JP3548681B2 - 食器洗浄機のノズル構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、食器洗浄機のノズル構造に関し、更に詳細には、ノズル装着部に対してノズルが着脱自在に装着される食器洗浄機のノズル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲食に供した後の皿、茶碗、コップ等の食器を自動的に洗浄するための食器洗浄機が、喫茶店やレストラン等の厨房、更には一般家庭にも設置されて、広く好適に使用されるに至っている。この食器洗浄機は、洗浄槽の内部に回転自在な洗浄ノズルおよびすすぎノズルを夫々上下に離間して備え、洗浄水やすすぎ水の噴射反力により各ノズルを回転させて、洗浄槽に収納した食器ラック中の食器に洗浄水やすすぎ水を吹付けて効率的に洗浄およびすすぎを行なうよう構成されている。
【0003】
前記食器洗浄機のノズル構造の一例を述べれば、図21に示す如く、洗浄槽14には、上方に開放する装着孔11を有する軸部10を垂直に固定した下部すすぎノズル装着部9が設けられており、該装着孔11に雌ネジ部11aが螺刻されている。この下部すすぎノズル装着部9に着脱自在に装着される下部すすぎノズル5は、水平方向に長い一辺を有する直方体状の下部すすぎノズルホルダ6と、このホルダ6の長手方向に互いに離間して配設された所定の長さを有する下部すすぎノズルパイプ7,7と、下部すすぎノズルホルダ6の底面に配設されて該ホルダ6を水平回転自在に枢支すると共に、その下部に雄ネジ部8aが螺刻されている下部すすぎノズルボルト8とから構成される。そして、下部すすぎノズルボルト8の雄ネジ部8aを、前記軸部10の雌ネジ部11aに螺入することで、下部すすぎノズル5が下部すすぎノズル装着部9に装着される。なお、すすぎノズル装着部9の軸部10には、3本の下部洗浄ノズルパイプ13,13,13を下部洗浄ノズルホルダ15に放射状に配設した下部洗浄ノズル12が、該ホルダ15を介して水平回転自在に配設され、該下部洗浄ノズル12と下部すすぎノズル5とが上下2段で配設されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記下部すすぎノズル5を定期的に清掃、点検、または補修等を行なう際には、該すすぎノズル5を下部ノズル装着部9から取外す必要がある。しかしながら、前記下部すすぎノズル5と下部ノズル装着部9とは螺合されており、両者5,9の螺合部を緩めて下部すすぎノズル5を取外したり、清掃、点検後に取付ける作業が煩雑で時間が掛かる難点が指摘される。また、下部すすぎノズル5には運転中に80℃以上の高温水が流通するので、運転直後には非常に熱くなると共に熱膨張を起こして螺合状態が強固になり、取外しを人手により直接行なう場合でも工具を使用して行なう場合でもその作業は非常に困難であった。更に、横に長い下部すすぎノズル5を水平に維持しながら雄ネジ部8aを雌ネジ部11aに螺入する作業が煩雑で、下部すすぎノズル5を斜めに取付けてしまった場合は、すすぎ水の噴射能力の低下を招くことにもなる。更にまた、取付けに際して各ネジ部8a,11aのネジ山を潰してしまい、確実に取付けられていない状態で運転されることで、下部すすぎノズル5が外れてしまうおそれもある。
【0005】
また前述の作業に手間が掛かる事実から、下部すすぎノズル5等の定期的な清掃等を怠る事態を生じ、その内部に経時的に洗浄時のカス、水アカ等が詰まり、食器洗浄機の本来の目的、機能である洗浄能力が低下してしまうと共に、雑菌等が繁殖して不衛生になる欠点も指摘される。
【0006】
【発明の目的】
この発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、ノズルの容易な着脱を可能にして、ノズルの定期的な清掃や点検等を簡単に行ない得るようにした食器洗浄機のノズル構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本願の第1の発明に係る食器洗浄機のノズル構造は、
洗浄槽に配設したノズルから噴射される洗浄水やすすぎ水等により食器を洗浄する食器洗浄機において、
前記ノズルに配設されたシャフトと、
前記洗浄槽に設けられ、前記シャフトの挿脱を許容する上方に開放する装着孔が形成されたノズル装着部と、
前記ノズル装着部の装着孔に挿入された前記シャフトを着脱自在に抜止めする抜止め手段とからなり、
前記抜止め手段、前記洗浄槽に配設されて、前記ノズル装着部の装着孔に挿入された前記シャフトの上端に対して接離自在なラックレールで構成し、
前記ラックレールを前記ノズル装着部の装着孔に挿入された前記シャフトの上端に近接することで該シャフトの上動を阻止すると共に、該ラックレールを前記シャフトの上端から離間することで前記ノズルをノズル装着部から取外し得るようにしたことを特徴とする。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本願の第2の発明に係る食器洗浄機のノズル構造は、
洗浄槽に配設したノズルから噴射される洗浄水やすすぎ水等により食器を洗浄する食器洗浄機において、
前記ノズルに配設されたシャフトと、
前記洗浄槽に設けられ、前記シャフトの挿脱を許容する装着孔が形成されたノズル装着部と、
前記ノズル装着部の装着孔に挿入された前記シャフトを着脱自在に抜止めする抜止め手段とからなり、
前記抜止め手段は、前記シャフトに配設した被係合部と、前記ノズル装着部に配設されて該被係合部に対して係脱自在な係合部材とから構成され、
