JP3548391B2 - 電気湯沸かしポット装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンク内に入れられた液体を電動式機構で吸引し吐出する電気湯沸かしポット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電気湯沸かしポット等の給湯装置として、モータ駆動源を利用した小型ポンプ装置が種々提案されており、その一例を図15及び図16に示して説明する。
【0003】
電気湯沸かしポット61は、外枠体62内に液体を入れるための貯水タンク63が配置されており、貯水タンク63の外側には貯水タンク63の内部と外枠体62の外部とを連通する連通管64が設けられている。なお、貯水タンク63内に入れられた水等の液体は、図示しない電熱装置によって加熱することができるようになっている。
【0004】
なお、連通管64は、一端が貯水タンク63の下端部に設けられた吸入口65に連通され、他端が外枠体62の上方に形成された吐出口66に連通するようになっている。これによって、貯水タンク63と外枠体62の外側とが連通管64によって連通されている。また、連通管64の吸入口65の近傍には、液体を汲み上げるための電動式の小型ポンプ装置67が設けられている。
【0005】
このように構成された電気湯沸かしポット61は、小型ポンプ装置67の図示しないインペラを回転させてインペラの回転中心に負圧を形成することにより、貯水タンク63側の液体をインペラの回転中心内に吸引した後、吐出口66方向に送出するものとなっている。なお、小型ポンプ装置67は、貯水タンク63の底の下側のスペースに制御基板68と共に配置されている。
【0006】
上述した小型ポンプ装置67では、貯水タンク63内で沸騰した液体を揚水する際に、キャビテーション現象が発生するという問題がしばしば生じる。なお、キャビテーション現象とは、沸点近傍まで温度が上昇している液体をインペラ周辺まで汲み上げる際に、インペラ周辺の負圧のため液体の沸点が低くなり、液体がインペラ周辺で一気に気化し、気体が充満してしまったり、液体が沸騰した際に発生する気泡が、インペラ周辺で一気に膨張し空気等の気体でインペラが配置されている室が充満されてしまうという現象のことをいう。沸騰させた湯を汲み上げる際に、このようなキャビテーション現象が発生してインペラの回転中心に気体が集中すると、小型ポンプ装置67が空回りしてしまい湯を汲み上げられない。
【0007】
なお、このようなキャビテーション現象を防止する小型ポンプ装置として、例えば、特開平7−217600号公報に記載されたような構造を有する小型ポンプ装置69が提案されている(図17参照)。この小型ポンプ装置69は、上述した電気湯沸かしポット61の底の部分、すなわち小型ポンプ装置67と同様な位置に配置されるものとなっている。この小型ポンプ装置69は、回転軸70を有するモータ71と、回転軸70に固定されたインペラ72と、インペラ72を格納する渦室73と、回転軸70の先端部分に固定されたスクリュー羽根74とを有している。すなわち、モータ71の回転軸70には、インペラ72とスクリュー羽根74とが同軸上に固定されている。
【0008】
渦室73は、インペラ72の回転中心を中心とする円柱状空間として形成されており、吸入口75と図示しない吐出口を有している。吸入口75は、連通管64によって貯水タンク63と連通されている。なお、吸入口75内には、回転軸70に固定されたスクリュー羽根74が延出されている。また、吐出口は、連通管64によって吐出口66に連通している。
【0009】
上述したように構成された小型ポンプ装置69は、モータ71が起動し回転軸70が回転することによって、インペラ72が回転する。すると、小型ポンプ装置69は、インペラ72の回転中心付近に負圧が発生し、貯水タンク63側の液体を渦室73内に吸引することとなる。なお、このときインペラ72の回転中心で発生するキャビテーション現象を抑えるように、スクリュー羽根74もインペラ72と一体的に回転している。すなわち、スクリュー羽根74が回転することによって、貯水タンク63側の液体を積極的にインペラ72の回転中心に送り込み、インペラ72の回転中心が空気で充満し空回りするのを防止している。
【0010】
また、電気湯沸かしポットではなく、陸上で用いられるポンプ装置として、水の速やかな吸い上げを行うためにポンプ部を2つ設けたポンプ装置が知られている(実開昭61−66693号公報参照)。このポンプ装置80は、図18に示すように、渦巻きポンプ81の羽根車82の回転をフレキシブルワイヤ83を介して軸流羽根車84に伝えている。なお、このフレキシブルワイヤ83は、結合変換部85,86を介して駆動力を伝達するものとなっている。
【0011】
