JP3542750B2 - 新聞紙用結束部材及び紐体の締結構造 - Google Patents

新聞紙用結束部材及び紐体の締結構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として一般家庭において、新聞紙やチラシ等を廃棄するために結束する結束部材に関し、特に使い捨てとして利用される結束部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
家庭や会社などで購読された新聞は、通常、読後に積み重ねて保管され、ある程度の量が貯まると、古新聞として廃棄され、焼却処分やリサイクルなどに回される。このような廃棄の際には、持ち運びに便利なように、貯まった新聞紙は袋にまとめられたり、紐等によって結束されたりすることが多い。
【0003】
廃棄の際に使い捨てで利用される袋としては、例えば、新聞販売業者が、月に一度の集金時に、サービスとして無償配布する回収袋が利用されることが多い。この回収袋91は、図9に示されるように、4つ折された新聞紙Pを約1月分積み重ねて保管可能な大きさを有している。そして、新聞紙Pが貯まったら、この回収袋91ごと紐等で結束されて廃棄される。この回収袋91の素材にはリサイクル紙等が用いられているため、廃棄されたのち、新聞紙Pと一緒に焼却処分されたり、あるいは再度リサイクルに回されたりすることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この図9に示す回収袋91の場合、新聞紙をリサイクルするときに、回収袋91の材質が不透明であるため、中身が外観で判別できないことが課題となっている。
回収袋91には、新聞紙と一緒にリサイクル可能な材料が使用されているにも拘わらず、袋の中身が確認できないため、新聞紙とチラシ以外の、例えば古布や食品等の異物が混入していても外観で判別できず、そのままでは、リサイクルに回すことができない。そのため、せっかく回収袋91ごと結束されていても、一袋ずつ破って中身を確認して、異物を取り除く作業が必要となる。これは、リサイクル工程の中でも、業者の手間と時間を要する工程で、リサイクルのコストを押し上げる要因にもなる大きな課題である。
【0005】
また、回収袋91に納められた新聞紙Pを持ち運びしやすいように結束する場合には、回収袋91の下方にも紐92を巻き回す必要があるが、新聞紙Pが積層されて重くなった回収袋91を持ち上げて紐92を下方に通す作業は、大変労力を要するものである。さらに、巻き回した紐92を新聞紙Pの上方で締結する作業も、ずれたり、緩んだりすることが多く、作業性が非常に悪いことが課題であった。
【0006】
また、回収袋91を結束する場合に使われる紐92等は、新聞紙の結束用に各家庭で準備する必要があり、また結束するときにわざわざ捜し回ったりしなければいけないという煩わしさも欠点であった。
【0007】
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、結束作業もきわめて容易に行え、また異物の確認が容易であり、さらに新聞紙の結束を解かずにそのまま処分可能である安価な新聞紙用結束部材及び紐体の結束構造の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る新聞紙用結束部材は、上記課題を解決するために次の様な手段を採用する。
すなわち、請求項1では、新聞紙等を廃棄するために結束する部材であって、紙材からなる紐体と、紙材からなり上記紐体を収納して携帯可能となる包装体とを備え、新聞紙を載置するために上記包装体を展開して形成される台座と、この台座に設けられ上記紐体が係合される係合部と、載置された新聞紙を結束するために上記紐体が締結される締結部とで構成され、締結部には、紐体を挿通することで締結が可能となる締結ホルダーが配置されることを特徴とする。
【0009】
この手段では、包装体は、紐体を収納して携帯される容器的機能を有するとともに、展開して新聞紙をそのまま載置できる台座の機能をも併せ持つ。また、この台座にはあらかじめ紐体を係合できるため、その上に新聞紙を積層し、紐体を新聞紙の上方の適切な位置で締結して締結部を設けるだけで、新聞紙を持ち上げずに結束でき、さらに締結ホルダーにより、紐を結ぶ手間を省略できる。また、積層された新聞紙の下面以外は、被覆されていないため、新聞紙間の異物の混入が外観で判別可能となる。また、包装体及び紐体は、新聞紙とともにそのまま焼却及びリサイクル等の処分が可能となる。
