JP3549919B2 - 面状発光装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、液晶表示装置等のバックライト等に用いられる高輝度で、かつ、薄型、軽量の面状発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平4−487号には光源直下型の面状発光装置が記載されている。しかし、この装置は薄型化、軽量化が困難であり、高輝度を得るために光源の位置を厳格に調整する必要があり、光源の発熱により液晶表示装置が劣化するおそれがある、等の問題点があった。
【0003】
特開平4−191704号には、導光体の両側に光源を配し、導光体の背面に綱点模様を配した面状発光装置が記載されている。この装置は、導光体を使用するので軽量化、薄型化が困難であり、導光体に綱点模様を付すために加工が困難であり、また輝度が低い等の問題点があった。
特開平5−181136には、導光空間の両端に光源を配し、発光板の内面にプリズム形状を付した面状発光装置が記載されている。この装置は、プリズム面に反射処理が必要であり、表面平滑性がなく、均一処理が困難であり、さらに特に薄型の場合に輝度が不足する、等の問題点を有する。
【0004】
特開平5−281540には、導光空間の両端に光源を配し、光源の前方にプリズム板を配して、光源からの光を発光拡散体に向けるようにした面状発光装置が記載されている。この装置においては、同一プリズム板に異る屈折率を与える処理が必要であり、具体化することが事実上困難である。
特開昭63−318003には、導光空間の両端に光源を配し、発光体内面及び光源の前方に、一面に平行な多数のプリズム形状を有する透光性シート配した面状発光装置が記載されている。しかしながらこの装置においては、薄型にした場合に輝度が均一性に欠けるおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、薄型・軽量であって、高輝度であり、且つ均一な発光が可能な面状発光装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は第一の態様において、導光空間4を形成するように平行配置された発光板2及び背面板3、並びに該導光空間4の少なくとも両端のそれぞれに少なくとも1個の光源8を有する面状発光装置において、該発光板2の前記導光空間側に、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状のプリズムを有する透光性フィルム5(第一の発光面透光性フィルムと称する)を有し、該背面板3の導光空間側に、一面が平坦で他面に多数の、前記光源からの光の入射方向に対して平行な鋸刃状プリズムを有する透光性フィルム6(背面透光性フィルムと称する)が設けられ、且つ、該背面透光性フィルム6が、概ね該透光性フィルムの中央部7を発光面側に向かう山頂として前記光源8に向って、傾斜平面を有することを特徴とする面状発光装置を提供する。
【0007】
前記傾斜平面は、好ましくは背面板に対して15°以下の角度をなしている。好ましい態様においては、前記背面透光性フィルムは、前記山頂から少なくとも2分割されて傾斜面又は傾斜曲面を構成している。
本発明の第二の態様によれば、前記第一の態様の面状発光装置において、前記発光板2が拡散フィルム(すなわち、光を拡散して透過させる、透光性フィルム)であり、前記発光板2の前記導光空間側とは反対側に、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状のプリズムを有する透光性フィルム9(第二の発光面透光性フィルムと称する)をさらに配してなる面状発光装置が提供される。
【0008】
本発明の第三の態様においては、前記面状発光装置において、前記光源8の導光空間側に、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状プリズムを有する透光性フィルム10(第一の光源透光性フィルムと称する)が配設されている。
本発明の第四の態様においては、前記第三の態様の装置において、前記第一の光源透光性フィルム10と平行にこれに接して又はその近傍に、一面が平坦で他面に多数の鋸刃状プリズムを有する透光性フィルム11(第二の光源透光性フィルムと称する)がさらに配設されており、該第一の光源透光性フィルムのプリズム列と該第二の光源透光性フィルムのプリズム列とが相互に垂直方向にある。
【0009】
