JP3543293B2 - ストレッチャー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストレッチャー、即ち、患者を横になったまま移動させるのに用いられる車輪のついたベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、ストレッチャーは、昇降及び移動可能な本体部に、患者が乗る担架部を取り付けて構成され、通常、本体部を最下端位置まで下げた状態で患者を担架部に乗せ、この患者を乗せた状態で本体部を最上端位置まで上昇させ、その後本体部を移動させて患者を搬送する仕方で使用される。
【0003】
そして、本体部の具体的構成は、キャスターが取り付けられるベースフレームと、ベースフレーム上の左側及び右側に配設される左右一対のX字形リンクと、X字形リンクによって支持され、担架部が取り付けられるアッパーフレームと、アッパーフレームを昇降させる昇降駆動機構とを構成要素としており、各X字形リンクにおける内側リンク又は外側リンクのいずれか一方のリンクの下端部が当該ストレッチャーの前後方向へスライド可能にベースフレームに取着され、各X字形リンクにおける上記一方のリンク以外の他方のリンクの上端部が当該ストレッチャーの前後方向へスライド可能にアッパーフレームに係合され、昇降駆動機構は、上記他方のリンクの上端部を当該ストレッチャーの前後方向へスライド駆動してX字形リンクの交差角度を変化させアッパーフレームを昇降させることにより、ストレッチャーを昇降可能とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のストレッチャーにおいては、ストレッチャーを最下端位置から昇降範囲の下部1/3程度の高さ位置まで上昇させる間の操作トルクが非常に重く、操作者に対し多大な労力を強いることとなっていた。
【0005】
本発明は、上記の点に着目し、ストレッチャーを最下端位置から所定の高さ位置まで上昇させる間における操作トルクを簡単な構成によって減少させ、操作者の負担を軽減させることができるストレッチャーを提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のストレッチャーは、キャスターが取り付けられるベースフレームと、該ベースフレームの上方に配されるアッパーフレームと、前記ベースフレームと前記アッパーフレームとを連結するとともに交差角度が変化可能な左右一対のX字形リンクと、前記X字形リンクの交差角度を変化させて前記アッパーフレームを昇降させる昇降駆動機構とを備え、前記昇降駆動機構は、操作者によって回動操作される操作ハンドルと、前記アッパーフレーム側に設けられ前記操作ハンドルの回動操作によって回動可能な雄ねじ部と、該雄ねじ部に螺合され前記雄ねじ部に対し前後方向へ移動可能な雌ねじ部と、該雌ねじ部に固着され前記X字形リンクの上端部を前記アッパーフレームの前後方向へ移動させる可動プレートと、該可動プレートと前記アッパーフレームとの間に前後方向に沿って水平に張設される引張りコイルばねとを有するストレッチャーにおいて、前記ベースプレートに上昇補助機構を設け、該上昇補助機構は、前記アッパーフレームが最下端位置から所定の高さ位置まで上昇する間、前記X字形リンクに対し、該アッパーフレームを上昇させる方向の補助力を加えるよう構成されることを特徴とする
【0007】
ここで、前記上昇補助機構は、ばね機構からなることが好ましい。
【0008】
また、ばね機構は、ベースフレームに固着される筒状の固定ケースと、該固定ケースに対し所定距離だけ摺動可能な筒状の可動ケースであって、先端に前記X字形リンクの下端部と当接可能な加圧部を有する可動ケースと、前記固定ケース及び前記可動ケースの内部に収容され、該可動ケースの前記加圧部が前記X字形リンクの下端部を押圧するよう該可動ケースにばね弾性力を加える圧縮コイルばねとを備え、前記アッパーフレームが最下端位置から所定の高さ位置まで上昇する間、前記可動ケースの前記加圧部は前記圧縮コイルばねのばね弾性力により前記X字形リンクの下端部に対し前記補助力を加え、前記アッパーフレームが前記所定の高さ位置から最上端位置まで上昇する間、前記可動ケースの前記加圧部は、該可動ケースの移動停止により前記X字形リンクの下端部から離れて位置するものであることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0010】