このポンプ装置80では、動作を開始させると、吸込管87の下端部に充満している水が吸込管87内を上昇し、上方の渦巻きポンプ81のケーシング内に侵入する。その後、上方の渦巻きポンプ81によって水は吸入され排出されていく。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した電気湯沸かしポット61では、小型ポンプ装置67,69が、貯水タンク63の底と外枠体62の底との間に設けられるので、貯水タンク63の底と外枠体62の底との間に小型ポンプ装置67,69を設置するスペースが必要となり、このために底相互間の高さHが大きくなり、製品全体の高さが高くなってしまうという問題が生じている。
【0013】
また、小型ポンプ装置67,69のインペラ収納部分が連通管64の最も低い位置に設置されるので、水から出る析出物(水酸化カルシウム)等が溜まり易い構成となっている。しかも、従来の小型ポンプ装置67,69においては、その析出物が堆積しないような特別な措置や、あるいは堆積した析出物を除去するような構成が全く取られていない。このような状況において、析出物がインペラの周辺に堆積すると、その析出物がインペラの回転に支障を来たし、モータがロックしてしまうという危険性を有している。
【0014】
さらに、小型ポンプ装置69では、キャビテーション現象を防止するため、インペラ72の近傍に同軸上にスクリュー羽根74を配置したが、このスクリュー羽根74が逆にインペラ72の吸引動作の障害となる。そこで、小型ポンプ装置69では、スクリュー羽根74を吸入口75の内壁に密接させることによりスクリュー羽根74自体に大きなポンプ能力を持たせて、小型ポンプ装置69全体としてポンプ性能を維持するようにしている。しかしながら、スクリュー羽根74の外径を吸入口75の内壁に密接させるには、高度な加工精度が必要となり、製品としての量産性に欠けるという問題が生じている。加えて、スクリュー羽根74の外径を吸入口75の内壁に密接させると、その部分に析出物が挟まってモータがロックするという問題も生じる。
【0015】
また、貯水タンク63内の水を電熱装置で加熱し沸騰させた後に吐出口66から吐出させる際、連通管64内の水は加熱されていないため、最初のコップ1杯程度の湯はどうしてもぬるくなってしまうという問題が生じている。
【0016】
また、実開昭61−66693号公報に示されるポンプ装置80は、フレキシブルワイヤ83を使用しているため、結合変換部85,86が必要となり装置が大型化してしまう。特に、その結合変換部85,86の取り付け部が吸込管87の外部に突出し、目障りかつスペース的なロスとなる。さらに、このポンプ装置80は、汲み上げのみを考慮したものであり、吸込管85内の水を逆方向に流そうとしても渦巻きポンプ81の吸込力に対して軸流羽根車84の逆方向への駆動力は十分とならず、逆方向への水の移動は不可能なものとなっている。また、軸流羽根車84の場合、実際に適用すると、揚程力を十分とれないものとなる。そのため、特に小型化された小型ポンプ装置では、渦巻きポンプ81の部分まで水を上げることができない場合が多くなる。
【0017】
本発明では、上述した問題に鑑みて、電気湯沸かしポット等の製品に組込む際に、製品全体の大きさや高さに影響を及ぼすことがなく、しかも液体を両方向に駆動できる電気湯沸かしポット装置を提供することを目的とする。また、本発明は、貯水タンクに入れる液体から出る析出物、特に水から出る水酸化カルシウム等の堆積に起因するモータロック等の不具合の発生しにくい構造の電気湯沸かしポット装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は、高い加工精度をそれ程必要としない構成でキャビテーション現象を抑えることが可能であると共に、最初の1杯がぬるいという問題を解消し得る電気湯沸かしポット装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の電気湯沸かしポット装置では、外枠体の内部に、液体を入れるための貯水タンクと、該貯水タンク内の液体を温めるための電熱装置と、貯水タンクの下部に連通する立ち上がり部並びに立ち上がり部に連通し外枠体の外部に連通するための吐出部を有し貯水タンク内の液体を外枠体の外部に吐出させるための連通管と、該連通管の途中部分に配置され液体を汲み上げるための電動式ポンプ機構とを設けた小型ポンプ装置を備えた電気湯沸かしポット装置において、貯水タンクと外枠体の間に、インペラを有する遠心ポンプ部と、スクリューを有するスクリューポンプ部とを備え、遠心ポンプ部を貯水タンクの上部に設けた吐出部の高さに設けると共に、スクリューポンプ部を貯水タンクの底部の高さに設け、遠心ポンプ部とスクリューポンプ部との間であって貯水タンクの側部に、立ち上がり部を構成するストレートパイプを設け、スクリューとインペラを双方向回転モータの出力軸と一体回転する軸に取り付けている。
【0028】