【0010】
また、請求項3では、締結ホルダーは、紙材からなることを特徴とする。
【0011】
この手段では、締結ホルダーも、新聞紙とともにそのまま焼却及びリサイクル等の処分が可能となる。
【0012】
また、請求項4では、包装体には、1本の紐体と締結ホルダーとが収納され、この締結ホルダーはコーン状を呈し、一端に紐体を折り返したループ部のみが挿通可能な内径の径小部と、他端にこの径小部より大きな内径の径大部と、この径大部と径小部を結ぶ通路とを有し、上記紐体は台座に係合されるとともに、折り返してループ部が形成され、締結部では、上記ループ部が締結ホルダーの径小部から径大部に貫通して引き出され、このループ部の内側に、紐体の両端部が挿通されて径小部付近まで移動するよう締結ホルダーを相対的に変位させることで、紐体の締結が完了するように構成されることを特徴とする。
【0013】
この手段では、包装体の中に、新聞紙を締結するために必要な部材がすべて収納されているとともに、紐体の締結において締結ホルダーを用いることで、ずれや緩みを生じることなくワンタッチ動作で新聞紙が結束される。
【0014】
また、請求項5では、締結ホルダーの通路は、径大部から径小部に内径が狭くなるテーパ形状を有していることを特徴とする。
【0015】
この手段では、締結ホルダーの通路におけるループ部の動きが速やかに行われるととも、くさび効果によって、紐体の締結が強固となる。
【0016】
また、請求項6では、係合部は、包装体に設けられた穴部であることを特徴とする。
【0017】
この手段では、紐体が穴部に挿通されることにより、台座に係合されるとともに、台座における紐体の位置ずれが防止される。
【0018】
また、請求項7では、係合部は、包装体に設けられた4つの穴部であり、これら穴部は、包装体を展開したときに、四角形をなす位置に配置されていることを特徴とする。
【0019】
この手段では、4つの穴部に挿通された紐体によって、台座及び載置された新聞紙が四角形をなす4点で支持されるため、結束における安定性が高められる。
【0020】
また、本発明に係る紐体の締結構造では、次の様な手段を採用する。
【0021】
すなわち、請求項8では、紐体を締結するために用いられる構造であって、コーン状を呈し、一端に紐体を折り返したループ部のみが挿通可能な内径の径小部と、他端にこの径小部より大きな内径の径大部と、この径大部と径小部を結ぶ通路とを有する締結ホルダーを用い、一方の紐体を折り返して形成されるループ部が、上記締結ホルダーの径小部から径大部に貫通して引き出され、このループ部の内側に、紐体の他方が挿通されて径小部付近まで移動するよう締結ホルダーを相対的に変位させることで、紐体の締結が完了するように構成されることを特徴とする。
【0022】
この手段では、1本あるいは複数本の紐体の締結において、締結ホルダーを用いることにより、締結及び解除の動作がワンタッチで可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る新聞紙用結束部材の実施の形態(1)について、図に基づいて説明する。
図1は実施の形態(1)の外観を示す斜視図、図2は実施の形態(1)の包装体の収納を示す斜視図、図3は実施の形態(1)の台座を示す斜視図、図4から図6は実施の形態(1)の締結の動作を示す説明図である。
【0024】
本発明の新聞紙用結束部材1は、紙材からなる紐体20と、同じく紙材からなり、紐体20を収納して携帯が可能である包装体10とから構成され、包装体10は展開して新聞紙Pを載置するための台座40を形成し、また、台座40には紐体20を係合するための係合部30が設けられ、また新聞紙Pを結束するために紐体20の締結によって締結部21が設けられている。
【0025】
実施の形態(1)では、紐体20の締結のために締結ホルダー50が用いられている。従って、包装体10は、展開する前には一本の紐体20と締結ホルダー50を内部に収納して携帯することが可能であり、かつ容易に展開されて台座40を形成することも可能な形状を有している。
【0026】
台座40には、係合部30として4つの穴部31a〜31dが設けられており、これらは包装体10を展開したときに、四角形をなす位置にあらかじめ設けられている。これら穴部31a〜31dに紐体20が差し渡されて、台座40には紐体20が平行配置される。そして、この台座40の上に新聞紙Pが載置され、適当な高さまで積層されると、上方に紐体20が架け渡され、新聞紙Pの結束に適切な位置で締結部21が形成される。これにより、積層された新聞紙Pをわざわざ持ち上げて、下方に紐体20を通す作業の必要なく、新聞紙Pの結束が完了する。