図1は、一実施形態に係るストレッチャーの概略左側面図、図2は、同ストレッチャーの概略平面図をそれぞれ示す。
【0011】
図1及び図2に示すストレッチャーは、四角枠形状のベースフレーム1を備え、このベースフレーム1の四隅には、各々キャスター2が取り付けられ、これによりストレッチャーは移動可能とされる。
【0012】
ベースフレーム1の上方には、ベースフレーム1と同様に四角枠形状をしたアッパーフレーム3が配される。ベースフレーム1とアッパーフレーム3は、互いに左右一対のX字形リンク4、4によって連結される。この一対のX字形リンク4、4は、互いに一致した交差角度θを有し、操作ハンドル5が回動操作されるとその交差角度θが変化し、この交差角度θの変化により、図示しない担架部が取り付けられるアッパーフレーム3を昇降させる。
【0013】
各々のX字形リンク4は、内側リンク6とこの内側リンク6に平行に接近配置された外側リンク7とからなる。
【0014】
一方のX字形リンク4の内側リンク6と、他方のX字形リンク4の内側リンク6は、互いに水平な複数の連結バー8によって連結されて一体化され、同様に、一方のX字形リンク4の外側リンク7と、他方のX字形リンク4の外側リンク7は、互いに水平な複数の連結バー9によって連結されて一体化されており、さらに、一方のX字形リンク4の内側リンク6と外側リンク7との交差部と、他方のX字形リンク4の内側リンク6と外側リンク7との交差部は、水平な連結シャフト10によって互いに連結され、各々のX字形リンク4の内側リンク6と外側リンク7は、この連結シャフト10を軸として互いに回動可能とされる。
【0015】
また、各々の外側リンク7の上端部7aは、それぞれアッパーフレーム3の前端部の固定位置に回動可能に軸支されている。
【0016】
また、各々の外側リンク7の下端部7bは、それぞれベースフレーム1に対し前後方向へスライド可能に取着されている。すなわち、各々の外側リンク7は外側に突出したローラ11を有し、このローラ11は、ベースフレーム1の縦バー部1aの内側に形成された前後方向の水平溝1b内をスライド可能とされている。
【0017】
また、各々の内側リンク6の下端部6aは、それぞれベースフレーム1の前端部の固定位置に回動可能に軸支されている。
【0018】
また、各々の内側リンク6の上端部6bは、アッパーフレーム3に対し前後方向へスライドできるようアッパーフレーム3に係合されている。すなわち、アッパーフレーム3には、二枚の支持プレート12、12が、それぞれ前後方向に沿って鉛直な状態かつ互いに平行な状態で配設されており、二枚の支持プレート12、12には、それぞれ、前後方向の水平溝12aが形成されており、これらの水平溝12aに、内側リンク6の上端部6bから外側に突出したスライドピン13が前後方向へスライド可能に挿入されている。
【0019】
アッパーフレーム3の下方には、昇降駆動機構20が設けられる。昇降駆動機構20は、操作者によって回動操作される操作ハンドル5を備える。操作ハンドル5には雄ねじ部(スクリューシャフト)14が連結され、雄ねじ部14は、アッパーフレーム3に固定された保持部材15によって保持されており、雄ねじ部14は操作ハンドル5の回動操作によって回動可能とされる。この雄ねじ部14には、雌ねじ部16が螺合されており、雌ねじ部16は、操作ハンドル5の回動操作によって、雄ねじ部14に対し前後方向へ移動可能とされる。雌ねじ部16の上端には、可動プレート17が固着されており、この可動プレート17は、雄ねじ部14に対し雌ねじ部16と共に前後方向へ移動可能とされる。可動プレート17の左端部及び右端部には、それぞれ軸が外側に向かって突設されており、各軸に対し、内側リンク6の上端部6bが回動可能に取り付けられている。このため、内側リンク6の上端部6bは、操作ハンドル5の回動操作により、可動プレート17と共にアッパーフレーム3の前後方向へ移動可能とされる。
