JP3543103B2 - カラー画像処理方法および処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオカメラやディジタルカメラなどの電子的撮像装置に好適なカラー画像処理方法および処理装置に関し、特にダイナミックレンジを改善する方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
非常に明るい部分と非常に暗い部分とが混在する光景、例えば室内で窓を背にした人物の顔を電子的撮像装置で撮像し、その画像をモニタに表示したり、プリンタで出力したりすると、非常に明るい部分が跳んだり、非常に暗い部分が潰れたりして、電子的撮像装置の撮像素子では得られていたはずの細部情報が再現されなくなるという現象が起きる。これは、モニタやプリンタなどの画像出力装置のダイナミックレンジが、電子的撮像装置から出力される画像のダイナミックレンジよりも狭いことに起因している。
【0003】
従来、上記のような細部情報の消失を低減するために、種々の方法が提案されている。例えば、特許第2951909号には、入力画像を複数の正方格子状のブロックに分割して各ブロックの平均輝度を算出し、この平均輝度に基づいて分割された領域毎に階調補正を施すようにした撮像装置の階調補正装置および階調補正方法が開示されている。
【0004】
ところが、上記特許第2951909号においては、入力画像の領域分割をブロックの平均輝度に基づいて行うため、例えば図19(a)に示すような輝度幅が狭い範囲内で輝度が階段状に変化するテクスチャAと、同図(b)に示すような輝度幅が広い範囲内で輝度が階段状に変化するテクスチャBとが隣接している場合、両者が同一の領域とみなされ、同一の階調補正曲線を用いて階調補正が施される。このため、前記階調補正曲線がテクスチャAに最適に設定された場合にはテクスチャBの非常に明るい部分が跳んだり、非常に暗い部分が潰れたりしてしまうおそれがあった。また、前記階調補正曲線がテクスチャBに最適に設定された場合にはテクスチャAの階段状の輝度変化が再現されなくなるおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明の発明者等は先に、入力画像を複数の領域に分割し、その領域毎に異なる濃度変換処理を行うダイナミックレンジ自動圧縮方法であって、入力画像のテクスチャを解析し、その解析結果に基づいて前記領域を決定することを特徴とするダイナミックレンジ自動圧縮方法を提案した(平成11年特許願第333205号)。このダイナミックレンジ自動圧縮方法によれば、従来方法に比して、有用な情報の消失を低減することができるという効果がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記ダイナミックレンジの自動圧縮方法をカラー画像に適用するための方法および装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るカラー画像処理方法は、カラー原色画像から、円筒座標系で規格化された色相/彩度/明度空間の明度画像を生成するステップと、前記明度画像のテクスチャを解析し、前記解析結果に基づいて前記明度画像を複数の領域に分割するステップと、前記分割された領域毎のヒストグラムを平滑化することにより前記明度画像の濃度変換を行うステップと、前記濃度変換を受けた明度画像を用いてカラー原色画像を生成するステップとを備えたカラー画像処理方法であって、前記明度画像の濃度変換を行うステップは、前記領域毎の濃度ヒストグラムを作成するステップと、前記各領域の濃度のばらつき具合をもとに、前記ヒストグラムの平滑化の度合いを決定する第1のクリップ値を定め、前記第1のクリップ値以上の部分を取り出し、前記濃度ヒストグラムの下側に配置すると共に、前記各領域のヒストグラムの平滑化の度合いを弱め、かつ領域全体の明るさを均一に変化させる第2のクリップ値を定め、前記第2のクリップ値以下の部分を取り出し、前記濃度ヒストグラムの最小濃度値または最大濃度値の頻度に足し合わせるステップと、前記第1のクリップ値および第2のクリップ値によるクリップ後の濃度ヒストグラムから累積ヒストグラムを作成し、前記累積ヒストグラムを濃度変換曲線として濃度変換を行うステップとを有することを特徴とする。この構成により、明度値に対してダイナミックレンジ改善処理を施すことで彩度値に対しても同時に同程度の改善処理が可能となり、濃度ヒストグラムに頻度の高い濃度部分があったとしても過度のコントラスト強調を防止することができ、さらにコントラスト強調の度合いを弱め、かつ領域全体の明るさ均一に変化させることができる。
