JP3547929B2 - マルチビーム用パラボラ反射鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なる方向へ複数の電波を送受信可能なマルチビーム用パラボラ反射鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
1台のオフセットパラボラアンテナまたは通常のパラボラアンテナにおいて、異なる方向からそれぞれ到来する複数の電波を受信することがある。例えば静止軌道上の異なる位置にある複数の放送衛星や通信衛星からの電波を、1台のオフセットパラボラ反射鏡または通常のパラボラ反射鏡によって受信することがある。
【0003】
この場合、少なくとも1波の電波は、アンテナの正面方向とは異なる方向から反射鏡に入射する。そのため、この電波のオフセットパラボラ反射鏡への進行方向に直交する面へのオフセットパラボラ反射鏡の投影面積が、アンテナの正面方向から電波が入射する場合よりも小さくなる。さらに、収差によって、オフセットパラボラ反射鏡が反射した電波の等位相の点が、一点に集中せず拡散する。これらの原因によって、利得の低下が起こる。また、オフセットパラボラ反射鏡に限らず、通常のパラボラ反射鏡の場合にも同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この利得の低下を補正するため、送信出力を上げたり(送信アンテナの場合)、オフセットパラボラ反射鏡のF/D(Fはオフセットパラボラ反射鏡の焦点距離、Dはオフセットパラボラ反射鏡の開口径)を大きくしたり、オフセットパラボラ反射鏡のアンテナ径を大きくしたり、また、アンテナ全体で受信性能を補償する手段としてオフセットパラボラに付属するコンバータのNF性能を向上させる等の対策が必要である。しかし、これらの対策をとるにはコストが高くなり、技術的及び設置上の制約を受ける。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決したマルチビーム用パラボラ反射鏡を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、反射鏡の開口面における左右方向をX軸とし、上下方向をY軸とし、前後方向をZ軸とする座標系において、上記反射鏡の鏡面を表す関数を、数1としたものである。
【0007】
【数1】
x2 +y2 =4(F+g(x、y))z
【0008】
但し、g(x、y)は、数2で表される。
【0009】
【数2】
g(x、y)=k1(y+α)+k2(|x|+β)
【0010】
αは−(of+D)以上かつ(of+D)以下の値であり、βは−(D/2)以上かつ(D/2)以下の値であり、ofは反射鏡のオフセット量で0以上の値、Dは反射鏡をX−Y平面に投影した円の直径(開口径)、Fは反射鏡の焦点距離、k1、k2は係数である。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のマルチビーム用パラボラ反射鏡において、k2=0、k1<0、α=−(of+D/2)としたものである。即ち、g(x、y)は数3で表される。
【0012】
【数3】
g(x、y)=k1(y−of−D/2)
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のマルチビーム用パラボラ反射鏡において、k1=0、k2>0、β=0としたものである。即ち、g(x、y)は、数4で表される。
【0014】
【数4】
g(x、y)=k2|x|
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1記載のマルチビーム用パラボラ反射鏡において、k1=0としたものである。即ち、g(x、y)は、数5で表される。
【0016】
【数5】
g(x、y)=k2(|x|+β)
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1記載のマルチビーム用パラボラ反射鏡において、k1=k2、α=−(of+D/2)、β=0としたものである。即ち、g(x、y)は数6で表される。
【0018】
【数6】
g(x、y)=k(y−(of+D/2)+|x|)
【0019】
但しk=k1=k2である。
【0020】
請求項6記載の発明は、請求項1記載のマルチビーム用パラボラ反射鏡において、k1、k2が−0.2以上でかつ0.2以下であるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1(a)、(b)に示すように、オフセットパラボラ反射鏡2の鏡面の左右方向をX軸、同上下方向をY軸、同前後方向をZ軸とし、オフセットパラボラ反射鏡2の鏡面とZ軸との交点を原点とし、電波Eの方向をX−Z平面に投影した場合に、Z軸となすビーム偏向角をθbとする。なお、反射鏡2の鏡面は、x2 +y2 =4Fzで表される。
