JP3542620B2 - 多重ピーク共鳴トンネルダイオード - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は一般的には半導体素子の分野に関わり、更に詳細には本発明は多重ピーク共鳴トンネルダイオードに関する。
【0002】
【従来の技術】
広く認識されているように多重ピーク共鳴トンネルダイオード(RTDs)は多くの回路応用分野で有用である。これらには多重状態メモリ、高速アナログ/ディジタル変換器、多値論理回路、パリティビット発生器、および神経回路網が含まれる。これらの応用に際して多重ピークRTD素子は、その電流電圧(I−V)特性に於て複数の等間隔のピークと谷とを示している。更に必要な事項は最大の谷電流が最少のピーク電流を超えないということである。
【0003】
多重ピークRTDを製造するための従来の方法には、直列接続された複数のRTDをエピタキシャルスタック内に集積する方法がある。しかしながらピークの個数は、ドーピングされていない二重バリア構造の累積直列抵抗によって制限される、これはそのI−V特性の中に望ましくないヒステリシスを生じるからである。それに加えて、RTDのピークとピークとの間、および谷と谷との間の分離を単一RTDの物より小さくは出来ない。知られているもうひとつの多重ピーク素子は複数のポテンシャルバリアと量子井戸とで製造されているが、この種の素子はそのI−V特性に於て低い谷電流を実現するように設計するのが難しい。
【0004】
従って、通常の動作温度下で希望するI−V特性を有する多重ピークRTD素子を提供することが望まれる。更に、大規模集積のためには、素子のコンパクト性および製造し易さも、加えて重要でかつ望ましい性質となる。
【0005】
【発明の目的と要約】
本発明によれば、多重ピーク共鳴トンネルダイオードが提供されており、これは基本的に従来技術による素子が有する欠点および問題を除去または軽減するものである。
【0006】
本発明のひとつの特徴として、多重ピーク共鳴トンネルダイオードは第一の垂直半導体構造を含む。この垂直構造は、予め定められた断面積と予め定められた抵抗の直列抵抗器とを有する共鳴トンネルダイオードを含む。これに加えて、少なくともひとつの別の垂直半導体構造が、第一の垂直半導体構造から間隔を置いて配置されている。これらの垂直半導体構造は、それらの予め定められたダイオード断面積と直列抵抗値とが、予め定められた量だけ変化し、垂直半導体構造の共鳴ピークの電圧および電流の制御が行えるように製造される。垂直半導体構造の並列接続は、予め定められたピーク電圧および電流値を備えた多重ピーク共鳴トンネルダイオードを作り出すために用いられる。
【0007】
本発明の別の特徴としては、電流電圧特性に於て複数の等間隔なピークを発生させるための半導体素子が提供される。この半導体素子は第一の垂直半導体構造を含み、これは第一の共鳴トンネルダイオードと相互に垂直方向に積み重ねられた直列抵抗器が水平方向の基板に対して直角に配置されたものである。その他の複数の垂直半導体構造が第一の垂直半導体構造から間隔を置いて、かつ互いに間を置いて配置されている。垂直半導体構造の予め定められた共鳴トンネルダイオード断面積および直列抵抗値は、その垂直半導体構造が並列接続されたときに電流電圧特性に於て複数の等間隔のピークを生じるように、選択された値を有する。
【0008】
抵抗器共鳴トンネルダイオード構造は垂直方向を向いているので、本発明のひとつの重要な特長は多重ピーク素子のコンパクト性にある。現在考えられている素子の使用分野に対しての、希望する多重ピーク電流電圧特性は通常の動作条件の下で実現可能である。加えて、各々の垂直構造の間でのピーク電流そして/またはピーク電圧変動は容易に設計でき、従来からある半導体製造方法を用いて製造できる。
【0009】
【実施例】
添付図に於て、図1は多重ピーク共鳴トンネルダイオード(RTD)の物理的な実施例を説明的に示しており、これは全体として10で示され本発明に基づく方法で構築されている。図1に示す図の寸法は正しくなく、簡単のためにある種の寸法は誇張されまたはある種の寸法は縮小されている。
【0010】
