JP3547782B2

JP3547782B2 - Anti-Helicobacter pylori activator

Info

Publication number: JP3547782B2
Application number: JP35354993A
Authority: JP
Inventors: 恭一小橋; 勤中西; 昭稲田; 誠川口
Original assignee: Rohto Pharmaceutical Co Ltd
Current assignee: Rohto Pharmaceutical Co Ltd
Priority date: 1993-12-28
Filing date: 1993-12-28
Publication date: 2004-07-28
Anticipated expiration: 2019-07-28
Also published as: JPH07196522A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、胃炎、胃・十二指腸潰瘍の原因物質の一つであるヘリコバクター・ピロリ（Helicobacter pylori）の産生するウレアーゼの活性阻害剤あるいはヘリコバクター・ピロリの増殖阻害剤として有用な抗ヘリコバクター・ピロリ活性剤に関し、更に詳しくは、オウゴン、アロエ、シャクヤク、クジン、ケイヒ、大茴香、ニクズク、リョウキョウ、セキシャク、エンメイソウ、アカメガシワ、ヨウバイヒ、カッコウ、センブリ、シソシ、ウイキョウ、カンキョウ、ビャクジュツ、サンショウ、コロンボ、ショウキョウ、モッコウ及びアセンヤクから選ばれる一種または複数の生薬を含有し、抗ヘリコバクター・ピロリ活性を有する胃炎、胃・十二指腸潰瘍の予防及び治療剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】
１９８３年に胃炎または消化性潰瘍患者の胃粘膜生検組織からカンピロバクター・ピロリ（Campylobacter pylori）が高率に見い出されることが報告（WarrenJR. Marshall BJ: Lancet, 1273-1275, 1983）されて以来、胃炎あるいは胃・十二指腸潰瘍の発症にカンピロバクター・ピロリが関与していることが次第に明らかになり、多くの研究報告がなされてきている。その後、カンピロバクター・ピロリはヘリコバクター・ピロリと改名され、胃炎あるいは胃・十二指腸潰瘍疾患との関連性が深いことが、臨床的にも明らかになってきた。
ヘリコバクター・ピロリは胃粘膜に感染するグラム陰性のらせん状桿菌であり、強いウレアーゼ活性を有し、宿主由来の胃内の尿素をアンモニアに分解して胃酸を中和し、当該菌の胃の中での生育を可能とする。また、ヘリコバクター・ピロリに分解されたアンモニアが胃粘膜に対して障害性を持つことが近年報告され、胃炎あるいは胃・十二指腸潰瘍の原因の一つとして注目されている。
以上のようなことから、胃炎あるいは胃・十二指腸潰瘍の予防及び治療に抗ヘリコバクター・ピロリ活性を有する抗生物質等を利用しようとする試みが行われてきた。これまでβラクタム剤（ペニシリン、アンピシリン等）、マクロライド剤（エリスロマイシン、クラリスロマイシン等）、アミノグリコシド剤（ストレプトマイシン）、テトラサイクリン剤等の抗生物質及びビスマス製剤がヘリコバクター・ピロリに対して強い抗菌作用を示すことが報告され、これらの投与が行われてきた。また近年、Ｈ₂−受容体拮抗剤、プロトンポンプ・インヒビター等の抗潰瘍剤において、ヘリコバクター・ピロリに対する抗菌活性を併せ持つ成分の開発が行われ、製品化されつつある。しかしながら、これら従来の抗生物質等の投与では、長期投与時の安全性あるいは再発等の問題も多く、有効かつ安全な薬剤の開発が望まれていた。これら従来の薬剤のうち、臨床的に応用されつつあるものもあるが、評価が一定せず、これまで有効かつ安全で長期投与が可能な薬剤はなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ヘリコバクター・ピロリの産生するウレアーゼ活性を阻害し、またはヘリコバクター・ピロリの増殖を阻害することにより、胃炎あるいは胃・十二指腸潰瘍の発症を防ぎ、治療するのに有効かつ安全な抗ヘリコバクター・ピロリ活性剤を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記課題を解決するため、一般的に副作用が少なく、長期連用が推奨されている生薬に着目し、有用なヘリコバクター・ピロリの産生するウレアーゼの活性阻害剤あるいはヘリコバクター・ピロリの増殖阻害剤を開発すべく鋭意研究した結果、オウゴン、アロエ、シャクヤク、クジン、ケイヒ、大茴香、ニクズク、リョウキョウ、セキシャク、エンメイソウ、アカメガシワ及びヨウバイヒにウレアーゼ活性阻害作用があること、また、カッコウ、センブリ、オウゴン、シソシ、ウイキョウ、カンキョウ、ビャクジュツ、サンショウ、コロンボ、ショウキョウ、モッコウ、クジン、アセンヤク、アロエ及びシャクヤクにヘリコバクター・ピロリ増殖阻害作用があることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【０００５】
即ち、本発明は、ヘリコバクター・ピロリの産生する酵素ウレアーゼの活性を阻害し、または、ヘリコバクター・ピロリの増殖を阻害することにより、胃炎あるいは胃・十二指腸潰瘍の発症を防ぎ、治療するのに有効かつ安全な抗ヘリコバクター・ピロリ活性剤を提供するものである。
【０００６】
本発明において、上記記載の生薬原料は、粉末にして、あるいは抽出エキスにして用いることができる。粉末の調製法については、生薬原料の形質及び成分等の諸条件（生薬成分の熱安定性、油脂成分の多いもの、繊維質の強いもの、芳香性成分の揮散の恐れのあるもの、含水度の高いもの、希望粒度等）を加味して選定する。粉砕方法としては、生薬原料を直接あるいは凍結した後、アトマイザー、ハンマーミル、スタンプミル、ボールミル等を用いて粉砕する。粉砕工程を経た粉砕物から希望粒度の粉末を得るため、ジャイロ型シフターあるいは振動篩等の篩過機により篩過を行う。抽出エキスの調製法としては、例えば、上記原料の粗砕物を抽出溶媒中で冷浸し、濾過して濾液を得る。残留物については上記冷浸、濾過を２〜３回繰り返す。得られた濾液を合わせ、抽出溶媒を留去した後、濃縮してエキスを得る。抽出溶媒としては例えば、水、メタノール及びエタノール等のアルコール類、酢酸エチル、アセトン並びにこれらの混合物等が挙げられるが、好ましくはエタノールである。抽出溶媒の使用量は原料の粗砕物１重量部に対して２〜１０重量部、好ましくは２〜４重量部である。冷浸温度及び時間は５〜４０℃で、好ましくは１５〜２５℃で、１日〜３週間、好ましくは５日〜８日間である。濃縮操作においては、常圧下でも減圧下でもよいが、濃縮温度は４０℃以下で行うのが好ましい。
【０００７】
生薬抽出エキスは、そのまま、または希釈あるいは濃縮し、もしくは凍結乾燥した後、粉末またはペースト状に調製し、所望により適宜製剤化して用いることができる。抽出エキスの製剤中の含量は通常、０．０１〜１０重量％である。
剤型は特に限定されず、例えば錠剤、カプセル剤、丸剤、顆粒剤及び液剤等であってよい。剤型に応じて、賦形剤等の添加剤を随意選択することができる。これらの生薬の投与量は例えば抽出エキスの場合、約０．１〜１０ｇ／日（原生薬換算量）であり、乾燥粉末の場合は約０．０１〜５ｇ／日である。
【０００８】
以下、実施例、試験例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【０００９】
【実施例】
実施例１生薬抽出エキスの作成方法
破砕した各種生薬それぞれ１００ｇに２〜３倍量のエタノールを加え、室温にて１週間抽出した。同様の操作をさらにもう一度繰り返した後、濾過により得られた抽出液を濃縮乾固し、生薬抽出エキスを得た。原生薬から得られた抽出エキス量を表１に示した。尚、原生薬は全て市販のものを使用した。
【表１】

