JP3547475B2 - 光コネクタの嵌合ピン着脱工具 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、光ファイバーケーブルを接続する接続部に形成された連結孔に嵌合ピンの着脱をする光コネクタの嵌合ピン着脱工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、光ファイバーケーブルは、近年、データ送受信の媒体として広く用いられるようになってきた。この光ファイバーケーブルを接続するには、光ファイバー端面同士を当接させる(正確には端面間の距離を1/20インチ以下として保持する)必要があるが、そのために図6に示すコネクタ1が一般に用いられている。このコネクタ1は、接続すべき光ファイバーケーブル2、2の端部に設けられた接続部3、3と、これら接続部3、3にそれぞれ二箇所ずつ穿孔された連結孔4、4に嵌合する嵌合ピン5、5とから構成されている。接続部3は、前面に光ファイバーの端面6…を配置した合成樹脂製の部材であり、また、嵌合ピン5はその径が接続部3の連結孔4と密に嵌合することのできる径とされた金属製部材である。このコネクタ1によって光ファイバーケーブル2、2を接続する際には、一方の接続部3の連結孔4、4にそれぞれ嵌合ピン5、5の一端を圧入して図7に示す状態とした後、嵌合ピン5、5の他端をもう一方の接続部3の連結孔4、4に圧入し、双方の接続部3、3を一体化しコネクタ1とした後ホルダー7に装着する。また、光ファイバーケーブル2、2の接続を解く際は、接続部3、3をホルダー7から外しこれらを相互に離間させ、それぞれがどちらかの接続部3の連結孔4に保持された状態となっている嵌合ピン5、5を引き抜く。従来、これら嵌合ピン5を接続部3の連結孔4に着脱する作業は、嵌合ピン5をラジオペンチもしくはピンセットで把持して行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の嵌合ピン5を連結孔4に着脱する作業においては、ラジオペンチ等で把持した嵌合ピン5の先端で接続部3のファイバー端面6を傷つけることがあり、また連結孔4に対して嵌合ピン5をまっすぐ挿入する、もしくは引き抜くことが困難であるため連結孔4を傷つけることもあった。さらに嵌合ピン5の挿入長を一定にすることも困難であったし、作業中に嵌合ピン5を取り落としてしまうことも多く、きわめて作業性の悪いものであった。この作業は充分な照明の下においても難しく、一対の光ファイバーケーブル2、2の接続・分離に際して嵌合ピン5、5毎に二回行なわねばならなかった。
【0004】
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたものであって、嵌合ピンの先端で接続部のファイバー端面及び連結孔を傷つける、もしくは嵌合ピンを取り落としてしまうというおそれなしに複数の嵌合ピンを同時に着脱することができ、しかも嵌合ピンの連結孔に対する挿入長を一定にすることができる光コネクタの嵌合ピン着脱工具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明では以下の解決手段を提供する。
請求項1記載の発明は、複数の連結孔が形成された一対の接続部を、前記連結孔に嵌合ピンを装着して接続する光コネクタを対象として、前記接続部の前記連結孔に前記嵌合ピンを着脱する光コネクタの嵌合ピン着脱工具であって、一対の杆体がそれぞれの中間部においてピンにより互いに回動自在に連結され、これら各杆体の後端部側が同先端部側を開閉する操作部とされると共に、該先端部側に互いに離間・接近自在な嵌合ピン挟持壁部が形成され、これら嵌合ピン挟持壁部の互いに対向する面の少なくとも一方に前記後端部から先端部方向に延在し、互いに平行に位置すると共に該嵌合ピン挟持壁部の先端面に達する複数の溝が形成されており、前記溝の一端は前記嵌合ピン挟持壁部の先端面に達しており、前記溝の他端は前記嵌合ピン挟持壁部を貫通せず、前記嵌合ピン挟持壁部上に位置し、複数のピンについて接続部に穿孔された連結孔に圧入する作業を同時に行なうことができるようになっており、前記嵌合ピン挟持壁部には、前記ピンを挟み込む面にゴムが貼付されていることを特徴とする光コネクタの嵌合ピン着脱工具である。