【0009】
さらに、各領域の濃度のばらつき具合に加え、各領域のテクスチャの複雑さを用いて前記第1のクリップ値を定めることを特徴とする。この構成により、濃度差の少ない物体を含む領域に対する過剰なコントラスト強調処理を防止することができる。
【0010】
そして、本発明に係るカラー画像処理方法は、カラー原色画像から、円筒座標系で規格化された色相/彩度/明度空間の明度画像を生成するステップと、前記明度画像のテクスチャを解析し、前記解析結果に基づいて前記明度画像を複数の領域に分割するステップと、前記分割された領域毎のヒストグラムを平滑化することにより前記明度画像の濃度変換を行うステップと、前記明度画像の画素の明度値を前記画素の彩度値が大きい程明度範囲の中央のレベルに近づけることにより彩度のダイナミックレンジを広げるステップと、前記濃度変換された画像の画素の明度値と前記彩度のダイナミックレンジを広げる処理を受けた画素の明度値とから前記明度範囲の中央のレベルに近い明度値を選択するステップと、前記選択された明度値を有する明度画像を用いてカラー原色画像を生成するステップとを備えたことを特徴とする。この構成により、明度値に対してダイナミックレンジ改善処理を施すことで彩度値に対しても同時に同程度の改善処理が可能となり、かつ彩度のダイナミックレンジを広げて画像の視認性を向上させることができる。
【0011】
また、本発明に係るカラー画像処理装置は、カラー原色画像から、円筒座標系で規格化された色相/彩度/明度空間の明度画像を生成する手段と、前記明度画像のテクスチャを解析し、前記解析結果に基づいて前記明度画像を複数の領域に分割する手段と、前記分割された領域毎のヒストグラムを平滑化することにより前記明度画像の濃度変換を行う手段と、前記濃度変換を受けた明度画像を用いてカラー原色画像を生成する手段とを備えたカラー画像処理装置であって、前記明度画像の濃度変換を行う手段は、前記領域毎の濃度ヒストグラムを作成する手段と、前記各領域の濃度のばらつき具合をもとに、前記ヒストグラムの平滑化の度合いを決定する第1のクリップ値を定める手段と、前記第1のクリップ値以上の部分をクリップして取り出し、前記濃度ヒストグラムの下側に配置する手段と、前記各領域のヒストグラムの平滑化の度合いを弱め、かつ領域全体の明るさを均一に変化させる第2のクリップ値を定める手段と、前記第2のクリップ値以下の部分をクリップして取り出し、前記濃度ヒストグラムの最小濃度値または最大濃度値の頻度に足し合わせる手段と、前記第1のクリップ値および第2のクリップ値によるクリップ後の濃度ヒストグラムから累積ヒストグラムを作成する手段と、前記累積ヒストグラムを濃度変換曲線として濃度変換を行う手段とを有することを特徴とする。この構成により、明度値に対してダイナミックレンジ改善処理を施すことで彩度値に対しても同時に同程度の改善処理が可能となり、濃度ヒストグラムに頻度の高い濃度部分があったとしても過度のコントラスト強調を防止することができ、さらにコントラスト強調の度合いを弱め、かつ領域全体の明るさ均一に変化させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態の撮像装置の構成を示すブロック図であり、図2はその撮像装置における処理の流れの概要を示すフロー図である。
【0014】
図1に示すように、撮像装置1は、撮像手段2、色形式変換手段3、ダイナミックレンジ改善処理部4、および色形式逆変換手段5を備えている。
【0015】
撮像手段2はCCDなどの半導体撮像素子を備えており、被写体を撮像してRGBの原色カラー画像情報を生成し、色形式変換手段3へ出力する。
【0016】
色形式変換手段3は、図2のステップS1に示すように、RGB原色カラー画像情報を、顕色系と呼ばれる、色相(H:hue)、彩度(S:saturation )、明度(I:intensity)からなるHSI空間の画像情報に変換する。