【００１０】
試験例１ヘリコバクタ−・ピロリの産生するウレアーゼに対するエキスの阻害効果の検討
本発明に係わる生薬抽出エキスのウレアーゼ阻害活性を次の方法で測定した。
１）ウレアーゼ酵素標品調製法
１０％ウシ胎児血清を加えたブルセラブロス培地（ＢＢＬ社製）１００ｍｌでヘリコバクター・ピロリATCC 43504株を６日間培養した後、遠心分離（2,000×g，20min）を行い、沈澱を１ｍＭＥＤＴＡ（同仁化学研究所製）及び１ｍＭ β−メルカプトエタノール（和光純薬工業製）を含む２０ｍＭリン酸緩衝液（ｐＨ７．０）で洗い、再び遠心分離し、沈澱を同様の緩衝液に懸濁し、菌懸濁液とした。
２）生薬エキスウレアーゼ阻害剤の調製法
実施例１で得た生薬エキスを必要に応じて水またはメタノールで希釈して阻害剤を調製した。
３）ウレアーゼ阻害活性測定法
ウレアーゼ活性は尿素を分解して形成されるアンモニアをインドフェノール法により定量的に求めた。即ち、ウレアーゼ５０μｌと阻害剤５０μｌを３７℃で１５分間インキュベートした後、４００ｍＭの尿素を含んだ１００ｍＭのリン酸緩衝液（ｐＨ７．０）３００μｌを加え、３７℃温浴中で３０分間反応させた。反応液に１Ｎ硫酸１００μｌを添加後、溶液Ｉ（1%フェノール、0.005%ニトロプルシッドナトリウム）及び溶液ＩＩ（0.1%次亜塩素酸ナトリウム、0.5%水酸化ナトリウム、5.5%リン酸二ナトリウム）を加え、６５℃にて２０分間インキュベートした後、生成するインドフェノールの６３０ｎｍにおける吸光度を測定した。ウレアーゼ活性は３７℃、１分間に１μmolの尿素を分解する活性を１ＩＵ（international unit）とした。阻害剤を添加しない場合の活性値を１００（阻害率０％）とする阻害率％で表した。結果を表２に示す。
【表２】

