JP4241774B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラによってカラー撮影されたデジタルの画像データから色ノイズを除去するための画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
デジタルカメラでは、暗い被写体を高感度でカラー撮影を行うと、CCD(charge coupled device)等のイメージセンサが持つノイズ特性(暗電流など)によって、その撮影画像に色ノイズが乗ってしまうことがある。この色ノイズは、急激な色変化として画素単位で表れ、撮影画像の画質を著しく低下させる。
このような色ノイズを画像処理にて除去する方法として、通常、注目画素に隣接する画素の色データを取り込み、これらを平均化するといった方法が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−175843号公報
しかしながら、通常、色ノイズは画像の一点だけで表れるものではなく、その周辺に離散的に拡がって表れる傾向がある。このような場合、前記特許文献1のように隣接画素を平均化する方法では、色ノイズの影響を受けた画素を多数含めて平均化することになる。このため、画像データから色ノイズを効率的に除去できず、逆にぼけた感じになってしまうなどの問題がある。
本発明は前記のような点に鑑みなされたもので、画像データから色ノイズを効率的に除去することのできる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、画像データを取得する画像取得手段と、この画像取得手段によって得られた画像データから注目画素とその注目画素から前記画像データの保存形式に依存したブロックサイズによって決まる距離だけ離れた画素を処理対象として抽出する画素抽出手段と、この画素抽出手段によって抽出された各画素の値に所定の重み付け係数を乗じて平均化処理を行う平均化処理手段と、この平均化処理手段によって得られた画素値に基づいてノイズ除去後の画像データを生成する画像生成手段とを具備して構成される。
本発明によれば、注目画素に隣接する画素を除外し、注目画素から所定の距離だけ離れた画素を処理対象に含め、さらに、各画素の値に所定の重み付け係数を乗じて平均化処理を行うようにしたことで、色ノイズを効率的に除去して高画質の画像データを得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の概略的な構成を示すブロック図である。
画像処理装置10は、コンピュータによって構成され、カラー撮影されたデジタルの画像データから色ノイズを除去するための機能を備える。なお、「色ノイズ」とは、高感度撮影などにより画素単位で色が急激に変化して表れる現象である。
図1に示すように、この画像処理装置10は、制御部11、外部I/F部12、データ読取部13、記憶部14、入力部15、表示部16を備える。
制御部11は、CPUからなり、プログラムの起動により本装置全体の制御を行う。外部I/F部12は、USB(Universal Serial Bus)などのコネクタからなり、デジタルカメラ21と接続してデジタルの画像データを入力する。データ読取部13は、PCカードリーダからなり、メモリカード22に記録されたデジタルの画像データの読み取りを行う。
記憶部14は、ハードディスク装置やRAMなどからなり、デジタルカメラ21またはメモリカード22から入力された画像データの他、制御部11の処理動作に必要な各種データを記憶する。また、この記憶部14には、本発明のノイズ除去機能を実現するためのプログラム14aが記憶されている。制御部11は、このプログラム14aを読み込むことにより、ノイズ除去に関する処理を実行する。
入力部15は、キーボードやマウスなどからなり、各種データの入力や指示を行う。表示部16は、LCD(Liquid Crystal Display)などからかり、画像データの表示などを行う。
次に、同実施形態の動作を説明する。
図2は画像処理装置10によって実行されるノイズ除去処理の全体の流れを示すフローチャートである。なお、このフローチャートを含め、以下の各フローチャートで示される各処理は、マイクロコンピュータである制御部11が記憶部14に記憶されたプログラム14aを読み込むことにより実行される。
今、図1に示したデジタルカメラ21またはメモリカード22からデジタルの画像データを画像処理装置10に読み込んでノイズ除去を行う場合を想定する。
まず、画像処理装置10に備えられた制御部11は、ノイズ除去対象として選択されたデジタルの画像データを取得する(ステップA11)。なお、このときの画像データはRGB形式であるとする。
制御部11は、この画像データの保存形式を確認した後、下記(1)式に従ってRGBからYCbCrへの変換を行う(ステップA12)。
Y = 0.29900*R+0.58700*G+0.11400*B
