JP3545620B2 - 有料放送の視聴情報回収方法、情報回収方法、放送受信機、送信方法 - Google Patents

有料放送の視聴情報回収方法、情報回収方法、放送受信機、送信方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料放送システムにかかわり、特に視聴者の受信機から情報の回収する際に情報内容が第三者に漏れることのないようにした有料放送の視聴情報回収方法、情報回収方法、放送受信機、送信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
有料で番組を提供する有料放送では、視聴者がその有料放送番組を提供する放送局と受信契約を締結し、且つ、その有料放送番組を受信できる受信機を設置して番組を視聴する仕組みとなっている。図4にこのような従来のペイパービュー方式による有料放送のシステム例を示す。図中1a,1bは有料番組を提供する放送局であり、2はプラットホーム事業者システムであって、放送局1a,1bからの放送番組を暗号化(スクランブル処理)し、また、これに契約情報(EMM情報)と番組情報(ECM情報)を多重してから当該放送番組を送信すると共に、契約視聴者の受信機からペイパービュー(PPV)視聴情報を読み出し、当該情報をもとに各受信機のPPV視聴料金を計算し、視聴者に請求、回収するほか、これによって回収した売上金を、関係する放送局に渡すと云った機能を有する。受信機3は受信した放送番組を契約情報に従ってデスクランブルし、テレビ信号化してテレビ受像機に与えると共に、番組情報から得た視聴している情報(視聴情報)をメモリに保存し、プラットホーム事業者システム2からの要求によりこの保存した情報を当該システム2に送信すると云った機能を有する。
【0003】
この例の受信機3は視聴管理用にICカードを使用した例である。また、放送局1a,1bは番組(映像、音声データ)を供給するのみであり、視聴者との契約に従って受信機の制御を行うのはプラットホーム事業者システム2である。このプラットホーム事業者に放送局は番組を供給し、スクランブル放送を依頼するほか、視聴料金の収集を依頼するようになっている。
【0004】
次に有料放送の仕組みについて説明する。まず、放送局から視聴契約を結んだ視聴者の受信機3(IRD)には、契約情報(EMM情報)が与えられる。この情報は契約した者の受信機3が視聴できるようにするための情報であり、放送局1a,1bはEMM情報を与えた受信機が視聴可能になるように、受信機3に固有の個別鍵(Km)で暗号化し、さらに受信機3が伝送されるEMM情報の中から自己の受信機宛のEMM情報をフィルタリングできるようにするためIDを付加して送出する。
【0005】
このため、その個別鍵Kmを有しない受信機ではその暗号化されている情報を取り込むことができず、他人の情報を使用して只見をするような不正ができないようになっている。また、このEMM情報はICカード内に記憶され、不正に書き換えができないようになっている。
【0006】
また、図4の有料放送では、EMM情報でワーク鍵Kwも与えるようになっている。このワーク鍵Kwは、以下に示すECM情報を不正に利用されないように暗号化するための鍵である。すなわち、ECM情報とは、視聴契約がある全受信機のICカードに共通に与える番組に関する情報であり、ワーク鍵Kwで暗号化された情報として与えられる。このECM情報は放送している番組に関する情報の他、映像および音声信号など放送でサービスされる情報に施したスクランブルを解くための鍵であるスクランブル鍵Ksが含まれている。
【0007】
このため、視聴契約が無い受信機のICカードでは、EMM情報を放送局から受けることができず、従って、ワーク鍵Kwも得られないため、最終的にスクランブル鍵Ksも得られないので番組視聴できない仕組みである。
【0008】
この視聴契約の有無の判定は、この図4に示すICカード内の視聴可否判定部において、EMM情報とECM情報とを比較することで行っている。判定の結果、契約があると判断した場合にはECM内にあるデスクランブル鍵Ksをデスクランブル部へ与え、デスクランブルできるようにしているが、契約がない場合には、スクランブル鍵Ksをデスクランブル部へ与えず、視聴できないようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したような有料放送システムおよび受信機では、プラットホーム事業者がEMMの送付により各受信機を制御することが基本となっているが、ペイパービュー放送と呼ばれる番組を視聴するごとに課金する形態の放送では、ペイパービュー番組(以下PPV番組)視聴の際に視聴実績データ(以下視聴情報)をICカード内に記憶し、後でプラットホーム事業者からの指示(EMM情報等で指示する)により視聴情報を回収し、視聴情報に従って料金を請求される様になっている。この場合、視聴情報の回収は視聴者管理をしているプラットホーム事業者側のシステムが行い、売り上げを放送局に分配することになる。また視聴情報回収にあたっては、不正が行われないように受信機と、図4に示すPPV視聴情報回収部が、暗号技術を利用して認証をするほか、視聴情報自体にも暗号をかけて改ざんできないようにすることもある。なお、PPV視聴情報回収部は、回収した視聴情報の改ざん検査を行い問題ない場合には、ICカード内の視聴情報メモリに記憶されている回収済み視聴情報の削除を指示し、ICカードは回収済み視聴情報のメモリ削除を行う。
【0010】
このように、従来システムの場合は、プラットホーム事業者が視聴者管理を行う方法が一般的であったが、この仕組みの場合、視聴者管理をプラットホーム事業者に委ねているため、放送局個別の事業情報の機密保持が問題となる。すなわち、視聴者から回収された視聴情報は、どの局のどの番組がどの程度利用されているかと云った本来、局側で機密にしておきたい情報が、プラットホーム事業者側に知られてしまうと云う問題である。
【0011】
従って、プラットホーム事業者のような中間の管理センタが介在していても情報漏洩がないように放送局側で安全に視聴者情報の管理ができるような有料放送システムの実現が嘱望されている。
【0012】