請求項2記載の発明は、前記複数の連結孔が形成された一対の接続部を、前記連結孔に嵌合ピンを装着して接続する光コネクタを対象として、前記接続部の前記連結孔に前記嵌合ピンを着脱する光コネクタの嵌合ピン着脱工具であって、一対の杆体がそれぞれの中間部においてピンにより互いに回動自在に連結され、これら各杆体の後端部側が同先端部側を開閉する操作部とされると共に、該先端部側に互いに離間・接近自在な嵌合ピン挟持壁部が形成され、これら嵌合ピン挟持壁部の互いに対向する面の少なくとも一方に前記後端部から先端部方向に延在し、互いに平行に位置すると共に該嵌合ピン挟持壁部の先端面に達する複数のV字状の溝が形成されており、複数のピンについて接続部に穿孔された連結孔に圧入する作業を同時に行なうことができるようになっており、前記嵌合ピン挟持壁部には、前記ピンを挟み込む面にゴムが貼付されていることを特徴とする光コネクタの嵌合ピン着脱工具である。
請求項3記載の発明は、前記嵌合ピン挟持壁部の先端面には、隣り合う溝間に切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の光コネクタの嵌合ピン着脱工具である。
【0006】
【作用】
本発明の光コネクタの嵌合ピン着脱工具は、それぞれの中間部においてピンにより互いに回動自在に連結された一対の杆体から構成され、これら杆体の後端部側が同先端部側を開閉する操作部とされていて、該先端部側には嵌合ピン挟持壁部が形成されている。そして、これら杆体の先端部に形成された嵌合ピン挟持壁部の互いに対向する面の少なくとも一方に複数の溝が形成されているので、杆体の操作部の操作により嵌合ピン挟持壁部の溝上に載置された複数の嵌合ピンを嵌合ピン挟持壁部が確実に挟持する。
【0007】
【実施例】
つぎに、本発明の一実施例を図1ないし図5を参照して説明する。図1に示す光コネクタの嵌合ピン着脱工具11(以下、「コネクタの嵌合ピン着脱工具」と略称する場合もある)は、一対の杆体12及び13から構成されていて、杆体12、13の先端部にはそれぞれ嵌合ピン挟持壁部14、15が形成されている。これら杆体12、13は後端の把持部(操作部)12a、13aと、把持部12a、13aから漸次接近し交差して離間する連結部12b、13bと、連結部12b、13bに連なりそれぞれが前記嵌合ピン挟持壁部14、15を支持する支持部12c、13cとからなる。これら杆体12、13は連結部12b、13bにおいてピン16により互いに回動自在に連結されていて、把持部12a、13aを操作することにより、先端の嵌合ピン挟持壁部14、15を開閉することができる。なお、連結部12b、13bにはそれぞれ内側にフック部17、18が設けられ、これらフック部17、18間にバネ19が配置されているので、把持部12a、13aは開く方向に付勢され、嵌合ピン挟持壁部14、15は通常開いた状態となっている。
【0008】
前記嵌合ピン挟持壁部14、15の詳細を図2ないし図4を参照して説明する。嵌合ピン挟持壁部14の上面には嵌合ピン5、5を接続部3の連結孔4、4の間隔と同一間隔に載置するためのV字状の溝31、31が形成されていて、これら溝31、31の長さは嵌合ピン5の長さの略1/2とされている。そして嵌合ピン挟持壁部14の先端面は、コネクタの嵌合ピン着脱工具11を用いて嵌合ピン5、5を接続部3の連結孔4、4に圧入する、もしくは連結孔4、4から引き抜く際に接続部3のファイバー端面6…を傷つけることのないように溝31、31の間が切欠部32とされている。また、嵌合ピン挟持壁部15の下面には嵌合ピン5、5の滑り止めのためにゴム33が貼付されており、嵌合ピン挟持壁部15の長さは嵌合ピン挟持壁部14先端面の溝31、31間を切欠部32としたのと同様に接続部3のファイバー端面6…を傷つけることのないよう短くされている。
