JP3547391B2 - 体操指導用の映像音楽番組を編集出力する機能を備えたカラオケ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はカラオケ装置に関し、とくに、体操指導用の映像音楽番組を編集出力する機能を備えたカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラオケ装置の形式として、MIDI形式の音楽生成データを処理してカラオケ伴奏音楽を生成するタイプ(楽曲生成タイプ)がある。このタイプのカラオケ装置は、指定楽曲のカラオケデータを処理して伴奏音楽を音響出力するとともに、伴奏音楽に同期した歌詞画像を生成する。また、別途用意された映像データから生成されるムード映像に歌詞画像をスーパーインポーズすることで背景映像を伴った歌詞画像を映像出力する。このタイプのカラオケ装置は、光ビデオディスクなど伴奏音楽と歌詞入りの映像とを一体的に収録したカラオケソフトを再生する「楽曲再生タイプ」のカラオケ装置とは異なり、カラオケデータを通信ネットワークを介して配信することができるため、新譜のリリースにも素早く対応できる。また、カラオケデータの作成コストもカラオケソフトの作成コストより格段に低い。そのため、現在のカラオケ装置の主流はこの楽曲生成タイプとなっている。
【0003】
楽曲生成タイプのカラオケ装置は、楽曲毎に専用の背景映像を用意していない。大多数の楽曲は、短時間分の素材映像がつなぎ合わされて一連のムード映像に編集された背景動画が使用される。そのため、楽曲生成タイプのカラオケ装置は、長時間分の映像データを格納した映像データベースを備え、各楽曲には、複数の素材映像についてのデータ記録位置と、各素材映像の出力タイミングとを記述した映像台本データが対応付けされている。そして、カラオケ装置の映像出力処理系統は、指定楽曲の演奏時に該当の映像台本データに従って、所定のタイミングで所定の記録位置にある映像データを処理して素材映像を順次生成していく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、よく知られているように、ラジオ体操などのリズムに合わせて体操を行う律動体操は身体機能を促進する効果がある。最近、この律動体操をリハビリテーションなどの医療に取り入れる医師や医療機関が増えてきた。この音楽と体操とによる療法(音楽体操療法)は、患者やリハビリテーション対象者が音楽に合わせて体操を行うものであり、体操の所作は、機能回復の身体部位などに応じて細かく規定されてる。
【0005】
音楽体操療法の具体的な実施方法としては、CDやオーディオテープに録音された音楽を再生演奏し、その音楽に合わせて模範演技者が体操の所作を実演する。患者やリハビリテーション対象者は、音楽に合わせながら模範演技をまねて体操を行う。あるいは、音楽と体操映像とを収録したビデオテープなどを用意してそれを再生し、その映像と音楽に合わせて体操を行う。
【0006】
しかし、体操を行うべき人の数や体操を実施する医療施設の数に比べ、体操を指導する模範演技者の数は少なく、体操を実施できる機会や施設が限られてしまう。ビデオテープを利用するにしても、機能の促進や回復を図る身体部位は様々であり、リハビリテーションの目的に応じて体操も異なる。したがって、あらゆるリハビリテーション目的に対応して種々のビデオ映像を作成すれば、膨大な費用と時間が掛かる。もちろん、同じリハビリテーション目的であっても、体操と楽曲がいつも同じでは対象者も飽きてしまう。これでは、長期間に渡って行われるリハビリテーションに対する持続意欲を減退させてしまうことになる。
【0007】
そこで本発明者らは、楽曲データの作成や配布が簡単な楽曲生成タイプのカラオケ装置の特性に着目し、背景映像を体操映像にすれば、カラオケ装置を音楽体操療法に転用できるのではないかと考えた。しかし、模範演技者による振付映像を収録した映像データを楽曲毎、あるいはリハビリテーションの目的別に用意すれば、映像データの作成に掛かる時間やコストが嵩む。また、膨大な映像データを格納するために、大容量のデータ記憶媒体を必要とする。映像データを光学式ビデオディスクなどに格納する場合は、ディスクを収納するための広いスペースも必要となる。したがって、カラオケ装置をそのまま音楽体操医療に転用することはできない。
【0008】