従って、本発明の目的とするところは、中間の管理センタが介在していても情報漏洩がないように放送局側で安全に視聴者情報の管理ができるような有料放送の視聴情報回収方法、情報回収方法、放送受信機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成する。すなわち、少なくとも第1放送局及び第2放送局から各有料放送番組をそれぞれ受信した受信機に、前記各有料放送番組を視聴した時間等の各視聴情報を蓄積し、これら各視聴情報を一括して受信する管理センタを介して、前記第1及び第2放送局にそれぞれ回収させる有料放送の視聴情報回収方法において、前記受信機において、前記第1放送局の有料放送番組の第1視聴情報を、前記第1放送局に固有の第1の放送局用暗号鍵により暗号化処理を行う第1暗号化工程と、前記受信機において、前記第2放送局の有料放送番組の第2視聴情報を、前記第2放送局に固有の第2の放送局用暗号鍵により暗号化処理を行う第2暗号化工程と、前記受信機において、前記第1暗号化工程及び前記第2暗号化工程により暗号化された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報を、通信鍵により暗号化処理を行う第3暗号化工程と、前記受信機において、前記第3暗号化工程により暗号化された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報を、前記管理センタへ一括して送信する送信工程と、前記管理センタにおいて、前記送信工程により送信された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報を受信して、前記通信鍵により復号する第1復号工程と、前記管理センタにおいて、前記第1復号工程により復号された前記第1視聴情報を前記第1放送局に、前記第1復号工程により復号された前記第2視聴情報を前記第2放送局に、それぞれ送信する送信工程と、前記第1放送局において、送信された前記第1視聴情報を前記第1放送局に固有の第1の放送局用暗号鍵により復号することにより、前記第1放送局の前記第1視聴情報を回収する第2復号工程と、前記第2放送局において、送信された前記第2視聴情報を前記第1放送局に固有の第2の放送局用暗号鍵により復号することにより、前記第2放送局の前記第2視聴情報を回収する第3復号工程とを具備することを特徴とする視聴情報回収方法である。
【0014】
本発明によれば、有料放送のひとつである後払いのPPV放送(ペイパービュー方式の放送)において、契約者の受信機から回収する視聴情報は複数の放送局別にその放送局専用の暗号化鍵(第1放送局に固有の第1の放送局用暗号鍵、又は、第2放送局に固有の第2の放送局用暗号鍵)で暗号化し、さらにこれを通信鍵を用いて通信の際のセキュリティ用に暗号化した2重暗号化の処理をして伝送させる。そして、放送局毎の視聴情報を、これを一括して受信するための管理センタに送信する。このように、従来のように複数の放送局に対して各視聴情報を独自の回線を用いて、各々送信するということが無いので、各視聴情報の送信処理を受信機と管理センタとの間だけで行うことができる。
更に、各視聴情報を管理センタにおいて回収した段階で、受信機内の各視聴情報を削除させるものである。これにより、視聴情報を失うことなく、受信機内の視聴情報の蓄積状態を調整でき、また、2重暗号化された視聴情報は管理センタにおいて通信用の暗号化を解くことで視聴情報は放送局別にその放送局専用の暗号化鍵で暗号化した状態のまま保管され、その後にその状態のまま該当の各放送局に分配される。従って、管理センタでの視聴情報漏洩の心配がなく、セキュリティの面で安全であるほか、放送局側では管理センタが回収した視聴情報をリアルタイムに受け取る態勢を整える必要がなく、管理が楽な有料放送システムを構築することが可能になる。
すなわち、本発明の視聴情報回収方法によれば、放送局毎の視聴情報を、受信機と管理センタとの間で、一括して送受信することができる視聴情報の回収方法であると言える。更に、通信のための暗号化とは別に、各視聴情報が、放送局毎の固有の放送局用暗号鍵でそれぞれ暗号化されているため、管理センタで、個人情報である各視聴情報が全て公になってしまうということがないので、セキュリティ上も優れた視聴情報の回収方法であると言うことができる。
【0015】
また、セキュリティ維持のため、放送局で第1の暗号化鍵すなわち、自局専用の暗号化鍵(ワーク鍵)をしばしば変更する方式を採用している場合、PPV視聴情報回収センタシステム内に長期保管した視聴情報は暗号化に使用したワーク鍵が様々になって、放送局側で暗号化を解く際の障害になる可能性があるが、このような場合に対処するために、本発明ではワーク鍵で暗号化された視聴情報には、ワーク鍵の識別コードを添付しておくようにしたことで、放送局側ではこの添付されたワーク鍵の識別コードを参照することでどのワーク鍵を使用すれば良いかが直ちにわかるようになり、従って、暗号化に使用したワーク鍵が種々混在する場合においても、放送局側では円滑に暗号化を解いて各契約者の視聴情報を取得することができるようになる。
【0016】
また、この通信方法をショッピング放送に適用した場合にも、管理センタが契約者の受信機からの商品注文情報をリアルタイムで受け付けるとともに、受け付けた情報は一時記憶し、その後に放送局へ与える構成であるため、各放送局はリアルタイムで応答する装置を持つ必要がないほか、管理センタ内では、商品注文情報は管理センタが全く関与しない放送局側用のワーク鍵で暗号化されたまま扱うことになるため、たとえ、管理センタ側で情報が漏洩しても、各放送局の商品注文情報や商品注文者のプライバシは保護されるというメリットも得られるシステムを提供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を説明する。図1に本発明による有料放送システムの構成例をブロック図で示す。図において、10A,10Bはそれぞれ有料放送番組を提供する別々の放送局であり、20は管理センタシステム、30は契約視聴者の受信機である。
【0018】
放送局10A,10Bは、放送番組を保存し、読み出す記録再生装置11、ワーク鍵Kwも含めたEMM情報(契約情報)を生成して多重化部15に出力すると共に、ECMの情報(視聴契約されている全受信機のICカードに共通に与える番組に関する情報)の暗号化処理に使用するワーク鍵Kwを発生してECM生成・暗号化処理部13に与えるEMM生成部12、番組に関する情報であるECMの情報を生成し、これを暗号化処理して多重化部15に出力すると共に、スクランブル処理に使用するスクランブル鍵Ksを発生してスクランブラ14に与えるECM生成・暗号化処理部13、記録再生装置11から読み出されたMPEG形式の符号化処理が成された放送番組を、ECM生成・暗号化処理部13から与えられたスクランブル鍵Ksを用いてスクランブル処理して多重化部15に出力するスクランブラ14、これらEMM生成部12およびEMM生成・暗号化処理部13およびスクランブラ14からの出力を多重化し、送信する多重化部15からなる。
【0019】
また、管理センタシステム20は、各契約視聴者の受信機30の識別符号IDやマスタ鍵Km、通信鍵Kcを保持した記憶装置21、各放送局で生成したEMM情報(契約情報)の暗号化処理を実施し、また、IDやマスタ鍵Km、通信鍵Kcを管理する鍵管理管理センタ22、契約視聴者の受信機30からペイパービュー(PPV)視聴情報を読み出して各放送局個別のPPV視聴情報について保持したり、該当の放送局に伝送したりするPPV視聴情報回収センタ23とを備える。
