JP3546109B2 - 不正使用自動通報装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、車両が不正に使用されたときに、所定の場所、例えば所有者、または警察署等の第三者へ自動的に通報する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両が不正使用されたことを所有者等へ通報する手段としては、車両ごとに設定されている特定のキー以外でドアのキーロックを解除した場合、不正にドアを開けたと見なして車両のホーンなどの警報音等を発生させる装置が検討されている。特定のキーとしては、形状のみならず、キー内部に所有者特有の識別コードを付与したものが考えられている。また、車室内に設けられた0〜9等の数字キーにより、使用者が設定した暗証コードを入力することで使用者を識別するものもある。
【0003】
しかし、かかる装置では、警報音が聞こえる範囲内に所有者がいないと不正使用されたことに気付かないため、警報装置が無意味になるという不都合が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、車両の不正使用が発生したことを検出でき、車両が不正使用されて所有者から遠く離れてしまった場合でも、不正使用発生のメッセージを所有者または第三者に通報し、さらに不正使用車両の現在位置をも所有者または第三者に知らせることのできる全く新規な不正使用自動通報装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、車両が不正に使用されたことを検出する不正使用検出手段と、車両の現在位置を測位する車両位置測位装置と、送信手段と、不正使用検出手段が車両が不正に使用されたことを検出したとき、少なくとも車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を、送信手段を介して送信するように、送信手段を制御する制御部とで構成され、制御部は少なくとも車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を送信中は、送信手段の動作を制御するための入力手段(例えば操作ボタン、フックボタン等)による入力が無効になるように制御する。
【0006】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明であって、不正使用検出手段は、車両に乗車されたことを検出する乗車検出手段と、入力される使用者識別信号を、予め登録してある識別信号と照合する識別信号照合手段とを含み、乗車検出手段により車両に乗車されたことを検出してから所定時間内に、予め登録してある識別信号に対応した正しい識別信号が入力されなかったことを検出したとき、車両が不正に使用されたことを検出する。
【0007】
また、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明であって、制御部は、音声変換手段を含み、車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を音声変換手段により変換する。
【0008】
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つの発明であって、制御部は、少なくとも車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を送信中は、送信手段の動作状況(例えば動作音、インジケータ等)を告知する告知手段が非動作となるように制御する。
【0010】
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1つの発明であって、制御部は、不正使用検出手段により車両が不正に使用されたことを検出したとき、車両位置測位装置に電源を投入するように制御する。
【0011】
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1つの発明であって、制御部は、送信手段を制御して、車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報、及び車両が不正使用されたことを示すメッセージ情報を送信するように制御する。
【0012】
【作用】
請求項1記載の発明によれば、車両が不正に使用されたことを検出する不正使用検出手段と、車両の現在位置を測位する車両位置測位装置と、送信手段と、不正使用検出手段が車両が不正に使用されたことを検出したとき、少なくとも車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を、送信手段を介して送信するように、送信手段を制御する制御部とで構成したので、車両が不正に使用され所有者から遠くはなれてしまった場合でも、所有者または第三者に車両の現在位置情報を逐次伝送することができる。また、制御部の制御に基づいて、少なくとも前記車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を送信中は、送信手段の動作を制御するための入力手段(例えば操作ボタン、フックボタン等)による入力が無効になるように構成したので、不正使用通報中に不正使用者により通信機器のスイッチが切られることが避けられる。