もちろん、コンピュータグラフィクス(CG)技術を利用して振付映像を生成する方式も考えられる。確かに、この方式を採用すれば映像データほどデータ量を必要としない。しかし、模範演技者による体操映像は実写の方がCGよりも違和感が少ないことは事実である。特に、医療用途などでは、具体的な身体部位の動かし方を正確に指示するのであるから、実写映像以外は不適と言えよう。もちろん、実写と区別できないほど精緻なCGもあるが、このようなCGは実写映像以上に膨大なデータ量を必要とし、極めて高価なCG生成用ハードウエアやソフトウエアを必要とする。
【0009】
本発明は、体操指導用の映像音楽番組を編集出力する機能を備えたカラオケ装置において、実写による様々な体操映像を最小限のデータ量で生成できるようにすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、体操指導用の映像音楽番組を編集出力する機能を備えたカラオケ装置であって、つぎの事項(A)〜(I)により特定されるものである。
(A)データ記憶手段と、音声出力手段と、映像出力手段と、中央制御部とを備えたカラオケ装置であること、
(B)データ記憶手段は、複数の体操用音楽データと、体操用音楽データに対応付された体操台本データと、体操映像データベースとを記憶すること、
(C)体操用音楽データには、標準テンポ値が設定されること、
(D)体操台本データは、種目IDの順列と種目ID毎の実行期間を記述していること、
(E)体操映像データベースは、種目IDとテンポ値に対応付けられた複数の区分映像によって構成されていること、
(F)中央制御部は、選択された体操用音楽データを音声出力手段に演奏させるとともに、第1処理〜第3処理を行うこと、
(G)第1処理は、体操台本データに従って、実行期間における種目IDを抽出すること、
(H)第2処理は、抽出された種目IDを有し、選択された体操用音楽データに設定された標準テンポ値に最も近いテンポ値を有する区分映像を抽出すること、
(I)第3処理は、抽出した区分映像を映像出力手段に再生させるとともに、体操用音楽データを当該区分映像のテンポにて音楽出力手段に演奏させること、
【0011】
この発明は上記の構成を基本とし、つぎの事項(J)(K)を加えて実施することができる。
(J)体操用音楽データには、標準テンポの順列と標準テンポ毎の有効区間が設定されること、
(K)第2処理は、抽出された種目IDを有し、選択された体操用音楽データに設定された有効区間における標準テンポ値に最も近いテンポ値を有する区分映像を抽出すること、
【0012】
この発明は上記の構成を基本とし、(L)第3処理は、抽出した区分映像がその実行期間よりも短い場合、当該実行期間において当該区分映像を繰返し映像出力手段に再生させること、という事項(L)を加えて実施することができる。
【0013】
この発明は上記の構成を基本とし、つぎの事項(M)(N)を加えて実施することができる。
(M)体操台本データには、適宜な実行期間の切り替り時の映像効果情報が付帯されること、
(N)第3処理は、実行期間の切り替り時に体操台本データの映像効果情報に基づく映像効果を区分映像に施すこと、
【0014】
【発明の実施の形態】
===カラオケ装置の構成===
図1は本発明の実施例におけるカラオケ装置の機能ブロック図である。中央制御部2は、内部にCPU、RAM、ROMを含むマイコンであり、バス100を介して周辺各構成部とデータ通信を行い、このカラオケ装置1を統括している。ハードディスク装置3は、多数曲分のカラオケ楽曲について、MIDI形式によって記述されたカラオケ伴奏音楽の起源となる音楽生成データと、その楽曲演奏に同期して描出する歌詞画像の生成起源となる歌詞描出データとをカラオケデータとして格納している。
【0015】
音楽生成データは、楽器毎の旋律をMIDI形式で記述した電子音符情報と、その旋律を演奏する際のテンポを規定する標準テンポ値とを含んでいる。テンポ値は、4分音符に相当する長さを1拍とし、1拍を所定周期のクロックパルスの数によって記述している。なお、本実施例を含め、音楽生成タイプのカラオケ装置では、クロックパルスの周波数を可変制御することでカラオケ楽曲の演奏テンポを調整している。
【0016】
歌詞描出データは、全歌詞文字を適宜な小節ごとに区切って文字列とし、その文字列の表示/消去順序(歌詞描出シーケンス)や文字列の表示位置などの情報と、各文字列の表示/消去タイミングや文字列中の各文字における色変えタイミング(歌唱時機指示)などの各情報を記述している。
【0017】