結果：表２に示すとおり、上記生薬は、ウレアーゼ阻害活性を有することが示された。
【００１１】
試験例２ヘリコバクタ−・ピロリの増殖に対する阻害効果の検討
培地：ブルセラブロス（ＢＢＬ社製）に馬血清を７％、寒天を２％となるように添加し、２０ｍｌを三角フラスコにとり、更に実施例１で調製した生薬抽出エキスを加え、オートクレーブで滅菌した後、シャーレで固めた。
植菌：凍結保存したヘリコバクター・ピロリATCC 43504株の懸濁液０.５ｍｌをブルセラHK寒天培地（極東製薬工業製）に塗布し、５日間培養した後、２ｍｌの生理食塩水で洗い菌を集めた。そのうちの０.２ｍｌを培地に塗布した。
培養：嫌気ジャー中にキャンピロパック（三菱瓦斯化学製）を入れ、３７℃で５日間培養した。
判定：培養後、コントロールを+++とし、全く生えていないものを−として阻害効果を５段階（+++，++，＋，±，−）で評価した。
実験はそれぞれ２回繰り返した。結果を表３に示す。
【表３】

結果：表３に示すとおり、上記生薬は、ウレアーゼ増殖阻害活性を有することが示された。特にシャクヤクについては強い増殖阻害活性が認められた。
【００１２】
試験例３ヨウバイヒ及びアカメガシワのウレアーゼ阻害活性成分の探索
ヨウバイヒ及びアカメガシワについては、実施例１で得たエタノール抽出エキスを水に懸濁後、エーテルで抽出した。エーテル層は濃縮乾固した。水層は更にｎ−ブタノールで抽出し、ｎ−ブタノール移行部と水移行部を得た。これらも同様に濃縮乾固し、サンプルとし、試験例１に従ってウレアーゼ阻害活性を試験した。また、ヨウバイヒについては、さらに水移行部をゲル濾過により分画した。
その結果、アカメガシワについてはエタノール抽出エキス、水移行部、ｎ−ブタノール移行部に阻害作用がみられたが、各分画で活性には殆ど差が認められなかった。ヨウバイヒについては、エタノール抽出エキス、水移行部、ｎ−ブタノール移行部に阻害が認められ、特に水移行部に強い活性が認められた。水移行部のSephadex LH-20による分画では、フラクション１に強い阻害活性が認められた。
【表４】

【表５】

【００１３】

アカメガシワ及びシャクヤクは実施例１で調製した生薬抽出エキスを用い、結晶セルロースと上記の割合で混合、乾燥した後、打錠する。錠剤の場合はこれを粉砕し、ステアリン酸マグネシウムを１％の割合となるように混合し、打錠する。カプセル剤の場合は、打錠前の混合粉末をカプセル充填機にて第１号カプセルに充填する。１回服用量は１錠あるいは１カプセルとする。
【００１４】

実施例１で調製した生薬抽出エキスを用い、他の成分を上記の割合で混合した後、適量の水を加え練合、造粒を行う。造粒物は流動層乾燥機にて乾燥し、整粒の後、着香剤として微量のトウヒ油を添加し、分包する。１回服用量は１包とする。
【００１５】