また、本発明の電気湯沸かしポット装置は、貯水タンクと、連通管と、電動式ポンプ機構とを有している。そして、貯水タンクの底の部分にポンプ機構を配置せずに、貯水タンクの外側に配置された連通管の立ち上がり部内の上方及び下方、すなわち、貯水タンクの吐出部の高さ及び底部の高さに、それぞれ遠心ポンプ部およびスクリューポンプ部を1つずづ配置した構成としている。このため、ポンプ機構が全体の高さ方向の寸法に大きな影響を与えず、デザイン及び大きさに設計の自由度を持たせることができる。すなわち、連通管内に遠心ポンプ部およびスクリューポンプ部を配置し、これらの協働作用により液体を汲み上げているので、遠心ポンプ部およびスクリューポンプ部を小型化できると共に、それらを貯水タンクと外枠体の間の必要最小限のスペースに入れ込むことが可能となる。
【0029】
なお、貯水タンクの外側に配置された連通管の立ち上がり部内の上方にインペラを配置し、下方にスクリューを配置した構成とすると、液体の両方向移動が可能となり各種の機能を持たせることができるものとなる。例えば、ポンプを逆回転させることにより、水から出る析出物等が堆積しづらくなり、モータロック等の不具合を防止でき好ましいものとなる。また、インペラとスクリューとを離して配置すると、スクリューがインペラの吸引動作を阻害せずにキャビテーション現象を防止することとなる。そのため、インペラの吸引力は十分なものとなり、結果としてスクリューポンプ部は、インペラに対してキャビテーション現象防止のための呼び水を供給する程度のポンプ性能を有していれば足りることとなる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態における電気湯沸かしポット装置を図1から図12に基づき説明する。なお、小型ポンプ装置1は、電気湯沸かしポット装置2に組込まれたものとして説明する。
【0031】
電気湯沸かしポット装置2は、図1に示すように、一端側に底部3aを有する略円筒形状の外枠体3の内部に貯水タンク4を収納し、その貯水タンク4上の外枠体3の開口部に蓋5を開閉自在に取り付けている。また、貯水タンク4の上端周縁は、外側に折れ曲がるように形成された折曲部4aとなっており、この折曲部4aが外枠体3の内側に形成された肩部6の段部6aに係合することによって、貯水タンク4は外枠体3の内側に支持されている。
【0032】
また、外枠体3の前面上部中央部分には、外側に突出するように形成されたくちばし部7が設けられており、このくちばし部7の下側面には、貯水タンク4から送られてくる液体を吐出させるための吐出口部8が形成されている。また、外枠体3の外周面でくちばし部7の下側には、貯水タンク4内の液体の量の目安を知るための水位表示窓9が設けられている。
【0033】
外枠体3内部で貯水タンク4の外側には、貯水タンク4内の液体を外枠体3の外部に吐出させるための連通管10が配置されている。この連通管10は、吸引部11と、スクリューポンプ部12と、ストレートパイプ13と、渦室14と、吐出部15から構成されている。なお、スクリューポンプ部12、ストレートパイプ13及び渦室14は、立ち上がり部を構成している。スクリューポンプ部12は、図2に示すように、電動式ポンプ機構16の一部となっているスクリュー17を格納する円筒状の空間で形成されており、ストレートパイプ13の下端に連結されている。また、渦室14は、図2に示すように、ストレートパイプ13の上方に配置されたケース体18の一部分で形成され、ストレートパイプ13の上部に配置されている。そして渦室14は、電動式ポンプ機構16の一部となっているインペラ19を格納する円筒状の空間となっている。この渦室14とインペラ19等で遠心ポンプ部を形成している。
【0034】
また、連通管10のストレートパイプ13と平行な位置には、図3に示すような、ストレートパイプ13を補強するための補強板20が配置されている。この補強板20は、図2,図3及び図4に示すように、一端側20aの4つのねじ孔20bが渦室14の外側の固定部18aに形成された4つのねじ孔18aaに合わされた後ねじで固定され、他端側20cの4つのねじ孔20dがポンプ室12の外側の固定部23に形成された4つのねじ孔23aaに合わされた後ねじで固定される。
【0035】
また、吸引部11は、図1及び図5に示すように、貯水タンク4の底面の周縁部分に形成された連通口21によって貯水タンク4の内部に連通する略U字型のパイプ部材で形成されている。
【0036】
スクリューポンプ部12は、図5に示すように、吸引部11とストレートパイプ13とを直角に連結するものとなっており、略円筒形状のケース体で形成されている。スクリューポンプ部12の下端部には、吸引部11と連結された引込み口22が設けられている。また、スクリューポンプ部12の外側には、図2,4及び5に示すように、補強板20の一端側を固定するための固定部23が形成されている。なお、この補強板20の他端側は、ケース体18の外側に形成された固定部18aに固定されるようになっている。また、スクリューポンプ部12の上端縁部分には、防水キャップ24が嵌め込まれている。この防水キャップ24は、食品衛生法及び食品添加物用の規格基準に適合したゴム製の器具で形成されており、スクリューポンプ部12とストレートパイプ13との連結を強固なものとしている。
