JP3545003B2 - 油圧回路の電子制御装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、油圧ショベル、油圧クレーン等の油圧機械に用いる油圧駆動回路、原動機などの制御装置に係わり、特に、複数の制御ユニットを備えた油圧回路の電子制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、油圧ショベル、油圧クレーン等油圧駆動方式により作業装置を駆動する建設機械において、種々の作業に適応するための高機能化、操作性の改善、省エネルギー化等を目的として油圧駆動装置、原動機などの電子制御化が進められている。図12にその一例である油圧回路の電子制御装置の全体構成を示す。
【0003】
図12において、油圧回路は、油圧ポンプ101、油圧ポンプ101の吐出した圧油により駆動されるアクチュエータ102、油圧回路101とアクチュエータ102との間に接続されアクチュエータ102に供給される圧油の流量を制御するコントロールバルブ103とを有する。
油圧ポンプ101は圧力検出器105及び斜板位置検出器106によって吐出圧と斜板101aの傾転角とが検出され、それぞれの圧力信号Pd1及び斜板位置信号θ1は制御ユニット112に入力される。制御ユニット112はこれを基に斜板位置制御装置108を介して油圧ポンプ101の斜板101aの位置を調整し、油圧ポンプ101の押しのけ容積即ち吐出流量を制御する。
コントロールバルブ103は、操作レバー104の操作信号X1に基づく制御ユニット113からの信号によって電磁弁103L及び103Rの開度が調整され、アクチュエータ102あるいはタンク109への圧油の方向及び流量を制御する。
制御ユニット112の構成を図13に示す。
図13において、制御ユニット112は、圧力検出器105の圧力信号Pd1と斜板検出器106からの斜板位置信号θ1とを入力してデジタル信号に変換するA/D変換器120d、中央演算装置(CPU)121d、制御手順のプログラムや制御に必要な基本データを格納するリードオンリーメモリ(ROM)122d、演算途中の数値を一時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)123d、出力用のインターフェイス(I/O)124d、及び油圧ポンプ101の斜板101aの駆動信号を斜板制御装置108へ出力する増幅器125から構成される。
【0004】
制御ユニット113の構成を図14に示す。制御ユニット112と共通の部品は添字を除いて共通の番号で示す。
図14において、制御ユニット113は、操作レバー104からの操作信号X1をデジタル信号に変換するA/D変換器120eと、デジタル信号をアナログ信号に再変換するD/A変換器126eとを有する。D/A変換器126eからの信号は増幅器128L,128Rにより増幅され、電磁弁103L,103Rを介して出力される。
【0005】
制御ユニット112のROM122dに格納された制御手順のフローチャートを図15に示す。
まず手順500において、A/D変換器120dを介し圧力検出器105からの圧力信号Pd1及び斜板検出器106からの斜板位置信号θ1を読み込む。
次に手順510において、圧力信号Pd1と予めROM122dに記憶された油圧ポンプ目標吸収トルクTr1とを次の式に代入することにより目標傾転角θr1を演算する。
θr1= C・Tr1/Pd1
この時のTr1はこの油圧回路を使用する機種によって固有の値となる。
次に手順520において、目標傾転角θr1に斜板位置信号θ1が一致するように斜板制御装置108に制御信号が出力されて傾転角の制御が行われ、このフローを終了して手順500に戻る。
【0006】
制御ユニット113のROM122eに格納された制御手順のフローチャートを図16に示す。
まず手順600において、A/D変換器120eを介して操作レバー104からの操作信号X1を読み込む。
次に手順610において、操作信号X1と、予めROM122eに記憶された演算係数Ky1及び不感帯の値Xo1とを用いて、以下の式によりコントロールバルブ103のバルブ操作量Y3,Y4を演算する。
X1≧0のとき
Y3=Ky1・(X1−Xo1)
Y4=0
X1<0のとき
Y3=0
Y4=Ky1・(|X1|−Xo1)
この時のKy1,Xo1はこの油圧回路が使用される機種によって固有の値となる。
次に手順620において、D/A変換器126e、増幅器128L,128Rを介しバルブ操作量Y3,Y4をコントロールバルブ103へ出力し、このフローを終了して手順600に戻る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の従来技術においては以下に示す4つの問題点が存在する。