Cb=−0.16874*R−0.33126*G+0.50000*B
Cr= 0.50000*R−0.41869*G−0.08131*B
…(1)
式中の*は乗算を表わす。また、R,G,BはR値,G値,B値である。Yは輝度値、CbとCrは色素値である。なお、CbとCrのことを一般的に「色差」と呼んでいるが、ここでは、注目画素と周辺画素の色成分の差のことを「色差」と呼び、画素単体が持つ色成分のことを「色素」と呼んで区別することにする。
次に、制御部11は、当該画像データを構成する各画素毎に所定のノイズ除去計算を行う(ステップA13)。そして、制御部11は、このノイズ除去計算によって得られる各画素の値からなる画像データをノイズ除去後の画像として取得し、これを元のRGB形式に戻した後(ステップA14)、記憶部14に保存する(ステップA15)。
ここで、前記ステップA13のノイズ除去計算処理について詳しく説明する。
図3はノイズ除去計算処理を示すフローチャートである。
まず、制御部11は、画像データを構成する各画素の中から処理対象として注目している画素を決定し(ステップB10)、その決定された注目画素と当該注目画素からn画素だけ離れた上下左右の周辺画素を抽出する(ステップB11)。この場合、周辺画素として抽出する画素は、注目画素に隣接する画素ではなく、n画素だけ離れた画素であることがポイントである。なお、このnの値については、後に詳しく説明する。
制御部11は、このようにして抽出した各画素の値を輝度成分と色成分に分け(ステップB12)、それぞれに所定の重み付け係数を乗じて、その加算平均値を求める(ステップB13)。このようにして得られた加算平均値は、後述するように、当該注目画素の新たな値として用いられる。
続いて、制御部11は、次に処理対象として注目する画素を決定し、前記同様の処理を繰り返す。全ての画素に対する処理を終了すると(ステップB14のYes)、ここでのループを抜ける。
図4を参照して、前記ステップB13で実行される演算処理について具体的に説明する。
図4は注目画素と周辺画素との関係を示す図である。今、斜線で示す画素Pの輝度値をY(i,j)、画素Pの色素値をCb(i,j)、Cr(i,j)とする。なお、iはx座標値、jはx座標値を表わす。
画素Pを注目画素とすると、そこから前後左右に所定の距離(n画素分とする)だけ離れた位置に存在する周辺画素P〜Pを処理対象として抽出する。これらの周辺画素P〜Pの輝度値Yと、色素値CbCrを以下のように表わす。
周辺画素P:Y(i,j−n)、Cb(i,j−n)、Cr(i,j−n)
周辺画素P:Y(i,j+n)、Cb(i,j+n)、Cr(i,j+n)
周辺画素P:Y(i−n,j)、Cb(i−n,j)、Cr(i−n,j)
周辺画素P:Y(i+n,j)、Cb(i+n,j)、Cr(i+n,j)
(a)輝度成分の計算
注目画素Pと周辺画素P〜Pとの間において輝度差をdY、色差をdCb、dCrとする。そして、「dCbとdCrがそれぞれ閾値β内に収まっており、かつ、dYが閾値αより小さい」といった条件1を満たすときに、係数KY=1−(dY/α)を設定する。それ以外のときは、係数KY=0とする。このときの条件1を数式化すると、以下のように表わせる。
(条件1)
dCb<β,dCr<β,dY<α:1−(dY/α)
else:0
これにより、新しい注目画素Pの輝度値newY(i,j)は、以下のような式(2)で表わせる。なお、式中のKYup、KYdown、KYleft、KYrightは、上下左右の周辺画素P〜Pに乗じる係数を表わす。また、*は乗算を表わす。
newY(i,j)=(Y(i,j)+KYup*Y(i−n,j)+KYdown*Y(i+n,j)+KYleft*Y(i,j−n)+KYright*Y(i,j+n))/(1+KYup+KYdown+KYleft+KYright
…(2)
前記計算式(2)において、注目画素Pの重みは1としている。また、周辺画素P〜Pの重みは、注目画素Pとの輝度差が一定値以下であるならば、その割合の二乗を1から引いた値とする(1−(dY/α))。これは、一定値以下の輝度差で、色差がある範囲内にあるならば、色ノイズが乗っている可能性が高いとみなして、係数の重みを増して平均化するためである。また、範囲外であれば、平均化に寄与しないように、係数はゼロとする。
このように、輝度成分の計算に関しては、各画素の輝度成分と色素成分の両方を考慮して係数の重み付けを行う。これにより、輝度と色素が大きく違う画素を排除して平均化でき、その結果として画像のエッジ部分を確保しながら、色ノイズを効率的に除去することができる。
(b)色素成分の計算
注目画素Pの輝度値の割合をrYとする。これに対し、周辺画素P〜Pの輝度値の割合を(1−rY)とする。
ここで、「注目画素Pと周辺画素P〜Pの輝度差dYが閾値αより小さい」といった条件2を満たすとき、係数KY=(1−dY/α)を設定する。それ以外のときは、係数KY=0とする。このときの条件2を数式化すると、以下のように表わせる。