【0037】
また、図2に示すように、ストレートパイプ13は、下端がスクリューポンプ部12の上端部分に連結され、上端が渦室14に連結された円筒状部材で形成されている。そして、ストレートパイプ13は、透明ガラス等の透明な部材で形成されており、水位表示窓9よりストレートパイプ13内の液体の水位が視認できるようになっている。そして、このストレートパイプ13内の水位を見ることにより貯水タンク4内の液体の残量を推定できるものとなっている。なお、ストレートパイプ13と渦室14との連結部分には、防水キャップ25が嵌め込まれている。この防水キャップ25は、防水キャップ24と同様、食品衛生法及び食品添加物用の規格基準に適合したゴム製の器具で形成されており、ストレートパイプ13と渦室14との連結を強固なものとして連結部分からの漏水を防止している。
【0038】
遠心ポンプ部の渦室14は、電動式ポンプ機構16の一部となっている。すなわち、電動式ポンプ機構16は、図2に示すように、下方のスクリューポンプ部12と、ストレートパイプ13と、上方の渦室14とインペラ19等からなる遠心ポンプ部と、モータ26とから主に構成されている。そして、その構成要素は、主に、ストレートパイプ13の上方に配置されるケース体18と、ケース体18に支持されたモータ26と、モータ26の回転駆動力によって回転するシャフト27と、シャフト27に固定されたインペラ19及びスクリュー17とからなっている。なお、インペラ19を有する遠心ポンプ部及びスクリュー17を有するスクリューポンプ部12は、回転することにより液体を吸引する揚水部材となっている。そして、渦室14は、ケース体18の一部となっており、吐出部15に連結されている。なお、渦室14については、後で詳述する。
【0039】
吐出部15は、渦室14に連結され水平方向に延出された送水管28と、送水管28より送られてきた液体を外枠体3の外部に吐出させるための吐出管29と、送水管28と吐出管29との間に設けられた安全弁装置30とから形成されている。なお、この吐出部15は、くちばし部7と肩部6との間に収まるように配置されている。そして、吐出管29の先端部分は吐出口部8と連結されており、この吐出口部8は、図5に示すように、くちばし部7に形成されたアンダーカバー31に設けられた吐出開口32に臨んでいる。
【0040】
安全弁装置30は、安全弁ケース33内に収納された転倒時安全弁34と、傾斜時安全弁35から構成されている。転倒時安全弁34は、電気湯沸かしポット装置2が転倒した際に、送水管28を閉塞するものとなっている。また、傾斜時安全弁35は、電気湯沸かしポット装置2を後ろ方向に傾斜させた際に送水管28を閉塞するものとなっている。
【0041】
貯水タンク4の下側には、図5に示すように、電熱装置36が設けられている。この電熱装置36を稼動させることによって、貯水タンク4内の液体が加熱されることとなる。また、貯水タンク4の底面の周縁部分には、連通管10と連通する連通口21が設けられている。このように、貯水タンク4は、連通管10を介して外枠体3の外部と連通している。
【0042】
なお、図2に示すように、連通管10のストレートパイプ13の上方に配置されたケース体18は、モータ収納部37と渦室14とに分離されている。すなわち、ケース体18は、図6に示すように、略円筒形状の部材で形成されており、上端縁には係合部39が形成されている。この係合部39は、図2に示すように、カップ状に形成された中ケース38を係合するものとなっている。そして、ケース体18の上側から中ケース38を挿入し、係合部39に、中ケース38の上端部分に形成された突起部40を係合させることにより、ケース体18の略上半分の部分には、中ケース38が嵌合配置される。これにより、ケース体18は、上側の部屋、すなわちモータ26を支持するモータ収納部37と、下側の部屋、すなわちインペラ19を格納する渦室14とに分離されることとなる。
【0043】
中ケース38の内側には、モータ26の平面部に固定された樹脂性のプレート41と係合してモータ26を支承する段部42が形成されている。モータ26は、中ケース38に入れる際に、段部42にプレート41が当接するため、中ケース38の途中部分までのみ進入するようになっており、略半分は中ケース38の上側に突出した状態で嵌まっている。なお、モータ26の上側に突出した部分には、モータ端子43を保護するモータキャップ44が被せられている。
【0044】
また、モータ26の上方の外枠体3には、図7に示すように、閉塞蓋45が設けられており、閉塞蓋45にリード線46に通じた一対の可動側接点47が取り付けられている。そして、可動側接点47は、閉塞蓋45を閉じた際に、モータ26の上端面に形成されたモータ端子43に接触するようになっている。リード線46は、図示しない制御回路基板に接続され、外部から吐出ボタンが操作された際に、制御回路基板からの信号によりモータ26が駆動されるようになっている。