【0017】
RGB空間とHSI空間とを対応付けるモデルは各種あるが、ここでは双六角錐カラーモデルによる変換を行う。双六角錐カラーモデルの概念について図3を用いて説明する。この図の(a)はRGB空間における明度軸の設定を示し、(b)は明度軸に対して垂直な面に対する射影の様子を示し、(c)は射影後の双六角錐のHSI空間を示す。
【0018】
カラー画像の各画素において、RGB値から上記双六角錐カラーモデルを用いることで、HSI値が算出される。明度情報(明度値)は、カラー画像の明るさの成分を表しており、カラー画像情報から生成されるモノクロ画像情報と一致する。
【0019】
そして、本発明の第1の実施の形態では、図4に示すように、双六角錐カラーモデルを円筒座標系で規格化したHSI空間を採用し、RGB→HSI変換、およびHSI→RGB変換に用いている。以下、RGB→HSI変換、およびHSI→RGB変換のアルゴリズムの一例を説明する。
【0020】
RGB直交座標系において、3軸に接する立方体を考えると、R,G,Bとその補色C,M,Yは図3(a)に示すような位置関係にある。このRGB立方体の主対角軸を明度軸Iとし、一方の頂点をI=0の黒、他方の頂点をI=1の白とし、
I=[(max{R,G,B}+(min{R,G,B}]/2
と定義する。
【0021】
ここで、I軸に直交する平面にRGB立方体を平行投影すると、図3(b)に示されるような正六角形が形成される。これに対し、I軸に直交する平面上で色相H、彩度Sを図3(c)のように定義する。以下、その変換方法を示す。ただし、R,G,B,S,Iの値域は[0,1]であり、Hは[0,2π]の値を持つものとする。
【0022】
〔1〕RGB→HSI変換
まず、Iを次式で定義する。
I=(Imax +Imin )/2
【0023】
ただし、Imax =max{R,G,B}
min =min{R,G,B}
【0024】
i)Imax =Imin のとき
S=0
H=不定
【0025】
ii)Imax ≠Imin のとき
Sを以下のように定義する。
I≦0.5のとき:S=(Imax −Imin )/(Imax +Imin
I>O.5のとき:S=(Imax −Imin )/(2−Imax +Imin
【0026】
次にr,g,bを以下のように定める。
r=(Imax −R)/(Imax −Imin
g=(Imax −G)/(Imax −Imin
b=(Imax −B)/(Imax −Imin
【0027】
最後にHを以下のように定める。
R=Imax のとき:H=π/3(b−g)
G=Imax のとき:H=π/3(2+r−b)
B=Imax のとき:H=π/3(4+g−r)
【0028】
〔2〕HSI→RGB変換
まず、M1 ,M2 を以下のように求める。
I≦0.5のとき:M2 =I・(1+S)
I>O.5のとき:M2 =I+S−I・S
1 =2I−M2
【0029】
i)S=0のとき
R=G=B=1
【0030】
ii)S≠0のとき
▲1▼:処理#1
h=H+(2/3)πとして、後述する処理#2を行い、得た値Xを用いてRを次のように定める。
R=X
【0031】
h=Hとして後述する処理#2を行い、得た値Xを用いてGを次のように定める。
G=X
【0032】
h=H−(2/3)πとして、後述する処理#2を行い、得た値Xを用いてBを次のように定める。
B=X
【0033】
▲2▼:処理#2
まずha を次のように定める。
a =h
h<0のとき:ha =h+2π
h>2πのとき:ha =h−2π
【0034】
次にha の値によってXを以下のように定める。
a <π/3のとき
X=M1 +(M2 −M1 )・ha /(π/3)
【0035】
(π/3)≦ha <πのとき
X=M2
【0036】
π≦ha <(4/3)πのとき
X=M1 +(M2 −M1 )・((4/3)π−ha /(π/3))
【0037】
(4/3)π≦ha <2πのとき
X=M1
【0038】