(条件2)
dY<α:(1−dY/α)
else:0
これにより、新しい注目画素Pの色素値newCb(i,j)、newCr(i,j)は、以下のような式(3),(4)で表わせる。なお、式中のKYup2、KYdown2、KYleft2、KYright2は、上下左右の周辺画素P〜Pに乗じる係数を表わす。また、*は乗算を表わす。
newCb(i,j)={rY*Cb(i,j)+(1−rY)*{(KYup2*Cb(i−n,j)+KYdown2*Cb(i+n,j)+KYleft2*Cb(i,j−n)+KYright2*Cb(i,j+n)}}/{rY+(1−rY)*(KYup2+KYdown2+KYleft2+KYright2)}
…(3)
newCr(i,j)={rY*Cr(i,j)+(1−rY)*{(KYup2*Cr(i−n,j)+KYdown2*Cr(i+n,j)+KYleft2*Cr(i,j−n)+KYright2*Cr(i,j+n)}}/{rY+(1−rY)*(KYup2+KYdown2+KYleft2+KYright2)}
…(4)
前記計算式(3),(4)において、注目画素Pの重みは、その注目画素Pの輝度の割合としている(rY)。すなわち、例えば輝度が256階調であるとすると、rY=Y(i,j)/255である。これは、注目画素Pの輝度が低いほど、周りの値に影響を受けることを意味する。つまり、色ノイズが輝度の低いところで目立ち、逆に輝度の高く明るいところではあまり目立たないことに着目して、注目画素Pに重み付けを行っている。
また、周辺画素P〜Pの重みは、注目画素Pとの輝度差が一定値以下であるならば、その輝度差が少ないほど大きく、輝度差が大きいほど小さくなる係数(1−dY/α)と、1から注目画素Pの輝度の割合を引いた係数(1−rY)とをかけたものとする。これは、注目画素Pと周辺画素P〜Pとの輝度差が小さいほど、同じ色と推測することができ、また、輝度の低い周辺画素ほど係数を高くして平均化するためである。
このように、色素成分の計算に関して、各画素の輝度成分のみを考慮して係数の重み付けを行う。なお、CbCrの色素値を係数に使わなかったのは、色ノイズの影響で緑や青や赤などの色になってしまなっていることが暗い部分で顕著に表われるためであり、CbCrの値からは係数を決めることが困難であるからである。よって、輝度成分のみで計算式を確立している。
なお、図4の例では、注目画素Pから前後左右にn画素離れた周辺画素P〜Pの4点を処理対象として抽出する場合を想定して説明したが、n画素よりさらに離れた画素も処理対象に含めるようにしても良い。この場合、前記(2)〜(4)式の計算の際に、注目画素Pとの距離に応じて係数の重み付けを適宜設定するものとする。
すなわち、図5に示すように、注目画素Pから右方向にn画素以上離れた周辺画素P〜Pを処理対象とした抽出した場合には、例えばP<P<Pの順で係数の重み付けを重くする。このように、n画素以上離れた周辺画素を多数抽出して、それぞれに重み付けを変えて平均化すれば、ノイズ除去の精度を上げることができる。
ここで、前記計算式(2)〜(4)について説明する。
まず、輝度成分であるYと色成分であるCbCrに分けて計算した点に関しては、JPEG(Joint Photographic Experts Group)などではRGBデータをYCbCrデータに変換していること、また、輝度成分と色成分に分けて計算すると、見え方の違いからノイズ除去に関する係数を異ならせることができ、効率的なノイズ除去が行えるからである。
また、以下に詳述するが、JPEG画像の作成時には、輝度成分は変化が目に見えやすいので省略しないのに対し、色成分は省略しても見た目に変化がわかりにくいので、4分の1に間引いている。その間引きにも対応できるように、輝度成分と色成分とに分けて計算している。
次に、平均化に使用する周辺画素P〜Pを注目画素Pからn画素離した点について説明する。
一般的なノイズ除去は、注目画素と隣接画素の平均を取ることにより行なわれる。しかしながら、色ノイズの影響で隣接画素も同様に変色している可能性が高いため、これらの画素を多数含めて平均化しても色ノイズをあまり低減できず、ぼかしているという感が否めない。そのため、エッジ強調を行う必要があり、本来の画像とは趣が異なってくる。そこで、本実施形態では、図4に示したように、注目画素Pからn画素だけ離れた位置に存在する周辺画素P〜Pを平均化に使用するものとしている。
以下に、JPEG形式の画像データを例にして、さらに詳しく説明する。
デジタルカメラ21は、CCD(charge coupled device)等の撮像素子から得られた画像データを何らかの方法で保存する。その保存方法として、一般的にJPEG形式が用いられる。これは、JPEG形式で圧縮した後の容量が小さいなどの理由による。
図6はJPEG形式による画像保存処理を示すフローチャートである。