【0027】
台座40における一本の紐体20の平行配置は、例えば図3に示されるように行われる。紐体端部23aは、穴部31aの台座40の上面41側から下面42側に挿通され、続いて穴部31bの下面42側から上面41側に挿通される。そして、もう一方の紐体端部23bは、穴部31cの上面41側から下面42側に挿通され、続いて穴部31dの下面42側から上面41側に挿通される。そして、紐体20の中央付近は2つ折りにされてループ部22が形成され、締結ホルダー50が配置される。このように紐体20を台座40に配置することで、1本の紐体20を用いて、新聞紙Pを台座40の四角形をなす4点で支持することができ、安定した結束に有効となる。
【0028】
締結ホルダー50は、全体としてコーン状を呈し、紐体20を折り返したループ部22のみが挿通可能な内径を有する径小部51と、この径小部51より大きな内径を有する径大部52と、この径小部51と径大部52を結ぶ通路53とから構成されている。そして、この通路53は、径大部52から径小部51に径が狭くなるテーパ形状を有している。この締結ホルダー50の径小部51の内径は、ループ部22の挿通は可能であるが、ループ部22全体が挿通時より太くなると、引き出しが不可能となるような径を有している。
【0029】
この締結ホルダー50を用いた具体的な紐体の締結の動作について、図4から図6を用いて説明する。
まず、図4に示すように、ループ部22を、締結ホルダー50の径小部51から挿通し、通路53を通って径大部52より外部に引き出す。
次に、図5に示すように、径大部52から引き出されたループ部22の内側に、紐体端部23a、23bが挿通される。
次に、図6に示すように、ループ部22が再び通路53を通って径小部51側に引き戻されるように、締結ホルダー50を相対的に変位させる。この相対的な変位とは、締結ホルダー50を移動させても、ループ部22を移動させてもどちらでも良いことを意味している。
ループ部22は、内部に紐体2本分を挟んでいるため、初めに径小部51に挿入された時より、外径が大きくなっている。そのため、径小部51側に引き戻されても外部にまで出ることができず、これによって紐体20の締結が完了する。このように実施の形態(1)の締結部21が形成される。
【0030】
締結ホルダー50の通路53は、テーパ形状であるため、ループ部22が径大部52から径小部51に引き戻される時に速やかな移動を促すとともに、くさび効果で締結を強固なものとする。
なお、締結ホルダー50の形状は、図1〜図6に示されたような、コーン状の外観を有するものに限定されるものでなく、例えば図7に示されるように径の異なる円筒形を2つ組み合わせ、通路53が必ずしも滑らかなテーパ形状を有しているものでなくても、同様の機能を発揮することができる。
【0031】
上述の締結部21の解除方法は、締結ホルダー50を締結とは逆の方向に相対的に移動させるだけで行えるため、紐体を解いたり、結び直したりがきわめて容易にできる。このように本発明の締結ホルダー50を用いると、紐体の締結及び解除の動作がワンタッチで簡単に行える。
【0032】
なお、実施の形態(1)では、締結ホルダー50を用いる締結の方法を示したが、本発明の締結部21においては、必ずしも締結ホルダー50を使うことに限定するものではない。本発明の台座40の上に積層した新聞紙Pを、ループ部22と紐体端部23を使って、例えば片結びや蝶結びなどの一般的な方法で締結しても良いことは言うまでもない。
【0033】
包装体10は、部材を収納する容器としての機能と、台座としての機能を併せ持っており、固着部分のない組み立て形式の直方体形状を呈している。そして、組み立てが容易にできるようなくせ付け加工43や、携帯時に展開を阻止するための係止部44が設けられている。実施の形態(1)の係止部44は、係止片44aを切り込み部44bに差し込む構造を有している。
なお、包装体10の形状としては、図示したような直方体形状に限定されるものではなく、目的とする機能が果たせれば、円盤形状でも、また紐体等に帯状に巻き付ける様な形状でも、また一部をテープや糊等で仮止めする形状のものでも良い。
【0034】
また、実施の形態(1)の結束の位置としては、積層された新聞紙Pの対向する2側面に紐体が配置される結束が図示されている。勿論、これでも十分に安定した結束が得られるが、台座40に新聞紙Pを載置する向きや係合部30の位置を変えて、一本の紐体20で十字に結束するように載置しても良いことは言うまでもない。