前記係合部材は、洗浄水やすすぎ水等が供給されていない状態では前記シャフトの被係合部から離間する非係合位置に臨み、洗浄水やすすぎ水等の供給圧力を受けた際または加熱された際に、該係合部材が前記被係合部に係合する係合位置に変位するよう構成したことを特徴とする。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本願の第3の発明に係る食器洗浄機のノズル構造は、
洗浄槽に配設したノズルから噴射される洗浄水やすすぎ水等により食器を洗浄する食器洗浄機において、
前記ノズルに配設されたシャフトと、
前記洗浄槽に設けられ、前記シャフトの挿脱を許容する装着孔が形成されたノズル装着部と、
前記ノズル装着部の装着孔に挿入された前記シャフトを着脱自在に抜止めする抜止め手段とからなり、
前記抜止め手段は、前記シャフトの外周に形成した嵌合溝と、前記ノズル装着部における装着孔の内壁に開放する複数の係止孔から内方に突出可能に配設されたラッチボールと、このラッチボールを常には係止孔から突出させるよう付勢する弾性部材とから構成され、
前記シャフトを装着孔に挿入した際に、前記ラッチボールが嵌合溝に嵌合することでノズル装着部に前記ノズルが装着されると共に、該シャフトを装着孔から引抜くことにより、前記ラッチボールと嵌合溝との嵌合が解除されてノズルをノズル装着部から取外すことができるよう構成し、
前記洗浄水やすすぎ水等の供給水圧が加わっていない状態では、前記弾性部材の外側から離間する退避位置に臨んで、該弾性部材の外方への変形を許容することで前記ラッチボールが嵌合溝から離間する方向への移動を許容する抑制部材を備え、該抑制部材に洗浄水やすすぎ水等の供給水圧が加わった際には、抑制部材が前記弾性部材の外側の抑制位置に移動して、該弾性部材の外方への変形を抑制することで前記ラッチボールの嵌合溝から離間する方向への移動を抑制するよう構成したことを特徴とする。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本願の第4の発明に係る食器洗浄機のノズル構造は、
洗浄槽に配設したノズルから噴射される洗浄水やすすぎ水等により食器を洗浄する食器洗浄機において、
前記ノズルに配設されたシャフトと、
前記洗浄槽に設けられ、前記シャフトの挿脱を許容する装着孔が形成されたノズル装着部と、
前記ノズル装着部の装着孔に挿入された前記シャフトを着脱自在に抜止めする抜止め手段とからなり、
前記抜止め手段は、前記シャフトに配設されてノズル装着部に外嵌されるリング状の縮径可能な抑止部材と、前記ノズル装着部に上下動可能に配設され、前記抑止部材の外側に臨む圧接部材とから構成され、
前記圧接部材は、洗浄水やすすぎ水等の供給水圧が加わっていない状態では、該圧接部材のテーパ面が抑止部材のテーパ面に圧接されない非圧接位置に臨んで、該抑止部材は縮径されず、該圧接部材に洗浄水やすすぎ水等の供給水圧が加わった際には、圧接部材のテーパ面が抑止部材のテーパ面に圧接される圧接位置まで該圧接部材が移動し、このときに前記抑止部材が縮径してその内周面がノズル装着部の外周面に圧接するよう構成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る食器洗浄機のノズル構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら説明する。先ず、本発明のノズル構造が採用される食器洗浄機の基本構造につき、図1および図2を参照して説明する。該食器洗浄機17は、上方に全面開放する矩形状の洗浄槽18と、該洗浄槽18を上方から被蓋可能で昇降自在なケーシング状蓋体19とを基本的に備え、該蓋体19は洗浄槽18を被蓋した状態で、その内部に洗浄室20を画成するようになっている。洗浄槽18の内部には、図2に示す如く、温水供給源(図示せず)から圧力供給される温水の噴射反力により回転する下部洗浄ノズル21と、洗浄終了後に高温のすすぎ水を供給する下部すすぎノズル22とが、水平回転自在に枢支されている。また下部洗浄ノズル21および下部すすぎノズル22に対向する上部位置には、水平アーム(図示せず)を介して同じ機能を果す上部洗浄ノズル61および上部すすぎノズル62が枢支されている。
【0009】
【第1実施例】
第1実施例に係るノズル構造を構成する前記下部すすぎノズル22は、図3および図4に示す如く、水平方向に長い一辺を有する直方体状の下部すすぎノズルホルダ23と、このノズルホルダ23の長手方向に互いに離間して配設された所定の長さを有する2本の下部すすぎノズルパイプ24,24と、ノズルホルダ23の上面から底面に向けて挿通された下方に開放する中空の下部すすぎシャフト25とから基本的に構成される。下部すすぎシャフト25における下部すすぎノズルホルダ23の下方に延出する嵌合部26には、その全周に亘って第1嵌合手段(抜止め手段)としての嵌合溝26aが形成されると共に、その下端にはテーパ部26bが形成されている。そして、後述する下部すすぎノズル装着部27に対し、下部すすぎノズル22は下部すすぎシャフト25の嵌合部26を介して着脱自在に装着されるようになっている。なお嵌合部26には、下部すすぎノズルホルダ23から下部すすぎシャフト25が抜けるのを防止するためのスラストワッシャ31が、Eリング33を介して脱落しないように外挿されている。また、下部すすぎシャフト25に対して下部すすぎノズルホルダ23が水平回転自在に構成されると共に、該シャフト25と各下部すすぎノズルパイプ24とは連通し、下部すすぎシャフト25の内部を流通するすすぎ水が各ノズルパイプ24に供給されるよう構成してある。
【0010】