まず、画像データを成分に分解する。つまり、画像データを取り込んだ後、JPEGに適しているYとCbCrにそれぞれ変換する(ステップC11)。その後、それらをMCU(Minimum Code Unit:最小符号化ユニット)に分解する(ステップC12)。これは、全画素に対して、DCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)、量子化、ハフマン符号化を行うと、計算量が多くなり、処理に時間がかかるからである。そこで、16×16の画素で構成されたユニットに分解することが行なわれる。なお、16×16の大きさはサンプリングファクタによって決まるが、ここではその詳しい説明は省略する。
次に、MCUの各ブロックに対して、順にDCT、量子化処理、ハフマン符号化を行った後(ステップC13〜C15)、MCU単位で記録する(ステップC16)。
ここで、図7を参照してMCUの概略を参照する。
MCUでは、16×16の画素で構成されたユニットが存在するが、基本DCT方式では、このユニット画像の各成分に対して8×8画素に分けられる。すなわち、16×16の画素全ての輝度成分を4つのブロックに分けて、また色成分については8×8に間引いて、離散コサイン変換を行うことにより周波数成分で表示する。その周波数成分を量子化処理することにより情報量を削減し、それをハフマン符号化することで情報量をさらに削減する。
ところが、このような操作は、量子化の段階で8×8画素のブロック毎にある一定の傾向が出てしまうことが多く、JPEG画像を拡大表示すると、これらのブロックの境界線を視認できる。また、あるブロックは黄色っぽく、その隣のブロックは赤っぽく…というような構成になっていることが多い。
したがって、従来のように隣接画素を平均化する方法では、結局、ブロック毎の色傾向を維持したままで各画素の値を平均化することになり、色ノイズをきれいに除去することはできない。
そこで、本発明では、注目画素に隣接する画素ではなく、隣接ブロックに含まれる画素を平均化の処理に用いることで、色ノイズを効率的に除去するものである。具体的には、図3のステップB11にて注目画素に対する周辺画素を抽出する場合に、図8に示すような処理を行うことになる。
図8は画像処理装置10によってブロック単位で周辺画素を抽出する場合の処理を示すフローチャートである。
すなわち、制御部11は、ブロック処理された画像データを取得すると(ステップD11)、その画像データの種類からブロックサイズを判断する(ステップD12)。例えばJPEG画像であれば、ブロックサイズは8×8画素である。また、MPEG(Moving Picture Experts Group)画像であれば、ブロックサイズ16×16画素である。また、MPEGのH.264規格では、16×16,16×8,8×16,8×8の4種類から選択可能である。これらの動画データから静止画データが作成されている場合には、それぞれに対応したブロックサイズを適用することになる。
次に、制御部11は、そのブロックサイズに基づいて注目画素に対する距離nの値を設定する(ステップD13)。例えばブロックサイズが8×8画素であれば、n=8(画素)として設定する。制御部11は、このnの値に基づいて注目画素からn画素離れた画素を平均化の処理対象として抽出する(ステップD14)。以後の処理は図3のステップB12からの処理と同様である。
このように、ブロック構造を有する画像データの場合には、そのブロック単位で注目画素に対する周辺画素を処理対象として抽出して平均化すれば、色ノイズの影響を比較的受けていない画素を用いて効率的に色ノイズを除去することができる。
(変形例)
画像によっては、ブロックノイズが目立つものもある。そのため、このような画像を対象とする場合には注目画素からブロックサイズだけ離れた画素を平均化処理するよりは、さらに所定数画素数分離れた画素を用いた方が良いこともある。例えばJPEG画像であれば、8(ブロックサイズ)+2=10(画素)といった値がもっとも適している。
図9は画像処理装置10によってブロック単位で周辺画素を抽出する場合の他の処理を示すフローチャートである。なお、ステップE11〜E13までの処理は、図8のステップD11〜D13までの処理と同様である。
すなわち、制御部11は、ブロック処理された画像データを取得すると(ステップE11)、その画像データの種類からブロックサイズを判断した後(ステップE12)、そのブロックサイズに基づいて注目画素に対する距離nの値を設定する(ステップE13)。
ここで、前記設定された距離nの値に所定画素数mを加算する(ステップE14)。この素数mの値は、上述したブロックノイズのスムージングを考慮した最適な値に設定されている。例えばJPEG画像であれば、m=2である。
そして、制御部11は、注目画素からn+m画素離れた画素を平均化の処理対象として抽出する(ステップE15)。以後の処理は図3のステップB12からの処理と同様である。