【0035】
本発明の新聞紙用結束部材1の各材料には、紙材が用いられている。
これは、本発明の新聞紙Pの間に混入している異物を、紐体20の結束を解かずに判別できるという特徴と合わせて、新聞紙Pを結束したそのままで次の段階の処分に回すことができるという効果を有する。すなわち、異物の混入がない場合には、新聞紙Pは結束されたまま、焼却処分でもリサイクル処分でもいずれも可能である。
なお、締結ホルダー50は、必要に応じてプラスチック等で作られてもよく、可燃性のプラスチックを用いると、新聞紙Pと一緒に焼却処分も可能となる。
【0036】
上述したように、本発明の新聞紙用結束部材1は、構成が単純で、材料にも紙材等の安価なものが利用できる。従って、各部材を内部に収納して1つのセットとした使い捨て用の安価な商品としての用途に適している。
【0037】
また、本発明の新聞紙用結束部材1は、既存の新聞紙保管用の箱形ホルダー等と併用することも可能である。ここで言う箱形ホルダーとは、新聞紙を廃棄するまで保管する箱形等のケースであり、室内においても目障りにならないように例えばプラスチック等でできており、使い捨てでなく据え置き用として利用されるものである。
このような箱形ホルダーの底部に、新聞紙用結束部材1の台座40を配置し、その上に新聞紙を順次積層する。そして貯まった新聞紙Pの上方で紐体20を結束し、箱形ホルダーから結束が完了した新聞紙Pを取り出して廃棄する。これにより、従来箱形ホルダーから新聞紙Pを取り出して結束するなどしていた煩わしい作業が不要となり、本発明の新聞紙用結束部材1と箱形ホルダー双方の長所を利用することができる。
【0038】
なお、実施の形態(1)で用いた締結ホルダー50を用いる締結方法は、この新聞紙用結束部材1に用いられるだけでなく、他の用途に応用可能で、一般的な紐体の締結構造として利用できるものである。上述した実施の形態(1)のように、台座40と組み合わせて一本の紐体20の締結に用いるだけに止まらず、ループ部22の内側に挿通する本数や、径小部に挿通するループ部22の数によっては、複数本を一緒に締結することも可能である。
また、この締結ホルダー50を用いる紐体の締結構造は、強い力や紐を回して結ぶ動作を必要とせず、締結ホルダー50をスライドさせるだけで、ワンタッチで締結及び解除の動作が完了する。従って、シルバー用や幼児用等の様々な用途に紐体の締結方法として利用することが可能である。
【0039】
次に、本発明の実施の形態(2)について図に基づいて説明する。実施の形態(2)は、新聞紙用結束部材1の他の例であり、実施の形態(1)と同様の説明については、詳細を省略する。図8は、実施の形態(2)の外観を示す斜視図である。
【0040】
実施の形態(2)の新聞紙用結束部材1は、展開可能な構造を有する包装体10と、この包装体10に収納されて携帯される紐体20と、包装体10に設けられる穴部30とから構成されるが、実施の形態(1)とは、紐体20が2本用いられる点と、締結部21に締結ホルダー50を使用しない点が異なっている。
【0041】
実施の形態(2)の2本の紐体20、20は、4つの穴部31a〜31dに差し渡されて、台座40において交差配置されている。この配置は、例えば図9に示されるように、一方の紐体20が、穴部31aの台座40の上面41側から下面42側に挿通され、続いて穴部31cの下面42側から上面41側に挿通される。そして、もう一方の紐体20は、穴部31bの上面41側から下面42側に挿通され、続いて穴部31dの下面42側から上面41側に挿通される。また、包装体10は、紐体20の2本を収納する大きさを有し、係止部44によって、携帯時の展開が阻止される。実施の形態(2)の係止部44は、相対する切り欠きを差し挟む構成となっている。
【0042】
紐体20が交差配置された台座40の上に、新聞紙Pが積層され、上方の適切な場所で締結部21が形成されることで、新聞紙Pの結束が完了する。実施の形態(2)では、締結ホルダー50が使われていないため、紐体20の端部どうしが、蝶結びや片結び等の方法で締結される。このように台座40を使うことによって、積層された新聞紙Pをわざわざ持ち上げて、下方に紐体20を通して交差させる必要無く、新聞紙Pを十字に結束することが可能となる。また、台座40が紐体20を十字に交差させるためのガイド的な役割を果たしているため、紐体20がずれることなく結束されるという効果も有している。
【0043】