【0009】
上記コネクタの嵌合ピン着脱工具11を用いて接続部3の連結孔4、4に嵌合ピン5、5を装着するには、嵌合ピン挟持壁部14の溝31、31に嵌合ピン5、5を載置し、把持部12a、13aを把持して嵌合ピン5、5を嵌合ピン挟持壁部14及び15で挟持し、図5に示すように接続部3の連結孔4、4に圧入した後、把持部12a、13aの把持を解けばよい。また、接続部3の連結孔4、4から嵌合ピン5、5を引き抜くには、把持部12a、13aの操作により嵌合ピン5、5を嵌合ピン挟持壁部14及び15で挟持して引き抜けばよい。
【0010】
このようなコネクタの嵌合ピン着脱工具11を用いると嵌合ピン5、5を確実に挟持することができるので、これら嵌合ピン5、5を接続部3の連結孔4、4に圧入する作業をファイバー端面6…及び連結孔4、4を傷つけるおそれなしに二本同時に行なうことができ、嵌合ピン5、5の挿入長を一定とすることもできる。同様の効果は、接続部3の連結孔4、4から嵌合ピン5、5を引き抜く作業においても得られるので、従来充分な照明のもとでも困難をともなったこれら嵌合ピン5、5の圧入、引き抜き作業をある程度の照明のもとで容易かつ確実に行なうことができる。
【0011】
本発明の他の実施例を図8及び図9に示す。これは、コネクタの嵌合ピン着脱工具11の嵌合ピン挟持壁部14下面に接続部3のガイド部材41を取り付けたもので、ガイド部材41は接続部3の下面に当接する底板部42と、接続部3の両側面にそれぞれ当接する側板部43、43とから構成されている。このように嵌合ピン挟持壁部14にガイド部材41を取り付けたことにより、コネクタの嵌合ピン着脱工具11による接続部3の連結孔4、4への嵌合ピン5、5の着脱はいっそう容易かつ確実に行なうことができる。
【0012】
なお、上記実施例においては本発明のコネクタの嵌合ピン着脱工具11を二本の嵌合ピン5、5の着脱を行なう工具として説明したが、同時に着脱すべき嵌合ピン5の本数がこれと異なる場合においても嵌合ピン挟持壁部14に嵌合ピン5と同数の溝31を設けることにより対応することができる。また、嵌合ピン5の滑り止めの対策として嵌合ピン挟持壁部15の下面にゴム33を貼付した場合を例にあげて説明したが、ゴム33の代りに、例えばサンドペーパー等の適宜のものを貼付して用いてもよいし、嵌合ピン挟持壁部15の下面にも溝31を形成して接触面積を増大することによっても同様の効果をあげることができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明の光コネクタの嵌合ピン着脱工具によれば以下の効果を奏することができる。すなわち、本発明の光コネクタの嵌合ピン着脱工具によれば、複数の嵌合ピンを確実に挟持することができ、これら嵌合ピンを接続部に穿孔された連結孔に圧入する作業を接続部のファイバー端面及び連結孔を傷つけるおそれなしに複数本同時に行なうことができ、嵌合ピンの挿入長を一定とすることもできる。同様の効果は、接続部の連結孔から嵌合ピンを引き抜く作業においても得られるので、従来充分な照明のもとでも困難をともなったこれら嵌合ピンの圧入、引き抜き作業をある程度の照明のもとで容易かつ確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光コネクタの嵌合ピン着脱工具を示す正面図である。
【図2】同じく光コネクタの嵌合ピン着脱工具の先端部を示す正面図である。
【図3】同じく左側面図である。
【図4】同じく嵌合ピン挟持壁部の嵌合ピンを載置する溝が形成されている面を示す平面図である。
【図5】本発明の光コネクタの嵌合ピン着脱工具を用いて接続部の連結孔に嵌合ピンを圧入する作業を実施している状態を示す図である。
【図6】一対の光ファイバーケーブルを接続するコネクタ(光コネクタ)を構成する要素を示す斜視図である。