本発明の第五の態様によれば、導光空間4を形成するように平行配置された発光板2及び背面板3、並びに該導光空間の少なくとも両端のそれぞれに少なくとも1個の光源8を有する面状発光装置において、該発光板2が拡散フィルムから構成されており、該発光板2の両面に、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状のプリズムを有する透光性フィルム5及び9(第一及び第二の発光面透光性フィルム)を配設し、少なくとも前記導光空間側の透光性フィルム5(第一の発光面透光性フィルム)のプリズム列が前記光源8からの光の入射方向に対して垂直方向となるように配置されている面状発光装置を提供する。
【0010】
本発明の第六の態様によれば、前記第五の態様の装置において、前記光源8の導光空間側に、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状プリズムを有する透光性フィルム10(第一の光源透光性フィルム)が配設されている。
本発明の第七の態様によれば、前記第六の態様の面状発光装置において、前記第一の光源透光性フィルム10と平行にこれに接して又はその近傍に、一面が平坦で他面に多数の鋸刃状プリズムを有する透光性フィルム11(第二の光源透光性フィルム)が配設されており、該第一の光源透光性フィルム10のプリズム列と該第二の光源透光性フィルム11のプリズム列とが垂直方向にある。
【0011】
本発明の第八の態様によれば、前記第5〜第7の態様の面状発光装置において、前記背面板3の導光空間側面上に、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状のプリズムを有する透光性フィルム6(背面透光性フィルム)がさらに配設されており、該背面透光性フィルムのプリズム列が前記光源8からの光の入射方向に対して平行である。
【0012】
本発明の第九の態様によれば、導光空間を形成するように平行配置された発光板2及び背面板3、並びに該導光空間の少なくとも両端のそれぞれに少なくとも1個の光源8を有する面状発光装置において、該光源8の導光空間側に、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状のプリズムを有する透光性フィルム10(第一光源透光性フィルム)及びこれに接して又はその近傍に配設された、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状のプリズムを有する透光性フィルム11(第二の光源透光性フィルム)を有し、該第一の光源透光性フィルムのプリズム列と第二の光源透光性フィルムのプリズム列とが垂直方向にある面状発光装置が提供される。
【0013】
本発明の第十の態様によれば、前記第九の態様の面状発光装置において、前記背面板3の導光空間側に、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状のプリズムを有する透光性フィルム6(背面透光性フィルム)が配設されており、該背面透光性フィルム6のプリズム列が前記光源8からの光の入射方向に対して平行である。
本発明の他態様によれば、背面板3又は背面透光性フィルム6の導光空間側表面に光乱反射体20が設けられている。
【0014】
【具体的な説明】
本発明において発光板とは、液晶表示装置等に対して、均一且つ高輝度の光を提供する機能を有する板であり、透光性の透明フィルム、又は拡散フィルムから成る。拡散フィルムは少なくともその片面に微細な凹凸形状や突起を有し、あるいは、中に光を拡散するような粒子を含む、入射光を均一に拡散透過させるフィルムである。例えば、ポリカーボネートや、ポリエチレンテレフタレート等の材料からなり、表面にマット処理加工を施した、厚さ1−1000μmのフィルムであり、商業的に入手可能なものとして、辻本電機製作所(株)製のPCSM等が挙げられる。
【0015】
一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状のプリズムを有する透光性フィルムは、ポリカーボネート、PMMA等の透光性材料から成り、その一面に形成されたプリズム形状は、頂角が60〜120°、好ましくは75〜110°、例えば概ね90°であり、間隔は例えば10μm〜1mmであり、厚さは例えば50〜500μmである。商業的には3M社から、 “3Mオプティカルライティングフィルム” 、 “3Mブライトネスエンハンスメントフィルム” 、 “3Mトランスミッシブライトアングルフィルム” 等の商品名のもとに入手可能である。
【0016】
発光板とプリズム形状を有する透光性フィルムは、一体的に作られていてもよく、機械的に固定されていてもよい。一体的であれば、より薄型の発光装置の提供が可能であり、拡散板と、透光性フィルムの間の光散乱、吸収も少ないためである。また、機械的固定の場合は、作成コストが安く、どちらか一方が劣化した場合でも容易交換可能なためである。