前記洗浄槽18に、下部すすぎノズル22が着脱自在に装着される円筒状の下部すすぎノズル装着部27が固定配置されており、該装着部27は、上方に開放して前記下部すすぎシャフト25における嵌合部26の挿入を許容する装着孔27aと、前記嵌合溝26aに嵌合する所定部位に設けられたボールラッチ構造の第2嵌合手段(抜止め手段)としての第2嵌合部28と、下部すすぎノズル22の装着時の水漏れを防止すると共に下部すすぎシャフト25の装着部27からの抜止め手段としても機能するOリング44とを備えている。前記第2嵌合部28は、図5に示す如く、下部すすぎノズル装着部27における内壁27bの所定高さ位置に、その周方向に等間隔で穿設された計8個の係止孔28bと、これら係止孔28bの穿設位置に対応して外壁27c側に開放する周状に形成されたボール設置部28cと、このボール設置部28c内において係止孔28bから一部が内方に突出する状態で収納される計8個のラッチボール28aと、ボール設置部28cに介挿されて各ラッチボール28aの係止孔28bから外壁27c方向への移動を許容する状態で内方に向けて弾性付勢する弾性部材としての弾性リング30とから構成される。すなわち前記ラッチボール28aは、常には係止孔28bから一部が内方に突出するよう弾性リング30で付勢されており、前記装着孔27aに下部すすぎシャフト25の嵌合部26を挿入した際に嵌合溝26aに嵌合して、該下部すすぎシャフト25を定位置で保持する。また内方からラッチボール28aを外方(外壁側)に向けて押す力が加わると、前記弾性リング30が弾性変形して該ボール28aが係止孔28bから引込み、嵌合部26の装着孔27aからの離脱を許容する。そして、ラッチボール28aを外方に押す力が無くなれば、前記弾性リング30が元の形状に戻って再び該ボール28aが内壁27bから突出するようになっている。なお弾性リング30の材料としては、硬質ゴム等が好適に使用されるが、適切な弾性(バネ性)を有していれば樹脂材料や板状のバネ鋼等の鉄系材料を用いることもできる。
【0011】
前記下部すすぎノズル装着部27に水平回転自在に外挿されて下部すすぎノズル22の下方に位置する下部洗浄ノズル21は、下部すすぎノズル装着部27の外側に同心的に形成した下部洗浄ノズル装着部40に水平回転自在に載置されるようになっている。すなわち、下部洗浄ノズル21は、上から見て略円形である下部洗浄ノズルホルダ35と、このノズルホルダ35に溶着されて周方向に等間隔で離間して放射状に延出している3本の下部洗浄ノズルパイプ36,36,36とから基本的に構成される。また下部洗浄ノズルホルダ35は、上下のカラー部材37,38と上下のホルダ部35a,35bとから構成される。上カラー部材37は、図3に示す如く、前記下部すすぎノズル装着部27の挿通を許容する中心通孔37aが形成された筒状体であって、その上端には所要径のフランジ37bが形成され、このフランジ37bに上ホルダ部35aが複数のネジ46を介して固定されている。なお、下部すすぎノズル装着部27における外壁27cの所定位置に、径方向に延出するフランジ32が形成され、下部すすぎノズル装着部27に中心通孔37aを介して回転自在に嵌挿した上カラー部材37の下端をフランジ32に当接することで、下部洗浄ノズル21が位置決めされるようになっている。
【0012】
前記下カラー部材38は、下部すすぎノズル装着部27より大径の中心通孔38aが形成された筒状体であって、該カラー部材38の外周に下ホルダ部35bが複数のネジ(図示せず)を介して固定されるようになっている。なお、下カラー部材38の外側には、その全周に亘って嵌合溝38bが形成され、該嵌合溝38bに下ホルダ部35bが嵌合された状態で取付けられるよう構成してある。また下ホルダ部38の内側に、その全周に亘って支持部38cが形成されている。
【0013】
前記下部洗浄ノズル装着部40は、下部すすぎノズル装着部27の外側に同心的に形成された筒状を呈し、その上端には全周に亘って溝部40aが形成され、該溝部40a中に下カラー部材38の支持部38cが非接触状態で臨んでいる。そして、下部洗浄ノズル装着部40の中心通孔40bを流通する洗浄水は、下カラー部材38の中心通孔38aを介して各下部洗浄ノズルパイプ36に供給されるようになっている。なお、上下のカラー部材37,38の材質としては、滑り易く、かつ洗浄水の高温に耐えうるプラスチック樹脂等が好適に使用される。
【0014】
前記下部すすぎノズル22の下部すすぎノズルホルダ23には、該ノズル22を下部すすぎノズル装着部27から取外すための操作レバー29が回動自在に配設され、該レバー29を待機位置から作動位置に向けて回動することで、下部すすぎノズル装着部27から下部すすぎノズル22を取外し得るよう構成されている。この操作レバー29は、断面円形の棒材を曲折加工したものであって、下部すすぎノズルホルダ23の両側面長手方向中央に回動自在に枢支される枢支部29d,29dと、該枢支部29d,29dに連設されて待機位置においては下部すすぎノズルホルダ23から上方に突出すると共に作動位置では該ホルダ23から下方に突出する半円形状の作用部29a,29aと、この作用部29a,29aに連設されて待機位置において一方の下部ノズルパイプ24を挟んで平行に延在する操作部29b,29bと、両操作部29b,29bの端部同士を連接して、下部ノズルパイプ24に上方から当接可能な半円形の当接部29cとから構成される。そして、下部すすぎノズル22を下部すすぎノズル装着部27に装着した状態で、待機位置に臨む操作レバー29を作動位置に向けて回動することで、前記作用部29a,29aが下部洗浄ノズル21の上端部に当接し、前記下部すすぎシャフト25を装着孔27aから引抜く方向に押上げ、これによって下部すすぎノズル22を取外すよう構成される。
【0015】
【第1実施例の作用】