【0020】
このように、内側リンク6の下端部6aはベースフレーム1に回動可能に軸支されているとともに外側リンク7の上端部7aはアッパーフレーム3に回動可能に軸支され、また、外側リンク7の下端部7bはベースフレーム1に対し前後方向へ移動可能に取着され、さらに、内側リンク6の上端部6bはアッパーフレーム3に対し前後方向へ移動可能に取着されている。このため、操作ハンドル5が回動操作されると、内側リンク6の上端部6bの移動により、X字形リンク4の交差角度θが変化し、アッパーフレーム3の高さ位置が変化するようになる。なお、可動プレート17の前進時にアッパーフレーム3が上昇し、可動プレート17の後退時にアッパーフレーム3が下降する。
【0021】
さらに、可動プレート17とアッパーフレーム3の横バー部3aとの間には、前後方向に沿って複数の引張りコイルばね18が水平に張設されている。各々の引張りコイルばね18は、可動プレート17の前後方向の位置とは無関係に、可動プレート17に対し、この可動プレート17を横バー部3aに向かって移動させる方向のばね力を加えている。したがって、引張りコイルばね18は、アッパーフレーム3を上昇させるべく操作ハンドル5を回動操作する際、内側リンク6の上端部6bに対しスライド補助力を加える作用をする。このため、引張りコイルばね18により、ストレッチャーを上昇させる際の操作トルクは比較的小さくて済む。
【0022】
以上説明したようなストレッチャーの部分的構成は、従来からのストレッチャーの構成と基本的には同様のものである。
【0023】
しかしながら、ストレッチャーを上記のような構成に止めた場合、図5に概念的に示すように、アッパーフレーム3を上昇させる際、内側リンク6の上端部6bを前進させる推進力F1のうち、アッパーフレーム3を上昇させる分力F1aの大きさが、アッパーフレーム3の高さ位置によって大きく相違し、アッパーフレーム3の高さ位置が低いときには上記分力F1aが小さい。このため、アッパーフレーム3が最下端位置から下部1/3程度の高さ位置までの範囲においては、上記引張りコイルばね18による補助力が加わっても操作トルクが重くなり、操作者の負担が大きくなる。
【0024】
そこで、本実施形態においては、ベースフレーム1に上昇補助機構としてばね機構30を設け、このばね機構30により、アッパーフレーム3を最下端位置から所定の高さ位置まで上昇させるとき、X字形リンク4に補助力を加え、操作トルクの減少を図るようにしている。
【0025】
ばね機構30は、ベースフレーム1の後端部に複数例えば左右一対設けられる。
【0026】
各々のばね機構30は、図3に示すように、ベースフレーム1に固着される筒状の固定ケース31を備える。この固定ケース31内には、筒状の可動ケース32が前後方向に摺動可能に挿入されている。固定ケース31の前端部には、ねじ33が垂直にねじ込まれており、このねじ33の先端部33aは、可動ケース32に形成された前後方向のガイド溝32aに侵入しており、このねじ33とガイド溝32aにより、可動ケース32は固定ケース31に対し前後方向へ直線移動することができるとともに、可動ケース32が前進するとき、ねじ33がガイド溝32aの後端面32bと当接することによってそれ以上の前進が停止され、可動ケース32の固定ケース31からの脱落を防止できる。
【0027】
また、可動ケース32の先端には、X字形リンク4の外側リンク7の下端部7bと当接可能な加圧部32cが形成されている。
【0028】
また、固定ケース31及び可動ケース32の内部には、可動ケース32の加圧部32cが外側リンク7の下端部7bを押圧するよう可動ケース32にばね弾性力を加える圧縮コイルばね34が配置されている。
【0029】