【0020】
受信機30は、受信した放送信号をチューナにて選局することにより、特定の放送局の放送番組の放送信号を取り込む機能、この受信した放送信号を放送番組、EMM情報(契約情報)、ECMの情報に分離する機能を備えている。受信機30は、ID情報を保持するID情報保持部34、分離されたEMM情報からこのID情報保持部34の持つID情報でフィルタリングして自己宛のEMM情報(契約情報)を抽出するフィルタリング部33、フィルタリング部33で抽出されたEMM情報と受信機30の受信したデータ中に含まれるECMの情報とから視聴可否判定し、視聴可のときにはスクランブル鍵Ksを発生し、また、視聴可のとき、視聴した番組の情報を保持するといった機能を有するICカード32、ICカード32から得られたスクランブル鍵Ksを用いて受信信号をデスクランブルするデスクランブル部31、このデスクランブル部31の出力するデスクランブルされた(暗号化処理の解かれた)MPEGデータを復号化してTV信号に変換するMPEGデコーダ35、ICカード32との情報の授受やシステムの各種制御を司るシステムコントロールマイコン36、管理センタシステム20のPPV視聴情報回収センタシステム23とデータ授受を行うためのモデム37とから構成される。
【0021】
また、ICカード32は、鍵記憶部32a、ECM復号部32b、EMM復号・記憶部32c、視聴可否判定部32d、視聴情報メモリ32e、暗号化部32fを備えて構成される。これらのうち、鍵記憶部32aは通信鍵Kcや受信機に固有の個別鍵Kmの情報を記憶するものであり、EMM復号・記憶部32cは、この鍵記憶部32aに記憶されている個別鍵Kmを用いて前記フィルタリング部33からの抽出情報を復号し、契約情報であるEMM復号情報(EMM情報)を得ると共に、ワーク鍵Kwを含むこのEMM復号情報を記憶するものである。また、ECM復号部32bは、EMM記憶部32cに記憶されているワーク鍵Kwを用いて放送信号中のECM情報(番組情報)を復号することにより、ECM情報を得るものであり、視聴可否判定部32dは、ECM復号部32bからのECM情報(番組情報)およびEMM復号・記憶部32cからのEMM情報(契約情報)とから現在受信中の放送番組の視聴の可否を判断すると共に、視聴可のときにはEMM情報中から得たスクランブル鍵Ksをデスクランブル部31に与える機能を有するものである。
【0022】
また、視聴情報メモリ32eは、視聴可否判定部32dが視聴可と判定した場合に、現在受信中の放送番組のECM情報を視聴可否判定部32dから得て記憶するものである。また、暗号化部32fはPPV視聴情報回収センタシステム23へのPPV視聴情報の送信の際に、暗号化処理するものであって、放送局別のPPV視聴情報についてその該当の放送局専用のワーク鍵Kwでそれぞれ暗号化処理後、更に通信鍵Kcで暗号化処理し、システムコントロールマイコン36に渡すと云った機能を有する。
【0023】
このような構成の本システムの作用を説明する。放送局10A,10Bにおいては、それぞれ放送番組を保持している記録再生装置11から放送番組を再生し、自局のスクランブラ14に与えてここでECM生成・暗号化部13にて与えられるスクランブル鍵Ksを用いて当該放送番組を暗号化し(スクランブル)、多重化部15に与える。
【0024】
また、EMM生成部12は、管理システムセンタ20内の鍵管理センタシステム22から与えられる暗号化されたEMM情報(契約情報)と、視聴者のID、ワーク鍵Kw、通信鍵Kcの情報を含めたかたちとしたEMM情報(契約情報)とし、これをここで暗号化した後、多重化部15に与える。
【0025】
すなわち、個人の契約情報であるEMM情報は放送局側から鍵管理センタシステム20に送られ、ここでマスタ鍵(視聴者固有の個別鍵)Kmを用いて暗号化されてから、受信機フィルタリング用の視聴者のID情報と共にEMM生成部12に送られ、EMM生成部12ではこれらを含めたEMM情報として多重化部15に与える。
【0026】
また、放送局のEMM生成部12は、ワーク鍵Kwを生成し、ECM生成・暗号化処理部13に与える。すると、ECM生成・暗号化処理部13は、番組に関する情報であるECMの情報を生成し、これをワーク鍵Kwを使用して暗号化処理して多重化部15に出力すると共に、スクランブル処理に使用するスクランブル鍵Ksを発生してスクランブラ14に与える。
【0027】
スクランブラ14は、記録再生装置11から読み出されたMPEG形式の符号化処理が成された放送番組を、ECM生成・暗号化処理部13から与えられたスクランブル鍵Ksを用いてスクランブル処理して多重化部15に出力する。
【0028】
そして、多重化部15はこれら放送番組、EMM情報(契約情報)、ECMの情報を多重化し、送信することになる。
【0029】
受信機30側では、これを受信し、図示しないチューナにより選局することにより、特定の放送局の放送信号を取り込むことになる。そして、この受信した放送信号は、放送番組、EMM情報(契約情報)、ECMの情報に分離され、放送番組はデスクランブル部31に、ECMの情報はICカード32のECM復号部32bに、そして、EMM情報はフィルタリング部33に入力されることになる。
【0030】
フィルタリング部33ではこのEMM情報(契約情報)中からID情報保持部34の持つID情報でフィルタリングして自己宛のEMM情報を抽出する。そして、これをICカード32のEMM復号・記憶部32cに与える。EMM復号・記憶部32cでは、このEMM情報を復号し、保持する。なお、図示しないが、ID情報についてはICカード32が保持し、このICカード32が受信機30に装着されるとこのICカード32から受信機30のID情報保持部34に当該ID情報が渡されて保持させるようにする場合が一般的である。
【0031】
また、ICカード32は、ECMの情報をECM復号部32bが受けて、復号し、番組の情報を得る。そして、視聴可否判定部32dはこの復号したECMの情報と、EMMの情報とから現在受信中の放送番組が視聴可能であるか否かを判定し、その結果、視聴可能であればECM情報中にあるスクランブル鍵Ksをデスクランブル部32に渡す。
【0032】
また、同時に現在受信中のECMの情報を視聴情報メモリ32eに記憶させる。スクランブル鍵Ksを得たデスクランブル部31はこの鍵Ksを用いて放送番組をデスクランブルし、元のMPEGデータに戻す。そして、MPEGデコーダ35は、このMPEGデータを復号化してTV信号にし、図示しないTVモニタに出力して映像として表示させるようにする。視聴者はこのモニタの画像を観賞して番組視聴することになる。
【0033】