次に、第1実施例に係る食器洗浄機のノズル構造の作用につき、以下説明する。図6に示す如く、前記下部すすぎノズル装着部27に装着されている下部すすぎノズル22を取外す場合は、前記当接部29cを下部すすぎノズルパイプ24に当接する待機位置に臨む操作レバー29を図示時計方向に回動させる。これにより操作レバー29の作用部29aが、図7に示す如く、下部洗浄ノズルホルダ35の上面である上ホルダ部35aに当接することになる。更に操作レバー29を時計方向に回動すると、前記作用部29aが上ホルダ部35aを滑りながら回動を続ける(図8参照)。この一連の動作によって、操作レバー29の時計方向への回動運動が、下部すすぎホルダ23を上方に押上げる力に変換され、この力により前記装着孔27aから下部すすぎシャフト25の嵌合部26が簡単に抜外される(図9参照)。すなわち、前記下部すすぎノズル装着部27の第2嵌合部28におけるラッチボール28aは、嵌合部26が引上げられることにより該嵌合部26の外表面に押されて前記弾性リング30に抗して係止孔28bから引込んで嵌合溝26aとの嵌合状態が解除される。これにより、嵌合部26の装着孔27aからの離脱が許容される。そして、嵌合部26がラッチボール28aの配設位置を通過すると、該ラッチボール28aは弾性リング30の弾力によって係止孔28bから内方に突出する。
【0016】
前述した下部すすぎノズル22の取外しには、操作レバー29の作用部29aを作用点、下部すすぎノズルホルダ23への枢支部29dを支点、操作部29bを力点とした操作レバー29によるテコの原理を利用して行なうので、小さな力で簡単に取外すことができる。なお、下部すすぎノズル22を下部すすぎノズル装着部27より抜外す力は、操作レバー29の作用部29aが上カラー部材37に当接して得られるものであるが、この際に加わる大きな力は滑り易い上カラー部材37に吸収される。この力の吸収により、前記作用部29aおよび上カラー部材37は損傷することもなく、スムーズに脱離操作をなし得る。また温水を用いたすすぎ直後は、下部すすぎノズル22が高温となっているが、操作レバー29は細く、操作部29bは高温水が流通する下部すすぎノズルパイプ24から離間しているため短時間で冷え、時間を置かずに操作が可能である。なお、下部すすぎノズルパイプ24から離間している操作レバー29の操作部29bに棒等の適当な道具を引掛けて該レバー29を回動させれば、高温状態であっても操作可能である。
【0017】
前記下部すすぎノズル装着部27から下部すすぎノズル22を取外した後は、前記下部洗浄ノズル21を上方に引上げるだけで、該ノズル21を下部すすぎノズル装着部27および下部洗浄ノズル装着部40から取外すことができる。これにより、下部すすぎノズル22および下部洗浄ノズル21の清掃、点検、または補修等を簡単かつ短時間で行なうことができ、両ノズル22,21を常に衛生的に保つことができる。
【0018】
前記下部すすぎノズル22および下部洗浄ノズル21を各対応の装着部27,40に装着する場合は、先ず下部洗浄ノズル21の上カラー部材37の中心通孔37aを下部すすぎノズル装着部27に挿通し、その下端を前記フランジ32に当接させる。このとき、下カラー部材38の支持部38cが下部洗浄ノズル装着部40の溝部40a中に非接触状態で臨み、当該下部洗浄ノズル21は装着部40に水平回転自在に装着される。またこの状態で、下部洗浄ノズル装着部40の中心通孔40bと各下部洗浄ノズルパイプ36は連通し、中心通孔40bを流通する洗浄水が各下部洗浄ノズルパイプ36に供給可能となる。
【0019】
次に、前記操作レバー29を待機位置(図6の位置)に戻した状態で、前記下部すすぎシャフト25の嵌合部26を、下部すすぎノズル装着部27の装着孔27aに挿入する。この場合に、嵌合部26の外径と装着孔27aの内径とは殆ど同じであり、装着時には両者の間に隙間ができないようになっているが、図10に示すように該嵌合部26の下端にはテーパ部26bが形成されているから、位置の確認を厳密にせずとも装着孔27aに嵌合部26を容易に挿入し得る。嵌合部26の挿入を続けると、図11に示す如く、前記テーパ部26bが係止孔28bを介して内壁27bから突出している計8個のラッチボール28aに当接するに至る。この状態から更に嵌合部26を挿入すると、前記テーパ部26bにより挿入による下向きの力が、効率的に嵌合部26を中心とする外向きの力に変わり、前記各ラッチボール28aは弾性リング30の弾力に抗してボール設置部28cの外周側に押出される(図12参照)。これにより、前記内壁27bの内方には前記嵌合部26の挿入を妨げる突出物はなくなり、該嵌合部26を円滑に挿入し得る。
【0020】
前記嵌合部26の嵌合溝26aと、前記ラッチボール28aの配設位置とが同じ高さになると、前記弾性リング30により常に内向きに付勢されているラッチボール28aが、図13に示す如く、内壁27bから突出して該嵌合溝26aに嵌合される。これにより、下部すすぎノズル装着部27に対して下部すすぎノズル22は位置決め状態で装着される。また下部すすぎノズル22の外周面に、下部すすぎノズル装着部27に配設したOリング44が密着的に当接し、水漏れを防止すると共に装着部27から下部すすぎシャフト25が容易に抜けるのは防止される。なおこの状態で、下部すすぎノズル装着部27の装着孔27aと各下部すすぎノズルパイプ24は連通し(図3参照)、装着孔27aを流通するすすぎ水が各下部すすぎノズルパイプ24に供給可能となる。また嵌合部26に外挿されている前記スラストワッシャ31が、前記下部洗浄ノズル21における下部洗浄ノズルホルダ35の上方に近接して臨み、該下部洗浄ノズル21が上方に移動するのを規制する。
【0021】