このように、円筒座標系で規格化したHSI空間を用いると、明度情報に対してダイナミックレンジの圧縮を施すことのみで、彩度情報(彩度値)に対しても同時に同程度の補正が可能となる。この点について図5を用いて説明する。図5は、円筒座標系で規格化したHSI空間のI軸とS軸を通る平面と双六角錐カラーモデルとの対応関係を示す図である。この図に示すように、円筒座標系で規格化したHSI空間において明度値をI1 からI2 へ濃度変換すると、双六角錐カラーモデルにおいては、明度値の変化すると同時に彩度値もS1 からS2 へと変換されている。
【0039】
色形式変換手段3の出力である明度値Ii はダイナミックレンジ改善処理部4に入力される。ダイナミックレンジ改善処理部4は、図2のステップS2に示すように、明度値Ii に対して所定のダイナミックレンジ改善処理を施す。
【0040】
図1に示すように、ダイナミックレンジ改善処理部4は、領域分割手段6と、濃度変換曲線作成手段7と、濃度変換手段8とから構成されている。そして、図6に示すように、濃度変換曲線作成手段7は、濃度ヒストグラム作成手段11、エントロピー算出手段12、エッジ度合算出手段13、コントラスト操作クリップ値決定手段14、濃度シフト操作クリップ値決定手段15、第1クリッピング手段16、第2クリッピング手段17、および累積ヒストグラム作成手段18から構成されている。
【0041】
領域分割手段6は、図7のステップS21〜S22に示されているように、入力された明度画像に対して領域分割と、領域境界の空間的量子化を行う。まず、ステップS21では、入力画像のテクスチャを解析し、この解析結果に基づいて入力画像を複数の領域に分割する。本発明の第1の実施の形態では、下記の式[1]に示すLOG(Laplacian Of Gaussian) フィルタを入力画像に演算するフィルタリング処理により領域を決定している。図8(a)に示す画像を領域分割した結果を図8(b)に示す。
【0042】
【数1】
Figure 0003543103
【0043】
ここで、テクスチャ解析による領域分割の結果と、人間が同一の画像を見て手動で領域分割した結果とは異なることが多い。よって、上記テクスチャ解析による領域分割の結果をそのまま用いると、両者の結果の異なる部分が人間の目には不自然に感じられる。
【0044】
そこで、本発明の第1の実施の形態では、次のステップS22では、画素単位で解析された上記領域分割の結果を、多少の解像度を下げ、量子化している。具体的には、図8(c)に示すように、入力画像を正方形ブロックに分割して、同図(b)に示す領域分割の結果と重ね合わせ、領域の境界に該当する正方形ブロックについては、領域の占有率に応じていずれの領域に属するかを決定する。これにより、図8(b)に示す領域分割の結果が、同図(d)に示すように量子化される。
【0045】
領域分割手段6で空間的に量子化された画像データは濃度変換曲線作成手段7内の濃度ヒストグラム作成手段11に入力される。濃度ヒストグラム作成手段11では、図7のステップS23に示すように、濃度ヒストグラムを領域毎に作成する。
【0046】
濃度変換曲線作成手段7では、基本的には、濃度ヒストグラムを領域毎に作成し、次に累積ヒストグラムを領域毎に作成して、その累積ヒストグラムを用いて濃度変換を行う。しかし、この基本処理のみでは、例えば図9(a)に示す濃度ヒストグラムから同図(b)に示す累積ヒストグラムが作成され、入力濃度Ii0を出力濃度Io0に濃度変換する場合、濃度ヒストグラムの頻度の高い濃度部分で累積ヒストグラムの値が急激に変化するため、過度にコントラストが強調されてしまう。
【0047】
そこで、本発明の第1の実施の形態では、第1のクリップ値を導入することで過度のコントラスト強調を防止している。すなわち、図10(a)に示すように、濃度ヒストグラムに対して第1のクリップ値CLを設定し、第1のクリップ値CLより上の部分をクリップして取り出す。そして、図10(b)に示すように、上記クリップした部分を総和を平均化し、元の濃度ヒストグラムの下側に配置する。つまり、第1のクリップ値CL以上の部分のヒストグラムの総和の平均値が濃度ヒストグラムのバイアス値となっている。図10(c)の曲線A1 はクリップを行う前の濃度ヒストグラムから作成した累積ヒストグラムであり、曲線A2 はクリップ後の濃度ヒストグラムから作成した累積ヒストグラムである。二つの曲線の比較から明らかなように、クリップを行うことにより、累積ヒストグラムの値の急激な変化がなくなる。したがって、過度にコントラストが強調される事態が防止される。ここで、第1のクリップ値CLが大きいと、濃度ヒストグラムの平滑化の度合いが大きく、第1のクリップ値CLが小さいと、濃度ヒストグラムの平滑化の度合が小さい。