このようにして、視聴者の受信機30には選局した放送番組が視聴可能であれば、デスクランブル部31で受信中の放送番組がデスクランブルされ、TV信号化されると同時に、その番組のECMの情報を視聴情報メモリ32eに追加記憶させることによって、視聴した番組の情報を累積していくことになる。そして、このようにして視聴情報メモリ32eに蓄積された情報が、ペイパービュー(PPV)視聴情報と云うことになる。
【0034】
管理センタシステム20側では、契約視聴者の受信機からこのペイパービュー(PPV)視聴情報を読み出して当該情報を関係する放送局に渡すと云うことをする。
【0035】
すなわち、放送局10Aと放送局10Bとがあり、これら放送局10A,10Bと視聴契約を結んだ視聴者の受信機3(IRD)には、これら放送局10A,10BからEMM(契約情報)が与えられる。この情報は視聴契約した者の受信機3が視聴できるようにするための情報であり、放送局10A,10BはEMM情報を与えた受信機30が自局の放送番組を視聴できるように、受信機30に固有の個別鍵(Km)で暗号化し、さらにEMM情報のフィルタリング用のIDを付加して送出する。すなわち、ここでのIDは、伝送されて来るEMMの情報 (契約情報)の中から、各受信機30が自己宛のEMM情報をフィルタリングできるようにするためのものである。
【0036】
このため、送られてきたEMMの情報は、それを受信した受信機30のIDが適合しない場合には取り込めず、また、個別鍵Kmで暗号化が解けない場合には、その情報から得られるECMの情報(番組の情報)を取り込むことができず、従って、他人の情報を使用して只見をすると云ったような不正ができない。また、このEMMの情報は受信機30に内蔵されるICカード内に記憶されて利用される仕組みとなっているので、不正に書き換えはできない。
【0037】
従って、正規に視聴契約を結んだ視聴者の受信機30には、選局した放送番組が視聴可能であれば、デスクランブル部31で受信中の放送番組がデスクランブルされ、TV信号化されると同時に、その番組のECMの情報を視聴情報メモリ32eに追加記憶させることによって、視聴した番組の情報を累積していくことになる。そして、このようにして視聴情報メモリ32eに蓄積された情報が、蓄積されたペイパービュー(PPV)視聴情報と云うことになる。
【0038】
管理センタシステム20側では、そのPPV視聴情報回収センタシステム23が、契約視聴者の受信機からこのペイパービュー(PPV)視聴情報を読み出して当該情報を関係する放送局に渡すと云うことをする。
【0039】
すなわち、PPV視聴情報回収センタシステム23は、例えば、定期的に契約視聴者の受信機30に対してPPV情報の読み出し要求をEMMもしくは公衆回線を介して行う。これを受けた受信機30側では、ICカード32が視聴情報を放送局別にその放送局用の暗号化鍵を用いて暗号化する。そして、更にこの暗号化したものをPPV視聴情報回収センタシステム23向けに更に暗号化してからモデム33より公衆回線に送り出す。
【0040】
PPV視聴情報回収センタシステム23では公衆回線を介して送られてきたこの暗号化されたPPV情報を受け取り、PPV視聴情報回収センタシステム23向けの暗号化を解き、各放送局別のPPV情報にする。この各放送局別のPPV情報は各放送局別の暗号化鍵で暗号化されており、管理センタシステム20側では各放送局別のPPV情報の内容は見ることができない。
【0041】
PPV視聴情報回収センタシステム23では、この各放送局別のPPV情報を保存し、必要に応じて対応する放送局にその放送局向けのPPV情報を転送する。放送局側では、転送されてきたPPV情報を自局の暗号化鍵で解いて視聴者のPPV情報を得、課金管理に使用することになる。
【0042】
このように、図1に示す本システムでは、従来、番組の配信と契約者の管理を担っていたプラットホーム事業者が暗号化処理していた部分を、放送番組を提供する放送局10A,10B自身で実施し、プラットホーム事業者の介在を不要にした。但し、契約者に対する管理をする必要があることからこの管理をするための管理センタを設置し、IDなどICカード32の管理情報と、セキュリティのための鍵情報の管理、そして、PPV情報の収集と各放送局へのPPV情報の転送を目的とした各種管理をこの管理センタ側で実施させるようにし、放送番組を提供する放送局10,10B内には、各契約者の受信機30を管理するための契約情報であるEMM情報を発生するEMM生成部12を設けるほか、番組に関する情報であるECM情報の生成と暗号化処理をすると共に、スクランブル処理に使用するスクランブル鍵Ksを発生してスクランブラ14に与えるECM生成・暗号化部13、スクランブル鍵Ksを用いて放送番組をスクランブル処理するスクランブル部14も設けるようにして暗号化処理を放送局10,10B側で実施するようにした。
【0043】
一方、個人の契約情報であるEMM情報を暗号化するためのマスタ鍵(個別鍵)Kmは、各放送局10A,10Bからの漏えいによるシステム破綻がないように、鍵管理センタシステム20によってセンタ管理されるとともに、各放送局10A,10Bで生成したEMMの情報(契約情報)の暗号化も管理センタ(管理センタシステム20)で行い、暗号化したものを放送局に渡すようにした。また、視聴情報であるPPVの情報は一旦、管理センタシステム20にあるPPV視聴情報回収センタシステム23に蓄積され、各放送局10A,10Bにはその放送局に対するものについて分配されるようにした。
【0044】
従って、放送局レベルでの契約情報の漏洩による不正視聴の危険を回避でき、また、管理センタでは放送局個別のPPV情報は暗号化を解くことができないので、管理センタレベルでのPPV情報の漏洩の心配が無く、セキュリティの問題が解消される。
【0045】
次に、本発明のポイントであるPPV情報の転送の際の2重暗号化と視聴情報メモリ32eのメモリ内容削除指示方法について、図2を使用して説明する。
【0046】
契約者の受信機30における視聴情報メモリ32eには、当該契約者が視聴した番組の視聴情報が蓄積されている。そして、契約者の受信機30は、何らかのきっかけにより、この視聴情報を暗号化処理してPPV視聴情報回収センタシステム23に伝送することになる。この遷移状態の時点を図2では符号(T1)と示している。
【0047】
この伝送のきっかけは、例えば放送局からEMM内の情報で指示される場合や、契約者の受信機30に装着されたICカード32内の視聴情報メモリ32eが満杯になった場合、あるいは定期的に送付するよう予め受信機30にプログラミングされている場合など考えられるが、本発明には直接関係ないため、いずれであっても差し支えない。
【0048】