このように、下部すすぎノズル22の取外しや装着作業を簡単かつ短時間で行ない得るので、該ノズル22の点検や清掃等が容易となる。また、下部すすぎノズル22を取付ボルト等を用いて着脱自在に固定する従来のものに比べて、第1実施例の下部すすぎノズル22は取付ボルトが無い分だけ軽量化されている。なお、第1実施例ではボールラッチ構造の抜止め手段と、Oリングからなる抜止め手段とを併用した場合につき説明したが、何れか一方のみを単独で用いることでも下部すすぎノズルの抜止めを図り得る。また第1実施例では下部すすぎノズルの嵌合部に第1嵌合手段としての嵌合溝を形成し、下部すすぎノズル装着部の装着孔にラッチボールからなる第2嵌合手段を設けた場合につき説明したが、両者の関係を入れ替えて、下部すすぎノズルの嵌合部にラッチボールからなる第1嵌合手段を設け、下部すすぎノズル装着部の装着孔に第2嵌合手段としての嵌合溝を形成する構成としてもよい。
【0022】
【第2実施例】
図14および図15は、第2実施例に係るノズル構造を示すものであって、基本的な構成は前述した第1実施例と同一であるので、異なる部分についてのみ説明する。前記下部すすぎノズル装着部27に下部洗浄ノズル21および下部すすぎノズル22を装着した状態で、前記下部洗浄ノズル21の上カラー部材37の上面と、下部すすぎノズル22のスラストワッシャ31の下面との間に所要の隙間Sが画成され、下部洗浄ノズル21は隙間Sの分だけ上方に移動可能に構成されている。また前記下部洗浄ノズル21の上カラー部材37における中心通孔37aには、前記第2嵌合部28における弾性リング30の外方への変形を抑制可能なリング状の抑制部材70が配設されている。すなわち、下部洗浄ノズル21の上カラー部材37における下端が前記フランジ32に当接した状態で、前記抑制部材70は弾性リング30の外側から下方に離間する退避位置(図15(a))に臨み、この状態では弾性リング30の外方への変形を許容する。また洗浄運転に際して下部洗浄ノズル21に洗浄水が供給され、その供給水圧によって下部洗浄ノズル21がスラストワッシャ31に当接する位置まで押上げられたときには、前記抑制部材70は弾性リング30の外側の抑制位置(図15(b))に臨み、この状態では弾性リング30の外方への変形を抑制するよう構成される。
【0023】
このように構成された第2実施例に係るノズル構造では、ボールラッチ構造およびOリング44等の抜止め手段により下部すすぎノズル22が下部すすぎノズル装着部27に装着された状態で、洗浄運転に際して下部洗浄ノズル21に洗浄水が供給されると、その供給水圧によって下部洗浄ノズル21は、図15(b)に示す如く、前記隙間Sの分だけ上昇して上カラー部材37がスラストワッシャ31に当接する。このとき、上カラー部材37に配設されている前記抑制部材70は、前記弾性リング30の外側の抑制位置に臨むので、該弾性リング30の外方への変形は抑制される。すなわち、洗浄運転に際して下部すすぎノズル22を上方へ押上げる力が加わっても、ラッチボール28aの外方への移動は、弾性リング30および抑制部材70により抑制されるから、該ボール28aと対応する嵌合溝26aとの嵌合状態が解除されることはなく、運転時に下部すすぎノズル22が抜けるのは確実に防止される。
【0024】
また、前記下部洗浄ノズル21への洗浄水の供給が停止すれば、該ノズル21は自重により下降し、図15(a)に示すように、前記抑制部材70は弾性リング30の外側から離間する退避位置に臨む。従って、前述したように前記操作レバー29を操作して下部すすぎホルダ23を上方に押上げれば、前記下部すすぎノズル装着部27の第2嵌合部28におけるラッチボール28aは、前記嵌合部26が引上げられることにより該嵌合部26の外表面に押されて前記弾性リング30に抗して係止孔28bから引込んで嵌合溝26aとの嵌合状態が解除される。これにより、嵌合部26の装着孔27aからの離脱が許容される。
【0025】
【第3実施例】
図16および図17は、第3実施例に係るノズル構造を示すものであって、基本的な構成は前述した第1実施例と同一であるので、異なる部分についてのみ説明する。前記下部すすぎシャフト25の下端は、前記下部ノズル装着部27の装着孔27aに挿入したときに、前記フランジ32の形成位置より下方に臨むと共に、該下端近傍の外周面に被係合部71が凹設されている。これに対して前記下部ノズル装着部27における被係合部71と対応する位置には、径方向に貫通する貫通孔72が穿設されている。また前記下部洗浄ノズル装着部40の洗浄水が流通する中心通孔40bに臨む下部ノズル装着部27の外面に、前記貫通孔72を介して被係合部71に対して係脱自在な係合部材73が配設されており、該係合部材73は、常には引張りばね74によって被係合部71から離間する係合位置(図16)に臨むよう構成される。そしてこの係合部材73は、洗浄運転に際して前記下部洗浄ノズル21に洗浄水が供給されたときには、その供給水圧を受けて引張りばね74の弾力に抗して被係合部71に係合する係合位置(図17)に変位するよう設定されている。
【0026】
このように構成された第3実施例に係るノズル構造では、ボールラッチ構造およびOリング44等の抜止め手段により下部すすぎノズル22が下部すすぎノズル装着部27に装着された状態で、洗浄運転に際して下部洗浄ノズル21に洗浄水が供給されると、その供給水圧によって係合部材73は、図17に示す如く、前記引張りばね74の弾力に抗して被係合部71に係合する係合位置に変位する。従って、洗浄運転に際して下部すすぎノズル22を上方へ押上げる力が加わっても、前記下部すすぎシャフト25の被係合部71に下部すすぎノズル装着部27の係合部材73が係合して上方への移動を規制しているので、運転時に下部すすぎノズル22が抜けるのは確実に防止される。
【0027】
また、前記下部洗浄ノズル21への洗浄水の供給が停止すれば、前記係合部材73は、図16に示す如く、引張りばね74の弾力によって被係合部71から離間する非係合位置に変位する。従って、前述したように前記操作レバー29を操作して下部すすぎホルダ23を上方に押上げれば、前記下部すすぎノズル22は下部すすぎノズル装着部27から離脱される。