まず、制御ユニットの数が複数個でも1個でも生じる問題には次のものがある。
▲1▼制御ユニット112または113は、検出信号の入力、データの処理、機器駆動信号の出力のすべてを行うことから、上記のようにA/D変換器120d,120e、I/Oインターフェイス124d、増幅器125等の高価な入出力機器を必要とし、またこれに伴って大容量の電源及び大面積の基板を必要とし、制御ユニットの単価は高価となる。したがって、性能向上を目的に基本データを変更する際、高価な制御ユニット112または113そのものをそのつど交換する必要があり不経済である。
【0008】
▲2▼制御ユニット112及び113はこの油圧回路が使用される油圧機械の機種が異なるとき、制御ユニット112同士或いは制御ユニット113同士でそれぞれ基本データT r1 、K y1 、X o1 以外の制御プログラムは共通であるが、先の図15及び図16に示したように演算で使用する基本データTr1,Ky1,Xo1は機種に応じて異なる。したがって、制御ユニット112及び113は、それぞれ、制御プログラムが共通にも係わらず機種別に多種類の制御ユニットを用意しなくてはならないため、この点でも制御ユニット112及び113は高価となる。また、生産管理が煩雑になる。
【0009】
また、制御ユニットが複数個の場合に生じる問題には以下のものがある。
▲3▼上記▲2▼の理由により機種別に多種類の制御ユニットが存在するため、制御ユニットが複数個ある場合は、組立時に制御ユニット112と113の組み合わせを誤る可能性がある。
【0010】
▲4▼故障時に制御ユニット112あるいは113の交換する際にも▲3▼と同様の誤りが起こる可能性がある。
【0011】
本発明の第1の目的は、性能向上を安価に行うことができる油圧回路の電子制御装置を提供することである。
【0012】
本発明の第2の目的は、基本データの違いだけのために何種類もの制御ユニットを生産しなくてはならない煩雑さを避け、生産管理を容易にする油圧回路の電子制御装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、複数の制御ユニットがあっても、組立時や修理時に制御ユニットの組み合わせを誤ることのない油圧回路の電子制御装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記第1、第2及び第3の目的を達成するために、本発明は、複数の第1の制御ユニットを備え、前記複数の第1の制御ユニットは、油圧回路を使用する油圧建設機械の機種に固有の一組の基本データを用いて制御演算を行い、前記油圧回路に係わる複数の部位をそれぞれ制御する電子制御装置において、前記一組の基本データを記憶する保持手段と、前記複数の第1の制御ユニット及び前記保持手段とは別の基本データ読込送信専用の第2の制御ユニットを設け、前記第2の制御ユニットは、前記保持手段から前記複数の第1の制御ユニットのそれぞれが制御演算で用いる機種に固有の一組の基本データを読み込む手段と、前記複数の第1の制御ユニット及び第2の制御ユニットの起動時にその読み込んだ一組の基本データを前記複数の第1の制御ユニットに送信する第1の通信手段を有し、前記複数の第1の制御ユニットは、それぞれ、前記複数の第1の制御ユニット及び第2の制御ユニットの起動時に前記第2の制御ユニットから送信される一組の基本データのうちの自身に該当するものを受信する第2の通信手段と、受信した基本データを記憶する手段と、通常制御時にその記憶した基本データを用い、前記第2の制御ユニットからの受信データ無しで前記複数の第1の制御ユニットにそれぞれ予め記憶したプログラムにより前記制御演算を行う手段とを有するものとする。
【0015】
好ましくは、前記油圧回路の電子制御装置において、前記保持手段は、前記第2の制御ユニットに着脱可能に設けられることを特徴とする油圧回路の電子制御装置が提供される。
【0016】
【作用】
以上のように構成した本発明においては、機種に対応した基本データは保持手段のみが記憶することにより、第1及び第2の制御ユニットはそれぞれ全機種共通のものを用いて性能向上の際に保持手段のみを交換すれば足り、制御ユニットの交換は不要となる。したがって性能向上が安価に行える。また、第1及び第2の制御ユニットはそれぞれ全機種共通となるので、それぞれ量産が可能であり安価に製造することができ、制御ユニット全体のコストを安価にできる。
【0017】
また本発明においては、機種に対応した基本データは保持手段のみが記憶することにより、第1の制御ユニットは基本データの記憶を必要としないのでそれぞれ全機種共通のものを用意すれば足りる。よって機種別に何種類もの第1の制御ユニットを生産する煩雑さを避けることができ、生産管理が行い易くなる。また組立時・故障交換時においては全機種共通の第1の制御ユニット及び第2の制御ユニットに対して機種別の保持手段を組み合わせることとなり、制御ユニットの組み合わせを誤る問題は生じ得ない。