【図7】一方の接続部の連結孔に嵌合ピンを装着した状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例である光コネクタの嵌合ピン着脱工具の先端部を示す正面図である。
【図9】同じく嵌合ピン挟持壁部の嵌合ピンを載置する溝が形成されている面を示す平面図である。
【符号の説明】
1…コネクタ(光コネクタ)、2…光ファイバーケーブル、3…接続部、4…連結孔、5…嵌合ピン、6…ファイバー端面、11…光コネクタの嵌合ピン着脱工具、12…杆体、13…杆体、12a…把持部(操作部)、13a…把持部(操作部)、14…嵌合ピン挟持壁部、15…嵌合ピン挟持壁部、16…ピン、31…溝
【産業上の利用分野】
本発明は、光ファイバーケーブルを接続する接続部に形成された連結孔に嵌合ピンの着脱をする光コネクタの嵌合ピン着脱工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、光ファイバーケーブルは、近年、データ送受信の媒体として広く用いられるようになってきた。この光ファイバーケーブルを接続するには、光ファイバー端面同士を当接させる(正確には端面間の距離を1/20インチ以下として保持する)必要があるが、そのために図6に示すコネクタ1が一般に用いられている。このコネクタ1は、接続すべき光ファイバーケーブル2、2の端部に設けられた接続部3、3と、これら接続部3、3にそれぞれ二箇所ずつ穿孔された連結孔4、4に嵌合する嵌合ピン5、5とから構成されている。接続部3は、前面に光ファイバーの端面6…を配置した合成樹脂製の部材であり、また、嵌合ピン5はその径が接続部3の連結孔4と密に嵌合することのできる径とされた金属製部材である。このコネクタ1によって光ファイバーケーブル2、2を接続する際には、一方の接続部3の連結孔4、4にそれぞれ嵌合ピン5、5の一端を圧入して図7に示す状態とした後、嵌合ピン5、5の他端をもう一方の接続部3の連結孔4、4に圧入し、双方の接続部3、3を一体化しコネクタ1とした後ホルダー7に装着する。また、光ファイバーケーブル2、2の接続を解く際は、接続部3、3をホルダー7から外しこれらを相互に離間させ、それぞれがどちらかの接続部3の連結孔4に保持された状態となっている嵌合ピン5、5を引き抜く。従来、これら嵌合ピン5を接続部3の連結孔4に着脱する作業は、嵌合ピン5をラジオペンチもしくはピンセットで把持して行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の嵌合ピン5を連結孔4に着脱する作業においては、ラジオペンチ等で把持した嵌合ピン5の先端で接続部3のファイバー端面6を傷つけることがあり、また連結孔4に対して嵌合ピン5をまっすぐ挿入する、もしくは引き抜くことが困難であるため連結孔4を傷つけることもあった。さらに嵌合ピン5の挿入長を一定にすることも困難であったし、作業中に嵌合ピン5を取り落としてしまうことも多く、きわめて作業性の悪いものであった。この作業は充分な照明の下においても難しく、一対の光ファイバーケーブル2、2の接続・分離に際して嵌合ピン5、5毎に二回行なわねばならなかった。
【0004】
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたものであって、嵌合ピンの先端で接続部のファイバー端面及び連結孔を傷つける、もしくは嵌合ピンを取り落としてしまうというおそれなしに複数の嵌合ピンを同時に着脱することができ、しかも嵌合ピンの連結孔に対する挿入長を一定にすることができる光コネクタの嵌合ピン着脱工具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明では以下の解決手段を提供する。