【0028】
なお、第3実施例においては、ボールラッチ構造およびOリングの抜止め手段を省略し、被係合部と係合部材とからなる抜止め手段のみを採用してもよい。また、第3実施例では係合部材を引張りばねと洗浄水の供給水圧により非係合位置と係合位置との間を変位させる場合につき説明したが、該係合部材を形状記憶合金で形成することにより、洗浄水の温度で非係合位置と係合位置との間を変位させるようにすることが可能である。例えば、常温では非係合位置に臨んでいる係合部材が、洗浄水に晒されて所要温度まで加熱された際に、下部すすぎシャフトの被係合部と係合する係合位置に臨むように形状記憶処理を施すことで対応し得る。そして、この場合は引張りばねを省略することができ、より構造を簡略化し得るものである。
【0029】
【第4実施例】
図18は、第4実施例に係るノズル構造を示すものであって、基本的な構成は前述した第1実施例と同一であるので、異なる部分についてのみ説明する。前記下部すすぎシャフトホルダ23の下面に、前記下部すすぎノズル装着部27の上端を覆うリング状の抜止め手段としての抑止部材75が一体に設けられている。この抑止部材75は、周方向の一箇所に切欠75aが形成されて、径方向に縮径可能に構成されると共に、その下端外周縁には下方に向かうにつれて内側に傾斜するテーパ面75bが形成されている。また前記下部洗浄ノズル21の上カラー部材37の上面には、前記抑止部材75の外側に臨む抜止め手段としての圧接部材76がリング状に突設され、その内周部には抑止部材75のテーパ面75bと対応するテーパ面76aが形成されている。なお、前記下部すすぎノズル装着部27に下部洗浄ノズル21および下部すすぎノズル22を装着した状態で、前記下部洗浄ノズル21の上カラー部材37の上面と、下部すすぎノズル22の抑止部材75の下端との間には所要の隙間Sが画成され、下部洗浄ノズル21は隙間Sの分だけ上方に移動可能に構成されている。
【0030】
すなわち、下部洗浄ノズル21の上カラー部材37における下端が前記フランジ32に当接した状態で、前記圧接部材76のテーパ面76aは抑止部材75のテーパ面75bに圧接されない非圧接位置に臨み、この状態では抑止部材75は縮径されないようになっている。そして、洗浄運転に際して下部洗浄ノズル21に洗浄水が供給され、その供給水圧によって下部洗浄ノズル21が上方に押上げられたときには、前記圧接部材76は圧接位置まで上昇し、そのテーパ面76aと抑止部材75のテーパ面75bとのテーパ作用によって抑止部材75を切欠75aの分だけ縮径し、このとき抑止部材75の内周面が下部すすぎノズル装着部27の外周面に圧接されるよう構成してある。
【0031】
このように構成された第4実施例に係るノズル構造では、ボールラッチ構造およびOリング等の抜止め手段を用いることなく、下部すすぎノズル22における下部すすぎシャフト25の嵌合部26を下部すすぎノズル装着部27の装着孔27aに嵌挿する。このとき、前記下部洗浄ノズル21における上カラー部材37の上面と、下部すすぎノズル22における抑止部材75の下端との間には所要の隙間Sが画成されると共に、抑止部材75の内周面は下部すすぎノズル装着部27の外周面には圧接されていない。この状態で洗浄運転に際して下部洗浄ノズル21に洗浄水が供給されると、その供給水圧によって下部洗浄ノズル21は、前記隙間Sの分だけ上昇して圧接部材76は非圧接位置から圧接位置まで移動し、そのテーパ面76aが抑止部材75のテーパ面75bに圧接される。これにより、抑止部材75は切欠75aの分だけ縮径し、その内周面は下部すすぎノズル装着部27の外周面に圧接される。すなわち、洗浄運転に際して下部すすぎノズル22を上方へ押上げる力が加わっても、抑止部材75が下部すすぎノズル装着部27に圧接されているから、運転時に下部すすぎノズル22が容易に抜けるのは防止される。
【0032】
また、前記下部洗浄ノズル21への洗浄水の供給が停止すれば、該ノズル21は自重により下降し、前記圧接部材76は圧接位置から非圧接位置まで移動する。従って、前述したように前記操作レバー29(図18では図示を省略してある)を操作して下部すすぎホルダ23を上方に押上げれば、前記下部すすぎノズル装着部27から下部すすぎノズル22を簡単に取外すことができる。なお第4実施例においては、前述したボールラッチ構造またはOリング等の抜止め手段を併用してもよい。
【0033】
【第5実施例】
図19および図20は、第5実施例に係るノズル構造を示すものであって、基本的な構成は前述した第1実施例と同一であるので、異なる部分についてのみ説明する。但し、下部すすぎシャフト25と下部すすぎノズル装着部27との装着にはボールラッチ構造の抜止め手段は採用していない。すなわち、この第5実施例では、食器洗浄機17の洗浄槽18に配設されるラックレール(規制部材)77を、下部すすぎノズル22の抜止め手段として用いている。このラックレール77は、食器が収容されたラック(図示せず)を、洗浄槽18の所定位置に載置するべく機能するものであって、前記下部すすぎノズル装着部27の装着孔27aに挿入された前記下部すすぎシャフト25の上端(装着孔27aからの抜外し側)に対して接離自在に構成されている。なお、下部すすぎシャフト25の上端には、アジャストボルト78が配設され、ラックレール77と下部すすぎシャフト25の上端との間隔を調節可能に構成してある。
【0034】