このように処理を行えば、画像データの各画素毎に処理対象として注目する画素とその周辺画素を順次抽出していく過程において、注目画素が属するブロックの境界を越えるタイミングと周辺画素が属するブロックの境界を越えるタイミングとが同時にならないように抽出されることになる。
すなわち、注目画素が第1のブロックに存在している間にも、平均化の処理対象として抽出される周辺画素は、当該注目画素の第1のブロック内での座標位置に応じて第1のブロックに隣接する第2のブロック、あるいは、さらにその隣の第3のブロックから抽出されることになる。したがって、ブロック単位の階調変化なども平均化されることになり、このことが結果的にブロックノイズのスムージング効果を生む。
このように、注目画素から保存形式に応じたブロックサイズだけ離れた画素よりも、さらに所定数画素数分離れた画素を用いて平均化することにより、ブロックノイズのスムージングを兼ねて、色ノイズを効率的に除去することができる。
なお、注目画素からn+mだけ離れた画素だけでなく、図5で説明したように、さらに数画素分離れた複数の画素も処理対象に含めて処理することでも良く、その場合には、係数の重み付けを各画素の距離に応じて段階的に設定することで対応するものとする。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態では、ブロック構造を持たない画像データを処理対象としている。ブロック構造を持たない画像データとは、RAWデータのことである。RAWデータは、デジタルカメラ21で撮影された画像データに画像処理を施さずに、そのまま出力したデータである。
以下に、画像データがRAWデータであった場合の処理について説明する。
図10は本発明の第2の実施形態における周辺画素の抽出処理を示すフローチャートである。
制御部11は、デジタルカメラ21またはメモリカード22から撮影情報と共に、撮影画像のRAWデータを読み込む(ステップF11)。撮影情報には、撮影時に設定された撮影条件として感度(ISO)の情報が含まれている。
制御部11は、この撮影情報に基づいて撮影感度を判断した後(ステップF12)、その撮影感度に応じて、注目画素に対する距離nの値を設定する(ステップF13)。この場合、撮影感度を上げると、色ノイズの拡がりが大きくなるので、距離nの値は大きくなる。
制御部11は、撮影感度によって設定したnの値に基づいて注目画素からn画素離れた画素を平均化の処理対象として抽出する(ステップF14)。以後の処理は図3のステップB12からの処理と同様である。
このように、画像データがブロック構造を持たない場合でも、撮影感度に基づいてnの値を設定すれば、前記第1の実施形態と同様に、色ノイズの影響を比較的受けていない画素を用いて効率的に色ノイズを除去することができる。
なお、前記各実施形態では、画像処理装置10をデジタルカメラ21とは独立した装置として説明したが、この画像処理装置10によって実現されるノイズ除去機能をデジタルカメラ21に適用することも可能である。これにより、デジタルカメラ21にて撮影した画像データをカメラ内でノイズ除去して記録することができるので、後処理の手間を省くことができる。
要するに、本発明は前記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
さらに、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD−ROM等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の概略的な構成を示すブロック図である。 図2は同実施形態における画像処理装置によって実行されるノイズ除去処理の全体の流れを示すフローチャートである。 図3は同実施形態における画像処理装置のノイズ除去計算処理を示すフローチャートである。 図4は同実施形態における画像処理装置の注目画素と周辺画素との関係を示す図である。 図5は同実施形態における画像処理装置の注目画素からn画素以上離れた周辺画素の抽出を説明するための図である。 図6は同実施形態における画像処理装置のJPEG形式による画像保存処理を示すフローチャートである。 図7は前記JPEG形式による画像保存処理に用いられるMCUを説明するための図である。 図8は同実施形態における画像処理装置によってブロック単位で周辺画素を抽出する場合の処理を示すフローチャートである。 図9は同実施形態における画像処理装置によってブロック単位で周辺画素を抽出する場合の他の処理を示すフローチャートである。 図10は本発明の第2の実施形態における周辺画素の抽出処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…画像処理装置、11…制御部、12…外部I/F部、13…データ読取部、14…記憶部、14a…プログラム、15…入力部、16…表示部、21…デジタルカメラ、22…メモリカード。