請求項1記載の発明は、複数の連結孔が形成された一対の接続部を、前記連結孔に嵌合ピンを装着して接続する光コネクタを対象として、前記接続部の前記連結孔に前記嵌合ピンを着脱する光コネクタの嵌合ピン着脱工具であって、一対の杆体がそれぞれの中間部においてピンにより互いに回動自在に連結され、これら各杆体の後端部側が同先端部側を開閉する操作部とされると共に、該先端部側に互いに離間・接近自在な嵌合ピン挟持壁部が形成され、これら嵌合ピン挟持壁部の互いに対向する面の少なくとも一方に前記後端部から先端部方向に延在し、互いに平行に位置すると共に該嵌合ピン挟持壁部の先端面に達する複数の溝が形成されており、前記溝の一端は前記嵌合ピン挟持壁部の先端面に達しており、前記溝の他端は前記嵌合ピン挟持壁部を貫通せず、前記嵌合ピン挟持壁部上に位置し、複数のピンについて接続部に穿孔された連結孔に圧入する作業を同時に行なうことができるようになっており、前記嵌合ピン挟持壁部には、前記ピンを挟み込む面にゴムが貼付されていることを特徴とする光コネクタの嵌合ピン着脱工具である。
請求項2記載の発明は、前記複数の連結孔が形成された一対の接続部を、前記連結孔に嵌合ピンを装着して接続する光コネクタを対象として、前記接続部の前記連結孔に前記嵌合ピンを着脱する光コネクタの嵌合ピン着脱工具であって、一対の杆体がそれぞれの中間部においてピンにより互いに回動自在に連結され、これら各杆体の後端部側が同先端部側を開閉する操作部とされると共に、該先端部側に互いに離間・接近自在な嵌合ピン挟持壁部が形成され、これら嵌合ピン挟持壁部の互いに対向する面の少なくとも一方に前記後端部から先端部方向に延在し、互いに平行に位置すると共に該嵌合ピン挟持壁部の先端面に達する複数のV字状の溝が形成されており、複数のピンについて接続部に穿孔された連結孔に圧入する作業を同時に行なうことができるようになっており、前記嵌合ピン挟持壁部には、前記ピンを挟み込む面にゴムが貼付されていることを特徴とする光コネクタの嵌合ピン着脱工具である。
請求項3記載の発明は、前記嵌合ピン挟持壁部の先端面には、隣り合う溝間に切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の光コネクタの嵌合ピン着脱工具である。
【0006】
【作用】
本発明の光コネクタの嵌合ピン着脱工具は、それぞれの中間部においてピンにより互いに回動自在に連結された一対の杆体から構成され、これら杆体の後端部側が同先端部側を開閉する操作部とされていて、該先端部側には嵌合ピン挟持壁部が形成されている。そして、これら杆体の先端部に形成された嵌合ピン挟持壁部の互いに対向する面の少なくとも一方に複数の溝が形成されているので、杆体の操作部の操作により嵌合ピン挟持壁部の溝上に載置された複数の嵌合ピンを嵌合ピン挟持壁部が確実に挟持する。
【0007】
【実施例】
つぎに、本発明の一実施例を図1ないし図5を参照して説明する。図1に示す光コネクタの嵌合ピン着脱工具11(以下、「コネクタの嵌合ピン着脱工具」と略称する場合もある)は、一対の杆体12及び13から構成されていて、杆体12、13の先端部にはそれぞれ嵌合ピン挟持壁部14、15が形成されている。これら杆体12、13は後端の把持部(操作部)12a、13aと、把持部12a、13aから漸次接近し交差して離間する連結部12b、13bと、連結部12b、13bに連なりそれぞれが前記嵌合ピン挟持壁部14、15を支持する支持部12c、13cとからなる。これら杆体12、13は連結部12b、13bにおいてピン16により互いに回動自在に連結されていて、把持部12a、13aを操作することにより、先端の嵌合ピン挟持壁部14、15を開閉することができる。なお、連結部12b、13bにはそれぞれ内側にフック部17、18が設けられ、これらフック部17、18間にバネ19が配置されているので、把持部12a、13aは開く方向に付勢され、嵌合ピン挟持壁部14、15は通常開いた状態となっている。
【0008】