【0045】
また、モータ26のプレート41が固定されている側の面の中央からは、モータ出力軸48が回転自在に延出している。このモータ出力軸48の先端部分は、中ケース38の中央部分38aに進入している。また、モータ出力軸48の途中部分には、インペラ19を誘導するためのドーナツ形の誘導マグネット49がマグネット保持部材49aを介して固定されている。この誘導マグネット49は、この実施の形態では乾式軸方向異方性フェライト磁石を使用しているが、希土類マグネット等他のマグネットとしてもよい。
【0046】
なお、中ケース38の底部分には、この底部分よりさらに下側、すなわち渦室14へ突出するように形成された軸固定部50が形成されている。この軸固定部50には、渦室14に格納されるインペラ19を回転自在に支承する固定軸51が嵌合固定されている。
【0047】
渦室14は、インペラ19を回転自在に格納する空間となっており、図8に示すように、液体を貯水タンク4側から吸引する吸込部52と、吐出部15の送水管28と連結されて吸引した液体を吐出口8側へ排出する排出部53とを有している。吸込部52は、図8に示すように、渦室14の底部分でインペラ19の回転中心からずれた位置に形成されている。さらに、吸込部52の近傍には、図9に示すように、渦室14の底部分の一部より吸込部52に向かって徐々に深くなる凹部から形成される斜面部54が設けられている。また、この斜面部54と吸込部52を挟んで反対側には、渦室14の内周壁より内側に突出するように形成された突起部18bが形成されている。
【0048】
このような構成によって、渦室14は、インペラ19の回転方向によって液体の吸引力に差が出るようになっている。すなわち、インペラ19が、図6において矢示A方向(正方向)に回転すると、ストレートパイプ13側の液体が、吸込部52から吸込能力を若干弱められながら吸込まれるが、その際、斜面部54を伝って渦室14内に吸込まれ易くなる。
【0049】
逆にインペラ19が、図8において矢示B方向(逆方向)に回転すると、吸込部52が中心からずれているため、吸引力は小さくなると共に、突起部18bによりケース体18とインペラ19とのギャップが狭くなるため吐出口部8側への液体の移動がしづらくなる。しかも、吸込部52の回転前方に斜面部54がくるため、渦室14内の液体が斜面部54を伝ってストレートパイプ13側へ逆流し易くなる。この結果、インペラ19を逆回転させた場合は、インペラ19部分のの吸込能力は低くなり、スクリュー17の回転力によって液体が逆流し易いようになる。
【0050】
インペラ19は、PPS等の樹脂磁性材で形成され、図10に示すように、軸部55と複数枚の羽根部56とからなり、軸部55の上側部分には、固定軸51に対して回転自在となる嵌合孔57が設けられている。この嵌合孔57の内周面の1ヶ所に溝57aが形成され、軸受60の外周に設けられる突起が嵌合することによって、軸受60が嵌合孔57内に嵌められるようになっている。また、嵌合孔57の下面には、下方のD型嵌合孔55aに貫通する貫通孔57bが形成されている。なお、軸受60は、図2及び図7に示すように、インペラ19を固定軸51に対して回転自在に支承させるためのものとなっており、底面に半球状の突起60aを有するカップ形状で形成されている。
【0051】
なお、軸受60は、上述したように形成したが、図11に示すように、底面Xより入口Yに向かって徐々に広がるテーパー状の側面を有するカップ形状で形成された軸受60’としても良い。この軸受60’を採用すると、インペラ19の回転中心と固定軸51の軸中心とに微妙なずれが生じた状態で組込まれたとしても、固定軸51が軸受60’の内側に傷を付けたりこじるという危険性が減少するものとなる。
【0052】
また、インペラ19の複数枚の羽根部56には、中ケース38内に配置されている誘導マグネット49に磁気誘導されるための90°毎の4極面着磁がなされている。すなわち、モータ26が駆動し、モータ出力軸48が回転すると、誘導マグネット49に磁気誘導されて渦室14内で回転するようになっている。なお、インペラ19が回転すると、インペラ19の回転中心には負圧が発生し、ストレートパイプ13内の空気や液体等を回転中心に吸引する作用が働くこととなる。
【0053】
また、インペラ19の軸部55の下側部分には、シャフト27の断面D型とされた上端27aがD型嵌合孔55aに嵌合固定されている。なお、シャフト27は、ストレートパイプ13内に配置され、下端はストレートパイプ13の下方に配置されたスクリュー17に固定されている。したがって、インペラ19とスクリュー17は、同軸上に離れた位置で固定されていることとなる。
【0054】