【0017】
背面板は、光の反射により、光を漏らさず、発光板とともに、導光空間を形成し、効率的に発光板に、光を到達させるためである。また、面状発光装置の適当な機械的強度を得るためである。
材質としては、ポリカーボネート、アクリル樹脂、塩ビ樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、金属、例えば、アルミニウム、チタン、各種合金、また、各種材料上に、反射効率向上のため、白色化処理したもの、例えば、住友スリーエム(株)製、スコッチカル(1125−25)、シルバーラックス(SS95P)等が使用可能である。
【0018】
光乱反射体の材質としては、任意の光反射性のフィルムを使用することができ、例えば前記3M社製のスコッチカル1125−25を用いることができる。
本発明の装置においては、面状発光装置に常用されている任意の光源、例えば冷陰極管、熱陰極管、発光ダイオード等を使用することができる。
【0019】
次に、本発明の面状発光装置の構成を、図面に言及しながら具体的に説明する。
図1は、本発明の第一の態様の面状発光装置1の分解図(A)及び断面図(B)を示す。平行配置された発光板2及び背面板3により導光空間4が形成されており、該発光板2の導光空間側に、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状プリズムを有する透光性フィルム5(プリズムフィルムと略する場合がある)(第一の発光面透光性フィルム)が設けられている。第一発光面透光性フィルムは、導光空間を通過した不定方向の光を、全体として、効率よく、発光板に到達させる働きをする。この透光性フィルムのプリズム列は、光源8からの光の入射方向に対して概ね垂直、例えば90°±30°であるのが好ましい。光源からの光を効率よく、発光板に到達させるためである。
【0020】
さらに背面板3の導光空間側には透光性プリズムフィルム6(背面透光性フィルム)が設けられている。このフィルムのプリズム列は、光源8からの光の入射方向に対して平行である。この背面透光性フィルム6は、背面板3と共に、光の反射により光を漏さず、発光板と共に導光空間を形成し、光を効率的に発光板2に到達させる働きをする。この背面透光性フィルム6は概ね中央部7を発光面側に向かう山頂として、光源8に向かって傾斜平面を有する。
【0021】
前記傾斜平面と、背面板との角度αは15°以下であることが好ましい。この角度は好ましくは1〜10°であり、さらに好ましくは2〜6°である。この背面透光性フィルムは、概ね中央部7において2分割されていてもよい。これにより、折曲げ等の加工が不要で、製造コストが低く、精度も向上するからである。
【0022】
この態様においては、光源8からの光の一部は直接に、他の一部は反射鏡15により反射されて導光空間に入る。導光空間に入った光の一部は発光面透光性フィルム5に直接達して、屈折され、発光板2を通って放出されるほか、一部は背面透光板6により反射され、発光面透光性フィルム5及び発光板2を通して放出される。この際背面透光性フィルム6が傾斜しているので、それにより反射される光が発光板2の中央部に集まり、中央部の輝度が不足しやすいという従来技術の欠点が改善される。
【0023】
図2は本発明の第二の面状発光装置の分解図である。この装置は、第1図に示す第一の態様の装置に、さらに、発光板2の外側に、プリズムフィルム9(第二の発光面透光性フィルム)が設けられている。第一の発光面透光性フィルム5と第二の発光面透光性フィルム9とはプリズム側が対向していてもよく、又それらの平坦面側が対向していてもよい。これらの2個の発光面透光性フィルムのプリズム列は、平行でもよく垂直に配置されていてもよい。
好ましくは、プリズムフィルム9のプリズム面は指向性が増加するため上向きで、プリズムフィルム5はどちらでもよい。プリズムの方向は自由であるが、好ましくはプリズムフィルム9は図2にある通り、プリズムフィルム5は、プリズム面が下にむいているときは図2の通り、上にむいたときは入射光に平行な方がよい。
【0024】
この第二の態様においては、第一の態様の利点に加えて、次の利点が得られる。
プリズムフィルム9が拡散フィルムから出射する拡散光の方向を規制する規制板として働き、プリズムの頂角を適当に設定することにより所望の方向の輝度を上げることができる。
【0025】