この遷移状態(T1)時点において視聴情報(PPV情報)を送付することとなった受信機30内では、そのICカード32における暗号化処理部32fは、放送局A用の視聴情報を、改ざん検出用のデータとともに放送局A用のワーク鍵Kwaを用いて暗号化処理して放送局A用の伝送PPV視聴情報DT2を作成するほか、放送局B用の視聴情報を、改ざん検出用のデータとともに放送局B用のワーク鍵Kwbを用いて暗号化処理して放送局A用の伝送PPV視聴情報DT3を作成する。以下、これを第1の鍵を使用した暗号化と呼ぶ。
【0049】
もちろん、放送局A,Bのどちらか一方の視聴情報しかない場合には、存在する方の情報しか回収しないのは当然である。
【0050】
尚、放送局側でワーク鍵を定期的にあるいは所要の時期毎に変更してセキュリティを維持するようにする場合もある。この場合、PPV視聴情報を回収する時点で使用するワーク鍵が異なることになり、ワーク鍵が多種類に亙る場合には、どのワーク鍵を用いているか、わからなくなるので、ワーク鍵の情報としてワーク鍵識別コードを用意する。そして、このワーク鍵識別コードについては第1の鍵を使用した暗号化処理では暗号化の対象から外す。
【0051】
ICカード32では次に、これら第1の鍵を使用した暗号化後の視聴情報とワーク鍵識別コードを合わせて、さらに改ざん検出用のデータとともに通信鍵Kcで暗号化(以下これを第2の鍵を使用した暗号化と呼ぶ)して暗号化PPV視聴情報DT1を得る。そして、受信機30の契約者のID情報を暗号化PPV視聴情報DT1に付加する。
【0052】
このようにして、ワーク鍵での暗号化と、通信鍵での暗号化という2重の暗号化処理がなされた暗号化PPV視聴情報DT1は、暗号化されていない前記ID情報とワーク鍵識別コードとともに、モデム37によってPPV視聴情報回収センタシステム23へ伝送されることになる。
【0053】
なお、通常、遷移状態(T1)時点での通信においては、正当なアクセス権を持つ相手であることを確認するために、PPV視聴情報回収センタシステム23受信機(ICカード32)間で最初に認証の処理を行うのは当然である。
【0054】
また、通信鍵KcはICカード32ごとに異なる鍵であり、鍵管理センタシステム22が管理しているものである。
【0055】
鍵管理センタシステム22からPPV視聴情報回収センタシステム23には事前に管理すべきICカード32(受信機側)の通信鍵KcとIDのデータベースが与えられているか、あるいはPPV視聴情報回収センタシステム23がオンラインで鍵管理センタシステム22からICカードの通信鍵KcとIDのデータベースにアクセスできるようになっているものとする。
【0056】
次に、PPV視聴情報回収センタシステム23は、受け取った暗号化視聴情報(暗号化PPV視聴情報DT1)を通信鍵Kcで暗号復号化して、放送局A用、放送局B用の伝送PPV視聴情報DT2,DT3および改ざん検出データとワーク鍵識別コードに戻し、このうちの改ざん検出データを用いて改ざんの有無を検査する。
【0057】
そして、検査の結果、問題ないと判断した場合には、放送局A用、放送局B用の伝送PPV視聴情報DT2,DT3をID情報およびワーク鍵識別コードの情報と共にPPV視聴情報回収センタシステム23内の記憶装置に記憶する。そして、(T2)時点の遷移状態に移り、暗号化PPV視聴情報DT1を送ってきた受信機30に対して、そのICカード32内の視聴情報メモリ32eに記憶されている回収済み視聴情報の削除を指示する。この指示は当該受信器30のモデム37を介して当該受信器30のシステムコントロールマイコン36を介してICカード32に与えられ、当該ICカード32はカード内にある視聴情報メモリ32e内の記憶情報であるPPV視聴情報の削除を実施する。
【0058】
これにより、視聴情報メモリ32eは、記憶容量が回復し、以後の新たな視聴情報の蓄積を可能にする。
【0059】
すなわち、本システムでは、ICカード32内の視聴情報メモリ32eの削除指示権限については、放送局A,BからPPV視聴情報回収センタシステム23に管理委託されているものである。
【0060】
従って、受信機30からの視聴情報(PPV)の送付に対し、リアルタイムで検査し、応答する機能をこのPPV視聴情報回収センタシステム23に集中させている。
【0061】
次にPPV視聴情報回収センタシステム23は、通信鍵Kcで復号後の視聴情報(放送局A用、放送局B用の伝送PPV視聴情報DT2,DT3)をID情報およびワーク鍵識別コードの情報と共に記憶装置から読み出し、放送局毎に振り分ける。これが遷移状態(T3)の時点である。そして、放送局A用の伝送PPV視聴情報DT2をID情報および放送局A用のワーク鍵識別コードの情報(例えば、放送局A用にはワーク鍵がKwaとKwa′の2種類があり、このうち、ワーク鍵がKwaで暗号化されていれば、ワーク鍵がKwaのワーク鍵識別コードの情報)がICカード32に付加されているので、これと共に放送局Aに送り、放送局B用の伝送PPV視聴情報DT3をID情報および放送局B用のワーク鍵識別コードの情報(例えば、放送局B用にはワーク鍵がKwbとKwb′の2種類があり、このうち、ワーク鍵がKwbで暗号化されていれば、ワーク鍵がKwbのワーク鍵識別コードの情報)と共に放送局Bに送る。
【0062】
放送局A用、放送局B用の伝送PPV視聴情報DT2,DT3は通信鍵Kcで復号されたものであるが、ワーク鍵Kwa,Kwbで暗号化されたままの状態であり、PPV視聴情報回収センタシステム23では内容を見ることができない状態である。従って、管理センタでのセキュリティは確保される。
【0063】
なお、図2では、1台の受信機に対する視聴情報の流れを記述したが、PPV視聴情報回収センタシステム23で、例えば、所定分の受信機の回収データをまとめて分配しても良い。
【0064】
次に放送局Aは、受け取った視聴情報(伝送PPV視聴情報DT2)を自己のワーク鍵Kwで暗号復号化する。その際、ワーク鍵識別コードの情報からどのワーク鍵が使用されているかを知る。この場合には放送局Aはワーク鍵Kwaであることが伝送PPV視聴情報DT2と共に送られてきたワーク鍵識別コードの情報からわかるので、ワーク鍵Kwaを用いて暗号復号化の処理をし、放送局A視聴情報と改ざん検出データAに復元する。そして、改ざん検出データを検査する。
【0065】
また、同様に放送局Bは、受け取った視聴情報(伝送PPV視聴情報DT3)を自己のワーク鍵Kwで暗号復号化する。その際、ワーク鍵識別コードの情報からどのワーク鍵が使用されているかを知る。この場合には放送局Bはワーク鍵Kwbであることが伝送PPV視聴情報DT3と共に送られてきたワーク鍵識別コードの情報からわかるので、ワーク鍵Kwbを用いて暗号復号化の処理をし、放送局B視聴情報と改ざん検出データBに復元する。そして、改ざん検出データを検査する。
【0066】
