JP3542853B2 - 自動灌水鉢 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、自動灌水鉢に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動灌水鉢としては、植木鉢に密閉型の水タンクを一体に設ける一体型自動灌水鉢又は植木鉢に密閉型の水タンクを挿設する挿設型自動灌水鉢とがあり、例えば、この構成の先行文献として、実開平4−65057号の自動灌水鉢、又は実開平3−114940号公報記載の水耕栽培装置、等がある。また本出願人が提出する植木鉢と密閉型の水タンクを組付け又は合体等して設ける構成とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述した自動灌水鉢における密閉型の水タンクにエアホース、水位計、センサー、モータ等の機器を設ける場合には、この機器と密閉型の水タンクとの防水性(気密性)が要求され、かつ防水性確保のために数種の部品並びに経験が要求される。そして、前記防水性の確保は、例えば、前記密閉型の水タンクの洗浄による分解及び組立て、又は故障等による修理、分解及び組立て、等の作業をする場合にも当然要求される。しかし、この組立ての際に防水性を確保することは極めて大変であり、かつ経験が要求される課題がある。又は一般需要者、消費者等では到底、前記清掃、修理等は困難であり問題がある。殊に防水性が確保されない場合には、種々のトラブルが発生する課題がある。
【0004】
一方、密閉型の水タンクに導水管を設ける構成を採用する従来技術において、例えば、密閉型の水タンクの洗浄により、この導水管を取り外した場合には、前述と同様に防水性が要求される。しかし、この防水性の確保は極めて大変であり、前述と同様な課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、清掃等を目的に自動灌水鉢を分解しても、防水性を考慮せず簡易に組立てできること、又はその際に一般需要者等でも十分対応できること、等を目的として、下記の構成を採用する。
【0006】
即ち、本発明の自動灌水鉢は、化粧鉢と、この化粧鉢に挿設される逆碗形の天板付き載台と、この逆碗形の天板付き載台と前記化粧鉢とで構成された水みちを備えた上部密閉型の水タンクと、前記化粧鉢と前記逆碗形の天板付き載台との間で構成される水供給通路と、前記上部密閉型の水タンクにエアを送り込むエアポンプと、前記上部密閉型の水タンクの空気を排気する排気手段と、前記エアポンプに連通され前記上部密閉型の水タンクの上方部に開口するエアを送り込むエアホースと、前記逆碗形の天板付き載台に載置される1個又は数個の植木鉢と、で構成される。
【0007】
【作用】
本発明の自動灌水鉢は、化粧鉢(無地の化粧鉢、各種形態の化粧鉢、等を含む)、エアポンプ、排気手段、逆碗形の天板付き載台(以下、天板付き載台とする。)、植木鉢、エアホース等を構成部品とする。したがって、その組立ては、極めて簡易であり、その一例を説明すると、先ず、化粧鉢内に天板付き載台を挿設して上部密閉型の水タンクを構成するとともに、当該天板付き載台の周面と化粧鉢の底壁周面との間には水供給通路が形成される。そして、エアホースの開口側を上部密閉型の水タンクに挿設するとともに、当該エアホースに設けた駆動部を化粧鉢の上方に設ける。その後、上部密閉型の水タンクに水を充填するとともに、天板付き載台に一個又は数個の植木鉢を載せる。この植木鉢の培地にはセンサーが設けられている。
【0008】
前記のように天板付き載台及び植木鉢、エアホース等が設置されることにより自動灌水鉢の組立て作業が終了し、いつでも植木鉢の培地に水を供給することができる。したがって、例えば、タイマーを作動させると、エアポンプが作動し、エアホースを経由して上部密閉型の水タンクにエアを供給する。このエア供給により上部密閉型の水タンクの水を加圧することにより、当該上部密閉型の水タンク内の水位は順次押し下げられるとともに、押し下げられた水は、水みちを経由し、その後水供給通路を上昇する。この上昇した水は植木鉢の底部近傍に達した後、その培地に自動的に供給される。その後、直ちに又は所定時間経過後上部密閉型の水タンク内のエアを、エアホース及びエアポンプ又は排気部を利用して順次排気する。この動作により水タンク内のエアが順次排気されることにより、水供給通路を経由して植木鉢の底部近傍に上昇していた水に対する押圧力が開放されるとともに、この開放された水は上部密閉型の水タンク内にリターンされる。結果的に、植木鉢への水の供給が停止される。以後は、タイマー、センサー等を利用してこの動作が繰り返される。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を説明する。