【0013】
また、請求項2記載の発明によれば、不正使用検出手段は、車両に乗車されたことを検出する乗車検出手段と、入力される使用者識別信号を、予め登録してある識別信号と照合する識別信号照合手段とを含み、乗車検出手段により車両に乗車されたことを検出してから所定時間内に、予め登録してある識別信号に対応した正しい識別信号が入力されなかったことを検出したとき、車両が不正に使用されたことを検出するように構成したので、使用者識別信号を入力することで車両が不正に使用されたかどうかを検出できる。
【0014】
また、請求項3記載の発明によれば、制御部は、音声変換手段を含み、車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を音声変換手段により変換するので、受信側では車両の現在位置情報を表示する装置等を余分に用意する必要がない。
【0015】
また、請求項4記載の発明によれば、制御部の制御に基づいて、少なくとも車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を送信中は、送信手段の動作状況(例えば動作音、インジケータ等)を告知する告知手段が非動作となるように構成したので、不正使用通報中に通報中であることが不正使用者に気付かれることがなく、不正使用者にての妨害(通信機器のスイッチが切られたり、車外に捨てられること)が避けられる。
【0017】
また、請求項5記載の発明によれば、制御部の制御に基づいて、不正使用検出手段により車両が不正に使用されたことを検出したとき、車両位置測位装置に電源を投入するように構成したので、必要がないときは車両位置測位装置に通電されることがなく、電力の浪費を押さえることができ、車両用に適している。
【0018】
また、請求項6記載の発明によれば、制御部の制御に基づいて、送信手段を制御して、車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報、及び車両が不正使用されたことを送信するように構成したので、所有者または第三者は車両の不正使用が発生したというメッセージ情報を含む送信情報を受信することができる。
【0019】
【実施例】
第1実施例
次に本発明の第1実施例を図1に基づいて以下に説明する。図1は本発明の第1実施例における不正使用自動通報装置の概略構成を示すブロック図である。
図1の実施例における不正使用自動通報装置は、音声認識装置1、制御部2、車両位置測位装置3、マイク4、自動車電話5、GPS(Global Positioning System)アンテナ6、電話用アンテナ7、ジャイロセンサ8、乗車検出装置9から構成される。
【0020】
音声認識装置1は、マイク4を通じて入力される音声を所定のフォーマットからなる認識データ列に変換し、制御部2へ出力する。
乗車検出装置9は、人が車両に乗車したか否かを検出する。例えば車両のイグニッションキーにより車両の電源スイッチが入ったことを監視しても良いし、車両のドアが開かれたことを監視しても良い。
制御部2は、入力された認識データ列を予め登録してある暗号データ列と照合し、乗車検出装置9により人が車両に乗車ことを検出してから所定時間内に、正しい暗号データ列が入力されたか否かを判断する。
【0021】
ここで、正しい暗号データ列が入力されなかったと判断したときは、相手局呼び出し信号にて予め登録してある電話番号、例えば所有者の自宅、警察署といった相手局に自動車電話5を通じて回線接続を行い、次いで車両位置測位装置3に電源を投入し起動させ、車両位置測位装置3により測位された車両の現在位置情報を、車両の不正使用発生のメッセージ情報と共に送信情報として電話回線にて相手局へ伝送するように制御する。
さらに、自動車電話5に対して、例えば動作音やインジケータ光等が外部に告知されないように制御するとともに、操作ボタンによる操作を無効にするように制御する為のモード変更信号を出力する。
なお、制御部2には、前述した相手局呼び出し信号、及び送信情報を自動車電話5に入力するためのデータフォーマットに変換するインターフェース部も含まれている。
以下、「相手局」の「相手」とは、「車両の所有者または第三者(警察署等)」を指すものとする。
【0022】
車両位置測位装置3は、制御部2の指令に応じて、GPSアンテナ6、ジャイロセンサ8によって逐次測位される車両位置を計算し、計算された車両の現在位置情報を制御部2に出力する。
なお、車両位置測位装置3は、GPS受信機のみ、またはジャイロセンサ8のみにても構成できる。
自動車電話5は、入力された送信情報を変調し、自動車電話用アンテナ7を通じて、回線接続された相手局へ送信する。