前記嵌合ピン挟持壁部14、15の詳細を図2ないし図4を参照して説明する。嵌合ピン挟持壁部14の上面には嵌合ピン5、5を接続部3の連結孔4、4の間隔と同一間隔に載置するためのV字状の溝31、31が形成されていて、これら溝31、31の長さは嵌合ピン5の長さの略1/2とされている。そして嵌合ピン挟持壁部14の先端面は、コネクタの嵌合ピン着脱工具11を用いて嵌合ピン5、5を接続部3の連結孔4、4に圧入する、もしくは連結孔4、4から引き抜く際に接続部3のファイバー端面6…を傷つけることのないように溝31、31の間が切欠部32とされている。また、嵌合ピン挟持壁部15の下面には嵌合ピン5、5の滑り止めのためにゴム33が貼付されており、嵌合ピン挟持壁部15の長さは嵌合ピン挟持壁部14先端面の溝31、31間を切欠部32としたのと同様に接続部3のファイバー端面6…を傷つけることのないよう短くされている。
【0009】
上記コネクタの嵌合ピン着脱工具11を用いて接続部3の連結孔4、4に嵌合ピン5、5を装着するには、嵌合ピン挟持壁部14の溝31、31に嵌合ピン5、5を載置し、把持部12a、13aを把持して嵌合ピン5、5を嵌合ピン挟持壁部14及び15で挟持し、図5に示すように接続部3の連結孔4、4に圧入した後、把持部12a、13aの把持を解けばよい。また、接続部3の連結孔4、4から嵌合ピン5、5を引き抜くには、把持部12a、13aの操作により嵌合ピン5、5を嵌合ピン挟持壁部14及び15で挟持して引き抜けばよい。
【0010】
このようなコネクタの嵌合ピン着脱工具11を用いると嵌合ピン5、5を確実に挟持することができるので、これら嵌合ピン5、5を接続部3の連結孔4、4に圧入する作業をファイバー端面6…及び連結孔4、4を傷つけるおそれなしに二本同時に行なうことができ、嵌合ピン5、5の挿入長を一定とすることもできる。同様の効果は、接続部3の連結孔4、4から嵌合ピン5、5を引き抜く作業においても得られるので、従来充分な照明のもとでも困難をともなったこれら嵌合ピン5、5の圧入、引き抜き作業をある程度の照明のもとで容易かつ確実に行なうことができる。
【0011】
本発明の他の実施例を図8及び図9に示す。これは、コネクタの嵌合ピン着脱工具11の嵌合ピン挟持壁部14下面に接続部3のガイド部材41を取り付けたもので、ガイド部材41は接続部3の下面に当接する底板部42と、接続部3の両側面にそれぞれ当接する側板部43、43とから構成されている。このように嵌合ピン挟持壁部14にガイド部材41を取り付けたことにより、コネクタの嵌合ピン着脱工具11による接続部3の連結孔4、4への嵌合ピン5、5の着脱はいっそう容易かつ確実に行なうことができる。
【0012】
なお、上記実施例においては本発明のコネクタの嵌合ピン着脱工具11を二本の嵌合ピン5、5の着脱を行なう工具として説明したが、同時に着脱すべき嵌合ピン5の本数がこれと異なる場合においても嵌合ピン挟持壁部14に嵌合ピン5と同数の溝31を設けることにより対応することができる。また、嵌合ピン5の滑り止めの対策として嵌合ピン挟持壁部15の下面にゴム33を貼付した場合を例にあげて説明したが、ゴム33の代りに、例えばサンドペーパー等の適宜のものを貼付して用いてもよいし、嵌合ピン挟持壁部15の下面にも溝31を形成して接触面積を増大することによっても同様の効果をあげることができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明の光コネクタの嵌合ピン着脱工具によれば以下の効果を奏することができる。すなわち、本発明の光コネクタの嵌合ピン着脱工具によれば、複数の嵌合ピンを確実に挟持することができ、これら嵌合ピンを接続部に穿孔された連結孔に圧入する作業を接続部のファイバー端面及び連結孔を傷つけるおそれなしに複数本同時に行なうことができ、嵌合ピンの挿入長を一定とすることもできる。同様の効果は、接続部の連結孔から嵌合ピンを引き抜く作業においても得られるので、従来充分な照明のもとでも困難をともなったこれら嵌合ピンの圧入、引き抜き作業をある程度の照明のもとで容易かつ確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光コネクタの嵌合ピン着脱工具を示す正面図である。