【0018】
また前記保持手段は前記第2の制御ユニットに着脱可能とすることにより、性能向上の際の交換作業を容易に行える。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1〜図11により説明する。
本実施例の油圧回路の電子制御装置の全体構成を図1に示す。
図1において、油圧回路は、油圧ポンプ1、油圧ポンプ1の吐出した圧油により駆動されるアクチュエータ2、油圧回路1とアクチュエータ2との間に接続されアクチュエータ2に供給される圧油の流量を制御するコントロールバルブ3とを有する。
油圧ポンプ1は圧力検出器5及び斜板位置検出器6によって吐出圧と斜板1aの傾転角とが検出され、それぞれの圧力信号Pd及び斜板位置信号θは制御ユニット7に入力される。制御ユニット7はこれを基に斜板位置制御装置8を介して油圧ポンプ1の斜板1aの位置を調整し、油圧ポンプ1の押しのけ容積即ち吐出流量を制御する。
コントロールバルブ3は、操作レバー4の操作信号Xにもとづく制御ユニット10からの信号によって電磁弁3L及び3Rの開度が調整され、アクチュエータ2あるいはタンク9への圧油の方向及び流量を制御する。
制御ユニット11は、脱着可能なメモリカード(後述)に基本データTr,Ky,Xo(後述)を記憶し、制御ユニット7及び10との間でその基本データの通信を行う。
【0020】
制御ユニット7の構成を図2に示す。
図2において、制御ユニット7は、圧力検出器5の圧力信号Pdと斜板検出器6からの斜板位置信号θとを入力してデジタル信号に変換するA/D変換器20a、中央演算装置(CPU)21a、制御手順のプログラムや制御に必要な基本データを格納するリードオンリーメモリ(ROM)22a、演算途中の数値を一時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)23a、出力用のインターフェイス(I/O)24a、油圧ポンプ1の斜板1aへの駆動信号を斜板制御装置8へ出力する増幅器25、及びCPU21aの指令で他の制御ユニット10,11とデータの通信を行うシリアルインターフェイス(SI/O)27aから構成される。
【0021】
制御ユニット10の構成を図3に示す。制御ユニット7と共通の部品は添字を除いて共通の番号で示す。
図3において、制御ユニット10のCPU21b、ROM22b、及びRAM23bは、制御ユニット7と同様である。また制御ユニット10は、操作レバー4からの操作信号Xをデジタル信号に変換するA/D変換器20bと、デジタル信号をアナログ信号に再変換するD/A変換器26bとを有する。D/A変換器26bからの信号は増幅器28L,28Rにより増幅され、それぞれコントロールバルブ3の電磁弁3L,3Rへ出力される。またシリアルインターフェイス(SI/O)27bは、CPU21bの指令で他の制御ユニット7,11とデータの通信を行う。
【0022】
制御ユニット11の構成を図4に示す。制御ユニット7,10と共通の部品は添字を除いて共通の番号で示す。
図4において、制御ユニット11のCPU21c、ROM22c、及びRAM23cは、他の制御ユニット7及び10と同様である。またシリアルインターフェイス(SI/O)27cはCPU21cの指令で他の制御ユニット7,10とデータの通信を行う。さらに制御ユニット11には、基本データを記憶する脱着可能なメモリカード30と、メモリカード30とCPU21cとの間のデータ授受のためのメモリーカードインターフェイス29とが設けられている。
【0023】
以上の構成において、制御ユニット7,10,11のシリアルインターフェイス(SI/O)27a〜cを使用して行われる通信方法の一例を図5に示す。
図5は制御ユニット11から制御ユニット7へ通信を行う場合の通信方法の例を示している。図5において、制御ユニット11のSI/O 27cは、CPU21cから送られてきたパラレルの1データをビットごとにシリアルの時系列のデータに変換し、通信先である制御ユニット7のSI/O 27aへ送信する。制御ユニット7のSI/O 27aは1ビットずつ時系列的に送られてきたシリアルのデータを受け取って、再びパラレルの1データに変換する。
CPU21aは、SI/O 27aの状態を見ていて、SI/O 27aからパラレルのデータが入力されるとそのデータを読み込む。
以上の動作を繰り返すことによって複数のデータの通信を行うことができる。これらのSI/Oは市販のLSIとして簡単に入手することができるものである。
【0024】
また、以上の構成の各制御ユニット7,10,11において、ROM22a〜22cに格納された制御手順のフローチャートを図6〜図8に示す。