さらに、自動車電話5は電話制御部を有し、制御部2からのモード変更信号を受けて、自動車電話5の表示、動作音等をカットするなどの動作モードの変更を行う。
【0023】
かかる自動車電話5は、例えば図4に示すようなデジタル電話にて構成することが可能である。
図4においては、制御部2からの相手局呼び出し信号は、電話制御部10、及び切り換え手段13へ入力される。
また、送信情報は、電話制御部10、及び切り換え手段12へ入力される。
切り換え手段13は、電話制御部10の制御に基づいて、相手局呼び出し信号、送信情報のうちのいづれかを選択し、変調手段16へ出力する。
切り換え手段12は、電話制御部10の制御に基づいて、送信情報を変調手段16へ出力する際にA/D変換器11を介すか介さないかの選択を行う。
変調手段16は、入力された信号をデジタル電話の送信フォーマットに変調し、変調された信号は自動車電話用アンテナ7を介して送信される。
モード変更信号は、電話制御部10に入力される。
電話制御部10は、モード変更信号に基づき自動車電話を構成する告知手段14、及び入力手段15の動作モードを制御する。
【0024】
次に、本発明の第1実施例における不正使用通報装置の動作について詳述する。かかる動作は主に制御部2の制御により行われており、図2に、図1における不正使用通報装置を搭載した車両が、所有者に不正使用発生のメッセージ情報と車両の現在位置情報を通報するための制御部2の動作フローチャートを示す。
動作フローチャートは大別して、S1〜S6の使用者識別処理とS7〜S10の不正使用通報処理からなる。
【0025】
制御部2は、先ずステップS1において、乗車検出装置9により人が車両に乗車したか否かを判断する。
【0026】
乗車が検出された時には、ステップS2においてタイマカウンタtを0にリセットする。なお、カウンタtは、図示しないシステムクロックなどのクロック入力によってカウントアップしていくものとする。
【0027】
次に、ステップS3においてマイクからの音声入力が成されたか否かが判断される。例えば、マイク4から音声が入力され、音声認識装置1にてフォーマット変換された認識データ列が制御部2へ出力されることにより、制御部2は音声入力が成されたことを判断することができる。
【0028】
音声入力有りと判断された場合はステップS4へ進み、制御部2に入力された認識データ列を、予め正式な使用者等によって設定されている暗号データ列と照合し、正しい暗号かどうかを判断する。
正しい暗号であると判断した場合はステップS5へ進み、不正使用通報の動作モードを解除し、車両機器の通常の使用が許可される。
【0029】
また、ステップS3において音声入力が成されなかった場合、またはステップS4において入力された音声が正しい暗号ではなかったと判断された場合はステップS6へ進む。
【0030】
ステップS6では、タイマカウンタtが所定時間Tに達したか否かを判断し、達していない場合はステップS3に戻り再び音声入力監視ステップ(S3)及び暗号照合ステップ(S4)を行う。
【0031】
よって、乗車後、所定時間Tの間は音声入力をやり直すことができることになる。
ステップS6において、タイマカウンタtが所定時間Tに達している場合、即ち、ステップS3、S4、S6により、乗車してから所定時間T内にマイク4への正しい暗号入力が成されない場合は、車両が不正使用されたと判断し、ステップS7へ進み不正使用通報処理が開始される。
【0032】
不正使用通報処理では、ステップS7において、自動車電話7の動作音やインジケータ光等が外部に表われないようするとともに、操作ボタンを押しても効かないようにする為に自動車電話5内の電話制御部10に対してモード変更信号が出力される。
電話制御部10はモード変更信号を受け、自動車電話の動作モードを変更する。
例えば、自動車電話5のインジケータ光や動作音などの告知手段14を非動作にしたり、操作ボタンなどの入力手段15による入力を無効にする。
かかる制御を行うことにより、自動車電話5が不正使用通報中であることが不正使用者に気付かれることがなくなり、不正使用通報中に不正使用者によってなされる妨害(電話回線を切られたり、自動車電話5を車外へ捨てられること)が避けられる。
なお、自動車電話5を、所有者以外の者にはその所在に気付くことができないような場所に設けるようにすれば、一層の効果が得られるのは勿論である。
【0033】
次に、ステップS8において、予め登録してある相手局の呼び出しを行う。S8においては、制御部2から電話制御部10、及び切り換え手段13へ相手局呼び出し信号が出力され、電話制御部10は相手局呼び出し信号が入力されたことを検知して、切り換え手段13の入力を相手局呼び出し信号側へ切り換える。
切り換え手段13により選択された相手局呼び出し信号は、変調手段16によりデジタル電話の送信フォーマットに変調されて、自動車電話用アンテナ7により送信される。
【0034】