また、各楽曲に対応付けされた上述の映像台本データや歌詞画像の背景映像として使用されるムード映像の生成起源となる長時間分の映像データ(MPEG1形式など)もハードディスク装置3に格納されている。本実施例では、短時間分の素材映像毎に映像データファイルを用意し、中央制御部2は映像台本データに従って適宜な映像データファイルをハードディスク装置3より読み出して映像復号部13に転送する。映像復号部13はこの映像データファイルを処理してムード映像の映像信号に復号する。
【0018】
なお、本実施例では、1台の大容量ハードディスク装置3に上記各データを格納しているが、複数台のハードディスク装置を搭載して適宜に分割格納してもよい。もちろん、CD−ROMチェンジャを搭載して、多数のCD−ROMに長時間分の映像データを分割して格納する構成を採用することもできる。
【0019】
===カラオケ演奏動作===
中央制御部2は、リモコン送信器5や操作パネル6などのユーザインタフェースにて指定入力されたリクエスト楽曲の楽曲番号を操作制御部7を介して受け取ると、その楽曲番号を入力順に従ってRAMに格納することで演奏処理の待ち行列として管理する。中央制御部2は、前記待ち行列から演奏順番になった楽曲番号をピックアップし、該当の音楽生成データと歌詞描出データとをハードディスク装置3より取り出して処理する。音楽生成データはシンセサイザ8に順次転送される。なお、中央制御部2は、利用者入力によるテンポ値の指定がない限りは、シンセサイザ8に標準テンポでMIDIデータを処理するように指示し、シンセサイザ8は、一拍に割り当てるクロック数を標準テンポ値のクロック数に設定する。
【0020】
シンセサイザ8にて生成された伴奏音楽の音声信号(楽曲音声信号)は、ミキシングアンプ9に入力される。ミキシングアンプ9は、マイクロホン11からの音声信号(歌唱音声信号)と楽曲音声信号とを混合し、その混合音声信号を増幅してスピーカ10より音響出力する。
【0021】
一方、歌詞描出データを音楽生成データの処理に同期して処理し、伴奏音楽に同期した歌詞画像を生成してビデオRAM12に順次ビットマップ展開する。また、中央制御部2は該当の映像台本データに従って所定の映像データをハードディスク装置3より順次読み出して映像復号部13に転送し、ムード映像の映像信号を出力させる。映像制御部14は、ビデオRAM12に展開される歌詞画像を映像復号部13からのムード映像にスーパーインポーズした映像信号をディスプレイ15に出力する。
【0022】
===体操映像データベース===
カラオケ装置1は、上述のカラオケ演奏機能に加え、リハビリテーションなどの医療目的に使用される体操音楽と体操映像とを音響映像出力する体操指導機能を備えている。体操音楽はカラオケ楽曲と同様に、標準テンポ値を含むMIDI形式で記述された体操用音楽データとして用意されている。
【0023】
体操映像の生成起源となる体操映像データは、ムード映像における素材映像と同様に、模範演技者が行った体操の所作を実写した短時間分の映像を区分映像として用意されて体操映像データベースが構築されている。図2は体操映像データベースの概略構造図を示している。本実施例では、素材映像と同様に各区分映像がファイル単位で用意されている。各区分映像は、首を回す・右手を上げ下げする・ジャンプするなど、運動部位や動きが異なる多数の演技種目に分類されており、各演技種目を種目ID(a1,a2・・・)によって識別している。さらに、1つの演技種目には演技テンポを少しずつ異ならせた複数の区分映像が含まれている。この例ではテンポ値が10刻みで異なっている。したがって、この体操映像データベースに対して種目IDとテンポ値とを指定することで、所定の演技種目と所定の演技テンポとに該当する1つの区分映像(ファイル)が選出される。
【0024】
===体操台本データ===
カラオケ楽曲には背景映像の編集手順を記述した映像台本データが対応付けされている。体操音楽にもこれに相当する体操台本データが対応付けされている。図3はその体操台本データの概略構造を示している。映像台本データと異なる点は、種目IDの順列を演奏時系列に対応付けして記述している点にある。すなわち、体操映像データファイルを直接指定していない。いずれかのテンポ値と指定の種目IDとに対応づけされた区分映像が指定されているだけである。この例では、区間映像を出力し続ける時間と種目IDとのペアを順列にしている。もちろん、種目IDと出力すべき区間映像の出力期間(実行期間)とが対応付けされていれば、体操台本データは体操音楽の演奏開始時点を起点とした経過時間と種目IDとの対応づけが記述されていてもよい。
【0025】
===体操指導機能の動作===