図3は、本発明の第三の態様の面状発光装置分解図(A)及び断面図(B)を示す。この装置においては図1の装置(第二の発光面透光性フィルム9が存在しない)又は図2の装置(第二の発光面透光性フィルム9を有する)に、さらに、プリズムフィルム10(第一の光源透光性フィルム)が設けられている。好ましくは、このフィルム10のプリズム列は、発光面2に対して垂直である。この態様により、光源からの拡散光に指向性が与えられ光源近傍の発光面の明るさがおさえられ、発光面の輝度均一性が増すという利点が得られる。
【0026】
図4は、本発明の第四の態様の面状発光装置の分解図(A)及び断面図(B)を示す。この装置においては、第三の態様の装置に、さらに第二の光源透光性フィルム11が設けられている。第二の光源透光性フィルム11は第一の光源透光性フィルム10に接しているか、又はその近傍にあり、それらのフィルムのプリズム列は相互に垂直方向にある。この態様においては、さらに指向性が増し、均一性が上がる。
【0027】
図5は、本発明の第五の態様の面状発光装置の分解図(A)及び断面図(B)を示す。平行配置された発光板2及び背面板3により導光空間4が形成されており、該発光板2の両側に第一の発光面透光性フィルム5及び第二の発光面透光性フィルム9が配置されている。このように、2枚の透光性フィルムを配置することにより極めて高い輝度が得られる。
【0028】
好ましくは、第一の発光面透光性フィルムのプリズム列は、光源8からの光の入射方向に対して垂直方向にある。さらに好ましくは、第二の発光面透光性フィルムのプリズム列も、光源8からの光の入射方向に対して垂直方向にある。こうすることにより、光を効率よく、且つ均一に発光板に向けることができる。
なお、第一の発光面透光性フィルム/発光板(拡散板)/第二の発光面透光性フィルムの固定は、両端、あるいは、周囲を、ビス等により機械的にかしめたり、接着剤や、両面テープにより行うことが好適である。第二の発光面透光性フィルムと発光板(拡散板)との間には空間が存在する方がよい。
【0029】
図6は、本発明の第六の態様の面状発光装置の分解図(A)及び断面図(B)を示す。この態様においては、第五の態様の装置に第一の光源透光性フィルム10が設けられている。これにより、光源からの拡散光に指向性が与えられ光源近傍の発光面の明るさがおさえられ、発光面の輝度均一性が増す、という利点が得られる。
【0030】
図7は、本発明の第七の態様の面状発光装置を示す。この態様においては、前記第六の態様の装置に、さらに第二の光源透光性フィルム11が設けられている。第一の光源透光性フィルムと第二の透光性フィルムに係る条件及び利点は第四の態様において説明した通りである。
【0031】
図8は、本発明の第八の態様の面状発光装置を示す。この態様においては、第五の態様の装置(光源透光性フィルム10及び11が存在しない)、第六の態様の装置(光源透光性フィルム10を有する)、及び第七の態様の装置(光源透光性フィルム10及び11を有する)に加えて、さらに背面透光性フィルム6を有する。この態様においては、プリズムフィルム6に浅い角度で入射した光を全反射し、効率よく発光面中央部へ光を伝えることができ、輝度均一性を高めることができるという利点が得られる。
【0032】
図9は、本発明の第九の態様の面状発光装置を示す。平行配置された発光板2及び背面板3により導光空間4が形成されており、光源8の導光空間側に、光源透光性フィルム10及び11が配置されている。これにより、光源8からの光を、指向性をもたせて効率的に導光空間に導くことができる。
これらの透光性フィルムに係る条件は、第四の態様において説明した通りである。
【0033】
図10は、本発明の第十の態様の面状発光装置の分解図(A)及び断面図(B)を示す。この態様においては、第九の態様の装置において、さらに背面透光性フィルム6が配設されており、該背面透光性フィルム6のプリズム列は光源からの光の入射方向に対して平行である。これにより、プリズムフィルム6に浅い角度で入射した光を全反射し、効率よく発光面中央部へ光を伝えることができ、輝度均一性を高めることができるという利点が得られる。
【0034】
本発明の、上記種々の態様において、背面板3の導光空間側表面上に、又は背面板3上に背面透光性フィルムが存在する場合にはその表面上に、光乱反射体を配置するのが好ましい。光乱反射体は、図11に示すごとく、反射性フィルムを鋸の刃状に切断したものであり反射フィルムの幅が中央部20で広く、末端21に近づく程狭くなっている。この光乱反射体を導光空間の中央部に配置することにより中央部の輝度を高めることができる。その結果、中央部において輝度が不足するという従来技術の欠点を補い、発光板全面にわたって均一な発光を得ることができる。
【0035】
【実施例】
次に、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
実施例.