実施例１で調製した生薬抽出エキスを用い、他の上記成分を加えて水に溶かして全量を６０mlとして液剤を製した後、遮光したガラス瓶に充填し、製品とする。
【００１６】
【発明の効果】
胃炎、胃・十二指腸潰瘍の原因物質の一つであるヘリコバクター・ピロリの産生するウレアーゼの活性阻害作用あるいはヘリコバクター・ピロリの増殖抑制作用を有する生薬を使用することにより、胃炎あるいは胃・十二指腸潰瘍を予防及び治療することができる。[0001]
[Industrial applications]
The present invention provides an inhibitor of the activity of urease produced by Helicobacter pylori , which is one of the causative substances of gastritis and gastric / duodenal ulcer, or an anti-Helicobacter pylori activator useful as an inhibitor of Helicobacter pylori proliferation. For further details, gougon, aloe, peonies, kujin, keihi, grandfather, nikuzuku, ryokyo, blossoms, emmeisou, akamegashiwa, seaweed, cuckoo, assemblage, shisoshi, wikyo, kankyo, zakujutsu, sansho, colombo, The present invention relates to a prophylactic and therapeutic agent for gastritis and gastric / duodenal ulcer, comprising one or more crude drugs selected from ginger, mocktail and senile, and having anti-Helicobacter pylori activity.
[0002]
[Prior art]
Since 1983, it was reported that Campylobacter pylori was found at a high rate in gastric mucosal biopsies of patients with gastritis or peptic ulcer (Warren JR. Marshall BJ: Lancet, 1273-1275, 1983). It is increasingly clear that Campylobacter pylori is involved in the development of gastritis or gastric / duodenal ulcer, and many research reports have been made. Later, Campylobacter pylori was renamed Helicobacter pylori, and it has become clinically clear that it is closely related to gastritis or gastric / duodenal ulcer disease.
Helicobacter pylori is a gram-negative spiral bacillus that infects the gastric mucosa, has strong urease activity, decomposes urea in the stomach from the host into ammonia, neutralizes gastric acid, Growth in the area. In addition, it has been recently reported that ammonia decomposed into Helicobacter pylori has a harmful effect on gastric mucosa, and is attracting attention as one of the causes of gastritis or gastric / duodenal ulcer.
From the above, attempts have been made to utilize antibiotics having anti-Helicobacter pylori activity for the prevention and treatment of gastritis or gastric / duodenal ulcer. Until now, antibiotics such as β-lactams (penicillin, ampicillin, etc.), macrolides (erythromycin, clarithromycin, etc.), aminoglycosides (streptomycin), tetracyclines, etc. and bismuth preparations have strong antibacterial activity against Helicobacter pylori. Have been reported, and these administrations have been performed. In recent years, components having antibacterial activity against Helicobacter pylori have been developed and commercialized as anti-ulcer agents such as H ₂ -receptor antagonists and proton pump inhibitors. However, administration of these conventional antibiotics has many problems such as safety or recurrence during long-term administration, and development of an effective and safe drug has been desired. Among these conventional drugs, some are being applied clinically, but the evaluation is not constant, and there has been no effective, safe and long-term drug that has been used so far.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to inhibit the urease activity produced by Helicobacter pylori or to inhibit the growth of Helicobacter pylori, thereby preventing the onset of gastritis or gastric / duodenal ulcer and treating it effectively and safely. It is to provide a Helicobacter pylori activator.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors, in order to solve the above-mentioned problems, generally focus on crude drugs that have few side effects and are recommended for long-term continuous use, and are useful inhibitors of urease produced by useful Helicobacter pylori or Helicobacter pylori. As a result of intensive studies to develop a growth inhibitor, gongo, aloe, peonies, cucumber, cinnamon, fenfeng, nutmegium, ryokyo, sekishaku, emmeisou, akamegawiwa and swordfish have urease activity inhibitory activity, and cuckoo, It has been found that Helicobacter pylori has an inhibitory effect on Helicobacter pylori growth in Assemblage, Ogon, Shisoshi, Fennel, Kankyo, Sandalwood, Sansho, Colombo, Showa, Mokko, Kujin, Asenyak, Aloe and Peony. .
[0005]
That is, the present invention inhibits the activity of the enzyme urease produced by Helicobacter pylori, or inhibits the growth of Helicobacter pylori, thereby preventing the onset of gastritis or gastric / duodenal ulcer, and is effective for treating. It is intended to provide a safe anti-Helicobacter pylori activator.
[0006]
In the present invention, the crude drug raw material described above can be used in the form of a powder or an extract. Regarding the method of preparing the powder, conditions such as the characteristics and ingredients of crude drug raw materials (thermal stability of crude drug components, those with a large amount of fats and oils, those with strong fibrous properties, those with the risk of volatile aromatic components, those with moisture content High, the desired particle size, etc.). As a pulverization method, the crude drug material is directly or frozen, and then pulverized using an atomizer, a hammer mill, a stamp mill, a ball mill, or the like. In order to obtain a powder having a desired particle size from the pulverized product having undergone the pulverization step, sieving is performed using a sieving machine such as a gyro-type shifter or a vibrating sieve. As a method for preparing the extract, for example, a crude product of the above-mentioned raw material is cold-immersed in an extraction solvent and filtered to obtain a filtrate. The residue is subjected to the above cold soaking and filtration two to three times. The obtained filtrates are combined, the extraction solvent is distilled off, and the mixture is concentrated to obtain an extract. Examples of the extraction solvent include water, alcohols such as methanol and ethanol, ethyl acetate, acetone, and mixtures thereof, with ethanol being preferred. The amount of the extraction solvent used is 2 to 10 parts by weight, preferably 2 to 4 parts by weight, per 1 part by weight of the raw material crushed product. The cold soaking temperature and time are 5 to 40 ° C, preferably 15 to 25 ° C, for 1 day to 3 weeks, preferably 5 days to 8 days. In the concentration operation, the concentration may be performed under normal pressure or reduced pressure, but the concentration is preferably performed at 40 ° C. or lower.
[0007]
The crude drug extract can be used as it is, or after dilution or concentration, or after lyophilization, prepared into a powder or paste form, and optionally formulated as needed. The content of the extract in the preparation is usually 0.01 to 10% by weight.
The dosage form is not particularly limited, and may be, for example, tablets, capsules, pills, granules, liquids and the like. Additives such as excipients can be arbitrarily selected depending on the dosage form. The dosage of these crude drugs is, for example, about 0.1 to 10 g / day (equivalent to crude drug) in the case of an extract, and about 0.01 to 5 g / day in the case of a dry powder.
[0008]
Hereinafter, the present invention will be described specifically with reference to Examples and Test Examples, but the present invention is not limited thereto.
[0009]
【Example】
Example 1 Preparation method of crude drug extract Extract 100 g of each crushed crude drug was added with 2 to 3 times the amount of ethanol, and extracted at room temperature for 1 week. After repeating the same operation once more, the extract obtained by filtration was concentrated and dried to obtain a crude drug extract. Table 1 shows the amount of the extract obtained from the crude drug. All the crude drugs used were commercially available.
[Table 1]