次に、ステップS9において、車両位置測位装置に電源を投入し起動させ、車両現在位置の測位を開始する。
次に、ステップS10において、自動車電話5を介して送信情報を伝送することで、相手局に車両の不正使用が発生したというメッセージ情報と現在位置情報とを通報する。
S10においては、制御部2から切り換え手段12、及び電話制御部10へ送信情報が出力され、電話制御部10は送信情報が入力されたことを検知して、切り換え手段13の入力を送信情報側へ切り換える。
さらに電話制御部10は、送信情報がアナログ信号かデジタル信号かを判断し、アナログ信号であれば切り換え手段12の出力をA/D変換器11側に切り換える。
かかる制御を行なうことにより、送信情報がアナログ信号にて構成されている場合であっても、デジタル信号に変換された後、変調手段16によりデジタル電話の送信フォーマットに変調されて、自動車電話用アンテナ7を介して送信されることが可能である。
なお、送信情報として、GPSアンテナ6、ジャイロセンサ8、車両位置測位装置3を用いて逐次得られる車両の現在位置情報もあわせて伝送されており、車両が広範囲に移動しても、相手局に車両の現在位置を順次的確に知らせることができる。
【0035】
以上の処理により、車両が正当な所有者から遠く離れてしまった場合でも、所有者または第三者が不正使用の発生を知ることができ、さらに車両の現在位置をも知ることができる。
【0036】
さらに、不正使用通報中は通報中であることが気付かれないように自動車電話5の動作モード変更が行われるので、自動車電話を切られたり、捨てられたりすることが避けられる。
【0037】
なお、カーステレオなどの車両の装備品を盗む目的で車内に侵入する場合も考えられ、その場合には、ステップS6において所定時間内に正しい暗号入力が成されなかった場合に、S7にてさらに、警報音を発生したり警告画面を表示するとともに、装備品が正常な動作を行わないように対象とする装備品に非動作信号を出力することで、車両の装備品の盗難防止の効果も得られる。
【0038】
第2実施例
次に第2実施例について説明する。
第1実施例においては、送信情報を、音声情報ではないデータ情報で構成しているため、不正使用自動通報装置が送信する送信情報を受信するためには、通常の電話機に加えて、表示または音声変換するための装置が受信装置として必要になる。
よって、受信装置としては高価なものになり、またそれを設置するために余分な場所を要するという問題点がある。
【0039】
図3は、この問題点をも解消した第2実施例を示すブロック図である。
同図中図1と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
第2実施例では、第1実施例の制御部にさらに音声変換手段17を加え、車両の現在位置情報と不正使用発生のメッセージ情報をそれぞれ対応する音声情報に変換し、変換された音声情報を含む送信情報を伝送する。
よって、自動車電話用アンテナ7から送信される送信情報は音声情報が含まれることになる。
したがって、受信側は、音声情報受信手段のみを持つ通常の電話機によって、不正使用発生のメッセージ情報に加えて、車両の現在位置をも知ることができる。
ただし、ここで言及している「音声情報」には、音声アナログ信号のみならず、対応するデジタル値に変換されたデジタル信号列も含まれていることは無論である。前者の場合にはA/D変換器11を介し、後者の場合にはA/D変換器を介さずに変調手段16へ入力される。
なお、本実施例では、自動車電話を伝送手段として用いたが、無線機などの送信機能を持つものに応用できることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、請求項1の発明によれば、車両が不正に使用され所有者から遠くはなれてしまったとしても、所有者に車両の現在位置からなる送信情報を逐次相手局に伝送することができ、車両の移動がなされても正確な位置を特定できる。また、制御部の制御に基づいて、車両の現在位置情報を送信中は、送信手段の動作を制御するための入力手段(操作ボタン、フックボタン等)による入力が無効になるように構成したので、不正使用通報中に不正使用者により通信機器のスイッチが切られることが避けられる。
【0041】
また、請求項2の発明によれば、使用者識別信号を入力することで車両が不正に使用されたかどうかを検出できる。
【0042】
また、請求項3記載の発明によれば、制御部は、音声変換手段を含み、車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を音声変換手段により変換することを特徴とするので、受信側(相手局)では車両の現在位置情報を表示する装置等を余分に用意する必要がない。
したがって、受信装置が高価になることがなく、設置に余分な場所を必要としない。 さらに受信側では、通常の電話機を用意することで、音声変換された送信情報を受け取ることができるので、相手局の選択の幅が格段に広がる。
【0043】