提出された多重ピークRTD10の実施例は複数の素子を含むものであるが、図1にはその内の二つのみ、素子12および13が示されている。素子12は、n+を多量にドーピングされたIn0.53Ga0.47Asの接点層14が基層16上に0.5マイクロメータを形成するように製造されている。一例として接点層14のドーピング濃度はおよそ、1x1018cm-3である。基層16は好適に燐化インジウムである。次に層14の上に引き続いて、AlAs(砒化アルミニウム)バリア層18が、ドーピングされることなく1.5から2ナノメータの厚さまで成長される;In0.53Ga0.47Asで形成された井戸層20がドーピングされることなく、4ナノメータの幅まで成長される;第二のバリア層22の幅は1.5から2ナノメータである。バリア層22の上に、砒化インジウムガリウムのRTD n+層24が、およそ1x1018cm-3のドーピング濃度で形成される。従って層24は負性抵抗を有する。層14−24は直径1−2マイクロメータのメサ素子構造に処理される。
【0011】
層24の上には、およそ2.5x1016のドーピング濃度のn−砒化インジウムガリウムの抵抗層26が形成されている。ドーピング濃度は次式をnについて解くことにより計算される:
【数1】
Figure 0003542620
ここでAは層26の断面積、lは層26の長さまたは高さ、qは電荷の強度(1.6x10-19 クーロン)、μは砒化インジウムガリウム内での電子の移動度(5000cm2 /V−sec) 、ρは固有抵抗、そしてRは抵抗値である。従って、希望する抵抗値Rを知り、層26の寸法を決定すると、層26に必要なドーピング濃度が算出される。例えば、層26の断面領域Aの直径を1マイクロメータ、そして層26の長さlを200x10-7cmとし、希望する抵抗値Rを120Ωとする。nについて解くと、ドーピング濃度はおよそ2.5x1016cm-3となる。
【0012】
抵抗層26の上に、その抵抗値は無視できるn+砒化インジウムガリウム層28が形成される。層28のドーピング濃度はおよそ5x1018cm-3である。低い抵抗値の抵抗接点30が層28の上に形成される。
【0013】
素子12と並列接続されている第二素子13もまた同一基層16の上に形成できる。多重ピークRTD素子を構築するために、RTDの既知の性質が利用できる。図6は、RTDの電流−電圧(I−V)グラフが如何に、素子面積と付加された直列抵抗値に依存するかを示している。図6に於て、軌跡AはひとつのRTDのI−Vグラフを表わす、軌跡Bは同じRTDで面積を増やした場合の効果を、そして軌跡Cは軌跡Bに示すRTDに直列抵抗を付加した場合の効果を示す。見て判る通り、より大きなダイオード面積はピーク電流を増加させ、直列抵抗はピーク電圧を増加させる。従って、ダイオード面積および直列抵抗を制御することにより、RTDを並列に組合せて、図7に示すような等間隔の複数のピークを有するI−Vグラフを得ることができる。RTDの製造に当たっては物質成長および写真食刻法を用いるので各々のRTDの面積は容易に制御できる。RTDの面積比を適切に選択することにより、同一の負荷抵抗でピーク電圧を比例的に移動する。例えば、RTD面積がRTD毎に1%きざみで変化すると、ピーク間の電圧が5mVで分離される多重ピークRTDが製造できる。5mVより小さなピーク幅は、零バイアス伝導のRTD素子を設計し構築することにより実現できる。
【0014】
従って、図1は直列負荷抵抗器62とRTD64とを具備した素子12を示している。素子13は好適に素子12と同一構造の層34−48を含み、直列抵抗器66とRTD68とを形成している。しかしながら、層34−42、またはRTD68の直径または断面積はRTD64のそれよりも増加されている。例えば、仮に素子12のRTD64の直径が1.2マイクロメータとすると、素子13のRTD68の直径は2マイクロメータである。多重RTDの二つの端末は抵抗接点30および48を並列接続することによりひとつの端末を形成する、またもう一方の端末としては基層16上に共通抵抗接点50を形成する。追加素子をダイオート寸法そして/または抵抗値を比例的に増加して同様に形成できる。従って多重ピークRTD10は複数の素子12,13および70を含むことが可能であり、ここで直列抵抗値およびダイオード面積は、図7に示すような希望するI−V特性グラフが実現できるように決定され製造される。図8には、異なる面積および接点抵抗を具備するRTDを並列接続することにより得られる、二重ピークI−V特性が例示されている。
【0015】