このように構成された第5実施例に係るノズル構造では、前記下部すすぎノズル装着部27に下部すすぎノズル22を装着した状態で、前記ラックレール77をラックが載置可能な状態とすることで、図19に示すように、該ラックレール77が下部すすぎシャフト25の上端に近接(当接)して該シャフト25の上動を阻止する。従って、洗浄運転に際して下部すすぎノズル22を上方へ押上げる力が加わっても、ラックレール77により下部すすぎシャフト25の上方への移動は阻止されているから、運転時に下部すすぎノズル22が抜けるのは確実に防止される。また下部すすぎノズル22を下部すすぎノズル装着部27から取外す際には、図20に示すようにラックレール77を下部すすぎシャフト25の上端から離間させるだけで、下部すすぎノズル装着部27から下部すすぎノズル22を簡単に取外すことができる。
【0035】
なお、下部すすぎノズルの抜止め手段としては、ラックレールに載置されるラック(規制部材)を用いてもよい。すなわち、ラックレールにラックを載置したときに、該ラックの底面が下部すすぎシャフトの上端に近接(当接)するよう設定することで、洗浄運転時の下部すすぎノズルの好適な抜止めを達成し得る。またラックレールやラックで下部すすぎシャフトを上方から押える構成では、該シャフトがノズル装着部に完全に装着されていなかった場合であっても、これをラックレールやラックで押えることで完全に装着することができる。
【0036】
本発明のノズル構造は、下部すすぎノズルの実施に限定されず、上部すすぎノズルあるいは上下の洗浄ノズルの取付け構造としても採用し得る。また各実施例に係る抜止め手段を適宜に選択して併用することも可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上に述べた如く、本発明に係る食器洗浄機のノズル構造によれば、ノズル装着部の装着孔に挿入されたシャフトを着脱自在に抜止めする抜止め手段を設けたことにより、ノズルの装着および取外しに要する時間と手間が大幅に低減されると共に、ボルト等の重量物を使用しないので、ノズルが軽量化されて作業時の負担および運転時の回転負荷も低減される。また構造的にボルトのようにねじ込むことで固定しないので、ねじ込みの忘れおよび過多に伴い生ずる不具合の発生を防止し得る。
【0038】
また抜止め手段としてボールラッチ構造を採用した場合は、洗浄水やすすぎ水によって、シャフトの嵌合溝とノズル装着部のラッチボールとの嵌合状態を保持する抑制位置と、嵌合溝からのラッチボールの離間を許容する退避位置とを移動する抑制部材を併用することで、食器洗浄機の運転時にノズルが抜けるのを確実に防止することができる。更には、ノズルに設けた操作レバーによって装着部から該ノズルを簡単に取外し得るよう構成してあるので、定期点検および清掃をより容易に行ない得るようになり、食器洗浄機を衛生的に保ち得ると共に、その性能を充分に引出し、信頼性も向上させ得る利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る食器洗浄機の要部概略斜視図である。
【図2】実施例の食器洗浄機を一部欠いて示す側面図である。
【図3】第1実施例のノズル構造の側断面図である。
【図4】第1実施例のノズル構造の要部概略斜視図である。
【図5】第1実施例の下部すすぎノズル装着部を一部切欠いて示す概略斜視図である。
【図6】第1実施例の下部すすぎノズルの取外し工程を示す説明図である。
【図7】第1実施例の下部すすぎノズルの取外し工程を示す説明図である。
【図8】第1実施例の下部すすぎノズルの取外し工程を示す説明図である。
【図9】第1実施例の下部すすぎノズルの取外し工程を示す説明図である。
【図10】第1実施例の下部すすぎノズルの装着工程を示す説明図である。
【図11】第1実施例の下部すすぎノズルの装着工程を示す説明図である。
【図12】第1実施例の下部すすぎノズルの装着工程を示す説明図である。
【図13】第1実施例の下部すすぎノズルの装着工程を示す説明図である。
【図14】第2実施例のノズル構造の一部を断面で示す側面図である。
【図15】第2実施例のノズル構造の動作説明図である。
【図16】第3実施例のノズル構造の係合部材を非係合状態で示す側断面図である。
【図17】第3実施例のノズル構造の係合部材を係合状態で示す側断面図である。
【図18】第4実施例のノズル構造の一部を断面で示す側面図である。
【図19】第5実施例のノズル構造のラックレールを係合状態で示す一部側断面図である。
【図20】第5実施例のノズル構造のラックレールを非係合状態で示す側面図である。
【図21】従来の技術に係るノズル構造の要部概略斜視図である。
【符号の説明】
18 洗浄槽,22 下部すすぎノズル,23 下部すすぎノズルホルダ
25 下部すすぎシャフト,26a 嵌合溝(第1嵌合手段,抜止め手段)
27 下部すすぎノズル装着部,27a 装着孔,27b 内壁
28 第2嵌合部(第2嵌合手段,抜止め手段),28a ラッチボール
28b 係止孔,29 操作レバー,29a 作用部
30 弾性リング(弾性部材),70 抑制部材,71 被係合部(抜止め手段)
73 係合部材(抜止め手段),75 抑止部材(抜止め手段)
76 圧接部材(抜止め手段),77 ラックレール(規制部材,抜止め手段)

Claims (5)

  1. 洗浄槽(18)に配設したノズル(22)から噴射される洗浄水やすすぎ水等により食器を洗浄する食器洗浄機において、
    前記ノズル(22)に配設されたシャフト(25)と、
    前記洗浄槽(18)に設けられ、前記シャフト(25)の挿脱を許容する上方に開放する装着孔(27a)が形成されたノズル装着部(27)と、
    前記ノズル装着部(27)の装着孔(27a)に挿入された前記シャフト(25)を着脱自在に抜止めする抜止め手段(77)とからなり、
    前記抜止め手段、前記洗浄槽(18)に配設されて、前記ノズル装着部(27)の装着孔(27a)に挿入された前記シャフト(25)の上端に対して接離自在なラックレール (77)で構成し、