【0022】
電波ベクトルEに直交する面にオフセットパラボラ反射鏡を投影した投影面Mを考えると、投影面Mは反射鏡2の開口面に対応する電波Eの等位相面と考えられる。
【0023】
反射鏡2のY方向の上端を点Pa、下端をPu、X方向の正側端をPr、負側端をPlとすると、各点に対応する等位相面M上の点をMa、Mu、Mr、Mlを考えることができる。点Ma、Mu、Mr、Mlは等位相面M上の点であるので、これらの点での電界の位相は等しい。
【0024】
等位相面Mの任意の点、例えばMaを通過した電界は、電波Eの方向に平行に伝播し、反射鏡2上の点、例えばPaで反射し、反射鏡2の焦点Fの付近へ向かう。
【0025】
等位相面Mから伝播路に沿って等距離の点の集合は、等位相点の集合となる。等位相面M上の各点Ma、Mu、Mr、Mlに対応し、かつ焦点Fの近傍にある等位相点をFa、Fu、Fr、Flとする。また、等位相面Mの中心点をMcとすると、Mcを通過した電界は、反射鏡2の中心点Pcに到達し、E′の方向に反射される。また、E′方向における点Mc、Pcに対応する等位相点をFcとすると、原点0とFcとを結ぶ線がZ軸となす角度をθb′(フィード偏位角)とする。このとき、等位相点Fc、Fa、Fu、Fr、Flが最も集密化する状況は、X−Z平面に投影すれば、Fcを中心として広がりを持ち、Y−Z平面に投影すれば、概ねE′方向に直交する曲面状に拡散する。また、PcとFとを結ぶ線とZ軸とのなす角度をθo(オフセットパラボラアンテナのオフセット角)とする。
【0026】
反射鏡2の右半面を代表する点としてPr、反射鏡の左半面を代表する点としてPlを選んだとき、線分MrPrと線分MlPlとは平行で、図1(a)に示すようにX、Z軸の値がそれぞれ正の値である方向から電波Eが到来する場合、線分MrPr<線分MlPlであるので、線分PrFr>線分PlFlとなる。何故なら、線分MrFrは線分MlFlと等しく、線分MrFrは線分MrPrと線分PrFrとからなり、線分MlFlは線分MlPlと線分PlFlとからなるからである。
【0027】
オフセット角θo>ビーム偏向角θbの条件下では、線分PrFrと線分PlFlとはE′方向(線分PcFc方向)に対して概ね対称であるので、図1(a)、(b)に示すように、点Fr、FlのX−Z面投影のX方向の拡散は小さく、Y−Z面投影のY−Z方向、特にY方向の拡散が大きくなる。
【0028】
同様に反射鏡2の上半面を代表とする点としてPa、下半面を代表する点としてPuを選んだとき、線分PaF−線分PaFa>線分PuF−線分PuFuとなり、かつ図1(a)、(b)に示すように点Pc、Pa、Pu、Fc、Fa、Fuは同一曲面上にあって、点Fa、Fuは図1(a)、(b)の例では、線分PcFcを挟んで、線分PCを基準としてみるとFuはY方向、X方向ともに−側に、FaはY方向、X方向共に+側にある。
【0029】
従って、Fa、Fc、Fuの拡散は、X、Y、Z各方向に広がりを持つ直線に近い或る曲線となる。この等位相点の拡散の状態を図2(a)、(b)に示す。
【0030】
このような等位相点の拡散を減少させるため、例えば修整関数g(x、y)として数7を使用する場合を考える。
【0031】
【数7】
g(x、y)=k|x|
【0032】
但し、kは0よりも大きい。この場合、鏡面を表す関数は、数8で表される。
【0033】
【数8】
x2 +y2 =4(F+k|x|)z
【0034】
但し、kは正の値の係数である。この場合、鏡面は、図1(a)に点線で示すように鏡面の中心Pcを基点として、xの値が大きい程通常のパラボラ反射鏡に比較してzの値が小さい(全体として浅い)関数となる。反射鏡の右端Pr′とこれに対応する等位相面上の点との距離、反射鏡の左端Pl′とこれに対応する等位相面上の点との距離が、それぞれ大きくなっており、かつPr′、Pl′の法線が、Pr、Plの法線よりもZ軸、即ちPcの法線に近くなっているので、Fr′、Fl′はFc′に近づくことになり、Fc′付近の等位相点の密度が高くなる。従って、利得が向上する。
【0035】
修整関数g(x、y)を数9とすると、X軸方向に鏡面が広がる時の基点をずらすことができる。
【0036】
【数9】
g(x、y)=|x|+β
【0037】
但し、|β|≦D/2である。従ってβを適切に選択することによってFc′付近の等位相点の密度をさらに高くしたり、例えば2つの異なる方向から到来する電波に対応することができる。
【0038】
また、修整関数g(x、y)として数10を使用する場合について考える。
【0039】
【数10】
g(x、y)=k(y−of−D/2)
【0040】
ただし、kは0よりも小さい値である。上述したように、図1(a)、(b)の例では、PcFcを基準として、FuはFcよりX方向、Y方向共に−側の位置にあり、FaはFcよりもX方向、Y方向共に+側の位置にある。これを反射鏡面全体について考えると、反射鏡2の下半面の各点(Puを含む。)に対応する等位相点の集合はFcよりもX方向、Y方向共−側の位置にあり、反射鏡2の上半面の各点(Paを含む。)に対応する等位相点の集合はFcよりもX方向、Y方向共+側の位置にある。