なお、スクリュー17は、PPS等の樹脂材で形成されている。そして、スクリュー17は、複数状の螺旋形状に形成されたリードスクリューで形成されており、スクリューポンプ部12内に格納されている。そのため、スクリュー17は、シャフト27が正方向に回転する際には、吸引部11側の液体を渦室14側に移動させ、逆にシャフト27が逆方向に回転する際には、渦室14側の液体を吸引部11側に逆流させるようになっている。なお、このスクリュー17の外径は、スクリューポンプ部12の内壁に対して精度よく構成されているものではなく、そのためポンプ性能としてはインペラ19の部分より弱いものとなっている。これによって、スクリューポンプ部12は組立加工が容易で量産性の高いものとすることができる。
【0055】
この実施の形態のスクリュー17は、5回転(=1,800°)の連続形成されたスクリューとなっているが、360°以下の1ピッチのスクリューをつなぎ合わせる形状としても良い。また、ピッチは、約8.0mm、圧力角25°進み角11.9等としているが、他の数値のものとしても良い。さらに、スクリュー17の外周部とストレートパイプ13の内周面との間隙は、0.7〜0.8mmとしているが、製造上及びスクリューポンプ部12としての機能を考慮すると、0.5〜1.2mmが好ましい。さらに、スクリュー17は、360°のものを1つとしたり、1080°(=3回転)等他の個数としても良い。数が少なくても十分汲み上げ力は確保できる。しかし、逆流の作用は、数を少なくすると弱くなる。よって、スクリューの数としては1〜5が好ましく、2つまたは3つが最も好ましい。
【0056】
このように、スクリューポンプ部12は、インペラ19を有する遠心ポンプ部と比してポンプ性能が低いものとなっている。その役割としては、▲1▼正回転時、少なくともインペラ19の部分まで液体を供給する▲2▼逆回転時、液体を逆流させるという2つの働きを有している。なお、インペラ19を有する遠心ポンプ部は、ポンプ性能が高いものとなっており、一旦液体が渦室14内に供給されると、確実に大量に液体を吐出できるものとなっている。しかしながら、渦室14の回転中心は負圧となっており、沸騰した湯を汲み上げる際には、沸点に近い温度となっている湯が気化したり、湯が気化する際に発生する泡が膨張したりしてキャビテーション現象が生じる。
【0057】
すなわち、正回転時、仮に遠心ポンプ部にキャビテーションが発生しても、スクリュー17がキャビテーションを防止するようにインペラ19の回転中心に湯を確実に供給する。また、逆回転時、スクリュー17は、渦室14や連通管10内の液体を逆流させ貯水タンク4へ戻す。特に、この実施の形態では、逆回転時、遠心ポンプ部の吸引作用が弱くなるため、その戻り量は多くなる。
【0058】
なお、スクリュー17は、図12及び図13に示すように、上側にシャフト27の断面D型の下端27bがその断面D型の第1嵌合凹部17aに嵌合することにより一体回転するように嵌合固定されているが、下側には小シャフト58の断面D型の上端58aが断面D型の第2嵌合凹部17bに嵌合することにより一体回転するように固定されている。この小シャフト58は、スクリューポンプ部12の下端に固定配置されたスライドベアリング59の半球状の突起59aに突き当たり回転自在に支承されている。
【0059】
なお、スライドベアリング59は、底面に突起59aを有するカップ形状で形成されているが、図14に示すように、側面の内側が、底面X’より入口Y’に向かって広がるテーパー形状に形成されたスライドベアリング59’としても良い。このスライドベアリング59’を採用すると、小シャフト58の回転中心がスライドベアリング59’の中心に対して多少ずれた状態で組込まれたとしても、小シャフト58がスライドベアリング59’の内側を傷つけたりこじってしまう危険性が減少するものとなる。
【0060】
また、第2嵌合凹部17b内は、入口部分は断面円形の凹部で形成され、途中部分より奥の部分が断面D型の凹部で形成されているが、断面D型で形成された奥の部分の直線状に形成された内壁には、図13に示すように、円弧状に内周側に突出した形状で形成された突起部17c,17cが設けられている。この突起部17c,17cは、小シャフト58の上端58aの平面部分と当接するようになっている。このような構成によって、シャフト27は、ストレートパイプ13内で回転自在に支承されている。
【0061】
次に、上述したように構成された小型ポンプ装置1を組込んだ電気湯沸かしポット装置2の動作について説明する。
【0062】
まず、湯沸かしの準備動作として、蓋5を開けて貯水タンク4に水を投入する。すると、貯水タンク4内に投入した水の一部は、連通口21から吸引部11へ排出され、スクリューポンプ部12内へ進出する。なお、このとき、貯水タンク4内へ投入した水の容量により、さらに水はスクリューポンプ部12よりストレートパイプ13の途中部分まで上っていく。そして、貯水タンク4に投入した水の容量に応じた位置で止まる。ストレートパイプ13の水面の位置は、水位表示窓9から見ることが可能で、これにより貯水タンク4内の内容量の推定が可能となる。すなわち、この状態では、吸引部11及びスクリューポンプ部12内へは完全に水が浸入し、貯水タンク4及びストレートパイプ13に関してはそれらの途中部分まで水が入っていることとなる。