図3および図4には審理中の多重ピークRTD10に代わる実施例80が示されている。多重ピークRTD80は単一ピークRTD82と、上述の抵抗器RTD素子84とを含む。単一ピークRTD82は基層86の上に接点層88を形成することにより構築される。砒化アルミニウム(AlAs)バリア層90、井戸層92、第二AlAsバリア層94、およびRTDn+層96が次々に形成される。次にひとつの抵抗接点98が層96の上に形成され、抵抗接点116が基層86上に形成される。
【0016】
素子84は図1に示され上記説明された素子12同一の層100−114、または抵抗記120およびRTD122を含む。等価回路図を図4に示す。実施例80に於て、各々の素子のダイオード面積は一定に保たれる一方、直列負荷抵抗器の抵抗は増やされており、これによってそれぞれ対応する素子のI−V特性を移動し、それらのピーク電圧を増加させている。例えば、RTD82およびRTD122の直径はともに2マイクロメータであるが、抵抗器120の抵抗値はRTD122のピーク電圧を移動させるために160Ωである。従って、例えば後続の素子RTD124(図4)の抵抗器123の抵抗値は、希望するピーク間分離および特性を実現するために増やされている。図9に示されているのは、同一面積と異なる直列抵抗値を具備したRTDの並列接続によって得られる二重ピークI−V特性を例示している。
【0017】
図5には本発明の更に別の実施例130が示されている。多重ピークRTD130は素子134および136とを含み、各々のは上記記述のように構築された直列抵抗器142および146そしてRTD140および144とで構成されている。しかしながら図5に示すように素子134および136の製造は、抵抗器142および146がそれぞれRTD140および142の下で基層132の上に直接形成されるようになされている。抵抗接点172および174がRTD140および144の上に具備され、基層抵抗接点170が先に述べたのと同様の方法で製造されている。素子134および136それに更に付加される素子のダイオード面積および抵抗値は、希望するI−V特性を実現するために同じ様に変更される。
【0018】
図10および図11には本発明の別の考慮中の実施例が示されている。図10の多重ピーク素子180は並列接続された垂直構造182−186を含み、その各々は直列抵抗器188−192と、それに少なくとも二つの二重バリア共鳴トンネルダイオード194−204とを含む。先に記述しかつ説明した様に、抵抗器188−192のドーピング濃度および共鳴トンネルダイオード194−204の断面積は、希望するI−V特性を実現するように構築される。
【0019】
図11に於て、多重ピーク素子210は並列接続された多重垂直構造212−216を含む。各々の構造212−216は、少なくともひとつの多重バリア共鳴トンネルダイオード224−228に直列結合された抵抗器218−222を含む。先の例と同様、垂直構造212−216は並列に接続され、希望する多重ピークI−V特性を実現している。
【0020】
要約すると、多重ピークRTD10は垂直構造なのでかなりの場所の節約が実現できる。加えて、従来からある物質成長および写真食刻法を用いることにより、各々の垂直抵抗器−RTD構造の直径の変更を、製造中に容易に制御できる。更に多重RTD10の希望するI−V特性が通常の動作条件で実現できる。本発明を細部に渡って説明してきたが、種々の変更、置き換えおよび代案を、添付の特許請求の範囲で定める本発明の精神並びに範囲から逸脱する事なく行い得ることを理解されたい。
以上の説明に関して更に以下の項を開示する。
【0021】
1.多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子であって、
第一の予め定められた断面積と第一の予め定められた抵抗値の直列抵抗器とを有する共鳴トンネルダイオードを含む、第一の垂直半導体構造と、
第一の垂直半導体構造から離れて配置され、第二の予め定められた断面積と第二の予め定められた抵抗値の直列抵抗器とを有する共鳴トンネルダイオードを含む少なくともひとつの別のの垂直半導体構造とを含み、
垂直半導体構造の予め定められたダイオード断面積と直列抵抗値とが、垂直半導体構造のそれぞれのピーク電流およびピーク電圧のうちのいずれかを予め定めた値だけ変化させる様なそれぞれの値を有し、
垂直半導体構造が互いに並列接続されている、多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子。