つぎに、中央制御部2による体操用音楽データや体操映像データの処理手順と、体操指導機能の動作とについて説明する。中央制御部2は、カラオケ楽曲と同様にして体操音楽の演奏指示を受け付け、体操音楽を演奏予約登録する。この体操音楽の演奏順番になると、該当の体操用音楽データとともに対応の体操台本データをハードディスク装置3より読み出す。そして、体操音楽の演奏処理に並行して体操台本データに従って指定の種目IDに対応付けされた区分映像(体操映像データファイル)を読み出す。
【0026】
このとき、体操用音楽データに付帯する標準テンポ値を取得し、このテンポ値に最も近いテンポ値に対応付けされた区分映像を選出する。例えば、標準テンポ値が45であればテンポ値50の区分映像から指定の種目IDに該当する区分映像を選出する。標準テンポ値が44であればテンポ値40を区分映像から選出する。そして、読み出した区分映像を映像復号部13に転送し、該当の実行期間中、その区分映像の映像信号を出力させる。
【0027】
これによって、種々の演技種目が順次切り替わりながらつなぎ合わされた一連の体操映像に編集される。なお、この体操映像は、映像制御部14によりビデオRAM12に展開される歌詞画像の背景画像としてディスプレイ15に出力される。
【0028】
さらに、医療目的の体操は律動体操による身体機能の促進・回復を目的としていることから、体操映像と音楽のリズム(テンポ)とを一致させる必要がある。そこで中央制御部2は、表示された区分映像の演技テンポのテンポ値をシンセサイザ8に指示し、シンセサイザ8がこのテンポ値に相当するクロック周波数を設定して体操音楽の演奏テンポを演技テンポに一致させる。
【0029】
===補足・変更例・応用例===
個々の区分映像の再生時間は体操台本データによって指定される各実行期間に比べて短く設定されている場合、実行期間中に映像出力が停止してしまう。そこで上記実施例では、映像復号部13は中央制御部2より転送された区分映像のデータファイルを内部のRAMなどに格納し、次の映像データファイルが転送されるまでこの格納ファイルを処理して区分映像を繰り返し復号している。もちろん、体操映像データベースに割り当てられるデータ記憶領域が十分大きければ、全ての区分映像を実行期間に比べて十分長い時間とし、各区分映像を体操の所作を繰り返した映像にすることもできる。この場合、区分映像を繰り返して復号する処理は不要となる。
【0030】
上記実施例では体操用音楽データに付帯する標準テンポ値は楽曲演奏を通じて一定としているが、一曲の体操音楽を複数の演奏区間に区切り、各演奏区間で異なる標準テンポ値が設定されていてもよい。中央制御部は、体操台本データに従って区分映像を読み出す際に、その時点の実行期間に設定されている標準テンポ値を体操用音楽データから取得し、適宜な演技テンポを特定すればよい。
【0031】
上記実施例では歌詞画像を体操映像にスーパーインポーズしているが、カラオケ装置1を上述の健康・医療目的などに使用する場合は、歌詞は必ずしも必要がない。このような場合には、体操台本データが対応付けされている楽曲については歌詞描出データの処理を省略したり、体操音楽には対応する歌詞描出データを用意しないことにしたりすればよい。もちろん、利用者の操作によって歌詞画像の表示/非表示を選択できるようにしてもよい。
【0032】
各実行期間の切り替わり時にフェードイン/アウトやワイプなどの映像効果を指定する旨の情報を体操台本データに記述しておき、映像制御部14に各種映像効果を伴った映像信号を出力する機能を付帯させ、中央制御部2が振付台本データに基づいて各所作映像の切り替えタイミング時点で指定の映像効果を付加するように映像制御部14を制御すれば、体操の所作の途中で演技種目が切り替わっても違和感を軽減することができる。
【0033】
ディスクチェンジャ装置を搭載し、体操映像データベースのデータ格納媒体として複数のCD−ROMやDVDなどの光ディスクを使用したカラオケ装置では、体操台本データに基づいて指定のディスクを駆動して指定の記録位置から映像データを読み出すことができなくなる。このような場合、体操台本データにて指定される種目IDと演技テンポ値と特定のディスクとデータ記録位置とを対応付けした対照表を用意しておけばよい。体操台本データに記述されている種目IDと、標準テンポ値から特定される演技テンポ値とをこの対照表に照会することで出力すべき区分映像の格納場所が特定できる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、体操指導用の映像音楽番組を編集出力する機能を備えたカラオケ装置において、実写による体操所作を表示して、違和感の無い体操指示の映像を表示出力することができる。各体操所作に対応する区分映像は運動部位や動きが異なる多数の演技種目に分類されており、これら演技種目に対応する区分映像を体操台本データに基づいた順列で順次表示している。そのため、リハビリテーションなどの医療目的に本発明のカラオケ装置を利用する場合、目的に合わせて多種多様な体操に柔軟に対応することができる。しかも、用意すべき映像データは体操楽曲毎に用意する必要がなく、大容量のデータ記憶部を不要とし、カラオケ装置に掛かるコストを増加させることがない。