ROM22cに格納された制御ユニット11の制御手順を図6に示す。
まず手順300において、制御ユニット7での制御演算に使用する基本データである油圧ポンプ1の目標吸収トルクTrと制御ユニット10での制御演算に使用する演算係数Ky及び不感帯の値Xoとをメモリカードインターフェイス29を介してメモリカード30から読み込む。
【0025】
次に手順310において、SI/O 27cを介して制御ユニット7のSI/O 27aへ基本データTrを送信する。その後手順320において同様にSI/O 27cを介して制御ユニット10のSI/O 27bへ基本データKy,Xoを送信する。このとき基本データTr,Ky,Xoは、これらが一組となって特定の一機種に対応している。
【0026】
上記手順のうちの手順310の詳細を図7に示す。
まず最初に手順311において、制御ユニット11のSI/O 27cの初期設定、すなわちシリアル通信における1データのビット数、通信速度などを設定する。
【0027】
次に手順312において、SI/O 27cを介して制御ユニット7のSI/O 27aへ基本データTrを送信する。この際のデータ構成を図8(a)に示す。制御ユニット7のSI/O 27aへの送信は、データの始まりを示すスタートコード、データを受信した制御ユニットが自分への送信であることを識別するための送り先アドレス(この場合は制御ユニット7の番号)、具体的なTrの値であるTrデータ、及びデータの終わりを示す終了コードを一組のデータとして送信する(図8(a))。すなわち、図5に示したSI/O 27cとSI/O 27aとによる通信手順を、スタートコード・送り先アドレス・Trデータ・終了コードの4回行って送信することになる。
【0028】
次に手順313へ移り、制御ユニット7からの応答を受信したかを判定する。すなわち制御ユニット7は予め制御ユニット11から手順312において送信されたデータを受信するとそれに対して応答を返すようにしておく(後述)。この応答データは、スタートコード、どの制御ユニットからの応答であるかを示す送り元アドレス、応答コード、終了コードの一組のデータにより構成されている。これを図8(b)に示す。この際は、制御ユニット7のSI/O 27aが図5に示した通信手順を逆にして4回行って送信し、その一組のデータを制御ユニット11のSI/O 27cが受信することになる。ここで制御ユニット7からのデータ受信がない場合は手順314へ行く。
【0029】
手順314では、制御ユニット7からの応答遅れを考慮して一定時間経過したかどうかを判定する。経過していなければ再度手順313に戻り制御ユニット7からの応答の有無を判定する。経過している場合は手順312へ戻って再度制御ユニット7へデータを送信する。制御ユニット7が通信準備ができていなかったために制御ユニット11からのデータを受信できず、応答を返すことができなかったとみなすのである。
【0030】
一方手順313において制御ユニット7からの応答の受信を確認した場合は、手順320へ移って制御ユニット10へ基本データKy,Xoを送信する。この手順は手順310とほぼ同様である。すなわち制御ユニット11のSI/O 27cから制御ユニット10のSI/O 27bへ送信するデータは、送り先アドレスが制御ユニット10となり、またKyデータ及びXoデータの2つの基本データを送信するので全部で5データで一組となる(図8(c))。また制御ユニット10からの応答データは、送り元アドレスが制御ユニット10になる以外は図8(b)と同じ構成である(図8(d))。
【0031】
手順320が終了すると制御ユニット11による制御は終了する。
【0032】
ROM22aに格納された制御ユニット7の制御手順を図9に示す。
まず手順130において、SI/O 27aを介し制御ユニット11のSI/O 27cから制御演算に使用する基本データである油圧ポンプ1の目標吸収トルクTrを読み込みRAM23aに記憶する。
【0033】
次に手順100において、A/D変換器20aを介し圧力検出器5からの圧力信号Pd及び斜板検出器6からの斜板位置信号θを読み込む。
【0034】
次に手順110において、圧力信号PdとRAM23aに記憶された油圧ポンプ目標吸収トルクTrとを次の式に代入することにより目標傾転角θrを演算する。
θr= C・Tr/Pd
このときのTrはこの油圧回路を使用する機種によって固有の値となる。
次に手順120において、目標傾転角θrに斜板位置信号θが一致するように斜板制御装置108に制御信号が出力されて油圧ポンプ1の傾転角の制御が行われこのフローを終了して手順100に戻る。
【0035】
上記手順のうちの手順130の詳細を図10に示す。