そして、それぞれの放送局では、改ざん検査の結果、問題ないと判断した場合には、ID情報で特定される各視聴者毎に回収した視聴情報(PPV)から視聴料を計算し、その視聴者に請求することになる。
【0067】
なお図中で、スクランブル鍵は、デスクランブル部へ直接与えるように記述しているが、信号の流れが分かり易いように示したものであり、一般にICカードからの情報はシステムコントロールマイコン等のマイコンを経由してICカードからデスクランブル部へ与えられるのが一般的である。また同様に、ECM情報やEMM情報も入力信号から分離された後、直接、ICカード内に入っているが、これもシステムコントロールマイコン等のマイコンを経由してICカードに与えられるのが一般的である。
【0068】
また、通信は、ICカード32とセンタ20が行うものであるが、これもシステムコントロールマイコン36とモデム37、公衆回線を介している。
【0069】
以上説明したように、本発明によれば、PPV視聴情報回収センタシステムがユーザの受信機に装着されたICカード内の視聴情報メモリに記憶されている視聴情報を回収できた場合に、これをPPV視聴情報回収センタシステムにおいて保存すると共に、PPV視聴情報回収センタシステムはユーザの受信機に対して当該回収済み視聴情報の削除を指示し、これを受けたユーザの受信機では自己のICカード内の視聴情報メモリの当該回収済み視聴情報の削除を実施する構成であるので、受信機がICカード内の視聴情報メモリが満杯となった時に、今まで蓄えてきた視聴情報を送付するようなPPV視聴情報回収の仕組みを採用していた場合でも、ICカード内の視聴情報メモリに記憶されている回収済み視聴情報の削除を、何ら問題なく実施可能である。
【0070】
また、PPV視聴情報回収センタシステムはユーザから回収した視聴情報を改ざん検査して問題がない場合に保持し、放送局から要求があったときにその放送局用の分をその放送局に伝送するようにしたので、PPV視聴情報回収センタシステムがユーザから視聴情報を回収したとしても、それを放送局側で直ちに改ざん検査したり、回収したりする必要はなく、従って、特に放送局での視聴情報の検査や視聴情報回収にリアルタイム性が要求されることが無く、また、PPV視聴情報回収センタシステムから各放送局への視聴情報の中継を、まとめて行えるというメリットがある。
【0071】
さらにはPPV視聴情報回収センタシステム内では、視聴情報はPPV視聴情報回収センタシステムが関与できない放送局別のワーク鍵で暗号化されたまま扱うことができるため、たとえ、管理センタ内で情報が漏洩しても、各放送局の視聴状況や視聴者のプライバシは保護されるというメリットもある。
【0072】
また、セキュリティ維持のため、放送局で自局専用のワーク鍵をしばしば変更する方式を採用している場合、PPV視聴情報回収センタシステム内に長期保管した視聴情報は暗号化に使用したワーク鍵が様々になって、放送局側で暗号化を解く際の障害になる可能性があるが、このような場合に対処するために、本発明ではワーク鍵で暗号化された視聴情報は、ワーク鍵の識別コードを添付しておくようにしたことで、放送局側ではこの添付されたワーク鍵の識別コードを参照することでどのワーク鍵を使用すれば良いかが直ちにわかるようになり、従って、暗号化に使用したワーク鍵が種々混在する場合においても、放送局側では円滑に暗号化を解いて各契約者の視聴情報を取得することができるようになる。
【0073】
以上、説明した実施例1においては、第1の鍵としてスクランブル放送に使用するECM(番組情報)を暗号化するワーク鍵Kwを使用するものとして説明したが、特にワーク鍵Kwに限定する必要はない。また、この第1の鍵は各放送局がEMM(契約情報)で設定できる鍵であれば鍵の漏洩時に変更が可能であり、より良い方式となる。また第2の鍵についても変更可能とする。
(実施例2)
上述した実施例1は、ペイパービュー(PPV)放送のシステムであって、視聴情報回収を、セキュリティを維持しつつ、効果的に実施できるようにした放送システムについて提案したものであって、視聴者に番組を提供する放送局側から見て機密を保持したい個々の契約者の視聴情報の機密漏洩を防止し、かつ、放送局側での負担を軽減したいと云う要求に呼応するものであるが、同じ暗号化の仕掛けで、ショッピング放送における商品注文情報の回収も行うことが可能である。その例を図3を使用して説明する。
【0074】
この場合での必要なシステムの基本的構成は図1と同様であり、有料放送の提供者である放送局A,Bと視聴契約を結んだ視聴契約者の受信機30にはIDと通信鍵Kc、ワーク鍵Kw(放送局A用のワーク鍵を例えば、Kwa、放送局B用のワーク鍵を例えば、Kwbとする)が受信機30に内蔵のICカード内に保持されている。
【0075】
受信機30の通信機能を利用してショッピングを行う場合、視聴者はリモコン等を利用して受信機30に商品注文情報の入力を行う。例えば、放送局Aの仲介する“××商品”を2個注文したいとすると、視聴者はリモコン等を利用して受信機30にその内容の商品注文情報の入力を行う。この商品注文情報は、リモコンの指示により受信機30内の例えば、システムコントロールマイコン36で生成あるいは変換されることもあり得るものとする。この情報は、一度、ICカード32に渡される。
【0076】
そして、システムはモデム37を介して接続処理を実施することにより、管理センタシステム20に接続し、接続後にICカード32は商品注文情報を、改ざん検出用のデータとともに放送局A用の第1の鍵であるワーク鍵Kwaで暗号化して暗号化注文情報DTBを得、これら第1の鍵を使用した暗号化後の商品注文情報DTBを、更に、改ざん検出用のデータとともに第2の鍵である通信鍵Kcで暗号化して送信用暗号化情報DTAとし、これに暗号化しないID情報を付加して管理センタシステム20に伝送する。これが遷移状態(T11)の時点である。なお、通常、(T11)の時点での通信では、セキュリティ確保のために、最初に認証を行うのは当然である。
【0077】
次に管理センタシステム20は、送信用暗号化情報DTAのかたちとして受け取った商品注文情報を通信鍵Kcで暗号復号化し、暗号化商品注文情報DTBと改ざん検出用のデータを得る。
【0078】
そして、改ざん検出データについて検査をする。検査の結果、問題ないと判断した場合に、管理センタシステム20は、放送局10A,10Bごとに振り分ける。すなわち、この場合、放送局A用の仲介する商品に関しての暗号化商品注文情報DTBであるのでこの暗号化商品注文情報DTBに先のIDを付して一旦、注文受付用のデータベース等に記憶する。その後、管理センタシステム20は、暗号化商品注文情報DTBとIDを付した情報を放送局Aに送信する。これが遷移状態(T12)の時点である。なお、図3では、1台の受信機30に対する商品注文情報の流れを記述したが、管理センタシステム20で、例えば所定分のデータをまとめて分配しても良い。