なお、実施の形態(2)では、穴部30を4箇所に設けているが、必ずしも4箇所でなくてもよく、例えば、2箇所の穴部30に1本の紐体20を差し渡して台座を形成したり、穴部30を3箇所にして台座40において3角形で支持されたりするようにして結束を簡素化する構造としても良い。
【0044】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明の新聞紙用結束部材は、紐体を収納し携帯可能となる包装体を展開して台座を形成し、この台座の上に新聞紙を載置し、台座に係合された紐体を新聞紙の上方で締結するだけで新聞紙の結束が完了することを特徴とするもので、積層された新聞紙を持ち上げて紐体を下方に通す労力を必要とせず、容易に新聞紙の結束が行えるという効果を有する。
【0045】
また、積層された新聞紙の間に混入している異物を、外観で確認できるとともに、包装体や紐体を紙材で作ることで、新聞紙と一緒に、結束した状態のままで処分できるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態(1)の外観を示す斜視図である。
【図2】実施の形態(1)の包装体の収納を示す斜視図である。
【図3】実施の形態(1)の台座を示す斜視図である。
【図4】実施の形態(1)の締結の動作を説明図である。
【図5】実施の形態(1)の締結の動作を説明図である。
【図6】実施の形態(1)の締結の動作を説明図である。
【図7】実施の形態(1)の締結ホルダーの他の例を示す斜視図である。
【図8】実施の形態(2)の外観を示す斜視図である。
【図9】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
P 新聞紙
1 新聞紙用結束部材
10 包装体
20 紐体
21 締結部
22 ループ部
23 紐体端部
30 係合部
31 穴部
40 台座
41 上面
42 下面
43 くせ付け加工
44 係止部
50 締結ホルダー
51 径小部
52 径大部
53 通路
91 回収袋
92 紐

Claims (7)

  1. 新聞紙等を廃棄するために結束する部材であって、紙材からなる紐体と、紙材からなり上記紐体を収納して携帯可能となる包装体とを備え、新聞紙を載置するために上記包装体を展開して形成される台座と、この台座に設けられ上記紐体が係合される係合部と、載置された新聞紙を結束するために上記紐体が締結される締結部とで構成され、締結部には、紐体を挿通することで締結が可能となる締結ホルダーが配置されていることを特徴とする新聞紙用結束部材。
  2. 締結ホルダーは、紙材からなることを特徴とする請求項記載の新聞紙用結束部材。
  3. 包装体には、1本の紐体と締結ホルダーとが収納され、この締結ホルダーはコーン状を呈し、一端に紐体を折り返したループ部のみが挿通可能な内径の径小部と、他端にこの径小部より大きな内径の径大部と、この径大部と径小部を結ぶ通路とを有し、上記紐体は台座に係合されるとともに、折り返してループ部が形成され、締結部では、上記ループ部が締結ホルダーの径小部から径大部に貫通して引き出され、このループ部の内側に、紐体の両端部が挿通されて径小部付近まで移動するよう締結ホルダーを相対的に変位させることで、紐体の締結が完了するように構成されることを特徴とする請求項1又は2記載の新聞紙用結束部材。
  4. 締結ホルダーの通路は、径大部から径小部に内径が狭くなるテーパ形状を有していることを特徴とする請求項記載の新聞紙用結束部材。
  5. 係合部は、包装体に設けられた穴部であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の新聞紙用結束部材。
  6. 係合部は、包装体に設けられた4つの穴部であり、これら穴部は、包装体を展開したときに、四角形をなす位置に配置されていることを特徴とする請求項記載の新聞紙用結束部材。
  7. 紐体を締結するために用いられる構造であって、コーン状を呈し、一端に紐体を折り返したループ部のみが挿通可能な内径の径小部と、他端にこの径小部より大きな内径の径大部と、この径大部と径小部を結ぶ通路とを有する締結ホルダーを用い、一方の紐体を折り返して形成されるループ部が、上記締結ホルダーの径小部から径大部に貫通して引き出され、このループ部の内側に、紐体の他方が挿通されて径小部付近まで移動するよう締結ホルダーを相対的に変位させることで、紐体の締結が完了するように構成されることを特徴とする紐体の締結構造。
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