また、請求項4記載の発明によれば、制御部の制御に基づいて、車両の現在位置情報を送信中は、送信手段の動作状況(動作音、インジケータ光等)を告知する告知手段が動作しないように構成したので、不正使用通報中に通報中であることが不正使用者に気付かれることがなく、通信機器のスイッチが切られたり、車外に捨てられることが避けられる。
【0045】
また、請求項5記載の発明によれば、制御部の制御に基づいて、不正使用検出手段により車両が不正に使用されたことを検出したとき、車両位置測位装置に電源を投入するよう構成したので、必要がないときは車両位置測位装置に通電する必要がなく、電力の浪費を押さえることができる。
【0046】
また、請求項6記載の発明によれば、制御部の制御に基づいて、送信手段を制御して、車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報、及び車両が不正使用されたことを送信するように構成したので、所有者または第三者は車両の不正使用が発生したというメッセージ情報を含む送信情報を受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における不正使用自動通報装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例における不正使用自動通報装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施例における不正使用自動通報装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施例における自動車電話の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・・音声認識装置
2・・・・制御部
3・・・・車両位置測位装置
4・・・・マイク
5・・・・自動車電話
6・・・・GPSアンテナ
7・・・・自動車電話用アンテナ
8・・・・ジャイロセンサ
9・・・・乗車検出装置
10・・・電話制御部
11・・・A/D変換器
12・・・切り換え手段
13・・・切り換え手段
14・・・告知手段
15・・・入力手段
16・・・変調手段
17・・・音声変換手段
Claims (6)
- 車両が不正に使用されたことを検出する不正使用検出手段と、
車両の現在位置を測位する車両位置測位装置と、
送信手段と、
前記不正使用検出手段により車両が不正に使用されたことを検出したとき、少なくとも前記車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を、前記送信手段を介して送信するように、前記送信手段を制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、少なくとも前記車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を送信中は、前記送信手段の動作を制御するための入力手段による入力が無効になるように制御することを特徴とする不正使用自動通報装置。 - 前記不正使用検出手段は、車両に乗車されたことを検出する乗車検出手段と、入力される使用者識別信号を予め登録してある識別信号と照合する識別信号照合手段とを含み、
前記乗車検出手段により車両に乗車されたことを検出してから所定時間内に、前記予め登録してある識別信号に対応した正しい識別信号が入力されなかったことを検出したとき、車両が不正に使用されたことを検出することを特徴とする請求項1記載の不正使用自動通報装置。 - 前記制御部は、音声変換手段を含み、少なくとも前記車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を、前記音声変換手段により音声情報に変換することを特徴とする請求項1または2に記載の不正使用自動通報装置。
- 前記制御部は、少なくとも前記車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報を送信中は、前記送信手段の動作状況を告知する告知手段が非動作となるように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の不正使用自動通報装置。
- 前記制御部は、前記不正使用検出手段により車両が不正に使用されたことを検出したとき、前記車両位置測位装置に電源を投入するように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の不正使用自動通報装置。
- 前記制御部は、前記送信手段を制御して、前記車両位置測位装置により測位された車両の現在位置の情報、及び車両が不正使用されたことを示すメッセ−ジ情報を送信するように制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の不正使用自動通報装置。
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