【0022】
2.第1項記載の多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子に於て、各々の垂直半導体構造が、
基層の上に形成された断面積を有する共鳴トンネルダイオードと、そして
共鳴トンネルダイオード上の抵抗層とを含む、多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子。
【0023】
3.第1項記載の多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子に於て、各々の垂直半導体構造が、
基層の上に形成された抵抗層と、そして
抵抗層の上に形成された共鳴トンネルダイオードとを含む、多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子。
【0024】
4.第1項記載の多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子に於て、少なくともひとつの垂直半導体構造がひとつ以上の共鳴トンネルダイオードを含む、多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子。
【0025】
5.第1項記載の多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子に於て、少なくともひとつの共鳴トンネルダイオードがふたつ以上のバリア層を含む、多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子。
【0026】
6.第1項記載の多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子に於て、各々の共鳴トンネルダイオードが、
ひとつの断面積を有する第一バリアと、
第一バリア層の上に形成された断面積を有するひとつの量子井戸と、そして
量子井戸の上に形成された断面積を有する第二バリアとを含む、多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子。
【0027】
7.第1項記載の多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子に於て、各々の垂直半導体構造が、
半導体基層の上に形成されたひとつの第一低抵抗層と、
第一接点層の上に形成されたひとつの断面積を有する第一バリアと、
第一バリア層の上に形成された断面積を有する、ひとつの量子井戸と、
量子井戸の上に形成された断面積を有する第二バリアと、
第二バリアの上に形成された第二低抵抗層と、
低抵抗層の上に形成された予め定められたドーピング濃度を有する抵抗層と、
抵抗層の上に形成された第三低抵抗層と、そして
第三低抵抗層の上に形成された抵抗接点とを含む、多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子。
【0028】
8.第1項記載の多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子に於て、各々の垂直半導体構造が、
半導体基層の上に形成されたひとつの第一低抵抗層と、
低抵抗層の上に形成された予め定められたドーピング濃度を有する抵抗層と、
抵抗層の上に形成された第二低抵抗層と、
第二低抵抗層の上に形成されたひとつの断面積を有する第一バリアと、
第一バリア層の上に形成された断面積を有する、ひとつの量子井戸と、
量子井戸の上に形成された断面積を有する第二バリアと、
第二バリアの上に形成された第三低抵抗層と、そして
第二スペーサの上に形成された抵抗接点とを含む、多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子。
【0029】
9.第7項記載の多重共鳴トンネルダイオード素子に於て、更に基層の上に形成された第二抵抗接点を含む、多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子。
【0030】
10.第8項記載の多重共鳴トンネルダイオード素子に於て、更に基層の上に形成された第二抵抗接点を含む、多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子。