【0048】
ここで、図11(a)に示すような、既に濃度ヒストグラムの濃度値のばらつきが大きい、換言すればダイナミックレンジの広い領域については、ダイナミックレンジの狭い画像出力装置で出力しても、細部情報が消失しにくいため、濃度ヒストグラムを平滑化する必要性は小さい。一方、図11(b)に示すような、濃度ヒストグラムの濃度値のばらつきが小さい、すなわちダイナミックレンジの狭い領域については、ダイナミックレンジの狭い画像出力装置で出力すると、細部情報が消失するおそれが大きいため、濃度ヒストグラムを平滑化してダイナミックレンジを広げる必要がある。
【0049】
そこで、本発明の第1の実施の形態では、領域毎に濃度ヒストグラムの濃度値のばらつき具合を求め、このばらつき具合に応じて、濃度ヒストグラムの平滑化の度合いを左右するクリップ値CLを決定する。具体的には、エントロピー算出手段12が下記の式[2〕を用いてエントロピーHを算出し、図11(c)に示す特性を用いて第1のクリップ値CLを求める。
【0050】
【数2】
Figure 0003543103
【0051】
このとき、空や白壁のような、元々全体に濃度差の少ない物体を含む領域の場合、濃度ヒストグラムの濃度値のばらつき具合のみでヒストグラムの平滑化の度合いであるクリップ値を決定すると、過剰な処理が行われる可能性がある。そこで、本発明の第1の実施の形態では、テクスチャの複雑さを加味してクリップ値を再決定する。
【0052】
テクチスチャの複雑さを示す指標として、ここでは、領域分割の一手法として提案したLOGフィルタとの演算によって取得される、エッジ抽出結果を用いる。σ値(空間定数)が大小2種類のLOGフィルタを画像に演算するフィルタリング処理を行うと、そのσ値の大きさにより異なるエッジ抽出画像が取得される。その結果例を図12に示す。この図の(a)、(b)において右上部の太線で囲まれた領域は空を示している。この図から明らかなように、空など、人間が見て濃度差の無い部分に関しては、σ値の大小にかかわらず、その領域内の画像のエッジ数の差異は少ない。そこで、この特徴をテクスチャの複雑さを表す値として採用し、以下の式[3]によりクリップ値を再決定し、エッジ数の差異の小さい領域に関しては、平滑化の度合いを小さくする。
【0053】
【数3】
Figure 0003543103
【0054】
この式において、CLold は領域内の濃度のばらつき具合のみを基に決定したクリップ値、CLnew は新しく決定したクリップ値、edgesmall 、edgelarge はそれぞれσ値が小、大の領域内のエッジ数である。ここで、edgesmall 、edgelargeは、エッジ度合算出手段13により算出され、CLnew はコントラスト操作クリップ値決定手段14により算出される。そして、第1クリッピング手段16により、クリップが実行される。
【0055】
以上説明した、領域毎に行われるヒストグラムの平滑化は元来画像処理におけるコントラスト強調の手法であるため、そのテクスチャの種類によっては不自然な結果を生むことがある。例として人間の肌があげられる。特に、カラー画像に適用した場合、その色の差が顕著になり、あらが目立つ結果となる。そこで、本発明の第1の実施の形態では、ヒストグラムの平滑化の度合い、つまりコントラスト強調の度合いを弱め、かつ出力の際に生じる情報の消失を防ぐために、領域の明るさ補正を行う手法として第2のクリップ値を導入する。
【0056】
第2のクリップ値は濃度ヒストグラムの下部に設定される。図13(a)に示すように、濃度ヒストグラムの全ての濃度値において、第2のクリップ値CL2 以下の部分を取り去り、その総和を最小濃度値(0)もしくは最大濃度値(255)の頻度に足し合わせる。なお、図13(b)は最小濃度値に足し合わせた場合を示した。そして、このようにクリップされた濃度ヒストグラムを用いて、累積ヒストグラムを作成し、それを正規化したものを濃度変換曲線とする。図13(c)の曲線A3 はクリップを行う前の濃度ヒストグラムから作成した累積ヒストグラムであり、曲線A4 はクリップ後の濃度ヒストグラムから作成した累積ヒストグラムである。この濃度変換曲線の形状から分かるように、第2のクリップ値を導入することにより、コントラスト強調の度合いが弱まり、かつ領域全体の明るさ均一に変化した結果を得ることができる。ここで、濃度シフト操作クリップ値決定手段15により第2のクリップ値が決定され、第2クリッピング手段17によりクリップが実行される。第2のクリップ値は、第1のクリップ値と比例関係を持たせることが好適である。