【0079】
次に放送局Aは、受け取った暗号化商品注文情報DTBを自己のワーク鍵Kwで暗号復号化し、商品注文情報と改ざん検出データを得る。そして、放送局Aは次に改ざん検出データの検査をする。その検査の結果、問題ないと判断した場合には、放送局AはIDから商品を注文した視聴者の情報、例えば、住所、氏名等の顧客情報を、図示はしないが顧客管理データベースから取り出し、この顧客注文情報と商品注文情報とからなる注文情報DBCを作成してこれを当該注文商品を扱う商社40へ送付する。
【0080】
これが遷移状態(T13)の時点である。注文情報DBCを受けた商社40は注文情報から注文を受けた商品と数量などを知り、該当のものを顧客情報の顧客に発送することとなる。なお商社へ送付する商品注文情報等には暗号がかかっていないが、もちろん暗号化していても良いのは当然である。
【0081】
以上説明したように本実施例によれば、管理センタシステム20が商品注文情報をリアルタイムで受け付けるとともに、受け付けた情報は一時記憶し、その後に放送局へ与える構成であるため、各放送局はリアルタイムで応答する装置を持つ必要がないほか、管理センタシステム内では、商品注文情報は管理センタが全く関与しない放送局側用のワーク鍵で暗号化されたまま扱うことになるため、たとえ、管理センタ側で情報が漏洩しても、各放送局の商品注文情報や商品注文者のプライバシは保護されるというメリットもある。また以上の例では、単に管理センタシステムと記述したが、PPV視聴情報回収センタシステム23が、この商品注文の受付センタを兼ねても良いのはもちろんである。
【0082】
以上、種々の実施例を説明したが、本発明は上述した例に限定されるものではなく、種々変形して実施可能である。
【0083】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、後払いのPPV放送において、契約者の受信機から回収する視聴情報は放送局別にその放送局専用の暗号化鍵で暗号化し、さらにこれを通信の際のセキュリティ用に暗号化した2重暗号化の処理をして、伝送させるようにし、放送局別視聴情報を管理センタに回収した段階で、受信機内の視聴情報を削除させるようにしたので、視聴情報を失うことなく、受信機内の視聴情報の蓄積状態を調整でき、また、2重暗号化された視聴情報は管理センタにおいて通信用の暗号化を解くことで視聴情報は放送局別にその放送局専用の暗号化鍵で暗号化した状態のまま保管され、その後にその状態のまま該当の各放送局に分配される仕組みであるから、管理センタでの視聴情報漏洩の心配がなく、セキュリティの面で安全であるほか、放送局側では管理センタが回収した視聴情報をリアルタイムに受け取る態勢は整える必要がなく、管理が楽な放送システムを構築できる。
【0084】
また、ショッピング放送に適用した場合にも、管理センタが契約者の受信機からの商品注文情報をリアルタイムで受け付けるとともに、受け付けた情報は一時記憶し、その後に放送局へ与える構成であるため、各放送局はリアルタイムで応答する装置を持つ必要がないほか、管理センタ内では、商品注文情報は管理センタが全く関与しない放送局側用のワーク鍵で暗号化されたまま扱うことになるため、たとえ、管理センタ側で情報が漏洩しても、各放送局の商品注文情報や商品注文者のプライバシは保護されるというメリットも得られる放送システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を説明するための全体構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例1を説明するための状態遷移図。
【図3】本発明の実施例2を説明するための状態遷移図。
【図4】従来例を説明するための図。
【符号の説明】
10A,10B…放送局、11…、12…EMM生成部、13…ECM生成・暗号化部、14…スクランブラ、15…多重化部、20…管理センタシステム、21…、22…、23…PPV視聴情報回収センタシステム、30…受信機、31…デスクランブル部、32…ICカード、33…フィルタリング部、34…、35…MPEGデコーダ、36…システムコントロールマイコン、33…モデム。

Claims (6)

  1. 少なくとも第1放送局及び第2放送局から各有料放送番組をそれぞれ受信した受信機に、前記各有料放送番組を視聴した時間等の各視聴情報を蓄積し、これら各視聴情報を一括して受信する管理センタを介して、前記第1及び第2放送局にそれぞれ回収させる有料放送の視聴情報回収方法において、
    前記受信機において、前記第1放送局の有料放送番組の第1視聴情報を、前記第1放送局に固有の第1の放送局用暗号鍵により暗号化処理を行う第1暗号化工程と、
    前記受信機において、前記第2放送局の有料放送番組の第2視聴情報を、前記第2放送局に固有の第2の放送局用暗号鍵により暗号化処理を行う第2暗号化工程と、
    前記受信機において、前記第1暗号化工程及び前記第2暗号化工程により暗号化された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報を、通信鍵により暗号化処理を行う第3暗号化工程と、
    前記受信機において、前記第3暗号化工程により暗号化された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報を、前記管理センタへ一括して送信する送信工程と、
    前記管理センタにおいて、前記送信工程により送信された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報を受信して、前記通信鍵により復号する第1復号工程と、
    前記管理センタにおいて、前記第1復号工程により復号された前記第1視聴情報を前記第1放送局に、前記第1復号工程により復号された前記第2視聴情報を前記第2放送局に、それぞれ送信する送信工程と、
    前記第1放送局において、送信された前記第1視聴情報を前記第1放送局に固有の第1の放送局用暗号鍵により復号することにより、前記第1放送局の前記第1視聴情報を回収する第2復号工程と、
    前記第2放送局において、送信された前記第2視聴情報を前記第1放送局に固有の第2の放送局用暗号鍵により復号することにより、前記第2放送局の前記第2視聴情報を回収する第3復号工程と、
    を具備することを特徴とする視聴情報回収方法。
  2. 少なくとも第1放送局及び第2放送局から各放送番組をそれ ぞれ受信する受信機から、商品購入のための複数の商品注文情報を、これらを一括受信するための管理センタを介して、前記第1及び第2放送局にそれぞれ回収させる情報回収方法において、
    前記受信機において、前記第1放送局の第1商品注文情報を、前記第1放送局に固有の第1の放送局用暗号鍵により暗号化処理を行う第1暗号化工程と、