【0031】
11.第1項記載の多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子に於て、垂直半導体構造の前記ピーク電圧が、予め定められた値づつ順番に増加する、多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子。
【0032】
12.電流電圧特性に於て、複数の等間隔のピークを発生させるための半導体素子であって、
第一の共鳴トンネルダイオードと互いの上に順番に垂直に積み重ねられている直列抵抗器とを有し、水平方向の基層に対して直角に配置されている、第一の垂直半導体構造と、
第一の垂直半導体構造から離れて配置され、各々の垂直半導体構造が共鳴トンネルダイオードと互いの上に順番に垂直に積み重ねられている直列抵抗器とを有し、水平方向の基層に対して直角に配置されている、複数の垂直半導体構造とを含み、
垂直半導体構造の予め定められた共鳴トンネルダイオード断面積と直列抵抗値とが、電流電圧特性に於て複数の等間隔ピークを発生させるために、垂直半導体構造のそれぞれのピーク電流およびピーク電圧のうちのいずれかを予め定めた値だけ変化させる様なそれぞれの値を有し、そして
垂直半導体構造が互いに並列接続されている、半導体素子。
【0033】
13.第12項記載の半導体素子に於て、各々の垂直半導体構造が、
半導体基層の上に形成されたひとつの第一低抵抗層と、
第一スペーサ層の上に形成されたひとつの予め定められた断面積を有する第一バリアと、
第一バリア層の上に形成された予め定められた断面積を有する、ひとつの量子井戸と、
量子井戸の上に形成された予め定められた断面積を有する第二バリアと、
第二バリアの上に形成された第二低抵抗層と、
低抵抗層の上に形成された予め定められたドーピング濃度を有する抵抗層と、
抵抗層の上に形成された第三低抵抗層と、そして
第二低抵抗層の上に形成された抵抗接点とを含む、半導体素子。
【0034】
14.第13項記載の半導体素子に於て、垂直半導体構造の少なくともひとつが更に、
第二低抵抗層の上に形成された第三バリアと、
第三バリアの上に形成された第二量子井戸と、
第二量子井戸の上に形成された第四バリアと、そして
第四バリアの上に形成された第四低抵抗層とを含む、半導体素子。
【0035】
15.第13項記載の半導体素子に於て、垂直半導体構造の少なくともひとつが更に、
第二バリアの上に形成された第二量子井戸と、
第二量子井戸の上に形成された第三バリアと、そして
第三バリアの上に形成された第三低抵抗層とを含む、半導体素子。
【0036】
16.第15項記載の半導体素子に於て、垂直半導体構造の少なくともひとつが更に、少なくともひとつの多重バリア共鳴トンネルダイオードを含む、半導体素子。
【0037】
17.第12項記載の半導体素子に於て、各々の垂直半導体構造が、
半導体基層の上に形成されたひとつの第一低抵抗層と、
低抵抗層の上に形成された予め定められたドーピング濃度を有する抵抗層と、
抵抗層の上に形成された第二低抵抗層と、そして
第一スペサ層の上に形成された予め定められた断面積を有する第一バリアと、
第一バリア層の上に形成された、予め定められた断面積を有する、ひとつの量子井戸と、
量子井戸の上に形成された、予め定められた断面積を有する第二バリアと、
第二バリアの上に形成された第三低抵抗層と、そして
第二スペーサの上に形成された抵抗接点とを含む、半導体素子。
【0038】
18.第13項記載の半導体素子に於て、更に基層の上に形成された第二抵抗接点を含む、半導体素子。
【0039】
19.第16項記載の半導体素子に於て、更に基層の上に形成された第二抵抗接点を含む、半導体素子。
【0040】
20.第12項記載の半導体素子に於て、垂直半導体構造のピーク電圧が、順番に予め定められた量づつ増加する、半導体素子。
【0041】
21.電流電圧特性に於て、複数の等間隔のピークを発生させるための半導体素子であって、
第一の共鳴トンネルダイオードと互いの上に順番に垂直に積み重ねられている直列抵抗器とを有し、水平方向の基層に対して直角に配置されている、第一の垂直半導体構造と、
第一の垂直半導体構造から離れて配置され、各々の垂直半導体構造が共鳴トンネルダイオードと互いの上に順番に垂直に積み重ねられている直列抵抗器とを有し、水平方向の基層に対して直角に配置されている、複数の垂直半導体構造とを含み、垂直半導体構造が互いに並列接続され、