    前記ラックレール (77) を前記ノズル装着部 (27) の装着孔 (27a) に挿入された前記シャフト (25) の上端に近接することで該シャフト (25) の上動を阻止すると共に、該ラックレール (77) を前記シャフト (25) の上端から離間することで前記ノズル (22) をノズル装着部 (27) から取外し得るようにした
    ことを特徴とする食器洗浄機のノズル構造。
  2. 洗浄槽(18)に配設したノズル(22)から噴射される洗浄水やすすぎ水等により食器を洗浄する食器洗浄機において、
    前記ノズル(22)に配設されたシャフト(25)と、
    前記洗浄槽(18)に設けられ、前記シャフト(25)の挿脱を許容する装着孔(27a)が形成されたノズル装着部(27)と、
    前記ノズル装着部(27)の装着孔(27a)に挿入された前記シャフト(25)を着脱自在に抜止めする抜止め手段(71,73)とからなり、
    前記抜止め手段は、前記シャフト(25)に配設した被係合部(71)と、前記ノズル装着部(27)に配設されて該被係合部(71)に対して係脱自在な係合部材(73)とから構成され、
    前記係合部材(73)は、洗浄水やすすぎ水等が供給されていない状態では前記シャフト(25)の被係合部(71)から離間する非係合位置に臨み、洗浄水やすすぎ水等の供給圧力を受けた際または加熱された際に、該係合部材(73)が前記被係合部(71)に係合する係合位置に変位するよう構成した
    ことを特徴とする食器洗浄機のノズル構造。
  3. 洗浄槽(18)に配設したノズル(22)から噴射される洗浄水やすすぎ水等により食器を洗浄する食器洗浄機において、
    前記ノズル(22)に配設されたシャフト(25)と、
    前記洗浄槽(18)に設けられ、前記シャフト(25)の挿脱を許容する装着孔(27a)が形成されたノズル装着部(27)と、
    前記ノズル装着部(27)の装着孔(27a)に挿入された前記シャフト(25)を着脱自在に抜止めする抜止め手段(26a,28a,30)とからなり、
    前記抜止め手段は、前記シャフト(25)の外周に形成した嵌合溝(26a)と、前記ノズル装着部(27)における装着孔(27a)の内壁(27b)に開放する複数の係止孔(28b)から内方に突出可能に配設されたラッチボール(28a)と、このラッチボール(28a)を常には係止孔(28b)から突出させるよう付勢する弾性部材(30)とから構成され、
    前記シャフト(25)を装着孔(27a)に挿入した際に、前記ラッチボール(28a)が嵌合溝(26a)に嵌合することでノズル装着部(27)に前記ノズル(22)が装着されると共に、該シャフト(25)を装着孔(27a)から引抜くことにより、前記ラッチボール(28a)と嵌合溝(26a)との嵌合が解除されてノズル(22)をノズル装着部(27)から取外すことができるよう構成し、
    前記洗浄水やすすぎ水等の供給水圧が加わっていない状態では、前記弾性部材(30)の外側から離間する退避位置に臨んで、該弾性部材(30)の外方への変形を許容することで前記ラッチボール(28a)が嵌合溝(26a)から離間する方向への移動を許容する抑制部材(70)を備え、該抑制部材(70)に洗浄水やすすぎ水等の供給水圧が加わった際には、抑制部材(70)が前記弾性部材(30)の外側の抑制位置に移動して、該弾性部材(30)の外方への変形を抑制することで前記ラッチボール(28a)の嵌合溝(26a)から離間する方向への移動を抑制するよう構成した
    ことを特徴とする食器洗浄機のノズル構造。
  4. 洗浄槽(18)に配設したノズル(22)から噴射される洗浄水やすすぎ水等により食器を洗浄する食器洗浄機において、
    前記ノズル(22)に配設されたシャフト(25)と、
    前記洗浄槽(18)に設けられ、前記シャフト(25)の挿脱を許容する装着孔(27a)が形成されたノズル装着部(27)と、
    前記ノズル装着部(27)の装着孔(27a)に挿入された前記シャフト(25)を着脱自在に抜止めする抜止め手段(75,76)とからなり、
    前記抜止め手段は、前記シャフト(25)に配設されてノズル装着部(27)に外嵌されるリング状の縮径可能な抑止部材(75)と、前記ノズル装着部(27)に上下動可能に配設され、前記抑止部材(75)の外側に臨む圧接部材(76)とから構成され、
    前記圧接部材(76)は、洗浄水やすすぎ水等の供給水圧が加わっていない状態では、該圧接部材(76)のテーパ面(76a)が抑止部材(75)のテーパ面(75b)に圧接されない非圧接位置に臨んで、該抑止部材(75)は縮径されず、該圧接部材(76)に洗浄水やすすぎ水等の供給水圧が加わった際には、圧接部材(76)のテーパ面(76a)が抑止部材(75)のテーパ面(75b)に圧接される圧接位置まで該圧接部材(76)が移動し、このときに前記抑止部材(75)が縮径してその内周面がノズル装着部(27)の外周面に圧接するよう構成した
    ことを特徴とする食器洗浄機のノズル構造。
  5. 前記ノズル(22)に設けられるノズルホルダ(23)に作用部(29a,29a)を有する操作レバー(29)が回動自在に配設され、ノズル(22)をノズル装着部(27)に装着した状態で、操作レバー(29)の回動によってノズルホルダ(23)からノズル装着部(27)側に突出する作用部(29a,29a)を該装着部(27)の上端に当接させることで、前記シャフト(25)を装着孔(27a)から引抜く方向に付勢するよう構成した請求項1〜4の何れかに記載の食器洗浄機のノズル構造。
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