であり、モーターバルブ30の駆動によりバルブ内通路が全閉から全開までの範囲で調節される。
尚、図2中33は絶縁トランスである。
【0014】
実施例の使用に際して、日常動作訓練の目的のもとに、被訓練者は実施例に向かい炊事等を行なう。
車椅子(図示省略)に座った被訓練者の場合には、空間31に膝を適宜長入れ、肘又は前腕をパッド5に当てて炊事を行なう。肘又は前腕をパッド5に当てて、上体を支えたり又は腕を休めたりする。
パッド5は、肘又は前腕を受けることが可能な幅の狭いものとしてこれを複数個取着する。
【0015】
前記パッド用ボルト14をパッド用ナット15に螺着してパッド5を上板1から台3にわたって覆状に取着し、又、パッド用ボルト14をパッド用ナット15から外してパッド5をキッチンユニット4から取り外す。
位置設定の際には、パッド用ボルト14を僅か緩め、複数個のパッド5を好適な位置に移動し、移動後、パッド用ボルト14を締めて当該位置にパッド5を固定する。
【0016】
水栓17を移動する際には、水栓用ボルト22を緩め、移動可能状態としておいて好適な位置へ移動する。上板1上において、水栓17はスリット21の基端から先端までの間であれば何処へでも移動できる。
水栓用ナット23は上板1の裏面にあって、水栓ベース19に不回転状態に保持されている。
【0017】
水栓17の水の流通調節は、通常は手動バルブ18で行なうが、該バルブ18を操作することが困難な被訓練者は、電磁弁29をスイッチ28でオン又はオフ作動させ管路を開閉する。
【0018】
モーターバルブ30を設けたものにあっては、モーターバルブ30をスイッチ28で駆動させバルブ内通路を開閉調節し、水量を零から最大までの範囲で無段階に調節する。モーターバルブ30の場合は好適な吐出量になるようにスイッチ28の操作でバルブ開度を適宜調節することができる。
又、スイッチ28を遠隔操作箱27に設けたものにあっては、該遠隔操作箱27を上板1上の好適位置に置くか、台3の側部の好適使用位置に掛け止めて、スイッチ28を操作する。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、上板1に被訓練者の肘及び前腕を受けるパッド5が設けられているので、本発明の使用時に、被訓練者は該パッド5に前腕又は肘を当てても、前腕又は肘が痛くなく、不快感を生じることなく、好都合である。又、被訓練者が手及び腕を前方へ突き出し姿勢で作業する際、前腕又は肘をパッド5に当てて一時休めたり、前腕又は肘をパッド5に当てたまま連続的に作業することができ、腕の疲れを減らし、訓練とその訓練に係る作業の能率を上げることができ、好都合である。
【0020】
本発明は、上板1上にパッド5を移動固定可能に取着するパッド固定機構32を設けたので、被訓練者の前腕又は肘の位置に合わせた好適な位置にパッド5を移動及び固定でき、幅の狭いパッド5であっても前腕又は肘の緩衝受け部材として十分効果を果たすことができる。故に、パッド5を小さくできて製造コストを低減でき、パッド5が小さいゆえに炊事作業等の障害にもならない。パッド5を適宜に移動すれば上板1、台3及びパッド5自体の掃除も容易となり、好都合である。
【0021】
本発明は、パッド5を着脱させる着脱具13を設けたものであるから、健常者が本発明を使用する時、肩が上板よりかなり高い位置にくる高身長の被訓練者が使用する時、又は、被訓練者が訓練の仕上げ段階に至りパッド5を使わなくてもよい時、等のパッド5不要時には、該パッド5を簡単に取り除くことができ、本発明を一般健常者用としても訓練用としても利用でき、好都合である。又、パッド5を取り除けば、上板1、台3及びパッド5のそれぞれの掃除が容易となり、好都合である。
【0022】
本発明は、上板1上に水栓17を設け、該水栓17を移動固定可能に取着する水栓固定機構20を設けたものであるから、被訓練者の使い易い位置へ水栓17を移動することできる。故に、水栓17に手を伸ばすこと及び開閉操作が困難な被訓練者にも使用できるようになり、好都合である。又、水栓17の移動させて水道水の吐出口を好適な位置にできるので、洗い作業等が容易に行なえ、好都合である。
【0023】
本発明は、水栓17に電動流通制御器25を連結し、該電動流通制御器25を制御するスイッチ28が設けられるので、水栓17を開閉する動作ができない被訓練者でも、スイッチ28を押す動作によって水栓17を開閉及び流量調節でき、一層多くの障害態様に対応して本発明装置を日常動作訓練に提供できるものとなり、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の斜視図である。
【図2】本発明実施例の配管及び電気的構成のブロックを示す図である。
【図3】本発明実施例における水栓の取付け部分を示す断面図である。
【図4】本発明実施例におけるパッドの取付け部分を示す断面図である。
【符号の説明】
1 上板
5 パッド
13 着脱具
17 水栓
20 水栓固定機構
25 電動流通制御器
27 遠隔操作箱
29 電磁弁
30 モーターバルブ
32 パッド固定機構
Claims (4)
- 上板(1)に人体の肘又は前腕を受けるパッド(5)を設け、該パッド(5)はパッド固定機構(32)で上板(1)の水平方向に移動固定可能に取着されることを特徴とする訓練用キッチンユニット。
- パッド(5)を着脱させる着脱具(13)を設けたことを特徴とする請求項1記載の訓練用キッチンユニット。
- 上板(1)上に水栓(17)を設け、該水栓(17)を移動固定可能に取着する水栓固定機構(20)を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の訓練用キッチンユニット。
- 上板(1)上に水栓(17)を設け、該水栓(17)の上流側に電磁弁(29)又はモーターバルブ(30)でなる電動流通制御器(25)を連結し、上板(1)、上板(1)を支持する台(3)、又は遠隔操作箱(27)に、前記電動流通制御器(25)を制御するスイッチ(28)を取着したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の訓練用キッチンユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33020194A JP3549928B2 (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 訓練用キッチンユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33020194A JP3549928B2 (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 訓練用キッチンユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08154983A JPH08154983A (ja) | 1996-06-18 |
JP3549928B2 true JP3549928B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=18229973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33020194A Expired - Fee Related JP3549928B2 (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 訓練用キッチンユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3549928B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4940516B2 (ja) * | 2001-07-31 | 2012-05-30 | 株式会社ノーリツ | キャビネット |
JP4597636B2 (ja) * | 2004-11-11 | 2010-12-15 | エア・ウォーター防災株式会社 | 医療用ユニット装置 |
-
1994
- 1994-12-05 JP JP33020194A patent/JP3549928B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08154983A (ja) | 1996-06-18 |
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Legal Events
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