(1)横242mm、縦197mm、厚さ10mmの面状発光装置を作るために、横242mm、縦197mmの大きさにプリズムフィルムを切り取り、横方向にプリズムの溝がむいているプリズムフィルムはプリズム面を導光空間側に向けて発光面に設置し、縦方向にプリズムの溝が向いているプリズムフィルムはプリズム面を導光空間側に向けて裏面に設置した。また、横242mm、幅10mmのプリズムフィルムを切り取り、線状光源の導光空間側にそれぞれ2枚ずつプリズムの溝が直行するように設置した。
【0036】
この装置の裏面には、プリズムフィルムから漏れてくる光を導光空間側へ戻すために、光反射効率のよい白色のフィルムを設置した。また、導光空間の線状光源を設置していない両側面にも光反射効率のよい白色のフィルムを設置した。発光面側のプリズムフィルムの直上に拡散フィルムを設置した。プリズムフィルムとしてプリズム頂角90°、プリズム間隔50μm、フィルム厚230μmのポリカーボネート製プリズムフィルムを使用した。線状光源としては長さ250mm、直径4mmの蛍光管を用いた。
【0037】
暗室にて鉛直上方より図12のように発光面上の25点での輝度を測定した。その結果を図13に示す。
(2)実施例(1)の面状発光装置の発光面上にプリズムフィルムをのせて輝度の測定を行った。その結果を図14に示す。
(3)実施例(2)の面状発光装置の裏面側のプリズムフィルムの中央部を5mmだけ持ち上げて輝度を測定した。その結果を図15に示す。
(4)実施例(3)の面状発光装置の裏面側のプリズムフィルムの真上に光乱反射体を設置して輝度を測定した。また測定結果を図16に示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の面状発光装置の第一の態様の分解図(A)及び断面図(B)を示す。
【図2】図2は、本発明の面状発光装置の第二の態様の分解図(A)及び断面図(B)を示す。
【図3】図3は、本発明の面状発光装置の第三の態様の分解図(A)及び断面図(B)を示す。
【図4】図4は、本発明の面状発光装置の第四の態様の分解図(A)及び断面図(B)を示す。
【図5】図5は、本発明の面状発光装置の第五の態様の分解図(A)及び断面図(B)を示す。
【図6】図6は、本発明の面状発光装置の第六の態様の分解図(A)及び断面図(B)を示す。
【図7】図7は、本発明の面状発光装置の第七の態様の分解図(A)及び断面図(B)を示す。
【図8】図8は、本発明の面状発光装置の第八の態様の分解図(A)及び断面図(B)を示す。
【図9】図9は、本発明の面状発光装置の第九の態様の分解図(A)及び断面図(B)を示す。
【図10】図10は、本発明の面状発光装置の第十の態様の分解図(A)及び断面図(B)を示す。
【図11】図11は、光乱反射体の説明図である。
【図12】図12は、実施例における輝度測定点を示す図である。
【図13】図13は実施例(1)の輝度測定の結果を示す図である。
【図14】図14は実施例(2)の輝度測定の結果を示す図である。
【図15】図15は実施例(3)の輝度測定の結果を示す図である。
【図16】図16は実施例(4)の輝度測定の結果を示す図である。
【符号の説明】
2…発光板
3…背面板
4…導光空間
5…第一の発光面透光性フィルム
6…背面透光性フィルム
7…背面透光性フィルムの中央部
8…光源
9…第二の発光面透光性フィルム
10…第一の光源透光性フィルム
11…第二の光源透光性フィルム
Claims (7)
- 導光空間を形成するように平行配置された発光板及び背面板、並びに該導光空間の少なくとも両端のそれぞれに少なくとも1個の光源を有する面状発光装置において、該発光板の前記導光空間側に、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状のプリズムを有する発光面透光性フィルムを有し、該背面板の導光空間側に、一面が平坦で、他面に多数の、前記光源からの光の入射方向に対して平行な鋸刃状のプリズムを有する背面透光性フィルムが設けられ、かつ、該背面透光性フィルムが、概ね該透光性フィルムの中央部分を発光面側に向かう山頂として、前記光源に向かって、傾斜平面を有することを特徴とする面状発光装置。
- 前記傾斜平面が、背面板に対して15°以下であることを特徴とする請求項1に記載の面状発光装置。
- 前記背面透光性フィルムが、前記中央部分において少なくとも2分割されて、傾斜平面を構成することを特徴とする請求項1または2に記載の面状発光装置。
- 前記発光板が拡散フィルムから構成されており、該発光板の前記導光空間側とは反対側に、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状のプリズムを有する第二の発光面透光性フィルムをさらに配して成る、請求項1〜3のいずれか1項に記載の面状発光装置。
- 前記光源の導光空間側に、一面が平坦で他面に多数の平行な鋸刃状プリズムを有する第一の光源透光性フィルムがさらに配設されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の面状発光装置。
- 前記第一の光源透光性フィルムと平行にこれと接して又はその近傍に、一面が平坦で他面に多数の鋸刃状プリズムを有する第二の光源透光性フィルムがさらに配設されており、該第一の光源透光性フィルムのプリズム列と第二の光源透光性フィルムのプリズム列とが相互に垂直方向にある、請求項5に記載の面状発光装置。
- 前記背面透光性フィルムの導光空間側表面上に光乱反射体が設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の面状発光装置。
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1994
- 1994-04-18 JP JP07870094A patent/JP3549919B2/ja not_active Expired - Fee Related
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