[0010]
Test Example 1 Examination of Inhibitory Effect of Extract on Urease Produced by Helicobacter pylori The urease inhibitory activity of the crude drug extract according to the present invention was measured by the following method.
1) Urease enzyme preparation method Helicobacter pylori ATCC 43504 strain was cultured in 100 ml of Brucella broth medium (manufactured by BBL) supplemented with 10% fetal bovine serum for 6 days, followed by centrifugation (2,000 × g, 20 min). The precipitate was washed with a 20 mM phosphate buffer (pH 7.0) containing 1 mM EDTA (manufactured by Dojindo Laboratories) and 1 mM β-mercaptoethanol (manufactured by Wako Pure Chemical Industries), centrifuged again, and the precipitate was centrifuged again. The suspension was suspended in the liquid to obtain a bacterial suspension.
2) Preparation method of crude drug extract urease inhibitor The crude drug extract obtained in Example 1 was diluted with water or methanol as needed to prepare an inhibitor.
3) Urease inhibitory activity measuring method The urease activity was obtained by quantitatively determining ammonia formed by decomposing urea by the indophenol method. That is, 50 μl of urease and 50 μl of the inhibitor were incubated at 37 ° C. for 15 minutes, then 300 μl of 100 mM phosphate buffer (pH 7.0) containing 400 mM urea was added, and the mixture was reacted in a 37 ° C. warm bath for 30 minutes. After adding 100 μl of 1N sulfuric acid to the reaction solution, solution I (1% phenol, 0.005% sodium nitroprusside) and solution II (0.1% sodium hypochlorite, 0.5% sodium hydroxide, 5.5% disodium phosphate) were added. In addition, after incubating at 65 ° C. for 20 minutes, the absorbance at 630 nm of the produced indophenol was measured. The urease activity was 1 IU (international unit) at 37 ° C. for decomposing 1 μmol of urea per minute. The activity value in the case where no inhibitor was added was expressed as% inhibition, where the activity value was 100 (inhibition ratio 0%). Table 2 shows the results.
[Table 2]