【0057】
そして、累積ヒストグラム作成手段18により、第1クリッピング手段16および第2クリッピング手段17でクリップされた濃度ヒストグラムを用いて、累積ヒストグラムが作成される。以上説明したエントロピー算出手段12から第1クリッピング手段16および第2クリッピング手段17までの動作は図7のステップS24に対応し、累積ヒストグラム作成手段18の動作はステップS25に対応する。
【0058】
累積ヒストグラム作成手段18で作成された濃度変換曲線は、濃度変換手段8へ出力される。濃度変換手段8は、ステップS26に示すように、領域毎に異なる累積ヒストグラムを濃度変換曲線として領域内の各画素の濃度変換を行う。ただし、領域の境界が不連続にならないようにするために、境界に該当する正方形ブロック内の各画素については、以下のような線形補間処理を行う。
【0059】
図14(a)に示すように、注目画素の濃度値を、この画素が属するブロックB1 および近傍の三つのブロックB2 、B3 、B4 のそれぞれの濃度変換曲線を用いて濃度変換し、変換後の濃度値g1 、g2 、g3 、g4 を得る。次に、下記の式[4]に基づいて、線形補間後の濃度値g(x,y)を算出する。つまり、前記濃度値g1 、g2 、g3 、g4 を、四つのブロックB1 、B2 、B3 、B4の中心から注目画素までの距離に応じて重み付けする。
【0060】
【数4】
Figure 0003543103
【0061】
濃度変換手段8から出力された、濃度変換処理を施された明度画像情報Io1は、色形式逆変換手段5に入力される。色形式逆変換手段5は、図2のステップS4に示すように、前記明度画像情報Io1と、色形式変換手段3の出力である色相情報Hおよび彩度情報Sとを用いて、ダイナミックレンジの改善されたRGB原色カラー画像情報を生成する。このカラー画像情報は、図示されていないプリンタやモニタに入力され、印刷あるいは表示される。
【0062】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、明度値を明度範囲の中央のレベルに近づけることにより、彩度のダイナミックレンジを広げて画像の視認性を向上させることが特徴である。
【0063】
図15は本発明の第2の実施の形態の撮像装置の構成を示すブロック図であり、図16はその撮像装置における処理の流れの概要を示すフロー図である。これらの図において、図1あるいは図2と同一または対応する構成要素には、それらの図に使用した符号と同一の符号を付した。
【0064】
本発明の第2の実施の形態では、図15に示すように、彩度強調処理部21と、セレクタ22とを設け、図16のステップS3に示すように、彩度情報補正のための明度情報処理を行うことが特徴であり、その他の構成および動作は前述した本発明の第1の実施の形態と同じである。
【0065】
彩度情報補正のための明度情報処理は、色の鮮やかさ情報のダイナミックレンジを広げるために明度値に対して以下の処理を加えるものである。彩度値がある程度の大きさを持っている場合、つまり図4の円筒座標系においてI軸から離れているほど、彩度値のダイナミックレンジがより広くなる方向へ明度値を移動させる処理を行う。この処理により、彩度値がある程度大きい場合、色の鮮やかさがより分かりやすくなることで、画像の視認性を向上させることができる。ここで、彩度値のダイナミックレンジがより広くなる方法とは、図17に示すように、明度値を最大値の1/2(明度値の範囲が0〜255の場合、128)に近づける方向である。具体的には、彩度情報処理部21により、各画素に対して、I<128の場合には下記の式[5]によって、またI≧128の場合には下記の式[6]によって明度値を算出する。
【0066】