【図2】同じく光コネクタの嵌合ピン着脱工具の先端部を示す正面図である。
【図3】同じく左側面図である。
【図4】同じく嵌合ピン挟持壁部の嵌合ピンを載置する溝が形成されている面を示す平面図である。
【図5】本発明の光コネクタの嵌合ピン着脱工具を用いて接続部の連結孔に嵌合ピンを圧入する作業を実施している状態を示す図である。
【図6】一対の光ファイバーケーブルを接続するコネクタ(光コネクタ)を構成する要素を示す斜視図である。
【図7】一方の接続部の連結孔に嵌合ピンを装着した状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例である光コネクタの嵌合ピン着脱工具の先端部を示す正面図である。
【図9】同じく嵌合ピン挟持壁部の嵌合ピンを載置する溝が形成されている面を示す平面図である。
【符号の説明】
1…コネクタ(光コネクタ)、2…光ファイバーケーブル、3…接続部、4…連結孔、5…嵌合ピン、6…ファイバー端面、11…光コネクタの嵌合ピン着脱工具、12…杆体、13…杆体、12a…把持部(操作部)、13a…把持部(操作部)、14…嵌合ピン挟持壁部、15…嵌合ピン挟持壁部、16…ピン、31…溝
Claims (3)
- 複数の連結孔が形成された一対の接続部を、前記連結孔に嵌合ピンを装着して接続する光コネクタを対象として、前記接続部の前記連結孔に前記嵌合ピンを着脱する光コネクタの嵌合ピン着脱工具であって、
一対の杆体がそれぞれの中間部においてピンにより互いに回動自在に連結され、これら各杆体の後端部側が同先端部側を開閉する操作部とされると共に、該先端部側に互いに離間・接近自在な嵌合ピン挟持壁部が形成され、これら嵌合ピン挟持壁部の互いに対向する面の少なくとも一方に前記後端部から先端部方向に延在し、互いに平行に位置すると共に該嵌合ピン挟持壁部の先端面に達する複数の溝が形成されており、
前記溝の一端は前記嵌合ピン挟持壁部の先端面に達しており、前記溝の他端は前記嵌合ピン挟持壁部を貫通せず、前記嵌合ピン挟持壁部上に位置し、
複数のピンについて接続部に穿孔された連結孔に圧入する作業を同時に行なうことができるようになっており、
前記嵌合ピン挟持壁部には、前記ピンを挟み込む面にゴムが貼付されていることを特徴とする光コネクタの嵌合ピン着脱工具。 - 前記複数の連結孔が形成された一対の接続部を、前記連結孔に嵌合ピンを装着して接続する光コネクタを対象として、前記接続部の前記連結孔に前記嵌合ピンを着脱する光コネクタの嵌合ピン着脱工具であって、
一対の杆体がそれぞれの中間部においてピンにより互いに回動自在に連結され、これら各杆体の後端部側が同先端部側を開閉する操作部とされると共に、該先端部側に互いに離間・接近自在な嵌合ピン挟持壁部が形成され、これら嵌合ピン挟持壁部の互いに対向する面の少なくとも一方に前記後端部から先端部方向に延在し、互いに平行に位置すると共に該嵌合ピン挟持壁部の先端面に達する複数のV字状の溝が形成されており、
複数のピンについて接続部に穿孔された連結孔に圧入する作業を同時に行なうことができるようになっており、
前記嵌合ピン挟持壁部には、前記ピンを挟み込む面にゴムが貼付されていることを特徴とする光コネクタの嵌合ピン着脱工具。 - 前記嵌合ピン挟持壁部の先端面には、隣り合う溝間に切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の光コネクタの嵌合ピン着脱工具。
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- 1994-03-23 JP JP05227694A patent/JP3547475B2/ja not_active Expired - Fee Related
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