【0035】
また、各演技種目に演技テンポを異ならせた区分映像を含ませ、演奏される体操音楽の標準テンポにもっとも近い演技テンポの区分映像を表示し、さらに演奏テンポを演技テンポに合わせている。そのため、体操音楽の演奏テンポを極端に変化させることがなく、音楽自体の違和感を軽減することができる。また、正確な律動体操を行うことができ、医療目的の場合は、身体機能の促進・回復を効果的に支援する。
【0036】
体操映像とともに演奏される体操音楽も、カラオケ楽曲と同様に膨大な数の楽曲から選択することが可能となり、医療目的に使用する場合には利用者が飽きることない。したがって、リハビリテーションヘの意欲を持続させることができる。
【0037】
また、演奏の途中でテンポが変わる体操音楽にも対応して、適宜な演技テンポの区分映像を選出すれば、より複雑な体操に対応することができる。体操のテンポにメリハリが加わり、身体機能の促進・回復効果もさらに向上する。
【0038】
区分映像を実行期間中で繰り返し再生すれば、区分映像の再生時間が実行期間より短い場合に対応することができる。また、区分映像が含む映像内容として、ある演技種目に含まれる体操の所作を必要最小限だけ行った映像だけにして、その所作を繰り返し再生することもできる。そのため、区分映像のデータ量を極めて少なくすることができる。
【0039】
区分映像の切り替わり時に適宜な映像効果を付加すれば、ある演技種目の体操所作の途中で次の演技種目の体操所作に切り替わる違和感を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるカラオケ装置の機能ブロック図である。
【図2】上記実施例における体操映像データベースの概略構造図である。
【図3】上記実施例にて処理される体操台本データの概略構造図である。
【符号の説明】
1 カラオケ装置
2 中央制御部
3 ハードディスク装置
8 シンセサイザ
13 映像復号部
Claims (4)
- データ記憶手段(3)と、音声出力手段(8)と、映像出力手段(13)と、中央制御部(2)とを備えたカラオケ装置であって、
データ記憶手段(3)は、複数の体操用音楽データと、体操用音楽データに対応付された体操台本データと、体操映像データベースとを記憶し、
体操用音楽データには、標準テンポ値が設定され、
体操台本データは、種目IDの順列と種目ID毎の実行期間を記述し、
体操映像データベースは、種目IDとテンポ値に対応付けられた複数の区分映像によって構成され、
中央制御部(2)は、選択された体操用音楽データを音声出力手段(8)に演奏させるとともに、第1処理〜第3処理を行い、
第1処理は、体操台本データに従って、実行期間における種目IDを抽出し、
第2処理は、抽出された種目IDを有し、選択された体操用音楽データに設定された標準テンポ値に最も近いテンポ値を有する区分映像を抽出し、
第3処理は、抽出した区分映像を映像出力手段(13)に再生させるとともに、体操用音楽データを当該区分映像のテンポにて音楽出力手段(8)に演奏させる
カラオケ装置。 - 体操用音楽データには、標準テンポの順列と標準テンポ毎の有効区間が設定され、
第2処理は、抽出された種目IDを有し、選択された体操用音楽データに設定された有効区間における標準テンポ値に最も近いテンポ値を有する区分映像を抽出する
請求項1に記載のカラオケ装置。 - 第3処理は、抽出した区分映像がその実行期間よりも短い場合、当該実行期間において当該区分映像を繰返し映像出力手段(13)に再生させる
請求項1または2に記載のカラオケ装置。 - 体操台本データには、適宜な実行期間の切り替り時の映像効果情報が付帯され、
第3処理は、実行期間の切り替り時に体操台本データの映像効果情報に基づく映像効果を区分映像に施す
請求項1〜3のいずれかに記載のカラオケ装置。
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