【0010】
1は上面開放の化粧鉢で、当該化粧鉢1には天板付き載台2が設けられるとともに、この天板付き載台2を設けることにより、当該天板付き載台2と化粧鉢の内底面1a及び化粧鉢の底壁内面1bとで上部密閉型の水タンク3が形成される。尚、天板付き載台2には水みち20が一個又は数個設けられており、当該水みち20より送り出される水は、前記化粧鉢の底壁内面1b及び天板付き載台2の周面2aで形成される水供給通路4を経由して、化粧鉢1の上方に押上げられ、植木鉢5の培地50に到る。この水供給通路4は上部密閉型の水タンク3と植木鉢5とを連通する。尚、上部密閉型の水タンク3と水供給通路4との併設関係は図例、説明に限定されない。また前記の天板付き載台2の代替物としては、例えば、植木鉢(図示せず)、その他器(図示せず)がある。また天板付き載台2に導水管(図示せず)を設ける場合もある。
【0011】
6は上部密閉型の水タンク3に開口側が達するエアホースで、当該エアホース6はエアポンプ、駆動装置、排気用ソレノイドバルブ、タイマー等を内蔵する制御部7に接続される。尚、排気用ソレノイドバルブに替えて、エアポンプに空気抜き機構(排気部)を付設することも有る。図中8は必要により設けられる排気ホース(排気部)を示す。また9は必要により設けられる培地50の含水率等を検出するセンサーである。尚、エアホース6の開口60を設ける機構は、天板付き載台2の周面への挿入、連設、嵌合、貼付等自由である。また水位センサー90を設ける位置は自由であり、例えば、図3の一例がある。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、化粧鉢、エアポンプ、排気手段、天板付き載台、植木鉢、エアホース等を構成部品とし、化粧鉢に順次天板付き載台、植木鉢等を設けていき上部密閉型の水タンク及び水供給通路を形成する構造となっている。したがって、洗浄又は部品の交換、修理等する際に、当該自動灌水鉢を簡易に分解及び組立てできる利点がある。その際、防水性等に考慮を払うことなく行える効果がある。また一般需要者等でも、原則として、防水性等に考慮を払うことなく行える特徴がある。更に根の侵入の場合にも容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の一例を分解して示す斜視図である。
【図3】本発明の他の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 化粧鉢
1a 化粧鉢の内底面
1b 化粧鉢の底壁内面
2 天板付き載台
2a 周面
20 水みち
3 上部密閉型の水タンク
4 水供給通路
5 植木鉢
50 培地
6 エアホース
60 開口
7 制御部
8 排気ホース
9 センサー
90 水位センサー
Claims (3)
- 化粧鉢と、この化粧鉢に挿設される逆碗形の天板付き載台と、この逆碗形の天板付き載台と前記化粧鉢とで構成された水みちを備えた上部密閉型の水タンクと、前記化粧鉢と前記逆碗形の天板付き載台との間で構成される水供給通路と、前記上部密閉型の水タンクにエアを送り込むエアポンプと、前記上部密閉型の水タンクの空気を排気する排気手段と、前記エアポンプに連通され前記上部密閉型の水タンクの上方部に開口するエアを送り込むエアホースと、前記逆碗形の天板付き載台に載置される1個又は数個の植木鉢と、で構成される自動灌水鉢。
- 上記のエアポンプを植木鉢の培地に設けたセンサー又はタイマーで作動させる構成とした請求項1記載の自動灌水鉢。
- 上記の上部密閉型の水タンクのエア排気を適宜制御する構成とした請求項1記載の自動灌水鉢。
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1995
- 1995-06-30 JP JP16490395A patent/JP3542853B2/ja not_active Expired - Fee Related
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