【0041】
修整関数g(x、y)を含むパラボラ関数は、x2+y2=4(F+g(x、y))zによって表される。ここで、特定の(x、y)に対してg(x、y)>0なら、zの値は、x2+y2=4Fzの場合よりも小さくなり、g(x、y)<0なら、zの値はx2+y2=4Fzの場合よりも大きくなる。
【0042】
g(x、y)を数10とした場合、y<(of+D/2)のとき、g(x、y)>0)y>of+D/2のとき、g(x、y)<0となるので、数10の関数は、y=ofからy=of+D/2に向かってyの値に応じて徐々にかつ滑らかに焦点が小さくなるパラボラ面を積み重ねた形状となる。従って、y=of+D/2の場合、g(x、y)=0となり、通常のパラボラと同じになる。y>of+D/2のとき、g(x、y)<0となり、yが大きくなるにつれて、徐々に焦点距離が小さくなり、かつ通常のパラボラよりもEと各点の法線のなく角度が大きくなって、等位相点がパラボラの場合よりもFc′に近づく。即ち、焦点距離の変更開始点はy=of+D/2である。y<of+D/2のとき、g(x、y)>0となり、yが大きくなるにつれて、徐々に焦点距離が小さくなり、かつ通常のパラボラよりも電波Eと各点の法線とがなす角度が小さくなって、等位相点がパラボラの場合よりもFc′に近づく。このときの鏡面の形状を図1(b)に一点鎖線で示し、この場合のパラボラの上端Pa′に対応する等位相点をFa′で、パラボラの下端Pu′に対応する等位相点をFu′で示す。従って、等位相点の集合の拡散範囲が狭くなり、集密度が上がり、利得を向上させることができる。数10におけるkを−0.02とした場合の等位相点の拡散の状況を図2(c)、(d)に示す。図2(a)と(c)との比較、図2(b)、(d)の比較とから、修整関数g(x、y)に数10を使用した場合の方が等位相点の集中度が向上していることが分かる。
【0043】
修整関数g(x、y)を、数11とした場合について考える。
【0044】
【数11】
g(x、y)=k(y+α)
【0045】
但し、|α|≦of+Dである。α=−of−D/2とすると、数10と同じになる。従って、αの値を|α|≦of+Dの範囲で変更すると、焦点距離の変更開始位置を鏡面の任意の位置とすることができ、αを適切に選択すると、等位相点の集合の拡散範囲を更に狭くすることができ、集密度をさらに高くしたり、例えば2つの異なる方向から到来する電波に対応することができる。
【0046】
上述した2種類の修整関数を組み合わせて、即ち修整関数g(x、y)として数12を使用することができる。
【0047】
【数12】
g(x、y)=k(y−of−D/2+|x|)
【0048】
この場合、電波到来方向に対応した適当なkの値を選ぶことにより、Fr、Fl、Fa、Fuの全てをFcの近傍に集中させることができる。
【0049】
数7、数10、数12において、θb=10°として、kを−0.2付近から0.2付近まで変更させた場合の等位相面の集密度を図3に示す。図3の縦軸は、アンテナ効率に換算した等位相点の密度を表し、単位は倍である。縦軸が1の場合が、通常のパラボラアンテナに正面から電波が到来した場合に相当する。図3から明らかなように、概ね−0.2付近から0.2付近にkを選択することによって、良好な結果が得られた。特に、θb=10°の場合、kが−0.1付近から+0.1付近の範囲にピークが存在する。また、その最大ピークは、数10、12の場合、−0.05付近にあり、数10の場合、+0.05付近にあり、それぞれ集約密度は約0.64である。
【0050】
数10においてD=755mm、F=453mm、of=0、k=−0.02とした場合の反射鏡の正面から電波が到来した場合の周波数対利得特性を図4に示し、同反射鏡に10°変更した電波が到来した(ビーム偏向角θb=10°)場合の直線偏波の周波数対利得特性を図5に示す。なお、Hは水平偏波を、Vは垂直偏波の電波を受信した場合をそれぞれ表している。図4から正面方向から電波が到来する場合には、利得が38乃至39dBであることが分かる。図5から10°偏向の場合、利得は35.6乃至36.1dBである。両図から、ビーム偏向角10°の場合、Dが60cmmのパラボラ反射鏡と同様な性能が得られることが分かり、経済効率を大幅に下げることなく、充分な性能が得られる。
【0051】
図6は、図4及び図5の測定に使用した同じアンテナと、通常の同じ大きさのパラボラアンテナにおいて、ビーム偏向角を0°から変更した場合の相対利得の変化を示したものである。これによって、ビーム偏向角が10°の場合、通常のパラボラアンテナと比較して、約1.8dBの利得の改善が得られた。
【0052】
上述した数7、9、10、11、12を包含した式は、数13によって表される。
【0053】
【数13】