Result: As shown in Table 2, the crude drug was shown to have urease inhibitory activity.
[0011]
Test Example 2 Investigation of Inhibitory Effect on Helicobacter pylori Proliferation Medium: Brucella broth (manufactured by BBL) was added with horse serum at 7% and agar at 2%, and 20 ml was placed in an Erlenmeyer flask. The crude drug extract prepared in 1 was added, sterilized in an autoclave, and then solidified in a petri dish.
Inoculation: 0.5 ml of a frozen suspension of Helicobacter pylori ATCC 43504 strain was applied to Brucella HK agar medium (manufactured by Kyokuto Pharmaceutical), cultured for 5 days, washed with 2 ml of physiological saline, and collected. Was. 0.2 ml thereof was applied to the medium.
Culture: Campylopak (manufactured by Mitsubishi Gas Chemical) was placed in an anaerobic jar and cultured at 37 ° C. for 5 days.
Judgment: After cultivation, the control was evaluated as +++, and those without any growth were evaluated as-, and the inhibitory effect was evaluated on a 5-point scale (+++, ++, +, ±,-).
Each experiment was repeated twice. Table 3 shows the results.
[Table 3]

Result: As shown in Table 3, the crude drug was shown to have urease growth inhibitory activity. In particular, peonies showed strong growth inhibitory activity.
[0012]
Test Example 3 Search for urease-inhibiting active components of P. pertussis and P. auricularis As for P. reticulata and P. aeruginosa, the ethanol extract obtained in Example 1 was suspended in water and extracted with ether. The ether layer was concentrated to dryness. The aqueous layer was further extracted with n-butanol to obtain an n-butanol transition and a water transition. These were similarly concentrated to dryness to obtain samples, and the urease inhibitory activity was tested according to Test Example 1. Further, with respect to the fruit lobster, the water transfer portion was further fractionated by gel filtration.
As a result, with respect to red wrinkles, an inhibitory effect was observed in the extract extracted with ethanol, the water transfer part and the n-butanol transfer part, but almost no difference was observed in the activity in each fraction. In the case of Drosophila, inhibition was observed in the ethanol-extracted extract, the water transfer part, and the n-butanol transfer part, and particularly strong activity was observed in the water transfer part. In fractionation with Sephadex LH-20 in the water transfer part, a strong inhibitory activity was observed in fraction 1.
[Table 4]

[Table 5]

[0013]

Using the extract of the crude drug prepared in Example 1 and mixing with the crystalline cellulose at the above ratio, drying the mixture, and compressing the tablets. In the case of tablets, they are crushed, mixed with magnesium stearate to a ratio of 1%, and compressed. In the case of a capsule, the mixed powder before tableting is filled into the first capsule by a capsule filling machine. One dose is one tablet or one capsule.
[0014]

Using the crude drug extract prepared in Example 1, the other components are mixed at the above ratio, and then an appropriate amount of water is added to perform kneading and granulation. The granulated product is dried by a fluidized-bed dryer, and after sizing, a small amount of spruce oil is added as a flavoring agent and divided. Each dose should be one packet.
[0015]

Using the crude drug extract prepared in Example 1, the other components described above were added and dissolved in water to make a total volume of 60 ml to prepare a liquid preparation, which was then filled into a light-shielded glass bottle to obtain a product.
[0016]
【The invention's effect】
Prevent gastritis or gastric / duodenal ulcer by using a crude drug that has the activity to inhibit the activity of urease produced by Helicobacter pylori, which is one of the causative substances of gastritis and gastric / duodenal ulcer, or the activity of inhibiting the growth of Helicobacter pylori. And can be treated.

Claims

An anti-Helicobacter pylori active composition comprising one or more crude drugs selected from aloe, peonies, prickly pears, red pike, walnuts, cuckoos, scorpions, salamanders and colombos.

A composition for preventing or treating gastritis and gastric / duodenal ulcer, which comprises one or more crude drugs selected from lobster, cuckoo, larva, salamander and colombo.

A composition for inhibiting the growth of Helicobacter pylori, which comprises one or more crude drugs selected from aloe, peonies, cuckoo, sashimi, salamander and colombo.

A composition for inhibiting the urease activity of Helicobacter pylori, comprising one or a plurality of crude drugs selected from aloe, peonies, prickly pears, red pikes, and lobsters.