上記のように構成されたばね機構30は、アッパーフレーム3が最下端位置にあるときは、外側リンク7の下端部7bが後退位置にあるため可動ケース32が後退位置にあり、圧縮コイルばね34は最大圧縮状態となっている(図3(A)参照)。
【0030】
そして、アッパーフレーム3を最下端位置から最上端位置まで上昇させるために操作ハンドル5の回動操作を開始すると、内側リンク6の上端部6bの前進に伴い外側リンク7の下端部7bも前進するようになる。この外側リンク7の下端部7bが前進するとき、この下端部7bには、最大圧縮状態にある圧縮コイルばね34のばね弾性力が可動ケース32の加圧部32cを介して推進力F2として作用し、この推進力F2の分力F2aがアッパーフレーム3を上昇させる補助力となる(図4(A)参照)。
【0031】
そして、可動ケース32の加圧部32cが外側リンク7の下端部7bを押圧しながら前進してゆき、可動ケース32のガイド溝32aの後端面32bがねじ先端部33aに当接すると、可動ケース32はそれ以上前進できなくなり、外側リンク7の下端部7bは可動ケース32の加圧部32cから離れ、圧縮コイルばね34のばね弾性力が外側リンク7の下端部7bに加わらなくなり、以後、雌ねじ部16と引張りコイルばね18による推進力F1のみがアッパーフレーム3の上昇に関与するようになる(図3(B)、図4(B)参照)。なお、可動ケース32のガイド溝32aの後端面32bにねじ先端部33aが当接した時点のアッパーフレーム3の高さ位置が本発明にいう所定の高さ位置に対応しており、この高さ位置は、アッパーフレーム3の下部1/3程度の高さ位置に設定される。また、この時点で圧縮コイルばね34が自然長となることが、推進力の段階的な変化を生じず連続的変化となることから操作フィーリング上好ましい。
【0032】
その後、アッパーフレーム3は最上端位置まで上昇し、操作を終了する(図4(C)参照)。
【0033】
ここで、アッパーフレーム3の上昇は、雌ねじ部16と引張りコイルばね18とによる推進力F1の分力F1aと、圧縮コイルばね34による推進力F2の分力F2aとの和(F1a+F2a)によって達成されるものである。そして、推進力F2の分力F2aは、可動ケース32が後退位置にあるとき最大となり、可動ケース32の前進にしたがって減少してゆき、一方、推進力F1の分力F1aは、雌ねじ部16が後退位置にあるとき最小となり、雌ねじ部16の前進にしたがって増大してゆく。したがって、可動ケース32が後退位置から前進位置までの間における上記和(F1a+F2a)はほぼ均等になり、操作者は軽くて均一な操作トルクによってストレッチャーを上昇させることができる。
【0034】
なお、上述したばね機構30は、固定ケース31を外側ケースとし、可動ケース32を内側ケースとして構成したが、反対に、固定ケース31を内側ケースとし、可動ケース32を外側ケースとして構成しても同様な作用を発揮できることはいうまでもない。
【0035】
また、上述した実施形態では、ばね機構がX字形リンクの下端部を押圧する構成を採用しているが、本発明のばね機構はこのようなタイプに限定されるものではなく、上記実施形態とは逆の発想として、引張りコイルばねを用い、アッパーフレームを下部1/3程度の高さ位置まで上昇させる間、この引張りコイルばねの引張り弾性力によってX字形リンクの下端部を引っ張り、その後の上昇の間は引張りコイルばねが自然長を維持する構成としてもよい。
【0036】
また、上述した実施形態では、ばね機構としてコイルばねを用いたものであるが、本発明のばね機構はコイルばねを用いたものに限定されるものではなく、ガススプリングなどを用いたものであってもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のストレッチャーは、ベースプレートに上昇補助機構を設け、上昇補助機構により、アッパーフレームが最下端位置から所定の高さ位置まで上昇する間、X字形リンクに対し、アッパーフレームを上昇させる方向の補助力を加えるよう構成したことを特徴とする。このため、ストレッチャーを最下端位置から所定の高さ位置まで上昇させる間における操作トルクを減少させ、操作者の負担を軽減させることができる。