g(x,y)=k1(y+α)+k2(|x|+β)
【0054】
但し、|α|≦(of+D)、|β|≦D/2である。また、k1、k2は、任意の値の係数とすることができるが、図3に関連して説明したように−0.2乃至0.2の範囲とすることが望ましい。また、図3においてθb=10°の場合を例示したが、他のθbに対してはα、β、k1、k2の値と、式を適当に選択して対応することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、あらゆるビーム偏向に対してパラボラまたはオフセットパラボラ反射鏡の収差に基づく等位相点の拡散を抑え、等位相点を集中させることができ、大幅な経済効率の低下を招くことなく、利得を向上させることができる。
【0056】
請求項2記載の発明によれば、反射鏡の上下方向での反射における収差に基づく等位相点の拡散を防止することができる。
【0057】
請求項3記載の発明によれば、反射鏡の左右方向での反射における収差に基づく等位相点の拡散を防止することができる。
【0058】
請求項4記載の発明によれば、反射鏡の左右方向での反射における収差に基づく等位相点の拡散を防止する際に、βの値を適切に選択することによって、更に等位相点の拡散を防止したり、複数のビーム偏向に伴う等位相点の拡散を防止することができる。
【0059】
請求項5記載の発明によれば、反射鏡の上下左右方向での反射における収差に基づく等位相点の拡散を防止することができる。
【0060】
請求項6記載の発明によれば、k1、k2の値を約−0,2乃至約0.2に選択しているので、充分に実用となる利得が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオフセットパラボラ反射鏡の1実施の態様と従来のオフセットパラボラ反射鏡のX−Z平面及びY−Z平面における電波の反射状態を示す図である。
【図2】同実施の形態と従来のオフセットパラボラ反射鏡のY−Z平面及びX−Z平面における等位相点の集中状態を示す図である。
【図3】同実施の形態における係数kの変化による等位相点の集中状態を示す図である。
【図4】同実施の形態におけるビーム偏向角0°の場合の利得対周波数特性図である。
【図5】同実施の形態におけるビーム偏向角10°の場合の利得対周波数特性図である。
【図6】同実施の形態におけるビーム偏向角と相対利得との関係を示す図である。
【符号の説明】
2 オフセットパラボラ反射鏡
Claims (6)
- パラボラ反射鏡の開口面における左右方向をX軸とし、上下方向をY軸とし、前後方向をZ軸とする座標系において、上記反射鏡の鏡面を表す関数を、
x2 +y2 =4(F+g(x、y))z
(但し、g(x、y)は、
g(x、y)=k1(y+α)+k2(|x|+β)
但し、αは−(of+D)以上かつ(of+D)以下の値、βは−(D/2)以上かつ(D/2)以下の値、ofは0以上の値の上記反射鏡のオフセット量、Dは上記反射鏡をX−Y平面に投影した円の直径、Fは上記反射鏡の焦点距離、k1及びk2は係数
としたことを特徴とするマルチビーム用パラボラ反射鏡。 - 請求項1記載のマルチビーム用パラボラ反射鏡において、k2=0、k1<0、α=−(of+D/2)としたことを特徴とするマルチビーム用パラボラ反射鏡。
- 請求項1記載のマルチビーム用パラボラ反射鏡において、k1=0、k2>0、β=0としたことを特徴とするマルチビーム用パラボラ反射鏡。
- 請求項1記載のマルチビーム用パラボラ反射鏡において、k1=0としたことを特徴とするマルチビーム用パラボラ反射鏡。
- 請求項1記載のマルチビーム用パラボラ反射鏡において、k1=k2、α=−(of+D/2)、β=0としたことを特徴とするマルチビーム用パラボラ反射鏡。
- 請求項1記載のマルチビーム用パラボラ反射鏡において、k1、k2が−0.2以上でかつ0.2以下であることを特徴とするマルチビーム用パラボラ反射鏡。
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JP04704597A JP3547929B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | マルチビーム用パラボラ反射鏡 |
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JPH10229309A JPH10229309A (ja) | 1998-08-25 |
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KR101885659B1 (ko) * | 2017-10-20 | 2018-08-06 | 국방과학연구소 | 이득 및 부엽 재구성 가능한 반사판 안테나 |
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