【0063】
このような状態で電熱装置36に通電して貯水タンク4内の水を加熱する。水が沸騰すると、このとき発生する蒸気は、蓋5に設けた蒸気孔5aから外部に排出され、モータ26や可動側接点47、モータ端子43を収納するモータキャップ44部分への侵入は肩部6によって遮断される。また、沸騰時に飛び跳ねる湯も、同様に肩部6によって遮断される。
【0064】
湯を吐出させるときは、閉塞蓋45を閉めて可動側接点47とモータ端子43とが接触した状態として吐出ボタン(図示省略)を操作することにより、電動式ポンプ機構16のモータ26を正回転方向に駆動させる。すると、誘導マグネット49を固定したモータ出力軸48が、中ケース38内で正方向に回転する。
【0065】
このように誘導マグネット49が正方向に回転すると、羽根部56に着磁を施されたインペラ19がシャフト27及びスクリュー17と共に一体的に正方向に回転する。まず、スクリュー17の回転により貯水タンク4の湯がストレートパイプ13内を上昇する。このため、ストレートパイプ13内の加熱されていない水が遠心ポンプ部側に押し上げられ入っていく。一方、この後、遠心ポンプ部に水が供給されると、インペラ19の回転中心には、負圧が発生し、渦室14内にはストレートパイプ13内の水を吸引する吸引力が発生する。そして、渦室14内に侵入してきた水は、排出部53より送水管28及び吐出管29を経由して吐出口部8より外枠体3の外部に供給される。
【0066】
このようにして、インペラ19の回転によりストレートパイプ13から吸引し吐出口部8より吐出させた最初の水は、貯水タンク4内で加熱されたものではないので冷たいままである。この冷たいままの水に続き、貯水タンク4内で加熱された湯が、スクリュー17の回転によりストレートパイプ13からインペラ19に供給されると、インペラ19の回転により、湯は吐出口8方向に供給される。
【0067】
このとき、インペラ19の回転中心は負圧になっており、沸点に近い温度となっている湯が気化したり、または泡が膨張したりして、インペラ19の回転中心が空気で充満するキャビテーション現象を起こす恐れがある。しかしながら、本発明の実施の形態においては、スクリュー17によってインペラ19の回転中心に湯を連続的に供給するためキャビテーション現象が起こりにくくなっている。
【0068】
なお、最初に吐出する水が冷たいという状態を嫌う場合、すなわち最初の1杯から熱い湯が必要な場合は、次のようなモード設定ができるようにして対応することができる。すなわち、所定のボタンを操作することにより、まず電動式ポンプ機構16のモータ26が逆方向に駆動されるようにする。すると、インペラ19、シャフト27及びスクリュー17が逆回転する。なお、インペラ19が逆回転時には、遠心ポンプ部まで水が漬かっている場合は多少吸引力が働くが、上述した渦室14の構造に起因しその吸引力が低くなるのを利用して、スクリュー17は、ストレートパイプ13内の水をすばやく貯水タンク4側へ戻す。
【0069】
これによって、貯水タンク4の外にあって加熱されなかった水が、貯水タンク4内で沸騰した湯に混ざり加熱された状態となる。その後、モータ26は自動的に正方向に駆動され、熱い湯が最初から吐出される。なお、このようなモード設定機能ではなく、戻しボタン(図示省略)のようなものを配置し、その動作によって逆方向駆動させ、その後、吐出ボタンを押すようにしても良い。
【0070】
また、電気湯沸かしポット装置2を洗浄する場合は、以下のようにする。まず、蓋5を開けて貯水タンク4に適量の水を投入する。すると、貯水タンク4内に投入した水の一部は、連通口21から吸引部11へ排出され、スクリューポンプ部12およびストレートパイプ13を上っていく。
【0071】
このような状態で貯水タンク4内に洗浄剤を投入し、例えば、湯あか洗浄ボタン(図示省略)を操作する。すると、電熱装置36が通電されて貯水タンク4内の水を加熱する。その加熱と同時または沸騰後に、モータ26は逆回転に駆動される。これにより、ストレートパイプ13内の水は貯水タンク4内に戻される。水が貯水タンク4内に戻る程度のタイミングまたは一定時間後に、今度はモータ26は正回転される。すると、貯水タンク4内の洗浄剤が投入された湯は、ストレートパイプ13および渦室14内に汲み上げられる。このような動作を繰り返すことによって、電気湯沸かしポット装置2の連通管10の内部、すなわちインペラ19周辺及びスクリュー17周辺等の主要部分は全て洗浄されることとなる。
【0072】
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
【0073】