o2=Ii +(S×Δmax ) …式[5]
【0067】
o2=Ii −(S×Δmax ) …式[6]
【0068】
これらの式において、Io2は移動後の明度値、Ii は元の明度値、Sは彩度値、Δmax は移動最大値である。したがって、式[5]、[6]は、0〜1の値を持つ彩度値Sに対して、移動最大値Δmax を掛け合わせた後、元の明度値が128より小さいときは足し合わせ、大きいときは引くことを意味する。図18にI<128の場合の一例を示した。
【0069】
彩度強調処理部21で算出された、式[5]または[6]の明度値Io2は、ダイナミックレンジ改善処理部4によって第1の実施の形態と同じ処理を施され出力された明度値Io1とともにセレクタ22に入力される。そして、より128に近いほうがその画素の明度値Io3として採用され、色形式逆変換手段5に入力される。
【0070】
このように、本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加えて、彩度値がある程度大きい場合、色の鮮やかさをより分かりやすくなることで、画像の視認性を向上させることができる。
【0071】
なお、本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記第1の実施の形態において、上記RGB→HSI変換、HSI→RG変換に要する時間を短縮するために下記(1)〜(3)のように処理しても良い。
【0072】
(1)RGB値から明度値Iを算出し、同時にRGB値を保存する。
(2)明度値に対するダイナミックレンジ改善処理を実行する。
【0073】
(3)(1)で保存したRGB値を基に、RGBカラー画像を再算出する。
つまり、彩度情報、色相情報を算出しないことが相違する。処理後のカラー画像データは第1の実施の形態と同じである。
【0074】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明のカラー画像処理方法および処理装置によれば、円筒座標系で規格化した色相/彩度/明度空間の明度値に対してダイナミックレンジ改善処理を施すことで彩度値に対しても同時に同程度の改善処理が可能となり、第1のクリップ値を導入することにより濃度ヒストグラムに頻度の高い濃度部分があったとしても、過度のコントラスト強調を防止することができ第2のクリップ値を導入することによりコントラスト強調の度合いを弱め、かつ領域全体の明るさ均一に変化させることができる。
【0076】
さらに、本発明のカラー画像処理方法によれば、各領域のテクスチャの複雑さを加味して第1のクリップ値を決定することにより、濃度差の少ない物体を含む領域に対する過剰なコントラスト強調処理を防止することができる。
【0077】
そして、本発明のカラー画像処理方法によれば、明度画像の画素の彩度値が大きい程、その画素の明度値を明度範囲の中央のレベルに近づけることにより、彩度のダイナミックレンジを広げて画像の視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の撮像装置の構成を示すブロック図、
【図2】図1の撮像装置におけるカラー画像処理の流れの概要を示すフロー図、
【図3】双六角錐カラーモデルを説明するための図、
【図4】円筒座標系で規格化したHSI空間を説明するための図、
【図5】円筒座標系で規格化したHSI空間と双六角錐カラーモデルとの対応関係を示す図、
【図6】図1の撮像装置における濃度変換曲線作成手段の構成を示すブロック図、
【図7】図1の撮像装置におけるダイナミックレンジ改善処理部の処理の流れの概要を示すフロー図、
【図8】図1のダイナミックレンジ改善処理部における領域分割手段の動作を説明するための図、
【図9】ヒストグラムの平滑化を説明するための図、
【図10】第1のクリップ値を説明するための図、
【図11】第1のクリップ値の決定方法を説明するための図、
【図12】σ値の異なるエッジ抽出画像の取得例を示す図、
【図13】第2のクリップ値を説明するための図、
【図14】濃度変換手段における線形補間方法を説明するための図、
【図15】本発明の第2の実施の形態の撮像装置の構成を示すブロック図、
【図16】図15の撮像装置におけるカラー画像処理の流れの概要を示すフロー図、