【0038】
また、上昇補助機構をばね機構により構成し、このばね機構を次の構成、すなわち、ベースフレームに固着される筒状の固定ケースと、固定ケースに対し所定距離だけ摺動可能な筒状の可動ケースであって、先端にX字形リンクの下端部と当接可能な加圧部を有する可動ケースと、固定ケース及び可動ケースの内部に収容され、可動ケースの加圧部がX字形リンクの下端部を押圧するよう可動ケースにばね弾性力を加える圧縮コイルばねとを備えて構成され、アッパーフレームが最下端位置から所定の高さ位置まで上昇する間、可動ケースの加圧部が圧縮コイルばねのばね弾性力によりX字形リンクの下端部に対し補助力を加え、アッパーフレームが所定の高さ位置から最上端位置まで上昇する間、可動ケースの加圧部が可動ケースの移動停止によりX字形リンクの下端部から離れて位置する構成とすることにより、上昇補助機構の構造がきわめて簡単となり、軽重量化も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るストレッチャーの本体部の構成を概略的に示す左側面図である。
【図2】同本体部の構成を概略的に示す平面図である。
【図3】ばね機構の構成を示す断面図である。
【図4】ばね機構の作用を説明するための概念図である。
【図5】従来のストレッチャーの問題点を説明するための概念図である。
【符号の説明】
1 ベースフレーム
2 キャスター
3 アッパーフレーム
4 X字形リンク
5 操作ハンドル
7b 下端部
14 雄ねじ部
16 雌ねじ部
17 可動プレート
18 引張りコイルばね
20 昇降駆動機構
30 ばね機構(上昇補助機構)
31 固定ケース
32 可動ケース
32c 加圧部
34 圧縮コイルばね
Claims (3)
- キャスターが取り付けられるベースフレームと、
該ベースフレームの上方に配されるアッパーフレームと、
前記ベースフレームと前記アッパーフレームとを連結するとともに交差角度が変化可能な左右一対のX字形リンクと、
前記X字形リンクの交差角度を変化させて前記アッパーフレームを昇降させる昇降駆動機構と
を備え、前記昇降駆動機構は、操作者によって回動操作される操作ハンドルと、前記アッパーフレーム側に設けられ前記操作ハンドルの回動操作によって回動可能な雄ねじ部と、該雄ねじ部に螺合され前記雄ねじ部に対し前後方向へ移動可能な雌ねじ部と、該雌ねじ部に固着され前記X字形リンクの上端部を前記アッパーフレームの前後方向へ移動させる可動プレートと、該可動プレートと前記アッパーフレームとの間に前後方向に沿って水平に張設される引張りコイルばねとを有するストレッチャーにおいて、
前記ベースプレートに上昇補助機構を設け、
該上昇補助機構は、前記アッパーフレームが最下端位置から所定の高さ位置まで上昇する間、前記X字形リンクに対し、該アッパーフレームを上昇させる方向の補助力を加えるよう構成される
ことを特徴とするストレッチャー。 - 請求項1において、前記上昇補助機構はばね機構からなることを特徴とするストレッチャー。
- 請求項2において、
前記ばね機構は、
前記ベースフレームに固着される筒状の固定ケースと、
該固定ケースに対し所定距離だけ摺動可能な筒状の可動ケースであって、先端に前記X字形リンクの下端部と当接可能な加圧部を有する可動ケースと、
前記固定ケース及び前記可動ケースの内部に収容され、該可動ケースの前記加圧部が前記X字形リンクの下端部を押圧するよう該可動ケースにばね弾性力を加える圧縮コイルばねと
を備え、
前記アッパーフレームが最下端位置から所定の高さ位置まで上昇する間、前記可動ケースの前記加圧部は前記圧縮コイルばねのばね弾性力により前記X字形リンクの下端部に対し前記補助力を加え、
前記アッパーフレームが前記所定の高さ位置から最上端位置まで上昇する間、前記可動ケースの前記加圧部は、該可動ケースの移動停止により前記X字形リンクの下端部から離れて位置する
ことを特徴とするストレッチャー。
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