Claims (7)

  1. 画像データを取得する画像取得手段と、
    この画像取得手段によって得られた画像データから注目画素とその注目画素から前記画像データの保存形式に依存したブロックサイズによって決まる距離だけ離れた画素を処理対象として抽出する画素抽出手段と、
    この画素抽出手段によって抽出された各画素の値に所定の重み付け係数を乗じて平均化処理を行う平均化処理手段と、
    この平均化処理手段によって得られた画素値に基づいてノイズ除去後の画像データを生成する画像生成手段と
    を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. ブロック構造を有する画像データを取得する画像取得手段と、
    この画像取得手段によって得られた画像データのブロックサイズを判断するサイズ判断手段と、
    このサイズ判断手段によって判断されたブロックサイズに基づいて、注目画素に対する距離を設定する距離設定手段と、
    この距離設定手段によって設定された距離に基づいて、前記画像データから注目画素とその注目画素から前記距離だけ離れた画素を処理対象として抽出する画素抽出手段と、
    この画素抽出手段によって抽出された各画素の値に所定の重み付け係数を乗じて平均化処理を行う平均化処理手段と、
    この平均化処理手段によって得られた画素値に基づいてノイズ除去後の画像データを生成する画像生成手段と
    を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記画素抽出手段は、前記距離設定手段によって設定された距離にブロックノイズのスムージングを考慮した画素数を加えた分だけ離れた画素を処理対象として抽出することを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  4. 画像データを取得するステップと、
    前記画像データから注目画素とその注目画素から前記画像データの保存形式に依存したブロックサイズによって決まる距離だけ離れた画素を処理対象として抽出するステップと、
    前記抽出された各画素の値に所定の重み付け係数を乗じて平均化処理を行うステップと、
    前記平均化処理によって得られた画素値に基づいてノイズ除去後の画像データを生成するステップと
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  5. ブロック構造を有する画像データを取得するステップと、
    前記画像データのブロックサイズを判断するステップと、
    前記ブロックサイズに基づいて、注目画素に対する距離を設定するステップと、
    前記設定された距離に基づいて、前記画像データから注目画素とその注目画素から前記距離だけ離れた画素を処理対象として抽出するステップと、
    前記抽出された各画素の値に所定の重み付け係数を乗じて平均化処理を行うステップと、
    前記平均化処理によって得られた画素値に基づいてノイズ除去後の画像データを生成するステップと
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  6. コンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    画像データを取得する機能と、
    前記画像データから注目画素とその注目画素から前記画像データの保存形式に依存したブロックサイズによって決まる距離だけ離れた画素を処理対象として抽出する機能と、
    前記抽出された各画素の値に所定の重み付け係数を乗じて平均化処理を行う機能と、
    前記平均化処理によって得られた画素値に基づいてノイズ除去後の画像データを生成する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  7. コンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    ブロック構造を有する画像データを取得する機能と、
    前記画像データのブロックサイズを判断する機能と、
    前記ブロックサイズに基づいて、注目画素に対する距離を設定する機能と、
    前記設定された距離に基づいて、前記画像データから注目画素とその注目画素から前記距離だけ離れた画素を処理対象として抽出する機能と、
    前記抽出された各画素の値に所定の重み付け係数を乗じて平均化処理を行う機能と、
    前記平均化処理によって得られた画素値に基づいてノイズ除去後の画像データを生成する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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