【図17】図15の撮像装置における彩度情報補正のための明度情報処理を説明するための図、
【図18】図17の明度情報処理を実現する方法を説明するための図、
【図19】従来の階調補正を方法を説明するための図である。
【符号の説明】
3 色形式変換手段
4 ダイナミックレンジ改善処理部
5 色形式逆変換手段
6 領域分割手段
7 濃度変換曲線作成手段
8 濃度変換手段

Claims (4)

  1. カラー原色画像から、円筒座標系で規格化された色相/彩度/明度空間の明度画像を生成するステップと、前記明度画像のテクスチャを解析し、前記解析結果に基づいて前記明度画像を複数の領域に分割するステップと、前記分割された領域毎のヒストグラムを平滑化することにより前記明度画像の濃度変換を行うステップと、前記濃度変換を受けた明度画像を用いてカラー原色画像を生成するステップとを備えたカラー画像処理方法であって、
    前記明度画像の濃度変換を行うステップは、前記領域毎の濃度ヒストグラムを作成するステップと、前記各領域の濃度のばらつき具合をもとに、前記ヒストグラムの平滑化の度合いを決定する第1のクリップ値を定め、前記第1のクリップ値以上の部分を取り出し、前記濃度ヒストグラムの下側に配置すると共に、前記各領域のヒストグラムの平滑化の度合いを弱め、かつ領域全体の明るさを均一に変化させる第2のクリップ値を定め、前記第2のクリップ値以下の部分を取り出し、前記濃度ヒストグラムの最小濃度値または最大濃度値の頻度に足し合わせるステップと、前記第1のクリップ値および第2のクリップ値によるクリップ後の濃度ヒストグラムから累積ヒストグラムを作成し、前記累積ヒストグラムを濃度変換曲線として濃度変換を行うステップとを有することを特徴とするカラー画像処理方法。
  2. 各領域の濃度のばらつき具合に加え、各領域のテクスチャの複雑さを用いて前記第1のクリップ値を定めることを特徴とする請求項1記載のカラー画像処理方法。
  3. カラー原色画像から、円筒座標系で規格化された色相/彩度/明度空間の明度画像を生成するステップと、前記明度画像のテクスチャを解析し、前記解析結果に基づいて前記明度画像を複数の領域に分割するステップと、前記分割された領域毎のヒストグラムを平滑化することにより前記明度画像の濃度変換を行うステップと、前記明度画像の画素の明度値を前記画素の彩度値が大きい程明度範囲の中央のレベルに近づけることにより彩度のダイナミックレンジを広げるステップと、前記濃度変換された画像の画素の明度値と前記彩度のダイナミックレンジを広げる処理を受けた画素の明度値とから前記明度範囲の中央のレベルに近い明度値を選択するステップと、前記選択された明度値を有する明度画像を用いてカラー原色画像を生成するステップとを備えたことを特徴とするカラー画像処理方法。
  4. カラー原色画像から、円筒座標系で規格化された色相/彩度/明度空間の明度画像を生成する手段と、前記明度画像のテクスチャを解析し、前記解析結果に基づいて前記明度画像を複数の領域に分割する手段と、前記分割された領域毎のヒストグラムを平滑化することにより前記明度画像の濃度変換を行う手段と、前記濃度変換を受けた明度画像を用いてカラー原色画像を生成する手段とを備えたカラー画像処理装置であって、
    前記明度画像の濃度変換を行う手段は、前記領域毎の濃度ヒストグラムを作成する手段と、前記各領域の濃度のばらつき具合をもとに、前記ヒストグラムの平滑化の度合いを決定する第1のクリップ値を定める手段と、前記第1のクリップ値以上の部分をクリップして取り出し、前記濃度ヒストグラムの下側に配置する手段と、前記各領域のヒストグラムの平滑化の度合いを弱め、かつ領域全体の明るさを均一に変化させる第2のクリップ値を定める手段と、前記第2のクリップ値以下の部分をクリップして取り出し、前記濃度ヒストグラムの最小濃度値または最大濃度値の頻度に足し合わせる手段と、前記第1のクリップ値および第2のクリップ値によるクリップ後の濃度ヒストグラムから累積ヒストグラムを作成する手段と、前記累積ヒストグラムを濃度変換曲線として濃度変換を行う手段とを有することを特徴とするカラー画像処理装置。
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