図10において、まず手順131で制御ユニット7のSI/O 27aの初期設定、すなわちシリアル通信における1データのビット数、通信速度などを設定する。次に手順132において、制御ユニット11から基本データTrを受信したかどうかを判定する。受信していない場合はデータを受信するまで手順132を繰り返す。受信していた場合は手順133へ移る。
【0036】
手順133においては、制御ユニット11からのデータのうち送り先アドレスが自分自身即ち制御ユニット7であるかどうかを判定する。自分自身のアドレスでないと判定された場合は手順132へ戻り再び制御ユニット11からの通信を待つ。自分自身のアドレスであると判定された場合は手順134へ移る。
【0037】
手順134では制御ユニット11から受信したTrの値をRAM23aに記憶する。その後手順135へ移り制御ユニット11のSI/O 27cへ応答を送信する。
【0038】
上記手順131〜135が終了すると、手順100へ移り通常の制御を開始する。
【0039】
ROM22bに格納された制御ユニット10の制御手順を図11に示す。
まず手順230において、SI/O 27bを介し制御ユニット11のSI/O 27cから制御演算に使用する基本データである演算係数Ky、不感帯の値Xoを読み込みRAM23bに記憶する。この手順は、制御ユニット7の制御手順のうち図10に示した手順130とほぼ同様であり、受信するデータがKyデータ及びXoデータを含む図8(c)に示すものとなること、及び制御ユニット11への応答が図8(d)のものとなることが異なるだけである。
【0040】
次に手順200において、A/D変換器20bを介して操作レバー4からの操作信号Xを読み込む。
その後に手順210において、操作信号Xと、手順230でRAM23bに読み込んだKy及びXoを用いて、以下の式によりコントロールバルブ3のバルブ操作量Y1,Y2を演算する。
X≧0のとき
Y1=Ky・(X−Xo)
Y2=0
X<0のとき
Y1=0
Y2=Ky・(|X|−Xo)
このときのKy,Xoはこの油圧回路が使用される機種によって固有の値となる。
次に手順220において、D/A変換器26b、増幅器28L,28Rを介しコントロールバルブ3へバルブ操作量Y1,Y2を出力し、このフローを終了して手順200に戻る。
【0041】
以上の3台の制御ユニットの構成により、本発明の制御装置の電源が入り制御ユニットが起動すると、まず制御ユニット11と制御ユニット7との間で基本データTrの通信が行われる。これが終了すると制御ユニット7は通常の制御を開始する。
その後制御ユニット11と制御ユニット10との間で基本データKy,Xoの通信が行われる。これが終了すると制御ユニット10は通常の制御を開始する。
【0042】
以上において、各機種ごとの異なる基本データTr,Ky,Xoはメモリカード30に記憶されていることより、制御ユニット7,10,11は、それぞれ全機種共通のものを使用し、性能向上の際にはメモリカード30のみを交換すれば足り、制御ユニット7,10,11の交換は不要となる。よって性能向上が安価に行える。
【0043】
また、制御ユニット7,10は基本データTr,Ky,Xoを記憶する必要がなく全機種共通のもので足りることにより、機種別に何種類もの制御ユニット7,10を生産する煩雑さを避けることができ、生産管理が行い易くなる。また、組立時・故障交換時においては全機種共通の制御ユニット7,10,11に対し機種別のメモリーカード30を組み合わせることとなり、制御ユニットの組み合わせを誤る問題は生じ得ない。
【0044】
したがって本実施例によれば、性能向上の際にはメモリカード30のみを交換すれば足り制御ユニット7,10,11の交換は不要であるので性能向上が安価に行える。また、制御ユニット7,10,11は量産が可能であるので安価に製造することができ、さらに制御ユニット11は高価な入出力機器及びそれに付属する機器がなく安価に製造できる。したがって制御ユニット全体のコスト減を図れる。なお、これらの効果は制御ユニットが1個の場合、すなわち制御ユニット7のみ若しくは10のみの場合についても同様に得られる。
【0045】
また本実施例によれば、機種に対応した基本データTr,Xo,Kyは制御ユニット11のメモリカード30が記憶し、制御ユニット7,10はそれぞれ全機種共通のものを用意すれば足りるので、この2つの制御ユニットについて機種別に何種類も生産する煩雑さを避けることができ制御ユニットの生産管理が行い易くなる。また組立時・故障交換時においては、全機種共通の制御ユニット7,10,11に対し機種に対応したメモリカード30を装着するだけの容易な作業となり、制御ユニットの組み合わせの誤りといった問題は生じえない。よって信頼性を向上できる。
【0046】