また、小型ポンプ装置1は、ストレートパイプ13と渦室14とを連通する吸込部52が、インペラ19の回転中心からずれた位置に設けられているが、吸込部は渦室14内のインペラ19の回転中心に形成されても良い。しかしながら、本実施の形態は、上述した構成をとることにより、モータを逆回転させて、連通管10内の液体を貯水タンク4側へスムーズに逆流させることが可能となり、これにより、連通管10内の加熱されていない液体を貯水タンク4内に戻して温めることができる、連通管10内の洗浄を行うことができる、という効果を有することとなる。
【0074】
さらに、小型ポンプ装置1は、スクリュー17の外径寸法をスクリューポンプ部12の内径に対して余裕のあるもので構成したが、スクリュー17の外周縁とスクリューポンプ部12の内周縁との隙間寸法を小さいものとして構成しても良い。この場合、部品組立及び部品加工の難易度が向上し、製造効率が低下する可能性があるが、完成品としてはスクリュー部分のポンプ能力の高い小型ポンプ装置となる。
【0076】
また、本発明の電気湯沸かしポット装置は、ポンプ機構が貯水タンクと外枠体の間の必要最小限のスペースに入れ込まれたため、全体の高さ方向の寸法に大きな影響を与えず、デザイン及び大きさに設計の自由度を持たせることができる電気湯沸かしポット装置となる。さらに、連通管内の液体を双方向に移動可能な小型ポンプを組込むと、連通管内の冷たくなった水を貯水タンク内の湯に戻すことが可能となり、これによって最初の1杯目から熱い湯を供給できる電気湯沸かしポット装置となる。しかも、連通管内や揚水部材も貯水タンク内と同時に洗浄可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における小型ポンプ装置を組込んだ電気湯沸かしポット装置の全体を示した一部断面斜視図である。
【図2】図1に示した電気湯沸かしポット装置の電動ポンプ機構を示した一部断面図である。
【図3】図1に示した小型ポンプ装置の補強板を矢示III方向から見た図である。
【図4】図1に示した電気湯沸かしポット装置の小型ポンプ装置付近を示した一部断面図である。
【図5】図2に示した電動ポンプ機構を矢示V方向からみた図である。
【図6】図2に示した小型ポンプ装置のケース体部分を矢示VI方向から示した縦断面図である。
【図7】図1に示した電気湯沸かしポット装置に組込まれた小型ポンプ装置のモータ周辺部を拡大して示した一部断面図である。
【図8】図6に示したケース体を矢示VIII方向から見た図である。
【図9】図8に示したケース体のIX−IX断面図である。
【図10】図2に示した小型ポンプ装置のインペラを示した縦断面図である。
【図11】図2に示した小型ポンプ装置の軸受の変形例を示した縦断面図である。
【図12】図2に示した小型ポンプ装置のスクリューを示した縦断面図である。
【図13】図12に示したスクリューの軸部分を矢示XII方向から見た図である。
【図14】図2に示した小型ポンプ装置のスライドベアリングの変形例を示した縦断面図である。
【図15】従来技術の電気湯沸かしポットの全体を示した模式図である。
【図16】図15に示した電気湯沸かしポットを上から示した図である。
【図17】従来技術の小型ポンプ装置を示した縦断面図である。
【図18】他の従来技術の小型ポンプ装置を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 小型ポンプ装置
2 電気湯沸かしポット装置
3 外枠体
4 貯水タンク
10 連通管
12 スクリューポンプ部
13 ストレートパイプ(立ち上がり部の一部)
14 渦室
15 吐出部
16 電動式ポンプ機構
17 スクリュー
18 ケース体(遠心ポンプ部の一部)
19 インペラ
26 モータ
27 シャフト(軸)
36 電熱装置
48 モータ出力軸
52 吸込部
53 排出部
54 斜面部
Claims (1)
- 外枠体の内部に、液体を入れるための貯水タンクと、該貯水タンク内の液体を温めるための電熱装置と、上記貯水タンクの下部に連通する立ち上がり部並びに立ち上がり部に連通し上記外枠体の外部に連通するための吐出部を有し上記貯水タンク内の液体を上記外枠体の外部に吐出させるための連通管と、該連通管の途中部分に配置され上記液体を汲み上げるための電動式ポンプ機構とを設けた小型ポンプ装置を備えた電気湯沸かしポット装置において、
上記貯水タンクと上記外枠体の間に、インペラを有する遠心ポンプ部と、スクリューを有するスクリューポンプ部とを備え、
上記遠心ポンプ部を、上記貯水タンクの上部に設けた吐出部の高さに設けると共に、上記スクリューポンプ部を、上記貯水タンクの底部の高さに設け、
上記遠心ポンプ部と上記スクリューポンプ部との間であって上記貯水タンクの側部に、上記立ち上がり部を構成するストレートパイプを設け、
上記スクリューと上記インペラを双方向回転モータの出力軸と一体回転する軸に取り付けていることを特徴とする電気湯沸かしポット装置。
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