    前記受信機において、前記第2放送局の第2商品注文情報を、前記第2放送局に固有の第2の放送局用暗号鍵により暗号化処理を行う第2暗号化工程と、
    前記受信機において、前記第1暗号化工程及び前記第2暗号化工程により暗号化された前記第1商品注文情報及び前記第2商品注文情報を、通信鍵により暗号化処理を行う第3暗号化工程と、
    前記受信機において、前記第3暗号化工程により暗号化された前記第1商品注文情報及び前記第2商品注文情報を、前記管理センタへ一括して送信する送信工程と、
    前記管理センタにおいて、前記送信工程により送信された前記第1商品注文情報及び前記第2商品注文情報を受信して、前記通信鍵により復号する第1復号工程と、
    前記管理センタにおいて、前記第1復号工程により復号された前記第1商品注文情報を前記第1放送局に、前記第1復号工程により復号された前記第2商品注文情報を前記第2放送局に、それぞれ送信する送信工程と、
    前記第1放送局において、送信された前記第1商品注文情報を前記第1放送局に固有の第1の放送局用暗号鍵により復号することにより、前記第1放送局の前記第1商品注文情報を回収する第2復号工程と、
    前記第2放送局において、送信された前記第2商品注文情報を前記第1放送局に固有の第2の放送局用暗号鍵により復号することにより、前記第2放送局の前記第2商品注文情報を回収する第3復号工程と、
    を具備することを特徴とする情報回収方法。
  3. 少なくとも第1放送局及び第2放送局から各有料放送番組をそれぞれ受信した受信機に、前記各有料放送番組を視聴した時間等の各視聴情報を蓄積し、これら各視聴情報を一括して受信する管理センタを介して、前記第1 及び第2放送局にそれぞれ回収させる有料放送の視聴情報回収方法において、
    前記受信機において、前記第1放送局の有料放送番組の第1視聴情報を、前記第1放送局に固有の第1の放送局用暗号鍵により暗号化処理を行う第1暗号化工程と、
    前記受信機において、前記第2放送局の有料放送番組の第2視聴情報を、前記第2放送局に固有の第2の放送局用暗号鍵により暗号化処理を行う第2暗号化工程と、
    前記受信機において、前記第1暗号化工程及び前記第2暗号化工程により暗号化された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報に、前記第1及び第2視聴情報の改竄を検出するための改竄検出情報を付加して、通信鍵により暗号化処理を行う第3暗号化工程と、
    前記受信機において、前記第3暗号化工程により暗号化された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報を、前記管理センタへ一括して送信する送信工程と、
    前記管理センタにおいて、前記送信工程により送信された前記第1視聴情報、前記第2視聴情報及び前記改竄検出情報を受信して、前記通信鍵により復号する第1復号工程と、
    前記管理センタにおいて、前記第1復号工程により復号された前記改竄検出情報を検査して改竄がないとしたとき、前記第1視聴情報を前記第1放送局に、前記第1復号工程により復号された前記第2視聴情報を前記第2放送局に、それぞれ送信すると共に、削除指示情報を前記受信機に送信する送信工程と、
    前記受信機において、前記削除指示情報を受けた時に、前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報の少なくとも一方を削除する削除工程と、
    前記第1放送局において、送信された前記第1視聴情報を前記第1放送局に固有の第1の放送局用暗号鍵により復号することにより、前記第1放送局の前記第1視聴情報を回収する第2復号工程と、
    前記第2放送局において、送信された前記第2視聴情報を前記第1放送局に固有の第2の放送局用暗号鍵により復号することにより、前記第2放送局の前記第2視聴情報を回収する第3復号工程と、
    を具備することを特徴とする視聴情報回収方法。
  4. 少なくとも第1放送局及び第2放送局から各有料放送番組をそれぞれ受信すると、前記各有料放送番組を視聴した時間等の各視聴情報を蓄積し、これら各視聴情報を一括して受信する管理センタを介して、前記第1及び第2放送局にそれぞれ回収させるべく送信する放送受信機において、
    前記第1放送局の有料放送番組の第1視聴情報を、前記第1放送局に固有の第1の放送局用暗号鍵により暗号化処理を行う第1暗号化手段と、
    前記第2放送局の有料放送番組の第2視聴情報を、前記第2放送局に固有の第2の放送局用暗号鍵により暗号化処理を行う第2暗号化手段と、
    前記第1暗号化手段及び前記第2暗号化手段により暗号化された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報を、通信鍵により暗号化処理を行う第3暗号化手段と、
    前記第3暗号化手段により暗号化された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報を、前記管理センタへ一括して送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とする放送受信機。
  5. 前記第3暗号化手段は、前記第1暗号化手段及び前記第2暗号化手段により暗号化された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報に、前記第1放送局に固有の第1の放送局用暗号鍵又は前記第2放送局に固有の第2の放送局用暗号鍵を識別するための識別コードを付加したものに、前記通信鍵により暗号化処理を行うことを特徴とする請求項4記載の放送受信機。
  6. 少なくとも第1放送局及び第2放送局から各有料放送番組をそれぞれ受信すると、前記各有料放送番組を視聴した時間等の各視聴情報を蓄積し、これら各視聴情報を一括して受信する管理センタを介して、前記第1及び第2放送局にそれぞれ回収させるべく送信する送信方法において、
    前記第1放送局の有料放送番組の第1視聴情報を、前記第1放送局に固有の第1の放送局用暗号鍵により暗号化処理を行い、
    前記第2放送局の有料放送番組の第2視聴情報を、前記第2放送局に固有の第2の放送局用暗号鍵により暗号化処理を行い、
    前記暗号化された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報を、通信鍵により暗号化処理を行い、
    前記通信鍵により暗号化された前記第1視聴情報及び前記第2視聴情報を、前記管理センタへ一括して送信することを特徴とする送信方法。
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