なお以上の実施例において、この基本データの通信手順におけるSI/Oの機能は本発明を規制するものではなく、LANなどに使用するLSIを使用したり、パラレル信号で通信する方法などほかの手段でも良い。また通信データの構成も本実施例に示したものに限定されるものではなく、固定データ長としてスタートコード及び終了コードを省略する、あるいはデータを全て文字コードに変換して通信するなど制御ユニット間で整合が取れればどのような構成でも良い。さらに脱着可能な記憶手段としてメモリカードを使用したが、その他ROMメモリとソケットの組み合わせなど他の方法でも良い。また本実施例では油圧ポンプ、およびコントロールバルブの制御ユニットについて示したが建設機械として考えられる他の制御ユニット、例えばエンジン用、モニタ表示用などに適用することもできる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、性能向上の際保持手段のみ交換すれば足り第1及び第2の制御ユニットの交換は不要であるので、性能向上を安価に行うことができる。また第1及び第2の制御ユニットはそれぞれ全機種共通となるので、それぞれ量産が可能となって安価に製造することができ、制御ユニット全体のコスト減を図れる。
【0048】
また本発明によれば、複数の第1の制御ユニットはそれぞれ全機種共通のもので足りるので制御ユニットの生産管理が行い易くなる。また組立時・故障交換時に制御ユニットの組み合わせを誤る問題は起こりえず、信頼性を向上できる。
【0049】
さらに保持手段は第2の制御ユニットに着脱可能であるので、性能向上の際の交換作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の油圧回路の電子制御装置の全体構成図である。
【図2】制御ユニットの構成図である。
【図3】制御ユニットの構成図である。
【図4】制御ユニットの構成図である。
【図5】シリアルインターフェイスを使用した通信方法の一例を示す図である。
【図6】制御ユニットのROMに格納された制御手順を示すフローチャートである。
【図7】制御手順の詳細を示すフローチャートである。
【図8】データ通信におけるデータ構成を示す図である。
【図9】制御ユニットのROMに格納された制御手順を示すフローチャートである。
【図10】制御手順の詳細を示すフローチャートである。
【図11】制御ユニットのROMに格納された制御手順を示すフローチャートである。
【図12】従来技術による油圧回路の電子制御装置の全体構成図である。
【図13】制御ユニットの構成図である。
【図14】制御ユニットの構成図である。
【図15】制御ユニットのROMに格納された制御手順を示すフローチャートである。
【図16】制御ユニットのROMに格納された制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
7 制御ユニット
10 制御ユニット
11 制御ユニット
21a〜e 中央演算装置(CPU)
22a〜e リードオンリーメモリ(ROM)
23a〜e ランダムアクセスメモリ(RAM)
27a〜c シリアルインターフェイス(SI/O)
29 メモリーカードインターフェイス
30 メモリーカード

Claims (2)

  1. 複数の第1の制御ユニットを備え、前記複数の第1の制御ユニットは、油圧回路を使用する油圧建設機械の機種に固有の一組の基本データを用いて制御演算を行い、前記油圧回路に係わる複数の部位をそれぞれ制御する電子制御装置において、
    前記一組の基本データを記憶する保持手段と、前記複数の第1の制御ユニット及び前記保持手段とは別の基本データ読込送信専用の第2の制御ユニットを設け、
    前記第2の制御ユニットは、前記保持手段から前記複数の第1の制御ユニットのそれぞれが制御演算で用いる機種に固有の一組の基本データを読み込む手段と、前記複数の第1の制御ユニット及び第2の制御ユニットの起動時にその読み込んだ一組の基本データを前記複数の第1の制御ユニットに送信する第1の通信手段を有し、
    前記複数の第1の制御ユニットは、それぞれ、前記複数の第1の制御ユニット及び第2の制御ユニットの起動時に前記第2の制御ユニットから送信される一組の基本データのうちの自身に該当するものを受信する第2の通信手段と、受信した基本データを記憶する手段と、通常制御時にその記憶した基本データを用い、前記第2の制御ユニットからの受信データ無しで前記複数の第1の制御ユニットにそれぞれ予め記憶したプログラムにより前記制御演算を行う手段とを有することを特徴とする油圧回路の電子制御装置。
  2. 請求項1記載の油圧回路の電子制御装置において、前記保持手段は、前記第2の制御ユニットに着脱可能に設けられることを特徴とする油圧回路の電子制御装置。
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