各々の垂直半導体構造が、
半導体基層の上に形成されたひとつの第一低抵抗層と、
第一スペーサ層の上に形成されたひとつの予め定められた断面積を有する第一バリアと、
第一バリア層の上に形成された予め定められた断面積を有する、ひとつの量子井戸と、
量子井戸の上に形成された予め定められた断面積を有する第二バリアと、
第二バリアの上に形成された第二低抵抗層と、
低抵抗層の上に形成された予め定められたドーピング濃度を有する抵抗層と、
抵抗層の上に形成された第三低抵抗層と、そして
第二低抵抗層の上に形成された抵抗接点とを含み、そして
垂直半導体構造の予め定められた共鳴トンネルダイオード断面積と直列抵抗値とが、電流電圧特性に於て複数の等間隔ピークを発生させるために、垂直半導体構造のそれぞれのピーク電流およびピーク電圧のうちのいずれかを予め定めた値だけ変化させる様なそれぞれの値を有する、半導体素子。
【0042】
22.第21項記載の半導体素子に於て、各々の垂直半導体構造がふたつ以上のバリアを有する少なくとも二つのトンネルダイオードを含む、半導体素子。
【0043】
23.多重ピーク共鳴トンネルダイオード10は複数の垂直半導体構造12,13を含む。垂直構造12,13は予め定められた断面積を有する共鳴ダイオードと、予め定められた抵抗値の直列抵抗器とを含む。垂直構造12,13は互いに間隔を置いて配置され、並列に内部接続されている。更に、垂直半導体構造12,13は、それらの予め定められたダイオード断面積と直列抵抗値とが、垂直半導体構造12,13のそれぞれのピーク電流そして/またはピーク電圧を調整するように、予め定められた量だけ変化した値を有するように、製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に基づいて製造された多重ピーク共鳴トンネルダイオードの提出された実施例の断面図。
【図2】図2は、図1に示す多重ピーク共鳴トンネルダイオードの提出された実施例の回路図。
【図3】図3は、本発明に基づいて製造された多重ピーク共鳴トンネルダイオードの、更に別の提出された実施例の断面図。
【図4】図4は、図3に示す多重ピーク共鳴トンネルダイオードの提出された実施例の回路図。
【図5】図5は、本発明に基づいて製造された多重ピーク共鳴トンネルダイオードの、また更に別の提出された実施例の断面図。
【図6】図6は、より大きなダイオード領域と直列抵抗との効果を示す電流対電圧グラフ図。
【図7】図7は、多重ピーク共鳴トンネルダイオードの電流対電圧グラフ図。
【図8】図8は、変化する断面積と一定の直列抵抗の複数のRTDを有する、多重ピーク素子の電流対電圧グラフ図。
【図9】図9は、同一の断面積と変化する直列抵抗の複数のRTDを有する、多重ピーク素子の説明的な電流対電圧グラフ図。
【図10】図10は、並列接続された複数のRTDと直列に接続された抵抗器を有する、多重ピーク素子の別の実施例の回路図。
【図11】図11は、多重バリアRTDを備えた多重ピーク素子の回路図。
【符号の説明】
10 多重ピーク共鳴トンネルダイオード
12,13 垂直半導体構造
14,24,28 低抵抗層
16 基層
18,22 バリア層
20 量子井戸層
26 抵抗層
30,48,50 接点層

Claims (1)

  1. 多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子であって、
    第一の予め定められた断面積と第一の予め定められた抵抗値の直列抵抗器とを有する共鳴トンネルダイオードを含む第一の垂直半導体構造と、
    前記第一の垂直半導体構造から離れて配置され、第二の予め定められた断面積と第二の予め定められた抵抗値の直列抵抗器とを有する共鳴トンネルダイオードを含む少なくともひとつの別の垂直半導体構造とを含み、
    前記垂直半導体構造の前記予め定められたダイオード断面積と直列抵抗値とが、前記垂直半導体構造のそれぞれのピーク電流およびピーク電圧のうちのいずれかを予め定めた値だけ変化させるようなそれぞれの値を有し、
    前記垂直半導体構造が互いに並列接続されてなる、多重ピーク共鳴トンネルダイオード素子。
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